JP2011191885A - 入力装置およびポインティングデバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】小型の入力装置を用いてユーザが操作量を直感的に把握できるポインティングデバイスを提供する
【解決手段】ポインティングデバイスは、ユーザが指で擦過でき、入力方向に作用する力に応じて変位し、且つ、入力方向に作用する力が1N以下のときに1mm以下の最大変位量を示す操作部材7、および、操作部材7の変位量を検出する検出手段12を有する入力装置2と、位置を表示できる表示装置とを備え、所定時間毎に、検出手段12によって検出した操作部材7の変位量に応じた距離だけ表示位置を移動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、入力装置およびポインティングデバイスに関する。
携帯機器において表示されているカーソル等を画面上で移動させるための入力装置(ポインティングデバイス)として、特許文献1乃至5において、ユーザが二次元の任意の方向に変位させられるスティックやキーを設けることが提案されている。このような入力装置では、スティックやキーの変位量と変位している時間とに基づいて、カーソルの移動量が算出されため、ユーザがカーソルの移動量(操作量)を直感的に把握し難い。
このため、ノート型パソコン等では、ユーザが触れている位置の座標を検出するタッチパッドのようなポインティングデバイスを採用するものが殆どである。タッチパッドを用いるポインティングデバイスでは、ユーザの指の移動量に応じてカーソルが移動するので、ユーザが操作量を直感的に把握できる。
米国特許第5521596号明細書 米国特許第5798754号明細書 特公平7−117876号公報 特許第4108401号公報 特許第4147839号公報
しかしながら、タッチパッドは、比較的大きな設置面積を専有するため、携帯電話のような小型の装置に採用することは難しい。
直感的な操作を可能にするために、表示装置上にタッチセンサを設けたタッチパネルを採用した携帯電話も発売されている。しかしながら、タッチパネルでは、指で画面を隠すことになるため、正確なカーソル位置が分からなくなり、細かな位置の指定には向いていない。また、タッチパネルを操作すると画面に皮脂が付着するため、タッチパネルを敬遠するユーザも少なくない。
そこで、本発明は、ユーザが操作量を直感的に把握できる小型の入力装置およびポインティングデバイスを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明による入力装置は、ユーザが指で擦過できる操作部材と、ユーザが前記操作部材を擦過する際に、前記操作部材に対して所定の入力方向に作用する力の成分を検出する検出手段とを有するものとする。
この構成によれば、操作部材を擦るように指を移動させる際に操作部材に作用する小さい力を検出することで、指の移動方向を検出できる。また、操作部材に力が作用し続けている間は指が移動していると考えられるので、操作部材に作用する力に基づいて指の移動量を推測できる。これにより、指の移動に応じた操作量の入力ができる。また、操作部材は、作用する力を検出するだけで、距離を検出する必要がないので小さくてもよい。
また、本発明の入力装置において、前記操作部材は、前記入力方向に作用する力の成分に応じて変位し、前記入力方向に作用する力が1N以下でその変位が最大になるように可動範囲が規制されており、且つ、その操作可能な部分の表面の前記入力方向に対する傾斜が45°以下であり、前記検出手段は、前記操作部材の変位量によって前記入力方向に作用する力の成分を検出してもよい。
この構成によれば、指でなぞるように操作部材を擦過する際に作用する最大1N程度の非常に小さい力によって操作部材が最大変位を示すので、摩擦力と検出レンジとが対応しており、摩擦力の大きさを感度よく検出できる。また、操作部材を指で擦過している状態では、操作部材は摩擦力によって可動端に位置させられ、その位置が変わらないので、ユーザに指で操作部材を擦過していることを認識させる明確な感触を与えられる。また、操作部材の傾斜が45°以下であるため、ユーザの指が操作部材の表面で滑り、スムーズに擦過できる。これらの効果により、ユーザが操作部材上で指を滑らせたと認識する距離と、実際の擦過量との相関が高くなり、ユーザの感覚に近い操作量を入力しでき、画面上のカーソルのような操作対象を、ユーザの意図通りに移動させられる。
また、本発明の入力装置において、前記操作部材の最大変位は、1mm以下であることが好ましい。
この構成によれば、操作部材の変位量が小さいので、ユーザに操作部材の移動を感じさせず、さらに、指の移動量と擦過距離とが略等しくなるので、ユーザの感覚により近い操作量を入力できる。
また、本発明の入力装置において、前記操作部材は、操作可能な部分に0.2mmを超える凹凸がないことが好ましい。
この構成によれば、指が引っ掛からないので、スムーズに指を滑らせることができる。
また、本発明の入力装置において、前記操作部材は、操作可能な部分の前記入力方向の寸法が20mm以下であることが好ましい。
この構成によれば、ユーザが操作部材の移動を感じにくいため、リニアな操作感が得られる。
また、本発明の入力装置において、前記入力方向は、互いに直交する2方向であることが好ましい。
この構成によれば、二次元の操作量の入力が可能である。
また、本発明の入力装置において、前記操作部材は、前記入力方向の両方に直交する方向に押下可能であり、前記操作部材の押下を検出するための接点機構をさらに有してもよい。
この構成によれば、操作部材の擦過による移動量の入力と、操作部材の押下によるスイッチ入力とが可能である。
また、本発明によるポインティングデバイスは、前記入力装置のいずれかと、位置を表示できる表示装置とを有し、所定時間毎に、前記検出手段によって検出した操作部材に作用する力に応じた距離だけ表示位置を移動するものとする。
この構成によれば、小型の入力装置を用いて表示装置上で位置決めできるので、小型の装置に操作感のよいポインティングデバイスを提供できる。
また、本発明のポインティングデバイスにおいて、前記検出手段が検出した操作部材に作用する力が所定の検出閾値以上である状態の継続時間が所定の時間閾値以上である場合、前記検出手段が検出した操作部材に作用する力と前記継続時間とに応じて、前記表示装置の表示位置を移動してもよい。
この構成によれば、ユーザが意図せず操作部材に触れたときに、表示位置が移動しないようにでき、ユーザの意図する操作量に応じた表示位置の移動ができる。
また、本発明のポインティングデバイスにおいて、前記継続時間が前記時間閾値未満である場合、前記変位量に基づいて前記操作部材の変位方向を判別し、前記表示装置の出力座標を前記操作部材の変位方向に応じて変位させてもよい。
この構成によれば、ユーザが操作部材を弾くように操作することで、例えば、1行毎に表示位置を移動するような方向のみを入力する操作が可能になる。
また、本発明による電子機器は、前記ポインティングデバイスのいずれかを備えるものとする。
この構成によれば、小型で操作性のよい電子機器を提供できる。
本発明に係る第1実施形態の携帯情報端末の平面図である。 図1の携帯情報端末の部分断面図である。 図1の携帯情報端末の操作量算出制御のフローシートである。 図1の操作部材に作用する押圧力のベクトル図である。 図1の操作部材の復原力のベクトル図である。 図4、5から指に作用する反力の垂直成分の観点で算出した、傾斜角度に対する復原力の最大値を示す図である。 図4、5から指に作用する反力の水平成分の観点で算出した、傾斜角度に対する復原力の最大値を示す図である。 本発明に係る第2実施形態の携帯情報端末の平面図である。 図8の携帯情報端末の部分斜視図である。 図8の携帯情報端末の部分断面図である。
これより、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1に、本発明に係る第1実施形態である携帯情報端末(電子機器)1を示す。この携帯情報端末1は、本発明に係る入力装置2と、液晶パネルからなる表示装置3と、2つの押し釦スイッチ4とを有する。表示装置3には、様々な情報と、ユーザが入力装置2を操作することにより自由に移動させられるカーソル等が表示される。
図2に、入力装置2の構造を示すために、携帯情報端末1の断面を示す。入力装置2は、携帯情報端末1の本体5とカバー6との間の空間に配設されている。入力装置2は、カバー6の開口から露出する操作部材7および環状の可動磁石8を保持する可動部材9と、基板10とケース11に固定された固定磁石12とを有する。
可動磁石8と固定磁石12とは、互いに反発し合うような磁力を有し、この磁力によって、可動部材9は、固定磁石12の中心(原点)に位置するように付勢されている。操作部材7に外力を作用させることで、この磁力に抗して可動部材9を矢印で図示するX方向およびX方向に直交する紙面奥行き方向のY方向の2次元の入力方向に、固定磁石12の内側で移動させることができる。
可動部材9の固定磁石12により規制されるその可動範囲は、XY方向にそれぞれ最大±0.5mmである。そして、可動部材9を原点から最大限の0.5mm移動させたときの磁力による復原力は、0.35Nになる。つまり、可動部材9を最大限移動させるために、操作部材7に作用させるべき外力の移動方向の成分は0.35Nである。
また、入力装置2は、基板10にホールIC13が実装されている。ホールIC13は、可動磁石8が形成する磁界を検出する4つのホール素子を内蔵し、可動磁石8のXY方向の位置を座標データとして出力する検出手段である。本実施形態のホールIC13は、可動磁石8の位置を、(0,0)〜(255,255)の座標(ディジタル値)として出力可能である。磁力による原点の座標は、設計上(127,127)である。但し、上述のように、可動部材9の可動範囲は狭く、実際のホールIC13が出力する座標の変化は、XYともに原点±20の範囲内である。
さらに、入力装置2は、操作部材7を基板10に向かって押下することで、導通して接点出力可能な接点機構を有する。具体的には、接点機構は、基板10上に形成された下側電極14と、下側電極14を覆うようにドーム状に膨出し、そのドームの内面の下側電極14に対向する位置に上側電極15が形成されたペコ板16とからなる。
操作部材7は、カバー6から露出し、ユーザが触れることができる部分の表面形状がなめらかな球面であり、XY平面に対する最大傾斜が45°である。また、操作部材7の露出部分の直径は、約6mmである。
携帯情報端末1において、ユーザは、入力装置2の操作部材7を指で擦過することで変位を入力し、表示装置3上のカーソル等の表示位置を移動させる(ポインティングデバイス)。ユーザが操作部材7を指で擦過するとき、操作部材7は、ユーザの指の摩擦力のXY方向の成分に比例してXY方向に変位させられる。そして、携帯情報端末1は、ホールIC13が検出した可動部材9の位置の座標デーに基づいて、ユーザの指の操作部材7上での移動量(擦過量)に応じたカーソルの変位量を算出するマイコン(演算装置)を備える。
図3に、携帯情報端末1のマイコンによるカーソル変位量の算出方法を示す。図示するフローチャートは、ステップS1の時間調整によって、一定のスキャンタイムTc=20msecに一度実行される。この制御では、ステップS2において、ホールIC13の出力を確認して、操作部材7の変位量DをX方向およびY方向についてそれぞれ検出する。具体的には、ホールIC13の出力座標から原点の座標を差し引く演算を行う。
続いて、ステップS3において、変位量Dを所定の検出閾値Sd、本実施形態では座標値で5、つまり、操作部材7の変位にして0.125mmと比較する。この検出閾値Dsの値は、操作部材7に作用する摩擦力のXY方向の成分として、0.09Nに相当する。変位量Dが検出閾値Sd以上であれば、ステップS4において、変位量Dが検出閾値Sd以上である状態の継続時間を示すパラメータTsにスキャンタイムTcを加算する。
そして、ステップS5で、継続時間Tsを、所定の時間閾値St、本実施形態では0.2secと比較する。継続時間Tsが時間閾値St以上であれば、ユーザが操作部材7を擦過していると判断し、ステップS6において、表示装置3上でカーソルを移動させる距離である操作量Vを、X方向およびY方向のそれぞれについて算出する。具体的には、操作部材の変位量Dから検出閾値Sdを差し引いた値に所定の係数kを乗じた値を操作量Vとする。尚、係数kは、ホールICの出力スケール、操作部材7の形状、スキャンタイムTc、表示装置3の画素ピッチ等の条件に応じて定められ、1であってもよい。
ステップS5において、継続時間Tsが時間閾値St未満であれば、ユーザが操作部材7を擦過する操作を行っていないと判断し、ステップS7で操作量Vを「0」に設定する。そして、ステップS8で、ステップS6やステップS7で設定した操作量を表示装置に出力することで、表示装置3の座標上でカーソルの表示位置を移動させる。
ステップS8で、操作量の出力を行ったならば、ステップS1に戻って、上記制御を繰り返す。つまり、本実施形態では、操作部材7が0.09N以上の摩擦力を受けて、0.125mm以上変位している状態が0.2sec以上継続すると、それ以降、操作部材7の変位量Dの0.125mmを超える分に比例して、スキャンタイムTc毎にカーソルを移動させる。但し、指で操作部材7を擦過する際の摩擦力は、通常0.5〜1Nの範囲内になるが、操作部材7の変位量Dは、摩擦力が0.35Nで最大となる。このため、通常の擦過操作では、変位量D殆ど最大値を示すので、ユーザが操作部材7を擦過する間、カーソルは、略一定の速度で移動する。
また、携帯情報端末1において、ユーザは、操作部材7を指で弾くように操作することで、方向のみを入力することができる。例えば、表計算ソフトにおいて、選択されているセルに隣接する上下左右の4つのセルまたは上下左右斜めに隣接する8つのセルに対応する方向に、操作部材7を弾くことで、隣接するいずれかのセルを選択するような操作を行うことが可能である。
具体的には、ステップS3において、変位量Dが検出閾値Sd未満であった場合、ステップS9において、継続時間Tsが「0」であるかどうか確認する。前回のスキャンにおいて、変位量Dが検出閾値Sd以上であれば、継続時間Tsは少なくともTc以上であるため、ステップS9では、その直前まで操作部材7に外力が作用していたか否かを確認している。直前にも操作部材7が操作されていないと判断される場合は、ステップS7において操作量Vを「0」に設定する。
ステップS9において、継続時間Tsが「0」でなければ、ステップS10において、さらに、継続時間Tsが時間閾値St以上であるかどうかを確認する。ステップS10における継続時間Tsが時間閾値St未満であれば、ユーザが操作部材7を指で弾くことにより、0.2秒に満たない時間だけ操作部材7に検出閾値Sdを超える変位を与えたものと判断する。
その場合、ステップS11において、変位量DのX成分とY成分との比から、操作部材7の変位方向を4方位または8方位で判別し、判別した方向に応じて予め定められた値Vaを操作量Vとする。このとき、変位が確認されなかった方向の操作量は「0」に設定される。また、Vaの値は、判別した方向によって異なる値であってもよく、現在のカーソル表示位置や実行中のアプリケーションに応じて異なる値に設定されても良い。
また、ステップS10における継続時間Tsは、前回のスキャンにおいてステップS5で積算した値であるから、この値が時間閾値St以上であれば、直前のスキャンにおいて、ステップS6で擦過量に応じた操作量Vを設定し、ステップS8でその操作量Vを出力し、表示装置3のカーソルを移動させてきことを示す。したがって、この場合、ステップS12において、操作量Vを「0」に設定し、重複してカーソルを移動させないようにする。
ステップS11またはステップS12で操作量Vを設定したなら、ステップS12において、継続時間Tsを「0」に戻す。これにより、継続的な操作部材7の変位の検出を完了してから、ステップS8において操作量の出力を行い、さらに、ステップS1に戻って次の検出サイクルを開始する。
以上のように、本実施形態の入力装置2は、操作部材7を擦過する際の摩擦力を検出する。このため、ユーザの指が引っ掛からないように、操作部材7のユーザが操作可能な部分、つまり、触れられる部分の形状を滑りやすい形状とすることが必要である。
したがって、操作部材7の表面は、平坦に形成することが望ましい。特に、操作部材7の表面に、単独の場合は高さ0.15mm、連続する場合は間隔が0.2mmを超える凹凸があると、指が引っ掛かるような感触があり、スムーズに滑らせるような操作感触が得得られなくなる。このため、操作部材7の指で操作可能な部分の表面は、できるだけ凹凸のない形状にすることが望ましい。
さらに、操作部材7が大きな凹形状であれば、指が凹部に入り込み、指の移動に伴う操作部材7の変位を感じやすくなるため、ユーザに操作部材7を擦過する感覚を与えるためには、操作部材7を凸形状にする方がよい。
また、人間がタッチパッドを操作するときのように指で平面をなぞるように擦過する場合、その面に対する押圧力は0.5〜1Nであり、作用する摩擦力は0.25〜1Nであることが実験を通して確認された。
このため、操作部材7は、このようの指を擦過する際に生じる最大1Nの摩擦力を検出可能にするため、非常に小さい外力によって変位できる必要がある。また、ユーザが操作部材7を指で擦過している感触を得るためには、操作部材7ができるだけ移動しない方がよいので、操作部材7は、最大1Nでその変位量が最大となるように可動範囲が規制されていることが好ましい。つまり、ユーザが操作部材7を指で擦過するとき、操作部材7は殆ど最大変位を示す。
また、本実施形態の操作部材7の最大変位量は±0.5mmであるが、操作部材7の変位量が±1mm以下であれば、ユーザは、操作部材7の移動を感じることがなく、完全に固定された操作部材7に対して指を擦過しているように感じる。また、操作部材7の移動は、ユーザの指の動きを相殺するので、入力装置の検出に関する「遊び」となる。この観点からも、操作部材7の変位量が小さいことが望ましい。
また、操作部材7のサイズが、指に覆い隠される程度に小さければ、視覚的にもユーザに操作部材7の変位を認識させない。また、ユーザが指だけを動かして操作部材7を一回擦過する場合、指先の移動距離は30mm程度である。操作部材7の大きさを、この指先の移動によってXY方向に端から端まで擦過できる程度の大きさ、具体的には20mm以下にすれば、操作部材7を一撫でする感触を得ることができる。ユーザは、操作部材7を一撫でする際の操作量を経験的に認識することによって、表示装置3上でのカーソルの移動量を予測できる。このように、操作部材7を小さくするためにも、ユーザに操作部材7との接触を認識させられるように、操作部材7は、凸状に形成されることが好ましい。
人間が指で平面擦過する場合の押圧力は0.5〜1Nであり、作用する摩擦力は0.25〜1Nであると説明した。しかしながら、本実施形態のように操作部材7を凸状に形成すると、ユーザは、操作部材7の変位の入力を企図するXY方向に対して傾斜した表面に触れることになる。このため、作用する力が水平面の場合とは多少異なる。
そこで、図4に、傾斜した面からユーザの指に作用する反力をベクトルで示す。操作部材7表面の、X方向に対して角度θだけ傾斜している位置に、ユーザの指が一定の押圧力fで押圧されているとする。操作部材7は、指の押圧力fに等しい大きさで反対向きの反力fsで指を押し返す。このとき、ユーザは、反力fsの垂直成分、つまり、fs・cosθを垂直方向の反力として認識する。また、指と操作部材7との間には、反力fsに比例する摩擦力が作用する。摩擦係数をμとすると、摩擦力の大きさはμfsである。この摩擦力は、X方向に対して角度θだけ傾斜した方向に作用するため、この摩擦力のX方向成分は、μfs・cosθである。ユーザは、この摩擦力のX方向成分を、操作部材7からの反力の水平成分として認識する。
一方、操作部材7には、その変位に応じた復原力が作用する。図5に、操作部材7の復原力をFとしてベクトルで示す。復原力Fは、X方向に作用する。したがって、復原力Fの操作部材7の法線方向の成分はF・sinθである。この法線方向の成分がユーザの指に伝わる。したがって、復原力Fの法線方向の成分F・sinθの垂直方向の分力F・sinθcosθがユーザに伝わる垂直成分であり、復原力Fの法線方向の成分F・sinθの水平方向の分力F・sinθがユーザに伝わる水平成分である。
この復原力Fによってユーザに伝えられる力の垂直方向の成分および水平方向の成分が、それぞれ、前記指の押圧力の反力の垂直成分および水平成分より大きくなると、ユーザは、指で操作部材7をなぞるように擦過するときとは異なる感触を得るので、適切に操作部材7を擦過できていないものと感じる。このため、fs・cosθ≧F・sinθcosθ、且つ、μfs・cosθ≧F・sinθでなければならない。
ここで、fsを上述の押圧力の最大値である1Nとし、摩擦係数μを一般的な樹脂材料と指との間の摩擦係数の値である0.8として、垂直成分および水平水分について、操作部材7の復原力Fの上限値を算出した。図6に、垂直成分に関して規定される復原力Fの上限値を示し、図7に、水平成分に関して規定される復原力Fの上限値を示す。図示するように、反力の垂直成分および水平成分のいずれの観点からも、操作部材7の傾斜角度が小さい方が、復帰力Fを大きくすることができる。
傾斜角度45°以上のときは、水平方向の荷重が垂直方向よりも大きくなるため、指が水平方向に擦過しづらくなる。つまり、傾斜角度45°以下にする必要がある。このとき、傾斜角度45°以下で図6、図7の条件式を満足する復元力Fは1N以下となる。
図8乃至10に、本発明に係る実施形態の第2実施形態である携帯情報端末1aを示す。尚、本実施形態について、第1実施形態の携帯情報端末1と同じ構成要素には同じ符号を付して、重複する説明を省略する。本実施形態の携帯情報端末1aは、入力装置2の操作部材7が、概略、側面の傾斜がXY平面に対して約17°の四角錘台状に形成されている。
このように、操作部材7を四角錘状に形成すれば、操作部材7の4つの側面が、XY方向の正負の向きにそれぞれ傾斜している。これにより、ユーザが操作部材7を擦過する際の指の移動距離が短くても、指の移動により変位を入力している方向を容易に把握できる。
第1実施形態および第2実施形態の入力装置2は、操作部材7の変位量に応じた座標出力が可能なホールIC13を有している。しかしながら、操作部材7は、ユーザが操作部材7を擦過している間は、殆ど最大変位を示す。したがって、入力装置2は、操作部材7の変位に応じて変化する値を出力する構成以外にも、X方向正負およびY方向正負のそれぞれの方向に、それぞれ、操作部材7の変位量が一定量以上になったときに接点出力をするようなスイッチを設けた構成としてもよい。その場合、図3のフローチャートのステップS3において、スイッチがオンしているか否かを確認し、ステップS6では、操作量Vを予め定めた一定の値に設定すればよい。
1,1a…携帯情報端末(電子機器)
2…入力装置
3…表示装置
7…操作部材
8…可動磁石
12…固定磁石
13…ホールIC(検出手段)

Claims (11)

  1. ユーザが指で擦過できる操作部材と、
    ユーザが前記操作部材を擦過する際に、前記操作部材に対して所定の入力方向に作用する力の成分を検出する検出手段とを有することを特徴とする入力装置。
  2. 前記操作部材は、前記入力方向に作用する力の成分に応じて変位し、前記入力方向に作用する力が1N以下でその変位が最大になるように可動範囲が規制されており、且つ、その操作可能な部分の表面の前記入力方向に対する傾斜が45°以下であり、
    前記検出手段は、前記操作部材の変位量によって前記入力方向に作用する力の成分を検出することを特徴とする請求項1に記載の入力装置
  3. 前記操作部材の最大変位は、1mm以下であることを特徴とする請求項請求項1または2に記載の入力装置。
  4. 前記操作部材は、操作可能な部分に0.2mmを超える凹凸がないことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の入力装置。
  5. 前記操作部材は、操作可能な部分の前記入力方向の寸法が20mm以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の入力装置。
  6. 前記入力方向は、互いに直交する2方向であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の入力装置。
  7. 前記操作部材は、記入力方向の両方に直交する方向に押下可能であり、前記操作部材の押下を検出するための接点機構をさらに有することを特徴とする請求項6に記載の入力装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の入力装置と、位置を表示できる表示装置とを有し、
    所定時間毎に、前記検出手段によって検出した摩擦力に応じた距離だけ表示位置を移動することを特徴とするポインティングデバイス。
  9. 前記検出手段が検出した摩擦力が所定の検出閾値以上である状態の継続時間が所定の時間閾値以上である場合、前記検出手段が検出した摩擦力と前記継続時間とに応じて、前記表示装置の表示位置を移動することを特徴とする請求項8に記載のポインティングデバイス。
  10. 前記継続時間が前記時間閾値未満である場合、前記検出手段が検出した摩擦力に基づいて前記操作部材に作用した摩擦力の方向を判別し、前記表示装置の表示位置を前記操作部材に作用した摩擦力の方向に応じて変位させることを特徴とする請求項9に記載のポインティングデバイス。
  11. 8から10のいずれかに記載のポインティングデバイスを備えることを特徴とする電子機器。
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