JP2011190816A - 逆止弁装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】VVTに油圧を供給する油路に配される逆止弁本体やフィルタに関して、使用態様の自由度を高めて様々な流路構成や配置に対応できるようにする。
【解決手段】フィルタ11は、軸方向一方側に底部28を有する筒状に設けられ、軸方向他方側において熱かしめにより逆止弁本体10に接続されている。これにより、フィルタ11は、底部28において軸方向に作動油を通過させることができるとともに、筒部29において径方向に作動油を通過させることができる。このため、軸方向および径方向のいずれの方向に作動油を通過させても有効に異物を除去することができる。また、フィルタ11の軸方向他方側を逆止弁本体10に接続して逆止弁装置1を構成できるようにすることで、逆止弁本体10とフィルタ11とを一体化せずに使用したり、逆止弁本体10とフィルタ11とを一体化して使用したりすることができる。
【選択図】図2
【解決手段】フィルタ11は、軸方向一方側に底部28を有する筒状に設けられ、軸方向他方側において熱かしめにより逆止弁本体10に接続されている。これにより、フィルタ11は、底部28において軸方向に作動油を通過させることができるとともに、筒部29において径方向に作動油を通過させることができる。このため、軸方向および径方向のいずれの方向に作動油を通過させても有効に異物を除去することができる。また、フィルタ11の軸方向他方側を逆止弁本体10に接続して逆止弁装置1を構成できるようにすることで、逆止弁本体10とフィルタ11とを一体化せずに使用したり、逆止弁本体10とフィルタ11とを一体化して使用したりすることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、エンジンにおける吸排気バルブの開閉タイミングを進角または遅角させる可変バルブタイミング機構(以下、VVTと呼ぶ。)に対して使用される逆止弁装置であり、より詳しくは、VVTに油圧を供給する油路に配され、VVTから上流側に作動油が逆流するのを阻止する逆止弁装置に係わるものである。
従来から、VVT100では、吸排気バルブからカム軸が受ける変動トルクによって、進角側、遅角側の油圧室105、106を形成する回転羽(図示せず)が進角側または遅角側に回転してしまうことが課題視されている。例えば、開閉タイミングを進角させようとしているときに、回転羽が遅角側に回転するように変動トルクが作用すると、進角側の油圧室105から作動油が流出して吸排気バルブの開閉タイミングが充分に進角しなくなってしまう。このような事態を回避するため、図9に示すように、油圧ポンプ101とVVT100とを接続する油路102に逆止弁103を配し、逆止弁103により、VVT100から上流側に作動油が逆流するのを阻止する技術が考えられている。
ところで、油路102には、逆止弁103以外に、異物を捕捉するフィルタ104や、油圧供給先を進角側、遅角側の油圧室105、106間で切り替える切替弁(以下、OCV107と呼ぶ。)等が配されているが、これらの機器は、エンジンの種類や車両等に応じて、様々な流路構成や配置を取る必要がある。
このため、上記の機器は、様々な流路構成や配置に対応できるように、使用態様を自在に可変できることが好ましいと考えられている。
このため、上記の機器は、様々な流路構成や配置に対応できるように、使用態様を自在に可変できることが好ましいと考えられている。
この点、OCV107は、制御装置から指令を受けて電子制御されるものであり、信号入出力用の配線等の都合による制約が強いので、逆止弁103やフィルタ104よりも配置に関する自由度が低い。このため、逆止弁103やフィルタ104に関しては、使用態様の自由度を高めて様々な流路構成や配置に対応できるようにすることが要求されている。
なお、特許文献1には、逆止弁の弁体の上流側に「金網からなる円板状の異物除去用エレメント」を配する構造が開示されている。しかし、特許文献1のエレメントによれば、濾過面は平面として形成されており、有効に異物を除去するには、平面状の濾過面に対して垂直に作動油を通過させる必要がある。このため、特許文献1のエレメントの使用態様は、限定的である。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、VVTに油圧を供給する油路に配される逆止弁やフィルタに関して、使用態様の自由度を高めて様々な流路構成や配置に対応できるようにすることにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載の逆止弁装置は、エンジンにおける吸排気バルブの開閉タイミングを進角または遅角させる可変バルブタイミング機構(VVT)に油圧を供給する油路に配され、VVTから上流側に作動油が逆流するのを阻止するものである。この逆止弁装置は、作動油の通路を形成するとともに弁体を収容し、弁体により作動油の逆流を阻止する逆止弁本体と、逆止弁本体の上流側で逆止弁本体に一体化するように接続することができ、作動油に含まれる異物を除去するフィルタとを備える。また、フィルタは、軸方向一方側に底部を有する筒状に設けられ、軸方向他方側において逆止弁本体に接続できる。
請求項1に記載の逆止弁装置は、エンジンにおける吸排気バルブの開閉タイミングを進角または遅角させる可変バルブタイミング機構(VVT)に油圧を供給する油路に配され、VVTから上流側に作動油が逆流するのを阻止するものである。この逆止弁装置は、作動油の通路を形成するとともに弁体を収容し、弁体により作動油の逆流を阻止する逆止弁本体と、逆止弁本体の上流側で逆止弁本体に一体化するように接続することができ、作動油に含まれる異物を除去するフィルタとを備える。また、フィルタは、軸方向一方側に底部を有する筒状に設けられ、軸方向他方側において逆止弁本体に接続できる。
これにより、フィルタは、底部において軸方向に作動油を通過させることができるとともに、筒部において径方向に作動油を通過させることができる。このため、軸方向および径方向のいずれの方向に作動油を通過させても有効に異物を除去することができる。
また、フィルタの軸方向他方側を逆止弁本体に接続して逆止弁装置を構成できるようにすることで、フィルタが不要である場合、もしくは、フィルタと逆止弁本体とを分離して使用したい場合、または、フィルタと逆止弁本体とを一体化して使用したい場合のそれぞれに応じて、フィルタと逆止弁本体とを一体化せずに使用したり、フィルタと逆止弁本体とを一体化して使用したりすることができる。
以上により、VVTに油圧を供給する油路に配される逆止弁本体やフィルタに関して、使用態様の自由度を高めて様々な流路構成や配置に対応することができる。
以上により、VVTに油圧を供給する油路に配される逆止弁本体やフィルタに関して、使用態様の自由度を高めて様々な流路構成や配置に対応することができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載の逆止弁装置によれば、逆止弁本体は、作動油の通路を形成するとともに弁体を収容する筒状のホルダを有し、フィルタは、軸方向一方側に底部を有するように筒状に設けられて異物を捕捉する濾過部と、濾過部を支持する支持部材とを有する。そして、逆止弁本体とフィルタとは、熱かしめによりホルダの軸方向一端部と支持部材の軸方向他端部とを一体化することで接続できる。
この手段は、逆止弁本体とフィルタとを一体化する一態様を示すものである。
請求項2に記載の逆止弁装置によれば、逆止弁本体は、作動油の通路を形成するとともに弁体を収容する筒状のホルダを有し、フィルタは、軸方向一方側に底部を有するように筒状に設けられて異物を捕捉する濾過部と、濾過部を支持する支持部材とを有する。そして、逆止弁本体とフィルタとは、熱かしめによりホルダの軸方向一端部と支持部材の軸方向他端部とを一体化することで接続できる。
この手段は、逆止弁本体とフィルタとを一体化する一態様を示すものである。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載の逆止弁装置によれば、逆止弁本体とフィルタとは、弾性を有する締結部材によりホルダの軸方向一端部と支持部材の軸方向他端部とを一体化することで接続できる。
この手段は、逆止弁本体とフィルタとを一体化する一態様を示すものである。
請求項3に記載の逆止弁装置によれば、逆止弁本体とフィルタとは、弾性を有する締結部材によりホルダの軸方向一端部と支持部材の軸方向他端部とを一体化することで接続できる。
この手段は、逆止弁本体とフィルタとを一体化する一態様を示すものである。
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載の逆止弁装置によれば、逆止弁本体とフィルタとは、支持部材に設けられた締結部によりホルダの軸方向一端部と支持部材の軸方向他端部とを一体化することで接続できる。
この手段は、逆止弁本体とフィルタとを一体化する一態様を示すものである。
請求項4に記載の逆止弁装置によれば、逆止弁本体とフィルタとは、支持部材に設けられた締結部によりホルダの軸方向一端部と支持部材の軸方向他端部とを一体化することで接続できる。
この手段は、逆止弁本体とフィルタとを一体化する一態様を示すものである。
〔請求項5の手段〕
請求項5に記載の逆止弁装置によれば、逆止弁本体とフィルタとは、ホルダと支持部材との間に緩衝材を配するとともに、付勢手段により緩衝材を介して支持部材をホルダ側に付勢することで接続できる。
この手段は、逆止弁本体とフィルタとを一体化する一態様を示すものである。
請求項5に記載の逆止弁装置によれば、逆止弁本体とフィルタとは、ホルダと支持部材との間に緩衝材を配するとともに、付勢手段により緩衝材を介して支持部材をホルダ側に付勢することで接続できる。
この手段は、逆止弁本体とフィルタとを一体化する一態様を示すものである。
実施形態の逆止弁装置は、エンジンにおける吸排気バルブの開閉タイミングを進角または遅角させる可変バルブタイミング機構(VVT)に油圧を供給する油路に配され、VVTから上流側に作動油が逆流するのを阻止するものである。この逆止弁装置は、作動油の通路を形成するとともに弁体を収容し、弁体により作動油の逆流を阻止する逆止弁本体と、逆止弁本体の上流側で逆止弁本体に一体化するように接続することができ、作動油に含まれる異物を除去するフィルタとを備える。また、フィルタは、軸方向一方側に底部を有する筒状に設けられ、軸方向他方側において逆止弁本体に接続できる。
また、逆止弁本体は、作動油の通路を形成するとともに弁体を収容する筒状のホルダを有し、フィルタは、軸方向一方側に底部を有するように筒状に設けられて異物を捕捉する濾過部と、濾過部を支持する支持部材とを有する。そして、逆止弁本体とフィルタとは、熱かしめによりホルダの軸方向一端部と支持部材の軸方向他端部とを一体化することで接続できる。
〔実施例の構成〕
実施例の逆止弁装置1の構成を、図面に基づいて説明する。
逆止弁装置1は、図1に示すように、エンジン(図示せず)における吸排気バルブの開閉タイミングを進角または遅角させる可変バルブタイミング機構(VVT)2に油圧を供給する油路3に配され、VVT2から上流側に作動油が逆流するのを阻止するものである。なお、VVT2は、例えば、回転羽(図示せず)の両側に進角側、遅角側の油圧室4、5がそれぞれ形成される周知構造を有するものである。
実施例の逆止弁装置1の構成を、図面に基づいて説明する。
逆止弁装置1は、図1に示すように、エンジン(図示せず)における吸排気バルブの開閉タイミングを進角または遅角させる可変バルブタイミング機構(VVT)2に油圧を供給する油路3に配され、VVT2から上流側に作動油が逆流するのを阻止するものである。なお、VVT2は、例えば、回転羽(図示せず)の両側に進角側、遅角側の油圧室4、5がそれぞれ形成される周知構造を有するものである。
また、VVT2と油圧ポンプ6とを接続する油路3には、例えば、上流側から順に、逆止弁装置1、切替弁(OCV)7が配されている。なお、OCV7は、油圧供給先を進角側、遅角側の油圧室4、5間で切り替えるものであり、所定の制御装置(図示せず)から指令を受けて電子制御されるものである。
逆止弁装置1は、図2に示すように、弁体9により作動油の逆流を阻止する逆止弁本体10と、作動油に含まれる異物を除去するフィルタ11とを備える。
逆止弁本体10は、球状の鋼球からなる弁体9と、作動油の通路を形成するとともに弁体9を収容する筒状のホルダ12と、ホルダ12内で軸方向に摺動自在に支持されて弁体9を軸方向に移動可能となるように支持するガイド13と、ガイド13を介して弁体9を軸方向一方側に付勢するスプリング14と、ガイド13とともにスプリング14を支持するスプリング支持部材15とを有する。
逆止弁本体10は、球状の鋼球からなる弁体9と、作動油の通路を形成するとともに弁体9を収容する筒状のホルダ12と、ホルダ12内で軸方向に摺動自在に支持されて弁体9を軸方向に移動可能となるように支持するガイド13と、ガイド13を介して弁体9を軸方向一方側に付勢するスプリング14と、ガイド13とともにスプリング14を支持するスプリング支持部材15とを有する。
ホルダ12は、軸方向一方側の開口が軸方向他方側の開口よりも縮径するように軸方向一端部が括れ18を形成している。そして、弁体9は、括れ18の内周側に形成される軸方向一方側の開口を閉鎖するように、ガイド13を介してスプリング14により軸方向一方側に付勢されている。また、ホルダ12の軸方向他端は、逆止弁装置1をボディ19に固定する際に、ボディ19に圧接される固定部20をなす(図4参照)。
ガイド13は、弁体9を軸方向他方側から凹状かつ球面状に当接して支持する支持面22を有し、支持面22は、例えば、図3に示すように、軸方向一方側かつ外周側に向かって120°間隔で三方に枝状に分岐して広がっている。また、支持面22の外周側は、ホルダ12の内周面に摺接する摺動面23をなす。さらに、ガイド13は、弁体9を支持面22により支持した状態で、軸方向一端から軸方向他端に向かって作動油の流れを内周側に集約させながら導く内部油路24を形成している。
フィルタ11は、逆止弁本体10の軸方向他方側で逆止弁本体10に一体化するように接続されている。フィルタ11は、異物を捕捉する濾過部26と、濾過部26を支持する支持部材27とを有する。
濾過部26は、例えば、金網等を網目状に形成してなるものであり、円板状の底部28と円筒状の筒部29とからなり、逆止弁装置1の軸方向一端に底部28が配されるように組み込まれている。
濾過部26は、例えば、金網等を網目状に形成してなるものであり、円板状の底部28と円筒状の筒部29とからなり、逆止弁装置1の軸方向一端に底部28が配されるように組み込まれている。
支持部材27は、底部28を軸方向一方側から支持する略円環状の支持部31と、軸方向に関して底部28の反対側にある筒部29の開口周縁を支持する略円環状の支持部32と、支持部31、32を等角度間隔で架橋するとともに筒部29を外周側から支持する柱状部33とを有する。そして、支持部32の内周側にホルダ12の括れ18を配して支持部32を括れ18に熱かしめすることで、ホルダ12の軸方向一端部と支持部材27の軸方向他端部とが一体化されている。そして、ホルダ12と支持部材27との一体化によって、逆止弁本体10とフィルタ11とが軸方向に接続されている。
そして、逆止弁装置1は、図4に示すように、軸方向一端が上流側(油圧ポンプ6側)となるように、かつ、軸方向他端が下流側(OCV7側、VVT2側)となるように、油路3の一部を形成する所定のボディ19内に収容されて固定される。すなわち、ボディ19には、逆止弁装置1を収容する収容空間35が筒状に設けられ、収容空間35の上流側、下流側の端面36、37に、それぞれ、油圧ポンプ6に通じる上流側の油路3、OCV7およびVVT2に通じる下流側の油路3が開口している。
そして、収容空間35の下流端においてOリング38を介して固定部20をボディ19に圧接することで、逆止弁装置1は、ボディ19に固定されて下流側の油路3の開口を封鎖する。また、フィルタ11の底部28および筒部29は、それぞれ、上流側の端面36および収容空間35の内周面39との間に隙間を形成するように配されている。このため、上流側の油路3の開口から収容空間35に流入した作動油は、軸方向に底部28を通過するとともに径方向に筒部29を通過してフィルタ11内に流入する。
そして、弁体9およびガイド13に対し軸方向に作用する力のバランスに関し、上流側の油圧による付勢力が、下流側の油圧による付勢力およびスプリング14による付勢力の合力よりも大きくなると、弁体9およびガイド13が軸方向他方側に移動してホルダ12の軸方向一端側の開口が開放され、フィルタ11を通過した作動油が内部油路24を通って下流側に送り出される。また、下流側の油圧による付勢力およびスプリング14による付勢力の合力が、上流側の油圧による付勢力よりも大きくなると、弁体9およびガイド13が軸方向一方側に移動してホルダ12の軸方向一端側の開口が閉鎖され、下流側に向かって作動油が送り出されなくなる。
〔実施例の効果〕
実施例の逆止弁装置1によれば、フィルタ11は、軸方向一方側に底部28を有する筒状に設けられ、軸方向他方側において熱かしめにより逆止弁本体10に接続されている。
これにより、フィルタ11は、底部28において軸方向に作動油を通過させることができるとともに、筒部29において径方向に作動油を通過させることができる。このため、軸方向および径方向のいずれの方向に作動油を通過させても有効に異物を除去することができる。
実施例の逆止弁装置1によれば、フィルタ11は、軸方向一方側に底部28を有する筒状に設けられ、軸方向他方側において熱かしめにより逆止弁本体10に接続されている。
これにより、フィルタ11は、底部28において軸方向に作動油を通過させることができるとともに、筒部29において径方向に作動油を通過させることができる。このため、軸方向および径方向のいずれの方向に作動油を通過させても有効に異物を除去することができる。
また、フィルタ11の軸方向他方側を逆止弁本体10に接続して逆止弁装置1を構成できるようにすることで、フィルタ11が不要である場合、もしくは、逆止弁本体10とフィルタ11とを分離して使用したい場合、または、逆止弁本体10とフィルタ11とを一体化して使用したい場合のそれぞれに応じて、逆止弁本体10とフィルタ11とを一体化せずに使用したり、逆止弁本体10とフィルタ11とを一体化して使用したりすることができる。
以上により、VVT2に油圧を供給する油路3に配される逆止弁本体10やフィルタ11に関して、使用態様の自由度を高めて様々な流路構成や配置に対応することができる。
以上により、VVT2に油圧を供給する油路3に配される逆止弁本体10やフィルタ11に関して、使用態様の自由度を高めて様々な流路構成や配置に対応することができる。
〔変形例〕
逆止弁装置1の態様は、実施例に限定されず種々の変形例を考えることができる。
まず、実施例によれば、逆止弁装置1を収容する収容空間35が筒状に設けられ、収容空間35の上流側、下流側の端面36、37に、それぞれ上流側、下流側の油路3が開口していたが、図5に示すように、例えば、内周面39に上流側の油路3を開口させてもよい。この場合にも、上流側の開口から収容空間35に流入した作動油は、軸方向に底部28を通過するとともに径方向に筒部29を通過してフィルタ11内に流入することができる。
逆止弁装置1の態様は、実施例に限定されず種々の変形例を考えることができる。
まず、実施例によれば、逆止弁装置1を収容する収容空間35が筒状に設けられ、収容空間35の上流側、下流側の端面36、37に、それぞれ上流側、下流側の油路3が開口していたが、図5に示すように、例えば、内周面39に上流側の油路3を開口させてもよい。この場合にも、上流側の開口から収容空間35に流入した作動油は、軸方向に底部28を通過するとともに径方向に筒部29を通過してフィルタ11内に流入することができる。
また、実施例の逆止弁装置1によれば、逆止弁本体10とフィルタ11とは、熱かしめによりホルダ12の括れ18と支持部材27の支持部32とを一体化することで接続されていたが、弾性を有する締結部材42により括れ18と支持部32とを一体化することで接続してもよく(図6参照)、支持部32に締結部43を設け、締結部43により括れ18と支持部32とを一体化することで接続してもよい(図7参照)。
さらに、ホルダ12と支持部材27との間に緩衝材44を配するとともに、支持部材27をスプリング45等の付勢手段によりホルダ12側に付勢することで、逆止弁本体10とフィルタ11とを接続してもよい(図8参照)。
また、実施例の逆止弁装置1によれば、逆止弁本体10とフィルタ11とは一体に接続されて収容空間35に収容されていたが、逆止弁本体10とフィルタ11とを一体化せずに分離し、フィルタ11を逆止弁本体10よりも上流側の油路3に配してもよく、フィルタ11を油路3に配さず、逆止弁本体10のみを油路3に配して使用してもよい。
1 逆止弁装置
2 VVT(可変バルブタイミング機構)
3 油路
9 弁体
10 逆止弁本体
11 フィルタ
12 ホルダ
26 濾過部
27 支持部材
28 底部
42 締結部材
43 締結部
44 緩衝材
45 スプリング(付勢手段)
2 VVT(可変バルブタイミング機構)
3 油路
9 弁体
10 逆止弁本体
11 フィルタ
12 ホルダ
26 濾過部
27 支持部材
28 底部
42 締結部材
43 締結部
44 緩衝材
45 スプリング(付勢手段)
Claims (5)
- エンジンにおける吸排気バルブの開閉タイミングを進角または遅角させる可変バルブタイミング機構に油圧を供給する油路に配され、前記可変バルブタイミング機構から上流側に作動油が逆流するのを阻止する逆止弁装置において、
作動油の通路を形成するとともに弁体を収容し、この弁体により作動油の逆流を阻止する逆止弁本体と、
この逆止弁本体の上流側で前記逆止弁本体に一体化するように接続することができ、作動油に含まれる異物を除去するフィルタとを備え、
前記フィルタは、軸方向一方側に底部を有する筒状に設けられ、軸方向他方側において前記逆止弁本体に接続できることを特徴とする逆止弁装置。 - 請求項1に記載の逆止弁装置において、
前記逆止弁本体は、作動油の通路を形成するとともに弁体を収容する筒状のホルダを有し、
前記フィルタは、軸方向一方側に底部を有するように筒状に設けられて異物を捕捉する濾過部と、前記濾過部を支持する支持部材とを有し、
前記逆止弁本体と前記フィルタとは、熱かしめにより前記ホルダの軸方向一端部と前記支持部材の軸方向他端部とを一体化することで接続できることを特徴とする逆止弁装置。 - 請求項1に記載の逆止弁装置において、
前記逆止弁本体は、作動油の通路を形成するとともに弁体を収容する筒状のホルダを有し、
前記フィルタは、軸方向一方側に底部を有するように筒状に設けられて異物を捕捉する濾過部と、前記濾過部を支持する支持部材とを有し、
前記逆止弁本体と前記フィルタとは、弾性を有する締結部材により前記ホルダの軸方向一端部と前記支持部材の軸方向他端部とを一体化することで接続できることを特徴とする逆止弁装置。 - 請求項1に記載の逆止弁装置において、
前記逆止弁本体は、作動油の通路を形成するとともに弁体を収容する筒状のホルダを有し、
前記フィルタは、軸方向一方側に底部を有するように筒状に設けられて異物を捕捉する濾過部と、前記濾過部を支持する支持部材とを有し、
前記逆止弁本体と前記フィルタとは、前記支持部材に設けられた締結部により前記ホルダの軸方向一端部と前記支持部材の軸方向他端部とを一体化することで接続できることを特徴とする逆止弁装置。 - 請求項1に記載の逆止弁装置において、
前記逆止弁本体は、作動油の通路を形成するとともに弁体を収容する筒状のホルダを有し、
前記フィルタは、軸方向一方側に底部を有するように筒状に設けられて異物を捕捉する濾過部と、前記濾過部を支持する支持部材とを有し、
前記逆止弁本体と前記フィルタとは、前記ホルダと前記支持部材との間に緩衝材を配するとともに、付勢手段により前記緩衝材を介して前記支持部材を前記ホルダ側に付勢することで接続できることを特徴とする逆止弁装置。
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