JP2011190282A - 色調変化の改善されたミゾリビン錠剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】医薬現場の今後要求される可能性のある種々の要求に合致する、さらに優れたミゾリビンを含有する錠剤を提供する。
【解決手段】有効成分としてミゾリビン無水物を含有する芯体と、該芯体を被覆し、窒素酸化物によるミゾリビンの変色を防止するための薬学的に許容されるフィルムコーティング基剤(ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース蓋レート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、又はヒドロキシプロピルメチルセルロースとエチルセルロース若しくはエチルセルロース分散液との混合物である)とから構成され、崩壊時間が30分以内であることを特徴とする、無包装状態で25ppmの窒素酸化物の雰囲気下に1時間放置した後における放置前との芯体表面の色調変化として、色差計の測定における色差ΔEが3以内となるミゾリビン錠剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、無包装状態で色調変化の改善されたミゾリビン錠剤及びミゾリビン錠剤の色調変化の改善方法に関する。
ミゾリビン[化学名:4−カルバモイル−1−β−D−リボフラノシル−イミダゾリウム−5−オレイト]は、腎移植における拒否反応の抑制などの免疫抑制作用、ループス腎炎、慢性関節リウマチなどの治療薬として優れた薬剤である。ミゾリビンの物性や製造法は、特公昭49−12720号公報、又は特公平6−15556号公報で報告されており、ミゾリビンは経口用錠剤として既に販売されている。
市販されている錠剤は、白色の素錠であり、この素錠は、PTP・アルミピローを施された包装形態において、長期間の保存安定性が確認されており、特別な変化は確認されていない。
特公昭49−12720号公報 特公平6−15556号公報
本発明は、医薬現場の今後要求される可能性のある種々の要求に合致する、さらに優れたミゾリビンを含有する錠剤を提供することを目的とする。
前述のとおり、市販されている錠剤は、長期間の保存安定性が確認されており、通常の使用状況においては、特に問題視すべき課題はない。
しかし、本発明者らは、近年多くの病院施設で、省力化や服薬のコンプライアンスの向上などを目的として、自動錠剤分包機等を利用した、錠剤・カプセル剤のOne Unit Dose (1回服用量処方)への分包が実施される可能性を考慮したときに、従来のミゾリビン錠剤において、何か問題となることがないかについて、抜本的な検討を行った。
仮に、自動錠剤分包機でOne Unit Dose への分包を実施しようとする場合には、錠剤のPTP包装等をはずして無包装状態にせざるを得ず、さらに、場合によっては、長期間にわたり自動錠剤分包機内に保存される本来は許されないケースも起こる可能性が考えられる。そこで、従来のミゾリビン錠剤に関して、このような状況が適用された場合であっても、問題が生じないか否かを検討した。
その結果、本発明者らは、このような無包装状態の保存で錠剤が変色し得るとの検討結果を新たに得た。すなわち、従来のミゾリビン錠剤は、温度25℃、湿度50%付近の相対湿度の環境条件下に設置された自動錠剤分包機内に無包装状態で4週間保存したとき、錠剤が変色するという知見を得た。
このような無包装状態での自動錠剤分包機保存で錠剤が変色する原因究明に関して、本発明者らは、当初、自動錠剤分包機のカセット樹脂成分の影響を考えて、樹脂成分と従来のミゾリビン錠剤との接触試験を行ったが、必ずしも影響がないとの結論を得た。さらに、上述の自動錠剤分包機が設置されている外部環境と同一の条件、すなわち、温度25℃、湿度50%付近の相対湿度での恒温恒湿噐中での安定性試験においても、従来のミゾリビン錠剤は変色が認められなかった。自動錠剤分包機は、錠剤の品質保持のための遮光や防湿などの一般的な変質要因への配慮はなされており、同一の条件であるにもかかわらず、自動錠剤分包機の内部と外部においては、前者が変色し、後者は変色しないとの結果であった。したがって、自動錠剤分包機内での錠剤の変色は、通常考えられる温度、湿度、光などの変質要因以外であると推測された。
そして、多数の実験を繰り返し、遂に本発明者らは、この変色原因は窒素酸化物が重要な役割を果たしており、ミゾリビンに特異的であることを見出した。
本発明者らは、かかる問題を解決するために、自動錠剤分包機内および窒素酸化物雰囲気中での保存試験を行い、無包装状態で変色を防止するミゾリビン含有錠剤を得るべく鋭意検討を行った。その結果、従来の素錠を薬学的に許容されるフィルムコーティング基剤で被覆することで変色を防止することが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、有効成分としてミゾリビンを含有する芯体と、該芯体を被覆する薬学的に許容されるフィルムコーティング基剤とから構成され、崩壊時間が30分以内である無包装状態で色調変化の改善されたミゾリビン錠剤である。
本発明のミゾリビン錠剤は、例えば、該錠剤を約20ppbの窒素酸化物の雰囲気下に4週間放置した前後における芯体表面の色調変化として、色差計の測定におけるΔEが3以内であることが好ましい。さらに、該錠剤を約25ppmの窒素酸化物の雰囲気下に1時間放置した前後における芯体表面の色調変化として、色差計の測定におけるΔEが3以内であることが特に好ましい。
また、本発明は、有効成分としてミゾリビンを含有する芯体に、薬学的に許容されるフィルムコーティング基剤を被覆して崩壊時間を30分以内とすることよりなる無包装状態でのミゾリビン錠剤の色調変化改善方法である。
本発明によれば、無包装状態で色調変化が著しく改善されたミゾリビン錠剤を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられるミゾリビン[化学名:4−カルバモイル−1−β−D−リボフラノシル−イミダゾリウム−5−オレイト]は、腎移植における拒否反応の抑制などの免疫抑制作用、ループス腎炎、慢性関節リウマチなどの優れた治療薬で、その製造法は、前述のとおり公知である。ミゾリビンとしては、一水和物であってもよいが、特に、無水物であることが好ましい。無水物としては、特公平6−15556号公報にて報告されているとおり、A型無水物とB型無水物が知られているが、いずれであってもよく、特に好ましくは、B型無水物が例示される。また、上記文献の他、「日本薬局方外医薬品規格1997」復刻版にも、ミゾリビンの無水物が記載されている。
本発明に用いられるミゾリビンを含有する芯体は、ミゾリビンを有効成分として含有すればよく、その構成は特に限定されないが、ミゾリビン単独の場合の他、ミゾリビンと薬学的に許容される担体とから調製されていてもよい。この薬学的に許容される担体としては、ミゾリビンと経時的に相互作用を起こさなければ特に限定されないが、例えば、無水乳糖、マンニット、無水リン酸カルシウム、カルメロースカルシウム、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウムなどが好ましい例として挙げられ、無水乳糖、カルメロースカルシウム、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウムの組み合わせが特に好ましい例として挙げられる。そして、通常のとおり、ミゾリビンと薬学的に許容される担体とを混合し、直接打錠するか、または適宜造粒した後打錠する、または粒子径の大きい核の表面にミゾリビンをまぶした後、打錠する等により調製された通常の素錠が例示される。前記の粒子径の大きい核は、薬学的に許容される担体を1種又は数種類を含んでいればよく、例えば、結晶セルロース(例えば、旭化成工業株式会社製、商品名、セルフィア)、球形顆粒(例えば、フロイント産業製、商品名、ノンパレル)が挙げられる。また、造粒法として、湿式造粒法であってもよいが、通常は乾式造粒法を用いることが好ましい。従来市販されているミゾリビン錠剤は、この素錠の典型的な例であり、これを利用することが簡便であって好ましい。
この芯体に存在する有効成分のミゾリビンは、適応症、症状、患者に対して、変更可能であるが、通常は1〜100mgが例示され、好ましくは25〜50mgが例示される。
芯体の形状は特に限定されないが、例えば、円柱や多角柱又は球状が例示される。円柱等の底面においては、曲率面を有することが好ましい。また、円柱等の厚さは、その底面の直径又は一辺より小さい場合が好ましい。
この芯体の大きさは、服用の利便性などを考慮すると、例えば、底面の最大径や厚さ又は錠剤の立体としての最大長が約5〜11mmであることが好ましい。また、一般的には錠剤の底面の最大径として約5〜10mm、厚さ約1.5〜4.5mm、重量約50〜400mgが例示され、好ましくは最大径約6〜8.5mm、厚さ約2〜4mm、重量約100〜250mgが挙げられる。
また、本発明において用いられる、芯体を被覆する薬学的に許容されるフィルムコーティング基剤とは、例えば、廣川書店発行の医薬品の開発、第12巻、製剤素材Ι、第2章、2.1.5コーティング剤の項に例示されるとおり、薬学的に許容されるものであって、セルロース系又は合成高分子系の高分子物質を指し、錠剤や顆粒の被覆に使用される主要素材であり、糖衣で使用される糖衣基剤である白糖、乳糖、マンニットなどの糖類は包含されていない。前述の高分子物質としては、分子量が500以上、好ましくは1000以上、特に好ましくは10000以上が例示される。
このフィルムコーティング基剤としては、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(例えば、信越化学製、商品名、TC−5分子量:約13000〜68000)、メチルセルロース(例えば、信越化学製、商品名、メトローズSM)、エチルセルロース(例えば、Dow Chem.製、商品名、エトセル分子量:約77180)、エチルセルロース水分散液(例えば、旭化成工業製、商品名、アクアコート)、ヒドロキシプロピルセルロース(例えば、日本曹達製、商品名、HPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、酢酸フタル酸セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、アミノアルキルメタアクリレートコポリマー、メタアクリル酸コポリマー、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテートなどが挙げられ、特に好ましくは、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースが挙げられ、これらのフィルムコーティング基剤から1種または2種以上が選択される。
また、前述の被覆に使用されるフィルムコーティング基剤の物性や目的に合わせて、その他の物質を添加することができ、例えば、可塑剤、分散剤、着色剤であるマクロゴール4000(例えば、日本曹達製、商品名、日曹ポリエチレングリコール#4000)、マクロゴール6000、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、クエン酸トリエチル、酸化チタン、タルク、ステアリン酸、タール色素、三二酸化鉄などの薬学的に許容される担体を適宜選択して、前述のフィルムコーティング基剤と組み合わせて被覆するのに使用できる。
上述の有効成分としてミゾリビンを含有する芯体を、薬学的に許容されるフィルムコーティング基剤にて被覆する方法としては、フィルムコーティング基剤を分散、溶解した溶液を、前記芯体に、スプレー等の公知の方法にて被覆する方法が好ましい例として挙げられる。この場合、一般的には噴霧ガン、パン及び送風機などが付属している被覆装置を用いることが好ましく、例えば、パウレック製被覆装置(商品名;ドリアコーター)が好ましい例として挙げられる。
用いる溶媒やスプレー量により異なるが、送風温度60〜90℃の範囲で素錠に薬学的に許容されるフィルムコーティング基剤を被覆することが好ましい。
フィルムコーティング基剤を分散、溶解するための溶媒は、薬学的に許容される溶媒であればよく、水、エタノール、アセトン、塩化メチレンなどが例示され、好ましくは水、エタノール、アセトンが挙げられる。芯体に被覆するフィルムコーティング基剤を分散、溶解した後の溶液濃度は、芯体または装置の特性により変化するが、一般的には、フィルムコーティング基剤は1〜20%(w/v%)が例示され、通常、5〜10%が好ましい例として挙げられる。また、ミゾリビンを含有する芯体を薬学的に許容されるフィルムコーティング基剤で被覆する方法としては、該芯体にフィルムコーティング基剤をまぶし打錠する方法も場合によっては採用できる。
本発明における前述の薬学的に許容されるフィルムコーティング基剤は、有効成分としてミゾリビンを含有する芯体の重量に対して、被覆するフィルムコーティング基剤の合計重量が1〜20%、好ましくは2〜10%の範囲で被覆することが望ましい。
ミゾリビンを含有する芯体を被覆するに際して、単なる薬学的に許容される担体を用いて被覆した場合には、必ずしも本発明の効果が確認されなかった。
まず、比較例2で例示したように、ミゾリビン錠剤(素錠)に蔗糖、アラビアゴム、ゼラチン、沈降炭酸カルシウムを溶解、分散した被覆懸濁水溶液で被覆錠剤を製造し、変色の有無を確認したところ、芯体の変色が認められた。この結果より、被覆方法又は被覆材料として糖衣は好ましくないことが判明した。
一方、実施例2に示すとおり、ミゾリビン錠剤(素錠)に、50%含水エタノール200mlにヒドロキシプロピルメチルセルロース(信越化学製、商品名、TC−5)8gを溶解し、これに酸化チタン2gを分散させた液をコーティング機(パウレック製、ドリアコーターDRC−300)で5mg被覆を施し、1錠215mgの被覆錠剤を調製した。この薬学的に許容されるフィルムコーティング基剤による被覆錠剤は、本発明における無包装状態での色調変化を評価したところ、色調変化に有意な改善が認められた。
本発明の錠剤の崩壊性に関しては、第13改正日本薬局方・一般試験法の崩壊試験法にて実施することができる。すなわち、試験液に水を用い、素錠では崩壊時間が30分以内であれば適合し、適当なコーティング剤で剤皮を施した錠剤では、崩壊時間が60分以内であれば適合する規定である。本発明のミゾリビン錠剤は、上記崩壊試験法の崩壊時間は60分以内、特に好ましくは30分以内、さらに好ましくは15分以内が例示される。
また、本発明のミゾリビン錠剤は、服用後の生体内での溶解、吸収を考慮した時、第13改正日本薬局方・一般試験法の溶出試験法(第2法)で試験液に水を用い、パドルの回転数、50回転で試験をした時には、45分後の溶出率が80%以上が好ましく、さらに好ましくは30分後の溶出率が80%以上が例示される。
かくして、本発明の無包装状態で色調変化が改善されたミゾリビン錠剤が調製される。本発明のミゾリビン錠剤は、病院等の自動錠剤分包機内で無包装状態で保存しても色調変化することがなく、従来の素錠より保存安定性の優れた製剤を提供することが可能になった。
本発明における無包装状態のミゾリビン錠剤の色調変化について、本発明に適合するか否かを評価するために、以下の評価方法が用いられる。また場合によっては、適宜、窒素酸化物の量を測定し、例えば、窒素酸化物として約20ppbの雰囲気下となし、4週間保存した前後の色調変化を評価することもできる。
色調変化の評価
飽和亜硝酸ナトリウム水溶液20μlと硫酸100μlを、シリコン栓をした10ml共栓試験管内で室温で反応させて窒素酸化物を発生させる。発生させた窒素酸化物をシリンジで5ml採取し、あらかじめミゾリビン錠剤を入れシリコン栓をした100ml三角フラスコに静かに注入し、1時間放置する。この方法においては、通常は、窒素酸化物として約25ppmの雰囲気となる。
色差は、色差計(CLR-7100F ;島津製作所)を用い、前述した保存条件で保存した試験前後の試料のL(明度)及びa、b(色相彩度)の差により、下記式1で色差(ΔE)を求める。錠剤表面の色調変化の判定に関しては、表1の色差NBS単位を参考にし、変化していない基準をΔEが3以下とした。なお、色調変化の判定における錠剤表面とは、芯体表面を指し、被覆ミゾリビン錠剤においては、被覆担体を除去した芯体表面に適用される。
Figure 2011190282
Figure 2011190282
次に、参考例、実施例、比較例、実験例を挙げ、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は、これら実施例になんら制約されるものではない。
(参考例)
特公平6−15556号公報の比較例1と同様に製造した精製ミゾリビン一水和物結晶5.0gを、無水エタノール50mlに懸濁し、攪拌しながら沸騰水浴中で60分間還流させた。その後、氷水中で60分間冷却し、析出した結晶を40℃、一晩真空乾燥してミゾリビン無水物結晶4.61g(水分量0.11%)を得た。
(比較例1)
参考例と同様に製造したミゾリビン無水物350g、無水乳糖(DMV製、商品名、無水乳糖)882g、結晶セルロース(旭化成工業製、商品名、アビセルPH101)140g、カルメロースカルシウム(五徳薬品製、商品名、ECG−505)70g及びステアリン酸マグネシウム(太平化学製、商品名、ステアリン酸マグネシウム)14gをV型混合機で混合し、乾式造粒機(フロイント産業製、ローラーコンパクターTF−MINI)を用い、乾式造粒した後、整粒機で破砕した。この造粒粉体にステアリン酸マグネシウム14gを加え混合し、直径8.5mmの円形杵で打錠してミゾリビンを50mg含有する1錠210mgの錠剤(素錠)を得た(厚さ約3mm)。得られた錠剤の平均崩壊時間は、5分であった。なお、崩壊時間は、第13改正日本薬局方、一般試験法で試験液に水を用いて実施し、試料6個の平均の崩壊時間を平均崩壊時間とした。
比較例1と同様の方法で調製したミゾリビン錠剤(素錠)に、50%含水エタノール200mlにヒドロキシプロピルメチルセルロース(信越化学製、商品名、TC−5)8gを溶解し、これに酸化チタン2gを分散させた液をコーティング機(パウレック製、ドリアコーターDRC−300)で5mg(素錠重量に対して1.9%のフィルムコーティング基剤を含有)被覆を施し、1錠215mgの被覆錠剤を得た。得られた錠剤の平均崩壊時間は、6.5分であった(厚さ約3mm)。
比較例1と同様の方法で調製したミゾリビン錠剤(素錠)に、50%含水エタノール400mlにヒドロキシプロピルメチルセルロース(信越化学、商品名、TC−5)16gを溶解し、これに酸化チタン4gを分散させた液をコーティング機(パウレック製、ドリアコーターDRC−300)で10mg(素錠重量に対して3.8%のフィルムコーティング基剤を含有)被覆を施し、1錠220mgの被覆錠剤を得た。得られた錠剤の平均崩壊時間は、15分であった。
比較例1と同様の方法で調製したミゾリビン錠剤(素錠)に、70%含水エタノール400mlにヒドロキシプロピルメチルセルロース(信越化学、商品名、TC−5)14g、エチルセルロース(Dow Chem.製、商品名、エトセル)2gを溶解し、これに酸化チタン4gを分散させた液をコーティング機(パウレック製、ドリアコーターDRC−300)で5mg(素錠重量に対して1.9%のフィルムコーティング基剤を含有)被覆を施し、1錠215mgの被覆錠剤を得た。得られた錠剤の平均崩壊時間は、6.6分であった。
比較例1と同様の方法で調製したミゾリビン錠剤(素錠)に、10%含水エタノール200mlにヒドロキシプロピルメチルセルロース(信越化学、商品名、TC−5)5.4gとクエン酸トリエチル0.6gを溶解し、これにエチルセルロース分散液(旭化成工業、商品名、アクアコート)0.8g、タルク 2.4g、酸化チタン0.8gを分散させた液をコーティング機(パウレック製、ドリアコーターDRC−300)で4mg(素錠重量に対して1.1%のフィルムコーティング基剤を含有)被覆を施し、1錠214mgの被覆錠剤を得た。得られた錠剤の平均崩壊時間は、5分であった。
(実験例1)
飽和亜硝酸ナトリウム水溶液20μlと硫酸100μlとを、シリコン栓をした10ml共栓試験管内で室温で反応させて窒素酸化物を発生させた。発生させた窒素酸化物をシリンジで5ml採取し、あらかじめ比較例1及び実施例1〜4のミゾリビン錠剤を入れたシリコン栓をした100ml三角フラスコに静かに注入し、1時間放置し、変色試験を行った。変色試験実施前後の色差(ΔE)は、色差計(CLR-7100F ;島津製作所)を用い、試料のL(明度)及びa、b(色相彩度)の差により求めた。
この結果を表2に示す。
また、上記三角フラスコ内の窒素酸化物をパッシブガスチューブ(柴田科学器械工業株式会社製)を用いて1時間捕集し、窒素酸化物濃度をザルツマン法で測定した時、窒素酸化物濃度は約25ppmであった。
窒素酸化物濃度を測定するザルツマン法の操作方法は、以下に示すとおりである。捕集した窒素酸化物を水で脱離させ、その水溶液1mlと水4mlを混合し、スルファニルアミド溶液0.5mlを加えて混合後、室温に15分間放置する。次に、ナフチルエチレンジアミン溶液0.5mlを加えて混合後、室温に30分放置した後、水を対照に550nmにおける吸光度を測定する。
Figure 2011190282
表2の結果から明らかなように、比較例1の従来のミゾリビン錠は窒素酸化物により特異的な著しい色調変化を示したのに対し、実施例1〜4の錠剤は、ΔEが3以下でほとんど色調変化(変色)は認められなかった。このことより、実施例1〜4の被覆された錠剤は、約25ppmの窒素酸化物雰囲気中で変色防止の効果があることが確認された。
(実験例2)
比較例1及び実施例1〜4で得られたミゾリビン錠剤を温度30℃、湿度75%相対湿度の恒温恒湿器に4週間保存した。保存前後の色差(ΔE)は、色差計(CLR-7100F ;島津製作所)を用い、試料のL(明度)及びa、b(色相彩度)の差により求めた。
この結果を表3に示す。
Figure 2011190282
この結果から明らかなように、比較例1の従来のミゾリビン錠は、温度30℃、湿度75%相対湿度の苛酷条件では、4週間保存で色調変化を示したのに対し、実施例1〜4の錠剤は、ΔEが3以下でほとんど色調変化(変色)は認められなかった。このことより、実施例1〜4の被覆された本発明のミゾリビン錠剤は、温度30℃、湿度75%相対湿度の4週間保存という従来の素錠が変色する条件においても、変色防止の効果があることが確認された。
(実験例3)
比較例1及び実施例1の錠剤を温度25℃、湿度50%相対湿度の恒温恒湿器に4週間保存した。保存前後の色差(ΔE)は、色差計(CLR-7100F ;島津製作所)を用い、試料のL(明度)及びa、b(色相彩度)の差により求めた。
この結果を表4に示す。
Figure 2011190282
比較例1の従来のミゾリビン錠及び実施例1の被覆ミゾリビン錠を温度25℃、湿度50%相対湿度の恒温恒湿器に4週間保存したときには、色調変化は認められなかった。
(実験例4)
比較例1及び実施例1の錠剤を温度25℃、湿度50%付近の相対湿度の環境条件下に置かれた自動錠剤分包機内に装置が稼働している状態で4週間保存した。保存前後の色差(ΔE)は、色差計(CLR-7100F ;島津製作所)を用い、試料のL(明度)及びa、b(色相彩度)の差により求めた。
この結果を表5に示す。
また、この時の自動錠剤分包機の内部及び外部の2箇所ずつにパッシブガスチューブを設置し、窒素酸化物を24時間捕集し、窒素酸化物濃度をザルツマン法で測定した。
この結果を表6に示す。
Figure 2011190282
Figure 2011190282
実験例3の従来のミゾリビン錠を温度25℃、湿度50%相対湿度に4週間保存したときには、色調変化は認められなかった。それに対し、実験例4では、同様の条件である温度25℃、湿度50%付近の相対湿度の環境条件下に置かれた自動錠剤分包機内で4週間保存した時には、比較例1の従来のミゾリビン錠剤は色調変化が認められたが、本発明の実施例1のミゾリビン錠剤には、色調変化が観察されなかった。これは、表6の結果から明らかのように何らかの理由で装置の内部で窒素酸化物濃度が高まっており、それに起因し、自動錠剤分包機内で保存した従来のミゾリビン錠剤に色調変化が起こったと考えられた。
実験例3、4及び表6から考えて、約20ppbの窒素酸化物の雰囲気下4週間保存においても、本発明のミゾリビン錠剤は色調変化が認められない。
(比較例2)
比較例1と同様の方法で調製したミゾリビン錠剤(素錠)に、蔗糖850g、ゼラチン5g、アラビアゴム20g、沈降炭酸カルシウム1000gを精製水450gに加温分散、溶解した液を、糖衣パン(菊水製作所製、NO160−S)を用いて180mg被覆を施し被覆錠剤を得た。
上記被覆錠剤を調製後、温度25℃、湿度50%の条件により4週間保存したところ、被覆錠剤の芯体表面の色調は、被覆前後において、大きな色調変化が認められ、被覆方法として糖衣は好ましくないことが判明した。この結果を表7に示す。
Figure 2011190282
(実験例5)
比較例1及び実施例2で得られた錠剤を第13改正日本薬局方・一般試験法の溶出試験法(第2法)で試験液に水を用い、パドルの回転数:50回転で溶出試験を実施した(溶出率は6個の平均値)。
この結果、比較例1の錠剤の溶出率は、15分後62%、30分後93%、45分後98%を示し、実施例2の錠剤の溶出率は、15分後66%、30分後94%、45分後98%であった。
比較例1及び実施例2の錠剤は、同様の溶出プロファイルを示し、30分後には約90%(少なくとも80%以上)の溶出率を示す、速やかに溶解する錠剤であった。

Claims (6)

  1. 有効成分としてミゾリビン[化学名:4−カルバモイル−1−β−D−リボフラノシル−イミダゾリウム−5−オレイト]無水物を含有する芯体と、該芯体を被覆し、窒素酸化物によるミゾリビンの変色を防止するための薬学的に許容されるフィルムコーティング基剤(但し、該フィルムコーティング基剤が、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース蓋レート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、又はヒドロキシプロピルメチルセルロースとエチルセルロース若しくはエチルセルロース分散液との混合物である)とから構成され、崩壊時間が30分以内であることを特徴とする、無包装状態で25ppmの窒素酸化物の雰囲気下に1時間放置した後における放置前との芯体表面の色調変化として、色差計の測定における色差ΔEが3以内となるミゾリビン錠剤。
  2. 有効成分としてミゾリビン無水物を含有する芯体と、該芯体を被覆し、窒素酸化物によるミゾリビンの変色を防止するための薬学的に許容される合成高分子系基剤とから構成され、崩壊時間が30分以内であることを特徴とする、無包装状態で25ppmの窒素酸化物の雰囲気下に1時間放置した後における放置前との芯体表面の色調変化として、色差計の測定における色差ΔEが3以内となるミゾリビン錠剤。
  3. 有効成分としてミゾリビンを含有する芯体においてその最大長が5〜11mm、芯体の重量に対して被覆する薬学的に許容されるフィルムコーティング基剤の合計重量が1〜20%で、且つ被覆された錠剤の45分後の溶出率が80%以上である請求項1又は2に記載の錠剤。
  4. ミゾリビン無水物を含有する芯体を、窒素酸化物によるミゾリビンの変色を防止するための薬学的に許容されるフィルムコーティング基剤(ただし、該フィルムコーティング基剤が、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース蓋レート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、又はヒドロキシプロピルメチルセルロースとエチルセルロース若しくはエチルセルロース分散液との混合物である)で被覆して崩壊時間が30分以内のミゾリビン錠剤とすることを特徴とするミゾリビン錠剤の製造方法であって、該錠剤を無包装状態で25ppmの窒素酸化物の雰囲気下に1時間放置した後における放置前との芯体表面の色調変化として、色差計の測定における色差ΔEが3以内となるミゾリビン錠剤の製造方法。
  5. ミゾリビン無水物を含有する芯体を、窒素酸化物によるミゾリビンの変色を防止するための薬学的に許容される合成高分子系基剤で被覆して崩壊時間が30分以内のミゾリビン錠剤とすることを特徴とするミゾリビン錠剤の製造方法であって、該錠剤を無包装状態で25ppmの窒素酸化物の雰囲気下に1時間放置した後における放置前との芯体表面の色調変化として、色差計の測定における色差ΔEが3以内となるミゾリビン錠剤の製造方法。
  6. ミゾリビン無水物を含有する芯体において、その最大長が5〜11mm、芯体の重量に対して被覆する薬学的に許容されるフィルムコーティング基剤の合計重量が1〜20%で、且つ被覆された錠剤の45分後の溶出率が80%以上とする請求項4または5に記載のミゾリビン錠剤の製造方法。
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