JP2011190056A - 振動フィーダ - Google Patents

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Mitsuo Maehara
光雄 前原
Noriyuki Haneda
典幸 羽田
Takashi Yada
貴嗣 矢田
Kazunori Sonobe
和規 園部
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Abstract

【課題】 板バネの間に不要物が入り込むのを防止し得る振動フィーダの提供。
【解決手段】 フィーダ本体と、板バネ部とを有し、フィーダ本体に板バネ部を介してフィーダ本体の上方にトラフが支持され、板バネ部は、複数個の板バネと、板バネの間の上下端部側にそれぞれ設けられた間座とを備え、板バネは間座を介して前後に重ねられ、板バネ部に、間座と板バネとで囲まれる隙間領域を外部に対して密封するシール材が設けられている構成の振動フィーダ。
【選択図】 図6

Description

本発明は、被搬送物(例えば粉状体などの固体)を所定の方向に搬送するための振動フィーダに関する。
振動フィーダには、フィーダ本体と、フィーダ本体の前後部に配置した板バネとを有するものがある。そして両板バネの上端部にはトラフが設置され、板バネの振動数は、トラフ上の被搬送物を円滑に搬送し得る最適な振動状態となるよう設定される。
このような振動フィーダでは、板バネが水分を吸収したり、あるいは間座を介して積層された板バネの間に水分が入り込んだりすると、板バネの定数が変わって、被搬送物の搬送に適さない振動状態となる。
そこで、下記特許文献1に示すように、振動フィーダすなわちフィーダ本体と板バネをカバー(防水カバー)で密封する技術が提案されている。詳細には、カバーの上側にトラフを配置し、カバー内の振動フィーダとトラフとを、取付部材を介して連結した構成であり、取付部材もまた、カバー内を気密に保ち得るよう密封構造とされている。さらに特許文献1には、カバーの内部に乾燥した空気を供給する、供給手段を設けた構成が開示されている。
実開平5−40209号公報
特許文献1の振動フィーダにおいて、トラフは振動することで被搬送物を搬送するものであるから、取付部材は振動に耐え得る構成とする必要がある。しかしながら、振動フィーダを長期的に使用していると、取付部材が密封性を損なってきて、カバー内に水分や不要物が侵入し易くなる。
カバー内に水分や不要物が侵入すると、カバー内面や板バネに結露が発生してしまう。そこで供給手段を駆動することで乾燥した空気をカバー内に供給すれば、カバー内を乾燥させることは可能である。しかし、水分以外の不要物の除去はできない。
また、カバーは振動フィーダを外部と遮断するよう密封している構成であるから、カバーを取外すには多大な手間がかかる。このため、カバーを外して振動フィーダを水洗いすることは実質的にできない。仮にカバーを取外して振動フィーダを水洗いすれば、積層した板バネでは、板バネの間の隙間領域に水分が入り込んでしまうことになる。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、板バネの間の隙間領域に不要物が入り込むのを防止し得る振動フィーダの提供を目的とする。
本発明は、フィーダ本体と、板バネ部とを有し、前記フィーダ本体に前記板バネ部を介してフィーダ本体の上方にトラフが支持される振動フィーダであって、前記板バネ部は、複数個の板バネと、該板バネの間の上下端部側にそれぞれ設けられた間座とを備え、前記板バネは前記間座を介して前後に重ねられ、前記板バネ部に、間座と板バネとで囲まれる隙間領域を外部に対して密封するシール材が設けられていることを特徴とする。
上記構成のように、間座によって形成される板バネの間の隙間領域を、シール材によって外部に対して密封することで、間座によって形成される板バネの間の隙間領域に水等の不要物が入り込むのを防げる。
本発明の振動フィーダでは、シール材は、間座と板バネの対向部位の間も外部に対して密封するよう構成されていることを特徴としている。
この構成によれば、板バネと間座との対向部位(合わせ面)との間に微細な隙間があっても、その隙間に水等の不要物が入り込むのを防げる。
本発明の振動フィーダでは、シール材は、板バネ部の全周を覆って設けられていることを特徴としている。
シール材は、板バネ部の全周を囲うものであるから、間座を介して板バネどうしを取付けた後に、板バネ部の外側からシール材を容易に施すことが可能で、その作業も容易である。
本発明の振動フィーダでは、シール材は、隙間領域に側方から入り込んだ入込部を有していることを特徴としている。
入込部を設けることによって、その分だけ隙間領域への不要物の侵入を防ぎ密封性を向上させることができる。
前記板バネと間座は、ともに金属製が好ましく、硬度は板バネに比べて間座の方が低いものが好ましい。前記シール材は耐薬性、耐温度性に優れ、金属との一体性に優れるものが好ましい。
本発明の振動フィーダでは、間座と板バネとで囲まれる隙間領域を外部に対して密封するシール材が板バネ部に設けられているから、間座によって形成される板バネの間の隙間領域に水等の不要物が入り込むのを防止することができる。
本発明の第一の実施形態を示す振動フィーダの全体構成を示す前方からの斜視図 同じく後方からの斜視図 同じく側面図 同じく正面図 同じく板バネ部の拡大側面図 同じく板バネ部の側面を示す概念図 同じく図6におけるA−A線矢視断面図であり、板バネ部における板バネと間座との合わせ面位置での断面図 本発明の第二の実施形態を示す振動フィーダにおける板バネ部の、板バネと間座との合わせ面位置での断面図 本発明の第三の実施形態を示す振動フィーダにおける板バネ部の、板バネと間座との合わせ面位置での断面図 本発明の第四の実施形態を示す振動フィーダにおける板バネ部の、板バネと間座との合わせ面位置での断面図
以下、本発明に係る振動フィーダ(電磁フィーダ)を図面に基づいて説明する。まず、図1ないし図7に基づいて、本発明の第一の実施形態を説明する。
図1は本発明の第一の実施形態を示す振動フィーダの全体構成を示す前方からの斜視図、図2は後方からの斜視図、図3は側面図、図4は正面図、図5は板バネ部の拡大側面図、図6は板バネ部の側面を示す概念図、図7は図6におけるA−A線矢視断面図であり、板バネ部における板バネと間座との対向部位、すなわち合わせ面位置での断面図である。
図1ないし図4に示すように、振動フィーダ1は、フィーダ本体2と、フィーダ本体2に支持される板バネ部である第一板バネ部3および第二板バネ部4と、第一板バネ部3および第二板バネ部4の上端部に支持されるアタッチメント式トラフ取付用の取付部材5と、取付部材5に固定された被吸引部材6と、被吸引部材6を吸引するための電磁石7と、電磁石7の磁力を制御してトラフ8の振動状態を制御するためのコントローラ(図示せず)とを有する。電磁石7およびコントローラはトラフ8に振動を付与する駆動部である。
フィーダ本体2の構成を説明する。この場合、フィーダ本体2はカウンターウエイトを兼用する。フィーダ本体2はステンレス製の金属からなり、鋳造により形成されている。フィーダ本体2の本体底面の四隅に防振バネ21が配置されている。
フィーダ本体2は、その前部を構成する板バネ取付部22と、後部を構成する電磁石装着部23とからなり、全体として、平面視して長手方向(以下「前後方向」という)と短手方向(以下「幅方向」という)を有する略矩形に形成されている。
電磁石装着部23と板バネ取付部22とを幅方向長さで比較すると、電磁石装着部23は板バネ取付部22よりも幅方向がわずかに長く形成されている。これにより、電磁石装着部23の前端部における左右両側下部には、板バネ取付部22の後端部から左右方向に拡大する段付面22aが形成されている(図1参照)。
電磁石装着部23は、全体形状として、立方体形状の塊に形成され、その上面23aを後方に向けて下傾斜するよう形成され、電磁石装着部23の前面23bは前方に向けて下傾斜するよう形成されている。電磁石装着部23の前面23bの中心には、電磁石7を装着するための装着凹部23cが形成されている。装着凹部23cには、電磁石7がモールドされた状態で内装支持されている。
なお、電磁石装着部23には、電磁石7とコントローラとを電気的に接続するリード線(図示せず)を挿通させるための挿通孔が形成されている。電磁石装着部23の上面23aと側面23dとの連続部である隅部は、曲面状に面取りされている。電磁石装着部23の上面23aと背面23eとの連続面である隅部は、曲面状に面取りされている。
板バネ取付部22は、前側の第一取付部221と後側の第二取付部222とからなる。第一取付部221は第一上面221a、幅方向両側の第一側面221b、および第一取付面221cを有する。第二取付部222は第二上面222a、幅方向両側の第二側面222b、および第二取付面222cを有する。
第一取付部221および第二取付部222の、第一取付面221cおよび第二取付面222cは、ともに板バネ取付部22の前面22bに沿う方向(前面22bに平行)に傾斜して形成されている。第一取付面221cおよび第二取付面222cには、下側取付ボルトB1が挿入される孔(図示せず)が形成されている。
第一上面221aは、前方から後方に向けて下傾斜する傾斜面に形成されている。しかもこの傾斜面は、幅方向中心よりも幅方向端部側が下方に位置するよう湾曲した湾曲面に形成されている。第一上面221aと板バネ取付部22の前面22bとの連続面である隅部は、曲面状に面取りされている。第一上面221aと両第一側面221bとの連続面である隅部は、曲面状に面取りされている。
第二上面222aは、前方から後方に向けて下傾斜する傾斜面に形成されている。しかもこの傾斜面は、幅方向中心よりも幅方向端部側が下方に位置するよう湾曲した湾曲面に形成されている。第二上面222aと第一取付面221cとの連続面である隅部は、曲面状に面取りされている。第二上面222aと両第二側面222bとの連続面である隅部には曲面状に面取りされている。
第一取付面221cは、第一板バネ部3の厚み分ほど後退した位置に配置されている。第二取付面222cは、第二板バネ部4の厚み分ほど後退した位置に配置されている。板バネ取付部22の前面22bは第二取付面222cと同方向に傾斜している。板バネ取付部22の前面22bと両第二側面222bとの連続面である隅部は、曲面状に面取りされている。
第一板バネ部3および第二板バネ部4の下端部が、それぞれ第一取付面221c、第二取付面222cに下側取付ボルトB1を介して固定されている。第一板バネ部3および第二板バネ部4の上端部に、上側取付ボルトB2を介して、トラフ8をその下面8aで支持する取付部材5が前後方向に渡すように取付けられている。
取付部材5は、トラフ8が載置される載置板51と、この載置板51の下面から斜め前方に下傾斜する前側の第一取付片511および後側の第二取付片512とを有する。この第一取付片511、第二取付片512の前面に、それぞれ第一板バネ部3、第二板バネ部4の上端部が、上側取付ボルトB2を介して固定されている。
第一取付片511および第二取付片512は、載置板51の下面に対してそれぞれ第一板バネ部3および第二板バネ部4と同様の傾斜角度をもって一体的に形成されている。第一取付片511は載置板51の前端部に配置され、第二取付片512は載置板51の前後方向途中に配置されている。
載置板51は、第二板バネ部4に上下方向で対応する部分からさらに後方に水平に延長された延長部513を有する。延長部513の後端部は下方に折曲されて、第一取付片511および第二取付片512と平行な支持壁部514が形成されている。この支持壁部514は、その後面に被吸引部材6を支持固定する部分である。第二取付片512と支持壁部514との間に渡して、補強用リブ515が一体的に形成されている。
ここで、図5ないし図7を主に、第一板バネ部3(前側の板バネ部)および第二板バネ部4(後側の板バネ部)の構成について詳述する。第一板バネ部3および第二板バネ部4は、それぞれ複数枚(複数個)の板バネ31と、板バネ31の間に配置される、上側および下側の間座34,35とを有する。換言すれば、板バネ31は間座34,35を介して前後に重ねられた構成である。
第一板バネ部3および第二板バネ部4は等しい高さに設定されている。第一板バネ部3および第二板バネ部4の幅は、それぞれ板バネ取付部22の幅(載置板51の幅でもある)に等しく設定されている。
板バネ31は、金属製(ステンレス製)の平板に形成され、正面視して矩形に形成されている。間座34,35は金属製(アルミニウム製)の平板に形成され、板バネ31の間の上下端部側にそれぞれ配置されている。上側および下側の間座34,35は、板バネ31と同幅に形成され、上下長さは板バネ31よりも短く形成されている。板バネ31の上下端部寄側、間座34,35の上下方向中心部には、それぞれ上側取付ボルトB2、下側取付ボルトB1が貫通する孔3a,4a,34d,35dが形成されている。
第一板バネ部3では、板バネ31の上端面31aどうし、および上側の間座34の上端面34aどうしを面一とするとともに、板バネ31の側端面31bどうし、上側の間座34の側端面34bどうしを面一として、上側取付ボルトB2によって、上端部が第一取付片511に固定されている。
板バネ31の下端面31cどうし、および下側の間座35の下端面35cどうしを面一とするとともに、板バネ31の側端面31bどうし、下側の間座35の側端面35bどうしを面一として、下側取付ボルトB1によって、第一板バネ部3の下端部が第一取付面221cに固定されている。
第二板バネ部4では、板バネ31の上端面31aどうし、および上側の間座34の上端面34aどうしを面一とするとともに、板バネ31の側端面31bどうし、上側の間座34の側端面34bどうしを面一として、上側取付ボルトB2によって、上端部が第二取付片512に固定されている。
板バネ31の下端面31cどうし、および下側の間座35の下端面35cどうしを面一とするとともに、板バネ31の側端面31bどうし、下側の間座35の側端面35bどうしを面一として、下側取付ボルトB1によって、下端部が第二取付面222cに固定されている。
なお、第一板バネ部3および第二板バネ部4の上端部は、それぞれ座金36および押え金37で挟まれた状態で、上側取付ボルトB2を介して第一取付片511、第二取付片512に重ねられている。また、第一板バネ部3および第二板バネ部4の下端部は、それぞれ座金36および押さえ金37を介して第一取付面221cおよび第二取付面222cに重ねられている。
第一板バネ部3および第二板バネ部4において、間座34,35の厚みに相当する分だけの隙間Sが板バネ31の間に生じている。この隙間Sに水分等の不要物が入り込まないように、隙間Sを板バネ部の内外で遮断するシール材9が施されている。隙間Sの幅は、間座34,35の厚みに相当する分として、例えば0.8mmである。
第一の実施形態では、シール材9は、第一板バネ部3および第二板バネ部4のそれぞれの全周を囲うように設けられて、板バネ31の間の隙間Sをその上方、下方および側方で密封している。
シール材9は、第一板バネ部3および第二板バネ部4をフィーダ本体2および載置板51に取付けた後に、シリコンシーリング材を塗布することで、第一板バネ部3および第二板バネ部4の全周に施している。これによって、第一板バネ部3および第二板バネ部4それぞれにおいて、内方と外方とが遮断されている。なお、シリコンシーリング材は、第一板バネ部3および第二板バネ部4の間に、例えば作業者によって塗布される。
第一板バネ部3および第二板バネ部4のそれぞれの全周とは、板バネ31の四方の外端面の全てである上端面31a,側端面31b,下端面31c、上側の間座34の上端面34aおよび側端面34b、下側の間座35の下端面35cおよび側端面35b、板バネ31の間の隙間Sの側方部分である。
上記構成の振動フィーダ1では、電磁石7を駆動して、被吸引部材6を電磁石7に対して吸引・離反することにより、取付部材5が前後方向に振動して取付部材5が第一板バネ部3および第二板バネ部4とともに前後方向に振動し、取付部材5に固定されているトラフ8が前後方向に振動してトラフ8上の被搬送物を搬送方向、すなわち前方に向けて搬送する。
ところで、振動フィーダ1では被搬送物を搬送するとその振動にともなって被搬送物(例えば粉状体や顆粒状物)が舞い上がる場合がある。以下、フィーダ本体2上に落下した被搬送物を落下搬送物と呼ぶことにする。第一の実施形態における振動フィーダ1では、フィーダ本体2を覆う部材がないから、トラフ8から舞い上がった落下搬送物は、フィーダ本体2上に落下する。落下搬送物がフィーダ本体2上に付着した状態で次に被搬送物を搬送すると、今度はフィーダ本体2上の落下搬送物が振動フィーダ1の振動によって、逆にトラフ8上に舞い上がり、トラフ8上の被搬送物に異物として混入してしまう。
第一の実施形態の振動フィーダ1では、フィーダ本体2の第一上面221aは、前方から後方に向けて下傾斜する傾斜面に形成されている。しかもこの傾斜面は、幅方向においては、幅方向中心よりも幅方向端部側が下方に位置するよう湾曲した湾曲面に形成されている。第二上面222aは、前方から後方に向けて下傾斜する傾斜面に形成されている。しかもこの傾斜面は、幅方向においては、幅方向中心よりも幅方向端部側が下方に位置するよう湾曲した湾曲面に形成されている。
この構成により、振動フィーダ1のフィーダ本体2上にある洗浄後の洗浄水は、第一上面221aおよび第二上面222aを、後方に、また側方に向けてはじかれる。第一上面221aおよび第二上面222aは後方に向けて下傾斜させている。このため洗浄水が後方へ向けて案内されると、第一上面221aおよび第二上面222aそれぞれの後方側に洗浄水が迅速にはじかれ、排除される。
また、板バネ取付部22の隅部は曲面状に面取りされている。この、板バネ取付部22の隅部によって、洗浄水は、第一取付部221では第一側面221bに、第二取付部222では第二側面222bに向けて円滑にはじかれる。また、電磁石装着部23の前端部における左右両側下部には、第一取付部221の後端部から左右方向に拡大する段付面22aが形成されているから、第一上面221aから後方に排除された洗浄水の一部は、段付面22aに沿って円滑に落下するようにはじかれ、排除される。
電磁石装着部23においては、立方体形状の塊の上面を後方に向けて下傾斜させ、前面を前方に向けて下傾斜させた形状としている。このため、電磁石装着部23においては、振動フィーダ1を水洗いした後の洗浄水の一部が上面23aから後方にはじかれ、排除され易い。
また、電磁石装着部23の上面23aと側面23dとの連続部である隅部は曲面状に面取りされ、電磁石装着部23の上面23aと背面23eとの連続面である隅部は曲面状に面取りされている。このため、洗浄水の一部は、上面23aから背面23eあるいは側面23dに円滑に排除される。
上記のようにして、洗浄水はフィーダ本体2上から排除されるから、フィーダ本体2上に洗浄水が残りにくい。このため落下搬送物がフィーダ本体2の上面や側面等の表面に付着しにくくなる。そうなると、次に被搬送物を搬送する際に、落下搬送物が被搬送物に、異物として混入するのを防止することができる。
さらに、本発明の第一の実施形態では、第一板バネ部3および第二板バネ部4のそれぞれの全周を囲うようにシール材9を設け、板バネ31の間の隙間Sをその側方部分で封止している。このため、第一板バネ部3および第二板バネ部4を洗浄することができ、洗浄水が隙間Sに入り込むことがない。しかも、板バネ31と間座34,35の合わせ面に微細な隙間が発生していたとしても、シール材9で封止されているから、洗浄水が該隙間から入り込むこともない。また、シール材9が全周に施されていることで、落下搬送物が隙間Sに侵入するのを防止することもできる。
このシール材9は、第一板バネ部3および第二板バネ部4をフィーダ本体2および載置板51に取付けた後に、シリコンシーリング材を塗布することで、第一板バネ部3および第二板バネ部4の全周に塗布するようにしているから、施工が極めて容易である。
シリコンシーリングそれ自体は高密度で耐久性に優れ、金属(ステンレス、アルミニウム)との密着性も良好であるから、第一板バネ部3および第二板バネ部4が振動しても、シール材9に割れが発生したり、シール材9が剥がれたりすることもほとんどない。このため、板バネ31の間の隙間Sや、板バネ31と間座34,35の合わせ面の微細な隙間から洗浄水が入り込むのを長期に亘って防止することができる。
本発明の第一の実施形態によれば、振動フィーダ1全体を洗浄することができるよう構成したから、振動フィーダ1に対して特別に防水装置を付設する必要がなく、装置全体が大型化するのを回避することができる。
本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。その他、各部の具体的構成についても種々変形が可能である。
図8に基づいて、本発明の第二の実施形態を説明する。図8は第一の実施形態の図7に対応する断面であり、板バネ部における板バネと間座との合わせ面位置での断面図を示す。
第二の実施形態が第一の実施形態と異なる構成は、第一板バネ部3および第二板バネ部4においてシール材9を施す部位である。第一の実施形態では、シール材9は、第一板バネ部3および第二板バネ部4のそれぞれの全周を囲うように設けており、特に、板バネ31の間の隙間Sにおいては、その側方部分で封止するよう構成している。シール材9を、隙間Sを側方部分で封止するようにすると、シール材9は隙間Sの中にわずかに侵入すると考えられる。
これに対して、本発明の第二の実施形態は、シール材9を積極的に隙間Sの中に入り込むように施した構成である。この入り込んだシール材9を図では入込分9aとして示している。入込部9aは、隙間S(図6参照)を側方部分で封止するよう塗布する(例えば人手により塗り込む)際に、多めに施すことで、容易に形成することができる。他の構成は上記実施形態と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。また、第二の実施形態の構成でも、第一の実施形態と同様の作用効果を奏し得る。
次に、本発明の第三の実施形態を図9に基づいて説明する。第一の実施形態の図7に対応する断面図であり、板バネ部における板バネと間座との合わせ面位置での断面図である。第一の実施形態および第二の実施形態では、シール材9を、板バネ部の全周を囲うように設けた構成である。これに対して、第三の実施形態では、シール材9を、上側の間座34と下側の間座35の間における板バネ31の間の隙間Sに充填して、第一板バネ部3および第二板バネ部4のそれぞれにおいて、内方と外方とを遮断し、板バネ31の間の隙間Sをその上方、下方および側方で密封した構成である。
この構成では、シール材9が上側の間座34の下端面34d、下側の間座35の上端面35dに密着し、板バネ31どうしの対向面31dにも密着している。このため、仮に、板バネ31と間座34,35の合わせ面の微細な隙間から洗浄水が侵入したとしても、隙間Sに洗浄水が侵入することはない。他の構成は上記実施形態と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、本発明の第四の実施形態を図10に基づいて説明する。図10は第一の実施形態における図7に対応する断面図であり、板バネ部における板バネと間座との合わせ面位置での断面図である。第四の実施形態は、シール材9を、上側の間座34と下側の間座35の間における板バネ31の間の隙間Sに、その全周縁部分を囲うように塗布して、第一板バネ部3および第二板バネ部4のそれぞれにおいて、板バネ31の間の隙間Sをその上方、下方および側方で密封して、内方と外方とを遮断している。
この構成では、シール材9が上側の間座34の下端面34d、下側の間座35の上端面35dに密着し、板バネ31どうしの対向面31dの全周縁部分にも密着している。このため、仮に、板バネ31と間座34,35の合わせ面の微細な隙間から洗浄水が侵入したとしても、隙間Sに洗浄水が侵入することはない。他の構成は上記実施形態と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
1…振動フィーダ、2…フィーダ本体、3…第一板バネ部、4…第二板バネ部、8…トラフ、9…シール材、31…板バネ、34,35…間座、S…隙間

Claims (4)

  1. フィーダ本体と、板バネ部とを有し、前記フィーダ本体に前記板バネ部を介してフィーダ本体の上方にトラフが支持される振動フィーダであって、
    前記板バネ部は、複数個の板バネと、該板バネの間の上下端部側にそれぞれ設けられた間座とを備え、前記板バネは前記間座を介して前後に重ねられ、
    前記板バネ部に、間座と板バネとで囲まれる隙間領域を外部に対して密封するシール材が設けられていることを特徴とする振動フィーダ。
  2. シール材は、間座と板バネの対向部位の間も外部に対して密封するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の振動フィーダ。
  3. シール材は、板バネ部の全周を覆って設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の振動フィーダ。
  4. シール材は、隙間領域に側方から入り込んだ入込部を有していることを特徴とする請求項3記載の振動フィーダ。
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JPH11139532A (ja) * 1997-10-31 1999-05-25 Ishida Co Ltd 電磁フィーダ

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