JP2011187880A - 半導体装置および測定方法 - Google Patents

半導体装置および測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内包されるダイオードの電気的特性を直接かつ簡便に測定することが可能な半導体装置および当該半導体装置に関する測定方法を提供する。
【解決手段】半導体装置は、n-層6およびp-層7と、ガードリング12と、チャネルストッパ領域14と、等電位アルミ15と、コレクタ電極8とを備える。チャネルストッパ領域14は、ガードリング12の外周側に位置するように、半導体基板の主表面に形成される。等電位アルミ15は、チャネルストッパ領域14に電気的に接続される。コレクタ電極8は、半導体基板の裏面上に形成される。半導体基板は、p-層7とn-層6とを含む。p-層7は、コレクタ電極8と電気的に接続される。n-層6は、p-層7と直接接触し、チャネルストッパ領域14と直接接触する。等電位アルミ15はチャネルストッパ電極16を含む。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体装置および測定方法に関し、より特定的には、素子形成領域の外側にチャネルストッパ領域を備える半導体装置および当該半導体装置の特性の測定方法に関する。
従来、半導体装置の一種として、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor:IGBT)などの高耐圧型の半導体素子が知られている(たとえば、特開2000−269520号公報(以下、「特許文献1」と呼ぶ)や特開2000−208768号公報(以下、「特許文献2」と呼ぶ)参照)。特許文献1および特許文献2には、チャネルストッパ領域を有する高耐圧型半導体装置が開示され、また特許文献2ではチャネルストッパ領域に接続された補助電極が開示されている。
特開2000−269520号公報 特開2000−208768号公報
しかし、これらのチャネルストッパ領域上には通常パシベーション膜が形成されており、特許文献2の補助電極も当該パシベーション膜に覆われた状態となる。さらに、従来はチャネルストッパ領域に接続される等電位導電体(等電位リング)が形成される場合もある。しかし、このような等電位導電体の幅は比較的狭いものであり、パシベーション膜が形成されない場合であっても、そのような等電位導電体の表面に測定用ニードルや測定用ピンを接触させることは難しい場合が多かった。このため、高耐圧型半導体装置の例であるIGBTに内包されるダイオード(裏面側のPN接合部)の電気的特性を確認するためには、従来はIGBTなどの素子を切断するなどの加工を行なった上で、所定の位置に測定用ニードルを接触させる必要があった。つまり、従来のIGBTなどの素子では、素子を破壊せずに直接的かつ簡便に当該ダイオードの部分のみについて電気的特性を確認することは困難であった。
このため、たとえば新規基板の適用や新規プロセス装置を適用するときに、形成されるデバイスの特性の調整に時間がかかるという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、内包されるダイオードの電気的特性を直接かつ簡便に測定することが可能な半導体装置および当該半導体装置に関する測定方法を提供することである。
この発明に従った半導体装置は、半導体基板と、ガードリングと、チャネルストッパ領域と、等電位導電体と、裏面電極とを備える。半導体基板は、主表面を有し、当該主表面に素子形成領域を有する。ガードリングは、平面視において素子形成領域を取り囲むように半導体基板の主表面に形成される。チャネルストッパ領域は、ガードリングの外周側に位置するように、半導体基板の主表面に形成される。等電位導電体は、半導体基板の主表面上に形成され、チャネルストッパ領域に電気的に接続される。裏面電極は、半導体基板において、主表面と反対側の裏面上に形成される。半導体基板は、第1導電型領域と第2導電型領域とを含む。第1導電型領域は、裏面電極と電気的に接続され、導電型が第1導電型である。第2導電型領域は、第1導電型領域と直接接触し、導電型が第1導電型とは異なる第2導電型であってチャネルストッパ領域と直接接触する。等電位導電体は測定用電極部を含む。
本発明によれば、裏面電極と測定電極部とを用いて、第1導電型領域と第2導電型領域との接触部に形成されるPN接合(PNダイオード)の電気的特性を直接的かつ簡便に測定することができる。
本発明による半導体装置の実施の形態1を示す断面模式図である。 図1に示した半導体装置の平面模式図である。 図1および図2に示した半導体装置の等価回路図である。 図1〜図3に示した半導体装置の第1の変形例を示す平面模式図である。 図1〜図3に示した半導体装置の第2の変形例を示す平面模式図である。 図1〜図3に示した半導体装置の第3の変形例を示す平面模式図である。 本発明による測定方法を説明するための回路図である。 本発明による半導体装置の実施の形態2を示す断面模式図である。 図8に示した半導体装置の平面模式図である。 図8および図9に示した半導体装置の変形例を示す平面模式図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
(実施の形態1)
図1〜図3を参照して、本発明による半導体装置の実施の形態1を説明する。
図1および図2を参照して、本発明による半導体装置は、絶縁ゲートバイポートランジスタ(IGBT)であって、図2に示すように平面形状がほぼ四角形状であり、その中央部に機能素子が形成された素子形成領域1が配置されている。また、当該素子形成領域1を囲むようにチップ終端領域2が配置されている。このチップ終端領域2においては、ガードリング12と、当該ガードリング12と電気的に接続されガードリング12上に位置する等電位アルミ13とが、素子形成領域1を囲むように配置されている。また、ガードリング12の外周側には、ガードリング12を囲むようにチャネルストッパ領域14が形成されている。当該チャネルストッパ領域14に接続され、チャネルストッパ領域14上に配置された等電位アルミ15も、ガードリング12を囲むように形成されている。
上述したガードリング12やチャネルストッパ領域14、および素子形成領域1における機能素子の導電領域などは、半導体基板の主表面に形成されている。ここで、半導体基板は、図1に示すように、導電型がp型であるp+層7と、p+層7上に形成された導電型がn型であるn-層6とにより構成される。すなわち、チップ終端領域2においては、このn-層6の表面にガードリング12およびチャネルストッパ領域14が形成されている。
また、図1および図2に示した半導体装置においては、素子形成領域に機能素子としての絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)が形成されている。具体的には、n-層6の表面において、素子形成領域1ではチャネルドープ層であるp+層5が形成されている。このp+層5の表面層には、当該p+層5の外周端から間隔を隔ててn+層4が形成されている。n+層4と、p+層5の外周端との間の領域上には、絶縁膜である酸化膜10を介してゲート電極9が形成されている。なお、ゲート電極9は、図1に示すようにその側面および上部表面上も酸化膜10により覆われている。そして、n+層4の表面に接触するように、エミッタ電極3が形成されている。また、半導体基板の裏面側(p+層7の裏面側)には、コレクタ電極8が形成されている。
チップ終端領域2においては、ガードリング12の上を覆うように、n-層6の表面上に絶縁膜である酸化膜10が形成されている。当該酸化膜10において、ガードリング12上に位置する領域には開口部が形成されている。当該開口部の内部を充填するとともに、酸化膜10の上にまで延在するように、ガードリング12と電気的に接続された等電位アルミ13が形成されている。この等電位アルミ13は、図2に示すように素子形成領域1の外周を周回するようにガードリング12に沿って形成されている。また、ガードリング12よりも外周側に位置するチャネルストッパ領域14上には、既に述べたように等電位アルミ15がチャネルストッパ領域14と電気的に接続された状態で形成されている。等電位アルミ15も図2に示すようにチャネルストッパ領域14に沿って素子形成領域1の外周を囲むように形成されている。
そして、酸化膜10および等電位アルミ13、15を覆うように被覆膜としてのパシベーション膜11が形成されている。このパシベーション膜11においては、チャネルストッパ領域14上に位置する等電位アルミ15の表面の一部を露出するように開口部17が形成されている。この開口部17において露出している等電位アルミ15の表面の部分がチャネルストッパ電極16となっている。このチャネルストッパ電極16は、図2に示すように、半導体装置を平面視した場合の、半導体装置の角部近傍に形成されている。このようにすれば、等電位アルミ15が屈曲した部分にチャネルストッパ電極16を配置できるので、チャネルストッパ電極16の面積(すなわち開口部17の開口面積)を容易に大きくすることができる。
なお、図3に示す等価回路図を参照して、半導体基板の裏面側におけるp+層7とn-層6との接合部が、いわゆるPNダイオードとして作用する。そして、チャネルストッパ電極16は、当該PNダイオードのn-層6側に電気的に接続された状態となる。また、コレクタ電極8は、当該PNダイオードのp+層7側に接続された状態となる。このため、後述するように当該PNダイオードの特性を、コレクタ電極8およびチャネルストッパ電極16を利用して直接確認することができる。
なお、半導体基板の準備やIGBTの形成、パシベーション膜11の形成までは、従来周知の半導体装置の製造方法を用いて実施することができる。そして、パシベーション膜11において開口部17を形成する方法としては、たとえば以下のような方法を用いることができる。すなわち、まずフォトリソグラフィを用いてパシベーション膜11上に開口部17に対応する開口パターンを有するレジストパターンを形成する。そして、当該レジストパターンをマスクとして用いてエッチングによりパシベーション膜11を部分的に除去する。
次に、図4を参照して、本発明による半導体装置の実施の形態1の第1の変形例を説明する。なお、図4は図2に対応する。
図4に示した半導体装置は、基本的には図1〜図3に示した半導体装置と同様の構造を備えるが、開口部17およびチャネルストッパ電極16の平面形状が異なっている。具体的には、図4に示した半導体装置においては、チャネルストッパ電極16および開口部17の平面形状は三角形状となっている。このような場合においても、図1〜図3に示した半導体装置と同様の効果を得ることができる。また、チャネルストッパ電極16および開口部17の平面形状をこのような三角形状にすることで、チャネルストッパ電極16の外周を半導体装置の平面形状の外周に沿った形とできるので、チャネルストッパ電極16の表面積をより大きくすることができる。
図5を参照して、本発明による半導体装置の実施の形態1の第2の変形例を説明する。なお、図5は図2に対応する。
図5に示した半導体装置は、基本的には図1〜図3に示した半導体装置と同様の構造を備えるが、チャネルストッパ電極16および開口部17の数が異なっている。すなわち、図5に示した半導体装置では、チャネルストッパ電極16および開口部17がそれぞれ2つ形成されている。このようにすれば、一方のチャネルストッパ電極16を測定用ニードルまたは測定用フィンを接触させるフォース用の電極として利用できる。そして、もう一方のチャネルストッパ電極16を、センスパッド用の電極として利用できる。
なお、チャネルストッパ電極16の数は、図5に示したように2つに限ることなく、3つあるいは4つ以上の複数個としてもよい。また、図5においては、平面視した場合の半導体装置の中央部を中心として点対称の位置に2つのチャネルストッパ電極16を配置したが、半導体装置のいずれか一方の端部側に片寄るように複数のチャネルストッパ電極16を配置してもよい。
図6を参照して、本発明による半導体装置の実施の形態1の第3の変形例を説明する。なお、図6は図2に対応する。
図6に示した半導体装置は、基本的には図5に示した半導体装置と同様であるが、チャネルストッパ電極16の平面形状が異なっている。具体的には、図6に示した半導体装置においては、チャネルストッパ電極16の平面形状が三角形状となっている。また、チャネルストッパ電極16の平面形状における隣り合う2つの辺は、図4に示した半導体装置の場合と同様に半導体装置の外周の辺にほぼ沿ったように配置されている。この結果、図4に示した半導体装置と同様に、チャネルストッパ電極16の表面積をより大きくすることができる。さらに、図5に示した半導体装置と同様の効果も得ることができる。
次に、本発明による半導体装置の特性を測定する測定方法について、図7を参照して説明する。
本発明による測定方法は、図1〜図6のいずれかに示した本発明による半導体装置の特性を測定する方法である。具体的には、本発明による半導体装置のコレクタ電極8とチャネルストッパ電極16との間に誘導性負荷20を接続する。また、本発明による半導体装置のコレクタ電極8に、測定用の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)のコレクタ電極22を接続する。そして、当該測定用のIGBTのエミッタ電極23を接地する。
そして、この状態で測定用のIGBT21のゲート電極とエミッタ電極23との間に複数のパルス電圧を入力したときの、p+層7およびn-層6からなるPN接合に流れる電流値を測定する。この結果、本発明による半導体装置におけるホール注入量やp+層7の品質を判定することができる。
また、チャネルストッパ電極16およびコレクタ電極8の順方向電圧およびブレークダウン電圧を測定することにより、p+層7の不純物濃度や厚みを確認することができる。
(実施の形態2)
図8および図9を参照して、本発明による半導体装置の実施の形態2を説明する。
図8および図9に示した半導体装置は、基本的には図1〜図3に示した半導体装置と同様の構造を備えるが、チャネルストッパ電極16の構造が異なっている。具体的には、図8および図9に示した半導体装置においては、チャネルストッパ電極16は、パシベーション膜11に形成された開口部17を介して等電位アルミ15と電気的に接続された導電体である。当該チャネルストッパ電極16は開口部17の内部からパシベーション膜11の上部表面上に向けて突出するように形成されている。異なる観点から言えば、図8および図9に示した半導体装置におけるチャネルストッパ電極16は、等電位アルミ15に接続されるとともに、パシベーション膜11上においてパシベーション膜11の上部表面上に延びるように延在する延在部31を含んでいる。
このような構造によっても、図1〜図3に示した半導体装置と同様の効果を得ることができる。さらに、図8および図9に示した半導体装置においては、チャネルストッパ電極16の平面形状や平面サイズを、開口部17のサイズとは独立して決定することができる。このため、たとえばチャネルストッパ電極16をパシベーション膜11の上部表面上においてガードリング12の上方に位置する領域にまで延在するように形成することができる。この結果、チャネルストッパ電極16の平面サイズを十分大きくすることができる。このため、チャネルストッパ電極16に測定端子などを接触させるときの作業性を向上させることができる。
図10を参照して、本発明による半導体装置の実施の形態2の変形例を説明する。なお、図10は図9に対応する。
図10を参照して、半導体装置は基本的には図8および図9に示した半導体装置と同様の構造を備えるが、チャネルストッパ電極16が2つ形成されている点が異なっている。具体的には、図10に示した半導体装置では、半導体装置の平面視での中央部を中心として点対称の位置に2つのチャネルストッパ電極16が形成されている。2つのチャネルストッパ電極16の構成は基本的に同様である。このようにすれば、先に説明した図5に示した半導体装置と同様の効果を得ることができる。
なお、図8〜図10に示した半導体装置におけるチャネルストッパ電極16の平面形状は、図示したような四角形状に限らず、三角形状や五角形、六角形などの任意の多角形状とすることができる。また、図8〜図10に示した半導体装置を用いて、図7に示したような測定方法を実施することもできる。
ここで、上述した実施の形態と一部重複する部分もあるが、本発明の特徴的な構成を列挙する。
この発明に従った半導体装置は、半導体基板(n-層6およびp-層7)と、ガードリング12と、チャネルストッパ領域14と、等電位導電体(等電位アルミ15)と、裏面電極(コレクタ電極8)とを備える。半導体基板は、主表面を有し、当該主表面に素子形成領域1を有する。ガードリング12は、平面視において素子形成領域1を取り囲むように半導体基板の主表面に形成される。チャネルストッパ領域14は、ガードリング12の外周側に位置するように、半導体基板の主表面に形成される。等電位アルミ15は、半導体基板の主表面上に形成され、チャネルストッパ領域14に電気的に接続される。コレクタ電極8は、半導体基板において、主表面と反対側の裏面上に形成される。半導体基板は、第1導電型領域(p-層7)と第2導電型領域(n-層6)とを含む。第1導電型領域(p-層7)は、コレクタ電極8と電気的に接続され、導電型が第1導電型(p型)である。第2導電型領域(n-層6)は、第1導電型領域(p-層7)と直接接触し、導電型が第1導電型とは異なる第2導電型(n型)であってチャネルストッパ領域14と直接接触する。等電位アルミ15は測定用電極部(チャネルストッパ電極16)を含む。
このようにすれば、コレクタ電極8とチャネルストッパ電極16とにそれぞれ測定用端子を接触させて電流を流すことにより、半導体装置に対して特別な加工など行なうことなく、第1導電型領域(p-層7)と第2導電型領域(n-層6)との接触部に形成されるPN接合(PNダイオード)の電気的特性を直接的かつ簡便に測定することができる。この結果、半導体装置の電気的特性について調整が必要な場合に、当該半導体装置の上記PNダイオードに関する特性を直接的に測定できるので、調整作業を容易かつ迅速に行なうことが可能になる。
上記半導体装置は、図1〜図6に示すように、少なくとも等電位アルミ15を覆う被覆膜(パシベーション膜11)を備えていてもよい。パシベーション膜11には、等電位アルミ15の表面の一部を露出させる開口部17が形成されていてもよい。チャネルストッパ電極16は、開口部17から露出した等電位アルミ15の部分であってもよい。
この場合、等電位アルミ15上に位置するパシベーション膜11に開口部17を形成することにより、等電位アルミ15の表面の一部を露出させることでチャネルストッパ電極16を容易に形成することができる。
上記半導体装置は、図8〜図10に示すように、少なくとも等電位アルミ15を覆う被覆膜(パシベーション膜11)を備えていてもよい。パシベーション膜11には、等電位アルミ15の表面の一部を露出させる開口部17が形成されていてもよい。等電位アルミ15は、開口部17を介してパシベーション膜11の表面上に向けて延在する延在部31を含んでいてもよい。チャネルストッパ電極16は延在部31を含んでいてもよい。
この場合、チャネルストッパ電極16として作用する延在部31については、パシベーション膜11の開口部17上に延びているので、パシベーション膜11の上部で開口部17のサイズとは独立してその平面形状を決定することができる。そのため、開口部17のサイズより大きなサイズの平面形状を有する延在部31をチャネルストッパ電極16として形成することができる。この結果、測定用端子をチャネルストッパ電極16に接触させるといった作業を容易に行なうことができる。
また、上記半導体装置において、延在部31は、図8〜図10に示すように、パシベーション膜11の表面上において、開口部17から外側に向かってパシベーション膜11の表面の一部を覆うように形成されていてもよい。この場合、チャネルストッパ電極16を確実に開口部17のサイズより大きくすることができる。
上記半導体装置では、平面視において、チャネルストッパ電極16の平面形状は三角形、四角形、五角形など任意の多角形状であってもよい。この場合、チャネルストッパ電極16の平面形状を、測定においてチャネルストッパ電極16に接触する測定用端子の形状やサイズ、さらに半導体装置の他の構成部材(電極など)のレイアウトに適合するように調整する場合の自由度を大きくできる。
上記半導体装置では、平面視において、チャネルストッパ電極16の外形は四角形状であってもよく、当該四角形状の縦方向の長さおよび横方向の長さがそれぞれ100μm以上であってもよい。この場合、測定用端子を容易にチャネルストッパ電極16に接触させることができる。
上記半導体装置では、図5や図6などに示すように、チャネルストッパ電極16は等電位アルミ15において複数箇所に形成されていてもよい。この場合、測定時に等電位アルミ15の複数個所に測定用端子を接続することが可能になり、測定方法の選択の自由度を大きくできる。
この発明に従った測定方法は、上記半導体装置の特性の測定方法であって、図7に示すように、測定用の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)のコレクタ電極22を半導体装置の裏面電極(コレクタ電極8)に電気的に接続するとともに、誘導性負荷20をコレクタ電極8と測定用電極部(チャネルストッパ電極16)との間をつなぐように接続する工程(準備工程)と、測定用の当該絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)のゲート電極とエミッタ電極23との間に複数のパルス電圧を入力したときに、半導体装置の第1導電型領域(p-層7)と第2導電型領域(n-層6)とを流れる(つまりPNダイオードを流れる)電流値を測定する工程(測定工程)とを備える。
このようにすれば、第1導電領域(p-層7)と第2導電領域(n-層6)との接合部(PNダイオード)へのホール注入量や、PNダイオードを構成する導電領域の状態についての情報を容易に得ることができる。
この発明に従った他の測定方法では、上記測定方法を用いて、第1導電型領域と第2導電型領域との接合部におけるPN接合のリカバリーサージ破壊試験を行なうことにより、第1導電型領域の厚みを測定する。
なお、上述の実施の形態では、半導体装置の例としてIGBTを用いて説明したが、本発明は半導体基板中にPN接合部が形成され、当該PN接合のいずれかの導電領域と電気的に接続されたチャネルストッパ領域14および等電位導電体(等電位アルミ15)が形成されている半導体装置であれば任意の機能素子を備える半導体装置に適用可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、IGBTに特に有利に適用される。
1 素子形成領域、2 チップ終端領域、3,23 エミッタ電極、4 n+層、5 p+層、6 n-層、7 p+層、8,22 コレクタ電極、9 ゲート電極、10 酸化膜、11 パシベーション膜、12 ガードリング、13,15 等電位アルミ、14 チャネルストッパ領域、16 チャネルストッパ電極、17 開口部、20 誘導性負荷、31 延在部。

Claims (7)

  1. 主表面を有し、前記主表面に素子形成領域を有する半導体基板と、
    平面視において前記素子形成領域を取り囲むように前記半導体基板の前記主表面に形成されたガードリングと、
    前記ガードリングの外周側に位置するように、前記半導体基板の前記主表面に形成されたチャネルストッパ領域と、
    前記半導体基板の前記主表面上に形成され、前記チャネルストッパ領域に電気的に接続された等電位導電体と、
    前記半導体基板において、前記主表面と反対側の裏面上に形成された裏面電極とを備え、
    前記半導体基板は、
    前記裏面電極と電気的に接続され、導電型が第1導電型である第1導電型領域と、
    前記第1導電型領域と直接接触し、導電型が前記第1導電型とは異なる第2導電型であって前記チャネルストッパ領域と直接接触する第2導電型領域とを含み、
    前記等電位導電体は測定用電極部を含む、半導体装置。
  2. 少なくとも前記等電位導電体を覆う被覆膜を備え、
    前記被覆膜には、前記等電位導電体の表面の一部を露出させる開口部が形成され、
    前記測定用電極部は、前記開口部から露出した前記等電位導電体の部分である、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 少なくとも前記等電位導電体を覆う被覆膜を備え、
    前記被覆膜には、前記等電位導電体の表面の一部を露出させる開口部が形成され、
    前記等電位導電体は、前記開口部を介して前記被覆膜の表面上にまで延在する延在部を含み、
    前記測定用電極部は前記延在部を含む、請求項1に記載の半導体装置。
  4. 平面視において、前記測定用電極部の平面形状は多角形状である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 平面視において、前記測定用電極部の外形は四角形状であり、
    前記四角形状の縦方向の長さおよび横方向の長さがそれぞれ100μm以上である、請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記測定用電極部は前記等電位導電体において複数箇所に形成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置の特性の測定方法であって、
    測定用の絶縁ゲートバイポーラトランジスタのコレクタ電極を前記半導体装置の前記裏面電極に電気的に接続するとともに、誘導性負荷を前記裏面電極と前記測定用電極部との間をつなぐように接続する工程と、
    前記絶縁ゲートバイポーラトランジスタのゲート電極とエミッタ電極との間に複数のパルス電圧を入力したときに、前記半導体装置の前記第1導電型領域と前記第2導電型領域とを流れる電流値を測定する工程とを備える、測定方法。
JP2010054383A 2010-03-11 2010-03-11 測定方法 Active JP5656422B2 (ja)

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