JP2011187285A - 発光装置 - Google Patents

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靖 服部
Masaki Toyama
政樹 遠山
Shinji Saito
真司 斎藤
Shinya Nunogami
真也 布上
Rei Hashimoto
玲 橋本
Jongil Hwang
鐘日 黄
Maki Sugai
麻希 菅井
Takashi Ueno
貴史 上野
Junichi Kinoshita
順一 木下
Misaki Ueno
岬 上野
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Abstract

【課題】半導体レーザダイオードを光源とし、輝度分布の均一性の高い可視光を効率よく得られる発光装置を提供する。
【解決手段】レーザ光を出射する半導体レーザダイオードと、上面、下面、対向する2つの側面および対向する2つの端面を備え、レーザ光が第1の端面から入射され、下面に凹凸を有し、レーザ光を下面で反射し上面方向に出射する導光体と、導光体の上面側に設けられ、導光体から出射されるレーザ光を吸収し可視光を発する発光体と、導光体の下面および2つの側面に接する導光体よりも低屈折率の物質を有することを特徴とする発光装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体レーザダイオードを光源とする発光装置に関する。
半導体発光素子と蛍光物質を組み合わせた種々の発光装置が提案されている。このような発光装置は、蛍光物質が半導体発光素子からの励起光を吸収し、励起光と異なる波長の光を放出するものである。
特許文献1には、半導体レーザダイオードから出射されるレーザ光を導光体で反射させ、導光体の上面に設けられる蛍光物質を含有する発光体に入射させて、可視光を発する発光装置が記載されている。
特開2006−73202号公報
もっとも、発光体から発せられる可視光の輝度分布の均一性を効率よく上げるためには、上記技術では必ずしも十分ではない。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、半導体レーザダイオードを光源とし、輝度分布の均一性の高い可視光を効率よく得られる発光装置を提供することにある。
本発明の一態様の発光装置は、レーザ光を出射する半導体レーザダイオードと、上面、下面、対向する2つの側面および対向する2つの端面を備え、前記レーザ光が第1の端面から入射され、前記下面に凹凸を有し、前記レーザ光を前記下面で反射し前記上面方向に出射する導光体と、前記導光体の前記上面側に設けられ、前記導光体から出射されるレーザ光を吸収し可視光を発する発光体と、前記導光体の前記下面および前記2つの側面に接する前記導光体よりも低屈折率の物質を有することを特徴とする。
上記態様の発光装置において、前記物質が気体であることが望ましい。
上記態様の発光装置において、前記導光体がガラスであることが望ましい。
上記態様の発光装置において、前記下面の凹凸が、前記レーザ光の中心軸と交差する方向に、線状に設けられることが望ましい。
上記態様の発光装置において、前記下面の凹凸が、前記第1の端面から第2の端面に向けて密になることが望ましい。
上記態様の発光装置において、前記下面が、前記第1の端面から第2の端面に向けて、前記レーザ光の中心軸との距離が近接する向きに傾斜することが望ましい。
上記態様の発光装置において、前記導光体の、前記第2の端面側に拡散部材または反射部材をさらに有することが望ましい。
上記態様の発光装置において、前記半導体レーザダイオードと前記導光体との間に、前記レーザ光の光路を変える光学部材をさらに有することが望ましい。
本発明によれば、半導体レーザダイオードを光源とし、輝度分布の均一性の高い可視光を効率よく得られる発光装置を提供することが可能となる。
第1の実施の形態の発光装置の概略断面図である。 第1の実施の形態の発光装置の概略斜視図である。 半導体レーザダイオードの第1の具体例の断面図である。 半導体レーザダイオードの第2の具体例の断面図である。 半導体レーザダイオードの第3の具体例の断面図である。 半導体レーザダイオードが出射するレーザ光の強度分布の説明図である。 第1の実施の形態の発光装置の作用を説明する図である。 第1の実施の形態の発光装置の作用を説明する図である。 第1の実施の形態の発光体の一例を示す断面図である。 第1の実施の形態の発光体の一例の一部断面図である。 第2の実施の形態の発光装置の概略断面図である。 第2の実施の形態の発光装置の可視光の輝度分布のシミュレーション結果を示す図である。 第2の実施の形態の発光装置の可視光の輝度分布の実測結果を示す図である。 第3の実施の形態の発光装置の概略断面図である。 第4の実施の形態の発光装置の概略断面図である。 第5の実施の形態の発光装置の概略断面図である。 第6の実施の形態の発光装置の概略断面図である。 第6の実施の形態の発光装置に導光板を組み合わせた面状の発光装置の概略斜視図である。 第7の実施の形態の発光装置の概略断面図である。
以下、図面を用いて実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。なお、便宜上、本明細書中、導光体においてレーザ光が取り出される面を「上面」、その上面に対向する面を「下面」と称するものとする。また、本明細書中、屈折率とは真空の屈折率を1.0とした場合の絶対屈折率を意味するものとする。
(第1の実施の形態)
本実施の形態の発光装置は、レーザ光を出射する半導体レーザダイオードと、上面、下面、対向する2つの側面および対向する2つの端面を備え、レーザ光が第1の端面から入射され、下面に凹凸を有し、レーザ光を下面で反射し上面方向に出射する導光体と、導光体の上面側に設けられ、導光体から出射されるレーザ光を吸収し可視光を発する発光体と、導光体の下面および2つの側面に接する導光体よりも低屈折率の物質を有する。この発光装置は、例えば液晶ディスプレイのバックライトに用いられる。
本実施の形態の発光装置は、導光体に入射するレーザ光の強度分布に応じた凹凸を導光体の下面に設けることで、発光体へ入射されるレーザ光の強度分布の均一性を高める。これにより、輝度分布の均一性の高い可視光を発する発光装置が実現される。また、導光体の下面および側面と接する物質を導光体よりも低屈折率の物質とすることで、レーザ光の導光体内での反射を全反射とすることが可能となる。したがって、反射の際のエネルギー損失が低減され、発光効率の高い発光装置を実現することが可能となる。
図1は、本実施の形態の発光装置の概略断面図である。図1(a)がレーザ光の中心軸に平行な断面図、図1(b)がレーザ光の中心軸に垂直な断面図である。図2は、本実施の形態の発光装置の概略斜視図である。
発光装置100は、レーザ光(図中実線矢印)を出射する半導体レーザダイオード10を備えている。そして、この半導体レーザダイオード10から出射されるレーザ光が入射される導光体12を備えている。
導光体12は、例えば石英ガラス等の透光性のガラスで形成され、上面12a、下面12b、対向する第1の側面12c、第2の側面12d、および、対向する第1の端面12e、第2の端面12fを備える。導光体12の下面12bには凹凸が設けられている。本実施の形態では、凹凸は、レーザ光の中心軸La(図中一点鎖線矢印)と交差する方向に線状に設けられ、断面が楔型(三角形)の溝となっている。レーザ光は導光体12の第1の端面12eから入射され、下面12bで反射される。そして、上面12a方向に出射される。
導光体12の上面12a側には、導光体12から出射されるレーザ光を吸収し可視光(図中白抜き矢印)を発する発光体14を備えている。そして、例えばガラスである導光体12の下面12b、第1の側面12c、第2の側面12dに接する導光体12よりも低屈折率の物質16、例えば空気を有する。
半導体レーザダイオード10、発光体14は例えばアルミニウム製の筐体20に固定される。また、導光体12は、筐体20の内面との間が中空、すなわち空気が介在するよう支持部22によって支持される。本実施の形態では、導光体12はレーザ中心軸La方向に細長く伸びる形状、棒状を呈する。発光体14も導光体12に対応する形でレーザ中心軸La方向に細長く伸びる形状となっている。したがって、発光装置100の可視光の発光形状は線形状になる
半導体レーザダイオード10としては、430nm以下の波長領域の青から紫外の発光ピーク波長を有するものを用いるのが望ましい。例えば、AlGaInN系レーザダイオードを用いることが可能である。
図3は、半導体レーザダイオードの第1の具体例の断面図である。この半導体レーザダイオードは、発光層としてIII−V族化合物半導体であるGaInNを用いる端面発光型のAlGaInN系レーザダイオードである。
この半導体レーザダイオードは、n型GaN基板30上に、n型GaNバッファ層31、n型AlGaNクラッド層32、n型GaN光ガイド層33、GaInN発光層34、p型GaN光ガイド層35、p型AlGaNクラッド層36、p型GaNコンタクト層37をそれぞれ順次積層した構造を有する。p型GaNコンタクト層37のリッジ側面及びp型AlGaNクラッド層36の表面には、絶縁膜38が設けられている。また、p側電極39が、p型GaNコンタクト層37及び絶縁膜38の表面に、n側電極40が、n型GaN基板30の裏面に、それぞれ設けられている。p側電極39とn側電極40との間に動作電圧を印加することで、GaInN発光層34からレーザ光が出射される。
図4は、半導体レーザダイオードの第2の具体例の断面図である。この半導体レーザダイオードは、発光層としてII−VI族化合物半導体であるMgZnOを用いる端面発光型のMgZnOレーザダイオードである。
この半導体レーザダイオードは、酸化亜鉛(ZnO)基板130上に、金属反射層131、p型MgZnOクラッド層132、i型MgZnO発光層133、n型MgZnOクラッド層134、n型MgZnOコンタクト層135をそれぞれ順次積層した構造を有する。n型コンタクト層135には、n側電極136が設けられる。また、基板130にはp側電極137が設けられる。
図5は、半導体レーザダイオードの第3の具体例の断面図である。この半導体レーザダイオードも、発光層としてII−VI族化合物半導体であるMgZnOを用いる端面発光型のMgZnOレーザダイオードである。
この半導体レーザダイオードは、Si基板140上に、ZnOバッファ層141、p型MgZnOクラッド層142、MgZnO発光層143、n型MgZnOクラッド層144をそれぞれ順次積層した構造を有する。n型クラッド層144には酸化インジウムスズ(ITO)電極層145を介してn側電極146が設けられる。また、p型クラッド層142にはITO電極層147を介してp側電極148が設けられる。
図6は、半導体レーザダイオードが出射するレーザ光の強度分布の説明図である。半導体レーザダイオード10の端面から出射されるレーザ光は、図6に示すように、そのレーザ光の最大強度の方向である中心軸Laを中心に、例えば60度の広がり角θを上下方向に有する。また、レーザ光の強度分布は、図6に示すように中心軸の強度を平均値とするガウス分布を示す。
図7は、本実施の形態の発光装置の作用を説明する図である。仮に、レーザ光の強度分布がガウス分布ではなく一定分布とすると、導光体12の下面に照射されるレーザ光の単位面積当たりのエネルギーは、同一の角度範囲にある2つのレーザ光の照射領域が図中のようにL<Lとなることから、半導体レーザダイオード10側が高い。すなわち、第1の端面12e側のエネルギーが最も高く、第2の端面12f側に向かって低くなっていく。
したがって、発光体14に向けて照射されるレーザ光の強度分布の均一性を上げるためには、第2の端面12f側でのレーザ光の上面12a側への反射を、第1の端面12e側での反射に比べて大きくすることが望ましい。
本実施の形態においては、図1(a)に示すように、導光体12の下面12bに凹凸を設けレーザ光を反射させる。そして、この凹凸が第1の端面12eから第2の端面12fに向けて密になることによって、第2の端面12f側でのレーザ光の反射を、第1の端面12e側での反射に比べて大きくしている。
なお、実際には、レーザ光の強度分布はガウス分布となっているため、一定分布の場合よりも、第1の端面12e側でのエネルギーは低くなることが予想される。凹凸の導光体12内での最適な密度は、レーザ光の分布、半導体レーザダイオード10と導光体12との距離、導光体12のサイズ等によって変わる。よって、各種のパラメータを考慮して最適な密度を設定すれば良い。
図8は、本実施の形態の発光装置の作用を説明する図である。図中の折れ線は、導光体12の下面12bの一部を示す。発光装置100では、例えばガラスである導光体12の下面12b、第1の側面12c、第2の側面12dに接する導光体12よりも低屈折率の物質16、例えば空気を有する。導光体12の屈折率をn、低屈折率の物質16の屈折率をnとする。例えば石英ガラスの屈折率は1.5程度、空気は1.0程度である。
レーザ光(図中実線矢印)の入射角θが臨界角以上、すなわちsinθ≧n/nを充足する時、レーザ光は全反射する。例えば導光体12bの下面にミラーや拡散板を設けて、レーザ光を反射させる場合、ミラーや拡散板がレーザ光の一部を吸収することによるエネルギー損失が生ずる。レーザ光を全反射させることで、反射によるレーザ光のエネルギー損失はゼロになる。
本実施の形態では、レーザ光の入射角θが、全反射の条件を可能な限り満たすように導光体12の下面12bの凹凸が設計される。したがって、ミラーや拡散板による反射に起因するレーザ光のエネルギー損失が抑制される。
また、第1の側面12cおよび第2の側面12dでのレーザ光の反射も可能な限り全反射となるよう設計する。特に、本実施の形態のような線形状の発光装置の場合、導光体12が細長い棒状となるため、必然的に第1の側面12cおよび第2の側面12dへのレーザ光の入射角が浅くなる。したがって、全反射条件を充足しやすくなる。
このように、本実施の形態の発光装置では、全反射を利用してレーザ光の光路を変化させて発光強度の均一性の向上を実現する。したがって、エネルギー損失の少ない高効率な発光装置を実現できる。
全反射をおこす臨界角が小さいほど、設計の自由度があがるため、低屈折率の物質16の屈折率nと導光体12の屈折率nとの比、n/nはできる限り小さいことが好ましい。
なお、導光体12の材料としては、高エネルギーのレーザ光を入射しても変質しにくく、導光体12自体の光の吸収も少ない石英ガラス等の透光性ガラスを使用することが望ましい。しかし、例えば、透明樹脂を用いることも可能である。
また、ここでは、発光装置100を線形状の可視光を発する装置とするために、細長い棒状の導光体12を用いる場合を例に説明したが、導光体12は発光装置100を面形状の可視光を発する装置とする場合には、板状の形状であっても構わない。
また、凹凸の形状は、レーザ光の反射効率を考慮すると、レーザ光の中心軸La(図中一点鎖線矢印)と交差する方向に線状に設けられことが好ましいが、線状の溝等ではなく、例えば、ピット状等の別の形状の凹凸を適用することも可能である。また、凹凸の断面形状についても、楔型(三角形)ではなくとも、台形、矩形または半球形等、均一な輝度分布と全反射条件を満たす上で最適な形状を選択すればよい。また、線状についても直線状であっても曲線状であっても構わない。
低屈折率の物質16は、本実施の形態のように、屈折率の極めて低い点から、空気等の気体であることが望ましい。
図9は、本実施の形態の発光体の一例を示す断面図である。発光体14は、例えば透明なガラス基板等の透明基板54に異なる波長の可視光を発する第1の蛍光体粒子56aと第2の蛍光体粒子56bが結着剤58により層状に結着されて形成されている。
図10は、本実施の形態の発光体の一例の一部断面図である。図9のように、ガラス基板上に蛍光体粒子を結着するのではなく、図10のように、例えば、シリコーン樹脂等の透明基材50中に蛍光体粒子52が分散される構造であってもよい。
発光体14の内部に入射する励起光となるレーザ光は、蛍光体粒子に吸収され、励起光とは異なる波長の可視光に変換される。
蛍光体粒子としては、白色光を出すために、例えば、青色発光体である(Sr,Ca,Ba)10(POCl:Euと、黄色発光体である(Sr,Ca,Ba)Si:Euを用いる。
そして、例えば、上記、図9の2種の蛍光体粒子のうち、導光体12に近い側、すなわち、図9のガラス基板54側に波長の長い光を発する黄色発光体、その上に波長の短い光を発する青色発光体を結着剤で結着する。このような積層構造とすることにより、黄色発光体による青色発光体の発光の再吸収を低減させ発光効率を向上させることが可能となる。
または、上記、2種の蛍光体粒子を、図10のように、それぞれ、シリコーン樹脂中に分散させて黄色と青色の2種類の発光体を形成する。そして、この2種類の発光体を積層させて発光体14を形成してもよい。この際も、導光体12に近い側に黄色発光体を設けることが好ましい。
また、発光体14を積層構造とする場合、上記のようにより長波長の発光体を導光体12に近い側に配置することに代えて、レーザ光の吸収率の高い発光体を導光体12に近い側に配置することも、導光体12側に戻るレーザ光の割合を減少させて発光効率を向上させるため好適である。
ここでは、2種類の蛍光体粒子を用いて、発光体14を形成する場合を例にして説明したが、蛍光体粒子は目的に応じて、種類や種類数を適宜変更することが可能である。例えば、青色蛍光体粒子、黄色蛍光体粒子、緑色蛍光体粒子の3種類を用いて白色光を発する発光体であっても構わない。
蛍光体粒子としては、粒径5〜25μmのものが望ましく、特に、発光強度並びに発光効率の高い、粒径約20nm以上の大粒径粒子を含むものを使用することが望ましい。蛍光体粒子の粒径が5μm未満の場合には、発光体の吸収率が低く、また発光体が劣化しやすいため使用に適さない。25μmを超える場合には、発光体14の成形が難しくなり、色むらなどが生じやすい。
また、ここでは、発光体14と導光体12との間に気体が介在する構成を例に説明した。レーザ光の経路等のシミュレーションを容易にし、装置の設計効率を上げる観点からはこの構成が望ましいが、発光体14と導光体12を密着させて、発光装置をより小型化する構成であっても構わない。
なお、導光体12の下面12b、側面12c、側面12dおよび第2の端面12fに対向する筐体20の内面全体若しくはその一部を拡散反射面または鏡面反射面としてもよい。この場合、導光体12の表面で全反射せずに透過した光を筐体20の内面で反射して再利用できるため全体の発光効率が向上する。さらに、本形態では、導光体12の第2の端面12fと、第2の端面12fに対向する筐体20の内面との間に隙間を設けてあるが、この隙間をなくして筐体20の内面に密着させるように組み付けてもよい。この場合、筐体20の内面に形成した反射面で第2の端面12fに達した光を反射して有効な光として利用することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、半導体レーザダイオードを光源とし、輝度分布の均一性の高い可視光を効率よく得られる発光装置が実現される。
(第2の実施の形態)
本実施の形態の発光装置は、導光体の下面が、第1の端面から第2の端面に向けて、レーザ光の中心軸との距離が近接する向きに傾斜する点以外は、第1の実施の形態と同様である。したがって、第1の実施の形態と重複する内容については記載を省略する。
図11は、本実施の形態の発光装置の概略断面図である。図に示すように、発光装置200は、導光体12の下面12bが、第1の端面12eから第2の端面12fに向けて、レーザ光の中心軸Laとの距離が近接する向きに傾斜する。すなわち、半導体レーザダイオード10側から導光体12の厚さが薄くなるように底面12bがスロープ形状を有している。
本実施の形態によれば、第2の端面12fから導光体12の外に抜けるレーザ光が減少する。したがって、第1の実施の形態より、さらにエネルギー損失が少なく、高効率な発光装置が実現される。
図12は、本実施の形態の発光装置の可視光の輝度分布のシミュレーション結果を示す図である。光源として波長400nmのレーザダイオードを設定し、導光体12として、幅2mm長さ50mmの石英ガラスを用いた。また、導光体12の第1の端面12eの高さを1.6mm、第2の端面12fの高さを0.5mmとしてスロープ形状をもたせた。図12の横軸は、導光体12の第1の端面eを基準とした測定点の位置[mm]、縦軸は最大輝度を基準として算出した相対輝度[−]である。比較のために導光体12にスロープのない第1の実施の形態およびスロープも凹凸もない比較例のシミュレーション結果も示す。図に示したように、第1の実施の形態によって均一性の高い可視光の輝度分布が得られ、本実施形態の発光装置200によれば、極めて均一性の高い可視光の輝度分布が得られる。
図13は、本実施の形態の発光装置の可視光の輝度分布の実測結果を示す図である。半導体レーザダイオード10としては、波長400nmのレーザ光を発する、発光層としてGaInNを用いる端面発光型のAlGaInN系レーザダイオードを用いている。また、導光体12としては幅2mm長さ60mmの石英ガラスを用いている。縦軸は、可視光の輝度をリニアスケールで示す。図のように、本実施の形態の発光装置200によれば、極めて均一性の高い可視光の輝度分布が得られる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態の発光装置は、導光体の、第2の端面側に拡散部材をさらに有すること以外は、第1の実施の形態と同様である。したがって、第1の実施の形態と重複する内容については記載を省略する。
図14は、本実施の形態の発光装置の概略断面図である。図に示すように、発光装置300は、導光体12の第2の端面12f側に拡散部材24を有している。拡散部材24は、例えば、酸化亜鉛の白色拡散反射材である。
本実施の形態によれば、拡散部材24を設けることで、第2の端面12fに達したレーザ光が、導光体12側に戻され、発光体14の発光に寄与するようになる。したがって、第1の実施の形態より、さらにエネルギー損失が少なく、高効率な発光装置が実現される。
なお、本実施の形態においては、拡散部材24によって導光体12側に戻されるレーザ光も考慮して下面12bの凹凸の形状を設計することが望ましい。
(第4の実施の形態)
本実施の形態の発光装置は、導光体の、第2の端面側に反射部材をさらに有すること以外は、第1の実施の形態と同様である。したがって、第1の実施の形態と重複する内容については記載を省略する。
図15は、本実施の形態の本実施の形態の発光装置の概略断面図である。図に示すように、発光装置400は、導光体12の第2の端面12f側に反射部材26を有している。反射部材26は、例えば、誘電体多層膜によりレーザ光の波長を反射するよう構成したミラーである。
本実施の形態によれば、反射部材26を設けることで、第2の端面12fに達したレーザ光が、導光体12側に戻され、発光体14の発光に寄与するようになる。したがって、第1の実施の形態より、さらにエネルギー損失が少なく、高効率な発光装置が実現される。
なお、本実施の形態においても、第3の実施の形態同様、反射部材26によって導光体12側に戻されるレーザ光も考慮して下面12bの凹凸の形状を設計することが望ましい。
(第5の実施の形態)
本実施の形態の発光装置は、低屈折率の物質が空気ではなく、低屈折率樹脂であること以外は、第1の実施の形態と同様である。したがって、第1の実施の形態と重複する内容については記載を省略する。
図16は、本実施の形態の本実施の形態の発光装置の概略断面図である。図に示すように、発光装置500は、導光体12の下面12bおよび2つの側面12c、12dに接する導光体12よりも低屈折率の物質16が、例えばフッ素系樹脂等の低屈折率樹脂で構成されている。
本実施の形態によれば、低屈折率の物質16を空気のような気体ではなく、固体にすることで、導光体12を強固に筐体20に固定することが可能である。したがって、第1の実施の形態より、機械的強度に優れ、かつ製造容易な発光装置が実現される。
(第6の実施の形態)
本実施の形態の発光装置は、半導体レーザダイオードと導光体との間に、レーザ光の光路を変える光学部材として光ファイバーをさらに有する以外は、第1の実施の形態と同様である。したがって、第1の実施の形態と重複する内容については記載を省略する。
図17は、本実施の形態の発光装置の概略断面図である。図に示すように、発光装置600には、半導体レーザダイオード10と導光体12との間に、レーザ光を伝播する光ファイバー90が設けられている。
本実施の形態によれば、最も発熱量の大きい半導体レーザダイオード10を発光部と分離して、自由に配置することが可能となる。したがって、発光部の配置等、設計の自由度の高い発光装置が実現される。例えば、半導体レーザダイオード10をヒートシンク上に配置するなどして、第1の実施の形態より、放熱性に優れた発光装置を実現することができる。
図18は、本実施の形態の発光装置と導光板を組み合わせた面状の発光装置の概略斜視図である。この面状の発光装置は、導光板92の下側端面に、発光装置600が3個直列に配置されている。導光板92の下側端面から入射される可視光が導光板92内で拡散され導光板92の側面上で発光する。そして、図のように、3個の半導体レーザダイオード10を一か所にまとめて一つのヒートシンクに配置することで、放熱性に優れた面状の発光装置が実現される。
なお、図18では、発光装置600を用い、熱的に有利な面状の発光装置を実現する形態を例に示したが、発光装置600に代えて発光装置100〜500を用いることで、その他の設計自由度の高い面状の発光装置を実現することも可能である。
(第7の実施の形態)
本実施の形態の発光装置は、半導体レーザダイオードと導光体との間に、レーザ光の光路を変える光学部材として光学レンズと、導光体の第2の端面側に反射部材とをさらに有する以外は、第2の実施の形態と同様である。したがって、第2の実施の形態と重複する内容については記載を省略する。
図19は、本実施の形態の発光装置の概略断面図である。図に示すように、発光装置700は、半導体レーザダイオード10と導光体12との間に、レーザ光を集束し、例えば平行光とする光学レンズ94が設けられている。また、導光体12の第2の端面12f側に反射部材26を有している。反射部材26は、例えば、誘電体多層膜によりレーザ光の波長を反射するよう構成したミラーである。
本実施の形態によれば、光学レンズ94でレーザ光を集束させることで、導光体12内を、より長い距離にわたってレーザ光のエネルギーを保ったまま伝播させることが可能となる。したがって、第2の実施の形態より、細長い導光体12を適用し、より細長い可視光の発光形状が得られる発光装置を実現することが可能である。そして、光学レンズ94でレーザ光を集束させることから第2の端面12f側に到達するレーザ光も増すため、反射部材26を設けることがエネルギー損失を低減する観点から有効である。
なお、ここでは光学レンズ94によってレーザ光を集束させる場合を例に説明したが、例えば、導光体12を板状にして、面状の発光装置を形成する場合に、光学レンズを用いてレーザ光を広げる構成とすることも可能である。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。上記、実施の形態はあくまで、例として挙げられているだけであり、本発明を限定するものではない。また、実施の形態の説明においては、発光装置等で、本発明の説明に直接必要としない部分等については記載を省略したが、必要とされる発光装置に関わる要素を適宜選択して用いることができる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を構成することが可能である。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、実施の形態では白色光を放出する発光体を用いた発光装置について示した。しかし、白色光を放出する発光体を用いた発光装置に限定されず、他の色の可視光を放出する発光体を用いた発光装置にも適用可能である。例えば、赤、橙、黄、黄緑、緑、青緑、青、紫等の可視光を放射する発光体を用途に応じて用いることができる。
また、実施の形態では、発光体の形状は、矩形のものを用いたが、これに限らず、種々の形状のものを用いることが出来る。
また、発光装置の用途として、テレビジョン若しくはパーソナルコンピュータの液晶表示装置のバックライトに限らず、一般照明器具、業務用照明器具、又は自動車、自動二輪車若しくは自転車のライト等を挙げることが出来る。
また、例えば、実施の形態においては、発光層をGaInNとするAlGaInN系レーザダイオードを用いる場合を例に説明した。発光層(活性層)として、III−V族化合物半導体である窒化アルミニウムガリウムインジウム(AlGaInN)、あるいはII−VI族化合物半導体である酸化マグネシウム亜鉛(MgZnO)等を用いた半導体レーザダイオードを用いることが出来る。例えば、発光層として用いるIII−V族化合物半導体は、Al、Ga、及びInからなる群から選ばれた少なくとも1種を含む窒化物半導体である。この窒化物半導体は、具体的には、AlGaIn(1−x−y)N(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦(x+y)≦1)と表わされるものである。このような窒化物半導体には、AlN、GaN、及びInNの2元系、AlGa(1−x)N(0<x<1)、AlIn(1−x)N(0<x<1)、及びGaIn(1−y)N(0<y<1)の3元系、更にすべてを含む4元系のいずれもが含まれる。Al、Ga、及びInの組成x、y、(1−x−y)に基づいて、紫外から青までの範囲の発光ピーク波長が決定される。また、III族元素の一部をホウ素(B)、タリウム(Tl)等に置換することができる。更に、V族元素のNの一部をリン(P)、ヒ素(As)、アンチモン(Sb)、ビスマス(Bi)等に置換することができる。
同様に、発光層として用いるII−VI族化合物半導体は、Mg及びZnの少なくとも1種を含む酸化物半導体することができる。具体的には、MgZn(1−z)O(0≦z≦1)と表されるものがあり、Mg及びZnの組成z、(1−z)に基いて、紫外領域の発光ピーク波長が決定される。
また、発光体の透明基材としては、シリコーン樹脂を例に説明したが、励起光の透過性が高く、かつ耐熱性の高い任意の材料を用いることができる。そのような材料として、例えば、シリコーン樹脂の他に、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂等が使用可能である。特に、入手し易く、取り扱いやすく、しかも安価であることから、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂が好適に使用される。また、樹脂以外でも、ガラス、焼結体、イットリウムアルミニウムガーネット(YAG)とアルミナ(Al)を組み合わせたセラミックス構造体等を用いることもできる。
また、蛍光体粒子としては、紫外から青色までの波長領域の光を吸収して可視光を放射する材料で形成されるものが用いられる。例えば、珪酸塩系蛍光体材料、アルミン酸塩蛍光体材料、窒化物系蛍光体材料、硫化物系蛍光体材料、酸硫化物系蛍光体材料、YAG系蛍光体材料、硼酸塩系蛍光体材料、燐酸塩硼酸塩系蛍光体材料、燐酸塩系蛍光体、及びハロリン酸塩系蛍光体材料等の蛍光体材料を使用することができる。各蛍光体材料の組成を下記に示す。
(1)珪酸塩系蛍光体材料:(Sr(1−x−y−z)BaCaEuSi(2+2w)(0≦x<1、0≦y<1、0.05≦z≦0.2、0.90≦w≦1.10) 上記式により表される珪酸塩系蛍光体材料の中では、x=0.19、y=0、z=0.05、w=1.0の組成が望ましい。なお、結晶構造を安定化したり、発光強度を高めるたりするために、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)、及びカルシウム(Ca)の一部をMg及びZnの少なくともいずれか一方に置き換えてもよい。他の組成比の珪酸塩系蛍光体材料としては、MSiO、MSiO、MSiO、MSiO、及びMSi(MはSr、Ba、Ca、Mg、Be、Zn、及びYからなる群から選択される少なくとも1つの元素)が使用可能である。なお、発光色を制御するために、Siの一部をゲルマニウム(Ge)に置き換えてもよい(例えば、(Sr(1−x−y−z)BaCaEu(Si(1−u)Ge)。また、Ti、Pb、Mn、As、Al、Pr、Tb、及びCeからなる群からなる群から選択される少なくとも1つの元素を賦活剤として含有してもよい。
(2)アルミン酸塩系蛍光体材料:MAl1017(但し、Mは、Ba、Sr、Mg、Zn、及びCaからなる群からなる群から選択される少なくとも1つの元素) 賦活剤として、Eu及びMnの少なくとも1つを含む。他の組成比のアルミン酸塩系蛍光体材料としては、MAl、MAl17、MAl13、MAl1219、MAl1917、MAl1119、MAl12、MAl1627、及びMAl12(MはBa、Sr、Ca、Mg、Be及びZnからなる群からなる群から選択される少なくとも1つの元素)が使用可能である。また、Mn、Dy、Tb、Nd、及びCeからなる群からなる群から選択される少なくとも1つの元素を賦活剤として含有していてもよい。
(3)窒化物系蛍光体材料(主にシリコンナイトライド系蛍光体材料):LSi(2x/3+4y/3):Eu、又はLSi(2x/3+4y/3−2z/3):Eu(LはSr、Ca、Sr及びCaからなる群からなる群から選択される少なくとも1つの元素) 上記組成において、x=2かつy=5、又はx=1かつy=7であることが望ましいが、x及びyは、任意の値とすることができる。上記式により表される窒化物系蛍光体材料として、Mnが賦活剤として添加された(SrCa(1−x)Si:Eu、SrSi:Eu、CaSi:Eu、SrCa(1−x)Si10:Eu、SrSi10:Eu、CaSi10:Eu等の蛍光体材料を使用することが望ましい。これらの蛍光体材料には、Mg、Sr、Ca、Ba、Zn、B、Al、Cu、Mn、Cr、及びNiからなる群から選ばれる少なくとも1つの元素が含有されてもよい。また、Ce,Pr、Tb、Nd、及びLaからなる群から選ばれる少なくとも1つの元素を、賦活剤として含有してもよい。
(4)硫化物系蛍光体材料:(Zn(1−x)Cd)S:M(Mは、Cu、Cl、Ag、Al、Fe、Cu、Ni、及びZnからなる群から選択される少なくとも1つの元素、xは0≦x≦1を満足する数値) なお、Sを、Se及びTeの少なくともいずれかに置き換えてもよい。
(5)酸硫化物蛍光体材料:(Ln(1−x)Eu)OS(LnはSc、Y、La、Gd、及びLuからなる群から選ばれる少なくとも1つの元素、xは0≦x≦1を満足する数値) なお、Tb、Pr、Mg、Ti、Nb、Ta、Ga、Sm、及びTmからなる群から選ばれる少なくとも1種を、賦活剤として含有してもよい。
(6)YAG系蛍光体材料:(Y(1−x−y−z)GdLaSm(Al(1−v)Ga12:Ce,Eu(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1.0≦v≦1) なお、CrおよびTbの少なくとも一種を、賦活剤として含有してもよい。
(7)硼酸塩系蛍光体材料:MBO:Eu(MはY、La、Gd、Lu、及びInからなる群から選択される少なくとも1つの元素) なお、賦活剤として、Tbを含有してもよい。他の組成比の硼酸塩系蛍光体材料として、CdO5:Mn、(Ce,Gd,Tb)MgB10:Mn、GdMgB10:Ce,Tbなどが使用可能である。
(8)燐酸塩硼酸塩系蛍光体材料:2(M(1−x)M’)O・aP・bB(MはMg、Ca、Sr、Ba、及びZnからなる群から選ばれる少なくとも1つの元素、M’はEu、Mn、Sn、Fe、及びCrからなる群から選択される少なくとも1つの元素、x、a、bは0.001≦x≦0.5、0≦a≦2、0≦b≦3、0.3<(a+b)を満足する数値)
(9)燐酸塩系蛍光体:(Sr(1−x)Ba(PO:Eu、又は(Sr(1−x)Ba:Eu、Sn なお、Ti及びCuのいずれか一方を、賦活剤として含有してもよい。
(10)ハロリン酸塩系蛍光体材料:(M(1−x)Eu10(POCl、又は(M(1−x)Eu(POCl(MはBa、Sr、Ca、Mg、及びCdからなる群から選ばれる少なくとも1つの元素、xは0≦x≦1を満足する数値) なお、Clの少なくとも一部を、フッ素(F)に置き換えてもよい。また、Sb及びMnの少なくとも1つを、賦活剤として含有してもよい。
上記の蛍光体材料を適宜選択して、青色発光体、黄色発光体、緑色発光体、赤色発光体、白色発光体として使用することができる。また、蛍光体材料を複数種組み合わせることで、中間色を発光する発光体を形成することができる。白色発光体を形成する場合には、光の三原色の赤緑青(RGB)のそれぞれに対応する色の蛍光体材料を組み合わせるか、もしくは青と黄色のような補色関係にある色の組み合わせを用いればよい。
また、蛍光体粒子を組み合わせる場合、複数の蛍光体粒子を混合した発光体を用いても、蛍光体粒子1種を1層とした積層構造にしても良い。例えば、RGBのそれぞれに対応する色の蛍光体粒子の層を、発光体内でRGBそれぞれに対応する層として積層して形成する。このとき、より短波長の発光を示す層を半導体レーザダイオードに近い上方の層に配置することによって、効率よく白色光を発する発光装置が得られる。また、RGBの蛍光体粒子を同一の透明基材中に混合しても、発光体が白色光を発する発光装置が得られる。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての発光装置は、本発明の範囲に包含される。本発明の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物の範囲によって定義されるものである。
10 半導体レーザダイオード
12 導光体
12a 上面
12b 下面
12c 第1の側面
12d 第2の側面
12e 第1の端面
12f 第2の端面
14 発光体
16 低屈折率の物質
24 拡散部材
26 反射部材
100 発光装置
La 中心軸

Claims (8)

  1. レーザ光を出射する半導体レーザダイオードと、
    上面、下面、対向する2つの側面および対向する2つの端面を備え、前記レーザ光が第1の端面から入射され、前記下面に凹凸を有し、前記レーザ光を前記下面で反射し前記上面方向に出射する導光体と、
    前記導光体の前記上面側に設けられ、前記導光体から出射されるレーザ光を吸収し可視光を発する発光体と、
    前記導光体の前記下面および前記2つの側面に接する前記導光体よりも低屈折率の物質を有することを特徴とする発光装置。
  2. 前記物質が気体であることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 前記導光体がガラスであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の発光装置。
  4. 前記下面の凹凸が、前記レーザ光の中心軸と交差する方向に、線状に設けられることを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか一項記載の発光装置。
  5. 前記下面の凹凸が、前記第1の端面から第2の端面に向けて密になることを特徴とする請求項1ないし請求項4いずれか一項記載の発光装置。
  6. 前記下面が、前記第1の端面から第2の端面に向けて、前記レーザ光の中心軸との距離が近接する向きに傾斜することを特徴とする請求項1ないし請求項5いずれか一項記載の発光装置。
  7. 前記導光体の、前記第2の端面側に拡散部材または反射部材をさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項6いずれか一項記載の発光装置。
  8. 前記半導体レーザダイオードと前記導光体との間に、前記レーザ光の光路を変える光学部材をさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項7いずれか一項記載の発光装置。



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