JP2011186903A - 遠隔監視装置および該装置におけるデータアクセス方法 - Google Patents

遠隔監視装置および該装置におけるデータアクセス方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011186903A
JP2011186903A JP2010053137A JP2010053137A JP2011186903A JP 2011186903 A JP2011186903 A JP 2011186903A JP 2010053137 A JP2010053137 A JP 2010053137A JP 2010053137 A JP2010053137 A JP 2010053137A JP 2011186903 A JP2011186903 A JP 2011186903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
cache
access
storage area
field device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010053137A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5387457B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Shimizu
良昭 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2010053137A priority Critical patent/JP5387457B2/ja
Publication of JP2011186903A publication Critical patent/JP2011186903A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5387457B2 publication Critical patent/JP5387457B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

【課題】キャッシュ機能を有効利用すると共に時にはキャッシュ機能があってもデータをフィールド機器から収集するようなフレキシブルな処理を行なってデータアクセス元にデータ提供する遠隔監視装置を提供する。
【解決手段】データアクセスI/F部302からの要求又はキャッシュ更新時間算出部305で算出されたキャッシュ更新時間によるキャッシュ要求に基づいて監視エージェント105に対してアクセス対象データの収集を行なわせるためにデータ送受信部304に対しコマンド情報を出力するコマンドデータインタフェーステーブル202と、出力されたコマンド情報に従って収集したデータをキャッシュとして瞬時データ(キャッシュ)格納領域201に格納するか又はトレンドデータとしてトレンドデータテーブル203に格納する。上記キャッシュ更新時間は、アクセス特性テーブル206に格納されているアクセス特性とデータ特性テーブル207に格納されているデータ特性とを参照し算出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、顧客サイト(監視対象のサイト)に設置したフィールド機器をインターネット等のネットワーク回線を介して遠隔監視する遠隔監視装置にユーザがアクセスすることで、ユーザが顧客に遠隔監視サービス(例えば機器やソフトウェアの診断/監視)を提供するコールセンター機能を有する遠隔監視装置に関する。
通常、コールセンター等の監視センター(遠隔監視装置)で顧客サイトに接続されたフィールド機器の温度変化等の値(データ値)を見たい場合、インターネット等のネットワーク回線経由で顧客サイト(監視対象のサイト)からデータを収集することになる。
この場合、複数ユーザがあるタイミングで同時に同じデータを見るとすると、ネットワーク回線上を複数の同じ命令(データ収集要求)とその結果(データ値)が流れることになる。このような状態はネットワーク回線に掛かる負荷、通信コスト、フィールド機器に与える負荷等に大きな影響を及ぼすことになる。
ネットワーク環境は、IP-VPN(Internet Protocol-Virtual Private Network)のように常時接続された回線環境もあれば、ダイアルアップ回線のように必要に応じて接続する回線環境もあり、後者のようにその都度ダイアルアップして接続するのではネットワーク遅延等により必要な時に必要な情報(データ値)が得られない等、利便性に欠けてしまう。
コールセンター機能を有する従来の遠隔監視装置の構成例を図10に示す。すなわち図10は、従来の遠隔監視装置における機能ブロック及びデータ処理の流れを示す図である。図10において従来の遠隔監視装置1102は、図示せざるネットワークを介してユーザ端末1103からの要求を受付け、該要求をデータアクセスインタフェース(I/F)部1301を介してデータベース(図示省略)内の瞬時データ(キャッシュ)格納領域1201にアクセスしてキャッシュされたフィールド機器1106側のアクセス対象のデータをユーザに渡すためにアクセスデータの管理を行なうデータ管理部1302と、コマンドデータインタフェーステーブル1202が出力するキャッシュコマンド情報にしたがってネットワーク回線1101を介してデータ送受信部1307及びデータ収集部1308を含む監視エージェント1105に要求を行ないフィールド機器1106側のアクセス対象(アクセス先)のデータを収集するデータ送受信部1303と、収集したデータをキャッシュとして格納するデータベース内の瞬時データ(キャッシュ)格納領域1201と、キャッシュ格納領域1201に格納するデータの更新頻度を管理するデータベース内のキャッシュ更新頻度管理テーブル1203と、キャッシュの有効期限を設定するデータベース内のキャッシュ有効期限設定テーブル1204と、キャッシュの賞味期限を設定するデータベース内のキャッシュ賞味期限設定テーブル1205と、データアクセスインタフェース(I/F)部1301からの要求にしたがってネットワーク回線1101を介して監視エージェント1105に対してアクセス対象データの収集を行なわせるためにデータ送受信部1304に対しキャッシュコマンド情報を出力するデータベース内のコマンドデータインタフェーステーブル1202と、を備えて構成されている。
このように図10に示されるような従来構成の遠隔監視装置は、ユーザのデータアクセス時にフィールド機器等からデータを収集するのではなく、データアクセスに対して過去に収集した(キャッシュされた)データ値をユーザに渡すために、キャッシュされたデータを更新頻度、有効期間、賞味期間という観点でコントロールし、ユーザのデータアクセス時に過去に収集した(キャッシュされた)データ値を参照して、ユーザに収集したデータを渡すようにした、いわゆるプロキシサーバー(キャッシュ機能)技術を利用した遠隔
監視装置がほとんどであった。
しかし、WWW(World Wide Web)で見受けられるように、アクセス対象のデータが静的な(頻繁に更新されないような)Webページであれば、従来のようにキャッシュされたデータの有効期限、賞味期限等に注意してキャッシュされたデータを利用するという方法も有効であるが、アクセス対象がフィールド機器のI/O(入出力機器)のように刻々と変化するものが主体となると、その変化幅や変化のタイミングも多種多様であり、なかには年間を通してほとんど変化しないもの、午前中だけ変化が大きく夜間はほとんど変化しないもの等、アクセス対象のデータ変化の特徴も様々である。しかしアクセス対象のデータがほとんど変化しないものであればキャッシュ機能を利用する技術で良いかもしれないが、変動間隔が短く変化幅も大きいものは、キャッシュ機能があってもキャッシュ機能を利用せずにフィールド機器からデータを取得してくる方が結果として必要な情報(データ値)を迅速に得られるケースもある。
そんな中にあって、下記特許文献1には、アクセス頻度が高いファイルとその更新間隔を分析して先読みすべきファイルを決め、ネットワークが空いている時間帯にアクセス頻度の高いファイルを先読みしてキャッシュし、クライアントにキャッシュしたファイルを提供する技術が開示されている。また下記特許文献2には、イベントアクションエントリ検索部、イベントアクションテーブル、キャッシュ、および、キャッシュ制御部からなるイベントアクション制御部を備え、センサーシステムのセンサから上がってくる膨大な監視データについて該監視データがあらかじめ設定した条件となったときにイベントアクション制御部が予め設定した処理を実行することでイベント制御の高速処理を実現し、また、前記キャッシュ制御部は、センサデータ到着周期の学習を行なう学習テーブル、キャッシュアクセス制御部、転送制御部を備えてキャッシュの更新制御を行なう技術が開示されている。
特開平11−24981号公報 特開2006−209457号公報
このように図10に示されるような従来のプロキシサーバーなどのキャッシュ機能を利用する遠隔監視装置では、アクセス対象のデータがほとんど変化しないものであればユーザが所望する情報(データ値)をユーザに渡すことができるが、変動間隔が短く変化幅も大きいものは、プロキシサーバーなどのキャッシュ機能を利用するだけではユーザがアクセスしたときに必要な情報(データ値)をユーザに渡すことができないという問題があった。
また上記した特許文献1に開示されているキャッシュ機能は、先読みすべきファイルをアクセス頻度が高いファイルとその更新間隔を分析して決定し、ネットワークが空いている時間帯に決定したファイルをキャッシングするものであって、変動間隔が短く変化幅も大きいアクセス対象のデータをユーザが必要とするときユーザに渡すことに配慮していないという問題がある。
また上記した特許文献2に開示されたキャッシュ機能は、センサデータ到着周期を学習しながらキャッシュを行なうキャッシュ機能をもっているが、所詮当該キャッシュ機能は、イベントアクション制御部が行なう監視するセンサデータがあらかじめ設定した条件となったかを決めるために利用しているものであって、変動間隔が短く変化幅も大きいアクセス対象のデータをユーザが必要とするときユーザに渡すことに配慮していないという問
題がある。
そこで本発明は、キャッシュ機能を有効利用すると共に時にはキャッシュ機能があってもデータをフィールド機器から収集するようなフレキシブルな処理を行なってデータアクセス元にデータ提供する遠隔監視装置及び該装置におけるデータアクセス方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の遠隔監視装置は、顧客サイトに設置したフィールド機器を監視エージェントに接続し、該監視エージェントをインターネット等のネットワーク回線に接続し前記監視エージェントに指示して監視を行なう遠隔監視装置において、該遠隔監視装置は、参照すべきテーブルを保持するためのデータベースを備えるとともに、ユーザが前記フィールド機器側のアクセス対象のデータ毎に当該データを参照したいという要求がどの程度の頻度か解析するデータアクセス特性解析手段と、前記フィールド機器側のアクセス対象のデータの値がどのような変動幅で変化するか前記データ毎にデータの変動幅を解析するアクセス対象データ特性解析手段と、前記データアクセス特性解析手段および前記アクセス対象データ特性解析手段それぞれの解析結果をもとに自らその傾向を学習して前記フィールド機器から最適なタイミングでデータを自動収集してキャッシュ格納領域を自動更新するキャッシュ自動更新手段と、前記ユーザ毎にキャッシュ格納領域に格納されたデータを利用するか否か許容期限を設定するテーブルを前記データベース内に設け、前記キャッシュ格納領域に格納されたデータが前記許容期限内のものであれば前記キャッシュ格納領域を参照し、前記許容期限を超えるそれ以前の古いデータであれば、前記フィールド機器からデータを取得した瞬時データを参照するよう振り分けを行なうキャッシュ利用設定手段と、を備えている。
また本発明の遠隔監視装置におけるデータアクセス方法は、顧客サイトに設置したフィールド機器を監視エージェントに接続し、該監視エージェントをインターネット等のネットワーク回線に接続し前記監視エージェントに指示して監視を行なう遠隔監視装置におけるデータアクセス方法であって、前記フィールド機器側のアクセス対象のデータ毎にユーザから当該データを参照したいというアクセスがどの程度の頻度か解析する過程と、前記フィールド機器側のアクセス対象のデータの値がどのような変動幅で変化するか前記データ毎にデータの変動幅を解析する過程と、前記アクセスの頻度を解析する過程および前記データの変動幅を解析する過程におけるそれぞれの解析結果をもとに自らその傾向を学習して前記フィールド機器から最適なタイミングでデータを自動収集してキャッシュ格納領域を自動更新する過程と、前記ユーザ毎に前記キャッシュ格納領域に格納されたデータを利用するか否か許容期限を設定するテーブルをデータベース内に有し、前記キャッシュ格納領域に格納されたデータが前記許容期限内のものであれば前記キャッシュ格納領域を参照し、前記許容期限を超えるそれ以前の古いデータであれば、前記フィールド機器からデータを取得した瞬時データを参照するよう振り分ける過程と、を含むことを特徴とする。
さらに、本発明の遠隔監視装置におけるデータアクセス方法は、顧客サイトに設置したフィールド機器を監視エージェントに接続し、該監視エージェントをインターネット等のネットワーク回線に接続し前記監視エージェントに指示して監視を行なう遠隔監視装置におけるデータアクセス方法であって、該遠隔監視装置は、参照すべきテーブルを保持するためのデータベースを備えており、ユーザからタグを指定したデータアクセスを受けると、現在時刻を取得し、前記データベース内のアクセス特性テーブルにタグ毎にアクセス日時を記録する過程と、キャッシュされたデータが前記データベース内の瞬時データ格納領域に存在するか確認し、キャッシュされたデータが存在しても有効期限切れであれば、キャッシュされたデータを削除し且つデータ収集に備えて前記データベース内のコマンドデータインタフェーステーブルにコマンド情報を登録する過程と、キャッシュされたデータ
が存在し且つキャッシュ有効期限内であっても、ユーザが前記タグに対して設定した許容期限について前記データベース内のキャッシュ許容期限設定テーブルを参照し、許容期限を既に超過している場合には、前記コマンドデータインタフェーステーブルにコマンド情報を登録する過程と、前記コマンド情報がそれぞれ前記コマンドデータインタフェーステーブルに登録されることによってフィールド機器からデータを収集して前記瞬時データ格納領域にキャッシュされるデータを生成又は更新したうえでユーザにデータを渡す過程と、キャッシュ有効期限内であっても前記キャッシュ許容期限設定テーブルを参照して許容期限を超過していない場合には、前記瞬時データ格納領域に存在するキャッシュされたデータを利用する過程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、フィールド機器側のアクセス対象(アクセス先)のデータの特性(変動幅、変動しやすい時間帯、曜日、年月日間隔)、および、そのデータに対するアクセス元の特性(アクセスが集中する時間帯、曜日、年月日)を解析し、過去データをもとに自らその傾向を学習し、最適なタイミングでキャッシュ格納領域を自動更新することによって、ユーザ等のデータアクセス元が必要とする時にネットワークによるデータ転送時間、フィールド機器側の処理時間を感じさせずに迅速にデータアクセス元にデータを渡すことができる。
また本発明によれば、上述したキャッシュ自動更新機能を備えるものであってもキャッシュされたデータが許容期限設定テーブルにより設定されている許容期限を超えるそれ以前の古いデータであれば、フィールド機器からデータを取得した瞬時データを参照するように仕向けるので、ユーザがフィールド機器の瞬時データを必要とする時には、ネットワークによるデータ転送時間、フィールド機器側の処理時間を感じさせずに迅速にデータアクセス元にデータを渡すことが可能となる。
本発明の実施形態に係る遠隔監視装置における機能ブロック及びデータ処理の流れを示す図である。 図1においてユーザ端末のブラウザに瞬時データを表示させる場合におけるデータ処理の流れを説明する図である。 図1においてフィールド機器からデータを読み出す場合におけるデータ処理の流れを説明する図である。 図1において瞬時データ(キャッシュ)格納領域にユーザ端末からのアクセスとは関係なくデータをキャッシュする場合のデータ処理の流れを説明する図である。 図1におけるキャッシュ許容期限設定テーブルのデータ構造を示す図である。 図1におけるデータアクセスの処理動作を説明するシーケンス図である。 図1におけるキャッシュ更新時間(タイミング)の算出処理動作を説明するシーケンス図である。 図1におけるキャッシュ自動更新の処理動作を説明するシーケンス図である。 図1におけるアクセス対象データの平均値、最大値、最小値および変動幅とユーザ毎の許容幅の関係を説明する図である。 従来の遠隔監視装置における機能ブロック及びデータ処理の流れを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る遠隔監視装置における機能ブロック及びデータ処理の
流れを示す図である。図1において本実施の形態に係る遠隔監視装置102は、参照すべきテーブルを保持するデータベース(図示せず)を備えるとともに図示せざるネットワークを介してユーザ端末103からアクセスされ、ユーザが所望するフィールド機器106側のアクセス対象のデータをユーザに渡すためにアクセスデータの管理を行なうデータ管理部303と、コマンドデータインタフェーステーブル202が出力するコマンド情報にしたがってネットワーク回線101を介して監視エージェント105に要求を行ないフィールド機器106側のアクセス対象(アクセス先)のデータを収集するデータ送受信部304と、データ管理部303内に設けられたデータアクセスインタフェース(I/F)部302からの要求か又はキャッシュ更新時間算出部305で算出されたキャッシュ更新タイミングによるキャッシュ要求にしたがってネットワーク回線101を介して監視エージェント105に対してアクセス対象データの収集を行なわせるためにデータ送受信部304に対しコマンド情報を出力するデータベース内に設けられたコマンドデータインタフェーステーブル202と、収集したデータをキャッシュとして格納するデータベース内に設けられた瞬時データ(キャッシュ)格納領域201と、収集したデータをトレンドデータとして格納するデータベース内に設けられたトレンドデータテーブル203と、タグ毎にアクセス対象データをキャッシュするためにキャッシュされたデータの有効期限を設定するデータベース内に設けられたキャッシュ有効期限設定テーブル204と、ユーザ毎且つタグ毎にキャッシュされたデータの許容期限を設定するデータベース内に設けられたキャッシュ許容期限設定テーブル205と、ユーザが要求するアクセス対象データへのアクセス特性、例えばアクセス要求が集中する時間帯、曜日、年月日等をデータ管理部303内に設けられたアクセス特性解析部301により解析し、該解析された結果を記憶するデータベース内に設けられたアクセス特性テーブル206と、トレンドデータテーブル203に格納されたトレンドデータ、例えば温度等のデータ値、がどのような変動幅(データ値のふり幅)、変動間隔(周期、時間帯)で変化するかをアクセス対象のデータ毎にデータの変動幅として解析するデータ特性解析部306と、データ特性解析部306で解析されたデータの変動幅をデータ特性として格納するデータベース内に設けられたデータ特性テーブル207と、アクセス特性テーブル206に格納されているアクセス特性とデータ特性テーブル207に格納されているデータ特性とを参照しキャッシュ更新タイミングを算出するキャッシュ更新時間算出部305と、を備えて構成される。
図2は、図1においてユーザ端末のブラウザに瞬時データを表示させる場合におけるデータ処理の流れを説明する図である。ユーザが遠隔監視を行なうためにユーザ端末103のブラウザに図示せざるネットワーク経由で瞬時データを表示するための処理を遠隔監視装置102に要求する。なお図2は、図1の構成のうち本データ処理に関係する構成を明らかにするため本データ処理に関係しない構成のデータ処理を破線で示すに止めている。図2において、ユーザ端末103で瞬時データ(実際にはタグで要求される)を表示しようとすると、遠隔監視装置102のデータ管理部303にその要求(タグ)が伝わる(#1)。データ管理部303では、要求(タグ)を受けるとアクセス特性解析機能を備えたアクセス特性解析部301(アクセス特性解析機能については後述する)でタグ毎にアクセス日時をアクセス特性テーブル206に記録する(#2)。記録した後、アクセス特性解析部301は、キャッシュ利用設定機能を備えたデータアクセスI/F部302(キャッシュ利用設定機能については後述する)に指示を行ない(#3)、データアクセスI/F部302にて、瞬時データ(キャッシュ)格納領域201を参照して(#4)、データをユーザ端末103に渡す(#5)か、コマンドデータインタフェーステーブル202にコマンド情報(監視エージェント105に対して、フィールド機器106からデータを収集して読み出すための命令)を登録する(#21)か、を決定する。その決定を行なうために、タグ毎に設定可能なキャッシュ有効期限設定テーブル204を参照する(#6)とともにユーザ毎に設定可能なキャッシュ許容期限設定テーブル205を参照する(#7)。キャッシュ有効期限設定テーブル204は、キャッシュされたデータを削除する期限がタグ単位で設定されており、前回のキャッシュ格納領域更新、登録時刻からの経過時間と有効期限でキャッシュされたデータを削除するか否かを決定させるために設けられている。一方、キャッシュ許容期限設定テーブル205は、図5に示されるように、ユーザ毎に設定され且つ
タグ毎に、キャッシュ格納領域更新、登録時刻からの経過時間が許容範囲(許容期限)内であればキャッシュ格納領域を利用し、許容範囲外であればキャッシュ格納領域を利用しないと決定させるために設けられている。そして、データアクセスI/F部302は、キャッシュ利用に関する設定内容に基づいて瞬時データ(キャッシュ)格納領域201からキャッシュされたデータ値をユーザに渡す(#4,#5)か、フィールド機器106からデータを収集して(#21〜#25)ユーザに渡す(#26)かの切り分けを行なう。
ここで、上記した「アクセス特性解析機能」および「キャッシュ利用設定機能」について説明する。「アクセス特性解析機能」とは、フィールド機器106側の温度等のデータ値に対して、ユーザが参照したいという要求がどの程度の頻度か解析する機能で、アクセスが集中する時間帯(例えば、AM9時〜10時等)、曜日、年月日(例えば、月末や4月等)をデータ毎に解析して管理するものである。また「キャッシュ利用設定機能」とは、キャッシュされたデータが許容期限内(例えば5分前まで)のものであればキャッシュ格納領域を参照し、許容期限を超えるそれ以前の古いデータであれば、フィールド機器からデータを取得したものを参照する等、ユーザ毎にキャッシュ格納領域に格納されたデータを利用するか否かについて許容期限を設定しておき、その設定に基づいて参照データを振り分ける機能である。
図3は、図1においてフィールド機器からデータを読み出す場合におけるデータ処理の流れを説明する図である。なお図3は、図2と一部重複するところはあるが、図1の構成のうち本データ処理に関係する構成を明らかにするため本データ処理に関係しない構成のデータ処理を破線で示すに止めている。フィールド機器106からデータを読み出す場合には、データ管理部303のデータアクセスI/F部302が有するキャッシュ利用設定機能を用いて上述したようにコマンドデータインタフェーステーブル202にコマンド情報を登録する(#21)。すなわち、データアクセスI/F部302は、上述したようにキャッシュ許容期限設定テーブル205を参照(#7)してキャッシュ格納領域201に格納されたデータを利用しないと決定した場合、コマンドデータインタフェーステーブル202に監視エージェント105に送信するコマンド情報(瞬時データを送信するように監視エージェント105に要求するための情報)とコマンド情報登録時点からデータをフィールド機器106から取出してくるまでの処理状況を管理するための処理ステータスを“受付”状態にする。コマンドデータインタフェーステーブル202にコマンド情報を登録すると、データ送受信部304にコマンド情報が登録されたことが通知される(#22)。データ送受信部304は、コマンドデータインタフェーステーブル202からコマンド情報を読み出し(#22)、監視エージェント105に対してコマンド情報(瞬時データを送信するよう要求するための情報で、タグで取出す瞬時データが指定されている)をネットワーク回線101経由で送信する(#23)。その要求を監視エージェント105内のデータ送受信部307が受信するとデータ収集部308を介してフィールド機器106からタグで指定されたデータを収集し、遠隔監視装置102に送信する(#24)。遠隔監視装置102では、データ送受信部304でデータを受け取ると、コマンドデータインタフェーステーブル202に処理ステータスを“正常終了”と上書きする(#27)と共に、瞬時データ(キャッシュ)格納領域201に収集したデータを書込む(キャッシュ更新)(#25)。データ管理部303は、コマンド情報に対する処理ステータスをもとにフィールド機器106からのデータ収集が完了したことを検知し(#28)、ユーザ端末103に収集してきたデータを渡す(#26)。このように、ユーザ端末103からアクセスされたタイミングでキャッシュ格納領域201に格納されたデータの利用及び削除、並びにキャッシュ格納領域201に格納されたデータを利用せずフィールド機器106からデータ収集の動作を実行して、フレキシブル(柔軟)な処理を行なってユーザが必要とするデータを迅速に提供するので、従来のプロキシサーバーにおけるキャッシュ機能を利用しただけの硬直したデータアクセス方式を大幅に改善することができる。なお、上記においてデータアクセス元はユーザとして説明したが、必ずしもユーザに限定されるものでなく、アプリケーション等がデータアクセス元であっても良い。また上記においてコマンド情報は、監視エージェント105に対して、フィールド機器106から
データを収集して読み出すための命令であって、コマンド情報には、データを収集するアクセス対象のタグまたはタグ名、および、時間、データのシーケンス番号、システムRAS(Reliability、Availability、Serviceability)(=システムバックアップ)に係る世代管理情報、何点のデータを採取するかを指示するデータ数による範囲指定等から成る収集範囲が含まれている。
図4は、図1において瞬時データ(キャッシュ)格納領域にユーザ端末からのアクセスとは関係なくデータをキャッシュする場合のデータ処理の流れを説明する図である。なお図4は、図3と一部重複するところはあるが、図1の構成のうち本データ処理に関係する構成を明らかにするため本データ処理に関係しない構成のデータ処理を破線で示すに止めている。キャッシュ自動更新機能を備えるキャッシュ更新時間算出部305(キャッシュ自動更新機能については後述する)で算出した最適なタイミングでデータをフィールド機器106から収集して、自動的(ユーザからの要求とは無関係)にデータの更新、登録処理を実行するものである。このキャッシュ更新時間(タイミング)を算出するために、アクセス特性テーブル206とデータ特性テーブル207を利用する。すなわちアクセス特性テーブル206は、前述の通り、ユーザ端末103からデータ管理部303がアクセスされるタイミングで、アクセス特性解析部301で特性解析され且つ出力されたタグ別にアクセス日時を記録し、タグ単位でアクセスが集中する時間帯(AM9時〜10時等)、曜日、年月日(月末や4月等)の統計値を蓄積する(#2)。一方、データ特性テーブル207は、監視エージェント105に指示してフィールド機器106からトレンドデータ(定周期でサンプリングしたデータ)をデータ送受信部304経由で取得し(#30)且つそれを蓄積するトレンドデータテーブル203についてデータ特性解析機能を備えるデータ特性解析部306(データ特性解析機能については後述する)がフィールド機器106側の温度等のデータ値が、どのような変動幅(データ値のふり幅)、変動間隔(周期、時間帯)で変化するかをデータ毎にデータの変動幅として解析し(#31)、解析した結果(統計値)を蓄積する(#32)。
データ特性解析部306は、上述したようにトレンドデータの収集が完了後、解析処理(#31)を行なってデータ特性テーブル207に出力する(#32)。なお、トレンドデータは、データ送受信部304が自らコマンドデータインタフェーステーブル202にコマンド情報(トレンドデータを送信するように監視エージェント105に要求するための情報)を登録(#29)することによって収集(#30)する。また、データ特性解析部306は、上述した瞬時データの収集する場合と同様にコマンドデータインタフェーステーブル202における処理ステータスの遷移を検知してデータ収集が完了したか判断する(図示例では検知処理の経路を省略している)。
ここで、上記した「データ特性解析機能」および「キャッシュ自動更新機能」について説明する。「データ特性解析機能」とは、フィールド機器106側の温度等のデータ値が、どのような変動幅(データ値のふり幅)、変動間隔(周期、時間帯)で変化するかをデータ毎にデータの変動幅として解析する機能である。また「キャッシュ自動更新機能」とは、データのアクセス頻度、変化幅からデータに対する最終アクセス日時からある時間経過後にデータを自動取得して瞬時データ格納領域201内の値(キャッシュされたデータ)を更新する機能である。
図5は、図1におけるキャッシュ許容期限設定テーブルのデータ構造を示す図である。図5において、キャッシュ許容期限設定テーブル205は、ユーザ毎に設定され且つタグ毎に、キャッシュ格納領域更新、登録時刻からの経過時間が許容範囲(許容期限)内であればキャッシュされたデータを利用し、許容範囲外であればキャッシュされたデータを利用しないとする設定内容が記述されている。一例を説明すれば、ユーザAのタグT1には、1分以内に更新されたデータならキャッシュされたデータを利用し、そうでなければデータを取得するといった内容が記述され、またタグT2には、30分以内に更新されたデータなら
キャッシュされたデータを利用し、そうでなければデータを取得するといった内容が記述されており、以下、タグ毎にキャッシュ格納領域更新、登録時刻からの経過時間が許容範囲(許容期限)内であればキャッシュされたデータを利用し、許容範囲外であればキャッシュされたデータを利用しないとする設定内容が記述される。
図6は、図1におけるデータアクセスの処理動作を説明するシーケンス図である。図6のシーケンスではステップを‘S’と略記する。図6において、まずユーザからのデータアクセス要求を受けると、現在時刻を取得し(ステップS1)、タグ毎にアクセス日時をアクセス特性テーブル206に記録する(ステップS2)。そして、キャッシュされたデータが瞬時データ格納領域201に存在するかを確認し(ステップS3)、キャッシュされたデータが存在する(ステップS3:YES)場合は、キャッシュ有効期限設定テーブル204を参照して(ステップS4)、有効期限切れ(ステップS4:YES)であれば、キャッシュされたデータを削除(ステップS5)してデータ収集(読み出し)(ステップS8)に備えて、コマンドデータインタフェーステーブル202にコマンド情報を登録する。また、キャッシュされたデータが存在し(ステップS3:YES)且つキャッシュ有効期限内(ステップS4:NO)であってもユーザが許容する期限を経過している(ステップS6:YES)場合、キャッシュされたデータを使わずにデータをフィールド機器106からネットワーク回線101経由で収集することから、そのユーザがそのタグに対して設定した許容期限についてキャッシュ許容期限設定テーブル205を参照(ステップS6)して、キャッシュ有効期限内(ステップS4:NO)でも許容期限を既に超過している(ステップS6:YES)場合には、コマンドデータインタフェーステーブル202にコマンド情報を登録する(ステップS8)。コマンド情報を登録することによってフィールド機器106からデータを収集し(読み出し)(ステップS8)て、遠隔監視装置102内の瞬時データ格納領域201にデータを格納(キャッシュされるデータの生成、更新)し(ステップS9)、さらにキャッシュ期限を設定(ステップS10)したうえで収集してきたデータがユーザ端末103に渡る(読み出しデータ利用)(ステップS11)。
一方、上記ユーザがそのタグに対して設定した許容期限について、キャッシュ許容期限設定テーブル205を参照(ステップS6)して、キャッシュ有効期限内(ステップS4:NO)であっても許容期限を超過していない(ステップS6:NO)場合には、瞬時データ格納領域201に存在するキャッシュデータを利用する(ステップS7)。
図7は、図1におけるキャッシュ更新時間(タイミング)の算出処理動作を説明するシーケンス図である。図7のシーケンスではステップを‘S’と略記する。図7における処理動作を開始する前提として本処理が正時から30分間隔で実行されることとしている。図7において本処理が実行されると、アクセス特性テーブル206の過去データから、現在時刻(処理を実行した時刻)と同一の月日時分の前後30分以内に、アクセス履歴があるか検索を行なう(ステップS21)。アクセス履歴がある(ステップS21:YES)場合は、次に前後30分(1時間)のアクセス数をカウントし、60アクセス以上か否かをチェックする(ステップS22)。60アクセス(平均して1分に1アクセス)以上、つまり、ユーザからアクセスされる頻度が多い(ステップS22:YES)場合、次にデータ特性テーブル207からそのタグで指定されたデータの変動状況の解析結果を取得する(ステップS23)。データの変動状況の解析に関しては後述する。なお、データの変動状況は、データ特性テーブル207の過去データ(トレンド)から、現在時刻(処理を実行した時刻)と同一の月日時分の前後30分(図9のサンプリング期間402を参照)以内に変動幅が許容幅を超えるような許可した時間帯410が存在していたかどうかによって、次回(30分後)のキャッシュ更新時間(タイミング)の算出までの間のキャッシュ更新時間(タイミング)を1分間隔(ステップS24)、5分間隔(ステップS25)のどちらかに設定(決定)する。
上記において60アクセス未満(ステップS22:NO)で12アクセス以上(ステップS26:YES)の場合は、キャッシュ更新時間を5分間隔(ステップS25)とし、12アクセス未満(ス
テップS26:NO)の場合は、開始時と同じく30分後(次回のキャッシュ更新時間算出のタイミング)(ステップS27)と設定(決定)する。なお、上記においてアクセス特性テーブル206にアクセス履歴がない(ステップS21:NO)場合は、キャッシュ更新時間を設定せず(ステップS28)(自動でキャッシュ格納領域の更新は行なわない)、次回のキャッシュ更新時間算出に備え待機する。
図8は、図1におけるキャッシュ自動更新の処理動作を説明するシーケンス図である。図8のシーケンスではステップを‘S’と略記する。図8における処理は、キャッシュ更新時間算出部305がコマンドデータインタフェーステーブル202に登録したコマンド情報をもとに、キャッシュ更新時間(コマンド情報実行時間)かチェック(ステップS31)して、キャッシュ更新時間になっていれば(ステップS31:YES)、データを収集し(ステップS32)、次いで瞬時データ(キャッシュ)格納領域201にデータを格納(キャッシュされるデータの生成、更新)する(ステップS33)。またキャッシュ更新時間になっていなければ(ステップS31:NO)、キャッシュ更新時間になるのを待機する。
図9は、図1におけるアクセス対象データの平均値、最大値、最小値および変動幅とユーザ毎の許容幅の関係を説明する図である。図9では、アクセス対象データ411のトレンドにおいて、サンプリング期間402におけるアクセス対象データ411の平均値408、最大値405、最小値407、変動幅406、許容幅404の関係を示す。そしてサンプリング期間402の中心を示すA点(409)は、サンプリング期間402を、A点(409)からχ時間前401と、A点(409)からχ時間後403と、に分割する点を明示するために設けている。また許容幅404は、データ(タグ毎)に対して予め定義しておく閾値で、図9では、変動幅406が、許容幅404を超過した時間帯410が2箇所(最大値405を示す側に1箇所、および、最小値407を示す側に1箇所)有ることを示している。この図示例から、過去、サンプリング期間(例えば1時間とする)402内にデータの変動が大きくあった、つまり、変動幅406が許容幅404を超過した時間帯410が複数有ったということで、この時間帯は、データが変動しやすい時間帯であると判断して、図7のキャッシュ更新時間(タイミング)の算出でキャッシュ更新間隔を短く(1分周期)するか否かの判断のためにこの情報をデータ特性解析部306に提供する。
101 ネットワーク回線
102 遠隔監視装置(コールセンター)
103 ユーザ端末
105 監視エージェント
106 フィールド機器
201 瞬時データ(キャッシュ)格納領域
202 コマンドデータインタフェーステーブル
203 トレンドデータテーブル
204 キャッシュ有効期限設定テーブル
205 キャッシュ許容期限設定テーブル
206 アクセス特性テーブル
207 データ特性テーブル
301 アクセス特性解析部
302 データ管理部
303 データアクセスI/F部
304 データ送受信部
305 キャッシュ更新時間算出部
306 データ特性解析部
307 データ送受信部
308 データ収集部

Claims (9)

  1. 顧客サイトに設置したフィールド機器を監視エージェントに接続し、該監視エージェントをインターネット等のネットワーク回線に接続し前記監視エージェントに指示して監視を行なう遠隔監視装置において、該遠隔監視装置は、参照すべきテーブルを保持するためのデータベースを備えるとともに、
    ユーザが前記フィールド機器側のアクセス対象のデータ毎に当該データを参照したいという要求がどの程度の頻度か解析するデータアクセス特性解析手段と、
    前記フィールド機器側のアクセス対象のデータの値がどのような変動幅で変化するか前記データ毎にデータの変動幅を解析するアクセス対象データ特性解析手段と、
    前記データアクセス特性解析手段および前記アクセス対象データ特性解析手段それぞれの解析結果をもとに自らその傾向を学習して前記フィールド機器から最適なタイミングでデータを自動収集してキャッシュ格納領域を自動更新するキャッシュ自動更新手段と、
    前記ユーザ毎にキャッシュ格納領域に格納されたデータを利用するか否か許容期限を設定するテーブルを前記データベース内に設け、前記キャッシュ格納領域に格納されたデータが前記許容期限内のものであれば前記キャッシュ格納領域を参照し、前記許容期限を超えるそれ以前の古いデータであれば、前記フィールド機器からデータを取得した瞬時データを参照するよう振り分けを行なうキャッシュ利用設定手段と、
    を備えることを特徴とする遠隔監視装置。
  2. 前記監視エージェントに前記フィールド機器のデータを収集するよう命じるためのコマンド情報と前記監視エージェントとの間でのやり取りの状況を示す処理ステータスとを前記データベース内のコマンドデータインタフェーステーブルに格納することを特徴とする請求項1に記載の遠隔監視装置。
  3. 前記コマンド情報は、前記収集するアクセス対象のタグまたはタグ名、および、時間、データのシーケンス番号、システムバックアップ用の世代管理情報、何点のデータを採取するかを指示するデータ数による範囲指定等から成る収集範囲を含んで構成されることを特徴とする請求項2に記載の遠隔監視装置。
  4. 前記コマンドデータインタフェーステーブルに登録されたコマンド情報を受信して前記監視エージェントにコマンド情報を送信するデータ送受信手段を備え、該データ送受信手段から前記監視エージェントに命じたコマンド情報により前記フィールド機器から収集したデータが、瞬時データであれば前記データベース内の瞬時データ格納領域に格納し、また前記フィールド機器及び又は前記監視エージェント自身が蓄積したトレンドデータであれば前記データベース内のトレンドデータテーブルに格納することを特徴とする請求項1に記載の遠隔監視装置。
  5. 前記キャッシュ利用設定手段は、前記ユーザ毎にキャッシュ格納領域に格納されたデータを利用するか否か許容期限を設定するテーブルと前回に前記キャッシュ格納領域にデータを格納した時刻からの有効期限を設定するテーブルとを前記データベース内に備え、前回に前記キャッシュ格納領域にデータを格納した時刻と前記ユーザ毎に設定したキャッシュ許容期限とに基づいてデータアクセス元に参照させるデータの振り分けを行なうことを特徴とする請求項1に記載の遠隔監視装置。
  6. 前記キャッシュ自動更新手段は、前記データアクセス特性解析手段および前記アクセス対象データ特性解析手段が解析するために抽出する各特性に関する過去データを積み上げる過程でその傾向についての学習を行ない、前記データアクセス特性解析手段および前記アクセス対象データ特性解析手段による解析結果に基づく予測精度を上げることを特徴とする請求項1に記載の遠隔監視装置。
  7. 顧客サイトに設置したフィールド機器を監視エージェントに接続し、該監視エージェントをインターネット等のネットワーク回線に接続し前記監視エージェントに指示して監視を行なう遠隔監視装置におけるデータアクセス方法であって、
    前記フィールド機器側のアクセス対象のデータ毎にユーザから当該データを参照したいというアクセスがどの程度の頻度か解析する過程と、
    前記フィールド機器側のアクセス対象のデータの値がどのような変動幅で変化するか前記データ毎にデータの変動幅を解析する過程と、
    前記アクセスの頻度を解析する過程および前記データの変動幅を解析する過程におけるそれぞれの解析結果をもとに自らその傾向を学習して前記フィールド機器から最適なタイミングでデータを自動収集してキャッシュ格納領域を自動更新する過程と、
    前記ユーザ毎に前記キャッシュ格納領域に格納されたデータを利用するか否か許容期限を設定するテーブルをデータベース内に有し、前記キャッシュ格納領域に格納されたデータが前記許容期限内のものであれば前記キャッシュ格納領域を参照し、前記許容期限を超えるそれ以前の古いデータであれば、前記フィールド機器からデータを取得した瞬時データを参照するよう振り分ける過程と、
    を含む遠隔監視装置におけるデータアクセス方法。
  8. 前記フィールド機器から最適なタイミングでデータを自動収集してキャッシュ格納領域を自動更新する過程は、
    過去データから、現在時刻と同一の月日時分の前後の所定時間以内に、アクセス履歴があるか検索を行なう過程、
    該アクセス履歴がある場合は、ユーザからアクセスされる頻度が第1のしきい値と比べて多いかチェックする過程、
    該チェックでアクセスされる頻度が前記第1のしきい値より多い場合には、タグで指定されたデータの変動状況の解析結果を取得する過程、
    該解析結果の取得で、前記所定時間以内に変動幅が許容幅を超えるような時間帯が複数存在するかによって、次回のキャッシュ更新時間算出までの間のキャッシュ更新時間を最も短い第1の時間間隔か、次に短い第2の時間間隔のいずれかに設定する過程、
    前記チェックでアクセスされる頻度が前記第1のしきい値より少ない場合で第2のしきい値を超えていた場合には、次回のキャッシュ更新時間算出までの間のキャッシュ更新時間を前記第2の時間間隔と設定し、該第2のしきい値未満の場合には、次回のキャッシュ更新時間算出までの間のキャッシュ更新時間を開始時と同じ時間間隔と設定する過程、
    を含む請求項7に記載の遠隔監視装置におけるデータアクセス方法。
  9. 顧客サイトに設置したフィールド機器を監視エージェントに接続し、該監視エージェントをインターネット等のネットワーク回線に接続し前記監視エージェントに指示して監視を行なう遠隔監視装置におけるデータアクセス方法であって、該遠隔監視装置は、参照すべきテーブルを保持するためのデータベースを備えており、
    ユーザからタグを指定したデータアクセスを受けると、現在時刻を取得し、前記データベース内のアクセス特性テーブルにタグ毎にアクセス日時を記録する過程と、
    キャッシュされたデータが前記データベース内の瞬時データ格納領域に存在するか確認し、キャッシュされたデータが存在しても有効期限切れであれば、キャッシュされたデータを削除し且つデータ収集に備えて前記データベース内のコマンドデータインタフェーステーブルにコマンド情報を登録する過程と、
    キャッシュされたデータが存在し且つキャッシュ有効期限内であっても、ユーザが前記タグに対して設定した許容期限について前記データベース内のキャッシュ許容期限設定テーブルを参照し、許容期限を既に超過している場合には、前記コマンドデータインタフェーステーブルにコマンド情報を登録する過程と、
    前記コマンド情報がそれぞれ前記コマンドデータインタフェーステーブルに登録される
    ことによってフィールド機器からデータを収集して前記瞬時データ格納領域にキャッシュされるデータを生成又は更新したうえでユーザにデータを渡す過程と、
    キャッシュ有効期限内であっても前記キャッシュ許容期限設定テーブルを参照して許容期限を超過していない場合には、前記瞬時データ格納領域に存在するキャッシュされたデータを利用する過程と、
    を含む遠隔監視装置におけるデータアクセス方法。
JP2010053137A 2010-03-10 2010-03-10 遠隔監視装置および該装置におけるデータアクセス方法 Expired - Fee Related JP5387457B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010053137A JP5387457B2 (ja) 2010-03-10 2010-03-10 遠隔監視装置および該装置におけるデータアクセス方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010053137A JP5387457B2 (ja) 2010-03-10 2010-03-10 遠隔監視装置および該装置におけるデータアクセス方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011186903A true JP2011186903A (ja) 2011-09-22
JP5387457B2 JP5387457B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=44793069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010053137A Expired - Fee Related JP5387457B2 (ja) 2010-03-10 2010-03-10 遠隔監視装置および該装置におけるデータアクセス方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5387457B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015059849A1 (ja) * 2013-10-23 2015-04-30 日本電気株式会社 通信システム、共通サービス制御装置、データ送信方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体
JP2015531129A (ja) * 2012-08-14 2015-10-29 アマデウス エス.アー.エス.Amadeus S.A.S. キャッシュ化データベース・クエリ結果の更新
KR20180125009A (ko) * 2016-04-01 2018-11-21 알리바바 그룹 홀딩 리미티드 데이터 캐싱 방법 및 장치
JP2019003463A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 パナソニック株式会社 ノード装置および該ノード装置におけるキャッシュ管理方法
CN111611277A (zh) * 2020-04-11 2020-09-01 上海淇玥信息技术有限公司 一种经多路路由调用金融数据的方法、装置和电子设备
JP7294517B1 (ja) * 2022-12-27 2023-06-20 横河電機株式会社 制御システム、制御システムの制御方法、及び、ネットワークスイッチ
JP7311015B1 (ja) 2022-12-27 2023-07-19 横河電機株式会社 制御システム、制御システムの制御方法、及び、コントローラ

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05191405A (ja) * 1992-01-09 1993-07-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報収集装置
JPH10187525A (ja) * 1996-10-28 1998-07-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 代理情報取得装置および情報転送管理装置
JPH1124981A (ja) * 1997-07-03 1999-01-29 Nec Corp 広域分散ファイルシステム
JP2006209457A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Hitachi Ltd センサデータ処理方式
JP2008015799A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Ricoh Co Ltd 通信装置及び機器遠隔管理システム
JP2009290758A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Panasonic Electric Works Co Ltd ゲートウェイ装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05191405A (ja) * 1992-01-09 1993-07-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報収集装置
JPH10187525A (ja) * 1996-10-28 1998-07-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 代理情報取得装置および情報転送管理装置
JPH1124981A (ja) * 1997-07-03 1999-01-29 Nec Corp 広域分散ファイルシステム
JP2006209457A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Hitachi Ltd センサデータ処理方式
JP2008015799A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Ricoh Co Ltd 通信装置及び機器遠隔管理システム
JP2009290758A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Panasonic Electric Works Co Ltd ゲートウェイ装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015531129A (ja) * 2012-08-14 2015-10-29 アマデウス エス.アー.エス.Amadeus S.A.S. キャッシュ化データベース・クエリ結果の更新
WO2015059849A1 (ja) * 2013-10-23 2015-04-30 日本電気株式会社 通信システム、共通サービス制御装置、データ送信方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体
CN105659218A (zh) * 2013-10-23 2016-06-08 日本电气株式会社 通信系统、通用服务控制设备、数据发送方法和非瞬态计算机可读介质
JP6090471B2 (ja) * 2013-10-23 2017-03-08 日本電気株式会社 通信システム、共通サービス制御装置、データ送信方法及びプログラム
JPWO2015059849A1 (ja) * 2013-10-23 2017-03-09 日本電気株式会社 通信システム、共通サービス制御装置、データ送信方法及びプログラム
EP3062231A4 (en) * 2013-10-23 2017-07-26 Nec Corporation Communication system, shared service control unit, data transmission method, and non-transitory computer-readable medium
KR20180125009A (ko) * 2016-04-01 2018-11-21 알리바바 그룹 홀딩 리미티드 데이터 캐싱 방법 및 장치
JP2019512819A (ja) * 2016-04-01 2019-05-16 アリババ・グループ・ホールディング・リミテッドAlibaba Group Holding Limited データキャッシング方法及び装置
KR102232813B1 (ko) 2016-04-01 2021-03-29 어드밴스드 뉴 테크놀로지스 씨오., 엘티디. 데이터 캐싱 방법 및 장치
US11449570B2 (en) 2016-04-01 2022-09-20 Ant Wealth (Shanghai) Financial Information Services Co., Ltd. Data caching method and apparatus
JP2019003463A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 パナソニック株式会社 ノード装置および該ノード装置におけるキャッシュ管理方法
CN111611277A (zh) * 2020-04-11 2020-09-01 上海淇玥信息技术有限公司 一种经多路路由调用金融数据的方法、装置和电子设备
JP7294517B1 (ja) * 2022-12-27 2023-06-20 横河電機株式会社 制御システム、制御システムの制御方法、及び、ネットワークスイッチ
JP7311015B1 (ja) 2022-12-27 2023-07-19 横河電機株式会社 制御システム、制御システムの制御方法、及び、コントローラ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5387457B2 (ja) 2014-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5387457B2 (ja) 遠隔監視装置および該装置におけるデータアクセス方法
US10261938B1 (en) Content preloading using predictive models
US9426200B2 (en) Updating dynamic content in cached resources
JP4579501B2 (ja) アプリケーションサーバおよびアプリケーションプログラム
JP2004516532A (ja) 多層キャッシングシステム
JP2009043119A (ja) ウェブ・サーバ・システム
CN104767653B (zh) 一种网络接口监控的方法和装置
JP5980430B2 (ja) コンピュータ・システムのためのデータ・キャッシュを管理するための方法、装置、コンピュータ・プログラム製品、およびコンピュータ・プログラム(コンピュータ・システムのためのデータ・キャッシュの管理)
CN103139279A (zh) 文件访问方法和系统
US9363335B2 (en) Method and apparatus that enables a web-based client-server application to be used offline
JP3386964B2 (ja) ゲートウェイ装置
US10585970B2 (en) Managing dynamic webpage content
US20080133584A1 (en) Annotation management program, device, method and annotation display program, device, method
JP2000207270A (ja) Wwwプロキシ装置
JP5272428B2 (ja) アクセス頻度の高い情報を事前にキャッシュする予測型キャッシュ方法、そのシステム及びそのプログラム
JP5198004B2 (ja) ウェブサーバおよびウェブ表示端末
JP2008158589A (ja) 更新情報通知装置及び更新情報通知プログラム
CN108259198B (zh) 一种域名缓存命中率的预判方法、装置及设备
US7222170B2 (en) Tracking hits for network files using transmitted counter instructions
US20140040195A1 (en) Offline Web Application System
JP3966636B2 (ja) 監視制御システム
US20100076963A1 (en) Index making device, system, program, and method, and retrieval device, system, program, and method
US20100251270A1 (en) Selective Mobile Metering
US20160253094A1 (en) Information processing device, data cache device, information processing method, and data caching method
JP2009080587A (ja) データ転送サーバ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130923

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5387457

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees