JP2011186466A - 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成装置は、画像形成手段と、読取手段1と、検出手段Siと、算出手段51と、制御手段51とを有する。前記画像形成手段は、第1のプリント画像と位置検出用のマークとを被画像形成媒体の第1面に形成する。前記読取手段1は、前記画像形成手段により前記第1のプリント画像と前記マークとが形成された被画像形成媒体の第1面の画像を読み取る。前記検出手段Siは、前記画像読取手段が読み取った画像データから前記マークを検出する。前記算出手段は、前記検出手段により検出したマークの位置と前記第1面に形成した画像におけるマークの位置との変動量を算出する。前記制御手段は、前記算出手段により算出した変動量に応じた印刷開始位置を基点に前記被画像形成媒体の第2面に第2のプリント画像を形成する。
【選択図】図3
Description
図1は、デジタル複合機の外観構成例を示す斜視図である。また、図2は、デジタル複合機の内部構成例を概略的に示す断面図である。図1に示すように、デジタル複合機は、スキャナ1、プリンタ2、フィニッシャ3、コントロールパネル4およびシステム制御部5を有する。
スキャナ1は、原稿における主走査方向の1ライン分の画像を画像データに変換するCCDラインセンサを含む光電変換部としての画像読取部10を有する。画像読取部10は、原稿の副走査方向にCCDラインセンサで原稿を走査することにより原稿全体の画像を読み取る。
プリンタ2は、給紙カセット21A、21B、21Cを有する。これらの給紙カセット21A、21B、21Cは、画像をプリントする被画像形成媒体としての用紙を収納する。たとえば、各給紙カセット21A、21B、21Cは、デジタル複合機本体の下部に着脱可能である。各給紙カセット21A、21B、21Cは、それぞれ給紙ローラ22A,22B,22Cを有する。各給紙ローラ22A,22B,22Cは、各給紙カセット21A、21B、21Cから用紙を一枚ずつ取り出す。
なお、図2に示すプリンタ2は、電子写真方式のプリンタである。ただし、本実施の形態のプリンタは、電子写真方式のプリンタに限定されるものでない。本実施の形態は、たとえば、インクジェット方式あるいは熱転写方式などの電子写真方式以外のプリンタにも適用できる。
図3は、デジタル複合機における制御系の構成例を説明するためのブロック図である。
デジタル複合機は、装置全体を制御するシステム制御部5を有する。システム制御部5は、システムバスなどを介して、スキャナ1、プリンタ2、フィニッシャ3、コントロールパネル4に接続する。
入力画像処理部61は、スキャナ1が読み取った画像を入力画像として処理するスキャナ系の画像処理部として機能する。入力画像処理部61は、スキャナ1により読取った画像データに対して、シェーディング補正処理、階調変換処理、ライン間補正処理などを実行する。
デジタル複合機などの画像形成装置では、被画像形成媒体に画像を形成する工程(印刷工程)において、被画像形成媒体の物理的なサイズが変わってしまうことがありうる。たとえば、電子写真方式の画像形成装置では、定着処理の工程で、被画像形成媒体としての用紙に含まれる水分が蒸発し、用紙のサイズが縮小することがある。具体的には、周辺環境および被画像形成媒体の材質によっては、A3サイズで数ミリ程度のサイズの縮小が起こることもありうる。
図4(a)に示すテストパターンは、矩形の用紙における四隅のうちの3箇所に位置検出用のマークを配置したものである。位置検出用のマークは、センサSiで読み取ることができ、かつ、ユーザが視認し難いものである。また、各位置検出用のマークは、画像データ上の1点を示すものであれば良い。
DX = X2 − X1
DY = Y2 − Y1
距離値DXは、印刷前の画像データにおける第1マークm1と第2マークm2との相対距離を示す値である。この例では、距離値DXは、印刷前の画像データにおける主走査方向の基準値として採用される。距離値DYは、印刷前の画像データにおける第1マークm1と第3マークm3との相対距離を示す値である。この例では、距離値DYは、印刷前の画像データにおける副走査方向の基準値として採用される。
主走査方向における用紙の収縮度(ShrinkX)= DX‘/DX
副走査方向における用紙の収縮度(ShrinkY)= DY‘/DY。
まず、両面プリントにおける用紙に収縮に応じた第2のプリント画像に対する変倍処理について説明する。
裏面のプリント画像(第2のプリント画像)に対する画像処理工程においては、表面(第1面)のプリント画像(第1のプリント画像)に対する変倍処理の倍率を基準として、主走査方向および副走査方向の倍率を、それぞれShrinkXおよびShrinkYの収縮度の分、さらに縮小させる。
Xs‘ = Xs * ShrinkX
Ys‘ = Ys * ShrinkY
但し、Xsは、表面にプリントした画像(第1のプリント画像)に対する主走査方向における基準倍率であり、Ysは、表面にプリントした画像(第1のプリント画像)に対する副走査方向における基準倍率であり、Xs‘は、裏面にプリントする画像(第2のプリント画像)に対する主走査方向の変倍率であり、Ys’は、第2のプリント画像に対する副走査方向の変倍率である。
従って、出力画像処理部64は、第2のプリント画像に対して、主走査方向の変倍率をXs´とし、副走査方向の変倍率をYs´として変倍処理する。
XSIZE‘ = XSIZE * ShrinkX = XSIZE * (Xs’/Xs)
YSIZE‘ = YSIZE * ShrinkY = YSIZE * (Ys’/Ys)
上述の関係式によれば、用紙に生じた主走査方向及び副走査方向における収縮度あるいは変倍率により変倍処理後の第2のプリント画像の大きさが算出できる。
上述したような用紙が収縮すると、画像の大きさだけでなく、画像の位置も変動する。たとえば、用紙に収縮が生じると、用紙における画像の位置も変動する。プリンタ2が用紙の左上を印刷制御の原点とし、かつ、印刷開始位置を画像の左上とする場合、印刷開始位置を補正することにより、用紙における、画像の左上を基準とする画像全体の位置が補正できる。
LEFT‘ = LEFT * ShrinkX = LEFT * (Xs’/Xs)
TOP‘ = TOP * ShrinkY = TOP * (Ys’/Ys)
上述の関係式によれば、用紙に生じた主走査方向及び副走査方向における収縮度により変倍処理後の第2のプリント画像の印刷開始位置が算出でき、収縮した用紙の表面(第1面)における第1のプリント画像と同じ位置になるように、裏面(第2面)に第2のプリント画像をプリントできる。
図8(a)は、収縮前の用紙の第1面において、第1のプリント画像がプリントされる画像領域R0を示す図である。図8(b)は、第1面に第1のプリント画像をプリントした用紙が収縮した状態を示す図である。図8(c)は、用紙の収縮度に応じて補正した第2のプリント画像をプリントした例を示す図である。
図9は、両面印刷処理の流れを説明するためのフローチャートである。
両面印刷する場合、システム制御部5のCPU51は、第1面(表面)にプリントすべき画像データと第2面(裏面)にプリントすべき画像データとを取得し、ページメモリ56などのバッファメモリに保存する(ACT11)。CPU51は、第1面にプリントすべき画像データにテストパターンを付加することにより第1面にプリントする画像データ(第1面のプリントデータ)を生成する。
なお、用紙のサイズに応じてテストパターンが予め決まっている場合、第1のパターン距離も予め決まる。この場合、用紙のサイズに応じて第1のパターン距離を不揮発性メモリ54などの記憶部に記憶しておくことにより、ACT13及び14の処理は省略しても良い。
上記のような画像形成装置によれば、印刷工程において用紙の収縮が生じた場合であっても、表面の印刷領域と裏面の印刷領域とが一致した両面印刷を実現できる。
Claims (10)
- 第1のプリント画像と位置検出用のマークとを被画像形成媒体の第1面に形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により前記第1のプリント画像と前記マークとが形成された被画像形成媒体の第1面の画像を読み取る読取手段と、
前記画像読取手段が読み取った画像データから前記マークを検出する検出手段と、
前記検出手段により検出したマークの位置と前記第1面に形成した画像におけるマークの位置との変動量を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出した変動量に応じた印刷開始位置を基点に前記被画像形成媒体の第2面に第2のプリント画像を形成する制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記算出手段により算出した変動量に応じた変倍率で前記被画像形成媒体の第2面に形成する第2のプリント画像を変倍する変倍手段を有し、
前記制御手段は、前記算出手段が算出した変動量に応じた印刷開始位置を基点に前記変倍手段により変倍した第2のプリント画像を前記被画像形成媒体の第2面に形成する、
ことを特徴とする前記請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成手段は、被画像形成媒体の第1面に第1のプリント画像の現像剤像と位置検出用のマークの現像剤像とを形成する現像部と、前記現像部により形成された現像剤像を被画像形成媒体に定着させる定着部と、を有し、
前記算出手段は、前記画像形成手段による処理工程で生じた被画像形成媒体の収縮を示す収縮度を前記変動量により算出し、
前記変倍手段は、前記算出手段により算出した収縮度に応じて前記被画像形成媒体の第2面に形成する第2のプリント画像を縮小し、
前記制御手段は、前記算出手段が算出した変動量に応じた印刷開始位置を基点に前記変倍手段により縮小した第2のプリント画像を前記被画像形成媒体の第2面に形成する、
ことを特徴とする前記請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成手段は、前記被画像形成媒体における主走査方向の距離と副走査方向における距離とを計測するための複数の位置を示す複数のマークを前記第1面に形成する、
ことを特徴とする前記請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記算出手段は、前記被画像形成媒体に生じた主走査方向における収縮度と、前記被画像形成媒体に生じた副走査方向における収縮度とを算出する、
ことを特徴とする前記請求項4に記載の画像形成装置。 - 第1のプリント画像と位置検出用のマークとを被画像形成媒体の第1面に画像形成し、
前記第1のプリント画像と前記マークとを画像形成した後、前記被画像形成媒体の第1面の画像を読み取り、
前記画像形成した後の前記被画像形成媒体から読み取った画像データから前記マークを検出し、
前記検出したマークの位置と前記第1面に形成した画像におけるマークの位置との変動量を算出し、
前記算出した変動量に応じた印刷開始位置を基点に前記被画像形成媒体の第2面に第2のプリント画像を形成する、
ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - さらに、前記算出した変動量に応じた変倍率で前記被画像形成媒体の第2面に形成する第2のプリント画像を変倍し、
前記被画像形成媒体の第2面には、前記算出した変動量に応じた印刷開始位置を基点に、前記変倍した第2のプリント画像を形成する、
ことを特徴とする前記請求項6に記載の画像形成装置の制御方法。 - 前記画像形成は、前記被画像形成媒体の第1面に第1のプリント画像の現像剤像と位置検出用のマークの現像剤像とを形成し、前記被画像形成媒体の第1面に形成された現像剤像を定着させ、
前記画像形成の処理工程で生じた被画像形成媒体の収縮を示す収縮度を前記変動量により算出し、
前記変倍は、前記算出した収縮度に応じて前記被画像形成媒体の第2面に形成する第2のプリント画像を縮小し、
前記被画像形成媒体の第2面には、前記算出した変動量に応じた印刷開始位置を基点に、前記縮小した第2のプリント画像を形成する、
ことを特徴とする前記請求項7に記載の画像形成装置の制御方法。 - 前記画像形成は、前記被画像形成媒体における主走査方向の距離と副走査方向における距離とを計測するための複数の位置を示す複数のマークを前記第1面に形成する、
ことを特徴とする前記請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置の制御方法。 - 前記収縮度としては、前記被画像形成媒体に生じた主走査方向における収縮度と前記被画像形成媒体に生じた副走査方向における収縮度とが算出される、
ことを特徴とする前記請求項8に記載の画像形成装置の制御方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US31154610A | 2010-03-08 | 2010-03-08 | |
US61/311,546 | 2010-03-08 |
Publications (1)
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JP2011049132A Withdrawn JP2011186466A (ja) | 2010-03-08 | 2011-03-07 | 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011186466A (ja) |
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2011
- 2011-03-07 JP JP2011049132A patent/JP2011186466A/ja not_active Withdrawn
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