JP2011185515A - 浴室暖房乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミストサウナ機能を有する浴室暖房乾燥機本体の高さ寸法を小さく抑えることができ、取替えの互換性を確保しながら、天井への設置性を向上させること。
【解決手段】天井裏に設置されて浴室30内に温風を供給する浴室暖房乾燥機本体2と、この浴室暖房乾燥機本体2の浴室30に露出する下面を覆うフロントパネル4と、浴室30内にミストサウナ用の水又は湯を噴霧するミストノズル8とこのミストノズル8に供給される水又は湯を加熱するミスト用熱交換器5とを備えるミスト噴霧ユニット3とを具備し、上記フロントパネル4の内部に上記ミスト用熱交換器5を内蔵した天井設置形の浴室暖房乾燥機1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴室の天井に設置されるミストサウナ機能を有する浴室暖房乾燥機に関するものである。
従来、この種の天井設置形の浴室暖房乾燥機として、特許文献1に記載されたものが知られている。以下、図6を参照しながら説明する。
ミストサウナ運転時には、熱源機からの温水を暖房配管10から暖房用熱交換器6に供給して、循環ファン7で風路内に吸い込まれた浴室内の空気を暖房用熱交換器6で加熱して、フロントパネル4の吹出口から浴室内に循環させて暖房を行う。一方、給水手段から供給されるミスト用水を、ミスト用熱交換器5において暖房配管10から供給される温水と熱交換させて加熱し、加熱した温水を本体ケーシング16を回りこむように配管したミスト配管15´を経て、浴室暖房乾燥機本体2の下面側に配置したミストノズル8から浴室内にミスト状に噴霧させるものである。
ところで、天井9に設置される浴室暖房乾燥機1´が天井開口部9aから出し入れ可能な取替えタイプの場合、天井開口部9aの大きさは予め決まっているため、取替えの互換性を確保するためには、浴室暖房乾燥機1´の幅寸法を小さくして、その分だけ高さ寸法を大きくせざるを得ない。
そこで、従来は、ミスト用熱交換器5を収納するミストボックス50を本体ケーシング16の上面に搭載している。しかし、浴室暖房乾燥機1´全体の高さ寸法(L+D)が大きくなると、浴室30の天井9の高さは建築物の1階分の高さの制約を受けているため、浴室暖房乾燥機1´を天井裏に設置できなくなるおそれが生じる。
また、従来では、室温が上昇してからミスト噴霧することにより、ミストが冷たく感じることを防止するようにしているが、ミスト用熱交換器5からミストノズル8までのミスト配管15´の配管長F´が長く、このため、ミスト配管15´内に滞留している水は冷たいままであるため、室温を上昇させても、噴霧直後には冷たい滞留水を噴霧することになる。
このため、ミストの噴霧開始直後には、図7のグラフに示すように、洗い場の平均温度が低下するという問題があり、その時点で入浴中であれば、ミストが冷たく感じることがあり、ミストサウナに適した環境(約40℃、湿度100%)まで温度を上昇させるために必要な時間も長くなってしまう。この問題は、とくに冬場などで水温が低い場合、ミスト用熱交換器5からミストノズル8までの配管が長い場合により顕著になる。そのうえ、ミストノズル8からの噴霧量は、0.5L/min以下と非常に少なく、冷たい滞留水が抜けるまでの時間が長くなる。また、ミストサウナとしては、噴霧量を小さくしてミストを微細化することが体感が良好になるポイントであるが、噴霧量を下げれば下げるほど、加熱された温水が供給されるまでの時間が長くなってしまうという問題があり、さらにミスト配管15´の配管長F´が長いために放熱ロスが生じるという問題がある。
特開2006−7114号公報
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ミストサウナ機能を有する浴室暖房乾燥機本体の高さ寸法を小さく抑えることができ、取替えの互換性を確保しながら、天井への設置性を向上させることができる浴室暖房乾燥機を提供することにある。
前記の課題を解決するために、本発明は、浴室30の天井9に設置される浴室暖房乾燥機であって、天井裏に設置されて浴室30内に温風を供給する浴室暖房乾燥機本体2と、この浴室暖房乾燥機本体2の浴室30に露出する下面を覆うフロントパネル4と、浴室30内にミストサウナ用の水又は湯を噴霧するミストノズル8とこのミストノズル8に供給される水又は湯を加熱するミスト用熱交換器5とを備えるミスト噴霧ユニット3とを具備し、上記フロントパネル4の内部に上記ミスト用熱交換器5を内蔵したことを特徴としている。
このような構成とすることで、ミスト用熱交換器5は浴室暖房乾燥機本体2の下面を覆うフロントパネル4内部に内蔵されるので、従来のようにミスト用熱交換器5を収納したミストボックス50を浴室暖房乾燥機本体2の上面に搭載した場合と異なり、浴室暖房乾燥機本体2の高さ寸法Lを小さく抑えることができる。これにより、浴室暖房乾燥機1が天井開口部9aから出し入れ可能な取替えタイプの場合であっても、天井9への設置がしやすくなる。しかも、ミスト用熱交換器5は浴室暖房乾燥機本体2の下面を覆うフロントパネル4内部に位置するので、ミスト用熱交換器5とミストノズル8とを配管接続する際の配管長Fを短くでき、これにより、ミストサウナ運転初期における冷たい滞留水の噴霧量を低減でき、浴室30内の温度低下を極力防止できるようになる。
また、上記ミスト用熱交換器7は、ミストノズル8に供給される水又は湯を熱源機からの温水と熱交換させて加熱するのが好ましい。この場合、フロントパネル4に内蔵されるミスト用熱交換器7は熱源機からの温水を利用してミスト用水を加熱できるようになる。
また、上記ミストノズル8は、浴室30に露出するノズル吐出口8aを先端に有する胴体部8bが、フロントパネル4の内部に配置されているのが好ましい。この場合、フロントパネル4内部でミストノズル8とミスト用熱交換器5とを配管接続できると共に、ミストノズル8の近傍でミスト用水を加熱でき、放熱ロスを防いで熱効率を向上させることができる。
また、熱源機からの温水を上記ミスト用熱交換器5の一次側に循環させる温水送り配管14b及び温水戻り配管14cと、給水手段からのミスト用水を上記ミスト用熱交換器5の二次側に供給するミスト用給水配管14aとで配管セット14を構成し、上記フロントパネル4を、ミスト用熱交換器5を内蔵する第1のフロントパネル4aと、ミスト用熱交換器5を内蔵しない第2のフロントパネル4bのいずれか一方で構成し、浴室暖房乾燥機本体2に対して上記配管セット14と上記第1のフロントパネル4aとを取り付けてミストサウナ機能を付加する構造と、浴室暖房乾燥機本体2に対して第2のフロントパネル4bを取り付けてミストサウナ機能を付加しない構造とを選択可能とするのが好ましい。この場合、浴室暖房乾燥機本体2の構成部品を共通使用でき、コストダウン効果が得られる。
本発明は、浴室暖房乾燥機本体の下面を覆うフロントパネルの内部にミスト用熱交換器を内蔵したことにより、ミストサウナ機能を有する浴室暖房乾燥機本体の高さ寸法を低減でき、取替えの互換性を確保しながら、天井への設置性が向上するものである。さらにミスト用熱交換器とミストノズル間の配管長を短くでき、ミストサウナ運転初期における冷たい滞留水の噴霧量を低減でき、結果、浴室内温度の低下を極力防止できるものである。
また本発明は、フロントパネルに内蔵されるミスト用熱交換器を熱源機からの温水を利用してミスト用水を加熱できる構造となる。
また本発明は、ミスト用熱交換器からミストノズルまでの配管長を短くできるので、放熱ロスの低減ができ、熱効率を高めることができる。
また本発明は、浴室暖房乾燥機本体の構成部品を共通使用しながら、フロントパネルの交換と配管セットの追加だけで、ミストサウナ機能の付加を低コストで実現できる。
本発明の実施形態のミストサウナ機能を有する浴室暖房乾燥機の一例を示す概略構成図である。 同上の浴室暖房乾燥機本体と、ミスト用熱交換器を内蔵する第1のフロントパネルと、配管セットとを分解した側面図である。 同上の浴室暖房乾燥機が設置される浴室の天井を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は(b)のA部の拡大断面図である。 (a)は同上のミスト用熱交換器の斜視図であり、(b)は配管セットの配管接続部をクイックファスナ接合構造とした一例の説明図である。 同上の浴室暖房乾燥機にミストサウナ機能を付加しない施工状態を示す概略構成図である。 従来のミストサウナ機能を有する浴室暖房乾燥機の概略構成図である。 従来のミストの噴霧開始直後に洗い場の平均温度が低下する場合を説明するグラフである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の天井設置形の浴室暖房乾燥機1の概略構成図を示し、図2は浴室暖房乾燥機1の分解図であり、図3は浴室暖房乾燥機1の設置状態の説明図である。
本例の浴室暖房乾燥機1は、天井裏に設置されて浴室30内に温風を供給する浴室暖房乾燥機本体2と、浴室30側に配置されて浴室暖房乾燥機本体2の浴室30に露出する下面を覆うフロントパネル4と、浴室30内にミストサウナ用の水又は湯を噴霧するミスト噴霧ユニット3とを具備している。
浴室暖房乾燥機本体2は、浴室30内の空気を風路内に循環させる循環ファン7と、該循環する空気を温める加熱手段と、これらを収納する本体ケーシング16とで構成される。
上記加熱手段は、温風を生成するための暖房用熱交換器6で構成されている。暖房用熱交換器6には、外部に設置した給湯器などの熱源機からの高温水が暖房配管10を介して供給される。暖房配管10の往路10aには、暖房用熱交換器6への温水の供給量を調節するための空調用制御弁11と、温水の温度を検知するサーミスター等の温度センサ(図示せず)とが配置される。空調用制御弁11は、例えば温度センサの検知温度に応じて循環ファン7のON動作を行う熱動弁で構成される。
本体ケーシング16は、図3(a)〜(c)に示すように、天井裏に取り付けた吊りボルト21で吊り下げ支持されており、本体ケーシング16の下端縁にはその全周に亘って、図3(d)に示すシール材17が設けられており、これにより、浴室30内の湿気が天井裏へ侵入するのが防がれている。なお図3(a)中の20は換気装置、20aは換気ダクト、22は点検口、図3(b)(c)の23はスラブ面、31は浴槽である。
浴室暖房乾燥機本体2の下面はフロントパネル4で覆われる。フロントパネル4は天井開口部9aよりも大きな寸法を有していると共に、吸込口と吹出口(図示せず)とを備えており、浴室暖房乾燥機本体2の循環ファン7により浴室30内の空気が吸込口から風路内に吸い込まれ、暖房用熱交換器6で加熱されて吹出口から浴室30内へ循環するようになっている。フロントパネル4は、例えば、プラスティック等の樹脂を射出金型装置で成形した成型品が使用される。もちろん樹脂製に限らず金属製であってもよい。
ミスト噴霧ユニット3は、図1に示すように、給水手段からのミスト用水(温水)を暖房配管10からの温水と熱交換させて加熱するミスト用熱交換器5と、ミスト用熱交換器5で加熱された温水をミスト状に噴霧するミストノズル8と、ミスト用熱交換器5を給水手段及び暖房配管10に対してそれぞれ接続する配管セット14とを備えている。
本例のミスト用熱交換器5は、フロントパネル4の内部に内蔵されている。以下、ミスト用熱交換器5を内蔵するフロントパネル4を第1のフロントパネル4aとして説明する。
ミスト用熱交換器5の外郭形状は、図4(a)に示すように、フロントパネル4a内部に納まるような、扁平な四角箱形に形成されている。
本例のミスト用熱交換器5は、例えば暖房配管10からの温水が通過する一次側水路と給水手段からのミスト用水が通過する二次側水路とを複数の伝熱プレートを介して区画した液−液熱交換器が使用される。
ミスト用熱交換器5の上面の四隅には、一次側水路の出入口となる一次入側接続口5aと一次出側接続口5c、二次側水路の出入口となる二次入側接続口5bと二次出側接続口5dが設けられる。接続口5a、5b、5cはそれぞれ、フロントパネル4aの上面側に露出していると共に、後述の配管セット14を用いて、給水手段(図示せず)と暖房配管10とにそれぞれ脱着可能に接続される。
ミスト用熱交換器5の二次出側接続口5dは、ミスト配管15を介してミストノズル8に接続される。ミスト配管15にはミスト制御弁(図示せず)が設けられている。ミストノズル8は、図2に示すノズル吐出口8aを先端に有する胴体部8bがフロントパネル4aの内部に配置されている。なおミストノズル8の数は1個に限らず、複数個であってもよい。
配管セット14は、図2に示すように、浴室暖房乾燥機本体2及びフロントパネル4aから独立した複数本の配管部材で構成される。ここでは、暖房配管10の往路10aとミスト用熱交換器5の一次入側接続口5aとを接続する温水送り配管14aと、暖房配管10の復路10bとミスト用熱交換器5の一次出側接続口5cとを接続する温水戻り配管14cと、給水手段とミスト用熱交換器5の二次入側接続口5bとを接続するミスト用給水配管14aとが使用される。これら各配管14a〜14cの接続口部は、図4(b)に示すように、ワンタッチで脱着でき且つ確実に接合可能なクイックファスナ接合構造40となっている。これら各配管14a〜14cは可撓性のある耐圧ホースで構成されており、配管同士を水的に接続する配管機能に加えて、フロントパネル4aを本体ケーシング16に対して機械的に取り付ける接続機能も併せ持っている。
次に、上記ミストサウナ機能を有する浴室暖房乾燥機1を天井9に設置するにあたっては、浴室暖房乾燥機本体2に加えて、ミスト用熱交換器5を内蔵した第1のフロントパネル4aと、配管セット14とを使用する。浴室暖房乾燥機本体2を天井裏に設置した状態で、ミスト用給水配管14aの一端を浴室30の天井裏において給水手段と接続し、ミスト用給水配管14aの他端をフロントパネル4a上面側に露出しているミスト用熱交換器5の二次入側接続口5bに接続する。また温水送り配管14bの一端を暖房配管10の往路10aの分岐継手部60(図2)に接続し、温水送り配管14bの他端をミスト用熱交換器5の一次入側接続口5aに接続すると共に、温水戻り配管14cの一端を暖房配管10の復路10bの分岐継手部61(図2)に接続し、温水戻り配管14cの他端をミスト用熱交換器5の一次出側接続口5cに接続する。この配管接続状態では、フロントパネル4bが配管セット14を介して浴室暖房乾燥機本体2の下面側から脱落しないように吊り下げ支持された取り付け状態となり、本体ケーシング16に対するフロントパネル4bのビス固定は不要となる。
上記構成によれば、ミスト用熱交換器5は浴室暖房乾燥機本体2の下面を覆うフロントパネル4aの内部に内蔵されるので、浴室暖房乾燥機本体2の上面側に従来のミストボックス50(図6)を搭載する必要がなくなり、浴室暖房乾燥機本体2の高さ寸法L(図1)を小さく抑えることができるので、天井開口部9aから出し入れ可能となり、取替えの互換性を確保しつつ、天井9への設置性を向上させることができる。
また本例の配管セット14(温水送り配管14b、温水戻り配管14c、ミスト用給水配管14a)は、可撓性のある耐圧ホースで構成され、しかも接続部分は、脱着式のクイックファスナ接合構造40を採用しているので、ワンタッチで配管接続ができて施工性が良好になると共に優れた接合力を発揮でき、水漏れを確実に防止できる利点がある。
ちなみに、配管セット14を使用せず、長尺管を施工現場まで運び込み、その長尺管を施工現場で切断して必要な長さの管を必要本数だけ製作し、こうして製作した管を使って配管する施工する手順においては、長尺管の現場切断に手間と熟練を要する。これに対し、配管セット14を用いることでかかる問題はなく、しかも可撓質の耐圧ホースで構成することで、屈曲自在となり配管作業がはかどり、施工を短縮化できると共に、配管セット14自体がフロントパネル4aと本体ケーシング16とを機械的に接続する吊下支持具としても機能する。これによりフロントパネル4aを本体ケーシング16に対してビス固定する必要がなくなると共に、万が一ビスがはずれた場合にフロントパネル4aが落下するという事態も回避できるようになる。
次に、ミストサウナ運転を行う際は、先ず空調用制御弁11が開いて暖房配管10から暖房用熱交換器6に高温水(約80℃)が送られ、循環ファン7により浴室暖房が実行される。そして所定温度に達した段階で給水弁(図示せず)が開いてミスト用給水配管14aからのミスト用水がミスト用熱交換器5において暖房配管10からの温水との熱交換により加熱されて、ミストノズル8から浴室30内にミスト状に噴霧される。
このとき、フロントパネル4aの内部にミスト用熱交換器5と共にミストノズル8が収納されているので、ミストノズル8間近でミストを加熱でき、放熱ロスの低減ができると共に、ミスト配管15の配管長F(図1)を短くできるので、運転初期における冷たい滞留水の噴霧も減少する。これにより、ミストノズル8からの噴霧量を0.5L/min以下と非常に少なくすることでミストを微細化してミストサウナ体感を良好にできる効果を得る場合であっても、滞留水が抜けるまでの時間を短くでき、結果として、特に冬場などの水温が低い場合であっても、ミストサウナに適した環境(約40℃、湿度100%)まで温度を上昇させるための必要時間を短縮できるものである。
一方、ミストサウナ機能を付加しない場合は、図6に示すように、ミスト用熱交換器5を内蔵しない第2のフロントパネル4bを、本体ケーシング16に対してビス固定により取り付ける。この場合において、ユーザーの要望に応じてミストサウナ機能を後から追加する場合は、浴室暖房乾燥機本体2の本体ケーシング16、暖房用熱交換器6などの各構成部品をそのまま共通使用し、第2のフロントパネル4bから第1のフロントパネル4aへのフロントパネル交換と配管セット14を追加するだけで、追加工事に容易に対応でき、コストダウン効果が得られる。そのうえ、部品の共通使用に伴い製造から現場組み立てまでの部品管理を容易化できる利点もある。
前記実施形態では、ミストノズル8をミスト用熱交換器5と共に第1のフロントパネル4a内部に内蔵した場合を説明したが、フロントパネル4aの内部にミスト用熱交換器5のみを内蔵し、ミストノズル8を例えば浴室暖房乾燥機本体2側であって第1のフロントパネル4a内のミスト用熱交換器5に近い位置に配置してもよいものである。
1 浴室暖房乾燥機
2 浴室暖房乾燥機本体
3 ミスト噴霧ユニット
4 フロントパネル
4a 第1のフロントパネル
4b 第2のフロントパネル
5 ミスト用熱交換器
6 暖房用熱交換器
7 循環ファン
8 ミストノズル
8a ノズル吐出口
8b 胴体部
9 天井
14 配管セット
14a ミスト用給水配管
14b 温水送り配管
14c 温水戻り配管
15 ミスト配管
30 浴室

Claims (4)

  1. 浴室の天井に設置される浴室暖房乾燥機であって、天井裏に設置されて浴室内に温風を供給する浴室暖房乾燥機本体と、この浴室暖房乾燥機本体の浴室に露出する下面を覆うフロントパネルと、浴室内にミストサウナ用の水又は湯を噴霧するミストノズルとこのミストノズルに供給される水又は湯を加熱するミスト用熱交換器とを備えるミスト噴霧ユニットとを具備し、上記フロントパネルの内部に上記ミスト用熱交換器を内蔵したことを特徴とする浴室暖房乾燥機。
  2. 上記ミスト用熱交換器は、ミストノズルに供給される水又は湯を熱源機からの温水と熱交換させて加熱することを特徴とする請求項1記載の浴室暖房乾燥機。
  3. 上記ミストノズルは、浴室に露出するノズル吐出口を先端に有する胴体部を、フロントパネルの内部に配置してなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の浴室暖房乾燥機。
  4. 熱源機からの温水を上記ミスト用熱交換器の一次側に循環させる温水送り配管及び温水戻り配管と、給水手段からのミスト用水を上記ミスト用熱交換器の二次側に供給するミスト用給水配管とで配管セットを構成し、上記フロントパネルを、ミスト用熱交換器を内蔵する第1のフロントパネルと、ミスト用熱交換器を内蔵しない第2のフロントパネルのいずれか一方で構成し、浴室暖房乾燥機本体に対して上記配管セットと上記第1のフロントパネルとを取り付けてミストサウナ機能を付加する構造と、浴室暖房乾燥機本体に対して第2のフロントパネルを取り付けてミストサウナ機能を付加しない構造とを選択可能としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の浴室暖房乾燥機。
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