JP2011185018A - シャッタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スラット間の隙間を通じての通気を好適に行うことができるシャッタ装置を提供する。
【解決手段】建物10の外壁13には窓部15が形成されており、窓部15にはサッシ戸21が設けられている。窓部15においてサッシ戸21の屋外側にはシャッタ装置31が設けられている。シャッタ装置31は、シャッタカーテン32とシャッタケース33とを有しており、シャッタカーテン32は開閉可能な複数のスラット39を有している。シャッタケース33には、引き出されたシャッタカーテン32の屋内側の中間領域Sに空気を吹き出す第1送風装置51が設けられている。スラット39が通気状態にある場合に第1送風装置51から空気が吹き出されると、その空気が中間領域Sを通じてスラット39間の隙間から屋外へ流れ出る際に、スラット39の付着物を吹き飛ばすことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、シャッタ装置に関するものである。
住宅等の建物において、外壁に形成された窓等の開口部にシャッタ装置が設けられていることがある。例えば特許文献1に記載されているシャッタ装置は、回動可能な複数のスラットが並設されたシャッタカーテンを有し、各スラットは回動することで開放姿勢と閉鎖姿勢とに変更可能となっている。このシャッタ装置によれば、シャッタカーテンが閉鎖状態にある場合でもスラットを開放姿勢に変更することにより、開口部は採光や通風、視認等の少なくとも1つの機能を果たすことになる。
特開2009−46906号公報
しかしながら、シャッタ装置においてシャッタカーテンのスラットが回動可能となっている構成では、スラットが開放状態にある場合にスラット間の隙間を通じて通気が行われると、スラットの板面に付着しているゴミや埃が外気とともに建物内空間に流れ込むことが懸念される。
本発明は、スラット間の隙間を通じての通気を好適に行うことができるシャッタ装置を提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明のシャッタ装置は、建物の外壁に形成された建物開口部に対して設けられたシャッタ装置であって、シャッタケースに収納可能に設けられ、複数のスラットを有し且つ各スラットの傾斜角度が調整可能であるシャッタカーテンと、前記シャッタカーテンの屋外側面及び屋内側面のうち少なくとも一方を対象として、前記複数のスラットに付着した付着物を除去する除去手段とを備えていることを特徴とする。
第1の発明によれば、シャッタカーテンの屋外側面や屋内側面においてスラットに付着したゴミや埃等の付着物が除去される。このため、スラットの傾斜角度が隣り合うスラット間に隙間が生じる角度となっている場合にその隙間を通じて建物内空間の通気が行われても、外気とともに付着物が建物内空間に流れ込むという不都合を抑制できる。したがって、スラット間の隙間を通じての通気を好適に行うことができる。
第2の発明では、前記建物開口部には、該建物開口部を開閉する開閉体が設けられており、前記シャッタカーテンは、前記開閉体の屋外側において該開閉体に対向する位置に引き出されることで引き出し状態となり、前記除去手段として、前記建物開口部を閉鎖した状態の前記開閉体と前記引き出し状態にある前記シャッタカーテンとにより挟まれる空間である中間領域に空気を吹き出す送風手段が設けられている。
第2の発明によれば、送風手段から中間領域に向けて空気が吹き出されるため、シャッタカーテンにスラットに付着している付着物を屋外側に吹き飛ばすことができる。ここで、例えばシャッタケースの出入口にブラシ等の清掃手段が設けられた構成では、スラットから付着物を除去するにはシャッタカーテンを収納動作させる必要があるが、本発明では、シャッタカーテンを収納動作させなくても、引き出し状態としたままのシャッタカーテンの全体についてスラットから付着物を除去することができる。
第3の発明では、前記開閉体により前記建物開口部が閉鎖された状態にあることを判定する手段と、前記建物開口部が閉鎖された状態にあると判定された場合に、前記送風手段から前記中間領域に空気を吹き出させる手段とを備えている。
第3の発明によれば、建物開口部が開閉体により閉鎖させた状態にある場合に送風手段から中間領域に空気が吹き出されるため、スラットから吹き飛ばされた付着物が建物開口部から建物内空間に入り込むことを回避できる。また、この場合、建物開口部が開放された状態にある場合に比べてスラット間の隙間から屋外側に流れ出る空気の量が多くなることにより、スラットから付着物を除去する除去効率を高めることができる。
第4の発明では、前記送風手段は、前記シャッタケースの出入口に設けられており、空気の吹き出し状態を、前記中間領域に向けて空気を吹き出す第1吹出状態と、前記シャッタケースの出入口に向けて空気を吹き出す第2吹出状態とに切り替える切替手段を有している。
第4の発明によれば、送風手段が第1吹出状態と第2吹出状態とに切り替えられるため、シャッタカーテンにおいて付着物が吹き飛ばされる部分をシャッタカーテンの引き出し状況に合わせて適宜選択することができる。したがって、シャッタカーテンから付着物を効率良く吹き飛ばすことができる。
第5の発明では、前記シャッタカーテンが前記引き出し状態にあり且つ前記スラットが開放状態にあるか否かを判定する手段と、前記シャッタカーテンが前記引き出し状態にあり且つ前記スラットが開放状態にあると判定された場合に前記送風手段が前記第1吹出状態となるように前記切替手段を制御する手段とを備えている。
第5の発明によれば、シャッタカーテンが引き出し状態にあり且つスラットが開放状態にある場合に、第1吹出状態にある送風手段から中間領域に向けて空気が吹き出される。この場合、送風手段から吹き出された空気がスラット間の隙間を通じて屋外側に流れ出るため、シャッタカーテンから付着物を吹き飛ばしつつその付着物を空気とともに屋外側へ放出することができる。したがって、シャッタカーテンから付着物を除去しつつ、その付着物が中間領域にとどまることを抑制できる。
第6の発明では、前記シャッタカーテンが前記シャッタケースに収納される収納動作中であることを判定する手段と、前記シャッタカーテンが前記収納動作中であると判定された場合に前記送風手段が前記第2吹出状態となるように前記切替手段を制御する手段とを備えている。
第6の発明によれば、シャッタカーテンが収納動作中である場合に、シャッタケースの出入口において第2吹出状態にある送風手段からシャッタカーテンに向けて空気が吹き出される。この場合、送風手段から至近距離でシャッタカーテンに空気が吹き付けられるため、付着物を吹き飛ばす効果を高めることができ、さらに、シャッタケースの出入口を通過するシャッタカーテンの全体から付着物を除去することができる。また、シャッタカーテンが収納動作に伴って振動していれば、その振動によってシャッタカーテンから離間した付着物を屋外側へ吹き飛ばすことができる。
第7の発明では、前記シャッタカーテンが前記引き出し状態にある場合に、前記複数のスラットのうち前記シャッタケースの付近のスラットを開放状態とし且つ他のスラットを非開放状態とする手段を備え、前記送風手段は、前記シャッタケースに取り付けられている。
第7の発明によれば、シャッタカーテンのうち一部のスラットだけを開放状態とすることが可能な構成において、開放状態にあるスラットの近くから空気を吹き出すことができる。したがって、開放状態にあるスラットから付着物を吹き飛ばす効果を高めることができる。
第8の発明では、前記除去手段として、前記シャッタケースの出入口には、前記シャッタカーテンの収納時に該シャッタカーテンに接触して前記付着物を除去する清掃手段が設けられている。
第8の発明によれば、シャッタカーテンの収納動作に伴って清掃手段により付着物を直接的に除去することができる。
なお、シャッタカーテンの収納時にブラシ等の清掃手段により付着物が直接的に除去される構成では、除去された付着物が清掃手段に蓄積され、それによって清掃手段の付着物除去能力が低下することや、シャッタカーテンの収納動作に支障が生じることが懸念される。この場合、除去手段として清掃手段及び送風手段の両方が設けられている構成とすれば、シャッタカーテンが引き出し状態にある場合に送風手段により付着物を吹き飛ばしておくことで、シャッタカーテンの収納時に清掃手段により直接的に除去する付着物の量を低減させることができる。つまり、清掃手段における付着物の蓄積量を低減させることができる。したがって、清掃手段の付着物除去能力が低下することや、シャッタカーテンの収納動作に支障が生じることを抑制できる。
本実施形態における建物のシャッタ装置周辺の概略断面図。 シャッタ装置の正面図。 シャッタケース周辺の構成を示す断面図。 シャッタカーテン付着物除去処理の処理手順を示すフローチャート。 シャッタカーテン周辺における空気の流れについて説明するための図。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、本発明をシャッタ装置が設けられた建物にて具体化している。図1は建物10におけるシャッタ装置31周辺の概略断面図、図2はシャッタ装置31の正面図である。なお、図1はシャッタ装置31に関する電気的な構成を示すブロック図を含んでおり、図2はシャッタ装置31を屋外側から見た図である。
図1に示すように、住宅等の建物10には建物内空間としての居室12が設けられている。居室12はリビングや居間等の居住空間となっている。建物10の外壁13のうち居室12と屋外とを仕切る部分には、建物開口部としての窓部15が形成されている。窓部15には、窓部15を開閉する開閉体としてサッシ戸21が設けられている。窓部15には上下一対のサッシ戸レール22が設けられており、サッシ戸21はサッシ戸レール22に沿って水平方向にスライド移動する。サッシ戸21は例えばガラス戸となっており、スライド移動することにより窓部15を開閉する。
窓部15においてサッシ戸21の屋外側にはシャッタ装置31が設けられている。シャッタ装置31は、昇降するシャッタカーテン32と、シャッタカーテン32を収納するシャッタケース33とを有している。シャッタケース33は横長箱状に形成されており、窓部15の上方において外壁13の屋外面に取り付けられている。シャッタケース33の内部には、シャッタカーテン32を巻き取る巻取ドラム34が設けられている。巻取ドラム34は水平方向に延びる回転軸を中心として回転可能となっており、回転することでシャッタカーテン32の巻き取り及び繰り出しを行う。シャッタカーテン32は巻取ドラム34に巻き取られることでシャッタケース33に収納され、巻取ドラム34から繰り出されることでシャッタケース33から引き出される。
シャッタケース33には、シャッタカーテン32を出入りさせるためのカーテン出入口35が設けられている(図3参照)。カーテン出入口35はシャッタケース33の下面に形成されており、シャッタケース33の内部空間を下方に向けて開放している。
図2に示すように、シャッタケース33の下方には左右一対のシャッタレール37が設けられている。シャッタレール37は上下方向に延びており、シャッタカーテン32はシャッタレール37に沿って上下方向に昇降する。シャッタレール37の下方には、シャッタカーテン32の下端と平行に延びているシャッタ受部38が設けられている。シャッタ受部38は板面を上下方向に向けた板部材となっており、その板面はシャッタケース33の下面と対向している。なお、シャッタレール37及びシャッタ受部38は外壁13から屋外側へ突出した状態となっている。
シャッタカーテン32はスラット39を複数有するスラット式シャッタカーテンとなっている。スラット39は横長形状に形成されており、シャッタカーテン32において上下に並べられている。この場合、複数のスラット39はシャッタカーテン32の移動方向に沿って並んでおり、各スラット39が一体的に上下方向にスライド移動することによりシャッタカーテン32が昇降することになる。
スラット39は、鉛直方向又は水平方向を基準とした傾斜角度が調整可能となっている。具体的には、シャッタ装置31には、各スラット39の傾斜角度を調整するための開閉ガイド機構41が設けられている。開閉ガイド機構41は、スラット39の端部に係合可能な係合リンク部42を有しており、係合リンク部42は全てのスラット39と係合可能になっている。開閉ガイド機構41は、係合リンク部42を各スラット39に対して係合及び解除させる機能と、係合リンク部42をスラット39と係合させた場合にその係合リンク部42を介してスラット39を回動させる機能とを有しており、スラット39を回動させることでスラット39の傾斜角度を調整する。開閉ガイド機構41は、スラット39ごとに個別に傾斜角度を調整することが可能となっている。なお、開閉ガイド機構41はシャッタレール37の内部に設けられている。
スラット39は、その長手方向に延びる回動軸を中心として回動可能となっている。回動軸は係合リンク部42と係合する部分を含んで水平方向に延びている。隣り合うスラット39は、それぞれが鉛直方向に立った状態となることで当接又は連結される。つまり、上のスラット39の下端と下のスラット39の上端とが当接又は連結される。この場合、隣り合うスラット39間には隙間が形成されておらず、その隙間を空気が通らないようになっている。これに対して、スラット39が鉛直方向に対して傾斜している場合、隣り合うスラット39間に隙間が形成され、その隙間を空気が通ることが可能となる。したがって、スラット39は、鉛直方向に延びている場合に非通気状態にあり、非通気状態から鉛直方向に対して傾斜することで通気状態に移行することになる。ちなみに、スラット39は、回動することでスラット39間の隙間を開閉することになる。
なお、隣り合うスラット39は図示しない連結部材により上下で連結されている。連結部材はシャッタカーテン32の昇降やスラット39の回動に際して支障とならない位置に設けられている。例えば、連結部材は、シャッタレール37の内部に収納されるようにスラット39の側方に設けられている。
シャッタ装置31には、巻取ドラム34を回転させる巻取駆動部45と、スラット39を回動させるスラット駆動部46とが設けられている。巻取駆動部45及びスラット駆動部46はそれぞれ電気モータを含んで構成されており、巻取駆動部45は駆動することでシャッタカーテン32を昇降させ、スラット駆動部46は駆動することで各スラット39の傾斜角度を個別に変えることが可能となっている。
ここで、スラット39が開閉可能であるシャッタカーテン32においては、スラット39が開閉不能な(例えば鉛直方向に立った状態で保持される)シャッタカーテン32に比べて、スラット39の板面が上方を向いている時などにスラット39にゴミや埃等が付着しやすいと考えられる。そこで、本実施形態では、シャッタカーテン32に対して空気を吹き付けることにより、シャッタカーテン32に付着したゴミや埃等の付着物を除去するようにしている。
シャッタカーテン32に付着した付着物を除去する構成について図3を参照しつつ説明する。図3は、シャッタケース33周辺の構成を示す断面図である。
図3に示すように、シャッタケース33には、カーテン出入口35の居室12側において空気を吹き出す送風手段としての第1送風装置51が設けられている。第1送風装置51は、電気モータを含んで構成された送風ファンとなっており、シャッタケース33の下端部においてカーテン出入口35の居室12側に配置されている。第1送風装置51は、下方に向けて空気を吹き出す下方吹出口52と、側方のうち屋外側に向けて空気を吹き出す外方吹出口53とを有している。下方吹出口52はシャッタケース33の下面に露出しており、外方吹出口53はカーテン出入口35に露出している。この場合、外方吹出口53は、カーテン出入口35においてシャッタカーテン32の居室12側面と対向している。
ここで、サッシ戸21が窓部15を閉鎖した状態にあり且つシャッタカーテン32がサッシ戸21と対向する位置まで引き出された引き出し状態にある場合に、それらサッシ戸21とシャッタカーテン32との間に存在する空間を中間領域Sとすれば、第1送風装置51は中間領域Sの上方に配置されていることになる。この場合、第1送風装置51の下方吹出口52から下方に向けて吹き出された空気は中間領域Sに送り込まれ、外方吹出口53から側方に向けて吹き出された空気は中間領域Sの上方又は上部においてシャッタカーテン32の居室12側面に吹き付けられる。また、この場合、中間領域Sは、シャッタカーテン32及びサッシ戸21に加えて、シャッタケース33、シャッタレール37及びシャッタ受部38により周囲が囲まれた空間となっている。
第1送風装置51は、下方吹出口52及び外方吹出口53からの空気の吹き出しを個別に実行及び停止させる機能を有している。具体的には、下方吹出口52及び外方吹出口53には複数のフィンを有するルーバがそれぞれ設けられており、下方吹出口52及び外方吹出口53においてはフィンに沿って空気が吹き出される。フィンの角度は下方吹出口52及び外方吹出口53ごとに調整可能となっている。下方吹出口52においてはフィンの角度が、空気がシャッタ受部38に向けて鉛直下方に吹き出される角度、空気がシャッタカーテン32のうち上部のスラット39に向けて斜め下方に吹き出される角度、下方吹出口52から空気が吹き出されないように下方吹出口52を閉鎖する角度のいずれかとされる。外方吹出口53においてはフィンの角度が、空気が屋外側へ向けて水平方向に吹き出される角度、外方吹出口53から空気が吹き出されないように外方吹出口53を閉鎖する角度のいずれかとされる。
シャッタケース33には、第1送風装置51に加えて、カーテン出入口35の屋外側において空気を吹き出す第2送風装置55が設けられている。第2送風装置55は、電気モータを含んで構成された送風ファンとなっており、シャッタケース33においてカーテン出入口35の屋外側に配置されている。第2送風装置55は、側方のうち居室12側に向けて空気を吹き出す内方吹出口56を有している。内方吹出口56はカーテン出入口35に露出しており、カーテン出入口35においてシャッタカーテン32の屋外側面と対向している。
なお、第2送風装置55においては、内方吹出口56からの空気の吹き出し及び停止は電気モータの駆動及び停止により行われる構成となっているが、第1送風装置51の外方吹出口53と同様に、空気の吹き出し及び停止が可能なルーバが内方吹出口56に設けられていてもよい。
図2に示すように、第1送風装置51及び第2送風装置55は、シャッタケース33の長手方向に沿ってその下面側に複数並べられている。この場合、第1送風装置51の下方吹出口52からは、鉛直下方を基準としてスラット39の両端側にそれぞれ所定角度(例えば30度)の間で扇状に広がるように空気が吹き出される。また、第1送風装置51の外方吹出口53及び第2送風装置55の内方吹出口56からは、水平方向に扇状に広がるように空気が吹き出される。したがって、第1送風装置51及び第2送風装置55からはシャッタカーテン32の全体に向けて空気が吹き出される。
次に、シャッタ装置31に関する電気的な構成について図1を参照しつつ説明する。
図1において、制御手段としてのコントローラ61は、CPUや各種メモリ等からなるマイクロコンピュータを含んで構成されている。コントローラ61は、建物10において例えば居室12の壁面に取り付けられており、シャッタ装置31の動作に関する情報を記憶する記憶部62を有している。
コントローラ61には、サッシ戸21が窓部15を閉鎖した状態にあることを検出するサッシ戸センサ65と、屋外において風量を検出する風量センサ67と、屋外において花粉を検出する花粉センサ68と、居室12において人を検出する人感センサ69とが接続されており、各センサ65,67〜69はコントローラ61に対して検出信号を出力する。
サッシ戸センサ65は、サッシ戸21に設けられており、サッシ戸21の端部がサッシ枠に接触したことを検出する接触センサとなっている。したがって、サッシ戸センサ65は、サッシ戸21の端部がサッシ枠に接触していることをサッシ戸21が窓部15を閉鎖した状態にあることとして検出する。
風量センサ67及び花粉センサ68は、例えば外壁13の屋外面に取り付けられている。花粉センサ68は、屋外空間を浮遊する粒子としての花粉の量を検出するセンサとなっている。人感センサ69は居室12において外壁13の屋内面に対して取り付けられている。
コントローラ61には、シャッタ装置31の巻取駆動部45、スラット駆動部46、第1送風装置51、第2送風装置55が接続されており、コントローラ61は指令信号を出力することでこれらアクチュエータの動作制御を行う。
コントローラ61には、人により入力操作が行われる操作装置71が接続されている。操作装置71は建物10内に設けられており、例えば居室12の壁面において人が操作可能な位置に取り付けられている。操作装置71は、シャッタカーテン32を昇降させるための操作や、全て又は一部のスラット39を開閉させるための操作などが入力操作としての行われる構成となっており、操作内容を示す信号をコントローラ61に対して出力し、コントローラ61は操作装置71からの信号を操作情報として記憶部62に記憶させる。
コントローラ61は、記憶部62に記憶されている情報や操作装置71への入力操作に基づいてシャッタカーテン32やスラット39に開閉動作を行わせる。特に、シャッタカーテン32が閉鎖状態にある場合、スラット39については、都度の動作モードに合わせて開閉動作を行わせる。スラット39の動作モードには、閉鎖モード、通気モード、防犯モードが含まれており、閉鎖モードの場合、コントローラ61は全てのスラット39を非通気状態とし、通気モードの場合、全てのスラット39を通気状態とする。
また、防犯モードの場合、一部のスラット39を通気状態とするとともにその他のスラット39を非通気状態とする。ここで、通気状態とされるスラット39は、シャッタカーテン32における上部の複数のスラット39とされている。この場合、通気状態にあるスラット39が高い位置にあって手が届きにくいため、仮に不審者が通気状態にあるスラット39間の隙間から手や棒などを屋外から居室12に向けて差し込もうとしても、それが困難になっている。本実施形態においては、シャッタケース33が窓部15の上方に配置されているため、防犯モードにおいて通気状態とされるスラット39はシャッタケース33の付近に存在していることになる。
次に、シャッタカーテン32に付着した付着物を除去するシャッタカーテン付着物除去処理について図4のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、付着物除去処理は所定周期で繰り返し実行される。
図4において、ステップS11では、シャッタカーテン32が収納動作中(巻き取り動作中)であるか否かを判定する。ここでは、シャッタカーテン32を収納動作させる旨の信号を巻取駆動部45に対して出力しているか否かを判定する。なお、巻取駆動部45の駆動状態を検出するセンサが設けられていれば、そのセンサの検出信号に基づいてシャッタカーテン32が収納動作中であるか否かを判定してもよい。また、記憶部62に記憶されているシャッタカーテン32の動作予定に関する情報に基づいて判定してもよく、操作装置71への入力操作に関する情報に基づいて判定してもよい。
シャッタカーテン32が収納動作中である場合、ステップS12に進み、第1送風装置51及び第2送風装置55に送風動作を行わせる。ここでは、第1送風装置51については外方吹出口53から屋外側に向けて水平方向に空気を吹き出させ、下方吹出口52からは空気を吹き出させない。この場合、第1送風装置51の送風状態は第1吹出状態に相当する。なお、ここでの送風動作はシャッタカーテン32の収納動作が停止するまで継続して行わせることになる。
シャッタカーテン32が収納動作中でない場合、ステップS13にて、シャッタカーテン32が閉鎖状態にあるか否かを判定し、ステップS14にて、サッシ戸21が窓部15を閉鎖した状態にあるか否かを判定する。シャッタカーテン32が閉鎖状態にあり且つサッシ戸21が窓部15を閉鎖した状態にある場合、ステップS15に進む。一方、シャッタカーテン32が開放状態にある場合やサッシ戸21が窓部15を開放した状態にある場合、そのまま本処理を終了する。なお、ステップS13において、シャッタカーテン32の少なくとも一部が引き出された状態にあれば、シャッタカーテン32が閉鎖状態にあると判定してもよい。
ステップS15では、少なくとも一部のスラット39が通気状態にあるか否かを判定する。ここでは、スラット39の動作モードが通気モード又は防犯モードとなっているか否かを判定し、いずれかのモードとなっている場合、少なくとも一部のスラット39が通気状態にあると判定する。なお、スラット駆動部46の駆動状態を検出するセンサが設けられていれば、そのセンサの検出信号に基づいて少なくとも一部のスラット39が通気状態にあるか否かを判定してもよい。
少なくとも一部のスラット39が通気状態にある場合、ステップS16に進み、シャッタカーテン32の付着物の除去を行うか否かを判定する。ここでは、スラット39が閉鎖状態から通気状態に移行してからの経過時間を計測するとともに、その経過時間が所定時間(例えば1時間)に達したか否かを判定し、達した場合に付着物の除去を行うとする。また、風量センサ67の検出信号に基づいて屋外での風量を算出するとともに、その風量が判定値より大きいか否かを判定し、大きい場合に付着物の除去を行うと判定する。さらに、花粉センサ68の検出信号に基づいて大気中の花粉量を算出するとともに、その花粉量が判定値より大きいか否かを判定し、大きい場合に付着物の除去を行うと判定する。加えて、人感センサ69の検出信号に基づいて居室12に人がいるか否かを判定し、居室12に人がいる場合に付着物の除去を行うと判定する。
なお、シャッタカーテン32の付着物の除去を行うか否かの判定基準には、環境に関する情報として、風量や花粉量の他に、外気温度、外気湿度、風向き、日射量、日射角度、紫外線量、雨量、黄砂量、粉塵量、騒音量、屋内温度、屋内湿度などが用いられてもよい。また、人に関する情報として、人の有無の他に、人の生体情報(例えば体温)、性別、年齢、嗜好、体調、花粉症等のアレルギーの有無などが用いられてもよい。環境に関する情報や人に関する情報は、それぞれの情報を検出するセンサにより検出されることや、記憶部62に記憶されていること、操作装置71から入力されることなどにより取得されることが好ましい。
付着物の除去を行う場合、ステップS17に進み、第1送風装置51に送風動作を行わせる。ここでは、第1送風装置51の外方吹出口53からは空気を吹き出させず、下方吹出口52から空気を吹き出させる。この場合、第1送風装置51の送風状態は第2吹出状態に相当する。また、シャッタカーテン32の全てのスラット39が通気状態にあるか否かを判定し、全てのスラット39が通気状態にある場合(通気モードの場合)には、下方吹出口52からシャッタ受部38に向けて鉛直下方に空気を吹き出させる。一方、上部のスラット39が通気状態にある場合(防犯モードの場合)には、上部の(通気状態にある)スラット39に向けて斜め下方に空気を吹き出させる。なお、第1送風装置51からは所定時間(例えば3分)だけ継続して空気を吹き出させる。
シャッタカーテン32においていずれのスラット39も通気状態に移行していない場合、そのまま本処理を終了する。
続いて、シャッタ装置31において第1送風装置51及び第2送風装置55から空気が吹き出された場合の空気の流れについて、図5を参照しつつ説明する。図5は、シャッタカーテン32周辺における空気の流れについて説明するための図である。なお、図5において窓部15はサッシ戸21により閉鎖された状態となっている。
図5(a)においては、シャッタカーテン32が閉鎖状態にあり且つ全てのスラット39が通気状態にある場合に、すなわちスラット39の動作モードが通気モードにある場合に、第1送風装置51の下方吹出口52からシャッタ受部38に向けて鉛直下方に空気が吹き出されている。鉛直下方に吹き出された空気は中間領域Sを通ってスラット39間の隙間から屋外側へ流れ出る。この場合、スラット39の表面にゴミなどの付着物が付着していれば、その付着物は吹き出された空気により吹き飛ばされ、空気とともにスラット39間の隙間を通じて屋外へ放出される。
また、この場合、窓部15がサッシ戸21により閉鎖された状態となっているため、シャッタカーテン32から吹き飛ばされた付着物が窓部15を通じて居室12に入り込むことが回避される。さらに、中間領域Sは、シャッタカーテン32、サッシ戸21、シャッタケース33、シャッタレール37及びシャッタ受部38により囲まれた空間となっているため、第1送風装置51から吹き出された空気はスラット39間の隙間を通って屋外に放出される。したがって、中間領域Sが、スラット39間の隙間の他の部分にて開放されている構成に比べて、スラット39間の隙間を通る空気量が多くなり、スラット39から付着物を吹き飛ばす効果が高められる。
しかも、下方吹出口52から吹き出された空気により中間領域Sは正圧になりやすくなる。この場合、中間領域Sの空気はスラット39間の隙間を通じて勢い良く屋外へ流れ出るため、その勢いにより付着物がスラット39表面から吹き飛ばされやすくなる。
さらに、下方吹出口52から鉛直下方に向けて空気が吹き出されるため、例えばシャッタカーテン32の上部に向けて吹き出される場合に比べて、中間領域Sの全体に行き渡りやすくなっている。つまり、シャッタカーテン32の全体においてスラット39間の隙間を通じて空気が屋外側へ流出されやすくなっている。したがって、送風による付着物の除去が全てのスラット39を対象として行われる構成が実現されている。
図5(b)においては、シャッタカーテン32が閉鎖状態にあり且つ上部のスラット39が通気状態にある場合に、すなわちスラット39の動作モードが防犯モードにある場合に、第1送風装置51の下方吹出口52から上部のスラット39に向けて斜め下方に空気が吹き出されている。この場合、下方吹出口52から吹き出された空気を通気状態にあるスラット39に供給されやすくなるため、通気状態にあるスラット39から付着物を吹き飛ばす効果が高められる。
また、中間領域Sのうち非通気状態となっているスラット39が存在している空間においては、第1送風装置51から吹き出された空気により正圧となりやすくなる。この場合、中間領域Sの空気はスラット39間の隙間を通じて勢い良く屋外へ流れ出るため、その勢いにより付着物はスラット39表面から剥がれやすくなる。したがって、非通気状態にあるスラット39の居室12側面に付着した付着物の除去が促進される。
図5(c)においては、シャッタカーテン32が収納動作中である場合に、第1送風装置51の外方吹出口53から屋外側へ向けて空気が吹き出されており、第2送風装置55の内方吹出口56から居室12側へ向けて空気が吹き出されている。この場合、シャッタカーテン32が巻取ドラム34に巻き取られることによりシャッタカーテン32に振動が加えられ、その振動によってシャッタカーテン32から付着物が剥がれ落ちやすくなっていれば、第1送風装置51及び第2送風装置55からシャッタカーテン32の表面に空気を吹き付けることにより付着物がシャッタカーテン32から除去されやすくなる。
また、この場合、シャッタカーテン32が開放状態と閉鎖状態との間で状態が移行している間は送風装置51,55から継続してシャッタカーテン32に向けて空気が吹き付けられる。しかも、シャッタケース33のカーテン出入口35において第1送風装置51の外方吹出口53と第2送風装置55の内方吹出口56とから至近距離でシャッタカーテン32の居室12側面及び屋外側面に対して空気が吹き付けられる。したがって、高い空気圧でシャッタカーテン32の全体から付着物が除去されることになる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
閉鎖状態にあるシャッタカーテン32と窓部15を閉鎖した状態にあるサッシ戸21により挟まれる中間領域Sに対して第1送風装置51から空気が吹き出されるため、シャッタカーテン32のスラット39から付着物を吹き飛ばすことができる。したがって、スラット39の傾斜角度が変わることでそのスラット39に付着物が付着しやすい構成となっていても、スラット39を付着物が付着していない状態に保つことが可能となる。つまり、スラット39を衛生的に保つことが可能となる。これにより、窓部15がサッシ戸21により開放された状態にあってスラット39が通気状態にあり、外気がスラット39間の隙間を通じて居室12に流れ込む場合に、外気とともにスラット39の付着物が居室12に流れ込むという不都合を抑制できる。この結果、スラット39間の隙間を通じての通気を好適に行うことができる。
第1送風装置51において空気の吹出元がシャッタカーテン32の開閉状態に合わせて下方吹出口52及び外方吹出口53のいずれかとされる。つまり、シャッタカーテン32において付着物を吹き飛ばす部分がシャッタカーテン32の状態に合わせて切り替えられる。この場合、空気が吹き付けられる部分の広さや、空気の吹き付け強さなどを選択することができる。したがって、シャッタカーテン32から付着物を効率良く吹き飛ばすことができる。
シャッタカーテン32が収納動作中である場合、シャッタケース33のカーテン出入口35においてシャッタカーテン32に対して第1送風装置51及び第2送風装置55により至近距離で空気が吹き付けられるため、付着物を吹き飛ばす効果を高めることができる。また、シャッタカーテン32の収納動作に伴ってシャッタカーテン32の全体に空気を吹き付けることが可能であるため、シャッタカーテン32の全体から付着物を除去することができる。さらに、シャッタカーテン32の屋外側面及び居室12側面の両面に対して空気が吹き付けられるため、いずれか一方の面だけから付着物が除去される場合とは異なり、シャッタカーテン32がシャッタケース33において巻き取られた際に一方の面の汚れが他方の面に付着することを抑制できる。つまり、シャッタカーテン32の両面を衛生的に保つことができる。
シャッタカーテン32が収納動作していない時に第1送風装置51から中間領域Sに向けて空気が吹き出される場合、窓部15がサッシ戸21により閉鎖された状態にあるため、吹き飛ばされた付着物が居室12に流れ込むことを回避できる。また、この場合、シャッタカーテン32が閉鎖状態にあり且つスラット39が通気状態にあるため、吹き飛ばされた付着物を屋外側へ放出することができる。つまり、吹き飛ばされた付着物が中間領域Sにとどまることを抑制できる。
スラット39の動作モードが防犯モードにある場合、シャッタカーテン32においてシャッタケース33近傍のスラット39だけが通気状態にあるため、それらスラット39は他のスラット39に比べて通気状態にある時間が長いことなどにより付着物が付着しやすいと考えられる。これに対して、第1送風装置51はシャッタケース33のカーテン出入口35周辺に設けられているため、付着物を吹き飛ばす効果を高めることができる。
第1送風装置51及び第2送風装置55から吹き出される空気によりシャッタカーテン32から付着物が除去されるため、例えばカーテン出入口35に設けられたブラシやローラ等によりシャッタカーテン32から付着物が除去される構成に比べて、シャッタカーテン32の表面に傷をつけるおそれを低減できる。また、ブラシやローラ等により付着物が除去される構成とは異なり、除去された付着物がブラシやローラ等に溜まってブラシやローラ等の付着物除去能力が低下することがなく、ブラシやローラ等を清掃するメンテナンス作業を行う必要もない。
なお、送風装置51,55からの送風により除去できない付着物は、屋外の自然風によりシャッタカーテン32から剥がれる可能性が低いと考えられるため、ブラシやローラ等により付着物をシャッタカーテン32から直接的に剥ぎ取らなくても、送風装置51,55からの送風によって付着物除去の効果を十分に得ることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(1)窓部15がサッシ戸21により開放された状態にある場合に、第1送風装置51や第2送風装置55から空気が吹き出されてもよい。例えば、窓部15がサッシ戸21により開放された状態にある場合、屋外環境に合わせて第1送風装置51から空気が吹き出される構成とする。例えば、コントローラ61は、スラット39の動作モードが通気モード又は防犯モードにある場合、屋外の風量が所定値(例えば15m/s)より小さいことを条件として、第1送風装置51から空気を吹き出させる。この場合、第1送風装置51から吹き出される空気の風量が屋外の風量より大きくなっており、仮に雨や花粉等が中間領域Sに進入しないようにそれら雨や花粉等を吹き飛ばすことができる。つまり、雨や花粉等がスラット39間の隙間を通じて居室12内に流れ込むことを抑制できる。
(2)シャッタカーテン32において全てのスラット39が非通気状態にある場合に、第1送風装置51や第2送風装置55から空気が吹き出されてもよい。この場合、第1送風装置51から吹き出された空気がシャッタカーテン32の居室12側面に当たることにより、その面から付着物を除去することができる。また、第2送風装置55から吹き出された空気がシャッタカーテン32の屋外側面に当たることにより、その面から付着物を除去することができる。
(3)第1送風装置51は、下方吹出口52及び外方吹出口53からの空気の吹き出しが画一的に行われてもよい。また、第1送風装置51の吹出口52,53、第2送風装置55の内方吹出口56においては、空気を吹き出す角度が任意に調整される構成としてもよい。
(4)第1送風装置51は、中間領域Sの内部又はその周辺であればシャッタレール37や、サッシ戸レール22などに設けられていてもよい。つまり、中間領域Sに向けて側方や下方から空気を吹き付けてもよく、中間領域S内からその領域内に空気を吹き出してもよい。また、第2送風装置55は、閉鎖状態にあるシャッタカーテン32の外側の領域であれば、シャッタレール37や外壁13に設けられていてもよい。
(5)第1送風装置51の下方吹出口52や外方吹出口53は中間領域Sに沿って延びていてもよい。例えば、下方吹出口52及び外方吹出口53が水平方向に延びている構成とする。この場合、下方吹出口52からは鉛直下方に向けて空気が吹き出され、外方吹出口53からは水平方向に向けて空気が吹き出される。このため、これら吹出口52,53から吹き出された空気はシャッタカーテン32の全体に当たりやすくなる。同様に、第2送風装置55の内方吹出口56は水平方向に延びていてもよい。
(6)シャッタカーテン32の表面に接触することで付着物を除去するブラシやローラ等の清掃手段が設けられていてもよい。例えば、シャッタカーテン32の屋外側面に接触する清掃手段がシャッタケース33のカーテン出入口35に設けられている構成とする。
この構成によれば、シャッタカーテン32の開閉動作に伴って清掃手段がシャッタカーテン32の屋外側面から付着物を直接的に剥がし取ることになる。ここで、清掃手段により付着物が直接的に除去される構成では、清掃手段に除去された付着物が蓄積され、それによって清掃手段の付着物除去能力が低下することや、シャッタカーテン32が収納される際に付着物が支障となることが懸念される。これに対して、シャッタカーテン32が引き出された状態にある時に第1送風装置51により付着物を吹き飛ばしておくことで、シャッタカーテン32の収納時に清掃手段により直接的に除去される付着物の量を低減できる。つまり、清掃手段における付着物の蓄積量を低減させることができる。したがって、清掃手段の付着物能力が低下することや、シャッタカーテン32の収納動作に支障が生じることを抑制できる。この結果、清掃手段から付着物を取り除くメンテナンス作業の回数や負担を低減しつつ、シャッタカーテン32の好適なる昇降動作を維持することができる。
また、シャッタカーテン32の屋外面においては、太陽光が照射されることや風雨にさらされることなどにより、屋外面に比べてゴミなどの付着物のシャッタカーテン32に対する付着力が大きいと想定されるが、その付着物でも清掃手段により好適に除去することができる。
(7)窓部15においてシャッタ受部38には通気部が形成されていてもよい。例えば、シャッタ受部38が網状の部材により形成されており、その網状の部材により通気部が形成されている構成とする。この構成では、窓部15がサッシ戸21により閉鎖された状態であり、シャッタカーテン32が閉鎖状態にあり、さらにスラット39が非通気状態にある場合に、第1送風装置51から中間領域Sに空気が吹き出されてもよい。この場合、第1送風装置51から吹き出された空気はシャッタ受部38の通気部を通じて屋外側へ流れ出る。したがって、スラット39が非通気状態にある場合でも、シャッタカーテン32の居室12側面から付着物を吹き飛ばしつつ、その付着物をシャッタ受部38の通気部を通じて屋外側へ放出することができる。
(8)シャッタカーテン32は水平方向にスライド移動することで開放状態及び閉鎖状態に移行する構成であってもよい。例えば、スラット39は縦長形状となっており、水平方向に並べられている構成とする。この場合でも、第1送風装置51から空気が吹き出されることによりシャッタカーテン32の付着物を除去することができる。
(9)スラット39は傾斜角度が可能であれば軸支されていなくてもよい。例えば、鉛直方向に立っている状態のスラット39において上端及び下端が別々の支持部材により個別に吊り下げ支持されており、支持部材により上端を下降させること又は下端を上昇させることによりスラット39の傾斜角度が調整される構成とする。
10…建物、13…外壁、15…建物開口部としての窓部、21…開閉体としてのサッシ戸、31…シャッタ装置、32…シャッタカーテン、33…シャッタケース、35…シャッタケースの出入口としてのカーテン出入口、39…スラット、51…除去手段及び送風装置としての第1送風装置、52…切替手段を構成する下方吹出口、53…切替手段を構成する外方吹出口、S…中間領域。

Claims (8)

  1. 建物の外壁に形成された建物開口部に対して設けられたシャッタ装置であって、
    シャッタケースに収納可能に設けられ、複数のスラットを有し且つ各スラットの傾斜角度が調整可能であるシャッタカーテンと、
    前記シャッタカーテンの屋外側面及び屋内側面のうち少なくとも一方を対象として、前記複数のスラットに付着した付着物を除去する除去手段と、
    を備えていることを特徴とするシャッタ装置。
  2. 前記建物開口部には、該建物開口部を開閉する開閉体が設けられており、
    前記シャッタカーテンは、前記開閉体の屋外側において該開閉体に対向する位置に引き出されることで引き出し状態となり、
    前記除去手段として、前記建物開口部を閉鎖した状態の前記開閉体と前記引き出し状態にある前記シャッタカーテンとにより挟まれる空間である中間領域に空気を吹き出す送風手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシャッタ装置。
  3. 前記開閉体により前記建物開口部が閉鎖された状態にあることを判定する手段と、
    前記建物開口部が閉鎖された状態にあると判定された場合に、前記送風手段から前記中間領域に空気を吹き出させる手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項2に記載のシャッタ装置。
  4. 前記送風手段は、前記シャッタケースの出入口に設けられており、空気の吹き出し状態を、前記中間領域に向けて空気を吹き出す第1吹出状態と、前記シャッタケースの出入口に向けて空気を吹き出す第2吹出状態とに切り替える切替手段を有していることを特徴とする請求項2又は3に記載のシャッタ装置。
  5. 前記シャッタカーテンが前記引き出し状態にあり且つ前記スラットが開放状態にあるか否かを判定する手段と、
    前記シャッタカーテンが前記引き出し状態にあり且つ前記スラットが開放状態にあると判定された場合に前記送風手段が前記第1吹出状態となるように前記切替手段を制御する手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項4に記載のシャッタ装置。
  6. 前記シャッタカーテンが前記シャッタケースに収納される収納動作中であることを判定する手段と、
    前記シャッタカーテンが前記収納動作中であると判定された場合に前記送風手段が前記第2吹出状態となるように前記切替手段を制御する手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項4又は5に記載のシャッタ装置。
  7. 前記シャッタカーテンが前記引き出し状態にある場合に、前記複数のスラットのうち前記シャッタケースの付近のスラットを開放状態とし且つ他のスラットを非開放状態とする手段を備え、
    前記送風手段は、前記シャッタケースに取り付けられていることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載のシャッタ装置。
  8. 前記除去手段として、前記シャッタケースの出入口には、前記シャッタカーテンの収納時に該シャッタカーテンに接触して前記付着物を除去する清掃手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシャッタ装置。
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