JP2018080881A - 室内ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】被調和室内の虫を人などの対象物に寄せ付けることを抑制するとともに、虫の駆除を促進することのできる空気調和装置の室内ユニットを提供する。
【解決手段】被調和室に配置される空気調和装置の室内ユニットにおいて、検知対象を検知可能なセンサ68と、少なくとも検知対象の周囲に虫よけゾーンを形成する虫よけ装置82と、虫を除去する虫除去装置と、センサ68が検知対象を検知したときに、検知対象の周囲に虫よけゾーンを形成するように虫よけ装置82を動作させ、検知対象を検知しないときに、虫除去装置を動作させる制御部80と、を備えた。
【選択図】図5

Description

本発明は、空気調和装置の室内ユニットに関する。
従来、空気調和装置の室内ユニットの運転中に、夏場に発生する虫の嫌がる例えば周波数などの音波を出力することにより、虫を寄せ付けない空気調和装置の室内ユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1によれば、室内ユニットが冷房運転により動作しているときに虫の嫌がる例えば周波数などの音波を出力する発振器が動作するようにしたので、取扱いに手間がかからず、虫の発生する時期になると自動的に虫の駆除が行えるとしている。
特開2001−227801号公報
しかしながら、例えば虫の嫌う周波数など出力することにより虫を対象物に寄せ付けにくくする対策を行う場合、例えば空気調和装置の運転を停止するなどこの対策が停止されたときには、部屋の隅等に避けていた虫が再び空気調和装置の室内ユニットが設置される被調和室内において活動的となりうる。そのため、被調和室内から虫を排除することは困難であるという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、被調和室内の虫を人などの対象物に寄せ付けることを抑制するとともに、虫の駆除を促進することのできる空気調和装置の室内ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、被調和室に配置される空気調和装置の室内ユニットにおいて、検知対象を検知可能なセンサと、少なくとも前記検知対象の周囲に虫よけゾーンを形成する虫よけ装置と、虫を除去する虫除去装置と、前記センサが前記検知対象を検知したときに、前記検知対象の周囲に虫よけゾーンを形成するように前記虫よけ装置を動作させ、検知対象を検知しないときに、前記虫除去装置を動作させる制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の室内ユニットによれば、センサが検知対象を検知する場合、室内ユニットは、検知対象に虫が近寄ることを防止する。また、センサが検知対象を検知しない場合、室内ユニットは、このあいだに、予め虫を除去する。
そのため、例えば検知対象が被調和室内に存在する場合には、検知対象に蚊を寄せ付けることを抑制するとともに、例えば検知対象が被調和室内に存在しない場合には、この間に蚊の駆除を促進することのできる空気調和装置の室内ユニットを提供できる。
天井埋め込み型の室内ユニットおよび壁掛け型の室内ユニットが設けられた被調和室の全体像を示す図 天井埋め込み型の室内ユニットの斜視図 吸込グリルを下降させた状態を示す天井埋め込み型の室内ユニットの断面図 天井埋め込み型の室内ユニットの断面図 室内ユニットの機能的構成を示すブロック図 室内ユニットの制御動作を示すフローチャート 壁掛け型の室内ユニットの断面図 壁掛け型の室内ユニット内部の斜視図
第1の発明は、被調和室に配置される空気調和装置の室内ユニットにおいて、検知対象を検知可能なセンサと、少なくとも前記検知対象の周囲に虫よけゾーンを形成する虫よけ装置と、虫を除去する虫除去装置と、前記センサが前記検知対象を検知したときに、前記検知対象の周囲に虫よけゾーンを形成するように前記虫よけ装置を動作させ、検知対象を検知しないときに、前記虫除去装置を動作させる制御部と、を備えたことを特徴とする室内ユニットである。
この発明によれば、センサが検知対象を検知する場合、室内ユニットは、検知対象に虫が近寄ることを防止する。また、センサが検知対象を検知しない場合、室内ユニットは、このあいだに、予め虫を除去する。
そのため、例えば検知対象が被調和室内に存在する場合には、検知対象に蚊を寄せ付けることを抑制するとともに、例えば検知対象が被調和室内に存在しない場合には、この間に蚊の駆除を促進することができる。
第2の発明は、前記虫除去装置は、虫を引き寄せる誘引装置と、引き寄せた虫を吸引する吸引装置と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、被調和室内の虫を人などの対象物に寄せ付けることを抑制するとともに、虫の駆除を促進することのできる空気調和装置の室内ユニットを提供できる。
第3の発明は、前記虫除去装置は、虫を除去するダストボックスを備えることを特徴とする。
この発明によれば、虫除去装置により吸引した虫を容易に取り除くことができる。
第4の発明は、充電装置を備え、前記充電装置により、少なくとも前記虫よけ装置と、前記虫除去装置と、前記制御部とが独自運転可能であることを特徴とする。
この発明によれば、停電等、電力事情の悪い場合にも、空調運転とは独立して虫よけ装置、虫除去装置、制御部を運転できる。
第5の発明は、天井埋め込み型の室内ユニット本体と、室内ユニット本体の下方に配置される吸込みグリルと、を備え、前記虫除去装置が、前記吸込みグリルよりも上方に配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、虫除去装置が吸込みグリルよりも上方にあるため、虫除去装置が被調和室から目立つことなく配置できる。
第6の発明は、前記吸込みグリルよりも上方に設けられるエアフィルタと、前記エアフィルタに付着した塵埃を吸引・除去する塵埃除去装置と、をさらに備え、前記吸引装置が、前記塵埃除去装置の吸引機構を兼ねることを特徴とする。
この発明によれば、塵埃除去装置を搭載する天井埋め込み型の室内ユニットでは、塵埃除去装置に備えられる吸引機構をそのまま吸引装置として用いることができる。そして、エアフィルタの清掃と、虫の除去とを同時に行える。
第7の発明は、壁掛け型の室内ユニット本体を備え、前記誘引装置が前記壁掛け型の室内ユニット本体の天面の奥部に沿って配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、壁掛け型の室内ユニット本体の天面のうち壁に近い箇所に誘引装置が備えられるため、使用者から誘引装置が見えにくく、被調和室から目立つことなく誘引装置を配置できる。
第8の発明は、エアフィルタと、エアフィルタに付着した塵埃を吸引・除去する塵埃除去装置と、を備え、前記吸引装置が、前記塵埃除去装置の吸引機構を兼ねることを特徴とする。
この発明によれば、塵埃除去装置を搭載する壁掛け型の室内ユニットでは、塵埃除去装置に備えられる吸引機構をそのまま吸引装置として用いることができる。そして、エアフィルタの清掃と、虫の除去とを同時に行える。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1に示すように、被調和室200には、天井埋め込み型の室内ユニット100と、壁掛け型の室内ユニット1が備えられている。また、第2被調和室300には、天井埋め込み型の室内ユニット100が備えられている。被調和室200には、人150や犬170が示されている。
複数備えられる、天井埋め込み型の室内ユニット100および壁掛け型の室内ユニット1は、空気調和システム500を構成している。空気調和システム500は、統括制御部400を備える。
実施の形態1では、まず天井埋め込み型の室内ユニット100について説明する。
図2は、天井埋め込み型の室内ユニット100の斜視図である。
天井埋め込み型の室内ユニット100は、箱形に形成された板金製の室内ユニット本体(天井埋め込み型の室内ユニット本体)70と、化粧パネル21と、が重ねて構成されている。
室内ユニット本体70の外側面には、図2に示すように、複数の吊り金具1Bが設けられている。天井埋め込み型の室内ユニット100は、吊下ボルト72により、天井面110から吊り下げ設置される。この場合、化粧パネル21は、天井面110の下方に天井裏空間111を介して設けられる天井板112に配置されて被調和室200に露出している。
図2に示すように、室内ユニット本体70の内部には、側板70A及び天面の内側に発泡スチロール製の断熱材73がほぼ全面にわたって配置されている。この断熱材73の内側には、送風機79、及び熱交換器81が収容されている。
熱交換器81の下方には、熱交換器81の下面を覆うように、発泡スチロール樹脂等の合成樹脂製のドレンパン83が配設されている。
室内ユニット本体70は、フィルタチャンバ20を備える。フィルタチャンバ20は、ドレンパン83の直下に重ねて配設されている。フィルタチャンバ20は、ドレンパン83の吹出開口15に連通する通風孔25と、ドレンパン83の吸込開口14に連通する矩形状の吸込開口26とを備える。
フィルタチャンバ20の吸込開口26には、図2及び図3に示すように、エアフィルタ40が嵌め込まれている。このエアフィルタ40は、吸込開口26を通じて室内ユニット本体70に流入する被調和室200内の空気中に含まれる塵埃を捕集する。
エアフィルタ40は、網目状に形成されるフィルタ素材41と、このフィルタ素材41を支持する格子状に形成されたフィルタ支持枠42とを備え、これらフィルタ素材41とフィルタ支持枠42とが一体に形成されている。
フィルタチャンバ20は、エアフィルタ40の風上側、すなわちエアフィルタ40の下面側に、エアフィルタ40に付着した塵埃を自動的に除去して掃除する塵埃除去装置50を備える。
塵埃除去装置50は、エアフィルタ40の全幅に渡って延在する横長のブラシユニット51と、このブラシユニット51をエアフィルタ40の下面で移動可能に支持する一対のガイドレール52L,52Rとを備える。この塵埃除去装置50は、エアフィルタ40の下面を、図4に矢印Xで示す略水平方向に移動可能に構成されている。塵埃除去装置50は、ブラシユニット51に備えられるブラシにより、この移動の際にエアフィルタ40に付着した塵埃を除去する。
フィルタチャンバ20は、エアフィルタ40の下方に、虫除去装置60を備える。
虫除去装置60は、虫を引き寄せる誘引装置61と、引き寄せた虫を吸引する吸引装置62と、第2ダストボックス(ダストボックス)65とを備える。
また、虫除去装置60は、引き寄せた虫を吸引装置62により吸引するための不図示の開口を備える。この開口の大きさ、個数、場所は、主に設計風量により決定される。
この誘引装置61は、一般的に知られている虫の好む範囲の紫外線を発生させて虫を引き寄せる装置である。誘引装置61としては、例えば、紫外線を発生させるランプを用いることができる。
吸引装置62は、誘引装置61により引き寄せられた例えば蚊などの虫を吸引する。吸引装置62としては、例えば、ファンが内蔵された吸引装置を用いることができる。吸引装置62は、誘引装置61の発生させた紫外線により誘引された蚊を吸引し、吸引した蚊を天井埋め込み型の室内ユニット100の外へ逃がさないようにできる。
フィルタチャンバ20の下方には、被調和室200内に露出する化粧パネル21が取り付けられている。化粧パネル21は、被調和室の空気を吸込む吸込口22と、熱交換器81を通った調和空気を被調和室に吹き出す吹出口23とを備える。
吸込口22はフィルタチャンバ20の吸込開口26に連通し、吹出口23はフィルタチャンバ20の通風孔25に連通する位置および形状に形成されている。
化粧パネル21には、吸込口22に嵌合する吸込グリル30と、吸込グリル30を4本の吊紐によって昇降自在に支持する昇降ユニット35とが取り付けられている。吸込グリル30の中央には室内空気を吸い込む吸込口31が形成されている。吸込口31は、吸込グリル30が吸込口22に嵌合した状態において、エアフィルタ40の嵌め込まれた吸込開口26に連通する。
化粧パネル21の被調和室200側の面には、人や、犬や猫に代表されるペットなどの検知対象を検知可能なセンサ68が設けられている。
吸込グリル30上には、支持台座57が設けられている。支持台座57は、吸込グリル30を昇降させる際に、ブラシユニット51の第1ダストボックス67と係合して、第1ダストボックス67を支持する。
また、吸込グリル30上には、第2ダストボックス65が設けられている。この第2ダストボックス65は、虫除去装置60と係合可能に構成されている。第2ダストボックス65には、虫除去装置60により捕獲した蚊などの虫が溜められる。
第2ダストボックス65は、第2ダストボックス65に溜められた蚊などの虫の量を検知する第2センサ66を備える。
第2ダストボックス65は、取り外し可能に備えられている。
第2ダストボックス65は、支持台座57により支持してもよい。
また、化粧パネル21の被調和室200側の面のうち、センサ68が設けられている箇所とは別の側には、虫よけ装置82が設けられている。
天井埋め込み型の室内ユニット100、不図示の充電装置を備える。この充電装置は、例えば停電時等に用いることができる。この充電装置により、少なくとも虫よけ装置82と、虫除去装置60と、制御部80とが独自運転可能とされている。
なお、本実施の形態において、塵埃除去装置50には、ブラシユニット51に替えて、吸引によりエアフィルタ40に付着した塵埃を除去する吸引ユニットを用いてもよい。塵埃除去装置50に吸引ユニットを用いる場合、本実施の形態に示した吸引装置62を別途設ける必要はなく、この吸引ユニットを吸引装置62として用い、吸引ユニットに誘引装置61を搭載してもよい。また、この場合、第1ダストボックス67を、蚊などの虫をためるボックスとしても用いることができるため、本実施の形態で示した第2ダストボックス65は不要となる。また、この場合、第1ダストボックスに第2センサ66を備えればよい。
また、本実施の形態では、塵埃除去装置50を搭載した天井埋め込み型の室内ユニット100により説明したが、塵埃除去装置50を必ずしも搭載している必要はない。
塵埃除去装置50を搭載しない天井埋め込み型の室内ユニットにおいては、エアフィルタ40と吸込グリル30との間に、虫除去装置60を備えればよい。
図5は、天井埋め込み型の室内ユニット100の機能的構成を示すブロック図である。
図5に示すように、天井埋め込み型の室内ユニット100は、制御部80と、センサ68と、第2センサ66と、虫よけ装置82と、誘引装置61と、発信部69と、を備える。各機能ブロックの機能は、CPUが、所定の制御プログラムを読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
制御部80は、CPUが事前にインストールされた制御プログラムを読み出して実行することにより、天井埋め込み型の室内ユニット100の各部を総括的に制御する。
センサ68は、被調和室200内に検知対象が存在するかを検知する。後述するように、制御部80は、センサ68が検知対象を検知するか否かにより、虫よけ装置82による蚊避けモードを稼働させるか、誘引装置61により蚊捕獲モードを稼働させるか、を決定する。
第2センサ66は、第2ダストボックス65に溜められた蚊などの虫の量を検知する。第2ダストボックス65に所定量(例えば、7割以上)の蚊などの虫が溜まった場合、制御部80は、発信部69により、第2ダストボックス65に所定量の虫が溜まったことを発信することが可能とされている。
発信部69による発信は、例えば色により発信してもよいし、統括制御部400を介してパソコンなどの画面に表示してもよいし、音声により発信してもよい。
虫よけ装置82は、センサ68の検知した人やペットなどの検知対象の周囲に向けて、一般的に虫が嫌うとされている周波数や、除菌機能を発生させ、人やペットの周囲に虫よけゾーンを形成する装置である。虫よけ装置82は、例えば、蚊が一般的に嫌うとされている周波数を発生させる。
なお、蚊の嫌う周波数は、人には聞こえない範囲の周波数とできる。
例えば、センサ68により検知範囲内に人やペットなどの検知対象を検知した場合、蚊避けモードとして、虫よけ装置82は、制御部80の指令により、一般的に蚊が嫌うとされている範囲の周波数を被調和室200内に存在する人やペットの周囲に発生させることにより、人やペットの周囲に蚊よけゾーンを形成する。
誘引装置61は、一般的に知られている虫の好む紫外線を発生させて虫を引き寄せる装置である。誘引装置61は、例えば、蚊が一般的に好むとされる範囲の紫外線を発生させる。
制御部80は、蚊捕獲モードがONとされた場合、一般的に蚊が好むとされている範囲紫外線を、誘引装置61により発生させる。
統括制御部400は、例えば図1に示すように、一室である被調和室200内に複数の天井埋め込み型の室内ユニット100や壁掛け型の室内ユニット1が備えられている場合において、1つの室内ユニットが後述する蚊捕獲モードONとなったときに、他の室内ユニットも蚊捕獲モードONとするように制御部80を制御してもよい。
また、一室に複数の天井埋め込み型の室内ユニット100や壁掛け型の室内ユニット1が備えられている場合、窓もしくはドア側の室内ユニットのみに本実施形態に示す虫よけ装置82および虫除去装置60を設けてもよい。
次に、本実施形態における制御動作について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。本実施の形態では、蚊の対策を念頭に置いて説明する。
まず、蚊対策がONとされると(STEP1)、制御部80は、センサ68からの情報に基づき、センサ68の検知範囲内に人やペットの犬などの検知対象がいるかを判断する(STEP2)。
センサ68の検知範囲内に人やペットの犬などの検知対象がいる場合(STEP2:YES)、制御部80は、センサ68により検知対象の居場所を検知し(STEP3)、蚊避けモードをONとする(STEP4)。蚊避けモードがONとされた場合、制御部80の指令により、虫よけ装置82は、検知対象の周囲に向けて蚊の嫌う周波数を発生させ、検知対象の周囲に蚊よけゾーンを形成する。
検知対象がセンサ68の検知範囲内に存在する間、検知対象が移動しても、センサ68は、検知対象の居場所を追従する(STEP5)。虫よけ装置82は、センサ68の追従した検知対象の周囲に向けて、蚊の嫌う周波数を発生させる。
検知対象がセンサ68の検知範囲内に存在し続ける間、センサ68は、検知対象が検知範囲内にあるかを検知する(STEP6)。センサ68は、検知対象がセンサ68の検知範囲内にある場合(STEP6:YES)、蚊対策がOFF(STEP11)となるまで、検知対象の居場所追従を継続する(STEP7)。
センサ68の検知範囲内に検知対象がいない場合(STEP2:NO)、制御部80は、予め決められた所定時間が経過しているかを判断する(STEP8)。
所定時間が経過していない場合には(STEP8:NO)、センサ68の検知対象内に検知対象が存在するかの判断が継続される。所定時間が経過しても検知対象が検知されない場合(STEP8:YES)、制御部80は、蚊捕獲モードをONとする(STEP9)。蚊捕獲モードがONとされた場合、制御部80の指令により、誘引装置61は、一般的に蚊が好むとされている範囲の紫外線を発生させる。これにより、蚊を誘引装置61に引き寄せる。
ついで、制御部80は、蚊捕獲モードがONとされてから予め決められた所定時間が経過したかを判断する(STEP10)。予め決められた所定時間が経過していない場合には(STEP10:NO)、蚊捕獲モードONの状態が継続される。予め決められた所定時間が経過した場合には(STEP10:YES)、制御部80は、蚊対策をOFFとする(STEP11)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、被調和室200に配置される室内ユニット100において、人やペットなどの検知対象を検知可能なセンサ68と、少なくとも検知対象の周囲に蚊よけゾーンを形成する虫よけ装置82と、虫を引き寄せる誘引装置61および引き寄せた虫を吸引する吸引装置62からなる虫除去装置60と、センサ68が検知対象を検知したときに、検知対象の周囲に蚊よけゾーンを形成するように虫よけ装置82を動作させ、検知対象を検知しないときに、虫除去装置60を動作させる制御部80と、を備えた。
これによれば、センサ68が検知対象を検知する場合、虫よけ装置82は、検知対象に蚊が近寄ることを防止するため、検知対象の周囲に向けて蚊の嫌う周波数を発生させる。また、センサ68が検知対象を検知しない場合、誘引装置61は、蚊の好む紫外線を発生させることにより蚊を引き寄せ、この引き寄せた蚊を吸引装置62により吸引することにより蚊を除去する。
そのため、例えば検知対象が被調和室200内に存在する場合には、検知対象に蚊を寄せ付けることを抑制するとともに、例えば検知対象が被調和室200内に存在しない場合には、この間に蚊の駆除を促進することができる。
また、本実施の形態によれば、虫除去装置60は、第2ダストボックス65を備えるため、虫除去装置60により吸引した蚊などの虫を容易に取り除くことができる。
また、本実施の形態によれば、天井埋め込み型の室内ユニット100は、充電装置を備えており、この充電装置により、少なくとも虫よけ装置82と、虫除去装置60と、制御部80とが独自運転可能である。
これによれば、停電等、電力事情の悪い場合にも、空調運転とは独立して虫よけ装置82、虫除去装置60、制御部80を運転でき、電力事情の有無に関わらず本実施の形態に係る運転を実現できる。
また、本実施の形態によれば、天井埋め込み型の室内ユニット本体70と、室内ユニット本体70の下方に配置される吸込グリル30と、を備え、虫除去装置60は、吸込グリル30よりも上方に配置した。
これによれば、虫除去装置60が吸込グリル30よりも上方にあるため、虫除去装置60を被調和室から目立つことなく配置できる。
また、本実施の形態によれば、吸込グリル30よりも上方に設けられるエアフィルタ40と、エアフィルタ40に付着した塵埃を吸引・除去する塵埃除去装置50と、を備え、吸引装置62が、塵埃除去装置50の吸引機構を兼ねている。
これによれば、塵埃除去装置50を搭載する天井埋め込み型の室内ユニット100では、塵埃除去装置50に備えられる吸引機構をそのまま吸引装置62として用いることができる。部品点数を省略できるうえ、エアフィルタ40の清掃と、虫の除去とを同時に行える。
(実施の形態2)
実施の形態2では、壁掛け型の室内ユニット1について説明する。
図7は、壁掛け型の室内ユニット1の断面図である。図8は、壁掛け型の室内ユニット1内部の斜視図である。なお、実施の形態2において、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
壁掛け型の室内ユニット1は、室内ユニット本体(壁掛け型の室内ユニット本体)1aと、空気の吹き出し方向を変更する上下羽根5と、を備える。
室内ユニット本体1aは、熱交換器2と、熱交換器2に風を通すためのファン3と、熱交換器2に流入する空気に含まれる塵埃を除去する塵埃除去装置4と、前面に配された可動パネル6とを備えている。
室内ユニット本体1aには、人や、犬や猫に代表されるペットなどの検知対象を検知可能なセンサ68が設けられている。また、室内ユニット本体1aには、センサ68の検知した人やペットなどの検知対象の周囲に向けて、一般的に虫が嫌とされている周波数や、除菌機能を発生させ、人やペットの周囲に虫よけゾーンを形成する虫よけ装置82が設けられている。
壁掛け型の室内ユニット1は、熱交換器2の風上側に配され通過する空気の塵埃を除去するエアフィルタ7を備える。エアフィルタ7は、フィルタ枠7aと、フィルタ網7bと、から構成されている。
塵埃除去装置4は、エアフィルタ7の上流側表面に沿って、かつエアフィルタ7と一定の距離を保って円滑に移動する吸引ノズル8と、吸引ダクト9を介して吸引ノズル8と連通接続される吸引装置10と、一端が吸引装置10の排気側に接続され、他端が室外に開放した排気ダクト11と、を備える。
壁掛け型の室内ユニット本体1aの天面には、奥部に沿って虫除去装置160を備える。虫除去装置160は、虫を引き寄せる誘引装置161と、引き寄せた虫を吸引する吸引装置10と、誘引装置161と吸引装置10を繋ぐチューブ163と、を備える。本実施の形態では、吸引装置10は、塵埃除去装置4の吸引装置と、虫除去装置160の吸引装置と、を兼ねている。
また、虫除去装置160のうち誘引装置161の天面には、引き寄せた虫を吸引装置10により吸引するための開口164を備える。この開口164の大きさ、個数、場所は、主に設計風量により決定される。
この誘引装置161は、虫の好む紫外線を発生させて虫を引き寄せる装置である。誘引装置61には、例えば、紫外線を発生させるランプを備えることができる。このランプは、開口164の内部に備えてもよい。
吸引装置10は、誘引装置161により引き寄せられた蚊などの虫を吸引する。吸引装置10としては、例えば、ファンが内蔵された吸引装置を用いることができる。吸引装置10は、誘引装置161の発生させた紫外線により誘引された蚊を吸引し、吸引した蚊を壁掛け型の室内ユニット1の外へ逃がさないようにできる。吸引装置10により吸引された蚊などの虫は、排気ダクト11から排出される。
吸引装置10は、第2センサ66を備える。第2センサ66は、吸引装置10に溜められた蚊などの虫の量を検知する。
なお、吸引装置10には、塵埃除去装置4により塵や埃が集められるため、通常、所定の運転時間やタイミングにより、吸引装置10から排気ダクト11を介して、塵や埃が排出される。しかしながら、第2センサ66が、第2ダストボックス65に所定量(例えば、7割以上)の蚊などの虫が溜まったことを検知した場合には、通常行われる所定の運転時間やタイミングによる吸引装置10からの排出にかかわらず、吸引装置10からの排出を行う。
なお、室内ユニット本体1aは、塵埃除去装置4を搭載していなくともよい。塵埃除去装置4を搭載していない場合、塵埃除去装置4の吸引装置10との兼用ではなく、別途の吸引装置を設ければよい。また、この場合、吸引した蚊などの虫が排気ダクト11により排出されないため、取外しが可能または容易な箇所に、ダストボックスを別途設ければよい。
ダストボックスを設けた場合には、ダストボックスに第2センサ66を備えてもよい。第2センサの機能は、実施の形態1と同様である。
また、図6に示す実施の形態1における制御動作は、実施の形態2においても同様となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、被調和室200に配置される室内ユニット1において、人やペットなどの検知対象を検知可能なセンサ68と、少なくとも検知対象の周囲に蚊よけゾーンを形成する虫よけ装置181と、虫を引き寄せる誘引装置161と、引き寄せた虫を吸引する吸引装置10と、からなる虫除去装置60と、誘引装置161と吸引装置10を繋ぐチューブ163と、センサ68が検知対象を検知したときに、検知対象の周囲に蚊よけゾーンを形成するように虫よけ装置181を動作させ、検知対象を検知しないときに、虫除去装置160を動作させる制御部80と、を備えた。
これによれば、センサ68が検知対象を検知する場合、虫よけ装置181は、検知対象に蚊が近寄ることを防止するため、検知対象の周囲に向けて蚊の嫌う周波数を発生させる。また、センサ68が検知対象を検知しない場合、誘引装置161は、蚊の好む紫外線を発生させることにより蚊を引き寄せ、この引き寄せた蚊を吸引装置162により吸引することにより蚊を除去する。
そのため、例えば検知対象が被調和室200内に存在する場合には、検知対象に蚊を寄せ付けることを抑制するとともに、例えば検知対象が被調和室200内に存在しない場合には、この間に蚊の駆除を促進することができる。
また、本実施の形態によれば、誘引装置161および開口が壁掛け型の室内ユニット本体1aの天面の奥部に沿って配置されている。
これによれば、壁掛け型の室内ユニット本体1aの天面のうち壁に近い箇所に誘引装置161および開口が備えられるため、使用者から誘引装置161および開口が見えにくく、被調和室から目立つことなく誘引装置161および開口を配置できる。
また、本実施の形態によれば、エアフィルタ7と、エアフィルタ7に付着した塵埃を吸引・除去する塵埃除去装置4と、を備え、吸引装置10が、塵埃除去装置4の吸引機構を兼ねる。
これによれば、塵埃除去装置4を搭載する壁掛け型の室内ユニット1では、塵埃除去装置4に備えられる吸引機構をそのまま吸引装置10として用いることができる。そして、エアフィルタ4の清掃と、虫の除去とを同時に行える。
以上、本実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。あくまでも本発明の一実施の態様を例示するものであるから、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意に変更、及び応用が可能である。
1 壁掛け型の室内ユニット
1a 室内ユニット本体(壁掛け型の室内ユニット本体)
4 塵埃除去装置
7 エアフィルタ
8 吸引ノズル
9 吸引ダクト
10 吸引装置
11 排気ダクト
20 フィルタチャンバ
21 化粧パネル
30 吸込グリル
40 エアフィルタ
50 塵埃除去装置
51 ブラシユニット
60、160 虫除去装置
61、161 誘引装置
62, 吸引装置
65 第2ダストボックス(ダストボックス)
66 第2センサ
67 第1ダストボックス
68 センサ
69 発信部
70 室内ユニット本体(天井埋め込み型の室内ユニット本体)
80 制御部
82 虫よけ装置
100 天井埋め込み型の室内ユニット
162 開口
163 チューブ
200 被調和室
300 第2被調和室
400 統括制御部

Claims (8)

  1. 被調和室に配置される空気調和装置の室内ユニットにおいて、
    検知対象を検知可能なセンサと、
    少なくとも前記検知対象の周囲に虫よけゾーンを形成する虫よけ装置と、
    虫を除去する虫除去装置と、
    前記センサが前記検知対象を検知したときに、前記検知対象の周囲に虫よけゾーンを形成するように前記虫よけ装置を動作させ、検知対象を検知しないときに、前記虫除去装置を動作させる制御部と、
    を備えたことを特徴とする室内ユニット。
  2. 前記虫除去装置は、虫を引き寄せる誘引装置と、引き寄せた虫を吸引する吸引装置と、
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の室内ユニット。
  3. 前記虫除去装置は、虫を除去するダストボックスを備えることを特徴とする請求項2に記載の室内ユニット。
  4. 充電装置を備え、
    前記充電装置により、少なくとも前記虫よけ装置と、前記虫除去装置と、前記制御部とが独自運転可能であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の室内ユニット。
  5. 天井埋め込み型の室内ユニット本体と、室内ユニット本体の下方に配置される吸込みグリルと、を備え、
    前記虫除去装置が、前記吸込みグリルよりも上方に配置されていることを特徴とする請求項2から請求項4の何れか一項に記載の室内ユニット。
  6. 前記吸込みグリルよりも上方に設けられるエアフィルタと、前記エアフィルタに付着した塵埃を吸引・除去する塵埃除去装置と、をさらに備え、
    前記吸引装置が、前記塵埃除去装置の吸引機構を兼ねることを特徴とする請求項5に記載の室内ユニット。
  7. 壁掛け型の室内ユニット本体を備え、前記誘引装置が前記壁掛け型の室内ユニット本体の天面の奥部に沿って配置されていることを特徴とする請求項2から請求項4の何れか一項に記載の室内ユニット。
  8. エアフィルタと、エアフィルタに付着した塵埃を吸引・除去する塵埃除去装置と、を備え、
    前記吸引装置が、前記塵埃除去装置の吸引機構を兼ねることを特徴とする請求項7に記載の室内ユニット。
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