JP2011184834A - 積層体処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】芯材を含む積層体を水蒸気で処理する際に、芯材がこぼれるのを防止することができる積層体処理装置を提供する。
【解決手段】第1および第2メッシュベルト60,70は、複数の第1および第2開口部63,73と、これら第1および第2開口部63,73の間にそれぞれ位置する第1および第2非開口部64,74とを有する。第1開口部63と第2開口部73とは、完全一致して重なることのないように、互いにずれるように配置されている。すなわち、第1開口部63には、第2非開口部74が重なり、第2非開口部74で第1開口部63の一部が閉鎖されるようにしている。
【選択図】図5

Description

この発明は、積層体処理装置に関し、さらに詳しくは吸液性の芯材を含む積層体を、噴射させた水蒸気で処理する積層体処理装置に関する。
従来、高圧高温の蒸気噴出用ノズルを使って、処理対象物を処理する装置は公知である。例えば、特許文献1には、対象物として繊維ウェブを用い、繊維ウェブをその下面に位置する多孔のエンドレスベルトと、上面に位置する多孔のエンドレスベルトとで挟持し搬送する装置が開示されている。上面のエンドレスベルト側から繊維ウェブへと加圧蒸気噴出ノズルで蒸気を噴出している。この特許文献1では、上記の噴出によって、繊維ウェブの繊維を交絡させることとしている。
特開2004−238785号公報(JP 2004−238785 A)
特許文献1において、繊維ウェブの上下面に位置する各エンドレスベルトの孔が、互いに完全に一致して重なっている場合には、上面の孔を通過した蒸気は、繊維ウェブを通過し、その多くは下面の孔を通過する。特に、下面のエンドレスベルトの下方に配置したサクションボックスで吸引した場合には、下面のエンドレスベルトを通過する蒸気の通過速度は大きくなる。このような装置では、積層体として繊維ウェブからなる上下シートと、これらの間に介在する吸液性の芯材とを有する場合には、粒子の小さい芯材は、通過する蒸気によって下面シートを貫通してこぼれてしまう可能性がある。
この発明では、芯材を含む積層体を水蒸気で処理する際に、芯材がこぼれるのを防止することができる積層体処理装置を提供することを課題とする。
この発明は、機械方向および前記機械方向に直交する交差方向と、吸液性の芯材を含む積層体を挟持する第1メッシュベルトおよび第2メッシュベルトと、前記第1メッシュベルトの前記積層体に対向する面とは反対側に位置し前記第1メッシュベルトに向かって水蒸気を噴射する噴射手段とを含む積層体処理装置の改良に関わる。
この発明は、前記積層体処理装置において、前記第1メッシュベルトは、複数の第1開口部およびこれら第1開口部の間に位置する第1非開口部を有し、前記第2メッシュベルトは、複数の第2開口部およびこれら第2開口部の間に位置する第2非開口部を有し、前記水蒸気の噴射位置で、少なくとも一部の前記第1開口部は、前記第2非開口部に重なることを特徴とする。
この発明の実施態様のひとつとして、前記第1メッシュベルトおよび前記第2メッシュベルトは、開口率が同じである。
他の実施態様のひとつとして、前記第1メッシュベルトの開口率は、前記第2メッシュベルトのそれよりも小さくされる。
他の実施態様のひとつとして、前記噴射手段は、前記機械方向に離間して複数形成される。
他の実施態様のひとつとして、前記第1メッシュベルトおよび第2メッシュベルトの少なくともいずれか一方は、複数の前記噴射手段に対応して、前記機械方向に離間された複数の回転ベルトによって形成される。
他の実施態様のひとつとして、前記第2メッシュベルトの前記積層体に対向する面の反対側には、前記噴射手段から噴射された前記水蒸気を吸引するサクション手段が形成される。
本発明の特にそのひとつ以上の実施態様によれば、積層体を挟持する第1および第2メッシュベルトは、少なくとも水蒸気の噴射位置において、第1メッシュベルトの第1開口部と第2メッシュベルトの第2非開口部とが重なることとしたので、第1および第2メッシュベルトの開口部が完全に一致して重なる場合に比べて、第2メッシュベルトにおける水蒸気の通過速度を低下させることができる。したがって、これらメッシュベルトの間に介在された積層体の芯材がこれを覆うシートを通過してこぼれるのを防止することができる。
積層体の一部破断平面図。 図1のII−II線断面図。 第1の実施形態の積層体処理装置の説明図。 第1および第2メッシュベルトの説明図。 第1および第2メッシュベルトの一部拡大図。 図5のVI−VI線断面図。 第1および第2メッシュベルトの他の例を示す一部拡大図。 図7のVIII−VIII線断面図。 第2の実施形態の積層体処理装置の説明図。 第3の実施形態の積層体処理装置の説明図。
図1は、本発明の処理装置によって処理される積層体10の一例であって、図2は、図1のII−II線断面図である。積層体10は、第1シート11および第2シート12と、これらシート11,12の間に配置された吸液性のコア13とを含む。第1および第2シート11,12としては、通気性かつ透液性の繊維不織布等を用いることができる。この繊維不織布としては、単位面積当たりの質量が約10g/mのものを用いることができる。また、第1および第2シート11,12のいずれか一方は、プラスチックフィルム等を用いることもできる。プラスチックフィルムを用いる場合には、通気多孔性のものが好ましい。コア13は、吸液性の芯材によって形成され、芯材としては、親水性繊維であるフラッフパルプと超吸収性ポリマー粒子等との混合物等を用いることができる。親水性繊維として、フラッフパルプのほかに、コットン繊維、レーヨン繊維、アセテート繊維等を用いることもできる。
上記のような積層体10は、おむつ等の使い捨て着用物品に使用することができる。すなわち、おむつの内側に積層体10を配置することによって、着用者が排泄した尿等の体液を吸収・保持することができ、おむつから尿等が漏れるのを防止することができる。
<第1の実施形態>
図3〜6は、積層体処理装置1の一例を示したものである。図3は、積層体処理装置1の概要図、図4は、第1および第2メッシュベルトの説明のための斜視図、図5は、第1および第2メッシュベルトの位置関係を示す一部拡大図、図6は、図5のVI−VI線断面図である。
図3に示したように、第1連続シート21は、複数の搬送ロール30によって、機械方向MDに搬送される。第1連続シート21は、所要の位置で切断されて積層体10の第1シート11を形成する。第1連続シート21は、機械方向MDに回転するサクションドラム40の周面に載置され、芯材供給手段50へと搬送される。サクションドラム40の周面には、積層体10のコア13の平面形状(図1参照)にほぼ一致する凹部41が周方向に所要のピッチで形成されている。
芯材供給手段50は、サクションドラム40を覆うように形成されたフード51を有し、親水性繊維であるフラッフパルプ13aを供給するためのパルプ供給部52と、超吸水性ポリマー粒子13bを供給するためのポリマー粒子供給部53とを含む。パルプ供給部52およびポリマー粒子供給部53から、サクションドラム40の凹部41に向かって各芯材が投入される。
サクションドラム40の凹部41には、真空圧によるサクションが作用するが、その周面には第1連続シート21が位置するから、第1連続シート21が凹部41に沿って変形するとともに、その変形した部分に芯材が投入され、凹部41に対応した形状でコア13が形成される。
コア13が成形された第1連続シート21は、サクションドラム40の周面から離れて下流の搬送ロール30へと移動し、機械方向MDへ走行する。このような第1連続シート21上には、コア13が機械方向MDにおいて間欠的に並んでいる。第1連続シート21の上には、コア13を挟んで、第2連続シート22が連続的に供給される。第1連続シート21と第2連続シート22とによって、コア13を挟持し、連続積層体20を形成する。
連続積層体20は、機械方向MDに搬送ロール30によって搬送され、通気性の第1および第2メッシュベルト60,70によって挟持される。第1メッシュベルト60は、連続積層体20の上下方向TDの図面上方であって、噴射手段80側に位置している。第2メッシュベルト70は、連続積層体20の上下方向TDの図面下方であって、サクション手段90側に位置している。第1および第2メッシュベルト60,70は、第1および第2ベルト搬送手段61,71によってエンドレスに回転する回転ベルトである。第1ベルト搬送手段61は、機械方向MDに並行に位置する第1ロール61aおよび第2ロール61bと、第1および第2ロール61a,61bの上下方向TDの上方に位置する第3および第4ロール61c,61dとを有し、これらロールの外側を第1メッシュベルト60が時計方向へ回転する。第2ベルト搬送手段71は、機械方向MDに並行に位置する第5ロール71aおよび第6ロール71bと、第5および第6ロール71a,71bの上下方向TDの下方に位置する第7ロール71cおよび第8ロール71dとを有し、これらロールの外側を第2メッシュベルト70が反時計方向へ回転する。
図3,4に例示したように、第1および第2メッシュベルト60,70は、第1および第2ロール61a,61b間、第5および第6ロール71a,71b間で、互いに並行に走行する並行走行部62,72を有する。並行走行部62,72では、連続積層体20を厚さ方向に圧縮しながら、機械方向MDに搬送する。なお、連続積層体20は、前記第1および第2メッシュベルト60,70で、厚さ方向に圧縮されるものに限らず、圧縮されることなく挟持されて機械方向MDに搬送される場合を含む。
第1メッシュベルト60の並行走行部62の上下方向TDの上方には、水蒸気を噴射する噴射手段80が配置されている。噴射手段80には、水の沸点以上の温度によって水蒸気を発生させるボイラー81から、水蒸気を加圧して高圧水蒸気とする圧力制御装置82を介して水蒸気が供給される。噴射手段80は、圧力制御装置82から供給された水蒸気を第1メッシュベルト60に向かって噴射する噴射部80aを有し、噴射部80aは、機械方向MDに交差する交差方向CDに複数並んで位置している(図示せず)。噴射部80aは、例えば0.1〜2.0mmの口径を有するノズルが、0.5〜10.0mm、好ましくは0.5〜5.0mm、より好ましくは0.5〜3.0mmのピッチで交差方向CDに並んでいる。
第2メッシュベルト70の並行走行部72の上下方向TDの下方には、噴射部80aから噴射された水蒸気を吸引するサクションボックス等のサクション手段90が取り付けられている。したがって、噴射部80aから噴射された水蒸気は、第1メッシュベルト60、連続積層体20、および第2メッシュベルト70を通過してサクション手段90によって吸引される。噴射部80aからの水蒸気の噴射量は、第1および第2メッシュベルト60,70の走行速度に応じて調整することができ、第1および第2メッシュベルト60,70が約5〜500m/minで走行しているときには、連続積層体20の表面積に対して約1.23kg/m〜0.03kg/mの範囲で噴射することが好ましい。
第1および第2メッシュベルト60,70としては、ステンレス合金や青銅等で形成された金属製線材のメッシュベルト、ポリエステル繊維やアラミド繊維等で形成されたプラスチック製のメッシュベルト、開孔金属プレートで形成された金属製のベルト等を使用することができる。図5,6に示したように、第1および第2メッシュベルト60,70は、複数の第1および第2開口部63,73と、これら第1および第2開口部63,73の間にそれぞれ位置する第1および第2非開口部64,74とを有する。第1および第2メッシュベルト60,70は、約2〜600メッシュのものを用いることができ、線径は約0.03〜5.0mm、開口率は約10〜85%とされている。第1および第2開口部63,73は、略矩形に形成されている。
第1および第2メッシュベルト60,70は、互いに対向する並行走行部62,72であって、少なくとも噴射部80aに位置する部分において、第1開口部63と第2開口部73とが完全一致することのないように、互いにずれるように配置されている。すなわち、第1開口部63には、第2非開口部74が重なり、第2非開口部74で第1開口部63の一部が閉鎖されるようにしている。このようにすることで、噴射された水蒸気は、第1メッシュベルト60の第1開口部63を通過して連続積層体20を厚さ方向に圧縮しながら第2メッシュベルト70へと抜ける。第1開口部63は第2非開口部74と重なっているので、第1開口部63と第2開口部73とが完全に一致している場合に比べて、第2メッシュベルト70を通過する水蒸気の速度が低下する。したがって、第2メッシュベルト70を通過する水蒸気によって、連続積層体20の芯材が第2連続シート22を通過してこぼれてしまうのを防止することができる。
芯材の中でも、特に、超吸収性ポリマー粒子はその粒径が小さいが、水蒸気の速度を第2連続シート22側で低下させることによって、こぼれを防止することができる。フラッフパルプ13aの繊維長は、その平均が約0.5〜20.0mmであって、超吸収性ポリマー粒子の平均粒径は数nm〜約3mmである。これら芯材としては、この分野で使用される通常のものを用いることができる。また、超吸収性ポリマー粒子の平均粒径よりも、第2メッシュベルト70の開き目を小さくすることによって、第2メッシュベルト70から超吸収性ポリマー粒子がこぼれるのを防止することができる。したがって、万が一、第2連続シート22と第2メッシュベルト70との間に超吸収ポリマー粒子が存在したとしても、これが第2メッシュベルト70を通過してサクション手段90へと落下するのを防止することができる。
上記のように、連続積層体20に水蒸気を噴射することによって、コア13がその厚さ方向に圧縮されて連続積層体20全体を薄くすることができる。噴射部80aから噴射される水蒸気は、水分を含まない乾き蒸気、飽和蒸気、または、水分を含む湿り蒸気である場合がある。水蒸気が湿り蒸気または飽和蒸気である場合には、親水性繊維を容易に湿潤状態にして変形させることができる。乾き蒸気は、親水性繊維に含まれる水分を気化させることができ、気化させた水分で親水性繊維の変形を容易にすることが可能である。また、親水性繊維が熱可塑性合成繊維であれば、乾き蒸気が持つ熱によってその熱可塑性合成繊維の変形を容易にすることができる。高圧の水蒸気によって圧縮された連続積層体において、親水性繊維である例えばフラッフパルプは加熱・加湿状態または加熱状態下で速やかに変形して、第1および第2メッシュベルト60,70による圧縮力に対しての反撥力を失い、圧縮されたときの形状を保持しやすい。
上記のような連続積層体20において、第1および第2連続シート21,22のいずれか一方に、プラスチックフィルムを用いた場合には、噴射された水蒸気が、これらを通過する必要があるので、プラスチックフィルムは、少なくとも水蒸気が通過可能な、複数の孔を有することが好ましい。
上記で圧縮された連続積層体20は、第1および第2メッシュベルト60,70から搬送ロール30に移行し、カッター31で交差方向CDに延びる切断線に沿って切断される。切断線は、隣接するコア13の間に位置する。このように切断することによって、図1に例示したような積層体10を得ることができる。
図7,8には、第1および第2メッシュベルト60,70の他の例を示している。図示したように、第1メッシュベルト60と、第2メッシュベルト70とは、その開口率が異なり、第1開口部63が第2開口部73よりも小さくされている。このように第1および第2メッシュベルト60,70の開口率を異なるようにすることで、いずれかの第1開口部63には、第2非開口部74が重なり易くなるから、第1開口部63と第2非開口部74とを重ねるために第1メッシュベルト60と第2メッシュベルト70との積層位置を厳密にそろえる必要がない。
第1メッシュベルトとしては9メッシュ、開口率は約56%、線径は約0.85mmのものを用いることができる。第2メッシュベルトとしては6メッシュ、開口率は約65%、線径は約0.85mmのものを用いることができる。
サクション手段90が位置する第2メッシュベルト70の第2開口部73を大きくすることによって、吸引力の低下を防止することができる。吸引側の開口部を大きくすることによって、吸引面積を確保することができるからである。この実施形態では、第1開口部63と第2開口部73との形状を同一の略矩形としているが、これらが円形等の他の形状を有していてもよいし、互いに異なる形状を有していてもよい。互いに異なる形状を有している場合には、第1開口部63に第2非開口部74が重なり易くなる。
<第2の実施形態>
図9は、他の例の積層体処理装置を示したものである。この実施形態では、積層体処理装置は、噴射手段80およびサクション手段90を複数有する。他の構成は、第1の実施形態と同様であるので、同様の構成要素については、第1の実施形態と同じ符号を用い、その詳細な説明は省略する。
第1メッシュベルト60の並行走行部62には、二つの噴射手段80を機械方向MDに離間させて取り付けている。並行走行部62を形成する第1ロール61aおよび第2ロール61bは、2つの噴射手段80の機械方向MD外側に位置し、第1メッシュベルト60は、これら噴射手段80の外側を囲うように回転する。
第1メッシュベルト60の上下方向TDの下方には、2つの噴射手段80それぞれに対応するサクション手段90が機械方向MDに離間して配置されている。第2メッシュベルトは、二つのサクション手段のそれぞれに対応して二つ取り付けられ、それぞれ第2ベルト搬送手段71によって回転されている。
上記のような構成によれば、連続積層体20には、2つの噴射手段80によって、機械方向MDの2箇所で水蒸気が噴射される。連続積層体20は、2回に亘って圧縮されるから、一箇所の噴射手段で圧縮する場合に比べて、水蒸気の噴出圧を小さくすることができる。したがって、噴射手段80は、比較的安価で、小型の低圧力に対応するものを用いることができる。また、噴出圧を小さくすることができるので、連続積層体20の芯材が第2連続シート22を通過しにくくなる。
第2メッシュベルト70は、分離した二つの回転ベルトとしているので、それら両メッシュベルト70の第2開口部73の位置関係が、第1メッシュベルト60の第1開口部63との位置関係において、等しくなることはほとんどありえない。すなわち、複数の個別の第2メッシュベルトの第2開口部73が、いずれも第1開口部63に完全に一致することはほとんどありえず、少なくともいずれか一方においては、第1開口部63に第2非開口部74が位置するようにすることができる。したがって、これら第1および第2メッシュベルト60,70の位置関係を厳密に調整する必要がない。
第1および第2メッシュベルト60,70に挟持された連続積層体20において、第1非開口部64および第2非開口部74が重なった部分では、水蒸気の流れが一部阻害され、作用する圧力にむらが生じる可能性がある。しかし、機械方向MDに離間する二つの第2メッシュベルト70においては、連続積層体20に対して、第2開口部73および第2非開口部74の位置が一致することはほとんどないから、上流の第2メッシュベルト70において第2非開口部74に重なった連続積層体20部分であっても、下流の第2メッシュベルト70においては第2開口部73に重なり、これら二つの第2メッシュベルト70を用いることによって、連続積層体20の全体に、ほぼ均等に水蒸気を作用させることができる。
<第3の実施形態>
図10は、他の例の積層体処理装置を示したものである。この実施形態では、積層体処理装置は、噴射手段80およびサクション手段90を複数有する。他の構成は、第1の実施形態と同様であるので、同様の構成要素については、第1の実施形態と同じ符号を用い、その詳細な説明は省略する。
噴射手段80は、機械方向MDに離間して二つ配置されている。それぞれの噴射手段80に対応するように、第1メッシュベルト60も二つ配置され、それぞれ第1ベルト搬送手段61によって、噴射手段80の周囲を回転するようにされている。噴射手段80は、各並行走行部72に対向するように取り付けられている。
噴射手段80には、それぞれサクション手段90が対向して配置されている。これら二つのサクション手段90の周囲をひとつの第1メッシュベルト60が回転可能に取り付けられている。第1メッシュベルト60は、第1ベルト搬送手段61によって、回転されるとともに、並行走行部62に対向して位置される。
第1メッシュベルト60の並行走行部62には、二つの噴射手段80を機械方向MDに離間させて取り付けている。並行走行部62を形成する第1ロール61aおよび第2ロール61bは、2つの噴射手段80の機械方向MD外側に位置し、第1メッシュベルト60は、これら噴射手段80の外側を囲うように回転する。
上記のような構成によれば、機械方向MDの2箇所で水蒸気が噴射されるから、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる(段落0037参照)。また、第1メッシュベルト60は、分離した二つの回転ベルトとしているので、第2開口部73との位置関係の調整が容易であり、第1非開口部64による水蒸気のむら防止等、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる(段落0038および0039参照)。
第2および第3の実施形態では、噴射手段80およびサクション手段90を二つ備えることとしているが、これが三つ以上であってもよい。また、第1メッシュベルト60および第2メッシュベルト70のいずれかが、機械方向MDに分離して複数取り付けられていればよい。また、第1メッシュベルト60および第2メッシュベルト70のいずれもが、機械方向MDに分離して複数取り付けられているものも含む。
第1〜第3の実施形態において、第1および第2メッシュベルト60,70を回転ベルトとしているが、これに限られることなく、機械方向MDに延びる直線状のベルトであってもよい。ただし、回転ベルトとすることによって、装置全体の小型化を図ることができる。また、第1連続シート21と第2連続シート22との間にコア13が配置されるようにしているが、少なくとも、コア13が載置される第2連続シート22があれば、第1連続シート21は必須の構成ではない。
以上の実施形態において、ひとつの実施形態に他の実施形態の要素、構成を付加または組み合わせることができる。本発明の明細書および特許請求の範囲において、用語「第1」「第2」・・・「第8」は、同称の要素、位置等を単に区別するために用いられている。
1 積層体処理装置
10 積層体
13a フラッフパルプ(芯材)
13b 超吸収性ポリマー(芯材)
60 第1メッシュベルト
63 第1開口部
64 第1非開口部
70 第2メッシュベルト
73 第2開口部
74 第2非開口部
80 噴射手段
90 サクション手段
MD 機械方向
CD 交差方向

Claims (6)

  1. 機械方向および前記機械方向に直交する交差方向と、吸液性の芯材を含む積層体を挟持する第1メッシュベルトおよび第2メッシュベルトと、前記第1メッシュベルトの前記積層体に対向する面とは反対側に位置し前記第1メッシュベルトに向かって水蒸気を噴射する噴射手段とを含む積層体処理装置において、
    前記第1メッシュベルトは、複数の第1開口部およびこれら第1開口部の間に位置する第1非開口部を有し、前記第2メッシュベルトは、複数の第2開口部およびこれら第2開口部の間に位置する第2非開口部を有し、前記水蒸気の噴射位置で、少なくとも一部の前記第1開口部は、前記第2非開口部に重なることを特徴とする前記積層体処理装置。
  2. 前記第1メッシュベルトおよび前記第2メッシュベルトは、開口率が同じである請求項1記載の積層体処理装置。
  3. 前記第1メッシュベルトの開口率は、前記第2メッシュベルトのそれよりも小さくされる請求項1記載の積層体処理装置。
  4. 前記噴射手段は、前記機械方向に離間して複数形成される請求項1〜3のいずれかに記載の積層体処理装置。
  5. 前記第1メッシュベルトおよび第2メッシュベルトの少なくともいずれか一方は、複数の前記噴射手段に対応して、前記機械方向に離間された複数の回転ベルトによって形成される請求項4記載の積層体処理装置。
  6. 前記第2メッシュベルトの前記積層体に対向する面の反対側には、前記噴射手段から噴射された前記水蒸気を吸引するサクション手段が形成される請求項1〜5のいずれかに記載の積層体処理装置。
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