JP2011182607A - 車両用電源システム - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリの出力電圧を昇圧する電圧変換器ならびに電圧変換器で変換された電圧をモータに供給する電力変換器をその周辺回路を含めてユニット化して構成されるパワーコントロールユニットと、冷媒を循環させてパワーコントロールユニットを冷却する冷却装置とを備える車両用電源システムにおいて、冷却装置のコンパクト化を可能とする。
【解決手段】冷媒を循環させるポンプ41と、冷媒を放冷によって冷却するラジエータ9とを含む冷却装置40が、ラジエータ9からパワーコントロールユニット7、バッテリ16およびモータ17をこの順に冷媒が順次通過するように構成される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、バッテリの出力電圧を昇圧する電圧変換器ならびに前記電圧変換器で変換された電圧をモータに供給する電力変換器をその周辺回路を含めてユニット化して構成されるパワーコントロールユニットと、冷媒を循環させて前記パワーコントロールユニットを冷却する冷却装置とを備える車両用電源システムに関する。
冷媒を循環させることでパワーコントロールユニットを冷却するようにした車両用電源システムが、特許文献1で知られている。
特開2009−27901号公報
ところで、パワーユニットの電圧変換器はバッテリの出力電圧を昇圧し、パワーコントロールユニットの電力変換器からの電力はモータに供給されるものであり、バッテリおよびモータも冷却する必要があるが、上記特許文献1で開示されたものでは、パワーコントロールユニットを冷却する冷却装置とは別に、バッテリおよびモータを冷却する冷却装置が必要であり、冷却装置のコンパクト化が望まれる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、冷却装置のコンパクト化を可能とした車両用電源システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、バッテリの出力電圧を昇圧する電圧変換器ならびに前記電圧変換器で変換された電圧をモータに供給する電力変換器をその周辺回路を含めてユニット化して構成されるパワーコントロールユニットと、冷媒を循環させて前記パワーコントロールユニットを冷却する冷却装置とを備える車両用電源システムにおいて、前記冷媒を循環させるポンプと、前記冷媒を放冷によって冷却するラジエータとを含む前記冷却装置が、前記ラジエータから前記パワーコントロールユニット、前記バッテリおよび前記モータをこの順に冷媒が順次通過するように構成されることを特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記ラジエータから前記冷媒を吸引する前記ポンプの吐出側および前記パワーコントロールユニット間にヒータが介設されることを第2の特徴とする。
本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記パワーコントロールユニット、前記バッテリ、前記モータおよび前記ラジエータに、それぞれ個別のパイパス回路が接続されることを第3の特徴とする。
本発明は、第3の特徴の構成に加えて、前記冷却装置は、前記パワーコントロールユニット、前記バッテリ、前記モータおよび前記ラジエータを流通する冷媒の温度に応じて前記各バイパス回路への前記冷媒の流通を制御する制御弁手段を前記パワーコントロールユニット、前記バッテリ、前記モータおよび前記ラジエータに備えることを第4の特徴とする。
さらに本発明は、第4の特徴の構成に加えて、前記パワーコントロールユニット、前記バッテリおよび前記モータには、保持すべき最低温度が個別に設定されており、前記ポンプの作動を制御する制御装置が、前記パワーコントロールユニット、前記バッテリおよび前記モータのいずれでも冷媒の温度が前記最低温度以下にあるときに前記ポンプの作動を停止することを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、冷却装置は、ラジエータからパワーコントロールユニット、バッテリおよびモータをこの順に冷媒が順次通過するように構成されるので、パワーコントロールユニットに加えて、モータおよびバッテリを冷却することができ、パワーコントロールユニット、バッテリ、モータおよびラジエータをまとめてユニット化した冷却装置を構成し、冷却装置のコンパクト化を図り、冷却装置の一部を構成する配線・配管類を短くすることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、ポンプの吐出側およびパワーコントロールユニット間に介設されるヒータで冷媒を加熱することで、低温時のバッテリを昇温させることができる。
本発明の第3の特徴によれば、パワーコントロールユニット、バッテリ、モータおよびラジエータに個別に接続されたパイパス回路に冷媒を流通させることができるようにして、パワーコントロールユニット、バッテリ、モータおよびラジエータに必要時にのみ冷媒を流通させることができる。
本発明の第4の特徴によれば、パワーコントロールユニット、バッテリ、モータおよびラジエータに個別に対応したバイパス回路に流す冷媒量を、パワーコントロールユニット、バッテリ、モータおよびラジエータを流通する冷媒の温度に応じて制御弁手段によって制御することで、パワーコントロールユニット、バッテリ、モータおよびラジエータの状態に応じた最適な冷却を行うことができる。
さらに本発明の第5の特徴によれば、パワーコントロールユニット、バッテリおよびモータのいずれでもそれらに個別に設定された最低温度に冷媒の温度が達していないときにはポンプの作動を停止することで、冷却不要時にポンプを作動せしめることによって無駄なエネルギー損失が生じることを回避することができる。
車両を透視して車両用電源システムの配置を示す側面図である。 車両を透視して車両用電源システムの配置を示す斜視図である。 パワーコントロールユニットの構成を示す回路図である。 冷却装置の構成を示す図である。 冷却装置での冷却水の温度変化の一例を示す図である。 燃料電池システムの概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明すると、先ず図1および図2において、燃料電池車である車両Vの前部のモータルーム4内には、バッテリ16と、該バッテリ16の上部に配置されるパワーコントロールユニット7がユニット化されつつ配置され、バッテリ16およびパワーコントロールユニット7は共通のケース8内に収納される。また前記バッテリ16および前記パワーコントロールユニット7の前方にはラジエータ9が配置され、前記バッテリ16の下方には、駆動輪たとえば左右の前輪WF…を駆動する動力を発揮するモータ17が配置される。
また電力発生源である燃料電池15を含む燃料電池ユニット10が、前記バッテリ16および前記パワーコントロールユニット7の側方に近接して配置されるものであり、この実施の形態では前後方向に延びる支持架台11上に支持された前記燃料電池ユニット10が、前記バッテリ16および前記パワーコントロールユニット7に後方から近接配置される。
しかも前記バッテリ16、前記パワーコントロールユニット7、前記ラジエータ9および前記モータ17は、車両Vの車室5とは隔絶されたモータルーム4内に配置され、前記支持架台11および前記燃料電池ユニット10は、前記車室5との間に隔壁12を介在させることで前記車室5とは隔絶されて車室5の下方に配置され、たとえば車室5内の運転席および助手席間に配置される。
また前記燃料電池ユニット10に接続される空気供給装置13が、前記バッテリ16および前記パワーコントロールユニット7と、前記ラジエータ9との間に介在するようにして前記モータルーム4内に配置され、前記燃料電池ユニット10に接続される高圧水素タンク14が、前記車室5の後方のトランクルーム6内に配置される。
図3において、前記パワーコントロールユニット7は、前記燃料電池15の電圧を昇圧する第1の電圧変換器18と、前記バッテリ16の電圧を昇圧する第2の電圧変換器19と、第1および第2の電圧変換器18,19で変換された電圧をモータ17に供給する電力変換器20と、それらの電圧変換器17,19および電力変換器20の周辺回路である直流リンクコンデンサユニット21とを備える。
第1の電圧変換器18は、第1入力コンデンサ22と、第1インダクタ24と、一次巻線26A、二次巻線26Bおよび三次巻線26Cを有する三相トランス26と、第1、第2および第3スイッチング素子モジュール27A,27B,27Cとを備える。
燃料電池15のマイナス側端子には、第1の電圧変換器18、第2の電圧変換器19および電力変換器20に共通であるグランドライン28が接続されており、第1入力コンデンサ22は、燃料電池15のプラス側端子に接続される第1入力側プラスライン29および前記グランドライン28間に設けられ、第1インダクタ24の一端は第1入力側プラスライン29に接続される。また三相トランス26における一次巻線26A、二次巻線26Bおよび三次巻線26Cの一端は第1インダクタ24の他端に並列接続される。
第1スイッチング素子モジュール27Aは、第1の電圧変換器18、第2の電圧変換器19および電力変換器20に共通である共通プラスライン30および三相トランス26の一次巻線26A間に配設される第1プラス側スイッチング素子31Aと、前記一次巻線26Aおよび前記グランドライン28間に配設される第1マイナス側スイッチング素子32Aとを備え、第2スイッチング素子モジュール27Bは、前記共通プラスライン30および三相トランス26の二次巻線26B間に配設される第2プラス側スイッチング素子31Bと、前記二次巻線26Bおよび前記グランドライン28間に配設される第2マイナス側スイッチング素子32Bとを備え、第3スイッチング素子モジュール27Cは、前記共通プラスライン30および三相トランス26の三次巻線26C間に配設される第3プラス側スイッチング素子31Cと、前記三次巻線26Cおよび前記グランドライン28間に配設される第3マイナス側スイッチング素子32Cとを備える。
第2の電圧変換器19は、第2入力コンデンサ23と、第2インダクタ25と、一次巻線33Aおよび二次巻線33Bを有する二相トランス33と、第4および第5スイッチング素子モジュール27D,27Eとを備える。
第2入力コンデンサ23は、バッテリ16のプラス側端子に接続される第2入力側プラスライン34と、バッテリ16のマイナス側端子に接続されるグランドライン28との間に設けられ、第2インダクタ25の一端は第2入力側プラスライン34に接続される。また二相トランス33における一次巻線33Aおよび二次巻線33Bの一端は第2インダクタ25の他端に並列接続される。
第4スイッチング素子モジュール27Dは、前記共通プラスライン30および二相トランス33の一次巻線33A間に配設される第4プラス側スイッチング素子31Dと、前記共通プラスライン30および前記グランドライン28間に配設される第4マイナス側スイッチング素子32Dとを備え、第5スイッチング素子モジュール27Eは、前記共通プラスライン30および二相トランス33の二次巻線33B間に配設される第5プラス側スイッチング素子31Eと、前記共通プラスライン30および前記グランドライン28間に配設される第5マイナス側スイッチング素子32Eとを備える。
電力変換器20は、第6、第7および第8スイッチング素子モジュール27F,27G,27Hを備える。
第6スイッチング素子モジュール27Fは、前記共通プラスライン30ならびに三相の交流モータである電動モータ17に連なるU相の電源ライン35U間に配設される第6プラス側スイッチング素子31Fと、U相の電源ライン35Uおよび前記グランドライン28間に配設される第6マイナス側スイッチング素子32Fとを備え、第7スイッチング素子モジュール27Gは、前記共通プラスライン30ならびに電動モータ17に連なるV相の電源ライン35V間に配設される第7プラス側スイッチング素子31Gと、V相の電源ライン35Vおよび前記グランドライン28間に配設される第7マイナス側スイッチング素子32Gとを備え、第8スイッチング素子モジュール27Hは、前記共通プラスライン30ならびに電動モータ17に連なるW相の電源ライン35W間に配設される第8プラス側スイッチング素子31Hと、W相の電源ライン35Wおよび前記グランドライン28間に配設される第8マイナス側スイッチング素子32Hとを備える。
ところで第1〜第8スイッチング素子モジュール27A〜27Hにおける第1〜第8プラス側スイッチング素子31A〜31Hおよび第1〜第8マイナス側スイッチング素子32A〜32Hは、この実施の形態では、IGBT(Insulatead Gate Bipolar Transistor)と、エミッタからコレクタに向かう側を順方向として各IGBTに並列接続されるダイオードとから成るものである。
直流リンクコンデンサユニット21は、共通プラスライン30およびグランドライン28間に設けられる平滑コンデンサ36…を有する。なお図3では簡略化のために1個の平滑コンデンサ36しか図示されていないが、直流リンクコンデンサユニット21は、三相の交流モータである電動モータ17のU相、V相およびW相の各相にそれぞれ対応して共通プラスライン30およびグランドライン28間に設けられる平滑コンデンサ36…を有するものである。
また共通プラスライン30およびグランドライン28間には、一対の放電抵抗37,37から成る直列回路が接続される。
図4において、前記パワーコントロールユニット7は、冷媒たとえば冷却水を循環させる冷却装置40で冷却されるものであり、この冷却装置40は、冷却水を循環させるポンプ41と、冷却水を放冷によって冷却する前記ラジエータ9を含んでおり、ラジエータ9から前記パワーコントロールユニット7、前記バッテリ16および前記モータ17をこの順に冷却水が順次通過するように構成されており、ポンプ41の吸入側は前記ラジエータ9の出口に接続され、前記ポンプ41の吐出側および前記パワーコントロールユニット7間にはヒータ42が介設される。
また前記パワーコントロールユニット7、前記バッテリ16、前記モータ17および前記ラジエータ9には、それぞれ個別のパイパス回路43,44,45,46が接続されている。しかも前記パワーコントロールユニット7、前記バッテリ16、前記モータ17および前記ラジエータ9への冷却水の流通、ならびに各バイパス回路43〜46への冷却水の流通は、前記パワーコントロールユニット7、前記バッテリ16、前記モータ17および前記ラジエータ9を流通する冷媒の温度に応じて制御装置51によって制御される制御弁手段47,48,49,50の作動によって切換え制御される。
而してパワーコントロールユニット7に対応した制御弁手段47は、バイパス回路43の入口および出口にそれぞれ設けられる三方電磁切換弁V1,V2から成り、前記バッテリ16に対応した制御弁手段48は、バイパス回路44の入口および出口にそれぞれ設けられる三方電磁切換弁V3,V4から成り、前記モータ17に対応した制御弁手段49は、バイパス回路45の入口および出口にそれぞれ設けられる三方電磁切換弁V5,V6から成り、ラジエータ9に対応した制御弁手段50は、バイパス回路46の入口および出口にそれぞれ設けられる三方電磁切換弁V7,V8から成る。
なお各制御弁手段47〜50を、制御装置51の制御によらずに自動的に作動するサーモスタットとすることも可能である。
ところで前記パワーコントロールユニット7、前記バッテリ16、前記モータ17および前記ラジエータ9には、保持すべき温度範囲が設定されており、パワーコントロールユニット7では、温度Tが温度TA(たとえば40度C)よりも大きく、温度TB(たとえば100度C)未満である温度範囲(TA<T<TB)が設定され、バッテリ16では、温度Tが温度TC(たとえば0度C)よりも大きく、温度TD(たとえば60度C)未満である温度範囲(TC<T<TD)が設定され、モータ17では、温度Tが温度TE(たとえば0度C)よりも大きく、温度TF(たとえば100度C)未満である温度範囲(TE<T<TF)が設定され、ラジエータ17では、導入される冷却水の温度Tが温度TG(たとば70度C)であるように設定され、制御弁手段47〜50が、前記パワーコントロールユニット7、前記バッテリ16、前記モータ17および前記ラジエータ9の設定温度範囲を保持するように制御されることになる。
このような温度範囲の設定によって、冷却装置40における冷却水の温度はたとえば図5で示すように変化する。而して冷間始動時には、図5の破線で示すように冷却水の温度が変化し、通常走行時には図5の実線で示すように冷却水の温度が変化し、さらに高温時には、図5の鎖線で示すように冷却水の温度が変化する。
またポンプ41の作動も制御装置51によって制御されるものであり、この制御装置51は、パワーコントロールユニット7、バッテリ16およびおモータ17でそれぞれ設定される保持すべき最低温度すなわちTB,TD,TFが個別に設定されており、制御装置51は、パワーコントロールユニット7、バッテリ16およびモータ17のいずれでも冷却水の温度が前記最低温度以下にあるときにポンプ41の作動を停止する。
図6において、前記燃料電池15には、空気供給装置13からの加圧空気が加湿器53を介して供給されるとともに高圧水素タンク14から高圧水素がレギュレータ54を介して供給され、燃料電池15から循環ポンプ55で吸引された水素は、チェック弁56を介して前記レギュレータ54の下流側に戻される。また循環ポンプ55および前記チェック弁56間には開閉弁57が接続される。
このような燃料電池システムにおいて、前記加湿器53、レギュレータ54、前記循環ポンプ55および前記チェック弁56は、補記類52として纏められてユニット化され、前記燃料電池15とともに燃料電池ユニット10を構成し、図1および図2で示すように、燃料電池15の後方に配置されて支持架台11に支持される。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、第1の電圧変換器18、第2の電圧変換器19および電力変換器20を含むパワーコントロールユニット7と、バッテリ16とが、ユニット化されつつ車室5とは隔絶されて車両前部に配置されるので、パワーコントロールユニット7およびバッテリ16間を結ぶ電気配線および冷却配管を短縮することが可能であり、車室5および車両後部の荷物収納スペースを広くすることができ、電気配線および冷却配管の保護が容易となるとともに、保護に要する部品の増大を回避し、保護に要するスペースを小さくすることができる。また電気配線の短縮によって通電時に生じる放射ノイズを低減してシールド対策の簡便化を図ることができ、床下に電気配線および冷却配管が存在しないことから、電気配線および冷却配管が接地したり、路面上の突起物等に電気配線および冷却配管が衝突する心配がない。
また燃料電池15を含む燃料電池ユニット10が、バッテリ16およびパワーコントロールユニット7の側方(この実施の形態では後方)に近接するとともに車室5とは隔絶した位置に配置されるので、パワーコントロールユニット7およびバッテリ16に加えて、燃料電池ユニット10を近接して集約、配置することができ、燃料電池ユニット10の作動音が車室5内に侵入するのを抑制することができる。
また冷却水を循環させてパワーコントロールユニット7を冷却する冷却装置40は、冷却水を循環させるポンプ41と、冷却水を放冷によって冷却するラジエータ9とを含んでおり、ラジエータ9からパワーコントロールユニット7、バッテリ16およびモータ17をこの順に冷媒が順次通過するように構成されるので、パワーコントロールユニット7に加えて、モータ17およびバッテリ16を冷却することができ、パワーコントロールユニット7、バッテリ16、モータ17およびラジエータ9をまとめてユニット化した冷却装置40を構成し、冷却装置40のコンパクト化を図ることが可能であり、冷却装置40の一部を構成する配線・配管類を短くすることができる。
またラジエータ9から冷却水を吸引するポンプ41の吐出側およびパワーコントロールユニット7間にヒータ42が介設されるので、ヒータで冷却水を加熱することで、低温時のバッテリ16を昇温させることができる。
またパワーコントロールユニット7、バッテリ16、モータ17およびラジエータ9に、それぞれ個別のパイパス回路43,44,45,46が接続されるので、それらのパイパス回路43〜46に冷却水を流通させることができるようにして、パワーコントロールユニット7、バッテリ16、モータ17およびラジエータ9に必要時にのみ冷媒を流通させることができる。
また冷却装置40は、パワーコントロールユニット7、バッテリ16、モータ17およびラジエータ9を流通する冷媒の温度に応じて各バイパス回路43,44,45,46への冷却水の流通を制御する制御弁手段47,48,49,50をパワーコントロールユニット7、バッテリ16、モータ17およびラジエータ9毎に備えるので、パワーコントロールユニット7、バッテリ16、モータ17およびラジエータ9に個別に対応したバイパス回路43〜46に流す冷媒量を、パワーコントロールユニット7、バッテリ16、モータ17およびラジエータ9を流通する冷却水の温度に応じて制御弁手段47〜50によって制御することで、パワーコントロールユニット7、バッテリ16、モータ17およびラジエータ9の状態に応じた最適な冷却を行うことができる。
さらにパワーコントロールユニット7、バッテリ16およびモータ17には、保持すべき最低温度が個別に設定されており、ポンプ41の作動を制御する制御装置51が、パワーコントロールユニット7、バッテリ16およびモータ17のいずれでも冷却水の温度が前記最低温度以下にあるときにポンプ41の作動を停止するので、冷却不要時にポンプ41を作動せしめることによって無駄なエネルギー損失が生じることを回避することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施の形態では、燃料電池15を電力発生源とした場合について説明したが、ハイブリッド車両においてエンジンで駆動される発電機を電力発生源として用いる場合にも本発明を適用することができる。
7・・・パワーコントロールユニット
9・・・ラジエータ
16・・・バッテリ
17・・・モータ
18,19・・・電圧変換器
20・・・電力変換器
40・・・冷却装置
41・・・ポンプ
42・・・ヒータ
43,44,45,46・・・パイパス回路
47,48,49,50・・・制御弁手段
51・・・制御装置

Claims (5)

  1. バッテリ(16)の出力電圧を昇圧する電圧変換器(18,19)ならびに前記電圧変換器(18,19)で変換された電圧をモータ(17)に供給する電力変換器(20)をその周辺回路を含めてユニット化して構成されるパワーコントロールユニット(7)と、冷媒を循環させて前記パワーコントロールユニット(7)を冷却する冷却装置(40)とを備える車両用電源システムにおいて、前記冷媒を循環させるポンプ(41)と、前記冷媒を放冷によって冷却するラジエータ(9)とを含む前記冷却装置(40)が、前記ラジエータ(9)から前記パワーコントロールユニット(7)、前記バッテリ(16)および前記モータ(17)をこの順に冷媒が順次通過するように構成されることを特徴とする車両用電源システム。
  2. 前記ラジエータ(9)から前記冷媒を吸引する前記ポンプ(41)の吐出側および前記パワーコントロールユニット(7)間にヒータ(42)が介設されることを特徴とする請求項1記載の車両用電源システム。
  3. 前記パワーコントロールユニット(7)、前記バッテリ(16)、前記モータ(17)および前記ラジエータ(9)に、それぞれ個別のパイパス回路(43,44,45,46)が接続されることを特徴とする請求項1記載の車両用電源システム。
  4. 前記冷却装置(40)は、前記パワーコントロールユニット(7)、前記バッテリ(16)、前記モータ(17)および前記ラジエータ(9)を流通する冷媒の温度に応じて前記各バイパス回路(43〜46)への前記冷媒の流通を制御する制御弁手段(47,48,49,50)を前記パワーコントロールユニット(7)、前記バッテリ(16)、前記モータ(17)および前記ラジエータ(9)毎に備えることを特徴とする請求項2記載の車両用電源システム。
  5. 前記パワーコントロールユニット(7)、前記バッテリ(16)および前記モータ(17)には、保持すべき最低温度が個別に設定されており、前記ポンプ(41)の作動を制御する制御装置(51)が、前記パワーコントロールユニット(7)、前記バッテリ(16)および前記モータ(17)のいずれでも冷媒の温度が前記最低温度以下にあるときに前記ポンプ(41)の作動を停止することを特徴とする請求項4記載の車両用電源システム。
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