JP2011182435A - メッシュネットワークを通してデータフローを管理するための方法と装置 - Google Patents

メッシュネットワークを通してデータフローを管理するための方法と装置 Download PDF

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Abstract

【課題】メッシュネットワーク中のメッシュポイント間の、トラフィックストリームを管理する方法を提供する。
【解決手段】メッシュポイントから到着するデータがパケットキュー中に集約される(814)。パケットキューは、データのサービス品質(QoS)要求によって、到着データを分離させる。適切な通信チャネルが選択される。通信チャネルはコンテンションアクセススキーマを通してアクセスされる(808)。M−送信要求(MRTS)メッセージが、潜在的受信メッシュポイントに送られ、受信メッシュポイントがM−送信承認(MCTS)メッセージで応答する(812)。パケットキューからのデータが次のメッシュポイントに対して送信される(814)。メッシュポイント節電モードは、バッテリ動作されているメッシュポイントがスリープして、電力を保存できるようにする。
【選択図】図8

Description

関連出願
本出願は、2005年10月17日に出願された、米国仮出願シリアル番号第60/727,642号に対して優先権を主張し、これは、本出願譲受人に譲渡され、ここで参照により明示的に組み込まれている。
発明の分野
本開示はメッシュネットワークに関連する。さらに詳細には、本開示はメッシュネットワークを通してデータフローを管理するための方法および装置に関連する。
発明の背景
近年、高速データサービスに対するユビキタスアクセスのための需要の増加があった。電気通信産業は、さまざまなワイヤレス製品およびサービスを供給することによって、需要の増加に応えてきた。これらの製品およびサービスを相互運用可能にしようと努めて、米国電気電子学会(IEEE)は、1組のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)標準規格、例えば、IEEE 802.11を公表した。これらの標準規格に準拠する製品およびサービスは、ワイヤレスのポイントツーマルチポイント構成においてネットワーク化されていることが多い。この構成において、個々のワイヤレスデバイス(例えば、ステーション)は、インターネットアクセスポイントと直接通信する。ワイヤレスデバイスのそれぞれは、利用可能な帯域を共有する。
メッシュネットワークの使用を通して、より効率的で、弾力的なネットワークを実現することができる。メッシュネットワークは、複数のワイヤレスメッシュポイントを有する分散ネットワークである。メッシュネットワーク中のそれぞれのメッシュポイントは、トラフィック、送信、または転送ストリーム(TS)を受信し、TSを次のメッシュポイントに中継する、リピータとして動作してもよい。TSは、メッシュポイントからメッシュポイントに“ホッピング”することによって、発信メッシュポイントから宛先メッシュポイントに対して進む。TSルーティングアルゴリズムは、発信メッシュポイントから宛先メッシュポイントに対して、TSが確実に効率的にルーティングされるようにする。TSルーティングアルゴリズムは、メッシュネットワーク中の変更に対して、動的に適応してもよく、メッシュネットワークをより効率的および弾力的にしてもよい。例えば、メッシュポイントがTSを取り扱えないくらい過度に使用中であるというイベントにおいて、または、メッシュポイントがメッシュネットワークから脱落したというイベントにおいて、TSルーティングアルゴリズムは、他のメッシュポイントを通して、宛先メッシュポイントにTSをルーティングしてもよい。
宛先メッシュポイントは、メッシュポータルであることが多い。ポータルに到着しているTSは、例えば、インターネットのような他のネットワークを通して再送信するために、デコードされ、再フォーマットされてもよい。メッシュポイントから発信し、メッシュポータルに向かって移動するTSを、アップストリームTSとして呼ぶ。メッシュポータルから到来し、宛先メッシュポイントに向かって移動するTSを、ダウンストリームTSとして呼ぶ。メッシュポータルから単一ホップ離れているメッシュポイントを、ランク1のメッシュポイントであると言う。メッシュポータルに到達するのに少なくとも2ホップを必要とするメッシュポイントを、ランク2のメッシュポイントであると言う。一般的に、メッシュポータルに到達するのにnホップを必要とするメッシュポイントを、ランクnのメッシュポイントであると言う。
メッシュネットワークのトラフィックフローの多くの割合のものは、アップストリームおよびダウンストリームTSである。アップストリームTSは、一般的に、ウェブポータルを通して出発する前に、より高くランクされたメッシュポイントから、より低くランクされたメッシュポイントに対してホップする。ダウンストリームTSは、一般的に、より低くランクされたメッシュポイントから、より高くランクされたメッシュポイントに対してホップする。したがって、より低いランクのメッシュポイントは、より高いランクのメッシュポイントのトラフィックフローをサポートし、これは、より低いランクのメッシュポイント周囲で、より多くTS輻輳することになる。一般的に、ランク1のメッシュポイントは、ランク2のメッシュポイントよりも、より多くのアップストリームおよびダウンストリームTSをサポートするものと考えられる。同様に、ランク2のメッシュポイントは、より高いランク(例えば、3、4等)のメッシュポイントよりも、より多くのTSをサポートするものと考えられる。
より低いランクのメッシュポイントが、より高いランクのメッシュポイントからのアップストリームおよびダウンストリームのトラフィックフローをサポートする、メッシュネットワークトポグラフィーは、ウェブポータルに近いメッシュポイントにおけるTSフロー輻輳になることが多い。以下を含む、多くの要因がフロー輻輳に寄与する:過度に頻繁に、通信チャネル媒体にアクセスを試みる近傍メッシュポイント;物理アクセス層における最適条件よりも、より低いデータレートにおいて送信する近傍メッシュポイント;時として、取り決められたアクセススループットを超えるバーストを送信する近傍メッシュポイント;予期されるスループットよりも、より低くなることになる、ダウンストリームメッシュポイントとアップストリームメッシュポイントとの間の悪い無線状況。
メッシュ輻輳を減少させ、個々のメッシュポイントにおけるデータ取り扱いを改善する装置および方法は、メッシュネットワークの効率性および信頼性を改善できることが、当業者によって理解されている。
TSは、各メッシュポイントによって個々に管理されてもよい。TSを受信する前に、メッシュポイントは、トラフィック仕様(TSPEC)を持つ認可要求を受信する。メッシュポイントは、TSを認可するのに適切な容量があるか否か、そして、認可要求を受け入れるかまたは拒否するかを決定してもよい。認可要求が受け入れられた場合、メッシュポイントは、TSからのデータを他のTSからのデータと集約してもよい。メッシュポイントは、順序付けられた応答シーケンスを含む送信要求メッセージをブロードキャストしてもよい。受信メッシュポイントは、送信承認で順々に応答してもよい。メッシュポイントは、受信メッシュポイントにデータパケットを送ってもよい。受信メッシュポイントは、TSセットアップの間に規定された肯定応答ポリシーに依拠して、データブロック肯定応答メッセージで、データパケットのブロックの受信を肯定応答してもよい。メッシュポイントは、エネルギーを維持するための節電モードを持っていてもよい。メッシュポイントはまた、メッシュ負荷をバランスさせるように、または、メッシュスループットを増加させるように、送信チャネルを選択してもよい。
メッシュネットワーク中のメッシュポイントにおいて、トラフィックストリーム(TS)を管理する方法。方法は、データパケットを受信することと、1つ以上のパケットキュー中にデータパケットからのデータを配置することと、1つ以上のパケットキューからのデータを送信データパケットに集約することと、送信機会期間の間に送信データパケットを送信することとを含む。
本開示の特徴、目的、および利点は、図面とともに考慮するときに、以下で述べる詳細な説明から、より明らかになるだろう。
図1は、1つの観点にしたがったメッシュネットワークである。 図2は、1つの観点にしたがった図1の例示的なメッシュポイントにおけるコンテンションアクセスを図示するタイミング図を示す。 図3は、1つの観点にしたがった例示的なメッシュポイントにおけるアクセス制御を図示する図1のメッシュネットワークの一部を示す。 図4は、1つの観点にしたがった図1のメッシュネットワーク中の例示的なメッシュポイントにおけるデータ集約を示すブロック図である。 図5は、1つの観点にしたがった図1のメッシュネットワークのMRTSおよびMCTSメッセージ構造を示すブロック図である。 図6は、1つの観点にしたがった図1におけるメッシュポイントから送信された例示的なビーコンメッセージを示すブロック図である。 図7は、1つの観点にしたがった2つの別個のチャネルを備える2つのメッシュを含む図1のメッシュネットワークの一部の図である。 図8は、1つの観点にしたがった例示的なメッシュポイントにおけるTS管理の方法のフロー図である。 図9は、1つの観点にしたがった例示的なメッシュポイントにおけるエネルギー管理の方法のフロー図である。 図10は、1つの観点にしたがった例示的なメッシュポイントにおけるチャネル管理の方法のフロー図である。 図11は、1つの観点にしたがったトラフィックストリームを管理するための装置の例示的な構成部品を図示するブロック図である。 図12は、1つの観点にしたがった例示的なメッシュポイントにおけるTS管理のための装置の例示的な構成部品を図示するブロック図である。
実施形態の詳細な説明
図面を参照して、本開示のさまざまな特徴の観点を実現する方法およびシステムをここで説明する。本開示の範囲を限定するためではなく、本開示の観点を図示するために、図面および関連の説明を提供する。明細書における“1つの観点”または“観点”に対する言及は、その観点に関連して説明した特定の特徴、構造、または特性が、本開示の少なくとも1つの観点に含まれることを示すことを意図している。明細書のさまざまな位置における、フレーズ“1つの実施形態において”または“観点”の出現は、必ずしもすべて同じ観点を指しているわけではない。図面を通して、参照されたエレメントの間の対応を示すために参照番号を再使用した。さらに、各参照番号の最初の桁は、そのエレメントが最初に出現した図を示す。
図1は、1つの観点にしたがった例示的なメッシュネットワーク100を示す。メッシュネットワーク100は、メッシュポイント102および104のような、1つ以上のメッシュポータルを含んでいてもよい。メッシュポータルは、例えば、インターネット106のようなワイヤードネットワークに接続されたメッシュポイントである。メッシュポータルは、ワイヤードネットワークと、ワイヤレスメッシュネットワークとの間のゲートウェイとして働いてもよい。メッシュポータルは、メッシュネットワーク100の内側および外側においてゲートウェイを形成するので、メッシュポータルはランク0を持つメッシュポイントであると言われる。
メッシュネットワーク100はまた、メッシュポータルではないが、1つ以上のメッシュポータルと直接通信することができるメッシュポイント、例えば、メッシュポイント106、108、110、112、114、116、および118を持っていてもよい。これらのメッシュポイントにおけるTSが、メッシュポイント102および104のようなメッシュポータルに到達するのに1ホップかかるので、これらのメッシュポイントはランク1を持っている。いくつかのメッシュポイント、例えば、メッシュポイント120、122、124、126、128、および130は、メッシュポータル102および104と直接通信できないかもしれないが、むしろ、別のメッシュポイントを通して、メッシュポータル102および104と通信するだろう。これらのメッシュポイントにおけるTSが、メッシュポイント102および104のようなメッシュポータルに到達するのに少なくとも2ホップかかるので、これらのメッシュポイントはランク2を持っている。メッシュポイント120において発信するTSは、メッシュポイント108、またはメッシュポイント118に第1のホップを行い、その後、メッシュポイント102、メッシュポータルにホップしてもよい。他のメッシュポイントは、例えば、メッシュポイント132のように、2ホップよりも少なく、メッシュポータル102および104に通信することができないかもしれない。メッシュポイント132において発信するTSは、メッシュポイント122に第1のホップを行い、その後、メッシュポイント108、またはメッシュポイント118にホップし、その後、メッシュポータル102にホップしてもよい。メッシュポイント102および104のようなメッシュポータルに到達するのに少なくとも3ホップかかるので、メッシュポイント132はランク3を持っている。一般的に、任意のメッシュポイントのランクは、そのメッシュポイントにおけるTSが、メッシュポータルに到達するためのホップの最小数を計算することによって決定できる。
より低いランクのメッシュポイントに向かうTSは、アップストリームトラフィックフローであると言われる。より高いランクのメッシュポイントに向かうTSは、ダウンストリームトラフィックフローであると言われる。したがって、メッシュポータル、例えばメッシュポイント102および104に向かうTSは、アップストリームトラフィックフローであり、そして、メッシュポータル、例えばメッシュポイント102および104において、メッシュネットワーク100に入るTSは、ダウンストリームトラフィックフローである。メッシュネットワーク100中のトラフィックの多くのものは、メッシュポイント102および104において、メッシュネットワーク100に到着し、および、メッシュネットワークから出発するものと考えられるので、メッシュポータル102および104、ならびに、他の低いランクのメッシュポイントの周辺で、TS輻輳の尤度が増加する。
図2は、1つの観点にしたがった図1の例示的なメッシュポイントにおけるコンテンションアクセスを図示するタイミング図を示す。送信機会(TxOP)期間、コンテンションウィンドウ最小値(CWmin)、コンテンションウィンドウ最大値(CWmax)、アービトレーションインターフレームスペース(AIFS)時間を含んでもよい、少なくとも1つのアクセスパラメータをメッシュポイントチャネルに割り当てることによって、通信チャネルに対するアクセスを制御してもよい。通信チャネルを通して送信するメッシュポイントは、通信チャネルに対するアクセスのために競う。
メッシュポイントのそれぞれは、通信チャネルを監視してもよく、通信チャネルが利用可能になったとき、送信メッシュポイントは、それらの各自割り当てられたAIFS時間に等しい待機時間の間、アイドルしてもよい。AIFS時間の間、アイドルしているメッシュポイントは、通信チャネルの監視を続けてもよく、通信チャネルが使用中になった場合、メッシュポイントは、アイドルを続け、通信チャネルが利用可能になるまで待機してもよく、そして、それらの各自割り当てられたAIFS時間に等しい別の時間期間、待機する。そのAIFS時間に等しい時間期間の間に、通信チャネルが利用可能になったとき、メッシュポイントは、バックオフタイマーを設定してもよい。バックオフタイマー上で設定される時間長は、ランダムである。バックオフタイマー上で設定される時間長は、割り当てられたCWminおよびCWmaxの間の、一様分布から得られた数によって決定される。
図2の3つのタイムライン上に、個々のメッシュポイントに対するコンテンションアクセスの3つの可能性ある結果を示した。第1のタイムラインは、通信チャネルが利用可能になったときに、アクセスのための競合に成功したメッシュポイントを示す。このタイムラインは、使用中202通信チャネルを監視するメッシュポイントで開始する。通信チャネルが使用中202である間、メッシュポイントの送信機はアイドルする。チャネルが利用可能になったとき、メッシュポイントの送信機は、そのAIFS時間204に等しい時間期間の間、アイドルを続ける。アイドルしている間、メッシュポイントは通信チャネルの監視を続ける。AIFS時間204の最後に、メッシュポイントは、最小値CWmin207および最大値CWmax209を有する、一様分布205から数を選択することによって、バックオフスロットをランダムに選択してもよい。この選択された数は、標準的に規定されたスロット時間(例えば、スロット時間は約9ミリ秒であってもよい)で乗算され、この結果をバックオフ時間と呼ぶ。バックオフ時間は、バックオフウィンドウ206の長さを規定する。メッシュポイントの送信機はアイドルを続け、バックオフウィンドウ206に等しい時間長が満了したことをバックオフタイマーが決定するまで、通信チャネルの監視を続ける。バックオフウィンドウ206の最後に、メッシュポイントの送信機は、その間にメッシュポイントが受信メッシュポイントに対して情報を送信してもよい、TxOP208を持つ。TxOP208の最後において、メッシュポイントの送信機は、もう一度アイドルし、AIFS時間を待機し始め、コンテンションアクセスプロセスをもう一度開始する。
第2のタイムラインは、コンテンションアクセスの別の可能性ある結果を示す。この結果は、AIFS時間の間に、別のステーションが送信を開始するときに発生するかもしれない。このタイムラインは、使用中212通信チャネルを監視するメッシュポイントで開始してもよい。通信チャネルが利用可能になったとき、メッシュポイントの送信機はアイドルしてもよく、メッシュポイントはAIFS時間214に等しい時間を待機し始めてもよい。AIFS時間214の間、より短いAIFS時間を有する、別のメッシュポイントが送信を開始するかもしれず、通信チャネルはもう一度使用中216になるかもしれない。メッシュポイントの送信機は、アイドルを続けてもよく、メッシュポイントは通信チャネルが再び利用可能になるのを待機する。通信チャネルが利用可能になったとき、メッシュポイントは別のAIFS時間218を待機してもよく、その後、バックオフウィンドウ220により規定されたバックオフ時間を選択し、バックオフウィンドウカウンタを開始させてもよい。
第3のタイムラインは、コンテンションアクセスの別の可能性ある結果を示す。この結果は、メッシュポイントのバックオフウィンドウの間に、別のステーションが割り込みするときに発生するかもしれない。このタイムラインは、通信チャネルが使用中222である間に、通信チャネルを監視するメッシュポイントで開始してもよい。メッシュポイントの送信機は、この時間の間にアイドルしてもよい。通信チャネルが利用可能になったとき、メッシュポイントの送信機は、AIFS時間224に等しい時間期間の間アイドルを続けてもよい。アイドルしている間に、メッシュポイントは通信チャネルの監視を続けてもよい。AIFS時間224の最後に、メッシュポイントは、最小時間CWmin207および最大時間CWmax209を有する、一様分布205から時間を選択することによって、バックオフ時間をランダムに選択してもよい。バックオフタイマーがバックオフウィンドウ226に等しい時間長をカウントするまで、メッシュポイントの送信機は、アイドルを続けてもよい。アイドルしている間、メッシュポイントは通信チャネルの監視を続けてもよい。バックオフカウンタがカウントしている間に、別のメッシュポイントが送信を開始するかもしれず、通信チャネルは使用中228になるかもしれない。バックオフカウンタは停止されてもよい。通信チャネルが利用可能になるとき、メッシュポイントの送信機は、アイドルし続けてもよく、AIFS時間230に等しい時間期間を待機してもよい。AIFS時間230の最後に、バックオフカウンタは、カウンタが停止された時間から再度カウントを開始してもよい。
メッシュポイントの送信頻度および送信データレートは、TxOP期間、CWmin、CWmax、およびAIFS時間を調整することによって制御されてもよい。長いTxOP期間は、メッシュポイントが受信メッシュポイントにアクセスするたびに、メッシュポイントが大量のデータを送信することを可能にし、このことは、大きいデータレートになる。通信チャネルに対するアクセスのために競う近傍のメッシュポイントに比して短いAIFS時間は、アクセスの可能性を増加させ、媒体アクセスが多数(そして、したがって、TxOPが各アクセスに対して一定であると仮定すると、より多くのTxOP)となり、そして、大きなデータレートになる。同様に、近傍メッシュポイントに比して短いCWmin、CWmaxは、短いバックオフ時間を選択する可能性を増加させ、受信メッシュポイントに対するアクセスの可能性を増加させ、多数のTxOPおよび大きなデータレートになる。類似して、少ないTxOP、長いAIFS時間、または、長いCWminおよびCWmaxは、低いデータレートになるかもしれない。
サービスの品質(QoS)はまた、アクセスパラメータTxOP、CWmin、CWmax、および、AIFS時間を通して、送信頻度を制御することによって調整されてもよい。TS遅延を減少させるために、CWmin、CWmax、または、AIFS時間を減少させて、受信メッシュポイントにアクセスするのに成功する可能性を増加させてもよい。より頻繁なアクセスに対して補償するために、他のメッシュポイントに対するチャネル容量を解放するように、TxOP期間を減少させてもよい。媒体アクセスの成功を増加させることによって、TS遅延を減少させることは、コストがかかるかもしれない。各媒体アクセスは、媒体アクセス制御(MAC)オーバーヘッドを有しているかもしれない。MACオーバーヘッドは、そうでなければTSに対して利用可能であるかもしれない通信チャネル帯域を消費する。
メッシュネットワーク100において、少なくとも1つのアクセスパラメータが、ランク、搬送されるトラフィックの量、および、利用可能なレートに基づいて、割り当てられてもよい。より低いランクのメッシュポイントは、より多くのトラフィックを搬送してもよく、より長いTxOP期間とともに、より短いAIFS、CWmin、CWmax値が割り当てられてもよい。TSの平均ビットレートとTSのピークビットレートとを識別するディスクリプタを、TSとともに提供してもよい。TSの平均ビットレートとTSのピークビットレートとに対応するように、アクセスパラメータを調整してもよい。物理層における2つのメッシュポイントの間の利用可能なビットレートも使用して、アクセスパラメータを同調させてもよい。新しいフローとメッシュポイントが、メッシュネットワーク100に追加されるときにもまた、アクセスパラメータを調整してもよい。
別の観点では、メッシュポイントのランクに基づいて、少なくとも1つのアクセスパラメータを調整してもよい。次に、メッシュポータルは、これらのアクセスパラメータを近傍メッシュポイントにブロードキャストしてもよく、近傍メッシュポイントは、すべてのメッシュポイントがそれらの各自のアクセスパラメータを持つまで、次に、これらのアクセスパラメータをそれらの近傍メッシュポイントにブロードキャストしてもよい。代わりに、アクセスパラメータは、販売者によって予め設定されていてもよい。
図3は、1つの観点にしたがった例示的なメッシュポイントにおけるアクセス制御を図示する図1のメッシュネットワーク100の一部を示す。メッシュネットワーク100中のメッシュポイントのそれぞれによって、メッシュポイントに対するTSの認可制御を実行してもよい。メッシュネットワーク100中のメッシュポイントのそれぞれは、そのビーコン中で負荷情報をブロードキャストしてもよい。例えば、メッシュポイント118はその負荷情報L118302をブロードキャストしてもよく、メッシュポイント120はその負荷情報L120304をブロードキャストしてもよく、メッシュポイント130はその負荷情報L130306をブロードキャストしてもよく、メッシュポイント122はその負荷情報L122308をブロードキャストしてもよく、および、メッシュポイント102はその負荷情報L102310をブロードキャストしてもよい。
新しいTSの認可制御のために、メッシュポイントのそれぞれによって、負荷情報を使用してもよい。例えば、メッシュポイント120は、L118302を使用して、メッシュポイント118が新しいTSに対応できるか否かを決定してもよい。メッシュポイント102が新しいTSを取り扱うことができることを、メッシュポイント120が決定する場合、メッシュポイント120はメッシュポイント118に対して認可要求を送ってもよい。メッシュポイント118は、その近傍において、新しいTSに対するTxOPに対応するための適切なアイドル期間があるか否かを決定してもよく、アイドル期間がある場合、新しいTSを認可する。そうでない場合、メッシュポイント118は、認可要求を拒否するかもしれない。
メッシュネットワーク100中のメッシュポイントのそれぞれによって、認可制御を制御してもよい。ダウンストリームメッシュポイントは、アップストリームTSに対するTxOPのために、アップストリームメッシュポイントと交渉してもよい。アップストリームメッシュポイントは、ダウンストリームTSに対するTxOPのために、ダウンストリームメッシュポイントと交渉してもよい。代わりに、ダウンストリームメッシュポイントが、アップストリームTSおよびダウンストリームTSの双方に対するTxOPを交渉して、アップストリームTSおよびダウンストリームTSに対応するのに十分な大きさのTxOPを予約してもよい。
図4は、1つの観点にしたがった図1のメッシュネットワーク100中の例示的なメッシュポイント118におけるデータ集約を示すブロック図である。メッシュポイント120、130、および122から到着しているデータパケット402は、メッシュポイント118によって、2つ以上のQoSデータタイプへとパースされてもよい。データは、高いQoSと、利用可能な最高のQoSとにパースされてもよく、そして、それぞれのパケットキュー、すなわちロケーション404および406に記憶されてもよい。到着しているデータパケット402からのデータは、QoSパケットキュー404および406中に集約されてもよい。データパケット発生器408は、パケットキュー404中に記憶された高いQoSデータに対して与えられた優先度で、パケットキュー404および406中のデータを使用して、データパケットを発生させてもよい。データパケット送信機408は、1つ以上のメッシュポイントに対してパケットを転送してもよい。この例では、データパケット送信機408は、メッシュポイント102に対してデータパケットを転送してもよい。
データパケットの集約は、通信媒体のより効率的な使用を可能にする。要求される媒体アクセス頻度とそれらに関係するオーバーヘッドとを減少させつつ、各媒体アクセスに対して多くのビットが送信されるように、集約サイズを十分に大きくすべきである。また、集約の遅延が、受け入れできないTS待ち時間を引き起こすことによって、取り決められたQoSに悪影響を及ぼさないように、集約サイズを十分に小さくすべきである。
したがって、アクセス制御、コンテンションアクセスパラメータの割り当て、および、QoS識別子の使用を通して、メッシュネットワーク中の任意のメッシュポイントにおいて、TSフロー制御を実行してもよい。バックプレッシャの適用は、低いランクから高いランクのメッシュポイントに広げられてもよい。バックプレッシャは、ここで説明したように適用してもよく、メッシュポイントは、特定のメッシュポイントに方向付けられた明示的なバックプレッシャメッセージを使用してもよく、または、バックプレッシャメッセージをブロードキャストしてもよい。メッシュポイントは、別のメッシュポイントに命令して、別のメッシュポイントのスループット、または別のメッシュポイントの媒体アクセス頻度を調整させてもよい。バックプレッシャメッセージは、他のデータパケットとともに、ピギーバックまたは集約されてもよい。
データパケット402の受信の肯定応答は、ブロック肯定応答を使用して実行されてもよい。特定のQoSの予め規定された長さのデータブロックが受信されたとき、メッシュポイントは、送信メッシュポイントに対してブロック肯定応答メッセージを送ってもよい。例えば、メッシュポイント118は、メッシュポイント120、122、および130に対してブロック肯定応答を送ってもよい。メッシュポイントにおいて、パケットシーケンシングも実行してもよい。例えば、メッシュポイント118は、データパケット発生器408中でデータパケットを集約させるとき、新しいシーケンス番号を割り当てしてもよい。メッシュポイント118は、転送する前に、完全なデータパケットブロックが受信され、そして、そのデータパケットブロックからの何らかのドロップしたパケットが復元されるまで、データパケットブロックを保持してもよい。このような方法で、メッシュネットワーク100において転送されているデータパケットは、完全なデータパケットブロックが受信されるまで、各メッシュポイントホップにおいて保持されてもよい。
図5は、メッシュポイント122から、メッシュポイント118および108に対する、M−送信要求(MRTS)メッセージ502の例示的なタイムラインを示し、これには、MRTSに応答して、それぞれ、メッシュポイント118および108からの、M−送信承認(MCTS)メッセージ504および506が続く。送信メッシュポイントにRTSメッセージを送信させて、それぞれの潜在的な受信メッシュポイントがCTSメッセージで応答することによって、メッシュネットワーク100中のTS衝突を最小化させてもよい。RTSおよびCTSメッセージに対するM拡張の使用によって、CTS応答のトラフィック衝突を最小化させてもよい。例えば、メッシュポイント122は、メッシュポイント118および108と、メッシュポイント118および108がMCTSに応答すべき順序とを識別する、M拡張を有するRTSメッセージをブロードキャストしてもよい。メッシュポイント118および108は、MRTSメッセージにおいて指定された順序で、MCTSで応答してもよい。応答は(全方向への)ブロードキャストメッセージであってもよく、または、応答は方向付けられていてもよい。方向付けられたメッセージは、ビームステアリングまたは複数入力複数出力(MIMO)送信を使用して、ステアリングされてもよい。
データブロック肯定応答とともに、RTSおよびCTS送信のハンドシェークを使用して、媒体を通してのデータ送信を保護してもよい。一度RTSおよびCTSハンドシェークが発生すると、送信メッシュポイント例えばメッシュポイント122と、受信メッシュポイント例えばメッシュポイント108および118との間に確立されているリンクに対して、干渉するかもしれない送信を、他の近傍のメッシュポイントが延期してもよい。このことは、送信しているかもしれないが、シャドーイングまたは環境的条件のせいで、メッシュポイント122によって知られないおそれのある、隠れたメッシュポイントによる、衝突の可能性を減少させる。ブロック肯定応答を有するRTSおよびCTS送信のハンドシェークは、また、MRTSおよびMCTSメッセージ構造中で実現されてもよい。
受信メッシュポイントに対してデータブロックを送信した後で、送信メッシュポイント例えばメッシュポイント122が、逆方向許可を行って、受信メッシュポイント例えばメッシュポイント108および118が、ダウンストリームTSを送信できるようにしてもよい。逆方向許可は、必ずしも新しいTxOPでなくてもよく、元の送信メッシュポイントに対して既に予約されていたTxOPの一部であってもよい。
RTS/CTSまたはMRTS/MCTSハンドシェークを通して、媒体アクセスの成功が交渉された後、送信メッシュポイントは、TxOP期間の間にデータを送信してもよい。すべてのデータが送信された場合、送信メッシュポイントはそのアクセスパラメータを再設定してもよい。高いQoSパケットキュー404と、利用可能な最高のQoSパケットキュー406とのようなバッファを通して、TSフロー制御を活用してもよい。フローレートを制御する1つの方法は、スケジュールサービス間隔を、TSに対する許容可能なホップ遅延間隔の全体の4分の1に、設定することであってもよい。
図6は、1つの観点にしたがったメッシュポイントから送信された例示的なビーコンメッセージ602を示すブロック図である。ビーコンメッセージは、メッシュポータル識別子604、メッシュポータルへのホップの数606、および、メッシュネットワーク中のメッシュポイントの数608を含んでもよい。メッシュネットワーク100は、いくつかのメッシュポイントが、単一チャネルより多くの動作能力を持つ場合、1つより多くのメッシュを持っているかもしれない。このケースでは、各メッシュポイントによって、ビーコンメッセージ602を使用して、各メッシュポイントのTSに対するチャネルを選択してもよい。
各メッシュポイントは、その近傍のメッシュポイントのビーコンを監視して、どのチャネルを使用すべきか決定してもよい。メッシュポイントは、測定されたビーコン信号強度をメトリクスとして使用して、チャネル上で達成可能なデータレートに基づいて、チャネルを選択してもよい。また、メッシュポイントは、最も混雑していないチャネルを選ぶことによって、メッシュネットワーク100上の負荷の均等化を試みてもよい。
図7は、図1のメッシュネットワークを示し、ここで、メッシュポイント102、メッシュポータルは、1つより多くのチャネル上で動作してもよい。したがって、2つ以上のメッシュが同時に存在してもよい。メッシュポータル102は、チャネル1および2上で、そのビーコン602をブロードキャストしてもよい。近傍のメッシュポイント106、108、および118は、ビーコン1および2を監視してもよい。近傍のメッシュポイント106、108、および118は、各チャネル上の受信ビーコンの強度に基づいて、または、負荷をバランスさせるように、チャネルを選択してもよい。メッシュポイント106および108は、チャネル1を選んでもよい一方、メッシュポイント118はチャネル2を選んでもよい。これらのランク1のメッシュポイントのそれぞれは、それ自身のビーコンをブロードキャストしてもよい。
メッシュポイント122は、次に、その近傍メッシュポイント108および118のビーコンを監視してもよい。メッシュポイント118が単一のチャネル能力しか持っていない場合、メッシュポイント122は、チャネル2メッシュを通して、メッシュポイント118と通信してもよい。メッシュポイント108が二重のチャネル能力を持っている場合、メッシュポイント122は、チャネル2メッシュを通して、メッシュポイント108と通信することを選んでもよい。メッシュポイント108によって受信されたTSは、チャネル2メッシュ上で受信されて、チャネル1メッシュを通して、メッシュポイント102に転送されてもよい。
メッシュポイントは、使用していないチャネルを定期的に監視して、スループットを改善するためにチャネルを切り替えてもよい。この動的な負荷バランス化は、通信の混乱を最小化するために、たまに行われる。
時として、メッシュポイントは、TSトラフィックフローに対して不適切であるかもしれないチャネルを使用するかもしれない。メッシュポイントは、他のビーコンをスキャンしてもよく、それらの負荷を決定してもよい。適切な代替チャネルが見つかった場合、メッシュポイントはそれの子メッシュポイント(TS提供しているメッシュポイント)に対して、チャネル変更メッセージをブロードキャストしてもよい。子メッシュポイントは、次に、それの子メッシュポイントのうちのいずれかに対して、チャネル変更要求をブロードキャストしてもよい。例えば、メッシュポイント108は、単一のチャネル能力しか持っていないかもしれず、チャネル1からチャネル2に対してチャネルを変更することを選んでもよい。メッシュポイント108は、それの単一の子メッシュポイントである、メッシュポイント122に対して、変更要求をブロードキャストしてもよい。メッシュポイント122は、次に、それの単一の子メッシュポイントである、(示していない)メッシュポイント130に、変更チャネルメッセージをブロードキャストしてもよい。メッシュポイント108は、チャネル変更を行う前に、それの子メッシュポイントによって、チャネル変更が影響を受けるまで待機してもよい。同様に、メッシュポイント122は、チャネル変更を行う前に、チャネル変更が影響を受けるまで待機してもよい。
単一のチャネル能力だけを有するメッシュポイントはまた、チャネル変更要求が受信され、そのメッシュポイントがチャネルを変更できない場合、別のメッシュポイントから分離してもよい。この理由は、そのメッシュポイントが、他のチャネルを通して、他のメッシュポイントと通信しており、チャネルを追加する能力を持っていないためである。例えば、メッシュポイント118が(チャネル1に変更する)チャネル変更要求をブロードキャストする場合、メッシュポイント122が単一のチャネル能力しか持っていない場合、メッシュポイント122はメッシュポイント118から分離してもよい。
メッシュポイントはバッテリで動作しているかもしれず、電力が制限されているかもしれない。これらのメッシュポイントは、節電モードを持っていてもよい。節電モードは、メッシュポイントが“スリープし”、情報を送信または受信しない期間を含んでいてもよい。メッシュポイントは、そのビーコン中でスリープ時間および期間をブロードキャストしてもよい。ビーコンを監視しているメッシュポイントは、ルーティングのための無線メトリクスを計算する際に、この情報を使用してもよい。
スリープしているメッシュポイントは、そのスリープ時間が終了したとき、トリガを送ってもよい。メッシュポイントはまた、目覚めたメッシュポイントに対して、バッファされたデータパケットを送信してもよい。ルーティングアルゴリズムは、スリープしているメッシュポイントのために、増加した遅延時間に対処してもよい。代替ルートが利用可能である場合、ルーティングアルゴリズムは、節電モードを有するメッシュポイントの周囲にTSをルーティングしてもよい。
図8は、1つの観点にしたがった例示的なメッシュポイントにおけるTS管理方法800のフロー図である。メッシュポイントは、1つ以上のメッシュポイントから送信されたデータパケットを受信してもよい(802)。メッシュポイントは、QoSによって、データパケットをパースして、データパケット中にデータをソートしてもよい。メッシュポイントは、1つ以上のパケットキュー中にデータを配置してもよい(804)。それぞれのパケットキューは、特定のQoSに対応するデータを記憶してもよい。QoSパケットキューは、例えば、高い優先度、または利用可能な最高のものであってもよい。パケットキューは、メッシュポイントのアウトフローデータレートを制御するために、データを記憶およびバッファする、漏洩バケット巡察(leaky bucket police)として機能してもよい。メッシュポイントは、1つ以上のパケットキューからのデータを送信データパケットへと集約してもよい(806)。
メッシュポイントは通信チャネルに対するアクセスのために競ってもよい(808)。メッシュポイントは、別のメッシュポイントからの命令に応答して、AIFS時間、CWmin、CWmax、およびTxOP期間のような、そのコンテンションアクセスパラメータを調整してもよい。通信チャネルへのアクセスの成功の後で、メッシュポイントはMRTSメッセージを送ってもよい(810)。メッセージのM部分は、近傍のメッシュポイントから予期される応答順の順序付けられたリストを有していてもよい。メッシュポイントは、1つ以上の近傍メッシュポイントからMCTSを受信してもよい(812)。メッシュポイントは、そのTxOP期間の間に1つ以上のデータパケットを送信してもよい(814)。メッシュポイントは、応答で、ブロック肯定応答を受信してもよい。
図9は、1つの観点にしたがった例示的なメッシュポイントにおけるエネルギー節約方法のフロー図である。メッシュポイントは、ビーコンメッセージ中で、その節電モード頻度および期間を送信してもよい(902)。次に、メッシュポイントは、予め規定された時間において、節電モードに入ってもよい(904)。節電モードは、たくさんのエネルギーを使用する送信および他の機能を妨げてもよい。節電期間に等しい時間が満了したとき、メッシュポイントは元に戻ってもよい(906)。近傍メッシュポイントが目覚めているメッシュポイントに対してこれから送信してもよいことを近傍メッシュポイントに知らせるトリガメッセージを、目覚めているメッシュポイントが近傍のメッシュポイントに送信してもよい(908)。メッシュポイントは、近傍メッシュポイントから、バッファされたデータパケットを受信してもよい(910)。
図10は、1つの観点にしたがった複数チャネルのメッシュネットワークにおいてチャネルを選択する方法1000のフロー図である。各メッシュポイントは、各メッシュポイントが動作している各チャネルを通して、ビーコンをブロードキャストしてもよい(1010)。例えば、2つのチャネル上で動作しているメッシュポイントは、第1のチャネルを通して第1のビーコンを、第2のチャネルを通して第2のビーコンを送信してもよい。メッシュポイントはまた、ビーコンに対する通信チャネルを監視してもよく(1020)、ビーコンは、負荷情報または他の信号を含んでいてもよい。メッシュポイントは、それぞれの受信ビーコンの信号強度を決定してもよい(1030)。ビーコンメッセージは、そのチャネル上のメッシュ負荷についての情報を含んでいてもよい。メッシュポイントは、メッシュ負荷情報、信号強度情報、または、他の適用可能な情報を使用して、通信チャネルを選択してもよい(1040)。次に、メッシュポイントは、選択された通信チャネルを通して送信してもよい。
図11は、トラフィックストリームを管理する装置に対する手段1100のための例示的な構成部品を図示するブロック図である。図11に示した1つ以上のモジュールを、トラフィックストリームを管理する装置に対する手段のための構成部品として使用してもよい。モジュールは、ハードウェア、ソフトウェア、または、これらの組み合わせを使用して、実現されてもよい。装置1100の構成に依拠して、1つ以上のモジュールを追加または削除してもよい。例えば、汎用処理デバイス、デジタル信号処理デバイス(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、現場プログラム可能ゲートアレイ(FPGA)または他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェア構成部品、ソフトウェアモジュール、あるいは、ここで説明した機能を実行するように設計された、これらの任意の組み合わせで手段を実現、または実行してもよい。
装置1100は、データパケットを受信するように構成されたオプション的な受信モジュール1102と、1つ以上のパケットキュー中にデータパケットからのデータを記憶するように構成された記憶モジュール1104と、1つ以上のパケットキューからのデータを送信データパケットに集約するように構成された集約モジュール1106と、送信機会期間の間に送信データパケットを送信するように構成された送信モジュール1108とを含んでもよい。
図12は、1つの観点にしたがった例示的なメッシュポイントにおけるTS管理のための装置1200の例示的な構成部品を図示するブロック図である。図12に示した1つ以上のモジュールは、トラフィックストリームを管理する装置に対する手段のための構成部品として使用されてもよい。ハードウェア、ソフトウェア、または、これらの組み合わせを使用して、モジュールを実現してもよい。装置1200の構成に依拠して、1つ以上のモジュールを追加または削除してもよい。例えば、汎用処理デバイス、デジタル信号処理デバイス(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、現場プログラム可能ゲートアレイ(FPGA)または他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェア構成部品、あるいは、ここで説明した機能を実行するように設計された、これらの任意の組み合わせで手段を実現、または実行してもよい。
装置1200は、複数のチャネルを通して送信ビーコンをブロードキャストするモジュール1202と、複数のチャネル上で1つ以上の受信信号、例えば、ビーコンまたは負荷を監視するモジュール1204と、1つ以上の受信信号の信号強度を決定するモジュール1206手段と、1つ以上の受信ビーコンの信号強度または負荷に基づいて複数のチャネルのうちからチャネルを選択するモジュール1208とを含んでもよい。
ここで開示した観点に関連して説明した、さまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または、双方の組み合わせとして実現されてもよいことを当業者は認識するであろう。ハードウェアおよびソフトウェアの交換可能性を図示するために、さまざまな例示的な構成部品、ブロック、モジュール、回路およびアルゴリズムを一般的にこれらの機能に関して上で説明した。このような機能がハードウェアまたはソフトウェアとして実現されるか否かは、特定の応用および全体的なシステムに課せられた設計の制約に依拠する。当業者は、それぞれの特定の応用に対して方法を変化させて、説明した機能を実現してもよいが、そのような実現決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じさせるものとして解釈すべきではない。
ここで開示した観点に関連して説明した、さまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用処理デバイス、デジタル信号処理デバイス(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、現場プログラム可能ゲートアレイ(FPGA)または他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェア構成部品、あるいは、ここで説明した機能を実行するように設計された、これらの任意の組み合わせで、実現、または実行されてもよい。汎用処理デバイスはマイクロ処理デバイスでもよいが、代替実施形態では、処理デバイスは、何らかの従来の処理デバイス、マイクロ処理デバイス、状態機械であってもよい。処理デバイスはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロ処理デバイスの組み合わせ、複数のマイクロ処理デバイス、DSPコアを備えた1つ以上のマイクロ処理デバイス、あるいは、他の何らかのこのような構成のものとして、実現されてもよい。
ここで開示した実施形態に関連して説明した装置、方法、またはアルゴリズムは、直接、ハードウェアで、ソフトウェアで、あるいは、これらの組み合わせで具体化されてもよい。ソフトウェアでは、方法およびアルゴリズムは、コンピュータプログラム製品の一部であるコンピュータ読取可能媒体上に記憶された1つ以上の命令中で具体化されてもよく、1つ以上の命令は、処理デバイスによって読み取られ、および/または、実行されてもよい。命令は、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーブバルディスク、CD−ROM 、あるいは、技術的に知られている他の何らかの形態の記憶媒体に存在していてもよい。例示的な記憶媒体は、処理デバイスが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように処理デバイスに結合される。代替実施形態では、記憶媒体は処理デバイスと一体化されてもよい。処理デバイスおよび記憶媒体は、ASIC中に存在してもよい。ASICはユーザ端末中に存在してもよい。代替実施形態では、処理デバイスおよび記憶媒体は、ユーザ端末中のディスクリート構成部品として存在してもよい。
開示した観点のこれまでの説明は、当業者が本発明を製作または使用できるように提供した。これらの観点に対するさまざま修正は当業者に容易に明らかとなり、ここに定義された一般的な原理は、本開示の精神および範囲を逸脱することなく、他の観点に適用されてもよい。したがって、本開示はここで示した観点に限定されることを意図しているものではなく、ここで開示している原理および新しい特徴と一致した最も広い範囲に一致させるべきである。
本開示は、その精神または本質的な特性から逸脱することなく、他の特定の形態で具体化されてもよい。説明した観点は、すべての点で例示的なものであって、制限的なものではなく、および、本開示の範囲は、したがって、上述の説明によってというよりは、添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の均等物の意味および範囲内で行われるすべての変更は、これらの範囲に納まることになるものである。

Claims (57)

  1. メッシュネットワーク中のメッシュポイントにおいて、トラフィックストリーム(TS)を管理する方法において、
    ワイヤレス送信を通してアクセスポイントからデータパケットを受信することと、
    1つ以上のパケットキュー中に前記データパケットからのデータを記憶させることと、
    前記1つ以上のパケットキューからのデータを送信データパケットに集約することと、
    送信機会期間の間に前記送信データパケットを送信することと
    を含む方法。
  2. 配置することは、高いサービス品質のデータを記憶する第1のパケットキューと、利用可能な最高のサービス品質のデータを記憶する第2のパケットキューとにデータを配置することを含む、請求項1記載の方法。
  3. 通信チャネルに対するアクセスのために競うことをさらに含む、請求項1記載の方法。
  4. データフローレートを制御するために、アービトレーションインターフレームスペース(AIFS)期間を調整することをさらに含む、請求項1記載の方法。
  5. チャネルアクセス頻度を制御するために、アービトレーションインターフレームスペース(AIFS)期間を調整することをさらに含む、請求項1記載の方法。
  6. データフローレートを制御するために、コンテンションアクセスウィンドウを調整することをさらに含む、請求項1記載の方法。
  7. チャネルアクセス頻度を制御するために、コンテンションアクセスウィンドウを調整することをさらに含む、請求項1記載の方法。
  8. データフローレートを制御するために、送信機会期間を調整することをさらに含む、請求項1記載の方法。
  9. チャネルアクセス頻度を制御するために、送信機会期間を調整することをさらに含む、請求項1記載の方法。
  10. メッシュネットワーク中で、第1のメッシュポイントと第2のメッシュポイントとの間のトラフィックストリーム(TS)を管理する方法において、
    少なくとも1つのアクセスパラメータを発生させることと、
    第1のメッシュポイントにおいて、前記少なくとも1つのアクセスパラメータを有するメッセージを発生させることと、
    前記第1のメッシュポイントから第2のメッシュポイントに前記メッセージを送信し、前記メッセージは、前記第2のメッシュポイントによって使用するための少なくとも1つのアクセスパラメータを有することと
    を含む方法。
  11. 前記少なくとも1つのアクセスパラメータは、送信機会期間と、コンテンションウィンドウ最小値と、コンテンションウィンドウ最大値と、アービトレーションインターフレームスペース時間とを有する、請求項10記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つのアクセスパラメータは、平均ビットレートと、ピークビットレートとを有する、請求項10記載の方法。
  13. M−送信要求(MRTS)メッセージを送信することをさらに含む、請求項10記載の方法。
  14. M−送信承認(MCTS)メッセージを受信することをさらに含む、請求項10記載の方法。
  15. 前記MCTSメッセージは、ステアリングされている、または、ステアリングされていない、請求項14記載の方法。
  16. メッシュポイントにおいて、チャネルを選択する方法において、
    複数のチャネルを通して送信ビーコンをブロードキャストすることと、
    前記複数のチャネル上の1つ以上の受信信号を監視することと、
    前記1つ以上の受信信号の信号強度を決定することと、
    前記1つ以上の受信信号の信号強度に基づいて、前記複数のチャネルのうちからチャネルを選択することと
    を含む方法。
  17. 前記送信ビーコンは、メッシュポイント識別子を有する、請求項16記載の方法。
  18. 前記送信ビーコンは、前記メッシュポイントへのホップの数を示す値を有する、請求項16記載の方法。
  19. 前記送信ビーコンは、前記複数のチャネルのそれぞれにおいて動作するメッシュポイントの数を示す値を有する、請求項16記載の方法。
  20. 前記メッシュポイントは、最大の信号強度を有する受信ビーコンまたは負荷に対応するチャネルを選択する、請求項16記載の方法。
  21. 前記メッシュポイントは、最小量のトラフィックを有する、前記チャネルを選択する、請求項16記載の方法。
  22. 前記信号は、ビーコンまたは負荷を含む、請求項16記載の方法。
  23. コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータプログラム製品において、
    前記コンピュータ読取可能媒体は、
    データパケットを受信させる命令と、
    1つ以上のパケットキュー中に前記データパケットからのデータを記憶させる命令と、
    前記1つ以上のパケットキューからのデータを送信データパケットに集約させる命令と、
    送信機会期間の間に、前記送信データパケットを送信させる命令と
    を含むコンピュータプログラム製品。
  24. メッシュネットワーク中のメッシュポイントにおいて、トラフィックストリーム(TS)を管理する装置において、
    1つ以上のパケットキュー中にデータパケットからのデータを記憶するように構成された記憶モジュールと、
    前記1つ以上のパケットキューからのデータを送信データパケットに集約するように構成された集約モジュールと、
    送信機会期間の間に前記送信データパケットを送信するように構成された送信モジュールと
    を具備する装置。
  25. 前記1つ以上のパケットキューは、高いサービス品質のデータを記憶する第1のパケットキューと、利用可能な最高のサービス品質のデータを記憶する第2のパケットキューとを備える、請求項24記載の装置。
  26. 通信チャネルに対するアクセスのために競うように構成された競合モジュールをさらに具備する、請求項24記載の装置。
  27. データフローレートを制御するために、アービトレーションインターフレームスペース(AIFS)期間を調整するように構成された調整モジュールをさらに具備する、請求項24記載の装置。
  28. チャネルアクセス頻度を制御するために、アービトレーションインターフレームスペース(AIFS)期間を調整するように構成された調整モジュールをさらに具備する、請求項24記載の装置。
  29. データフローレートを制御するために、コンテンションアクセスウィンドウを調整するように構成された調整モジュールをさらに具備する、請求項24記載の装置。
  30. チャネルアクセス頻度を制御するために、コンテンションアクセスウィンドウを調整するように構成された調整モジュールをさらに具備する、請求項24記載の装置。
  31. データフローレートを制御するために、送信機会期間を調整するように構成された調整モジュールをさらに具備する、請求項24記載の装置。
  32. チャネルアクセス頻度を制御するために、送信機会期間を調整するように構成された調整モジュールをさらに具備する、請求項24記載の装置。
  33. 前記データパケットを受信するように構成された受信モジュールをさらに具備する、請求項24記載の装置。
  34. メッシュネットワーク中のメッシュポイントにおいて、トラフィックストリーム(TS)を管理する装置において、
    データパケットを受信する手段と、
    1つ以上のパケットキュー中に前記データパケットからのデータを記憶する手段と、
    前記1つ以上のパケットキューからのデータを送信データパケットに集約する手段と、
    送信機会期間の間に前記送信データパケットを送信する手段と
    を具備する装置。
  35. 前記1つ以上のパケットキューは、高いサービス品質のデータを記憶する第1のパケットキューと、利用可能な最高のサービス品質のデータを記憶する第2のパケットキューとを備える、請求項34記載の装置。
  36. 通信チャネルに対するアクセスのために競うように構成された競合手段をさらに具備する、請求項34記載の装置。
  37. データフローレートを制御するために、アービトレーションインターフレームスペース(AIFS)期間を調整する手段をさらに具備する、請求項34記載の装置。
  38. チャネルアクセス頻度を制御するために、アービトレーションインターフレームスペース(AIFS)期間を調整する手段をさらに具備する、請求項34記載の装置。
  39. データフローレートを制御するために、コンテンションアクセスウィンドウを調整する手段をさらに具備する、請求項34記載の装置。
  40. チャネルアクセス頻度を制御するために、コンテンションアクセスウィンドウを調整する手段をさらに具備する、請求項34記載の装置。
  41. データフローレートを制御するために、送信機会期間を調整する手段をさらに具備する、請求項34記載の装置。
  42. チャネルアクセス頻度を制御するために、送信機会期間を調整する手段をさらに具備する、請求項34記載の装置。
  43. メッシュポイントにおいて、チャネルを選択する装置において、
    複数のチャネルを通して送信ビーコンをブロードキャストする手段と、
    前記複数のチャネル上の1つ以上の受信ビーコンまたは負荷を監視する手段と、
    前記1つ以上の受信ビーコンの信号強度または負荷を決定する手段と、
    前記1つ以上の受信ビーコンの信号強度または負荷に基づいて、前記複数のチャネルのうちからチャネルを選択する手段と
    を具備する装置。
  44. 前記送信ビーコンは、メッシュポイント識別子を有する、請求項43記載の装置。
  45. 前記送信ビーコンは、前記メッシュポイントへのホップの数を示す値を有する、請求項43記載の装置。
  46. 前記送信ビーコンは、前記複数のチャネルのそれぞれにおいて動作するメッシュポイントの数を示す値を有する、請求項43記載の装置。
  47. 前記メッシュポイントは、最大の信号強度を有する受信ビーコンまたは負荷に対応するチャネルを選択する、請求項43記載の装置。
  48. 前記メッシュポイントは、最小量のトラフィックを有するチャネルを選択する、請求項43記載の装置。
  49. 信号は、ビーコンまたは負荷を含む、請求項43記載の装置。
  50. コンピュータプログラム製品において、
    コンピュータ読取可能媒体は、
    複数のチャネルを通して送信ビーコンをブロードキャストさせる命令と、
    前記複数のチャネル上の1つ以上の受信ビーコンまたは負荷を監視させる命令と、
    前記1つ以上の受信ビーコンの信号強度または負荷を決定させる命令と、
    前記1つ以上の受信ビーコンの信号強度または負荷に基づいて、前記複数のチャネルのうちからチャネルを選択させる命令と
    を含むコンピュータプログラム製品。
  51. メッシュネットワーク中で、第1のメッシュポイントと第2のメッシュポイントとの間のトラフィックストリーム(TS)を管理する装置において、
    少なくとも1つのアクセスパラメータを発生させる手段と、
    第1のメッシュポイントにおいて、前記少なくとも1つのアクセスパラメータを有するメッセージを発生させる手段と、
    前記第1のメッシュポイントから第2のメッシュポイントに前記メッセージを送信する手段と
    を具備し、
    前記メッセージは、前記第2のメッシュポイントによって使用するための少なくとも1つのアクセスパラメータを含む装置。
  52. 前記少なくとも1つのアクセスパラメータは、送信機会期間と、コンテンションウィンドウ最小値と、コンテンションウィンドウ最大値と、アービトレーションインターフレームスペース時間とを含む、請求項51記載の装置。
  53. 前記少なくとも1つのアクセスパラメータは、平均ビットレートと、ピークビットレートとを含む、請求項51記載の装置。
  54. M−送信要求(MRTS)メッセージを送信することをさらに備える、請求項51記載の装置。
  55. M−送信承認(MCTS)メッセージを受信することをさらに備える、請求項51記載の装置。
  56. 前記MCTSメッセージは、ステアリングされている、または、ステアリングされていない、請求項55記載の装置。
  57. コンピュータプログラム製品において、
    コンピュータ読取可能媒体は、
    少なくとも1つのアクセスパラメータを発生させる命令と、
    第1のメッシュポイントにおいて、前記少なくとも1つのアクセスパラメータを有するメッセージを発生させる命令と、
    前記第1のメッシュポイントから第2のメッシュポイントに前記メッセージを送信させる命令と
    を含み、前記メッセージは、前記第2のメッシュポイントによって使用するための少なくとも1つのアクセスパラメータを有するコンピュータプログラム製品。
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