JP2011181239A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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光昭 鈴木
Koichi Nonoyama
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Abstract

【課題】簡易で安価な回路構成でありながら二次側の開放状態時に、その開放電圧を高い精度で検出して制御することが可能な放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】放電灯点灯装置20は、インバータトランスT1と、ブリッジ回路23と、制御回路22とを備えるとともに、そのプリント基板に、インバータトランスT1の二次巻線部の、一次巻線部から最も離れた高圧側H2の近傍に、高圧側H2から二次巻線部に対して遠ざかる方向に所定の距離だけ離隔させて設けられた検知パターン17が設けられ、二次側の開放状態時に検知パターン17に誘起される、インバータトランスT1の駆動周波数と同一周波数の電圧に基づいた信号を制御回路22にフィードバックすることにより、開放電圧が制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電灯点灯装置に関し、特に、インバータトランスが搭載されるプリント基板に形成される検出用パターンによって、インバータトランスの二次側の開放状態を検出する技術に関する。
テレビジョン、パーソナルコンピュータなどの電子機器に用いられる液晶ディスプレイ装置は液晶が非発光のため、バックライト装置のような照明装置を必要とする。このバックライト装置の光源には放電灯が用いられており、そのような放電灯として冷陰極蛍光管が一般に用いられている。近年、液晶ディスプレイ装置の大型化に伴い、液晶テレビジョン装置等の大型の液晶ディスプレイ装置では、高輝度の表示を必要とするため、バックライト装置の光源には複数本の冷陰極蛍光管(CCFL)が用いられている。この複数本の冷陰極蛍光管を点灯させる放電灯点灯装置には、高電圧が必要であるため、インバータ回路のスイッチング部にて高周波電圧を発生させ、インバータトランスで昇圧して点灯に必要な高電圧を得て冷陰極蛍光管に印加している。
従来、放電灯点灯装置に用いられるインバータトランスは1出力型が一般的であり、1出力型の構造では、複数本の冷陰極蛍光管を点灯するために冷陰極蛍光管と同数のインバータトランスが必要となるため、大型の液晶ディスプレイ装置において、多数のインバータトランスを搭載する結果、バックライト装置が大型化してしまうという問題がある。このため、近年の放電灯点灯装置では、インバータトランスの二次巻線の両端に2本の放電灯が接続され、2本の放電灯のそれぞれの一端に逆位相の交流電圧を加えることにより2本の放電灯を点灯する方式が採用されるようになってきている(例えば、特許文献1の図5参照)。
特許文献1の図5に開示されているような放電灯点灯装置では、一般的に、インバータトランスの二次側が開放状態にあるときに、インバータトランスの二次側に過電圧が発生することを防止するための保護回路が設けられる。
図8は、従来の保護回路を設けた放電灯点灯装置の一例である放電灯点灯装置200の回路構成を示す図である。図8に示す放電灯点灯装置200は、制御回路202、制御回路202に接続されたフルブリッジ回路203、フルブリッジ回路203に接続されたインバータトランスT201を備えている。
放電灯点灯装置200において、制御回路202(一つのICにより構成されている)はフルブリッジ回路203を作動させ、フルブリッジ回路203はインバータトランスT201の一次側に駆動信号を送信し、インバータトランスT201は、その二次側の両端にそれぞれ接続された2本の放電灯(La201,La202)を駆動(点灯)するものである。
インバータトランスT201は、リーケージ型のインバータトランスであり、一次巻線W201と二次巻線W202が設けられている。二次巻線W202用の2つの出力端子のそれぞれには、2本の放電灯(La201,La202)のそれぞれの一端が接続され、2本の放電灯(La201,La202)のそれぞれの他端は、ともにGNDに接続されている(この例では、他端同士が互いに接続されるとともに、その接続点がGNDに接続されている)。放電灯点灯装置200は、インバータトランスT201の二次巻線W202用の2つの端子から2本の放電灯(La201,La202)の一端のそれぞれに逆位相の交流電圧が印加され、インバータトランスT201の一つの二次巻線W202で2本の放電灯(La201,La202)を駆動する構成となっている。
この二次巻線W202の両端のそれぞれには直列接続された2つのコンデンサ(C201、C202)の一端が接続され、他端はGNDに接続されている。2つのコンデンサ(C201、C202)の中間点と制御回路202とはダイオードD201を介して接続されている。
フルブリッジ回路203は、直流電源からの直流電圧Vinを入力して、制御回路202からの駆動パルス信号により高周波電圧をインバータトランスT201の一次側に入力し、二次側で昇圧させる。そして、この昇圧された電圧を二次巻線W202に接続された2本の放電灯(La201,La202)に印加し、2本の放電灯(La201,La202)を放電、点灯させている。
図8に示すように、制御回路202は、三角波回路(発振回路)210、エラーアンプ回路211、PWM回路212、及びロジック回路213を備えている。この制御回路202は、三角波回路210からの三角波出力をPWM回路212に入力して、2本の放電灯(La201,La202)のそれぞれに印加される交流電圧が分圧されてエラーアンプ回路211の反転入力部に入力されるようになっている。エラーアンプ回路211は、放電灯に応じた出力電圧をPWM回路212に出力し、PWM回路212は、三角波出力とエラーアンプ回路211の出力電圧を比較してパルス信号をロジック回路213に出力する。ロジック回路213は、三角波回路210の出力パルス信号とPWM回路212からの出力パルス信号により、フルブリッジ回路203へ入力するゲート信号を供給する。
ロジック回路213のゲート信号によりフルブリッジ回路203が動作し、インバータトランスT201の一次側の一次巻線W201に交流電流を流して、二次巻線W202に昇圧された電圧を誘起させて2本の放電灯(La201,La202)を駆動する。
制御回路202には、放電灯の調光を行うためのバースト信号を供給するバースト回路(図示略)が設けられている。この回路からの出力は、バースト信号となり、この信号によって、放電灯の電流をフィードバック制御するエラーアンプの反転入力をプルアップさせ、トランスの一次側を非作動にして、放電灯を断続的に作動させて調光ができるようになっている。
また、インバータトランスT201の二次側の両端に接続された2つのコンデンサ(C201、C202)で分圧された信号が、それぞれ、ダイオードD201を介して制御回路202のエラーアンプ回路211及び過電圧保護回路(図示略)に供給される。インバータトランスT201の二次側が半開放状態(2本の放電灯(La201,La202)のうちのどちらか1本の放電灯が抜けた開放状態)、あるいは、コネクタオープン(2本の放電灯(La201,La202)の両方がランプコネクタに未接続である開放状態)などの開放状態になった場合は、その開放電圧を2つのコンデンサ(C201、C202)で分圧された信号の電圧値が上昇し、この電圧が制御回路202にフィードバックされることで、フルブリッジ回路203の作動が停止される。
特開2005−12176号公報(図5)
ここで、図8に示した放電灯点灯装置200には、次のような問題があった。すなわち、放電灯装置200では、インバータトランスT201の二次側の開放電圧を検出するために、インバータトランスT201の二次側の両端のそれぞれに2つのコンデンサ(C201、C202)を設ける必要がある。これらのコンデンサには高い耐圧を要求される高圧コンデンサを用いる必要があるため、部品コストが高騰する要因となり、コストダウンが困難である。
また、放電灯点灯装置200では、インバータトランスT201の二次側の開放状態を検出する方法として、インバータトランスT201の二次側の両端に設けられた2つのコンデンサ(C201、C202)により分圧された出力電圧のみを検出してフィードバック制御するようにしているため、放電灯点灯装置200の動作制御上、半開放状態とコネクタオープンとの切り分けができず、放電灯点灯時の開放電圧をそれぞれの開放状態に応じた適切な電圧値に調整することができず、精度の高いフィードバック制御が困難である。
尚、インバータトランスT201の二次側の開放状態を検出する従来の手段として、三次巻線を備えたインバータトランスを用い、二次側の開放状態時に三次巻線に誘起される電圧をフィードバックする場合もあるが、このような放電灯点灯装置も、放電灯点灯装置200と同様の問題を有している。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡易で安価な回路構成でありながら、インバータトランスの二次側の開放状態時に、その開放電圧を高い精度で検出して制御することが可能な放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、さらに他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)ボビン、該ボビンの巻芯部の外周に巻回された一次巻線から構成される一次巻線部、及び、該ボビンの巻芯部の外周に巻回された二次巻線から構成される二次巻線部を含むインバータトランスと、前記インバータトランスが搭載されるプリント基板と、該インバータトランスを所定の駆動周波数で駆動するブリッジ回路と、該ブリッジ回路の作動を制御する制御回路とを備え、前記インバータトランスは、前記二次巻線部の少なくとも一端側が高圧側として構成され、該高圧側に放電灯の一端を接続して前記放電灯に交流電圧を印加することにより、前記放電灯を点灯する放電灯点灯装置であって、前記プリント基板は、該プリント基板に搭載された前記インバータトランスの前記二次巻線部の、前記一次巻線部から最も離れた前記高圧側の近傍に、該高圧側から前記二次巻線部に対して遠ざかる方向に所定の距離だけ離隔させて設けられた、第1の検知パターンを有しており、前記インバータトランスの二次側の開放状態時に前記第1の検知パターンに誘起される前記駆動周波数と同一周波数の電圧に基づいた信号を前記制御回路にフィードバックすることにより、開放電圧を制御することを特徴とする放電灯点灯装置(請求項1)。
本項に記載の放電灯点灯装置によれば、そのプリント基板が、第1の検知パターンを有しており、インバータトランスの二次側の開放状態時に第1の検知パターンに誘起されるインバータトランスの駆動周波数と同一周波数の開放電圧に基づいた信号を制御回路にフィードバックすることにより、この開放電圧を制御するために、高圧コンデンサまたは三次巻線を要することなく、開放電圧を高精度に制御することができる。
そして、高圧コンデンサが不要であることによって、部品及び実装工数の削減により製造コストを大幅に低減できる。また、インバータトランスに三次巻線が不要であることによって、三次巻線の巻線スペース及び二次巻線との絶縁スペースが削除できるため、インバータトランスの小型化が可能になる。更に、三次巻線及びその巻線工数がなくなるため、製造コストが低減し、インバータトランスの小型化に伴い、そのボビン及びコアのコストも低減される。
加えて、三次巻線を含むインバータトランスを用いた放電灯点灯装置から、本発明に係る放電灯点灯装置に切り替える場合でも、インバータトランスの変更は、ボビン、コア等に対する最小限の変更で済み、その他の部品は既存の部品を使用できるため、開発コストを殆ど要しない。
また、第1の検知パターンは、プリント基板上に設けられており、インバータトランスは、(通常はインバータトランスに設けられるボス等により)、プリント基板上に高精度に位置決めされて搭載されるため、インバータトランス(特に、その二次巻線部)と第1の検知パターンとの相対位置にばらつきがなく、開放電圧を高精度に検知することが可能となる。
また、本項に記載の放電灯点灯装置において、第1の検知パターンは、プリント基板に搭載されたインバータトランスの二次巻線部の、一次巻線部から最も離れた高圧側の近傍に、該高圧側の位置から前記二次巻線部に対して遠ざかる方向に所定の距離だけ離隔させて設けられるものであり、これによって、一次巻線部に発生する電圧の影響を受けることなく、二次巻線部に発生する開放電圧を高精度に検知することが可能となる。この際、前記所定の距離は、開放電圧を高精度に検知することと、二次巻線部と第1の検知パターンとの間の絶縁距離を確保することとのバランスを考慮しつつ、放電灯点灯装置の仕様等に応じて適切な距離が設定されるものであり、例えば、1mm程度とすることができる。
また、本項に記載の放電灯点灯装置は、その第1の検知パターンにより、インバータトランスの駆動周波数と同一周波数の開放電圧を検知するものであるため、例えば、アーク放電、コロナ放電などの高次の周波数成分を検知する場合と比較して、第1の検知パターンの形状を比較的簡素な形状(例えば、四角形状、円形状)とすることができ、プリント基板のパターン設計上有利である。尚、本発明において、インバータトランスの駆動周波数とは、放電灯点灯装置が安定動作している間の周波数(例えば、50kHz程度)だけではなく、放電灯点灯装置の始動時等にシフトアップされた周波数(例えば、70kHz程度)も含むものである。
(2)(1)項に記載の放電灯点灯装置において、前記インバータトランスの前記二次巻線部の両端側が高圧側として構成され、両方の高圧側のそれぞれに放電灯の一端を接続して前記放電灯に交流電圧を印加することにより、前記放電灯を点灯することを特徴とする放電灯点灯装置(請求項2)。
本項に記載の放電灯点灯装置において、インバータトンラスの二次巻線部の両端側には、互いに同位相の交流電圧が発生するものであっても、または、互いに逆位相の交流電圧が発生するものであってもよい。
(3)(2)項に記載の放電灯点灯装置において、前記インバータトランスの前記二次巻線部の両端側に互いに逆位相の交流電圧が発生し、前記プリント基板は、該プリント基板に搭載された前記インバータトランスの前記二次巻線部における交流電圧の中点電位部の近傍に設けられた第2の検知パターンをさらに有しており、前記インバータトランスの二次側の半開放状態時に前記第2の検知パターンに誘起される電圧に基づいた信号を前記制御回路にフィードバックすることにより、開放電圧を制御することを特徴とする放電灯点灯装置(請求項3)。
本項に記載の放電灯点灯装置によれば、全開放状態時に加えて、両方の高圧側のそれぞれに接続された放電灯の一端のどちらか一方が抜けた半開放状態時に、二次巻線部の両端間の出力バランスがくずれるために正常動作時における二次巻線部の中点電位部近傍に発生する異常電圧を第2の検知パターンにより検知し、これによって、開放電圧を制御することが可能となる。
尚、本項に記載の放電灯点灯装置において、二次巻線の巻線状態が二次巻線部の全体にわたって均等巻きである場合には、第2の検知パターンは、インバータトランスの二次巻線部における巻芯軸方向の中央部近傍に形成されるものである。
(4)(2)または(3)項に記載の放電灯点灯装置において、前記放電灯は2本の直管によって構成されており、前記インバータトランスの前記二次巻線部の両端のそれぞれには、前記2本の直管のそれぞれの一端が接続され、前記2本の直管のそれぞれの他端は、ともにGNDに接続されるか、または、GNDに接続されることなく互いに接続されていることを特徴とする放電灯点灯装置(請求項4)。
(5)(2)または(3)項に記載の放電灯点灯装置において、前記放電灯は1本のU字管によって構成されており、前記インバータトランスの前記二次巻線部の両端のそれぞれには、前記1本のU字管の両端のそれぞれが接続されることを特徴とする放電灯点灯装置(請求項5)。
本発明は、以上のように構成したことにより、簡易で安価な回路構成でありながら、二次側の開放状態時に、その開放電圧を高い精度で検出して制御することが可能な放電灯点灯装置を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態における放電灯点灯装置を模式的に示す回路構成図である。 図1に示す放電灯点灯装置に用いられるインバータトランスを示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図である。 図1に示す放電灯点灯装置において、検知回路の一例を具体的に示す回路構成図である。 図1に示す放電灯装置の一次巻線の両端の電圧波形を示す図であり、(a)は、本発明に係るフィードバック制御をしない場合の二次側開放時、(b)は、本発明に係るフィードバック制御をした場合の二次側開放時における図である。 図1に示す検知パターンに誘起される電圧波形を示す図であり、(a)は、正常動作時、(b)は、本発明に係るフィードバック制御をしない場合の二次側開放時、(c)は、本発明に係るフィードバック制御をした場合の二次側開放時における図である。 本発明の第2実施形態における放電灯点灯装置を模式的に示す回路構成図である。 (a)及び(b)は、それぞれ、図6に示す放電灯点灯装置において、検知回路の例を具体的に示す回路構成図である。 従来の放電灯点灯装置の一例の概略の回路構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態における放電灯点灯装置20の概略の回路構成を示す図である。図1に示す放電灯点灯装置20は、制御回路22、制御回路22に接続されたフルブリッジ回路23、フルブリッジ回路23に接続されたインバータトランスT1を備えている。
放電灯点灯装置20は、例えば大型液晶TV用に好適な放電灯点灯装置またはその一部に相当するものであり、制御回路22(一つのICにより構成されている)はフルブリッジ回路23の作動を制御し、フルブリッジ回路23はインバータトランスT1の一次巻線W1に所定の駆動周波数を有する駆動信号を送信し、インバータトランスT1は、二次巻線W2に接続された2本の放電灯(La1,La2)を駆動する。
本実施形態で用いられるインバータトランスT1は、その二次巻線部の両端側が高圧側として構成されており、二次巻線W2の両端子H1、H2のそれぞれに、2本の直管から構成される放電灯(La1,La2)のそれぞれの一端が接続されている。また、2本の放電灯(La1,La2)のそれぞれの他端は、ともにGNDに接続されている(この例では、他端同士が互いに接続されるとともに、その接続点がGNDに接続されている)。また、後述するように、放電灯点灯装置20は、二次巻線W2の一方の高圧側H2に、検知パターン(第1の検知パターン)17を有しており、検知パターン17は、検知回路24を介して制御回路22に接続される。
制御回路22は、図8に示した従来の放電灯点灯装置200の制御回路202と同様な構成を有するため、詳細な図示および説明は省略する。
フルブリッジ回路23は、直流電源からの電圧Vin(図示は省略する)を入力して、制御回路22からの駆動パルス信号により、インバータトランスT1の一次巻線部を構成する一次巻線W1に高周波電圧を入力し、二次巻線W2で昇圧させる。そして、この昇圧された電圧を二次巻線W2に接続された2本の放電灯(La1,La2)に印加し、2本の放電灯を放電、点灯させている。また、放電灯点灯装置20には、インバータトランスT1の二次側にリーケージインダクタンスと容量による共振回路が構成されている。
放電灯点灯装置20は、インバータトランスT1の二次巻線W2の両端H1、H2に接続された2本の放電灯(La1,La2)の一端のそれぞれに逆位相の交流電圧が印加され、インバータトランスT1の二次巻線W2で2本の放電灯(La1,La2)を駆動する構成となっている。
ここで、図1に示すインバータトランスT1の構成の詳細について、図2を参照して説明する。図2に示すインバータトランスT1は、例えばNi−Zn系フェライト材からなる2つのU型コア2A、2Bと、例えば液晶ポリマー等の合成樹脂により矩形筒状に成形されたボビン3と、ボビン3の外周に巻回された一次巻線W1及び二次巻線W2からそれぞれ構成される一次巻線部4及び二次巻線部5を備えている。一次巻線部4及び二次巻線部5は、ボビン3の巻芯部10の中心軸方向に沿って所定の間隔を空けて配設されている。
コア2A、2Bは、それぞれの一方の脚がボビン3の中央孔に挿入され、ボビン3の外側に配置される他方の脚とともに、コア2A、2Bの対向面を突き合わせて接合することにより、一体のUU型コア2を構成するものである。また、ボビン3には、一次巻線用入力端子14a,14b及び二次巻線用出力端子16a,16bが植設されている。
ボビン3は、巻芯部10を分割する複数のフランジを有しており、第1のフランジ11aと第2のフランジ11bの間には、一次巻線部4が形成される第1の巻芯部10a(図2(b)の点線部)が設けられ、第2のフランジ11bと第3のフランジ11cの間には、一次巻線部4と二次巻線部5との間の絶縁距離を形成する空間溝部12aが設けられている。また、第3のフランジ11cと第5のフランジ11eの間には、二次巻線部5が形成される第2の巻芯部10b(図2(b)の点線部)が設けられている。さらに、第2の巻芯部10bは、複数(図2では7個)の第4のフランジ11dによって分割されており、二次巻線部5は分割巻きにて巻回される。
ボビン3の両端には、第1のフランジ11aによって仕切られた第1の端子台13aと第5のフランジ11eによって仕切られた第2の端子台13bが設けられており、さらに、ボビン3の、第2のフランジ11bから第3のフランジ11cにまたがる部分の一方の側面には第3の端子台13cが設けられている。
第1の端子台13aには一次巻線用入力端子14a,14bが、第2の端子台13b及び第3の端子台13cには、それぞれ二次巻線用出力端子16b,16aが植設されている。すなわち、一次巻線用入力端子14a,14bは、ボビン3の一端に配置されて巻芯部10の中心軸方向に延び、二次巻線用出力端子16a,16bは、ボビン3の一方の側面から一次巻線用入力端子14a,14bに対して直角方向に延びている。
そして、インバータトランスT1において、二次巻線W2の高圧側の一端H1は、二次巻線部5の第3のフランジ11c付近に配置されるように構成されて、一次巻線部4に対して近い側の二次巻線用出力端子16aに接続され、他端H2は、第5のフランジ11e付近に配置されるように構成されて、一次巻線部4に対して遠い側の二次巻線用出力端子16bに接続される。
ここで、放電灯点灯装置20は、そのプリント基板(図示は省略する)に設けられた検知パターン(第1の検知パターン)17を有しており、この検知パターン17は、インバータトランスT1がプリント基板上に搭載されたときに、インバータトランスT1の二次巻線部5の、一次巻線部4に対して最も離れた(すなわち、本実施形態では、近いほうの高圧側H1ではなく遠い方の)高圧側H2の近傍となる位置に形成されている。さらに、検知パターン17は、高圧側H2から二次巻線部5に対して遠ざかる方向に所定の距離だけ離隔させて設けられるものであり、本実施形態では、検知パターン17を略四角形状とするとともに、二次巻線部5の第5のフランジ11e側の最外端から、検知パターン17の二次巻線部5に最も近い一辺までの距離を1mm程度とすることによって、この距離(絶縁距離)が確保されている。そして、検知パターン17は、その全体がボビン3の端子台13bの下面にほぼ覆われる程度の大きさに形成されており、検出用パターン17から、インバータトランスT1の外側に向かって配線パターン18が引き出されている。
尚、本発明に係る検知パターン17は、形成位置に関する上記の条件を満たす限り、その形状及び大きさは、任意の適切なものとすることができる。例えば、検知パターン17の形状を円形状とするものであっても、または、端子台13bの下面から(二次巻線部5から遠ざかる方向に)露出するものであってもよい。
通常、インバータトランスT1は、ボビン3から下方に突出したボス21がプリント基板に形成されたガイド孔に嵌めこまれることによって位置決めされ、一次巻線用入力端子14a,14bと二次巻線用出力端子16a,16bとがプリント基板に形成された接続用パッドに半田付けされることによって固定される。
放電灯点灯装置20は、そのプリント基板の所定の位置に検知パターン17を設けることにより、インバータトランスT1の二次側が開放状態のときに、検知パターン17に誘起されるインバータトランスT1の駆動周波数と同一周波数の異常電圧を検知し、検出抵抗R1及びダイオードD1からなる検知回路24(図3参照)を介して、この異常電圧を整流した電圧信号を制御回路22にフィードバックすることによって、インバータトランスT1の二次側に過電圧が発生しないように、その開放電圧を制御するものである。
次に、図4及び図5を参照して、本実施形態における放電灯点灯装置20において、開放電圧の制御動作の一例について説明する。図4は、インバータトランスT1の二次側の全開放状態(2本の放電灯(La1,La2)の両方がランプコネクタに接続されていない場合)において、インバータトランスT1の一次巻線部4の両端に印加される電圧波形を示す図であり、図4(a)は、検知パターン17に誘起される電圧を制御回路22にフィードバックしない場合、図4(b)は、検知パターン17に誘起される電圧を制御回路22にフィードバックした場合を示している。
検知パターン17に誘起される電圧を制御回路22にフィードバックしない場合、図4(a)に示すように、電圧波形のデューティ比は最大の状態となっている(オン時間は約5μs)が、一方、検知パターン17に誘起される電圧を制御回路22にフィードバックした場合には、図4(b)に示すように、電圧波形のデューティ比は減少し(オン時間は約2.5μs)、制御回路22にフィードバックされる電圧信号に応じて、インバータトランスT1に投入される電力を減少させ、二次側に発生する開放電圧を抑制するための制御が良好に機能していることが分かる。
このことは、さらに、図5に示す検知パターン17に誘起される電圧波形から確認することができる。ここで、図5(a)は、正常動作時(インバータトランスT1の二次巻線部5の両端に接続された2本の放電灯(La1,La2)の両方がランプコネクタに正常に接続されている場合)において、検知パターン17に誘起される電圧波形を示し、図5(b)は、インバータトランスT1の二次側の全開放状態(2本の放電灯(La1,La2)の両方がランプコネクタに接続されていない場合)において、検知パターン17に誘起される電圧を制御回路22にフィードバックしない場合に、検知パターン17に誘起される電圧波形を示し、図5(c)は、インバータトランスT1の二次側の全開放状態において、検知パターン17に誘起される電圧を制御回路22にフィードバックした場合に、検知パターン17に誘起される電圧波形を示している。
図5(a)に示すように、正常動作時に、検知パターン17に誘起される電圧は、ピーク値で約11.4V程度の値である。これに対して、二次側の全開放状態時に、検知パターン17に誘起される電圧を制御回路22にフィードバックしないと、インバータトランスT1の二次側に異常に高い開放電圧が発生し、それに伴って、図5(b)に示すように、検知パターン17には、ピーク値で約24.6Vを示す高い電圧が誘起される。一方、検知パターン17に誘起される電圧を制御回路22にフィードバックした場合、図5(c)に示すように、検知パターン17に誘起される電圧は、ピーク値で約14.2Vまで低下し、これによって、インバータトランスT1の二次側に開放電圧が低下するように、フィードバック制御されていることが分かる。
このように本実施形態における放電灯点灯装置20では、そのプリント基板の所定の位置に検知パターン17を設けたことによって、インバータトランスT1の二次側が開放状態のときに誘起される異常電圧を、インバータトランスT1の一次側の影響を受けることなく、検知パターン17により高精度に検知し、放電灯点灯装置20の動作をフィードバック制御することが可能となるため、インバータトランスT1の二次側の開放電圧を、開放状態に応じた適切な電圧値に調整することができる。
また、放電灯点灯装置20における検知パターン17は、プリント基板上に他の配線パターンを形成する工程と同時にパターンとして追加するだけでよく、プリント基板のサイズは従来と同等でよい上、既存の部品をそのまま用いることができるため、新たな部品あるいは新たな作業工程を追加する必要はない。また、放電灯点灯装置20では、インバータトランスT1の二次巻線部の両端のそれぞれに2つのコンデンサ(放電灯点灯装置200のC201、C202)を設ける必要がなく、三次巻線部を備えたインバータトランスを用いる必要もないため、部品コストおよび作業工数を低減することができる。
また、検知パターン17は、基板製作時に他の配線パターンと一緒にプリント基板に形成されるため、位置精度が高く、また、インバータトランスT1はボビン3の下方部に突出したボス21がプリント基板に形成されたガイド孔に嵌め込まれることによって位置決めされるため、インバータトランスT1と検知パターン17との間の寸法精度が高い。これによって、検知パターン17は、高い検出精度でもって異常電圧を検出することができる。このように、本実施形態による放電灯点灯装置20は、簡易で安価な回路構成でありながら二次側の開放状態時に、その開放電圧を高い精度で検出して制御することが可能な放電灯点灯装置を提供することができる。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態における放電灯点灯装置30の概略の回路構成を示す図である。本実施形態における放電灯点灯装置30は、中点電圧用の検知パターン(第2の検知パターン)27と、検知パターン27の追加に対応する検知回路28を備える点で、上述した第1実施形態における放電灯点灯装置20と異なるものであり、以下の説明では、第1実施形態と重複する部分の説明は省略し、その相違点のみを詳述する。
放電灯点灯装置30は、そのプリント基板(図示は省略する)に設けられた検知パターン(第2の検知パターン)27をさらに有しており、この検知パターン27は、インバータトランスT1がプリント基板上に搭載されたときに、インバータトランスT1の二次巻線部5における交流電圧の中点電位部の近傍となる位置に形成されている。
尚、図6には、検知パターン27が円形状のパターンとして示されているが、本発明は、検知パターン27の形状及び大きさによって限定されるものではなく、検知パターン27として、任意の適切な形状及び大きさのパターンを使用できるものである。
また、インバータトランスT1の二次巻線部5における交流電圧の中点電位部は、インバータトランスT1の二次巻線W2が均等巻きされている場合には、二次巻線部5における巻芯軸方向の幾何学的中央部に略一致するが、本実施形態におけるインバータトランスT1は、二次巻線W2が均等巻きされておらず、その中点電位部が幾何学的中央部からずれている場合を含むものである。
ここで、検知回路28は、その基本構成を図7(a)に示すように、検出抵抗R1及びダイオードD1からなる、検知パターン17のための検知回路要素の出力端と、検出抵抗R2及びダイオードD2からなる検知パターン27のための検知回路要素の出力端とを接続し、その接続点を制御回路22に接続したものである。これによって、常に、検出抵抗R1によって検出される電圧と検出抵抗R2によって検出される電圧がそれぞれ整流され、いずれか高い方の電圧が制御回路22にフィードバックされることになる。
また、検知回路28は、図7(b)に示すように、抵抗R2及びダイオードD2からなる検知パターン27のための検知回路要素の出力端を、ボルテージフォロアに接続されたオペアンプ29及びダイオードD3を介して、抵抗R1及びダイオードD1からなる検知パターン17のための検知回路要素の出力端と接続するものであってもよく、これによって、検知パターン27に誘起される電圧を、より確実に制御回路22にフィードバックすることができる。
放電灯点灯装置30では、放電灯(La1,La2)のどちらか一方が抜けた半開放状態(例えば、放電灯La1が抜けた半開放状態)において、二次巻線W2の両端間の出力バランスがくずれるため、二次巻線W2の一方端(放電灯が開放状態になっている側)には正常よりも大きな交流電圧が発生する一方、他端(放電灯が開放状態になっていない側)にはほとんど電圧が発生しないため、正常動作時における二次巻線部5の中点電位部でそれぞれの電圧が打ち消しあうことが無く、半開放状態による高い電圧が発生する。そして、検出用パターン27は、この半開放状態における異常電圧を検知するものである。
放電灯点灯装置30は、このように、検知パターン17に加えて、プリント基板の所定の位置に中点電位用の検知パターン27を設けたことによって、半開放状態のときに誘起される異常電圧を検知パターン27により検出し、放電灯点灯装置30の動作をフィードバック制御することが可能となるため、インバータトランスT1の二次側が全開放状態の場合だけなく、半開放状態の場合にも、開放電圧をそれぞれの開放状態に応じた適切な電圧値に調整することができる。
尚、上述した実施形態を通じて、プリント基板における検知ターン17、27の形成面は、その検知精度に鑑みれば、インバータトランスT1の実装面とすることが望ましいが、設計仕様等に応じて、プリント基板の内層面あるいは裏面(実装面ではない反対面)であってもよい。
以上、本発明を好ましい実施形態によって説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で、例えば以下に記載したような、種々の変形や応用が可能である。
インバータトランスを構成するコア形状は、UU型に限定されるものではなく、CI型など、他のコア形状であってもよく、また、コア材質も、Ni−Zn系フェライトに限定されるものではなく、例えば、Mn−Zn系あるいはMn−Zn系とNi−Zn系フェライトの組み合わせなどが適用可能である。
また、放電灯点灯装置の回路構成は、実施形態の回路構成に限定されるものではなく、様々な構成が適用可能である。例えば、ブリッジ回路はハーフブリッジ回路であってもよく、または、プッシュプル回路であってもよい。
また、第1実施形態における放電灯点灯装置20において、二次巻線W2の一端側H1を低圧側としてGNDに接続し、他端側H2のみを高圧側として、1本の放電灯の一端を接続するものであってもよい。
さらに、本発明に係るインバータトランスの二次巻線部は、2つの二次巻線要素のそれぞれの両端側を高圧側と低圧側とし、これら2つの二次巻線要素の低圧側同士をGNDに接続してなるものであってもよく、この場合、それぞれの二次巻線要素の高圧側である二次巻線部の両端側に接続された放電灯に、同位相の電圧を印加するものであってもよい。この際、本発明に係るインバータトランスは、所謂ツイン・トランスのような一体のトランス部品として構成されるものであってもよく、または、複数のトランス部品を接続して構成されるものであってもよい。
また、第1及び第2実施形態における放電灯点灯装置20、30において、2本の直管により構成される放電灯は、一端がインバータトランスの二次巻線部の両端に接続される2本の放電灯のそれぞれの他端が、GNDに接続されることなく互いに接続されるものであってもよい。
さらに、第1及び第2実施形態における放電灯点灯装置20、30において、インバータトランスの二次巻線部の両端に接続される放電灯の構成は、2本の直管による構成に限定されず、1本のU字管またはコ字管により構成され、インバータトランスの二次巻線部の両端のそれぞれに、U字管またはコ字管の両端のそれぞれが接続されるものであってもよい。この場合、インバータトランスの二次側負荷の半開放状態は、1本のU字管またはコ字管のいずれかの一端が開放状態の場合である。
2:UU型コア、2A,2B:U型コア、3:ボビン、4:一次巻線部、5:二次巻線部、10:巻芯部、10a:第1の巻芯部、10b:第2の巻芯部、11a:第1のフランジ、11b:第2のフランジ、11c:第3のフランジ、11d:第4のフランジ、11e:第5のフランジ、12a:空間溝部、13a:第1の端子台、13b:第2の端子台、13c:第3の端子台、14a,14b:一次巻線用入力端子、16a,16b:二次巻線用出力端子、17:検知パターン(第1の検知パターン),27:検知パターン(第2の検知パターン)、18:配線パターン、20,30:放電灯点灯装置、22:制御回路、23:フルブリッジ回路、24、28:検知回路、29:オペアンプ、D1,D2,D3:ダイオード、H1,H2:二次巻線部の高圧側、La1,La2:放電灯、R1,R2:検出抵抗、T1:インバータトランス、W1:一次巻線、W2:二次巻線

Claims (5)

  1. ボビン、該ボビンの巻芯部の外周に巻回された一次巻線から構成される一次巻線部、及び、該ボビンの巻芯部の外周に巻回された二次巻線から構成される二次巻線部を含むインバータトランスと、前記インバータトランスが搭載されるプリント基板と、該インバータトランスを所定の駆動周波数で駆動するブリッジ回路と、該ブリッジ回路の作動を制御する制御回路とを備え、前記インバータトランスは、前記二次巻線部の少なくとも一端側が高圧側として構成され、該高圧側に放電灯の一端を接続して前記放電灯に交流電圧を印加することにより、前記放電灯を点灯する放電灯点灯装置であって、
    前記プリント基板は、該プリント基板に搭載された前記インバータトランスの前記二次巻線部の、前記一次巻線部から最も離れた前記高圧側の近傍に、該高圧側から前記二次巻線部に対して遠ざかる方向に所定の距離だけ離隔させて設けられた、第1の検知パターンを有しており、
    前記インバータトランスの二次側の開放状態時に前記第1の検知パターンに誘起される前記駆動周波数と同一周波数の電圧に基づいた信号を前記制御回路にフィードバックすることにより、開放電圧を制御することを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記インバータトランスの前記二次巻線部の両端側が高圧側として構成され、両方の高圧側のそれぞれに放電灯の一端を接続して前記放電灯に交流電圧を印加することにより、前記放電灯を点灯することを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記インバータトランスの前記二次巻線部の両端側に互いに逆位相の交流電圧が発生し、前記プリント基板は、該プリント基板に搭載された前記インバータトランスの前記二次巻線部における交流電圧の中点電位部の近傍に設けられた第2の検知パターンをさらに有しており、前記インバータトランスの二次側の半開放状態時に前記第2の検知パターンに誘起される電圧に基づいた信号を前記制御回路にフィードバックすることにより、開放電圧を制御することを特徴とする請求項2に記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記放電灯は2本の直管によって構成されており、前記インバータトランスの前記二次巻線部の両端のそれぞれには、前記2本の直管のそれぞれの一端が接続され、前記2本の直管のそれぞれの他端は、ともにGNDに接続されるか、または、GNDに接続されることなく互いに接続されていることを特徴とする請求項2または3に記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記放電灯は1本のU字管によって構成されており、前記インバータトランスの前記二次巻線部の両端のそれぞれには、前記1本のU字管の両端のそれぞれが接続されることを特徴とする請求項2または3に記載の放電灯点灯装置。
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