JP5348407B2 - インバータトランスおよび放電灯点灯装置 - Google Patents

インバータトランスおよび放電灯点灯装置 Download PDF

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本発明は、インバータトランスおよび放電灯点灯装置に関し、特に、二次側負荷の電流の変動を検出可能なインバータトランス、及び、二次側負荷である放電灯の管電流の変動を検出可能な放電灯点灯装置に関する。
テレビジョン、パーソナルコンピュータなどの電子機器に用いられる液晶ディスプレイ装置は液晶が非発光のため、バックライト装置のような照明装置を必要とする。このバックライト装置の光源には放電灯が用いられており、そのような放電灯として冷陰極蛍光管が一般に用いられている。近年、液晶ディスプレイ装置の大型化に伴い、液晶テレビジョン装置等の大型の液晶ディスプレイ装置では、高輝度の表示を必要とするため、バックライト装置の光源には複数本の冷陰極蛍光管(CCFL)が用いられている。この複数本の冷陰極蛍光管を点灯させる放電灯点灯装置には、高電圧が必要であるため、インバータ回路のスイッチング部にて高周波電圧を発生させ、インバータトランスで昇圧して点灯に必要な高電圧を得て冷陰極蛍光管に印加している。
従来、バックライト装置に用いられる放電灯点灯装置において、輝度調整を行うために、インバータトランスの二次巻線と放電灯との間に補助トランスを設けて、この補助トランスによって放電灯に流れる電流を検出し、検出された電流を全波整流部によって全波整流した後、この全波整流部からの電圧に基づいて一次電圧のPWMデューティを制御する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載のバックライトインバータでは、電流検出用の補助トランスを必要とするため、回路の部品数が増えて、バックライトインバータのコストが高騰する。また、補助トランスは、高圧側に設けられるため大型のものが必要となり、ひいては、バックライトインバータそのものの大型化につながるという問題がある。
この問題に関連して、変圧器のコアの内部に電流検出用巻線を設け、この電流検出巻線により二次巻線に流れる電流を検出する方法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に記載された磁気漏れ変圧器では、磁気回路からの漏れ磁束が通過する位置に、磁気材料から成る第2のコア部材を設けるとともに、その第2のコア部材に、漏れ磁束を検出するための巻線を取付けることにより、電力損失が生じず、構造が複雑化することなしに、電流検出が行えるとしている。
特開2008−16420号公報 特開2000−340441号公報
しかしながら、特許文献2に記載されたような磁気漏れ変圧器では、電流検出巻線が二次巻線の近辺である変圧器のコアの内部に設けられており、二次巻線に対する電流検出巻線の耐圧の確保が困難であるという問題がある。さらに、磁気回路からの漏れ磁束が通過する位置に設けられる第2のコア部材(磁気漏れ鉄心)が必要であり、部品点数が増えて、コストが高騰するという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡易で安価な構造でありながら二次側負荷の電流の変動を検出可能なインバータトランス、及び、二次側負荷である放電灯の管電流の変動を高い精度で検出し、放電灯の駆動制御が可能な放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、さらに他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)ボビンと、前記ボビンの巻芯部の外周に巻回された一次巻線から構成される一次巻線部と、前記ボビンの巻芯部の外周に巻回された二次巻線から構成される少なくとも1つの二次巻線部と、磁気材料からなるとともにその一部が前記ボビンの巻芯部の内側に挿入されて磁気回路を形成するコア部材と、を備えるインバータトランスであって、前記ボビンの、前記一次巻線部および前記二次巻線部の両方に近接するとともに、前記一次巻線および前記二次巻線に鎖交する相互磁束が通過せず、かつ、前記磁気回路からの漏れ磁束のみが通過する位置に巻回される、前記漏れ磁束を検出するための検出巻線を備えることを特徴とするインバータトランス(請求項1)。
(2)(1)項に記載のインバータトランスであって、前記二次巻線部は、前記一次巻線部を挟むように該一次巻線部の両側に配置される2つの二次巻線部からなることを特徴とするインバータトランス(請求項2)。
(3)(1)または(2)項に記載のインバータトランスにおいて、前記ボビンの前記一次巻線部と前記二次巻線部との間に突出部が設けられ、前記検出巻線は、前記突出部に巻回された巻線からなることを特徴とするインバータトランス(請求項3)。
(4)(1)から(3)のいずれか1項に記載のインバータトランスと、該インバータトランスを所定の駆動周波数で駆動するブリッジ回路と、該ブリッジ回路の作動を制御する制御回路とを備え、前記インバータトランスの二次巻線部に放電灯が接続され、該放電灯に交流電圧を加えることにより前記放電灯を点灯する放電灯点灯装置であって、前記インバータトランスに備えられた検出巻線によって前記インバータトランスの漏れ磁束を検出し、前記放電灯に流れる管電流の変動に応じた前記漏れ磁束の変動によって前記検出巻線に生じる検出電流を前記制御回路にフィードバックすることにより、前記ブリッジ回路の作動を制御することを特徴とする放電灯点灯装置(請求項4)。
(5)ボビン、前記ボビンの巻芯部の外周に巻回された一次巻線から構成される一次巻線部、前記ボビンの巻芯部の外周に巻回された二次巻線から構成される少なくとも1つの二次巻線部、および磁気材料からなるとともにその一部が前記ボビンの巻芯部の内側に挿入されて磁気回路を形成するコア部材を含むインバータトランスと、該インバータトランスが実装されるプリント基板と、前記インバータトランスを所定の駆動周波数で駆動するブリッジ回路と、該ブリッジ回路の作動を制御する制御回路とを備え、前記インバータトランスの二次巻線部に放電灯が接続され、該放電灯に交流電圧を加えることにより前記放電灯を点灯する放電灯点灯装置であって、前記プリント基板には、該プリント基板に実装された前記インバータトランスの外形の範囲内の、前記一次巻線部および前記二次巻線部の両方に近接するとともに、前記一次巻線および前記二次巻線に鎖交する相互磁束が通過せず、かつ、前記磁気回路からの漏れ磁束のみが通過する位置に、該漏れ磁束を検出するための検出コイルを備えており、前記漏れ磁束の変化によって前記検出コイルに生じる検出電流を前記制御回路にフィードバックすることにより、前記ブリッジ回路の作動を制御することを特徴とする放電灯点灯装置(請求項5)。
(6)(5)項に記載の放電灯点灯装置において、前記インバータトランスの前記二次巻線部は、前記一次巻線部を挟むように該一次巻線部の両側に配置される2つの二次巻線部からなることを特徴とする放電灯点灯装置(請求項6)。
(7)(5)または(6)項に記載の放電灯点灯装置において、前記検出コイルは、前記インバータトランスが実装されるプリント基板の、前記一次巻線部と前記二次巻線部の両方に近接した位置に配設される空芯コイルからなることを特徴とする放電灯点灯装置(請求項7)。
(8)(5)または(6)項に記載の放電灯点灯装置において、前記検出コイルは、前記インバータトランスが実装されるプリント基板の、前記一次巻線部と前記二次巻線部の両方に近接した位置に形成されたコイルパターンからなることを特徴とする放電灯点灯装置(請求項8)。
本発明は、以上のように構成したことにより、簡易で安価な構造でありながら二次側負荷の電流の変動を検出可能なインバータトランス、及び、インバータトランスを用いて二次側負荷である放電灯の管電流の変動を高い精度で検出し、放電灯の駆動制御が可能な放電灯点灯装置を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態におけるインバータトランスを示す図であり、(a)は、その外観を示す斜視図、(b)は上面図である。 図1に示すインバータトランスに発生する磁束の流れを示す模式図である。 本発明の第2実施形態における放電灯点灯装置の概略の回路構成を示す図である。 本発明の第3実施形態におけるインバータトランスを示す図であり、(a)は、その外観を示す斜視図、(b)は上面図である。 本発明の第4実施形態におけるインバータトランスを示す上面図である。 本発明の第5実施形態における放電灯点灯装置のインバータトランス部分を示す図であり、(a)は、インバータトランスをプリント基板に実装する前の組立て図、(b)は、インバータトランスをプリント基板に実装した状態の斜視図、(c)は、インバータトランスをプリント基板に実装した状態の上面図である。 本発明の第5実施形態における放電灯点灯装置の概略の回路構成を示す図である。 本発明の第6実施形態における放電灯点灯装置のインバータトランス部分を示す図であり、(a)は、インバータトランスをプリント基板に実装する前の組立て図、(b)は、インバータトランスをプリント基板に実装した状態の上面図である。 本発明の第6実施形態における放電灯点灯装置の概略の回路構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1(a)は、本発明の第1実施形態におけるインバータトランスT1の外観を示す斜視図であり、図1(b)は、インバータトランスT1の上面図である。図1に示すインバータトランスT1は、例えばNi−Zn系フェライト材からなる二つのU型コア2A、2Bと、例えば液晶ポリマー等の合成樹脂により矩形筒状に成形されたボビン3と、ボビン3の外周に巻回された一次巻線、二次巻線からそれぞれ構成される一次巻線部4、二次巻線部5を備えている。一次巻線部4、二次巻線部5は、ボビン3の巻芯部の中心軸方向に沿って、所定の間隔を空けて、この順番に並べて配設されている。
コア2A、2Bは、それぞれの一方の脚がボビン3の中央孔に挿入され、ボビン3の外側に配置される他方の脚とともに、コア2A、2Bの対向面を突き合わせて接合することにより、一体のUU型コア2を構成し、コア2は磁気回路を形成している。また、ボビン3には、一次巻線用入力端子7が端子台6Aに、二次巻線用出力端子8A、8Bがそれぞれ、端子台6B、端子台6Cに植設されている。
インバータトランスT1において、コア2の一方の脚に装着されるボビン3は、一次巻線部4と二次巻線部5との間に、コア2の他方の脚(ボビン3の外側に配置される側の脚)に向かって延出する突出部9を有しており、この突出部9の外周にはコイルが巻回されて、検出巻線10を構成している。また、突出部9には、コア2の上記他方の脚の下側に配置されるように、検出巻線10用の出力端子が植設されている。
ここで、図2を用いて、検出巻線10の作用について説明する。
図2は、インバータトランスT1に発生する磁束の流れを示す模式図を示している。図2において、一次巻線部4および二次巻線部5の内側のコア部分には、コア2Aとコア2Bの結合によって生じる磁路に沿って、一次巻線と二次巻線の両方に鎖交する相互磁束Φmが流れる。さらに、一次巻線部4および二次巻線部5には、それぞれ、コア2の内周に沿って形成される磁路に沿って漏れ磁束ΦL1が発生し、コア2の外側に向かって形成される磁路に沿って漏れ磁束ΦL2が発生する。
インバータトランスT1において、突出部9(図示省略)は、ボビン3の一次巻線部4と二次巻線部5との間に、コア2Aの(ボビン3の外側に配置される)他方の脚に向かって延出するように設けられ、また、非磁性体により形成されていることから、一次巻線と二次巻線の両方に鎖交する相互磁束Φmは突出部9内を通過せず、漏れ磁束ΦL1のみが通過する。そして、検出巻線10は、この突出部9に巻回されているため、相互磁束Φmは検出巻線10と鎖交せず、漏れ磁束ΦL1のみが鎖交するものである。これによって、検出巻線10は、コア2、一次巻線部4、及び二次巻線部5によって形成される磁気回路の磁気特性に影響を与えることなく、漏れ磁束ΦL1のみを検出することができる。
ここで、インバータトランスT1を用いた負荷駆動装置において、二次側に負荷が接続されて、一次側からの駆動信号によって負荷を駆動する場合、二次側に流れる負荷電流が変動すると、負荷電流に比例して漏れ磁束ΦL1,ΦL2の大きさが変動し、検出巻線10に流れる電流は、これらの漏れ磁束ΦL1,ΦL2のうち、漏れ磁束ΦL1の大きさに比例して変動する。
このように、本実施形態によるインバータトランスT1は、ボビン3の、一次巻線部4および二次巻線部5の両方に近接するとともに、一次巻線および二次巻線に鎖交する相互磁束Φmが通過せず、かつ、磁気回路からの漏れ磁束ΦL1が通過する位置に突出部9を設け、この突出部9に検出巻線10を備えたことにより、磁気回路の主磁束である相互磁束Φmの変動を検出することがなく、漏れ磁束ΦL1の変動、すなわち、負荷電流の変動のみを検出できるため、簡易で安価な構造でありながら二次側の負荷電流の変動を精度よく検出することができる。
また、負荷駆動装置において、検出巻線10に流れる電流を電圧に変換して一次側にフィードバックすることにより、二次側の負荷電流を高精度に制御しつつ負荷を駆動することができる。
さらに、本実施形態におけるインバータトランスT1では、突出部9は、UU型コア2の一方の脚に装着されるボビン3に、他方の脚に向かって延出するように設けられるため、ボビン3の突出部9を構成する部分がインバータトランスT1の外方に突出することはなく、インバータトランスT1そのものが大型化することはない。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態における放電灯点灯装置について説明する。図3は、インバータトランスT1を用いた放電灯点灯装置20の概略の回路構成を示す図である。図3に示す放電灯点灯装置20は、制御回路22、制御回路22に接続されたフルブリッジ回路23、フルブリッジ回路23に接続されたインバータトランスT1を備えている。
放電灯点灯装置20は、例えば大型液晶TV用に好適な放電灯点灯装置またはその一部に相当するものであり、制御回路22はフルブリッジ回路23を作動させ、フルブリッジ回路23は、インバータトランスT1の一次巻線W1に所定の駆動周波数の駆動信号を送信し、インバータトランスT1は、二次巻線W2に接続された2本の放電灯(La21,La22)を駆動する。
放電灯装置20では、図1に示すインバータトランスT1が使用されており、その二次巻線部を構成する二次巻線W2用の二つの出力端子のそれぞれには、2本の放電灯(La21,La22)のそれぞれの一端が接続されている。そして、2本の放電灯(La21,La22)のそれぞれの他端同士は接続されるとともに、GNDに接続されている。インバータトランスT1は、一つの二次巻線W2で2本の放電灯(La21,La22)を駆動する構成となっている。
制御回路22は、図示は省略するが、三角波回路(発振回路)、エラーアンプ回路、PWM回路、及びロジック回路を備えており、三角波回路からの三角波出力をPWM回路に入力して、放電灯に流れる電流を電圧に変換する電流電圧変換回路からの電圧が、エラーアンプ回路の反転入力部に入力されるようになっている。エラーアンプ回路は、放電灯に応じた出力電圧をPWM回路に出力し、PWM回路は、三角波出力とエラーアンプ回路の出力電圧を比較してパルス信号をロジック回路に出力する。ロジック回路は、三角波回路の出力パルス信号とPWM回路からの出力パルス信号により、フルブリッジ回路23へ入力するゲート信号を供給する。
フルブリッジ回路23は、直流電源からの電圧Vinを入力して、制御回路22からの駆動パルス信号により、インバータトランスT1の一次巻線部4を構成する一次巻線W1に高周波電圧を入力し、二次巻線W2で昇圧させる。そして、この昇圧された電圧を二次巻線W2に接続された2本の放電灯(La21,La22)に印加し、2本の放電灯(La21,La22)を放電、点灯させている。
また、インバータトランスT1において、検出巻線10の一端はGNDに接続され、他端は、検出抵抗R1を介してGNDに接続されるとともに、ダイオードD1を介して制御回路22に接続されている。ここで、本実施形態による放電灯点灯装置20において、インバータトランスT1を用いて2本の放電灯(La21,La22)に流れる管電流を検出する回路の動作について説明する。
二次巻線W2に流れる電流の変動は、インバータトランスT1に備えられた検出巻線10と鎖交する漏れ磁束ΦL1の大きさの変化として検出され、漏れ磁束ΦL1の大きさに応じて、検出巻線10に流れる電流が変化する。検出巻線10に流れる電流は検出抵抗R1により電圧に変換され、ダイオードD1を介して制御回路22にフィードバックされる。そして、インバータトランスT1の二次側に流れる電流が一定になるように、制御回路22によって、フルブリッジ回路23の動作が制御される。
このように、本実施形態における放電灯点灯装置20によれば、インバータトランスT1が、一次巻線部4および二次巻線部5の両方に近接するとともに、一次巻線W1および二次巻線W2に鎖交する相互磁束Φmが通過せず、かつ、磁気回路からの漏れ磁束ΦL1が通過する位置に、この漏れ磁束ΦL1を検出するための検出巻線10を備えることによって、二次側に流れる管電流を高い精度で検出し、放電灯の駆動制御が可能な放電灯点灯装置を提供することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態におけるインバータトランスT2について説明する。図4(a)は、インバータトランスT2の斜視図、図4(b)はインバータトランスT2の上面図である。尚、以下の説明では、図4に示すインバータトランスT2において、図1に示すインバータトランスT1と同一または対応する構成要素には同一の符号を付して参照し、共通する部分の説明は適宜省略し、主として両者の相違点について説明する。
本実施形態におけるインバータトランスT2では、ボビン3Aは、一次巻線部4と二次巻線部5との間に、インバータトランスT2の外方に向かって延出する突出部9Aを有しており、この突出部9Aの外周にコイルが巻回されて、検出巻線10Aを構成している。したがって、インバータトランスT3において、一次巻線と二次巻線の両方に鎖交する相互磁束Φmは突出部9A内を通過せず、漏れ磁束ΦL2のみが通過する(図2参照)。そして、検出巻線10Aは、この突出部9Aに巻回されているため、相互磁束Φmは検出巻線10と鎖交せず、漏れ磁束ΦL2のみが鎖交するものである。これによって、検出巻線10Aは、コア2’、一次巻線部4、及び二次巻線部5によって形成される磁気回路の磁気特性に影響を与えることなく、漏れ磁束ΦL2のみを検出することができる。
ここで、インバータトランスT2を用いた負荷駆動装置において、二次側に負荷が接続されて、一次側からの駆動信号によって負荷を駆動する場合、二次側に流れる負荷電流が変動すると、負荷電流に比例して漏れ磁束ΦL1,ΦL2の大きさが変動し、検出巻線10Aに流れる電流は、これらの漏れ磁束ΦL1,ΦL2のうち、漏れ磁束ΦL2の大きさに比例して変動する。
このように、本実施形態によるインバータトランスT2は、ボビン3の、一次巻線部4および二次巻線部5の両方に近接するとともに、一次巻線および二次巻線に鎖交する相互磁束Φmが通過せず、かつ、磁気回路からの漏れ磁束ΦL2が通過する位置に突出部9Aを設け、この突出部9Aに検出巻線10Aを備えたことにより、磁気回路の主磁束である相互磁束Φmの変動を検出することがなく、漏れ磁束ΦL2の変動、すなわち、負荷電流の変動のみを検出できるため、簡易で安価な構造でありながら二次側の負荷電流の変動を精度よく検出することができる。
また、負荷駆動装置において、検出巻線10Aに流れる電流を電圧に変換して一次側にフィードバックすることにより、二次側の負荷電流を高精度に制御しつつ負荷を駆動することができる。
さらに、インバータトランスT2では、その突出部10AをインバータトランスT2の外方に延出する構成としたため、突出部10Aがその延出方向に相当の長さを要する場合でも、コア2’を構成するコア2C,2Dとして、従来品と同じサイズのコアを用いることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態におけるインバータトランスT3について説明する。図5は、インバータトランスT3の上面図である。尚、以下の説明では、図5に示すインバータトランスT3において、図1に示すインバータトランスT1と同一または対応する構成要素には同一の符号を付して参照し、共通する部分の説明は適宜省略し、主として両者の相違点について説明する。
本実施形態におけるインバータトランスT3は、ボビン3Cの外周に巻回された一次巻線から構成される1つの一次巻線部4と、ボビン3Cの外周に巻回された二次巻線から構成される2つの二次巻線部5A,5Bを備えており、一次巻線部4及び二次巻線部5A,5Bは、ボビン3の巻芯部の中心軸方向に沿って、二次巻線5A,5Bが所定の間隔を空けて一次巻線部4を挟むように配設されている。
インバータトランスT3において、コア2”(2E,2F)の一方の脚に装着されるボビン3Cは、一次巻線部4と二次巻線部5Aとの間に、コア2Eの他方の脚(ボビン3Cの外側に配置される脚)に向かって延出する突出部9Bを有し、また、一次巻線部4と二次巻線部5Bとの間に、コア2Fの他方の脚(ボビン3Cの外側に配置される脚)に向かって延出する突出部9Cとを有している。これらの突出部9B、9Cの外周にはコイルが巻回され、それぞれ検出巻線10B、10Cが構成されている。
インバータトランスT3では、一次巻線部4および二次巻線部5A,5Bの内側のコア部分には、コア2Eとコア2Fの結合によって生じる磁路に沿って、一次巻線および二次巻線の全てに鎖交する相互磁束(図2に示すΦmに相当する。以下、符号Φmを付して参照する)が流れる。さらに、一次巻線部4および二次巻線部5Aには、コア2”の内周に沿って形成される磁路に沿って漏れ磁束(図2に示すΦL1に相当する。以下、符号ΦL1を付して参照する)が発生し、また、コア2”の外側に向かって形成される磁路に沿って漏れ磁束(図2に示すΦL2に相当する。以下、符号ΦL2を付して参照する)が発生する。同様に、一次巻線部4および二次巻線部5Bには、コア2”の内周に沿って形成される磁路に沿って漏れ磁束(図2に示すΦL1に相当する。以下、符号ΦL1を付して参照する)が発生し、コア2”の外側に向かって形成される磁路に沿って漏れ磁束(図2示すΦL2に相当する。以下、符号ΦL2を付して参照する)が発生する。
インバータトランスT3において、突出部9B,9Cのそれぞれは、ボビン3の一次巻線部4と二次巻線部5A,5Bとの間に、コア2E,2Fの、ボビン3Cの外側に配置される脚に向かって延出するように設けられ、また、非磁性体により形成されていることから、一次巻線と二次巻線の全てに鎖交する相互磁束Φmは突出部9B,9C内を通過せず、一次巻線部4および二次巻線部5A,5Bの漏れ磁束ΦL1のみが通過する。そして、検出巻線10B,10Cは、この突出部9B,9Cにそれぞれ巻回されているため、相互磁束Φmは検出巻線10B,10Cと鎖交せず、漏れ磁束ΦL1のみが鎖交するものである。これによって、検出巻線10B,10Cは、コア2”、一次巻線部4、及び二次巻線部5A,5Bによって形成される磁気回路の磁気特性に影響を与えることなく、それぞれ漏れ磁束ΦL1のみを検出することができる。
これによって、本実施形態におけるインバータトランスT3は、図1に示すインバータトランスT1と同様に、簡易で安価な構造でありながら二次側の負荷電流の変動を精度よく検出することができる。また、インバータトランスT3を用いた負荷駆動装置において、検出巻線10B,10Cに流れる電流を電圧に変換して一次側にフィードバックすることにより、二次側の負荷電流を高精度に制御しつつ負荷を駆動することができる。
尚、インバータトランスT3において、ボビン3Cが備える突出部9B,9Cは、図1に示すインバータトランスT1と同様に、コア2の、ボビン3Cの外側に配置される脚に向かって延出するように設けられるものとしたが、2つの二次巻線部5A,5Bを有するインバータトランスT3においても、その突出部9B,9Cのいずれか一方または両方を、図4に示すインバータトランスT2と同様に、インバータトランスT3の外方に向かって延出するように設けるものであってもよい。
また、図3に示す放電灯点灯装置20において、図4に示すインバータトランスT2、または、図5に示す使用するインバータトランスT3を用いるものであってもよい。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態における放電灯点灯装置について説明する。図6は、本実施形態における放電灯点灯装置30のインバータトランス部分を示す図であり、(a)は、インバータトランスT4をプリント基板11に実装する前の組立て図、(b)は、インバータトランスT4をプリント基板11に実装した状態における斜視図、(c)は、インバータトランスT4をプリント基板11に実装した状態における上面図である。また、図7は、本実施形態における放電灯点灯装置30の概略の回路構成を示す図である。
尚、以下の説明では、図6、図7に示す放電灯点灯装置30において、それぞれ図1に示すインバータトランスT1及び図3に示す放電灯点灯装置20と同一または対応する構成要素には同一の符号を付して参照し、共通する部分の説明は適宜省略し、主として両者の相違点について説明する。
放電灯点灯装置30で使用されるインバータトランスT4は、図1に示すインバータトランスT1と比較して、突出部9及び突出部9に巻回される検出巻線10を有しない点で相違するものであり、放電灯装置30は、図3に示す放電灯点灯装置20と比較して、インバータトランスT1が有する検出巻線10の代わりに、放電灯点灯装置30の構成要素であるプリント基板11に、空芯コイルからなる検出コイル10Dが実装されている点で相違するものである。
図6に示すように、検出コイル10Dは、プリント基板11にインバータトランスT1を実装したときに、コア2の一方の脚に装着されるボビン3Dと、コア2の他方の脚(ボビン3の外側に配置される側の脚)との間の空間の、一次巻線部4と二次巻線部5との間に収容されるように配置されており、一次巻線部4および二次巻線部5の両方に近接するとともに、一次巻線W1および二次巻線W2に鎖交する相互磁束Φmが通過せず、かつ、磁気回路からの漏れ磁束ΦL1が通過する位置に実装されるものである。
放電灯点灯装置30は、このような検出コイル10Dを備えることによって、図3に示す放電灯点灯装置20と同様の作用効果を奏するものである。さらに、放電灯点灯装置30が備えるインバータトランスT4は、放電灯点灯装置20が備えるインバータトランスT1とは異なり、そのボビン3Dに検出巻線用の突出部を備える必要がないため、インバータトランスT4として、従来構造のボビンを有する従来のインバータトランスが使用可能である。また、ボビンの突出部に検出巻線を巻回する必要がないため、作業工数の削減の点でも有利である。
尚、参考例として、放電灯点灯装置30において、検出コイル10Dは、インバータトランスT4をプリント基板11に実装したときに、インバータトランスT4の外側であって、一次巻線部4および二次巻線部5の両方に近接するとともに、一次巻線W1および二次巻線W2に鎖交する相互磁束Φmが通過せず、かつ、磁気回路からの漏れ磁束ΦL2が通過する位置(図2参照)に実装されるものであってもよい。

(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態における放電灯点灯装置について説明する。図8は、本実施形態における放電灯点灯装置40のインバータトランス部分を示す図であり、(a)は、インバータトランスT4をプリント基板11Aに実装する前の組立て図、(b)は、インバータトランスT4をプリント基板11Aに実装した状態における上面図である。また、図8は、本実施形態における放電灯点灯装置40の概略の回路構成を示す図である。
尚、以下の説明では、図8、図9に示す放電灯点灯装置40において、図6、図7に示す放電灯点灯装置30と同一または対応する構成要素には同一の符号を付して参照し、共通する部分の説明は適宜省略し、主として両者の相違点について説明する。
本実施形態における放電灯点灯装置40は、その検出コイル10Eがプリント基板11A上にコイル状に形成された導体パターン(コイルパターン)からなる点で、図6,7に示す放電灯点灯装置30と相違するものである。
放電灯点灯装置40においても、その検出コイル10Eをなすコイルパターンは、プリント基板11AにインバータトランスT4を実装したときに、一次巻線部4および二次巻線部5の両方に近接するとともに、一次巻線W1および二次巻線W2に鎖交する相互磁束Φmが通過せず、かつ、磁気回路からの漏れ磁束ΦL1が通過する位置であるプリント基板11Aの裏面(インバータトランスT4が実装される面とは反対の面)に形成されており、これによって、放電灯点灯装置30と同様の作用効果を奏するものである(尚、図8(b)では、分かり易さのため、インバータトランスT4の下方に存在する検出コイル10Eおよび導体パターン12の一部を明示して示している)。加えて、検出コイル10Eは、プリント基板11A上に導体パターンとして形成されるものであるため、検出コイル10EとインバータトランスT4との間の位置精度が高く、漏れ磁束ΦL1の検出精度が高い点で有利なものである。
尚、本発明は、検出コイル10Eをなすコイルパターンの具体的な形状によって限定されるものではなく、任意の適切なパターンを使用することができる。また、検出コイル10Eの形成位置が、漏れ磁束ΦL2のみが通過するインバータトランスT4の外側であってもよいこと、あるいは、一次巻線部を挟むように配置された2つの二次巻線部を有するインバータトランスを使用して、その構成に応じて検出コイル10Eを形成するものであってもよいことは、上述した放電灯点灯30と同様である。また、プリント基板における検出コイル10Eをなすコイルパターンの形成面は、本実施形態で示したプリント基板の裏面に限定されるものではなく、それぞれの実装設計に応じて、プリント基板の表面(インバータトランスの実装面)、あるいは、多層基板における内層面など、任意の適切な面に形成することが可能である。
以上、本発明を好ましい実施形態によって説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で種々の変形や応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、インバータトランスを構成するコアをUU型形状としたが、本発明は、このコア形状に限定されるものではなく、CI型,UI型などの形状であっても構わない。また、コア材質も、Ni−Zn系フェライトに限定されるものではなく、例えば、Mn−Zn系あるいはMn−Zn系とNi−Zn系フェライトの組み合わせなどが適用可能である。また、コアにより形成される磁気回路は、閉磁路に限定されるものではなく、開磁路であってもよい。
また、本発明に係る放電灯点灯装置の回路構成は、実施形態の回路構成に限定されるものではなく、様々な構成が適用可能である。例えば、ブリッジ回路はハーフブリッジ回路であってもよく、または、プッシュプル回路であってもよい。
また、上述した実施形態における放電灯点灯装置20、30、40は、いずれも1個のインバータトランスを用いた回路構成としたが、本発明に係る放電灯点灯装置の回路構成は、これに限定されるものではなく、複数のインバータトランスを用いて、それぞれのインバータトランスに放電灯が接続される回路構成であってもよい。この場合、検出巻線あるいは検出コイルは、必ずしもすべてのインバータトランスに対して配設する必要はなく、例えば、放電灯点灯装置の設計仕様に応じて、フィードバック制御が必要な放電灯に接続されたインバータトランスに対してのみ配設するものであってもよい。
また、放電灯装置20の場合のように、放電灯の構成は、一端が二次側の両端に接続される2本の放電灯の他端がお互いに接続され、2本の放電灯の他端のそれぞれがGNDに接続されている構成に限定されるものではなく、2本の放電灯の他端は、GNDに接続されることなく互いに接続されるものであってもよい。さらに、本発明に係る放電灯点灯装置で駆動される放電灯は、直管タイプに限らす、U字管、コ字管など、他の形状の放電灯であってもよい。
2,2’、2”:UU型コア、2A,2B,2C,2D、2E,2F:U型コア、3,3A,3C,3D:ボビン、4:一次巻線部、5,5A,5B:二次巻線部、6A,6B,6C:端子台、7:一次巻線用入力端子、8A,8B:二次巻線用出力端子、9,9A,9B,9C:突出部、10,10A,10B,10C:検出巻線、10D:検出コイル(空芯コイル)、10E:検出コイル(コイルパターン)、11,11A:プリント基板、20,30,40:放電灯点灯装置、22:制御回路、23:フルブリッジ回路、D1:ダイオード、La21,La22:放電灯、R1:検出抵抗、T1,T2,T3,T4:インバータトランス、W1:一次巻線、W2:二次巻線、Φm:相互磁束、ΦL1,ΦL2:漏れ磁束

Claims (8)

  1. ボビンと、前記ボビンの巻芯部の外周に巻回された一次巻線から構成される一次巻線部と、前記ボビンの巻芯部の外周に巻回された二次巻線から構成される少なくとも1つの二次巻線部と、磁気材料からなるとともにその一部が前記ボビンの巻芯部の内側に挿入されて磁気回路を形成するコア部材と、を備えるインバータトランスであって、前記ボビンの、前記一次巻線部および前記二次巻線部の両方に近接するとともに、前記一次巻線および前記二次巻線に鎖交する相互磁束が通過せず、かつ、前記磁気回路からの漏れ磁束のみが通過する位置に巻回される、前記漏れ磁束を検出するための検出巻線を備えることを特徴とするインバータトランス。
  2. 前記二次巻線部は、前記一次巻線部を挟むように該一次巻線部の両側に配置される2つの二次巻線部からなることを特徴とする請求項1に記載のインバータトランス。
  3. 前記ボビンの前記一次巻線部と前記二次巻線部との間に突出部が設けられ、前記検出巻線は、前記突出部に巻回された巻線からなることを特徴とする請求項1または2に記載のインバータトランス。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のインバータトランスと、該インバータトランスを所定の駆動周波数で駆動するブリッジ回路と、該ブリッジ回路の作動を制御する制御回路とを備え、前記インバータトランスの二次巻線部に放電灯が接続され、該放電灯に交流電圧を加えることにより前記放電灯を点灯する放電灯点灯装置であって、前記インバータトランスに備えられた検出巻線によって前記インバータトランスの漏れ磁束を検出し、前記放電灯に流れる管電流の変動に応じた前記漏れ磁束の変動によって前記検出巻線に生じる検出電流を前記制御回路にフィードバックすることにより、前記ブリッジ回路の作動を制御することを特徴とする放電灯点灯装置。
  5. ボビン、前記ボビンの巻芯部の外周に巻回された一次巻線から構成される一次巻線部、前記ボビンの巻芯部の外周に巻回された二次巻線から構成される少なくとも1つの二次巻線部、および磁気材料からなるとともにその一部が前記ボビンの巻芯部の内側に挿入されて磁気回路を形成するコア部材を含むインバータトランスと、該インバータトランスが実装されるプリント基板と、前記インバータトランスを所定の駆動周波数で駆動するブリッジ回路と、該ブリッジ回路の作動を制御する制御回路とを備え、前記インバータトランスの二次巻線部に放電灯が接続され、該放電灯に交流電圧を加えることにより前記放電灯を点灯する放電灯点灯装置であって、
    前記プリント基板には、該プリント基板に実装された前記インバータトランスの外形の範囲内の、前記一次巻線部および前記二次巻線部の両方に近接するとともに、前記一次巻線および前記二次巻線に鎖交する相互磁束が通過せず、かつ、前記磁気回路からの漏れ磁束のみが通過する位置に、該漏れ磁束を検出するための検出コイルを備えており、前記漏れ磁束の変化によって前記検出コイルに生じる検出電流を前記制御回路にフィードバックすることにより、前記ブリッジ回路の作動を制御することを特徴とする放電灯点灯装置。
  6. 前記インバータトランスの前記二次巻線部は、前記一次巻線部を挟むように該一次巻線部の両側に配置される2つの二次巻線部からなることを特徴とする請求項5に記載の放電灯点灯装置。
  7. 前記検出コイルは、前記インバータトランスが実装されるプリント基板の、前記一次巻線部と前記二次巻線部の両方に近接した位置に配設される空芯コイルからなることを特徴とする請求項5または6に記載の放電灯点灯装置。
  8. 前記検出コイルは、前記インバータトランスが実装されるプリント基板の、前記一次巻線部と前記二次巻線部の両方に近接した位置に形成されたコイルパターンからなることを特徴とする請求項5または6に記載の放電灯点灯装置。
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