JP2011180006A - 時計用軸受ユニット、ムーブメントおよび携帯用時計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軸中心に回転する軸体143と、軸体の少なくとも一方の軸方向端部に設けられ、軸体を回転可能に支持する軸受体181と、を備えた時計用軸受ユニット105であって、軸体は、軸本体部140aと、軸本体部の軸方向端部に形成された先細り形状のテーパ部147と、テーパ部を介して軸本体部の反対側に突出形成された棒状部148と、を有し、軸受体は、テーパ部に当接可能に軸体の周方向に沿って配された複数の球体183と、球体を転動自在に保持する環状部184が形成された外輪部185と、を有し、棒状部は、軸本体部の軸方向に対して直交する線分であり、かつ、球体の最長径を通る線分よりも、軸本体部の反対側に突出形成されている。
【選択図】図4
Description
図15に示すように、テンプ520は、テンプ受505および地板504に中心軸線Cに沿って形成された時計用軸受510により両端の細い小径軸部521,522において該中心軸線Cのまわりで回転自在に支持されたてん真523と、てん輪本体をなす環状のリム部524および該リム部524に両端でつながり該リム部524の直径方向に延びたアーム部525を備え該アーム部525の中間部526において、てん真523の中央軸部527に固定されたひげ玉550と、振り石552を保持した振り座554と、を備えている。
しかしながら、小径軸部522の軸方向長さを従来のように微小な変位量を想定して設定すると、受石515および押えバネ516の変位量が大きくなった場合に、小径軸部522が穴石514から抜け落ちてしまう虞がある。
本発明に係る時計用軸受ユニットは、軸中心に回転する軸体と、該軸体の少なくとも一方の軸方向端部に設けられ、前記軸体を回転可能に支持する軸受体と、を備えた時計用軸受ユニットであって、前記軸体は、軸本体部と、該軸本体部の軸方向端部に形成された先細り形状のテーパ部と、該テーパ部を介して前記軸本体部の反対側に突出形成された棒状部と、を有し、前記軸受体は、前記テーパ部に当接可能に前記軸体の周方向に沿って配された複数の球体と、該球体を転動自在に保持する環状部が形成された外輪部と、を有し、前記棒状部は、前記軸本体部の軸方向に対して直交する線分であり、かつ、前記球体の最長径を通る前記線分よりも、前記軸本体部の反対側に突出形成されていることを特徴としている。
図1〜図3に示すように、機械式時計のムーブメント100は、ムーブメント100の基板を構成する地板102を有している。地板102の巻真案内穴102aには、巻真110が回転可能に組み込まれている。文字板104(図2参照)はムーブメント100に取り付けられる。一般に、地板102の両側のうち、文字板104が配される側をムーブメント100の裏側と称し、文字板104が配される側の反対側をムーブメント100の表側と称する。ムーブメント100の表側に組み込まれる輪列を表輪列と称し、ムーブメント100の裏側に組み込まれる輪列を裏輪列と称する。なお、ムーブメント100にケーシング(不図示)を設けることにより携帯用時計として構成される。
次に、本実施形態のテンプの構造について説明する。
図3に示すように、テンプ140は、てん真140aおよびひげぜんまい140cを備えている。
図4に示すように、軸受ユニット105の軸受180は、中心軸線Cを中心に回転する軸体143の一方の端部である軸部145側に設けられ、軸体143のスラスト方向(軸方向)およびラジアル方向(径方向)の移動を規制する軸受体181と、軸受体181の軸方向の移動を規制する弾性体182と、軸受体181および弾性体182を内包する枠体166と、を備えている。
図7に示すように、軸受ユニット205は、軸体143と軸受280とで構成されている。
図8に示すように、軸受ユニット305は、軸体143と軸受380とで構成されている。
Claims (7)
- 軸中心に回転する軸体と、
該軸体の少なくとも一方の軸方向端部に設けられ、前記軸体を回転可能に支持する軸受体と、を備えた時計用軸受ユニットであって、
前記軸体は、
軸本体部と、
該軸本体部の軸方向端部に形成された先細り形状のテーパ部と、
該テーパ部を介して前記軸本体部の反対側に突出形成された棒状部と、を有し、
前記軸受体は、
前記テーパ部に当接可能に前記軸体の周方向に沿って配された複数の球体と、
該球体を転動自在に保持する環状部が形成された外輪部と、を有し、
前記棒状部は、前記軸本体部の軸方向に対して直交する線分であり、かつ、前記球体の最長径を通る前記線分よりも、前記軸本体部の反対側に突出形成されていることを特徴とする時計用軸受ユニット。 - 前記棒状部は、前記球体における前記軸本体部が位置する側の軸方向反対側の頂部よりも突出形成されていることを特徴とする請求項1に記載の時計用軸受ユニット。
- 前記外輪部に、前記軸体の軸方向に沿うように貫通孔が形成されており、
前記棒状部は、前記貫通孔に挿通されるように突出形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の時計用軸受ユニット。 - 前記軸受体に対して軸方向に付勢力を有する弾性体と、
前記軸受体を内包する枠体と、をさらに備え、
前記弾性体が前記軸受体と前記枠体との間を連結するように設けられているとともに、前記枠体が支持部材に支持固定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の時計用軸受ユニット。 - 前記軸受体を介して前記軸体の反対側に、前記軸受体の軸方向の変位量を規制するストッパー部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の時計用軸受ユニット。
- 香箱、番車、がんぎ車、アンクルおよびテンプを備えた時計のムーブメントであって、
少なくとも前記テンプの軸受に、請求項1〜5のいずれかに記載の時計用軸受ユニットが用いられていることを特徴とするムーブメント。 - 請求項6に記載のムーブメントと、
該ムーブメントを内包するケーシングと、を備えていることを特徴とする携帯用時計。
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JP2010045211A JP2011180006A (ja) | 2010-03-02 | 2010-03-02 | 時計用軸受ユニット、ムーブメントおよび携帯用時計 |
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