JP2014119462A - 時計の香箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】公知の香箱よりも経済的なコストを維持しつつ、特にラチェットに関して高いレベルの剛性を獲得することができる時計の香箱を提供する。
【解決手段】地板9と受け5との間に枢動可能に組付けるための、ゼンマイ7を含む時計の香箱1であって、このゼンマイ7は枢動ドラム6とラチェット2との間に格納され、その外側端部をドラム6に、内側端部を香箱真3にフックで固定され、この香箱真3は枢軸の周りでラチェット2と一体に枢動可能である。香箱1は、香箱真3と同軸でありかつ少なくとも香箱真3とラチェット2とをこの地板9の直近においてハブ4の周りで1つに集合させる単一部品のサブアセンブリ10を含み、単一部品のサブアセンブリ10は、ドラム6が端部パイプに備えた軸孔62内で、上側肩部13において枢動し、端部パイプの外側肩部64は、受け又はこの受けが備えた宝石52の軸孔51内で枢動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、地板と受けとの間に枢動可能に組付けるための、少なくとも1つのゼンマイを含む、時計の香箱に関し、このゼンマイは枢動ドラムとカバーとの間に格納され、その外側端部を上記ドラムに、内側端部を香箱真にフックで固定し、上記香箱真は、枢軸の周りでラチェットと一体に枢動可能であり、上記香箱は上記香箱真と同軸でありかつ上記ラチェットを支持する単一部品のサブアセンブリを含み、またこのサブアセンブリは上記ラチェットの一側に、上記地板に上記香箱を枢動可能にガイドするためのハブを有し、上記ハブは上記香箱真の1つの端部を形成している。
本発明はまた、少なくとも1つの地板及び受け並びにこのタイプの香箱を含む時計ムーブメントにも関する。
本発明はまた、このタイプのムーブメントを含む腕時計にも関する。
本発明は、時計機構の分野に関し、より具体的には、主ゼンマイ香箱、打鈴香箱又は同様のタイプのエネルギ貯蔵機構に関する。
通常円筒形である香箱真又はより剛性の高いハブで形成されたコアに内側端部が固定された主ゼンマイの巻き数を増加することによって、パワーリザーブを増大させるために、ある解決法は、香箱真及び関連するハブの直径を減少させて、ドラム内部においてゼンマイが利用できる空間を増大させることからなる。
ゼンマイの厚さに対するコアの直径の比率は通常10〜20であり、本発明はこの比率を10未満、好ましくは5〜10に低減することを提案する。
コアの直径が小さ過ぎると破損のリスクがあるため、サイズの決定は軽率に行ってはならない。
従来の香箱の構造では、ラチェットは角座金を介して香箱真又はコア上に軸方向に設置され、通常軸方向からねじを用いて固定されている。従って、このねじ及び角座金の寸法によって枢動用肩部の最小直径が画定される。この枢動用肩部に接合された段部は、宝石又は同様の要素を備えた地板又は受けに対する香箱真又はコアの軸方向の振動を規制している。
特に、材料の直径が耐疲労性を保証するには不十分となってしまうために、寸法を全体的に削減するだけでは不十分である。
従って問題は、ラチェット駆動装置に剛性を付与しながら、可能な限り小さい直径及び可能な限り大容量のパワーリザーブを可能とすることである。
1925年に公開されたUleryによる特許文献1は、香箱真を有する香箱を開示しており、この香箱はドラムを駆動する歯付きホイールの支持体として機能するカラーを含んでいる。この香箱真は、対向する端部に2つのハウジングを有し、そのうちの1つは軸受けにおいて香箱真をガイドするためのピンを受承し、上記軸受けは地板に格納されて上記香箱真の端部を保持し、また他の一方のハウジングは押圧された円錐形の突起を受承し、この突起は受けを上部でガイドするための同様の肩部と、その遠位端にラチェット駆動角座金とを有する。
1898年に公開されたDanasinoによる特許文献2は、ラチェットを含む中空フュジーを備える滑らかな香箱真を有する香箱を開示している。この中空フュジーはドラム及びカバーを受承する2つの肩部を有する。ゼンマイの断面は外側端部から内側端部に向かって徐々に増大させている。
1875年に公開されたPotterによる特許文献3は、実質的に滑らかな香箱真を有する香箱を開示しており、この香箱真は、その両端において、この香箱が埋め込まれかつドラムのカバーを形成する地板の両側にある2つのプレートの間で枢動する。この香箱真は、ホイールを支持しかつゼンマイの内側端部がフックで固定された中空フュジーを備えている。フュジー上の接合点において、香箱真は、ゼンマイの外側端部がフックで固定されたドラムを支持している。また、香箱真はラチェットを備え、これは香箱真の小さな段部に当接して、側部プレートのうちの1つの下側に閉じ込められている。
米国特許第1561673A号 スイス特許第15286A号 米国特許168581A号
本発明は、構成部品の数の削減、及び許容可能な機械加工コスト又は好ましくは公知の香箱よりも経済的なコストを維持しつつ、特にラチェットに関して高いレベルの剛性を獲得することによって、大容量のパワーリザーブのために考案された公知の香箱の設計を改善することを提案する。
従って本発明は、地板と受けとの間に枢動可能に組付けるための、少なくとも1つのゼンマイを含む時計の香箱に関し、このゼンマイは枢動ドラムとラチェットとの間に格納され、その外側端部を上記ドラムに、内側端部を香箱真にフックで固定され、上記香箱真は、枢軸の周りでラチェットと一体に枢動可能であり、上記香箱は、上記香箱真と同軸でありかつ上記香箱真と上記ラチェットとをハブの周りで1つに集合させる単一部品のサブアセンブリを含み、このラチェットは上記地板の直近に位置し、上記香箱は、上記香箱真と同軸でありかつ上記ラチェットを支持する単一部品のサブアセンブリを含み、またこの単一部品のサブアセンブリは上記ラチェットの一側に、上記地板に上記香箱を枢動可能にガイドするためのハブを有し、上記ハブは上記香箱真の1つの端部を形成し、上記ラチェットは上記ドラムの閉鎖カバーを形成し、上記ドラムと上記地板との間に配置され、並びに上記単一部品のサブアセンブリは、上記ドラムが端部パイプが備えた軸孔内で、上側肩部において枢動し、この端部パイプの外側肩部は、上記受け又は上記受けが備えた宝石の軸孔内で枢動することを特徴とする。
本発明の特徴によると、上記ドラムは、上記受け又は上記受けが備えた宝石の下面によって移動が制限される上面を有し、上記ドラムは、これが備える軸孔内で、上記単一部品のサブアセンブリの上記香箱真の上側肩部において枢動し、上記ラチェットは、上記ドラムが内包する上記ゼンマイに関して上記上面と反対側に位置する上記ドラムの底面と、上記ハブ上の上記単一部品のサブアセンブリが備えた下側段部との間に設けられ、上記下側段部は、上記地板又は上記地板が備えた宝石に対する上記単一部品のサブアセンブリの移動を制限し、上記単一部品のサブアセンブリの下側肩部は上記軸孔内で枢動する。
本発明の他の特徴によると、上記単一部品のサブアセンブリは、上記受け又は上記受けが備えた宝石の軸孔内で上側肩部において枢動する。
本発明の他の特徴によると、上記単一部品のサブアセンブリは、上記香箱真上に、上記ゼンマイを受承するための肩部を有し、この肩部は、上記ラチェットと反対側においてこれを延長する上記上端肩部より大きな直径を有し、上記香箱真は、上記受承肩部と上記上側肩部との間に、上記ドラムの内面と当接して協働するよう設けられた段部を有し、上記内面は、上記ドラムの同じフランジの反対側において、上記ドラムの上面に近接しており、この上面の軸方向への移動は、上記受け又は上記受けが備えた宝石の底面によって規制される。
本発明の他の特徴によると、上記香箱真は、上記ハブより小さな直径を有する肩部を有し、上記ゼンマイが摩擦嵌合する若しくは溶接された上記肩部、又は上記香箱真が上記肩部の周りに備えたフックによって上記ゼンマイを支持し、上記ハブは上記ラチェットの近傍に、上記地板又は上記地板が備えた宝石の軸孔内で枢動する肩部を有する。
本発明の更に他の特徴によると、上記ドラムの振動は、上記受け又は上記受けが備えた宝石の下面によって規制される上記ドラムの上面による、上記受けに対する下部との当接によって規制され、上記ドラムの振動は、上記ドラムが内包する上記ゼンマイに関して上記上面の反対側に位置する上記ドラムの底面による上記ラチェットの上部との当接において規制され、上記底面は、上記単一部品のサブアセンブリの上記ラチェットの上面によって規制され、上記ラチェットの振動は、上記地板又は上記地板が備えた宝石の上面によって規制される上記単一部品のサブアセンブリの下面による上記地板の上部との当接によって規制される。
本発明の更に他の特徴によると、上記ゼンマイは、44〜46%のコバルト、20〜22%のニッケル、17〜19%のクロム、4〜6%の鉄、3〜5%のタングステン、3〜5%のモリブデン、0〜2%のチタン、0〜1%のベリリウムを含み、かつ200〜240GPaのヤング率及び80〜100GPaのせん断弾性率を有する、多相性コバルト−ニッケル−クロム系合金製であり、上記ゼンマイは3〜23の幅対厚さ比を有し、上記香箱真のゼンマイの軸受け肩部の最大直径と上記ゼンマイの厚さとの比率は3〜9である。
本発明はまた、少なくとも1つの地板及び受け並びにこのタイプの香箱を含む時計ムーブメントにも関する。
本発明はまた、このタイプのムーブメントを含む腕時計にも関する。
本発明の他の特徴及び利点は、添付した図面を参照して以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。
図1は、本発明の第1の実施例による香箱の枢軸を通る概略断面図である。 図2は、本発明の第2の実施例による香箱の枢軸を通る概略断面図である。 図3は、本発明による香箱を含むムーブメントを含む時計のブロック図である。
本発明は時計機構の分野に関し、より具体的には、主ゼンマイ香箱、打鈴香箱又は同様のタイプのエネルギ貯蔵機構に関する。
従って本発明は、地板9と受け5との間に枢動可能に組付けるための、少なくとも1つのゼンマイ7を含む時計の香箱1に関する。このゼンマイ7は、枢動ドラム6とラチェット2との間に格納され、その外側端部をドラム6に、内側端部を香箱真3にフックで固定されている。香箱真3は、ラチェット2と、枢軸周りで一体に枢動可能に設けられている。
香箱1は、香箱真3と同軸でありかつ少なくともラチェット2と香箱真3とをハブ4の周りで1つに集合させる単一部品のサブアセンブリ10を含む。この単一部品のサブアセンブリ10はラチェット2を有し、このラチェット2の一側に、地板9に香箱1を枢動可能にガイドするハブ4を含む。ハブ4は香箱真3の1つの端部を形成する。
本発明によると、ラチェット2はドラム6の閉鎖カバーを形成し、ドラム6と地板9との間に設けられ;ラチェット2は地板9の直近に位置し、香箱6がゼンマイ7の周りに形成されたチャンバを閉塞している。
この単一部品のサブアセンブリ10は、受け5又は受け5が備えている宝石52の軸孔51内で上側肩部13において枢動する。
図1に示す第1の実施例では、単一部品のサブアセンブリ10は上側段部をもたない。
図2に示す第2の実施例では、単一部品のサブアセンブリ10は上側段部15を有し、この軸方向への移動はドラム6の底面65によって規制されている。
ラチェット2は、そこでゼンマイ7が香箱真3に固定される香箱真3の肩部31と、ハブ4上の単一部品のサブアセンブリ10が備えている下側段部22との間に設けられている。この下側段部22は、地板9又は地板9が備えている宝石92の上面93に当接して、単一部品のサブアセンブリ10の軸方向への移動を規制している。
ドラム6は、受け5又は受け5が備えている宝石52の下面53によって軸方向への移動を規制する上面61を有する。
ドラム6は、これが備えた軸孔62内で、単一部品のサブアセンブリ10の香箱真3の上側肩部13において枢動する。
ラチェット2は、ドラム6が内包するゼンマイ7に関して上記上面61と反対側に位置するドラム6の底面63と、ハブ4上の単一部品のサブアセンブリ10が備える下側段部22との間に設けられている。
地板9又はこれが備えている宝石92は、軸孔91を含み、単一部品のサブアセンブリ10の下側肩部41がこの軸孔91内で枢動する。
図2に示す第2の実施例では、単一部品のサブアセンブリ10は、ドラム6が端部パイプの軸孔62内で上側肩部13が枢動し、この端部パイプの外側肩部64は、受け5又は受け5が備えた宝石52の軸孔51内で枢動する。
図2に示すの第2の実施例では、単一部品のサブアセンブリ10は、香箱真3上に、ゼンマイ7を受承するための肩部31を含み、この肩部31は、ラチェット2と反対側において上記肩部31を延長する上部肩部13より大きな直径を有する。この香箱真3は、上部肩部31と上側肩部13との間に、ドラム6の内面65と当接して協働するように設けられた段部15を有する。この内面65は、ドラム6の同じフランジ6の反対側に、上面61を有しており、この上面61の軸方向への移動は、受け5又は受け5が備えた宝石52の下面53によって規制されている。
香箱真3は、好ましくは単一部品のサブアセンブリ10の下側肩部41上のハブ4より小さな直径を有する肩部31を有し、ゼンマイ7が摩擦嵌合している若しくは溶接されている上記肩部31、又は香箱真3が肩部31の周りに備えたフック32においてゼンマイ7を保持している。
ハブ4はラチェット2の近傍に、地板9又は地板9が備えた宝石92の軸孔91内で枢動する下側肩部41を有する。
ドラム6の振動は、受け5又は受け5が備えた宝石52の下面53によって規制されるドラム6の上面61と、受け5の下面との当接により規制される。
ドラム6の振動は、ドラム6が内包するゼンマイ7に関して上面61の反対側に位置するドラム6の底面63による、ラチェット2に対する上部の当接によって規制される。この底面63は、単一部品のサブアセンブリ10のラチェット2の上面21によって規制される。
ラチェット2の振動は、地板9又は地板9が備えた宝石92の上面93によって規制される単一部品のサブアセンブリ10の下面22による、地板9に対する上部の当接によって規制される。
即ち、図1に示す第1の実施例は、単一部品のサブアセンブリ10が、カバー、ラチェット、香箱真及びハブの機能を、ゼンマイ7を留めるフック32を除いて機械的複雑性を一切もたらすことなく統合されるため有利である。この香箱は3つの振動補正を有する。有利には、ドラム6の底面63と協働するラチェット2の上面21に、テフロン(登録商標)、「Rilsan(登録商標)」又は同様のコーティングを施して、ドラム6とラチェット2との間の摩擦トルクを低減してよい。この構成の利点は、ハブの直径に制限がないことである。図2の第2に示す実施例では、ハブの直径は受け5の枢動用肩部の直径によって規制される。
主ゼンマイは、炭素鋼、ステンレス鋼、「Nivaflex(登録商標)」、シリコン、DLC、石英、ガラス等、様々な材料で作製してよい。特定の応用例においては、ゼンマイ7は、44〜46%のコバルト、20〜22%のニッケル、17〜19%のクロム、4〜6%の鉄、3〜5%のタングステン、3〜5%のモリブデン、0〜2%のチタン、0〜1%のベリリウムを含み、かつ200〜240GPaのヤング率及び80〜100GPaのせん断弾性率を有する、多相性コバルト−ニッケル−クロム系合金製である。このゼンマイ7は3〜23、より具体的には9〜21の幅対厚さ比を有する。
また、鉄鋼又は例えば4C27A硬化鋼(様々な規格に応じて1.4197、ASTM420F、又はDIN X22 CRMoNiS 13 1とも呼ばれる)であるステンレス鋼で作製された香箱真4の肩部31の、枢軸Dに対する最大直径(フック32の余分な厚さは考慮しない)は、ゼンマイ7の最大厚さの9倍未満である。特に、図示した実施形態を用いると、香箱真3の肩部31の最大直径とゼンマイ7の厚さとの比率を3〜9、好ましくは4〜6、好ましくは約5とすることができる。
本発明はまた、少なくとも1つの地板9及び受け5並びにこのタイプの香箱1を含む時計ムーブメント100にも関する。
本発明はまた、このタイプのムーブメント100を含む腕時計200にも関する。
1 香箱
2 ラチェット
3 香箱真
4 ハブ
5 受け
6 枢動ドラム
7 ゼンマイ
9 地板
10 単一部品のサブアセンブリ
13 上側肩部
15 上側段部
21 上面
22 下面
31 肩部
32 フック
41 下側肩部
51 軸孔
52 宝石
53 下面
61 上面
62 軸孔
63 底面
91 軸孔
92 宝石
93 上面
100 時計ムーブメント
200 腕時計

Claims (9)

  1. 地板(9)と受け(5)との間に枢動可能に組付けるための、少なくとも1つのゼンマイ(7)を含む時計の香箱(1)であって、
    前記ゼンマイ(7)は、枢動ドラム(6)とラチェット(2)との間に格納され、その外側端部を前記ドラム(6)に、内側端部を香箱真(3)にフックで固定され、
    前記香箱真(3)は枢軸の周りで前記ラチェット(2)と一体に枢動可能であり、
    前記香箱(1)は、前記香箱真(3)と同軸でありかつ前記ラチェット(2)を有する単一部品のサブアセンブリ(10)を含み、この単一部品のサブアセンブリ(10)は、前記ラチェット(2)の一側に、前記地板(9)に前記香箱(1)を枢動可能にガイドするためのハブ(4)を有し、このハブ(4)は、前記香箱真(3)の1つの端部を形成する香箱(1)において、
    前記ラチェット(2)は、前記ドラム(6)の閉塞カバーを形成し、前記ドラム(6)と前記地板(9)との間に配設され、及び
    前記単一部品のサブアセンブリ(10)は、前記ドラム(6)が端部パイプに備えた軸孔(62)内で上側肩部(13)が枢動し、前記端部パイプの外側肩部(64)は、前記受け(5)又は前記受け(5)が備えた宝石(52)の軸孔(51)内で枢動することを特徴とする、香箱(1)。
  2. 前記ドラム(6)は、前記受け(5)又は前記受け(5)が備えた前記宝石(52)の下面(53)によって軸方向の移動が規制される上面(61)を有し、
    前記ドラム(6)は、これが備えた軸孔(62)内で、前記単一部品のサブアセンブリ(10)の前記香箱真(3)の上側肩部(13)が枢動し、及び
    前記ラチェット(2)は、前記ドラム(6)が内包する前記ゼンマイ(7)に関して前記上面(61)と反対側に位置する前記ドラム(6)の底面(63)と、前記ハブ(4)上の前記単一部品のサブアセンブリ(10)が備えた下側段部(22)との間に設けられ、前記下側段部(22)は、前記地板(9)又は前記地板(9)が備えた宝石(92)によって前記単一部品のサブアセンブリ(10)の軸方向の移動を規制し、前記単一部品のサブアセンブリ(10)の下側肩部(41)は前記軸孔(91)内で枢動することを特徴とする、請求項1に記載の香箱(1)。
  3. 前記単一部品のサブアセンブリ(10)は、前記受け(5)又は前記受け(5)が備えた前記宝石(52)の前記軸孔(51)内で、前記上側肩部(13)が枢動することを特徴とする、請求項1に記載の香箱(1)。
  4. 前記単一部品のサブアセンブリ(10)は、前記香箱真(3)上に、前記ゼンマイ(7)を受承するための肩部(31)を有し、前記肩部(31)は、前記ラチェット(2)と反対側において前記肩部(31)を延長する前記上端肩部(13)より大きな直径を有し、及び
    前記香箱真(3)は、前記肩部(31)と前記上側肩部(13)との間に、前記ドラム(6)の内面(65)と当接する段部(15)を有し、前記内面(65)は、前記ドラム(6)のフランジの反対側において前記ドラム(6)の前記上面(61)に近接しており、前記ドラム(6)の前記上面(61)の軸方向の移動は、前記受け(5)又は前記受け(5)が備えた前記宝石(52)の前記下面(53)によって規制されていることを特徴とする、請求項1に記載の香箱(1)。
  5. 前記香箱真(3)は、前記単一部品のサブアセンブリ(10)の前記下側肩部(41)上の前記ハブ(4)より小さな直径を有する前記肩部(31)を有し、前記ゼンマイ(7)が摩擦嵌合する若しくは溶接される前記肩部(41)、又は前記香箱真(3)が前記肩部(31)の周りに備えたフック(32)において、前記ゼンマイ(7)を保持し、
    前記ハブ(4)は、前記ラチェット(2)の近傍に、前記地板(9)又は前記地板(9)が備えた前記宝石(92)の前記軸孔(91)内で枢動する前記下側肩部(41)を有することを特徴とする、請求項1に記載の香箱(1)。
  6. 前記ドラム(6)の振動は、前記受け(5)又は前記受け(5)が備えた前記宝石(52)の前記下面(53)によって規制される前記ドラム(6)の前記上面(61)により、前記受け(5)の下部との当接によって規制され、
    前記ドラム(6)の振動は、前記ドラム(6)が内包する前記ゼンマイ(7)に関して前記上面(61)の反対側に位置する前記ドラム(6)の前記底面(63)による、前記ラチェット(2)の上部との当接によって規制され、前記底面(63)は、前記単一部品のサブアセンブリ(10)の前記ラチェット(2)の上面(21)によって規制され、及び
    前記ラチェット(2)の振動は、前記地板(9)又は前記地板(9)が備えた前記宝石(91)の上面(93)によって規制される前記単一部品のサブアセンブリ(10)の下面(22)による、前記地板(9)の上部との当接によって規制されることを特徴とする、請求項1に記載の香箱(1)。
  7. 前記ゼンマイ(7)は、44〜46%のコバルト、20〜22%のニッケル、17〜19%のクロム、4〜6%の鉄、3〜5%のタングステン、3〜5%のモリブデン、0〜2%のチタン、0〜1%のベリリウムを含み、かつ200〜240GPaのヤング率及び80〜100GPaのせん断弾性率を有する、多相性コバルト−ニッケル−クロム系合金製であること、
    前記ゼンマイ(7)は3〜23の幅対厚さ比を有すること、及び
    前記香箱真(3)の前記ゼンマイ(7)の軸受け肩部(31)の最大直径と前記ゼンマイ(7)の厚さとの比率は3〜9であること
    を特徴とする、請求項1に記載の香箱(1)。
  8. 少なくとも1つの地板(9)及び受け(5)並びに請求項1に記載の香箱(1)を含む、時計ムーブメント(100)。
  9. 請求項8に記載のムーブメント(100)を含む、腕時計(200)。
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