JP2011179569A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011179569A5 JP2011179569A5 JP2010043376A JP2010043376A JP2011179569A5 JP 2011179569 A5 JP2011179569 A5 JP 2011179569A5 JP 2010043376 A JP2010043376 A JP 2010043376A JP 2010043376 A JP2010043376 A JP 2010043376A JP 2011179569 A5 JP2011179569 A5 JP 2011179569A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft portion
- carrier
- holder
- electric motor
- planetary gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Description
上記課題を解決するために、本発明のディスクブレーキは、キャリパ本体のシリンダ内に設けられブレーキパッドをディスクロータへ押圧させる押圧部材と、前記キャリパ本体に取付けられる電動モータと、前記電動モータの回転力を増力させる減速機構と、該減速機構により増力された回転力を直線運動に変換して前記押圧部材を推進する回転/直動変換機構と、を有するディスクブレーキであって、前記減速機構は、前記電動モータからの回転力が入力/出力される太陽歯車と、前記太陽歯車の回転軸を中心に公転する複数個の遊星歯車と、各遊星歯車に噛合される内歯歯車と、各遊星歯車を回転可能に支持して各遊星歯車の公転に伴い自転することにより前記電動モータからの回転力が入力/出力されるキャリア部材と、を有し、前記キャリア部材は、前記複数個の遊星歯車に対して軸方向一側に位置して前記キャリパ本体に軸支される第1軸部と、前記複数個の遊星歯車に対して前記第1軸部の反対側で前記キャリパ本体に軸支される第2軸部と、前記複数個の遊星歯車を各々、前記第1軸部に対して回転可能に支持する支持部と、前記複数個の遊星歯車の間を通って延びて前記第1軸部と前記第2軸部とを一体に結合させる架橋部と、を有することを特徴とする。
キャリア41は、円盤状部41Aとこの円盤状部41Aの一面側に配置される軸部41Bとが一体となった形状に形成されており、円盤状部41Aの外周の一部分には、後述するレバー54の爪部55が係合可能なラチェット歯57が形成され、円盤状部41Aの中心部と外周縁との間には、遊星歯車45を回転可能に片持ち支持する各ピン47(支持部)が圧入固定される貫通穴であるピン穴41Cが円周方向に沿って等間隔(本実施形態においては120°ずつ)に形成されている。また、円盤状部41Aの中央部で軸部41Bと反対側の面には、後述するホルダ85の先端部が挿入される凹部41Dと、この凹部41Dから放射状に延びる複数の溝82(本実施形態においては3つ)とが形成されている。キャリア41の軸部41Bは、外周側に小歯車41Eが形成されるとともに、内周側にキャリア41の中心軸上に位置する固定穴41Fが形成されている。この固定穴41Fには、ピン84が圧入固定されるようになっている。ピン84は、一端(図1における右側の端)が、ハウジング35に取り付けられたカバー61の凹部61に回転可能に支持され、他端(電動モータ38側)が、太陽歯車44および電動モータ38のシャフト58を囲繞するように設けられたホルダ85(図3も参照)の先端部に形成された固定穴85Cに圧入固定される。ホルダ85は、複数個の遊星歯車45に対してキャリア41(第1軸部)の反対側に配置された円環形状をなす後端部85B(第2軸部)を有している。該後端部85Bは、キャリパ本体6、より詳細には、ハウジング35に形成されたボス35Bの内周面により、回転可能に軸支される。また、ホルダ85は、後端部85Bからキャリア41に向けて軸方向(図1における右方向)へ太陽歯車44を越えて延び、その後、R部を介してピン84に向けて延びる複数個(本実施形態では、3個)のリブ85A(架橋部)を有する。また、後端部85Bの外周側にはワッシャ49を位置決めするための段部85Dが形成されている。
図3に示されるように、3つのリブ85Aは、各々所定幅を有してホルダ85の後端部85Bにその周方向へ120°の角度位相で設けられる。また、3つのリブ85Aは、後端部85Bから延びて最終的に集合して円環形の先端部を形成する。そして、該ホルダ85の先端部(リブ85Aの先端部と換言することもできる)が、キャリア41の凹部41D内に挿入されてピン84に圧入固定されることにより、キャリア41(第1軸部)とホルダ85の後端部85B(第2軸部)とが一体に結合される。
この実施形態では以下の効果を奏する。
本実施形態によれば、従来技術のディスクブレーキにおける遊星歯車機構(減速機構)のキャリアに相当する部品をキャリアの軸方向に分割してキャリア41とホルダ85との2つの部品で構成し、キャリア41(第1軸部)とホルダ85とを共通の軸線上に配置されたピン84のみで結合する構造を採用したことにより、例えば、各遊星歯車を支持する各ピン47(支持部)によって2つの部品を結合させるような遊星歯車を両持ちにした減速機を採用したディスクブレーキと比較した場合、遊星歯車機構36の同軸度を容易に確保することができる。ここで、本実施形態の遊星歯車機構36の場合、位置精度が要求されるのは、ホルダ85の後端部85Bと固定穴85Cとの同軸度と、キャリア41の各ピン47と固定穴41Fとの位置精度とでだけであり、比較的少ない箇所の仕上げ加工で遊星歯車機構36を電動ディスクブレーキ1に組み込むことが可能になる。したがって、生産性を向上させることができるとともに、製造コストの増大を抑制することができる。
本実施形態によれば、従来技術のディスクブレーキにおける遊星歯車機構(減速機構)のキャリアに相当する部品をキャリアの軸方向に分割してキャリア41とホルダ85との2つの部品で構成し、キャリア41(第1軸部)とホルダ85とを共通の軸線上に配置されたピン84のみで結合する構造を採用したことにより、例えば、各遊星歯車を支持する各ピン47(支持部)によって2つの部品を結合させるような遊星歯車を両持ちにした減速機を採用したディスクブレーキと比較した場合、遊星歯車機構36の同軸度を容易に確保することができる。ここで、本実施形態の遊星歯車機構36の場合、位置精度が要求されるのは、ホルダ85の後端部85Bと固定穴85Cとの同軸度と、キャリア41の各ピン47と固定穴41Fとの位置精度とでだけであり、比較的少ない箇所の仕上げ加工で遊星歯車機構36を電動ディスクブレーキ1に組み込むことが可能になる。したがって、生産性を向上させることができるとともに、製造コストの増大を抑制することができる。
Claims (3)
- キャリパ本体のシリンダ内に設けられブレーキパッドをディスクロータへ押圧させる押圧部材と、前記キャリパ本体に取付けられる電動モータと、前記電動モータの回転力を増力させる減速機構と、該減速機構により増力された回転力を直線運動に変換して前記押圧部材を推進する回転/直動変換機構と、を有するディスクブレーキであって、
前記減速機構は、
前記電動モータからの回転力が入力/出力される太陽歯車と、前記太陽歯車の回転軸を中心に公転する複数個の遊星歯車と、各遊星歯車に噛合される内歯歯車と、各遊星歯車を回転可能に支持して各遊星歯車の公転に伴い自転することにより前記電動モータからの回転力が入力/出力されるキャリア部材と、を有し、
前記キャリア部材は、
前記複数個の遊星歯車に対して軸方向一側に位置して前記キャリパ本体に軸支される第1軸部と、前記複数個の遊星歯車に対して前記第1軸部の反対側で前記キャリパ本体に軸支される第2軸部と、前記複数個の遊星歯車を各々、前記第1軸部に対して回転可能に支持する支持部と、前記複数個の遊星歯車の間を通って延びて前記第1軸部と前記第2軸部とを一体に結合させる架橋部と、
を有することを特徴とするディスクブレーキ。 - 前記キャリア部材は、前記第1軸部及び前記支持部が設けられたキャリアと、前記第2軸部及び前記架橋部が設けられたホルダと、を有し、
前記キャリアと前記ホルダとは、一端が前記キャリパ本体に支持され、他端が前記ホルダにおける前記第1軸部側で前記ホルダに固定されるピンにより結合されることを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ。 - 前記キャリア、前記ホルダ、前記遊星歯車、及び前記ピンは、前記キャリパ本体に組み込まれる前に、一体のキャリアアッシーとされていることを特徴とする請求項2に記載のディスクブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010043376A JP5552839B2 (ja) | 2010-02-26 | 2010-02-26 | ディスクブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010043376A JP5552839B2 (ja) | 2010-02-26 | 2010-02-26 | ディスクブレーキ |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011179569A JP2011179569A (ja) | 2011-09-15 |
JP2011179569A5 true JP2011179569A5 (ja) | 2013-03-28 |
JP5552839B2 JP5552839B2 (ja) | 2014-07-16 |
Family
ID=44691288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010043376A Expired - Fee Related JP5552839B2 (ja) | 2010-02-26 | 2010-02-26 | ディスクブレーキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5552839B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013072511A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Hitachi Automotive Systems Ltd | ディスクブレーキ |
JP2014070670A (ja) | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Hitachi Automotive Systems Ltd | ディスクブレーキ |
CN106458197B (zh) | 2014-04-29 | 2019-04-12 | 卢卡斯汽车股份有限公司 | 用于能机电致动的车辆制动器的致动装置 |
CN109723739B (zh) * | 2019-02-21 | 2024-02-09 | 中原内配(上海)电子科技有限公司 | 制动器 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55109152U (ja) * | 1979-01-29 | 1980-07-31 | ||
US4804073A (en) * | 1980-12-23 | 1989-02-14 | Allied-Signal Inc. | Electrically operated disc brake with back-off protector |
DE10080921D2 (de) * | 1999-04-13 | 2002-04-11 | Continental Teves Ag & Co Ohg | Teilbelagscheibenbremse mit elektromechanischer Betätigungseinheit |
DE10014993A1 (de) * | 2000-03-25 | 2001-09-27 | Bosch Gmbh Robert | Elektromechanische Radbremsvorrichtung |
-
2010
- 2010-02-26 JP JP2010043376A patent/JP5552839B2/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN104976256B (zh) | 电子驻车制动装置致动器 | |
US8598755B2 (en) | Electric rotary actuator | |
CN103089930B (zh) | 减速器和具有该减速器的马达制动器 | |
WO2012096309A1 (ja) | インホイールモータ駆動装置 | |
JP2007247683A (ja) | 車両用ディスクブレーキ | |
JP5297756B2 (ja) | 歯車伝動装置 | |
KR20080045176A (ko) | 소형의 축방향 플럭스 모터 드라이브 | |
JP2008275039A (ja) | 減速機および電動ブレーキ | |
JP2011179569A5 (ja) | ||
TW201730453A (zh) | 減速機 | |
JP2011179652A5 (ja) | ||
CN103906678B (zh) | 电动车用轮轴装置及电动自行车 | |
JP5480845B2 (ja) | 遊星歯車機構 | |
CN105317940A (zh) | 减速机 | |
JP2011156912A (ja) | 電動ハブユニット | |
JP2014177265A (ja) | 駆動装置 | |
JP2021089014A (ja) | 摩擦係合装置用支持部材 | |
JP6006137B2 (ja) | 駆動装置 | |
JP2013130255A (ja) | 電動パーキングブレーキ装置 | |
CN111162631B (zh) | 具有动力源的减速装置 | |
JP5891054B2 (ja) | デファレンシャル装置 | |
JP2007331476A (ja) | 車輪駆動装置 | |
JP2014052033A (ja) | アクチュエータ | |
JP2013200012A (ja) | ブレーキ装置及び動力伝達装置 | |
CN103997159A (zh) | 驱动设备 |