JP2011179138A - 紡糸パック - Google Patents

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Abstract

【課題】パッキンやパッキン設置部の寸法誤差によるポリマーリークを低減できる紡糸パックを提供する。
【解決手段】溶融紡糸装置50のスピンブロック4に取り付けられる紡糸パック10であって、複数のポリマー流路20A・20Bが内部に形成され、前記スピンブロック4に取り付けられる連結部材20と、複数のポリマー流路30A・30Bが内部に形成され、前記連結部材20の下方に配置される蓋部材30と、前記蓋部材30と前記連結部材20との間に介して配置され、それぞれの前記ポリマー流路20A・20B・30A・30Bに連通する複数のポリマー孔60A・60Bが形成されるパッキン60と、を具備する、紡糸パック10。
【選択図】図3

Description

本発明は、紡糸パックに関し、特にそのパッキンの構成技術に関する。
従来、高温で溶融させた熱可塑性樹脂(ポリマー)を細いノズルから押し出し、冷却しながら巻き取って糸条にする溶融紡糸装置の技術は公知となっている。また、溶融紡糸装置の加熱箱体に取り付けられ、高温高圧のポリマーを濾過及び整流して、濾過及び整流されたポリマーを多数の紡糸孔から吐出する紡糸パックも公知である。
紡糸パック本体は、その内部を洗浄する等のメンテナンスを行うため、加熱箱体であるスピンブロックに取り付けられる連結部材から取り外しできる構成とされている。また、紡糸パック本体は、連結部材に形成されるポリマー流路と、紡糸パック本体に形成されるポリマー流路とを漏れなく連通させるため、パッキンを介して連結部材に取り付けられる(例えば、特許文献1)。
近年、溶融紡糸装置の生産性を向上するため、内部に複数のポリマー流路が形成された紡糸パックが用いられている。このような複数のポリマー流路が形成される紡糸パックにおいて、連結部材と紡糸パック本体との間に介されるパッキンは、従来、複数のポリマー流路に対して個別に配置されていた。
しかしながら、各パッキンには寸法誤差があり、また、連結部材側あるいは紡糸パック本体側のパッキン設置部にも寸法誤差がある。このような寸法誤差のため、連結部材に紡糸パック本体を取り付けた際に、各ポリマー流路のパッキン間に締め付け力の差が生じて、連結部材と紡糸パック本体との間のシール性が低下し、ポリマーリークが発生するおそれがある。
特開平9−41215号公報
本発明の解決しようとする課題は、パッキンやパッキン設置部の寸法誤差によるポリマーリークを低減できる紡糸パックを提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
第1の発明は、溶融紡糸装置の加熱箱体に取り付けられる紡糸パックであって、複数のポリマー流路が内部に形成され、前記加熱箱体に取り付けられる連結部材と、複数のポリマー流路が内部に形成され、前記連結部材の下方に配置される蓋部材と、前記蓋部材と前記連結部材との間に介して配置され、それぞれの前記ポリマー流路に連通する複数のポリマー孔が形成されるパッキンとを具備するものである。
第2の発明は、第1の発明において、前記連結部材の前記パッキンと当接する面の前記ポリマー流路の開口部の周囲には、溝部が形成されるものである。
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記連結部材および前記蓋部材のポリマー流路のポリマー流路と平行な方向を軸方向とし、該軸方向回りの回転を周方向とするとき、前記パッキンは、前記周方向の回転を規制する回り止め手段を備えるものである。
第4の発明は、第1から3のいずれかの発明において、前記蓋部材の前記パッキンが配置される面には、パッキン係合部が形成され、前記パッキンは前記パッキン係合部に配置されるものである。
第5の発明は、第1から3のいずれかの発明において、前記蓋部材の前記パッキンが配置される面には、パッキン係合部が形成され、前記パッキン係合部には、ピン係合部が形成され、前記パッキンには、該パッキンを貫通するピン孔が形成され、ピンを前記ピン係合部と前記ピン孔とに係合させることによって、前記パッキンを前記蓋部材に係合させるものである。
本発明の紡糸パックによれば、パッキンの寸法誤差およびパッキン設置部の加工誤差によるポリマーリークを低減できる。
本発明の一実施形態に係る紡糸パックを備える溶融紡糸装置の全体構成を示す模式図。 (A)同じく紡糸パックの全体構成を示す断面図、(B)同じく平面図。 (A)同じく紡糸パックのパッキンの配置を示す断面図、(B)同じく別角度からの断面図。 (A)同じく紡糸パックのパッキンを示す平面図、(B)同じく断面図。 (A)同じく紡糸パックの連結部材を示す断面図、(B)同じく底面図。 (A)別実施形態に係る紡糸パックのパッキンの配置を示す断面図、(B)同じく別角度からの断面図。 (A)同じくパッキンを示す平面図、(B)同じく断面図。 (A)別の実施形態に係る紡糸パックのパッキンを示す平面図、(B)同じく断面図。
図1を用いて、本発明の一実施形態である紡糸パック10を備える溶融紡糸装置50について説明する。
溶融紡糸装置50は、高温で溶融させた熱可塑性樹脂(ポリマー)を細いノズルから押しだし、冷却しながら巻き取って糸条にする装置である。溶融紡糸装置は、POY(一部延伸糸条)を巻取るPOY用紡糸装置と、FDY(全延伸糸条)を巻取るFDY用紡糸装置と、の2種類の装置がある。本発明に係る紡糸パック10は、POY用紡糸装置又はFDY用紡糸装置のどちらの装置についても適用できるが、本実施形態は、FDY用紡糸装置として説明する。
溶融紡糸装置50は、高温で乾燥させたポリマーチップを投入するホッパー1と、ポリマーチップを紡糸可能な粘度まで溶融して高圧で吐出するエキストルーダー2と、吐出された溶融ポリマーを後述するスピンブロック4まで送るポリマーパイプ3と、加熱媒体を封入し、定量供給手段としてのギヤポンプ(図示略)を備える加熱箱体としてのスピンブロック4と、スピンブロック4に装着され、ギヤポンプによって定量供給される加熱されたポリマーを濾過及び整流して、濾過及び整流されたポリマーを高圧で吐出する紡糸パック10とを具備している。
また、溶融紡糸装置50は、紡糸パック10から紡出された糸条Yを冷却管によって冷却する冷却チムニー5と、ガイド等との摩擦を低減し、帯電の防止や柔軟性等を与えるための油剤を糸条Yに供給する給油ガイド6と、糸条Yに付与された油剤を均一にするために糸条Yの流れに適度な乱れを起こす交絡ノズル7と、糸条Yの方向を変える第一ロール8a及び第二ロール8bと、糸条Yを未延伸糸条として巻き取るワインダー9とを具備している。
図2および図3を用いて、紡糸パック10について説明する。なお、図2(B)の矢印Zは、紡糸パック10および紡糸パック10の構成部品の軸方向を示し、矢印Zの向きを上方とする。また、図2(A)の矢印Xは、紡糸パック10および紡糸パック10の構成部品の周方向を示している。
図3(A)は紡糸パック10の図2(A)におけるA―A断面における断面図を示し、図3(B)は、図3(A)の断面とは90°回転した図2(A)におけるB―B断面における断面図を示している。
紡糸パック10は、連結部材20と、紡糸パック本体40とを具備している。紡糸パック本体40は、その内部を洗浄する等のメンテナンスを行うため、連結部材20から取り外しできる構成とされている。そして、パッキン60は、紡糸パック本体40のメンテナンスの度に消耗品として交換されるものである。連結部材20は、スピンブロック4と紡糸パック本体40とを連結するものであり、ボルト(図示略)を用いて予めスピンブロック4に取り付けられている。連結部材20には、凸部21が下方に向けて形成され、連結部材20の内部の軸方向には2本のポリマー流路20A・20Bが形成され、凸部21の周囲には雄ネジ部が形成されている。
紡糸パック本体40は、連結部材20に対してパッキン60を介して取り付けられ、円筒状の外郭41の内部に、蓋部材30と、リテーナ42と、スピナレット43とを具備するものである。
蓋部材30は、紡糸パック本体40の最上部に配置され、上述した連結部材20のポリマー流路20A・20Bのそれぞれと連通する2本のポリマー流路30A・30Bがその内部の軸方向に形成されるものである。蓋部材30には、上面に凹部31が形成され、凹部31の底面31Lにはパッキン60が配置されるパッキン設置部としての溝形状の係合部32が形成されている。凹部31の側面には雌ネジ部が形成されている。リテーナ42は、蓋部材30の下方に配置され、上述したポリマー流路30A・30Bのそれぞれと連通するポリマー流路42A・42Bがその内部の軸方向に形成されるものであり、そのポリマー流路42A・42Bの途上には濾過材およびフィルタ等が設けられる。スピナレット43は、リテーナ42の下方に配置され、流路42A・42Bのそれぞれと連通する紡糸孔群(図示略)が穿設されるものである。
続いて、パッキン60の構成及びパッキン60に接する連結部材20と蓋部材30の構成について説明する。
図4に示すように、パッキン60は、紡糸パック10の軸方向の平面視において、その輪郭が回り止め手段としての長円形状に形成され、パッキン60が係合部32に係合した時に蓋部材30のポリマー流路30A・30Bのそれぞれに連通するようにポリマー孔60A・60Bが軸方向に形成されている。本実施形態のパッキン60は、アルミ製とし、後述するパッキン70・80についても同様にアルミ製としている。なお、回り止め手段いついて詳しくは後述する。
蓋部材30の係合部32の内周の輪郭は、パッキン60の軸方向の輪郭と同じ長円形状に形成され、係合部32の軸方向の深さはパッキン60の軸方向の高さよりも低いものとされている。
図5に示すように、連結部材20の底面20Lのポリマー流路20A・20Bの周囲には、ポリマー流路20A・20Bの開口部の縁から所定の間隔を隔てポリマー流路20A・20Bの開口部を縁取るように、溝22が形成されている。溝22は、その形成方向の断面視において、V字形状に形成されている。なお、溝22の形成方向の断面形状は、V字形状に限定されることなく、凹形状であっても良い。
続いて、パッキン60の取り付けについて説明する。
紡糸パック本体40を連結部材20に取り付けるときには、パッキン60を係合部32に係合させて蓋部材30に配置し、パッキン60の紡糸パック本体40に対する周方向のズレを規制する。そして、紡糸パック本体40を連結部材20に対して周方向かつ上向きに締め付けることによって、凹部31を凸部21に螺合させて、紡糸パック本体40を連結部材20に取り付ける。なお、紡糸パック本体40の凹部31には、連結部材20に取り付けたときに、連結部材20のポリマー流路20A・20Bの位置と、蓋部材30のポリマー流路30A・30Bの位置とが合うように位置決め部材(図示略)が設けられている。
紡糸パック本体40を連結部材20に取り付けると、パッキン60の上面は連結部材20の底面20Lに密着し、パッキン60の底面は蓋部材30の係合部32の底面32Lに密着し、ポリマー孔60A・60Bはそれぞれのポリマー流路20A・20Bとポリマー流路30A・30Bとに連通する。
このような構成とすることで、以下の効果が得られる。
従来、2本のポリマー流路が形成される紡糸パックには、連結部材と紡糸パック本体との間に介されるパッキンは、それぞれのポリマー流路に対して1枚、つまり合計2枚配置されていた。しかし、2枚のパッキンが用いられることによって、パッキンおよびパッキン設置部の製品寸法誤差についてはパッキンの枚数分である2倍となり、紡糸パックにおける連結部材と紡糸パック本体との間のシール性が低下していた。
本実施形態の紡糸パック10によれば、2本のポリマー流路20A・20B(30A・30B)にそれぞれ連通する2つのポリマー孔60A・60Bが形成される1枚のパッキン60を用いることで、パッキン60およびパッキン設置部としての係合部32の寸法誤差の発生要因を減らすことができ、パッキン60や係合部32の寸法誤差によるポリマーリークを低減できる
また、紡糸パック本体40を連結部材20に取り付けるとき、連結部材20の底面20Lのポリマー流路20A・20Bの開口部の周囲には溝22が形成されているため、パッキン60の上面と底面20Lとの接触面積は、底面20Lが平坦な場合と比較して小さくなり、紡糸パック本体40を締め付ける時に必要とされる締め付け力は、底面20Lが平坦な場合と比較して少なくて済む効果が得られる。
さらに、紡糸パック本体40を連結部材20に取り付けるときに、パッキン60が紡糸パック本体40に対して回り止め手段によって周方向において固定されるため、2本のポリマー流路20A・20B(30A・30B)とパッキン60のポリマー孔60A・60Bとの位置決めが不要である。
ここで、回り止め手段とは、パッキン60を係合部32に対して周方向に回転させたときに、パッキン60の周方向の回転を規制する手段であって、パッキン60を周方向に回転させたときに係合部32のいずれかの面に当接し、パッキン60がそれ以上は周方向に移動(回転)できない部分をいう。すなわち、パッキン60の回り止め手段とは、長円形状に形成された輪郭となる。
例えば、円形状に輪郭が形成され、周囲に突起部が形成されるパッキンでは、突起部が回り止め手段となる。なお、係合部32には突起部の係合部が形成されているものとする。
また、円形状に輪郭が形成され、底部に突起部が形成されるパッキンでは、突起部が回り止め手段となる。なお、係合部32には突起部の係合部が形成されているものとする。
さらに、長方形に輪郭が形成されるパッキンでは、長円形状に形成された輪郭が回り止め手段となる。
図6を用いて、別の実施形態であるデルタパッキン70の配置について説明する。
図6(A)は紡糸パック10の図2(A)におけるAA断面に相当する断面図を示し、図6(B)は、図6(A)の断面とは90°回転した図2(A)におけるBB断面に相当する断面図を示している。
凸部21および凹部31については、上述した構成と同様であるため説明を省略する。蓋部材30には、凹部31の底面31Lに溝形状の係合部32が形成され、係合部32の内周の輪郭は、後述するデルタパッキン70の軸方向の断面視における輪郭と同じ円形状とされている。また、係合部32には、後述するデルタパッキン70のピン孔71・71に対応する位置にピン係合部33が2箇所形成されている。
図7を用いて、デルタパッキン70について説明する。
デルタパッキン70は、軸方向の平面視において、輪郭を円形状に形成され、軸方向に平行な断面視において、輪郭を長方形の角部を直線で切り取った形状として構成されている。また、デルタパッキン70には、デルタパッキン70が係合部32に係合した時に蓋部材30のポリマー流路20A・20Bのそれぞれに連通するようにポリマー孔70A・70Bが貫通して形成され、このポリマー孔70A・70Bの間にポリマー孔70A・70Bの中心線Lに対して対称に回り止め手段としてのピン孔71・71が貫通して形成されている。ピン孔71・71は、デルタパッキン70においてポリマー孔70A・70Bの中心線Lに対して対称に2箇所形成されていれば良く、ピン孔71・71を形成する位置は本実施形態に限定されることはない。
ここで、デルタパッキン70の取り付けについて説明する。
紡糸パック本体40を連結部材20に取り付けるときには、デルタパッキン70を係合部32に係合させて蓋部材30に配置し、ピン90をピン係合部33とピン孔71に係合させて、デルタパッキン70の紡糸パック本体40に対する周方向のズレを規制する。そして、紡糸パック本体40を連結部材20に対して周方向かつ上向きに締め付けることによって、凹部31を凸部21に螺合させて、紡糸パック本体40を連結部材20に取り付ける。
このような構成とすることで、以下の効果が得られる。
すなわち、パッキン60同様に、2本のポリマー流路20A・20B(30A・30B)にそれぞれ連通する2つのポリマー孔70A・70Bが形成される1枚のデルタパッキン70を用いることで、デルタパッキン70およびパッキン設置部としての係合部32の寸法誤差の発生要因を減らすことができる。
また、デルタパッキン70の輪郭を円形状とすることで、汎用生の高い円柱形状のアルミダイカスト等からデルタパッキン70を製作できるため、デルタパッキン70の生産コストを低減できる。
さらに、ポリマー孔70A・70Bおよびピン孔71・71が全て貫通孔であることから、容易に孔加工できるため、デルタパッキン70の生産コストを低減できる。
さらに、ピン孔71・71は、デルタパッキン70においてポリマー孔70A・70Bの中心線Lに対して対称に2箇所形成されているため、紡糸パック10に取り付けられ、高圧のポリマーが通過したときであっても、均一に変形しシール性能を損なうことはない。
図8を用いて、別の実施形態であるパッキン80について説明する。
デルタパッキン80は、軸方向に平行な断面視において、輪郭が長方形の角部を直線で切り取った形状であって、切り取り部分がポリマー孔80A・80Bの開口部まで及び、全体として略ひし形状として構成されるものである。ピン孔81を含めたその他の構成は、上述したデルタパッキン70と同様である。
10 紡糸パック
20 連結部材
20A ポリマー流路
20B ポリマー流路
30 蓋部材
30A ポリマー流路
30B ポリマー流路
40 紡糸パック本体
50 溶融紡糸装置
60 パッキン
70 デルタパッキン
80 デルタパッキン

Claims (5)

  1. 溶融紡糸装置の加熱箱体に取り付けられる紡糸パックであって、
    複数のポリマー流路が内部に形成され、前記加熱箱体に取り付けられる連結部材と、
    複数のポリマー流路が内部に形成され、前記連結部材の下方に配置される蓋部材と、
    前記蓋部材と前記連結部材との間に介して配置され、それぞれの前記ポリマー流路に連通する複数のポリマー孔が形成されるパッキンと、
    を具備する、紡糸パック。
  2. 請求項1記載の紡糸パックであって、
    前記連結部材の前記パッキンと当接する面の前記ポリマー流路の開口部の周囲には、溝部が形成される、紡糸パック。
  3. 請求項1又は2に記載の紡糸パックであって、
    前記連結部材および前記蓋部材のポリマー流路と平行な方向を軸方向とし、該軸方向回りの回転を周方向とするとき、
    前記パッキンは、前記周方向の回転を規制する回り止め手段を備える、紡糸パック。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の紡糸パックであって、
    前記蓋部材の前記パッキンが配置される面には、パッキン係合部が形成され、
    前記パッキンは前記パッキン係合部に配置される、紡糸パック。
  5. 請求項1から3のいずれか1項に記載の紡糸パックであって、
    前記パッキンの輪郭は、円形状であって、
    前記蓋部材の前記パッキンが配置される面には、パッキン係合部が形成され、
    前記パッキン係合部には、ピン係合部が形成され、
    前記パッキンには、該パッキンを貫通するピン孔が形成され、
    ピンを前記ピン係合部と前記ピン孔とに係合させることによって、前記パッキンを前記蓋部材に係合させる、紡糸パック。
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