JP5908821B2 - 溶融紡糸装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ポリマーを紡糸するための溶融紡糸装置に関する。
ポリマーを紡糸するための溶融紡糸装置は、内部にポリマー流路が形成された加熱箱体と、加熱箱体のポリマー流路と連通するポリマー流路が内部に形成され、加熱箱体に取り外し可能に装着される紡糸パックと、を備えている。一般に、加熱箱体には、雄ネジを有する装着部が設けられており、紡糸パックには、雄ネジに螺合する雌ネジが設けられている。紡糸パックは、雄ネジと雌ネジとを介して、装着部に対して着脱可能となっており、生産する糸の種類によって交換される。特許文献1に記載の溶融紡糸装置においては、装着部と紡糸パックとの間に、これらの間をシールするパッキンが配置されている。パッキンは、紡糸パックを装着部に装着していった際に、紡糸パックと装着部とによりネジの軸方向に圧縮され、ポリマーが漏れないように、装着部と紡糸パックとの間を完全にシールすることが望ましい。しかしながら、パッキンや各部材の寸法誤差等により、装着部と紡糸パックとの間がパッキンにより完全にシールされず、ポリマーの漏れが生じるという問題がある。
特許文献2に記載の溶融紡糸装置において、装着部には、装着部に対して相対移動可能なリングと、装着部に対して相対移動不能なストッパと、リングとストッパとの間に配置されたバネ(付勢部材)と、が設けられている。紡糸パックは、装着部のリングに螺合される。また、装着部と紡糸パックとの間には、パッキンが配置されている。紡糸パックを装着部に装着すると、リングがストッパとの間でバネを紡糸パック側へ圧縮する。圧縮されたバネは、装着部に対して相対移動可能なリングを装着部側へ付勢する。このとき、紡糸パックとリングとは一体となっているから、紡糸パックも装着部側へ付勢される。従って、装着部側へ付勢された紡糸パックによりパッキンが圧縮される。これにより、装着部と紡糸パックとの間をパッキンで確実にシールしようとしている。
特開2011−179138号公報 中国公開特許CN101638812A号
溶融紡糸装置は、溶融する繊維材料を扱うために、使用中には約300℃の高温となる。このような高温で使用されると、パッキンのシール性を高めるためのバネも経時的に劣化し、付勢力が低下する。従って、定期的にバネの状態をチェックし、バネが劣化していれば、バネを交換する必要がある。特許文献2に記載の溶融紡糸装置においては、加熱箱体に固定された装着部にバネが固定して設けられている。従って、高い位置に位置する装着部に固定されたバネを逐一取り外し、バネをチェックするのは時間がかかり、面倒な作業である。また、バネが劣化しており、新しいバネを取り付ける場合にも、高い位置に位置する装着部にバネを固定するのは面倒、かつ、困難な作業である。また、バネは、装着部に固定されたストッパとリングとの間に位置するので、バネのチェックのため、装着部からストッパを逐一取り外す必要があり、バネをチェックしている間、溶融紡糸装置を使用することができない。すなわち、長時間、糸条の生産が停止され、糸条の生産性が低下するという問題がある。
また、特許文献2に記載の溶融紡糸装置においては、パッキンによってシールされている部分からポリマーの漏れが発生した場合には、ポリマーが加熱箱体に固定された装着部に取り付けられたバネに漏れ出して固化するため、ポリマー漏れが発生する度に、加熱箱体から装着部を取り外し、バネに固着したポリマーを取り除くという作業が必要となる。この作業の間、溶融紡糸装置を使用することができないため、長時間、糸条の生産が停止され、糸条の生産性が低下するという問題がある。
以上説明したように、特許文献2に記載の溶融紡糸装置においては、バネのチェックや交換等といったメンテナンスが面倒であり、また、バネのチェックや交換等の際に、糸条の生産性が低下するという問題がある。
本発明の目的は、パッキンを確実にシールするための付勢部材を容易にメンテナンス可能とすること、また、付勢部材のメンテナンスにより糸条の生産性が低下しないようにすることである。
第1の発明の溶融紡糸装置は、螺合部を有し、第1ポリマー流路が内部に形成された装着部と、前記装着部の前記螺合部に螺着される紡糸パックと、を備える溶融紡糸装置であって、前記紡糸パックは、第2ポリマー流路が内部に形成された本体と、接続孔を有し、前記接続孔が前記第1ポリマー流路と前記第2ポリマー流路とを接続するように前記装着部と前記本体との間に配置されるパッキンと、前記螺合部に螺合する被螺合部を有し、前記本体に対して相対回転不能で、且つ、前記螺合部及び前記被螺合部の軸方向に相対移動可能な移動部材と、前記本体と前記移動部材の間に設けられた付勢部材と、を有し、前記付勢部材は、前記紡糸パックの前記装着部への装着時における前記移動部材の移動により圧縮され、前記本体を前記軸方向における前記装着部側に付勢することを特徴とする。
本発明では、付勢部材は、紡糸パックの装着部への装着時における移動部材の移動により圧縮され、本体を螺合部及び被螺合部の軸方向における装着部側に付勢する。従って、装着部と紡糸パックの本体の間に設けられたパッキンが、付勢された本体により圧縮され、パッキンにより装着部と紡糸パックとの間を確実にシールすることができる。また、紡糸パックは、螺合部及び被螺合部を介して、装着部に着脱可能であり、さらに付勢部材が、装着部に着脱可能である紡糸パックに設けられている。このため、付勢部材が設けられた紡糸パックを装着部から取り外し、紡糸パックを取り外した後に、容易に紡糸パック内の付勢部材のメンテナンスを行うことができる。ここで、従来の紡糸パックは、内部の濾材の交換等のために、装着部から定期的に取り外して、分解、洗浄、濾材の交換が行われる。このとき、予め、分解、洗浄、濾材の交換を終えた別の紡糸パックを準備しておくことで、糸条の生産を中断する時間を、紡糸パックの交換時間のみの最小限に留められている。本発明では、付勢部材が紡糸パック内に設けられているため、定期的に行われる濾材の交換等と同時に付勢部材のメンテナンスを行うことができる。従って、付勢部材のメンテナンスのために、溶融紡糸装置を停止する必要がなく、従来の紡糸パックと同様に、分解、洗浄、濾材の交換、付勢部材のメンテナンスを終えた別の紡糸パックを準備しておくことで、糸条の生産を中断する時間を最小限に留めることができ、糸の生産性が低下することがない。また、装着部と紡糸パックの間に設けられたパッキンによってシールされている部分からポリマーの漏れが発生した場合でも、付勢部材が紡糸パックに設けられているため、装着部側での作業が不要である。従って、別の紡糸パックを準備しておくことで、ポリマー漏れが発生した場合でも、糸条の生産を中断する時間を紡糸パックの交換時間のみの最小限に留めることができ、糸条の生産性が低下することがない。
第2の発明の溶融紡糸装置は、第1の発明の溶融紡糸装置において、前記本体は、前記装着部側から前記移動部材を覆う着脱可能な蓋部材を有し、前記付勢部材は、前記移動部材と前記本体の前記蓋部材との間に配置されることを特徴とする。
本発明では、装着部側から移動部材を覆う着脱可能な蓋部材と、移動部材と、の間に付勢部材が配置されている。従って、装着部から取り外した紡糸パックから蓋部材を取り外し、内部の付勢部材を容易に取り出せる。このため、さらに容易に付勢部材のメンテナンスを行うことができる。
第3の発明の溶融紡糸装置は、第1又は第2の発明の溶融紡糸装置において、前記装着部に対する前記紡糸パックの回転を、所定角度を超えないように規制する規制部材をさらに備え、前記第1ポリマー流路、前記第2ポリマー流路、及び、前記接続孔は、それぞれ複数、且つ、互いに同数設けられており、前記紡糸パックが前記装着部に対して前記所定角度まで回転した状態で、複数の前記第1ポリマー流路、複数の前記第2ポリマー流路、及び、複数の前記接続孔がそれぞれ連通することを特徴とする。
本発明では、紡糸パックが装着部に対して所定角度まで回転した場合に、複数の第1ポリマー流路、複数の第2ポリマー流路、及び、複数の接続孔がそれぞれ連通するため、確実に第1ポリマー流路、第2ポリマー流路、及び、接続孔を連通させることができる。また、紡糸パックの装着部に対する回転角度が制限されているため、装着部によるパッキンの圧縮に制限があるが、付勢部材でパッキン等の寸法誤差を吸収でき、装着部と紡糸パックとの間を確実にシールすることができる。
第4の発明の溶融紡糸装置は、第3の発明の溶融紡糸装置において、前記第1ポリマー流路、前記第2ポリマー流路、及び、前記接続孔は、それぞれ2つずつ設けられており、前記規制部材は、前記装着部に対する前記紡糸パックの回転を、120度以下の前記所定角度を超えないように規制することを特徴とする。
本発明では、規制部材は、装着部に対する紡糸パックの回転を、120度以下の所定角度を超えないように規制している。従って、第2ポリマー流路及び接続孔と、第1ポリマー流路と、を回転方向に対して、例えば、90度ずらした位置から回転させ始めることにより、確実に第1ポリマー流路、第2のポリマー流路、及び、接続孔を連通させることができる。また、紡糸パックの装着部に対する回転角度が制限されているため、装着部によるパッキンの圧縮に制限があるが、付勢部材でパッキン等の寸法誤差を吸収でき、装着部と紡糸パックとの間を確実にシールすることができる。
第5の発明の溶融紡糸装置は、第3又は第4の発明の溶融紡糸装置において、前記パッキンは、前記第1ポリマー流路、及び、前記第2ポリマー流路と同数設けられており、複数の前記パッキンは、それぞれに、前記接続孔が設けられていることを特徴とする。
本発明では、パッキンが第1ポリマー流路、及び、第2ポリマー流路と同数設けられており、複数のパッキンには、それぞれに、接続孔が設けられている。従って、パッキンを同心円の中空円筒形状とすることができるため、安価で精度の高いパッキンの製作が可能である。
第6の発明の溶融紡糸装置は、第1〜第5の発明のいずれかの溶融紡糸装置において、前記パッキンは、前記軸方向の両端面において、前記端面に向かうほど径が縮小するテーパーとなっていることを特徴とする。
本発明では、パッキンは、軸方向の両端面において、前記端面に向かうほど径が縮小するテーパーとなっている。従って、パッキンと紡糸パック、パッキンと装着部との接触面積が小さいため、片当たり等の問題が発生しにくい。
第7の発明の溶融紡糸装置は、第1〜第6の発明のいずれかの溶融紡糸装置において、前記付勢部材は、皿バネであることを特徴とする。
一般に、コイルバネは、バネの圧縮長と付勢力との関係が比例関係にある。従って、本発明に用いた場合、各部の寸法誤差の大きいと、付勢対象である本体への付勢力にばらつきが出る。一方、皿バネは、バネの圧縮長が大きくなるにつれて付勢力が大きくなる割合が小さくなる。従って、各部の寸法誤差が大きくても、付勢対象である本体への付勢力にばらつきが出にくい。本発明では、付勢部材が皿バネであるため、各部の寸法誤差等が大きくても、付勢対象である本体への付勢力がばらつくことを小さく抑えることができる。
本発明では、付勢部材は、紡糸パックの装着部への装着時における移動部材の移動により圧縮され、本体を螺合部及び被螺合部の軸方向における装着部側に付勢する。従って、装着部と紡糸パックの本体の間に設けられたパッキンが、付勢された本体により圧縮され、パッキンにより装着部と紡糸パックとの間を確実にシールすることができる。また、紡糸パックは、螺合部及び被螺合部を介して、装着部に着脱可能であり、さらに付勢部材が、装着部に着脱可能である紡糸パックに設けられている。このため、付勢部材が設けられた紡糸パックを装着部から取り外し、紡糸パックを取り外した後に、容易に紡糸パック内の付勢部材のメンテナンスを行うことができる。また、本発明では、付勢部材が紡糸パック内に設けられているため、定期的に行われる濾材の交換等と同時に付勢部材のメンテナンスを行うことができる。従って、付勢部材のメンテナンスのために、溶融紡糸装置を停止する必要がなく、分解、洗浄、濾材の交換、付勢部材のメンテナンスを終えた別の紡糸パックを準備しておくことで、糸条の生産を中断する時間を最小限に留めることができ、糸条の生産性が低下することがない。また、装着部と紡糸パックの間に設けられたパッキンによってシールされている部分からポリマーの漏れが発生した場合でも、付勢部材が紡糸パックに設けられているため、装着部側での作業が不要である。従って、別の紡糸パックを準備しておくことで、ポリマー漏れが発生した場合でも、糸条の生産を中断する時間を紡糸パックの交換時間のみの最小限に留めることができ、糸条の生産性が低下することがない。
溶融紡糸装置から糸巻取装置までの各種装置の概略構成を示す側面図である。 図1の溶融紡糸装置の一部断面図である。 図2のIII-III線断面図である。 装着部及び紡糸パックの平面図である。 装着部のボルト部が紡糸パックの移動部材のナット部に挿入された状態を示す断面図である。 図5のVI-VI線断面図である。 変形例に係る装着部及び紡糸パックの断面図である。 図7のVIII-VIII線断面図である。 皿バネとコイルバネの圧縮長と付勢力との関係を示した図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、溶融紡糸装置から糸巻取装置までの各種装置の概略構成を示す側面図である。図1に示すように、上方にある溶融紡糸装置1の加熱箱体50に取り付けられた紡糸パック3から吐出された複数のフィラメントからなる糸条Yは、給油ノズル101により油剤が付着された後、2つのゴデットローラ102a、102bにより延伸される。延伸された糸条Yは、下方にある糸巻取装置104に搬送され、糸巻取装置104により巻き取られる。
溶融紡糸装置1以外の装置の構成について簡単に説明する。給油ノズル101は、溶融紡糸装置1から給糸された複数のフィラメントからなる糸条Yに油剤を付着させる。ゴデットローラ102aは、上方に配置されたセパレートローラ103aと一対となっている。ゴデットローラ102bは、下方に配置されたセパレートローラ103bと一対となっている。2つのゴデットローラ102a、102bは、図示しない駆動モータによって駆動される駆動ローラである。2つのセパレートローラ103a、103bは、図示しない駆動モータによって駆動される駆動ローラであり、径は、例えば、ゴデットローラ102a、102bの約1/2となっている。
溶融紡糸装置1から給油ノズル101を介して送られた糸条Yは、上流のゴデットローラ102a及びセパレートローラ103aに複数回巻き掛けられた後、下流のゴデットローラ102b及びセパレートローラ103bに複数回巻き掛けられる。ゴデットローラ102a、102bを走行した糸条Yは、糸巻取装置104に巻き取られる。
上流のゴデットローラ102aは、糸条Yが延伸可能な温度(例えば90℃)に加熱されている。下流のゴデットローラ102bは、延伸された糸条Yを熱固定可能な温度(例えば120℃)に加熱されている。ゴデットローラ102bは、上流のゴデットローラ102aよりも速い回転速度で回転する。従って、上流のゴデットローラ102aで予備加熱された糸条Yは、上流のゴデットローラ102aと、上流のゴデットローラ102aよりも糸送り速度の速い下流のゴデットローラ102bと、の間で延伸される。延伸された糸条Yは、ゴデットローラ102bにより、熱固定され、糸巻取装置104に送られる。
次に、溶融紡糸装置1について説明する。図2は、図1の溶融紡糸装置1の一部断面図である。図3は、図2のIII-III線断面図である。図4は、装着部2及び紡糸パック3の平面図である。なお、図3においては加熱箱体50を省略している。また、図4において、加熱箱体50は示されていないが、II-II線は、図2における断面の方向を示しており、III−III線は、図3における断面の方向を示している。
溶融紡糸装置1は、加熱箱体50、加熱箱体50に取り付けられる装着部2、装着部2に装着される紡糸パック3等を備える。紡糸パック3は、装着部2を介して加熱箱体50に複数個取り付けられるが、図1においては、1個のみ示されている。
図2に示すように、加熱箱体50は、溶融されたポリマーの温度を保つためのものである。加熱箱体50の内部は、図示しない熱媒ボイラーから供給された熱蒸気で満たされ、高温(例えば約300℃)に保たれている。加熱箱体50は、下方に開口した凹部52を有しており、凹部52に連通する2個の接続孔53が形成されている。加熱箱体50の凹部52の上面に装着部2が取り付けられている。
図2〜図4に示すように、装着部2は、紡糸パック3が装着されるものであり、断面視で、略T字状である。装着部2は、上方から下方にわたって内部に2本のポリマー流路4(第1ポリマー流路)が設けられている。装着部2は、上下方向に垂直な略円板状の固定部5と、固定部5の略中央から下方に突出した略円柱状のボルト部6と、を有している。固定部5が図示しないボルトにより加熱箱体50の凹部52の上面に取り付けられることにより、装着部2は、加熱箱体50に固定されている。装着部2が加熱箱体50に取り付けられると、加熱箱体50の接続孔53と、装着部2のポリマー流路4と、が連通する。ボルト部6は、外周面に雄ネジ7(螺合部)が設けられている。雄ネジ7のネジピッチは、例えば6mmである。
紡糸パック3は、溶融したポリマーを複数のフィラメントからなる糸条Yとして紡出するものである。紡糸パック3は、雄ネジ7と後述する雌ネジ23とが螺合することにより、装着部2の雄ネジ7に螺着される。紡糸パック3は、本体8と、パッキン9と、移動部材10と、皿バネ(付勢部材)11と、を備えている。
本体8は、略円柱状であって、ボディ13と、ボディ13内の最上部に位置するロックリング(蓋部材)12と、ボディ13の内部、かつ、ロックリング12の下方に位置するリッド14と、ボディ13の内部、かつ、リッド14の下方に位置する濾過部15と、ボディ13の内部、かつ、濾過部15の下方に位置する紡糸口金16と、を有する。
ボディ13は、内部が中空な略円筒状であり、内部に、上方から、ロックリング12、リッド14、濾過部15、紡糸口金16が配置されている。ロックリング12は、移動部材10を覆うように、ボディ13に螺着されている。図示は省略するが、ボディ13のロックリング12と対向する内周面には、雌ネジが設けられている。また、ロックリング12の外周面には、雄ネジが設けられている。ボディ13の雌ネジと、ロックリング12の雄ネジと、が螺合しており、ロックリング12は、ボディ13に対して着脱可能である。リッド14は、断面視で、略逆T字状となっており、内部に2本のポリマー流路17(第2ポリマー流路)が設けられている。リッド14の上面には、装着部2のボルト部6が挿入される挿入凹部25が設けられている。挿入凹部25の下面には、パッキン9を配置するための2個の凹部18が設けられている。濾過部15は、ポリマーを濾過するものであり、内部に2個の濾過層19が設けられている。濾過層19は、リッド14のポリマー流路17と連通している。濾過層19には、濾材20(例えば、金属砂)やフィルタ21が配置されている。ポリマーは、濾過層19を通過することにより、濾材20やフィルタ21により濾過される。紡糸口金16は、糸条Yを紡出するものである。紡糸口金16は、図示しない複数のノズルが内部に設けられおり、複数のノズルから糸条Yが紡出される。
パッキン9は、ポリマーが漏れないように装着部2と紡糸パック3との間をシールするものである。パッキン9には、雄ネジ7及び雌ネジ23の軸方向、すなわち、上下方向に貫通した接続孔22が形成されている。パッキン9は、接続孔22が、装着部2のポリマー流路4と、本体8のポリマー流路17と、を接続するように、装着部2と本体8との間に配置されている。具体的には、パッキン9は、リッド14の凹部18内に配置されることにより、装着部2のボルト部6と本体8のリッド14との間に配置されている。パッキン9は、装着部2のポリマー流路4、及び、本体8のポリマー流路17と、同数、すなわち、2個設けられている。パッキン9は、雄ネジ7の軸方向、すなわち、上下方向の両端面において、端面に向かうほど径が縮小するテーパーとなっている。従って、パッキン9と装着部2のボルト部6、パッキン9と紡糸パック3の本体8の接触面積が小さいため、片当たり等の問題が発生しにくい。パッキン9の雄ネジ7及び雌ネジ23の軸方向の厚みは、例えば5.1mmである。
移動部材10は、雄ネジ7に螺合する雌ネジ23(被螺合部)を有し、本体8に対して相対回転不能で、且つ、本体8に対して雄ネジ7及び雌ネジ23の軸方向に相対移動可能となっている。具体的には、移動部材10は、本体8(リッド14)と分離されているが、ピン24が移動部材10と本体8とに挿通している。従って、紡糸パック3が回転されると、移動部材10は、本体8とともに回転し、本体8に対して相対回転不能となっている。また、移動部材10は、上述のとおり、本体8と分離されているため、雄ネジ7と雌ネジ23との螺合により、本体8に対して雄ネジ7及び雌ネジ23の軸方向に相対移動可能となっている。移動部材10は、ボディ13の内部、かつ、リッド14の上方に設けられている。移動部材10は、断面視で、略逆T字状となっており、上下方向に垂直な略円板状の円板部26と、円板部26から上方に突出したナット部27と、を有している。ナット部27の一部は、本体8の内部から上方へ外部に突出している。移動部材10の内部は、軸方向にわたって中空となっており、リッド14の上部が下方から移動部材10に挿入されている。また、ナット部27の内周面には、雌ネジ23が設けられている。ナット部27の内部にボルト部6を挿入し、紡糸パック3を回転させることにより、雄ネジ7と雌ネジ23とが螺合する。
図2及び図3は、装着部2に紡糸パック3が装着された状態を示しているが、図5は、装着部2に紡糸パック3が装着される前であって、装着部2のボルト部6が紡糸パック3の移動部材10のナット部27に挿入された状態を断面で示している。図6は、図5のVI-VI線断面図である。この状態では、雄ネジ7と雌ネジ23とは、螺合していない。すなわち、装着部2のボルト部6が紡糸パック3の移動部材10のナット部27に挿入されているだけで、紡糸パック3が装着部2に対して回転されていない状態を示している。この状態から、紡糸パック3が回転されることにより、雄ネジ7と雌ネジ23とが螺合し、装着部2に紡糸パック3が装着される。装着部2には、装着部2に対する紡糸パック3の回り始めからの回転を、90度を超えないように規制する規制部材28が設けられている。すなわち、図5及び図6に示す状態から、紡糸パック3が90度回転されると、規制部材28により回転が規制され、図2及び図3に示す状態となる。雄ネジ7及び雌ネジ23を介する装着部2への紡糸パック3の装着により、移動部材10は、上方に移動する。また、雄ネジ7及び雌ネジ23を介する装着部2からの紡糸パック3の取り外しにより、移動部材10は、下方に移動する。装着部2に紡糸パック3が装着される際の各部の動作については後述する。
皿バネ11は、本体8と移動部材10との間に設けられている。具体的には、皿バネ11は、移動部材10の円板部26上であって、本体8のロックリング12と移動部材10との間に配置されている。皿バネ11の雄ネジ7及び雌ネジ23の軸方向の厚み(ボディ13へのロックリング12螺着後の寸法)は、例えば4mmである。皿バネ11の作用については後述する。
紡糸パック3は、ボディ13の内部に、下方から上方の順に、紡糸口金16、濾過部15、リッド14、移動部材10、皿バネ11が配置され、ロックリング12がボディ13に螺合されることにより組み立てられる。また、パッキン9は、リッド14の凹部18内に配置される。
以上説明した溶融紡糸装置1において、パッキン9は、装着部2と本体8とにより、軸方向、すなわち、上下方向に圧縮され、ポリマーが漏れないように、装着部2と紡糸パック3との間を完全にシールすることが望ましい。しかしながら、パッキン9や各部材の寸法誤差等により、装着部2と紡糸パック3との間がパッキン9により完全にシールされず、ポリマーの漏れが生じるという問題がある。このため、本発明では、装着部2と紡糸パック3との間が確実にシールされるように皿バネ11が設けられている。以下、紡糸パック3の装着部2への装着について説明するとともに、皿バネ11の作用について説明する。
図5及び図6に示す状態、すなわち、ボルト部6が紡糸パック3の移動部材10のナット部27に挿入された状態では、凹部18に配置されたパッキン9の接続孔22とリッド14のポリマー流路17とは連通しているが、接続孔22及びポリマー流路17と、装着部2のポリマー流路4とは、回転方向に90度ずれた位置となっている。また、ボルト部6が紡糸パック3の移動部材10のナット部27に挿入された状態では、ボルト部6の下面とパッキン9の上面との間には、例えば0.3mmの隙間がある。図5に示す状態から図4に示すB方向に紡糸パック3を回転させると、本体8とともに移動部材10が回転する。ここで、ネジピッチは6mmであるので、移動部材10が18度回転することにより、移動部材10は0.3mm(=6mm×18/360)上方に移動する。このとき、ボルト部6の下面とパッキン9の上面との間の隙間0.3mmが移動部材10の移動により埋められ、ボルト部6の下面とパッキン9の上面とが密着する。移動部材10の上方への移動により、隙間0.3mmが埋められるため、移動部材10とリッド14とは密着した状態のままである。
ボルト部6の下面とパッキン9の上面とが密着した状態から、さらに72度、紡糸パック3を回転させると、規制部材28により、紡糸パック3の回転が、回り始めから90度を超えない位置で規制される。このとき、ポリマー流路4とポリマー流路17とが接続孔22により連通される。ネジピッチは6mmであるから、72度の回転で、移動部材10の上方への移動距離は1.2mm(=6mm×72/360)である。パッキン9が例えば0.3mm圧縮され、また、雄ネジ7及び雌ネジ23のガタ量が例えば0.3mmである場合、移動部材10は、リッド14から離間し、0.6mm(=1.2mm−0.3mm−0.3mm)上方へ移動する。
移動部材10が上方へ0.6mm移動すると、皿バネ11が、移動部材10により上方へ0.6mm圧縮される。すなわち、皿バネ11は、紡糸パック3の装着部2への装着時における移動部材10の移動により圧縮される。圧縮された皿バネ11は、上方及び下方へ伸びようとする。移動部材10は加熱箱体50に固定された装着部2と一体となっているため、皿バネ11は、皿バネ11の上方に位置する本体8(ロックリング12)を上方へ付勢する。すなわち、皿バネ11は、本体8を軸方向における装着部2側に付勢する。従って、装着部2と紡糸パック3の本体8の間に設けられたパッキン9が、付勢された本体8により上下方向に圧縮されるため、装着部2と紡糸パック3との間をパッキン9により確実にシールすることができる。
装着部2から紡糸パック3を取り外す場合、図4に示す矢印Bの反対方向、すなわちA方向に紡糸パック3を回転させればよい。図2〜図4に示す状態から、紡糸パック3を矢印A方向に回転させ始めると、移動部材10が下方へ移動し、90度回転させた段階で、紡糸パック3が装着部2から取り外される。
以上説明した溶融紡糸装置1において、紡糸パック3は、雄ネジ7及び雌ネジ23を介して、装着部2に着脱可能であり、皿バネ11が、装着部2に着脱可能である紡糸パック3に設けられている。このため、紡糸パック3を装着部2から取り外し、紡糸パック3を装着部2から取り外した後に、容易に皿バネ11のメンテナンスを行うことができる。また、皿バネ11が紡糸パック内3に設けられているため、定期的に行われる濾材20やフィルタ21の交換等と同時に皿バネ11のメンテナンスを行うことができる。従って、皿バネ11のメンテナンスのために、溶融紡糸装置1を停止する必要がなく、分解、洗浄、濾材20やフィルタ21の交換、皿バネ11のメンテナンスを終えた別の紡糸パック3を準備しておくことで、糸条Yの生産を中断する時間を最小限に留めることができ、糸条Yの生産性が低下することがない。
また、紡糸パック3の部品の欠陥や組み付け作業の誤りなどによって、装着部2と紡糸パック3の間に設けられたパッキン9によってシールされている部分からポリマーの漏れが発生した場合でも、皿バネ11が紡糸パックに設けられているため、装着部2側での作業が不要である。従って、別の紡糸パック3を準備しておくことで、ポリマー漏れが発生した場合でも、糸条Yの生産を中断する時間を紡糸パック3の交換時間のみの最小限に留めることができ、糸条Yの生産性が低下することがない。
また、ロックリング12は、移動部材10を覆うように本体8のボディ13に螺合されており、着脱可能となっている。そして、皿バネ11は、移動部材10とロックリング12との間に配置されている。従って、装着部3から取り外した紡糸パック2からロックリング12を取り外し、内部の皿バネ11を容易に取り出せる。このため、容易に皿バネ11のメンテナンスを行うことができる。
また、ポリマー流路4、ポリマー流路17、及び、接続孔22は、それぞれ2つずつ設けられており、規制部材28は、装着部2に対する紡糸パック3の回転を、90度を超えないように規制する。従って、ポリマー流路17及び接続孔22と、ポリマー流路4と、を回転方向に対して90度ずらした位置(図5及び図6に示す状態)から回転させ始めることにより、確実にポリマー流路4、ポリマー流路17、及び、接続孔22を連通させることができる。また、紡糸パック3の装着部2に対する回転角度が制限されているため、装着部2によるパッキン9の圧縮に制限があるが、皿バネ11でパッキン9等の寸法誤差を吸収でき、装着部2と紡糸パック3との間を確実にシールすることができる。
また、パッキン9は、ポリマー流路4、及び、ポリマー流路17と同数、すなわち、2個設けられており、2個のパッキン9は、それぞれに、接続孔22が設けられている。従って、パッキン9を同心円の中空円筒形状とすることができるため、安価で精度の高いパッキン9の製作が可能である。
図9は、皿バネとコイルバネの圧縮長と付勢力との関係を示した図である。横軸がバネの圧縮長であり、縦軸がバネの付勢力である。実線は、皿バネの圧縮量と付勢力との関係を示しており、破線は、コイルバネの圧縮量と付勢力の関係を示している。図9に示すように、コイルバネは、バネの圧縮長さと付勢力との関係が比例関係にある。従って、本発明に用いた場合に、各部の寸法誤差が大きいと、付勢対象である本体8に対する付勢力にばらつきが出る。一方、皿バネは、バネの圧縮長が大きくなるにつれて付勢力が大きくなる割合が小さくなるため、各部の寸法誤差が大きくても、付勢対象である本体8への付勢力にばらつきが出にくい。本発明では、皿バネ11を用いて本体8を付勢しているため、本体8への付勢力がばらつくことを小さく抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明を適用可能な形態は、上述の実施形態には限られるものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることが可能である。
図7は、変形例に係る装着部2及び紡糸パック3の断面図である。図8は、図7のVIII-VIII線断面図である。上述の実施形態に係る紡糸パック3は、例えば、衣料用の細い糸条を生産するためのものである。従って、紡糸口金16のノズルが細く、ポリマーの異物を取り除いたり、ゲル化したポリマーを分散させたりする必要がある。このため、濾過層19に濾材20及びフィルタ21が配置されている。変形例に係る紡糸パック3は、濾材20を例えば金属繊維焼結フィルタ31に置き換えたものである。この場合、濾過部15が不要となり、金属繊維焼結フィルタ31を直接、紡糸口金16の上に置くことができるため、紡糸パック3の組み立て時間の短縮が図れる。
上述の実施形態においては、ポリマー流路4、ポリマー流路17、及び、接続孔22は、それぞれ複数の2つであったが、1つであってもよい。この場合、パッキン9は1つでよい。また、ポリマー流路4、ポリマー流路17、及び、接続孔22は、3つ以上であってもよい。
上述の実施形態においては、規制部材28は、装着部2に対する紡糸パック3の回転を、90度を超えないように規制するようになっているが、規制部材28を設けなくてもよい。また、装着部2に対する紡糸パックの回転3を、90度以外の角度を超えないように規制する規制部材が設けられていてもよい。
上述の実施形態においては、パッキン9は、ポリマー流路4、及び、ポリマー流路17と同数である2個設けられていたが、1個であってもよい。この場合、1個のパッキンに、2個の接続孔を設ければよい。
上述の実施形態においては、パッキン9は、雄ネジ7及び雌ネジ23の軸方向の両端面において、端面に向かうほど径が縮小するテーパーとなっているが、テーパーとなっていなくてもよい。
上述の実施形態においては、溶融紡糸装置1を、糸条Yを完全に延伸することによって得られる完全延伸糸(FDY)を製造する装置に適用しているが、これに限らず、ゴデットローラ102a、102bを変更して、部分的に延伸することによって得られる部分延伸糸(POY)を製造する装置にも適用可能である。
1 溶融紡糸装置
2 装着部
3 紡糸パック
4 ポリマー流路(第1ポリマー流路)
6 ボルト部
7 雄ネジ(螺合部)
8 本体
9 パッキン
10 移動部材
11 皿バネ(付勢部材)
12 ロックリング(蓋部材)
17 ポリマー流路(第2ポリマー流路)
22 接続孔
23 雌ネジ(被螺合部)
27 ナット部
28 規制部材

Claims (7)

  1. 螺合部を有し、第1ポリマー流路が内部に形成された装着部と、
    前記装着部の前記螺合部に螺着される紡糸パックと、を備える溶融紡糸装置であって、
    前記紡糸パックは、
    第2ポリマー流路が内部に形成された本体と、
    接続孔を有し、前記接続孔が前記第1ポリマー流路と前記第2ポリマー流路とを接続するように前記装着部と前記本体との間に配置されるパッキンと、
    前記螺合部に螺合する被螺合部を有し、前記本体に対して相対回転不能で、且つ、前記螺合部及び前記被螺合部の軸方向に相対移動可能な移動部材と、
    前記本体と前記移動部材の間に設けられた付勢部材と、を有し、
    前記付勢部材は、前記紡糸パックの前記装着部への装着時における前記移動部材の移動により圧縮され、前記本体を前記軸方向における前記装着部側に付勢することを特徴とする溶融紡糸装置。
  2. 前記本体は、前記装着部側から前記移動部材を覆う着脱可能な蓋部材を有し、
    前記付勢部材は、前記移動部材と前記本体の前記蓋部材との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の溶融紡糸装置。
  3. 前記装着部に対する前記紡糸パックの回転を、所定角度を超えないように規制する規制部材をさらに備え、
    前記第1ポリマー流路、前記第2ポリマー流路、及び、前記接続孔は、それぞれ複数、且つ、互いに同数設けられており、
    前記紡糸パックが前記装着部に対して前記所定角度まで回転した状態で、複数の前記第1ポリマー流路、複数の前記第2ポリマー流路、及び、複数の前記接続孔がそれぞれ連通することを特徴とする請求項1又は2に記載の溶融紡糸装置。
  4. 前記第1ポリマー流路、前記第2ポリマー流路、及び、前記接続孔は、それぞれ2つずつ設けられており、
    前記規制部材は、前記装着部に対する前記紡糸パックの回転を、120度以下の前記所定角度を超えないように規制することを特徴とする請求項3に記載の溶融紡糸装置。
  5. 前記パッキンは、前記第1ポリマー流路、及び、前記第2ポリマー流路と同数設けられており、複数の前記パッキンは、それぞれに、前記接続孔が設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の溶融紡糸装置。
  6. 前記パッキンは、前記軸方向の両端面において、前記端面に向かうほど径が縮小するテーパーとなっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の溶融紡糸装置。
  7. 前記付勢部材は、皿バネであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の溶融紡糸装置。
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