JP2011179013A - 積層シート及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロール状に巻き取られて重ねられたときの貼付用シートの圧接痕や凹み等の傷を防止するとともに、材料の無駄を無くして、低コストで製造できるようにした積層シートを提供する。
【解決手段】剥離シート2に接着シート3が仮着された原反1の接着シート3に切り込み4を施し、所定形状の貼付用シート5と側縁部6とを形成し、側縁部6の上に樹脂Rを塗布して硬化させ、保護層9を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、帯状の剥離シート上に所定形状の貼付用シートが積層された積層シート及びその製造方法に関する。
従来、CDやDVD等の光ディスクの製造工程において、その記録層を保護する透明カバー層を形成するために例えば特許文献1に開示された積層シートが利用されている。この積層シートは、帯状の剥離シートの上に光ディスクと同一形状の貼付用シート(同文献では「カバーシート」と称している)が積層されたものであり、ロール状に巻き取られた巻取体の形態で保管される。そして、使用時には巻取体から積層シートを引き出して、剥離シートから剥がしたカバーシートを光ディスクの記録層に貼り付けるようにしている。
ところで、このような積層シートを巻き取る際には、カバーシートの上に外側のカバーシートが次々と巻き重なっていく。このため、巻圧により巻き取り外側のカバーシートが巻き取り内側のカバーシートに強く押し付けられ、巻き取り内側のカバーシートの表面に円弧状の圧接痕が残ることがある。また、積層シートを巻き取る際にシート間に異物を挟み込んでしまうと、カバーシートにはその異物によって凹みが形成されてしまう。このような圧接痕や凹み等の傷が原因でレーザ光のスポット位置が変動し、データの書き込みや読み出しのエラーが発生する恐れがある。
そこで、従来は同文献に開示された以下の方法によって圧接痕や凹み等の傷が付かないようにしていた。その方法とは、剥離シートの上に接着シートと保護シートを積層した原反を使用し、カバーシートと重ならない箇所の保護シートを残して保護層とし、それ以外の箇所の保護シートを剥離除去した積層シートを製造するというものである。この積層シートによれば巻き取ったときにカバーシートと剥離シートの間に保護層の厚み分の間隙が形成されるので、巻き取り外側のカバーシートが巻き取り内側のカバーシートに強く押し付けられることが無くなり、圧接痕や凹み等の傷を防止することができる。
しかしながら、前記のような方法によると、剥離シートの上に接着シートと保護シートをあらかじめ積層した原反を使用しなければならず、接着シートに合わせて保護層の厚みを変更したい場合には、原反ごと別のものに交換しなければならないという問題がある。また、カバーシートの上に積層されている保護シートの大部分は剥離して廃棄することになるので、材料の無駄が多く、ゴミの問題や積層シートの製造コストが高くなるという問題が生じる。
特開2004−35836号公報
本発明は上記のような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、重ね合わせたとき、特にロール状に巻き取られて重ねられたときの貼付用シートの圧接痕や凹み等の傷を防止するとともに、材料の無駄を無くして、低コストで製造できるようにした積層シート及びその製造方法を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、剥離シート上に所定形状の貼付用シートが積層された積層シートであって、帯状の剥離シートと、前記剥離シートの一方の面上に積層された所定形状の貼付用シートと、前記剥離シートの一方の面上であって、前記貼付用シートの両側に積層された側縁部と、前記側縁部上に形成され、当該積層シートを重ね合わせたときに、前記剥離シートの他方の面と前記貼付用シートとの間に間隙を確保するための保護層と、を備えたことを特徴とする。
ここで、前記保護層は、前記側縁部の長手方向に沿って連続した直線状に形成されることを特徴とする。
また、前記保護層は、前記側縁部の長手方向に沿って間欠的に形成されることを特徴とする。
また、前記保護層は、前記側縁部の長手方向に沿って蛇行して形成されることを特徴とする。
また、前記保護層は、樹脂により形成することができる。
また、前記樹脂は、エネルギー線硬化型樹脂からなることを特徴とする。
また、前記保護層は、前記側縁部上に貼付された接着シートからなることを特徴とする。
また、前記の目的を達成するため、本発明は、剥離シート上に所定形状の貼付用シートが積層された積層シートを製造するシート製造方法であって、帯状の剥離シートの一方の面上に接着シートが仮着された原反の当該接着シートに、所定形状の切り込みを形成して貼付用シートと側縁部とを形成する工程と、当該積層シートを重ね合わせたときに、前記剥離シートの他方の面と貼付用シートとの間に間隙を確保するための保護層を前記側縁部上に形成する工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、積層シートを重ね合わせたとき、特に巻き取ったときに、貼付用シートと剥離シートの間に保護層の厚み分の間隙が形成されるので、巻き取り外側の貼付用シートが巻き取り内側の貼付用シートに強く押し付けることが無くなり、巻圧による圧接痕や異物による凹み等の傷を防止することができる。また、樹脂塗布装置によって必要な量の樹脂を塗布して保護層を形成するものであるから、材料の無駄が無く、製造コストを低減することができる。更に、樹脂を断続的に塗布して保護層を形成した場合には、樹脂の使用量を節約できるという効果もある。
本発明に係る積層シートを製造するシート製造装置の第1実施形態の構成を示す全体図。 原反の構成を示す(a)平面図、(b)A−A線断面図。 切り込みが形成された原反を示す(a)平面図、(b)B−B線断面図。 積層シートの構成を示す(a)平面図、(b)C−C線断面図。 保護層を積層した積層シートを示す(a)平面図、(b)D−D線断面図。 保護層の変形例を示す平面図。 本発明に係る積層シートを製造するシート製造装置の第2実施形態の構成を示す全体図。 本発明に係る積層シートを製造するシート製造装置の第3実施形態の構成を示す全体図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
《第1実施形態》
図1は、本発明に係る積層シートを製造するシート製造装置の第1実施形態の構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態のシート製造装置10−1は、繰出手段20と、切断手段30と、剥離手段40と、保護層形成手段50と、回収手段60を備えて構成されている。
前記繰出手段20は、帯状の剥離シート2上に帯状の接着シート3が仮着された原反1(図2参照)を繰り出すものであって、支持ローラ21と、ガイドローラ22と、駆動モータ23を備えてなる。
支持ローラ21は、駆動モータ23の出力軸に連結されており、ロール状に巻回された原反1を支持可能に構成されている。これにより、駆動モータ23の駆動により支持ローラ21が所定速度で回転し、支持ローラ21から原反1が順次繰り出されていく。そして、繰出された原反1はガイドローラ22を経由して後段の切断手段30へと搬送される。
図2は、原反1の構成を示す図である。剥離シート2は例えばポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルムなどの樹脂フィルムや、グラシン紙、クレーコート紙、ラミネート紙などの紙の片面にシリコーン系剥離剤等の剥離剤を塗布したものが使用されている。接着シート3は本実施形態では光ディスクの記録層を保護する透明カバー層を形成するためのもので、基材3aの裏面に接着剤層3bが設けられている。基材3aとしては光ディスクに照射されるレーザ光を透過し、かつ適度な剛性や柔軟性を有するものが好ましく、例えばポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレンなどの樹脂を用いることができる。接着剤層3bはアクリル系、ポリエステル系、ウレタン系、ゴム系、シリコーン系などの感圧性接着剤で構成されている。
前記切断手段30は、原反1を構成する接着シート3に所定形状の切り込み4を形成するものであって、ダイカットローラ31と、受けローラ32と、ベルト33と、駆動モータ34を備えてなる。
原反1の搬送路にはダイカットローラ31と受けローラ32が対向配置されており、ダイカットローラ31の外周面には、原反1の基材3a側から剥離シート2側へ切り込み4(図3参照)を形成するためのカット刃が設けられている。受けローラ32の回転軸は駆動モータ34の出力軸に連結され、ダイカットローラ31の回転軸と受けローラ32の回転軸はベルト33で連結されている。従って、駆動モータ34の駆動により受けローラ32とダイカットローラ31とが同期回転し、繰出手段20から搬送されてきた原反1が両ローラ31,32間を通過することによって、ダイカットローラ31のカット刃で原反1に切り込み4を形成する。そして、切り込み4が形成された原反1は後段の剥離手段40へと搬送される。
図3は、原反1に形成された切り込み4を示す図である。同図に示すように、切断手段30によって切り込み4が形成された原反1は、接着シート3の幅方向中央に並ぶ貼付用シート5と、その中心に位置する中心部5aと、幅方向両側に連続した側縁部6と、貼付用シート5と側縁部6とで囲まれた不要部7とに区画されている。貼付用シート5と側縁部6を形成する切り込み4は、基材3a側から剥離シート2にまで達する所謂ハーフカットであり、中心部5aの切り込み4は、基材3a側から剥離シート2を貫通する全カットである。なお、中心部5aは、切断手段30を通過した位置で、吸引手段Sによって剥離シート2側から吸引されて取り除かれる構成となっている。
前記剥離手段40は、原反1から不要部7を剥離除去するものであって、巻取ローラ41と、分離ローラ42と、駆動モータ43を備えてなる。
原反1の搬送路には、分離ローラ42が配置されるとともに、巻取ローラ41の回転軸が駆動モータ43の出力軸に連結されている。これにより、分離ローラ42によって原反1から剥離された不要部7は、所定の張力で巻取ローラ41に連続して巻き取られていく。そして、原反1から不要部7が剥離された積層シート8(図4参照)は後段の保護層形成手段50へと搬送される。
図4は、原反1が剥離手段40を通過してできた積層シート8を示す図である。同図に示すように、吸引手段Sによって中心部5aと、剥離手段40によって不要部7が剥離除去された原反1は、剥離シート2の上に円盤形の貼付用シート5が積層され、その幅方向両側には側縁部6が積層され、積層シート8を構成する。
前記保護層形成手段50は、積層シート8を巻き取ったときに剥離シート2と貼付用シート5の間に間隙を確保するための保護層9を形成するものであって、本実施形態では樹脂塗布装置51と、均し手段を構成するプレスローラ52、受けローラ53、駆動モータ54と、エネルギー線照射手段を構成する紫外線ランプ55を備えてなる。
積層シート8の搬送路には、樹脂塗布装置51が配置されており、その先端から所定量の樹脂R(本実施形態では紫外線硬化型樹脂R)を連続的、または断続的に吐出するように構成されている。本実施形態では、樹脂塗布装置51から吐出された紫外線硬化型樹脂Rが積層シート8の搬送方向に沿って連続的に塗布される構成とした。
均し手段は、ローラによるプレス方式によるものであり、積層シート8の搬送路にプレスローラ52と受けローラ53が対向配置され、プレスローラ52の回転軸は、駆動モータ54の出力軸に連結されている。従って、駆動モータ54の駆動によりプレスローラ52と受けローラ53が同期して回転し、樹脂塗布装置51を通過した積層シート8が両ローラ52,53間を通過することによってプレスローラ52で加圧され、積層シート8上に塗布された紫外線硬化型樹脂Rの厚みを均一化するようになっている。
エネルギー線照射手段は、塗布した紫外線硬化型樹脂Rを硬化させるためのもので、本実施形態では紫外線ランプ55により構成されている。紫外線ランプ55で発光した紫外線を積層シート8上の紫外線硬化型樹脂Rに向けて照射することにより、当該紫外線硬化型樹脂Rが硬化して保護層9が形成され、保護層9が形成された積層シート8は後段の回収手段60へと搬送される。
図5は、保護層形成手段50を通過した積層シート8を示す図である。同図に示すように、保護層形成手段50を通過した積層シート8は、その幅方向両側にある側縁部6の上に長手方向に沿って連続した直線状の保護層9が形成されている。ただし、保護層9の形状は必ずしも同図のような直線状でなくてもよい。例えば図6(a)に示すように、樹脂塗布装置51の樹脂Rの吐出間隔を制御することによって、当該樹脂Rを間欠的に塗布した点線状の保護層9aや、同図(b)に示すように、樹脂Rを蛇行させて塗布した波線状の保護層9bを形成することもできる。
前記回収手段60は、保護層9が形成された積層シート8を巻き取るものであって、巻取ローラ61と、ガイドローラ62と、駆動モータ63を備えてなる。
巻取ローラ61の回転軸は、駆動モータ63の出力軸に連結され、駆動モータ63の駆動により巻取ローラ61が所定の張力で積層シート8を巻き取るようになっている。巻き取り時には紫外線硬化型樹脂Rはすでに硬化した状態であるので、次にこの積層シート8を繰り出すときに、保護層9が剥離シート2に付着して不具合を来たすことはない。
なお、搬送中の原反1や積層シート8は、過度の張力が掛からないようにするため、図示しないセンサによって常にその張力が検出されるようになっており、このデータを基に繰出手段20の駆動モータ23、切断手段30の駆動モータ34、剥離手段40の駆動モータ43、保護層形成手段50の駆動モータ54、回収手段60の駆動モータ63はすべて張力、またはスピードコントロールがなされるように制御される。
このように本実施形態のシート製造装置10−1によれば、積層シート8を巻き取ったときに貼付用シート5と剥離シート2との間に保護層9の厚み分の間隙が形成されるので、巻き取り外側の貼付用シート5が巻き取り内側の貼付用シート5に強く押し付けることが無くなり、圧接痕や凹み等の傷を防止することができる。
また、樹脂塗布装置51によって必要な量だけ塗布して保護層9を形成するものであるから、材料の無駄が無く、製造コストを低減することができる。特に、図6(a)のような間欠状の保護層9aにした場合には、樹脂Rの使用量を更に節約できる。また、図6(b)のような波線状の保護層9bにした場合には、幅広な保護層を形成することができるので強い巻圧に耐えることができる。
さらには、樹脂塗布装置51の吐出量やプレスローラ52の加圧力を調節することによって、接着シート2の種類に対応して保護層9の厚みを変更することも可能であり、シート製造装置10−1の汎用性が高まる。
《第2実施形態》
図7は、本発明に係る積層シートを製造するシート製造装置の第2実施形態の構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態のシート製造装置10−2は、保護層形成手段70の構成だけが第1実施形態のものと異なっているだけで、その他の繰出手段20、切断手段30、剥離手段40、回収手段60の構成は第1実施形態のものと同じため、同一符号を付与して詳細な説明を省略する。
本実施形態の保護層形成手段70は、樹脂塗布装置71のほかに均し手段とエネルギー線照射手段を備えてなるが、均し手段はベルトによるプレス方式によるものであり、駆動モータ75に連結された複数の駆動ローラ72に透明樹脂ベルト73が装着され、透明樹脂ベルト73の内側にエネルギー線照射手段としての紫外線ランプ76が設けられている。透明樹脂ベルト73は、紫外線を透過可能な素材で構成され、駆動モータ75の駆動により駆動ローラ72を介して回転するようになっている。樹脂塗布装置71によって樹脂Rが塗布された積層シート8は、この透明樹脂ベルト73と受けローラ74との間を通過し、透明樹脂ベルト73の加圧により積層シート8上に塗布された紫外線硬化型樹脂Rの厚みが均一化されるとともに、紫外線ランプ76の光が透明樹脂ベルト73を透過して紫外線硬化型樹脂Rを硬化して保護層9が形成される。
このように本実施形態のシート製造装置10−2によれば、保護層形成手段70において透明樹脂ベルト73によるベルトによるプレス方式を採用し、紫外線ランプ76を透明樹脂ベルト73側から照射するようにしたことによって、より高粘度の紫外線硬化型樹脂Rを用いることが可能になり、保護層9の厚みを厚くすることができる。また、紫外線硬化させるときに、当該樹脂Rの大気に触れる面積を小さくできるので、酸素阻害による紫外線硬化型樹脂Rの未硬化を防止することができるという利点がある。
なお、上述した第1および第2実施形態の保護層形成手段では、紫外線硬化型樹脂Rを使用しているが、これに限らず、例えば電子線硬化型樹脂など、その他のエネルギー線硬化型樹脂や、ホットメルト型樹脂を使用することもできる。電子線硬化型樹脂を使用した場合には、紫外線ランプを電子線照射装置に置き換え、ホットメルト型樹脂を使用した場合には、紫外線ランプを冷却装置に置き換えればよい。
《第3実施形態》
図8は、本発明に係る積層シートを製造するシート製造装置の第3実施形態の構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態のシート製造装置10−3についても、保護層形成手段80の構成だけが第1実施形態のものと異なっているだけで、その他の繰出手段20、切断手段30、剥離手段40、回収手段60の構成は第1実施形態のものと同じため、同一符号を付与して詳細な説明を省略する。
本実施形態の保護層形成手段80は、シート貼付装置81を採用したものであり、シート供給部を構成する支持ローラ82、ガイドローラ83、駆動モータ84と、シート圧着部を構成するプレスローラ85、受けローラ86、駆動モータ87を備えている。支持ローラ82の幅方向両側には、それぞれ長尺の接着シート88が巻回されてセットされており、その回転軸が駆動モータ84の出力軸に連結され、プレスローラ85の回転軸が駆動モータ87の出力軸に連結されている。これにより、駆動モータ84の駆動により支持ローラ82が所定速度で回転し、支持ローラ82から接着シート88が順次繰り出され、ガイドローラ83を経由してプレスローラ85と受けローラ86によって積層シート8上に接着される。従って、接着シート88が実質図5に示す保護層9となり、貼付用シート5と剥離シート2との間に間隙が形成される。
このように、本実施形態のシート製造装置10−3によれば、保護層形成手段80としてのシート貼付装置81によって、接着シート88を貼り付けて保護層9を形成するようにしたので、保護層9の厚みにばらつきが少なく、常に略均一の厚みを有する保護層9を形成することができるという利点がある。また、樹脂Rと違って硬化させる時間や器具が必要ないので、製造時間の短縮化とシート製造装置自体のコストを低減することができる。
以上、本発明に係る積層シートを製造するシート製造装置の実施形態を説明したが、本発明においては以下のような部分的な変更も可能である。例えば、切断手段30においてダイカットローラ31によるダイカット方式を採用しているが、これに替えてレーザを用いたカット方式を採用してもよい。また、剥離手段40において分離ローラ42で引き上げて接着シートの不要部7を剥離しているが、これに替えて鋭角な分離プレートで不要部7を急激に折り返して剥離することもできる。また、保護層9を積層シート8の接着シート3側に設けるようにしたが、剥離シート2側に設けるようにしてもよい。さらに、本発明は光ディスクの製造工程において記録層保護用の透明カバー層を形成するための積層シートに限らず、例えば半導体の製造工程で使用される表面保護テープや、ダイシングテープ等の感圧接着性の接着テープや、ダイボンディングシート等の感熱接着性の接着テープのように、様々な用途の積層シートを製造するために適用することができる。
1 原反
2 剥離シート
3 接着シート
4 切り込み
5 貼付用シート
7 不要部
8 積層シート
9 保護層
10−1,10−2,10−3 シート製造装置
20 繰出手段
30 切断手段
40 剥離手段
50 保護層形成手段
51 樹脂塗布装置
52 プレスローラ(均し手段)
55 紫外線ランプ(エネルギー線照射手段)
60 回収手段
70 保護層形成手段
71 樹脂塗布装置
73 透明樹脂ベルト(均し手段)
76 紫外線ランプ(エネルギー線照射手段)
80 保護層形成手段
81 シート貼付装置
88 接着シート
R 樹脂

Claims (8)

  1. 剥離シート上に所定形状の貼付用シートが積層された積層シートであって、
    帯状の剥離シートと、
    前記剥離シートの一方の面上に積層された所定形状の貼付用シートと、
    前記剥離シートの一方の面上であって、前記貼付用シートの両側に積層された側縁部と、
    前記側縁部上に形成され、当該積層シートを重ね合わせたときに、前記剥離シートの他方の面と前記貼付用シートとの間に間隙を確保するための保護層と、
    を備えたことを特徴とする積層シート。
  2. 前記保護層は、
    前記側縁部の長手方向に沿って連続した直線状に形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層シート。
  3. 前記保護層は、
    前記側縁部の長手方向に沿って間欠的に形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層シート。
  4. 前記保護層は、
    前記側縁部の長手方向に沿って蛇行して形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層シート。
  5. 前記保護層は、
    樹脂により形成される
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の積層シート。
  6. 前記樹脂は、
    エネルギー線硬化型樹脂からなる
    ことを特徴とする請求項5に記載の積層シート。
  7. 前記保護層は、
    前記側縁部上に貼付された接着シートからなる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の積層シート。
  8. 剥離シート上に所定形状の貼付用シートが積層された積層シートを製造するシート製造方法であって、
    帯状の剥離シートの一方の面に接着シートが仮着された原反の当該接着シートに、所定形状の切り込みを形成して貼付用シートと側縁部とを形成する工程と、
    当該積層シートを重ね合わせたときに、前記剥離シートの他方の面と貼付用シートとの間に間隙を確保するための保護層を前記側縁部上に形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする積層シートの製造方法。
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