JP2011178234A - 自動車のエアコン送風口のルーバーに物品ホルダを取り付けるための取付具 - Google Patents

自動車のエアコン送風口のルーバーに物品ホルダを取り付けるための取付具 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、自動車のエアコン送風口のルーバーの形状を問わず、ルーバーに安定してホルダ本体を取り付けることが可能な取付具を提供することにある。
【解決手段】本発明の取付具1は、ホルダ本体90に着脱自在に係合する取付基部21と、取付基部21の上側から延出する第1のアーム22と、第1のアーム22と所定間隔を置いて取付基部21の下側から第1のアーム22と同方向に延出する第2のアーム23とを有する取付具本体2と、第1のアーム22および第2のアーム23の基端側において、第1のアーム22および第2のアーム23の側面側から取付具本体2に着脱可能に取り付けられ、第1のアーム22および第2のアーム23に沿って移動可能な保持部材3とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車のエアコン送風口のルーバーに着脱自在にドリンクホルダ等の物品ホルダを取り付けるための取付具に関する。
最近、自動車のエアコンの送風口のルーバーに着脱自在に取り付けられる各種物品ホルダが販売されている。このような物品ホルダとしては、缶ジュースや500mlペットボトル等のドリンク類をエアコン送風口に保持するための各種ドリンクホルダが知られている。
このようなドリンクホルダは、一般に、飲料容器をエアコン送風口の前方で垂直状態に保持するホルダ本体と、このホルダ本体をエアコン送風口のルーバーに着脱自在に取り付けるための一対のホルダ取付具とから構成されている。
このようなホルダ取付具としては、一般に、プラスチックの一体成形により形成されたプラスチック製クリップが用いられている。
このようなプラスチック製クリップの一例が、特許第4056098号公報に記載されている。このクリップは、ホルダ本体に係合する取付基部と、取付基部から延出し、先端にルーバーと係合するフックを有する上部アームと、上部アームと所定間隔を置いて対向するように取付基部から延出する下部アームと、上部アームおよび下部アームに沿って移動可能であり、上部アームと下部アームとが離間するのを防止する離間防止リングとを有している。このクリップでは、上部アームにねじが形成されており、離間防止リングとして上部アームのねじに螺合するナットを用いており、上部アームのフックをルーバーに係合させた状態でナットを上部アームおよび下部アームの先端側に移動させることにより下部アームの弾性と上部アームのフックによりルーバーにクリップが固定される。
ところで、最近の自動車のエアコン送風口は、様々な形状(四角型、丸型等)のものがあり、その送風口の形状に合わせてルーバーの形状(太さ、幅、奥行、設置角度等)も様々なものがある。上記のクリップでは、ルーバーの形状によっては、上部アームをルーバーに係合させる際に、上部アームおよび下部アームを囲むように設けられたナットが邪魔になってしまい、上部アームをうまくルーバーに係合させることができない場合がある。したがって、ルーバーの形状を問わず、ルーバーに安定してホルダ本体を取り付けることが可能なホルダ取付具が望まれる。
特許第4056098号公報
本発明は、上記従来の問題点を鑑みたものであり、その目的は、自動車のエアコン送風口のルーバーの形状を問わず、ルーバーに安定してホルダ本体を取り付けることが可能な取付具を提供することにある。
このような目的は以下の(1)〜(7)の本発明により達成される。
(1)複数のルーバーを有する自動車のエアコン送風口に物品ホルダを取り付けるための取付具であって、
物品ホルダ本体に着脱自在に係合する取付基部と、該取付基部から延出する第1のアームと、該第1のアームと所定間隔を置いて前記取付基部から延出し、先端側に、前記第1のアーム側に湾曲して前記複数のルーバーの中の所定のルーバーの奥側の後縁に係合可能なフックを有する第2のアームとを有し、前記第1のアームの先端と前記第2のアームの前記フックの先端との間には間隙が形成されており、該間隙が前記ルーバーを前記第1のアームと前記第2のアームとの間に挿入するためのルーバー挿入口を成す取付具本体と、
前記第1のアームおよび前記第2のアームの側面側から前記取付具本体に着脱可能に取り付けられ、前記第1のアームおよび前記第2のアームに沿って移動可能であり、前記第2のアームの前記フックを前記ルーバーの前記後縁に係合させた状態で前記ルーバーの手前側の前縁に当接するように移動させることにより、前記第2のアームの前記フックと協同して前記ルーバーを狭持する保持部材とを有し、
前記取付具本体の第1のアームおよび前記第2のアームの少なくとも一方の外表面には、該アームの延出方向に直交する方向に延びる断面略三角形状の凸条が連続した係合部が形成されており、前記保持部材は、前記取付具本体に取り付けられた状態において該取付具本体の前記係合部に係合し、該係合部の所定の位置に係止可能な被係合部を有しており、
前記ルーバー挿入口から前記第1のアームと前記第2のアームとの間に前記ルーバーを挿入して、前記第2のアームの前記フックを前記ルーバーの前記後縁に係合させた状態で、前記保持部材を前記第1のアームおよび前記第2のアームに沿って移動させて、前記保持部材を前記ルーバーの前記前縁に当接させることにより、前記ルーバーに固定されることを特徴とする取付具。
(2)前記取付具本体の前記係合部は、前記第2のアームの外表面に形成されており、
前記保持部材は、前記取付具本体に取り付けられた状態において、前記第1のアームの外表面と対向する第1の部分と、前記第2のアームの外表面と対向する第2の部分と、前記第1の部分と前記第2の部分とを前記第1のアームおよび前記第2のアームの一方の側面側で連結する連結部とを有する断面略コの字状に形成されており、
前記保持部材の前記被係合部は、前記第2の部分に設けられ、前記取付具本体の前記係合部に対して弾性的に係合する上記(1)に記載の取付具。
(3)前記保持部材は、前記取付具本体に取り付けられた状態において、該取付具本体の前記第1のアームと前記第2のアームとの間に位置するように設けられ、前記第1のアームを前記第1の部分側に弾性的に押圧するとともに、前記第2のアームを前記第2の部分側に弾性的に押圧する弾性押圧部材を有する上記(2)に記載の取付具。
(4)前記保持部材は、前記第1の部分の前記第1のアームの外表面に対向する面に凸部が設けられており、前記保持部材が前記取付具本体に取り付けられた状態において、前記凸部が前記第1のアームに当接する上記(3)に記載の取付具。
(5)前記保持部材は、前記取付具本体に取り付けられた状態において、前記第1のアームの他方の側面と係合するように前記第1の部分側面に設けられた第1のツメ部と、前記第2のアームの他方の側面と係合するように前記第2の部分側面に設けられた第2のツメ部とを有する上記(4)に記載の取付具。
(6)前記保持部材は、前記第2の部分に設けられた前記被係合部に連結し、前記保持部材が前記取付具本体に取り付けられた状態において、前記第2のアームの前記係合部と前記被係合部との係止状態を解除可能なレバーを有する上記(5)に記載の取付具。
(7)前記取付具は、前記取付具本体の前記第2のアームを前記第1のアームの下側に配置した状態で用いられ、
前記取付具本体は、前記ルーバーの下側に配置された前記第2のアームのフックを前記ルーバーの前記後縁に係合させるように構成されている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の取付具。
(a)本発明の取付具を物品ホルダ(飲料容器用のドリンクホルダ)に使用した際に、該物品ホルダをエアコン送風口のルーバーに取り付ける状態を説明するための図、(b)本発明の取付具を、上記物品ホルダの物品ホルダ本体(ドリンクホルダ本体)に取り付ける方法を説明するための図である。 本発明の取付具の全体斜視図である。 図2に示す取付具の組み立て方法を説明するための図である。 図2に示す取付具の側面図である。 図2に示す取付具の保持部材を下斜め方向および上斜め方向から見た斜視図である。 図5に示す取付具の保持部材の側面図である。 図2に示す取付具をエアコン送風口のルーバーに取り付ける方法を説明するための断面図である。
以下、本発明の取付具を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて説明する。
なお、以下の説明では、図面の上側を「上側」と言い、図面の下側を「下側」と言う。
まず、本発明の取付具を用いて自動車のエアコン送風口のルーバーに取り付けられる物品ホルダについて説明する。なお、本実施形態では、物品ホルダとして飲料容器用のドリンクホルダを用いた場合について説明する。
図1(a)は、本発明の取付具を物品ホルダ(飲料容器用のドリンクホルダ)に用いた場合に、該物品ホルダをエアコン送風口のルーバーに取り付ける状態を説明するための図、図1(b)は、本発明の取付具を、上記物品ホルダの物品ホルダ本体(ドリンクホルダ本体)に取り付ける方法を説明するための図である。
このドリンクホルダ100は、図1(a)に示すように、複数のルーバーを有するエアコン送風口200の手前側(前面側)に配置され、飲料容器を保持するホルダ本体90と、該ホルダ本体90をエアコン送風口200の所定のルーバー201に着脱自在に取り付けるための一対の取付具1,1(本発明の取付具)とから構成されている。
このホルダ本体90は、飲料容器を支持する略四角形の底部90aと、底部90aの4辺から立設された壁部90bとを有しており、底部90aと壁部90bとで囲まれた空間に飲料缶や500mlペットボトル等が保持される。
また、底部90aの下面には、ドリンクホルダ100がエアコン送風口200(所定のルーバー201)に取り付けられた状態で、底部90aからエアコン送風口200方向に突出してエアコン送風口200の周辺部に当接し、後述する一対の取付具1,1と協同してホルダ本体90を水平状態に保持するための当接片91が移動可能に設けられている。
このような当接片91を設けることにより、取付車種のエアコン送風口200の周囲のダッシュボードの形状に合わせて適宜当接片91の突出距離を調整し、一対の取付具1,1と協同してホルダ本体90を水平に保持することができる。
また、ホルダ本体90のエアコン送風口200に取り付けられる側の壁部90bには、図1(b)に示すように、一対の取付具1,1が着脱自在に取り付けられる取付部92が一体に形成されている。この取付部92は、ホルダ本体90の壁部90b表面よりも突出した位置に設けられた取付面92aを有しており、この取付面92aには、そのほぼ中心から左右に延出する取付用孔93が形成されている。
取付用孔93は、中央に位置し、ほぼ円形の第1の孔93aと、第1の孔93aから左右に延出し、第1の孔93aの直径よりも小さな幅を有する第2の孔93bとから構成されている。このような取付用孔93は、第1の孔93aが後述する取付具1における取付基部21の基端部211が挿入可能な直径を有しているとともに、第2の孔93bが取付基部21の溝部212が挿嵌されて係止可能な幅を有している。
次に、上述したようなドリンクホルダ100に用いられる一対の取付具1,1について説明する。
図2は、本発明の取付具の全体斜視図、図3は、図2の取付具の組み立て方法を説明するための図、図4は、図2の取付具の側面図である。
一対の取付具1,1は、図2ないし図4に示すように、それぞれ、取付具本体2と、取付具本体2に着脱可能に取り付けられる保持部材3とから構成され、取付具本体2に保持部材3が取り付けられて使用される。この取付具本体2および保持部材3は、それぞれプラスチックの一体成形により形成される。
まず、取付具本体2について説明する。
取付具本体2は、ホルダ本体90に着脱自在に係合する取付基部21と、取付基部21の上側から延出する第1のアーム22と、第1のアーム22と所定間隔を置いて取付基部21の下側から第1のアーム22と同方向に延出する第2のアーム23とを有する。この取付具本体2は、取付具1をルーバー201に取り付ける際に、第1のアーム22と第2のアーム23との間にルーバー201が挿入された状態で用いられる。
取付基部21は、断面略円形状を成す基端部211と、基端部211とほぼ同面積の断面略四角形状を成す先端部213と、基端部211と先端部213とを連結し、基端部211よりも小さな直径を有する溝部212とから構成されている。取付基部21をこのような構成とすることにより、図1(b)に示すように、ホルダ本体90の取付部92の取付面92aに形成された第1の孔93aに取付基部21の基端部211を挿入した後、第2の孔93bに溝部212を挿嵌させて、取付基部21(取付具本体2)を第2の孔93bの所定の位置に係合させることができる。
第1のアーム22は、第2のアーム23よりも短い板辺であり、第2のアーム23とほぼ平行であるが、先端側に向かってわずかに上側に反るように構成されている。また、第1のアーム22の後述する保持部材3が取り付けられる側の側部と反対側の側部には、保持部材3が取り付けられる基端側を除いて、外表面側に突出して保持部材3の上部ツメ37,37と係合する突起部221が設けられている。
第2のアーム23は、基端が取付基部21の先端部213と連結し、直線状に延出する直線部231と、直線部231の先端から第1のアーム22側に傾斜する傾斜部232と、傾斜部232の直線部231と反対側の端部から第1のアーム22側に湾曲してエアコン送風口200のルーバー201の奥側の後縁に係合可能なフック233とを有している。
また、第2のアーム23のフック233の先端と第1のアーム22の先端との間には、間隙が形成されており、この間隙が、取付具1をルーバー201に取り付ける際に、ルーバー201を第1のアーム22と第2のアーム23との間に挿入するためのルーバー挿入口24となる。
取付具本体2は、上述したように、第1のアーム22の長さが第2のアーム23よりも短く、さらに、第1のアーム22が、第2のアーム23とほぼ平行であるが、先端側に向かってわずかに上側に反るように構成されている。そのため、取付具1をルーバー201に取り付ける際に、ルーバー201をルーバー挿入口24から挿入し、第1のアーム22の下側をルーバー201の上面に当接させながら取付具1をエアコン送風口200の奥側に挿入することにより、第2のアーム23のフック233をルーバー201の後縁に容易に係合させることができる。
また、第2のアーム23は、直線部231とフック233との間に、第1のアーム22側に傾斜した傾斜部232を設けることにより、フック233の大きさ(湾曲面の大きさ)を必要以上に大きくする必要がないため、フック233をルーバー201の後縁にガタつきなく係合させることができる。
また、第2のアーム23の直線部231の外表面には、第2のアーム23の延出方向に直交する方向に延びる断面略三角形状の凸条が連続した係合部234が形成されている。
さらに、第2のアーム23の直線部231の後述する保持部材3が取り付けられる側の側部と反対側の側部には、保持部材3が取り付けられる基端側を除いて、外表面側に突出して保持部材3の底部ツメ38,38と係合する突起部235が設けられている。
次に、保持部材3について説明する。
図5は、図2に示す保持部材を下斜め方向および上斜め方向から見た斜視図、図6は、図5に示す取付具の保持部材の側面図、図7は、図2に示す取付具をエアコン送風口のルーバーに取り付ける方法を説明するための断面図である。
保持部材3は、第1のアーム22および第2のアーム23の基端側において、第1のアーム22および第2のアーム23の側面側から取付具本体2に着脱可能に取り付けられ、第1のアーム22および第2のアーム23に沿って移動可能な部材である。そして、図7に示すように、保持部材3は、取付具1をルーバー201に取り付ける際に、ルーバー挿入口24から取付具本体2の第1のアーム22と第2のアーム23との間にルーバー201を挿入して、第2のアーム23のフック233をルーバー201の後縁に係合させた状態(図7(a))で、ルーバー201の手前側の前縁に当接するように移動させる(図7(b))ことにより、第2のアーム23のフック233と協同してルーバー201を狭持する。このように第2のアーム23のフック233と保持部材3とによってルーバー201が狭持されることにより、取付具1がルーバー201に固定される。
この保持部材3は、取付具本体2に取り付けられた状態において、第1のアーム22の外表面と対向する板状の上部(第1の部分)31と、第2のアーム23の外表面と対向する板状の底部(第2の部分)32と、上部31と底部32とを、第1のアーム22および第2のアーム23に保持部材3を取り付ける側面側で連結する板状の連結部33とを有する断面略コの字状に形成された部材である。
また、保持部材3の底部32には、保持部材3が取付具本体2に取り付けられた状態において、第2のアーム23の直線部231の外表面に形成された係合部234と係合し、係合部234の所定の位置に係止する被係合部34が設けられている。
この被係合部34は、底部32のホルダ本体90側の側部と連結し、底部32に対して上下方向に延在する板状のレバー39と一体的に形成され、レバー39の上端から傾斜して上部31側に延出する板状の部材から構成されている。板状の部材の先端には、第2のアーム23の係合部234の連続した凸条に係合する係合溝34aが形成され、被係合部34を構成している。
このような被係合部34およびレバー39は、底部32よりも幅狭に構成されている。
このように、被係合部34の幅を底部32の幅よりも狭くすることにより、保持部材3が取付具本体2に取り付けられた状態において、被係合部34を第2のアーム23の係合部234に適度な弾性力で押圧して係合させることができる。そのため、取付具1の使用時において、保持部材3を第1のアーム22および第2のアーム23に沿って容易に移動させることができるとともに、保持部材3を取付具本体2の所定の位置で確実に固定することができる。
また、保持部材3が取付具本体2に取り付けられた状態において、レバー39をホルダ本体90側に引くことにより、互いに係合した係合部234の凸条と被係合部34の係合溝34aとが離間し、第2のアーム23の係合部234と保持部材3の被係合部34との係止状態を解除することができる。
また、保持部材3は、取付具本体2に取り付けられた状態において、取付具本体2の第1のアーム22と第2のアーム23との間に位置するように設けられ、第1のアーム22を上部31側に弾性的に押圧するとともに、第2のアーム23を底部32側に押圧する弾性押圧部材35を有する。
この弾性押圧部材35は、連結部33の中央部付近から上部31および底部32とほぼ平行に立設し、上部31および底部32よりも肉厚な板状の支持部35aと、支持部35aの先端側の両短辺と連結し、上下の各長辺との間に空間を成すように湾曲して設けられる円弧状の円弧部35b,35bとから構成されている。これらの円弧部35b,35bは、押圧されるとバネ弾性を示す。
取付具1では、保持部材3が取付具本体2に取り付けられた状態において、弾性押圧部材35の円弧部35b,35bが、それぞれ、第1のアーム22を上部31側に押圧するとともに、第2のアーム23を底部32側に押圧する。取付具1では、第1のアーム22がわずかに上側に反るように構成されているとともに、弾性押圧部材35の円弧部35bによって、第1のアーム22が保持部材3の上部31側に押圧される。これにより、保持部材3が取付具本体2から簡単に外れないようにすることができるとともに、取付具1を使用する際に、保持部材3を移動させてルーバー201の前縁に保持部材3が当接した状態、すなわち、取付具1をルーバー201に固定した状態を確実に維持することができる。
また、保持部材3は、上部31の第1のアーム22の外表面に対向する面のホルダ本体90側および第1のアーム22および第2のアーム23の先端側に一対の断面略半円形状の凸部36,36が設けられている。この凸部36,36は、それぞれ、保持部材3を取付具本体2に取り付けた状態において、第1のアーム22に当接するように構成されている。このように、保持部材3の上部31を第1のアーム22に直接当接させずに、凸部36,36を介して当接させることにより、保持部材3を移動させる際の摩擦抵抗が減少し、より容易に保持部材3を移動させることができる。
さらに、保持部材3は、取付具本体2に取り付けられた状態において、上部31の連結部33と反対側の側面から第1のアーム22側に突出した一対の上部ツメ37,37と、底部32の連結部33と反対側の側面から第2のアーム23側に突出した一対の底部ツメ38,38とが設けられている。
この上部31に設けられた上部ツメ37,37は、保持部材3が取付具本体2に取り付けられた状態において、上述した第1のアーム22の外表面側に設けられた突起部221に係合する。また、底部32に設けられた底部ツメ38,38は、保持部材3が取付具本体2に取り付けられた状態において、上述した第2のアーム23の外表面側に設けられた突起部235に係合する。これらにより、取付具本体2に取り付けられた状態の保持部材3を第1のアーム22および第2のアーム23に沿って移動させた際に、先端側で保持部材3が取付具本体2から外れるのを確実に防止することができる。
以上のような構成の取付具1では、保持部材3を取付具本体2の第1のアーム22および第2のアーム23の側面側から着脱自在に取り付けることができる。そして、第2のアーム23のフック233と保持部材3との間にエアコン送風口200のルーバー201を狭持させることによって、取付具1をルーバー201に確実に固定することができる。
なお、取付具1では、取付具本体2に保持部材3を取り付けた状態で、取付具本体2の第1のアーム22および第2のアーム23の先端側をエアコン送風口200の奥側に挿入し、第2のアーム23のフック233と保持部材3との間にルーバー201を狭持させるようにしてもよいし、取付具本体2に保持部材3を取り付けない状態で、取付具本体2の第1のアーム22および第2のアーム23の先端側をエアコン送風口200の奥側に挿入し、第2のアーム23のフック233をルーバー201の後縁に係合させてから、取付具本体2に保持部材3を取り付けて第2のアーム23のフック233と保持部材3との間にルーバー201を狭持させるようにしてもよい。
すなわち、エアコン送風口200のルーバー201の形状によっては、取付具本体2の第1のアーム22および第2のアーム23の先端側をエアコン送風口200の奥側に挿入する際に、取付具本体2に保持部材3が取り付けられた状態であると、保持部材3が邪魔して第2のアーム23のフック233をルーバー201に取り付けられない場合や、取り付けづらい場合がある。そのような場合、取付具1は、第2のアーム23のフック233をルーバー201の後縁に係合させてから、第1のアーム22および第2のアーム23の側面側から保持部材3を取り付けるようにして用いることができる。したがって、取付具1は、多種多様の形状を有するルーバー201に固定することができる。
また、取付具1では、取付具本体2として、第1のアーム22および第2のアーム23の長さを設計変更した場合であっても、設計変更前の取付具本体2に取り付ける保持部材3を同様に用いることができる。そのため、第1のアーム22および第2のアーム23の長さを調整した複数の取付具本体2を用意しておけば、ルーバー201の奥行に合わせて使用する取付具本体2を選択し、同一の保持部材3を用いることができる。
なお、本実施形態では、図1(a)に示すように、ルーバー201が横方向に延びる形状を有するエアコン送風口200にドリンクホルダ100を取り付ける場合について説明しており、取付具1は、取付具本体2の第2のアーム23を第1のアーム22の下側に配置した状態で用いられている。すなわち、本実施形態では、取付具本体2が、ルーバー201の下側に配置された第2のアーム23のフック233をルーバー201の後縁に係合させるようにして取付具1がルーバー201に取り付けられている。
このような構成にすることにより、第2のアーム23のフック233には、ルーバー201との係合が確実となる方向に、飲料容器およびドリンクホルダ100の荷重がかかり、ルーバー201から第2のアーム23のフック233が外れにくくなる。そのため、飲料容器を保持したドリンクホルダ100をエアコン送風口200のルーバー201に取り付けた状態で自動車を走らせた際に、段差や悪路等で自動車が振動する場合でも、ドリンクホルダ100がルーバー201から外れるのを確実に防止することができる。
なお、以上の実施形態では、物品ホルダとして、ドリンクホルダ100が用いられているが、本発明の取付具1は、シガレットケースや小物入れ等の他の物品ホルダをエアコン送風口200に取り付ける場合にも使用することができる。
1…取付具 2…取付具本体 21…取付基部 211…基端部 212…溝部 213…先端部 22…第1のアーム 221…突起部 23…第2のアーム 231…直線部 232…傾斜部 233…フック 234…係合部 235…突起部 24…ルーバー挿入口 3…保持部材 31…上部 32…底部 33…連結部 34…被係合部 34a…係合溝 35…弾性押圧部材 35a…支持部 35b…円弧部 36…凸部 37…上部ツメ 38…底部ツメ 39…レバー 90…ホルダ本体(物品ホルダ本体) 90a…底部 90b…壁部 91…当接片 92…取付部 92a…取付面 93…取付用孔 93a…第1の孔 93b…第2の孔 100…ドリンクホルダ(物品ホルダ) 200…エアコン送風口 201…ルーバー

Claims (7)

  1. 複数のルーバーを有する自動車のエアコン送風口に物品ホルダを取り付けるための取付具であって、
    物品ホルダ本体に着脱自在に係合する取付基部と、該取付基部から延出する第1のアームと、該第1のアームと所定間隔を置いて前記取付基部から延出し、先端側に、前記第1のアーム側に湾曲して前記複数のルーバーの中の所定のルーバーの奥側の後縁に係合可能なフックを有する第2のアームとを有し、前記第1のアームの先端と前記第2のアームの前記フックの先端との間には間隙が形成されており、該間隙が前記ルーバーを前記第1のアームと前記第2のアームとの間に挿入するためのルーバー挿入口を成す取付具本体と、
    前記第1のアームおよび前記第2のアームの側面側から前記取付具本体に着脱可能に取り付けられ、前記第1のアームおよび前記第2のアームに沿って移動可能であり、前記第2のアームの前記フックを前記ルーバーの前記後縁に係合させた状態で前記ルーバーの手前側の前縁に当接するように移動させることにより、前記第2のアームの前記フックと協同して前記ルーバーを狭持する保持部材とを有し、
    前記取付具本体の前記第1のアームおよび前記第2のアームの少なくとも一方の外表面には、該アームの延出方向に直交する方向に延びる断面略三角形状の凸条が連続した係合部が形成されており、前記保持部材は、前記取付具本体に取り付けられた状態において該取付具本体の前記係合部に係合し、該係合部の所定の位置に係止可能な被係合部を有しており、
    前記ルーバー挿入口から前記第1のアームと前記第2のアームとの間に前記ルーバーを挿入して、前記第2のアームの前記フックを前記ルーバーの前記後縁に係合させた状態で、前記保持部材を前記第1のアームおよび前記第2のアームに沿って移動させて、前記保持部材を前記ルーバーの前記前縁に当接させることにより、前記ルーバーに固定されることを特徴とする取付具。
  2. 前記取付具本体の前記係合部は、前記第2のアームの外表面に形成されており、
    前記保持部材は、前記取付具本体に取り付けられた状態において、前記第1のアームの外表面と対向する第1の部分と、前記第2のアームの外表面と対向する第2の部分と、前記第1の部分と前記第2の部分とを前記第1のアームおよび前記第2のアームの一方の側面側で連結する連結部とを有する断面略コの字状に形成されており、
    前記保持部材の前記被係合部は、前記第2の部分に設けられ、前記取付具本体の前記係合部に対して弾性的に係合する請求項1に記載の取付具。
  3. 前記保持部材は、前記取付具本体に取り付けられた状態において、該取付具本体の前記第1のアームと前記第2のアームとの間に位置するように設けられ、前記第1のアームを前記第1の部分側に弾性的に押圧するとともに、前記第2のアームを前記第2の部分側に弾性的に押圧する弾性押圧部材を有する請求項2に記載の取付具。
  4. 前記保持部材は、前記第1の部分の前記第1のアームの外表面に対向する面に凸部が設けられており、前記保持部材が前記取付具本体に取り付けられた状態において、前記凸部が前記第1のアームに当接する請求項3に記載の取付具。
  5. 前記保持部材は、前記取付具本体に取り付けられた状態において、前記第1のアームの他方の側面と係合するように前記第1の部分側面に設けられた第1のツメ部と、前記第2のアームの他方の側面と係合するように前記第2の部分側面に設けられた第2のツメ部とを有する請求項4に記載の取付具。
  6. 前記保持部材は、前記第2の部分に設けられた前記被係合部に連結し、前記保持部材が前記取付具本体に取り付けられた状態において、前記第2のアームの前記係合部と前記被係合部との係止状態を解除可能なレバーを有する請求項5に記載の取付具。
  7. 前記取付具は、前記取付具本体の前記第2のアームを前記第1のアームの下側に配置した状態で用いられ、
    前記取付具本体は、前記ルーバーの下側に配置された前記第2のアームのフックを前記ルーバーの前記後縁に係合させるように構成されている請求項1ないし6のいずれかに記載の取付具。
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