JP2011177619A - 水処理装置および水処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンモニア態窒素や硝酸態窒素などの窒素化合物を低コストで浄化することが可能な水処理装置を提供すること。
【解決手段】硝化菌による硝化が行われる硝化手段1と、脱窒菌による脱窒が行われる脱窒手段4と、飼育水W中の有機物を捕捉する物理濾過手段5とを具備する水処理装置Aにおいて、硝化菌担体12に逆洗水を供給する逆洗水供給手段2を設けるとともに、硝化菌担体12を通過した逆洗水中に含まれる有機物を脱窒手段4に供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、水処理装置および水処理方法に関する。
閉鎖循環式の飼育水槽で飼育生物(例えば魚類、貝類、甲殻類、両生類など)を飼育する場合には、飼育生物の排泄物や残餌に由来する浮遊懸濁物質(SS)、アンモニア態窒素その他によって水質が悪化しないように、適宜な方式により水処理を行う必要がある。
飼育水槽中の飼育水に含まれるアンモニア態窒素や硝酸態窒素(硝酸イオン)を除去(脱窒)する方法として、例えば、飼育水を循環させる循環ラインに硝化槽と脱窒槽とを並列に設け、硝化槽中の硝化菌(独立栄養細菌)の作用によりアンモニア態窒素や亜硝酸態窒素を硝酸態窒素にまで酸化(硝化)するとともに、脱窒槽中の脱窒菌(従属栄養細菌)の作用により亜硝酸態窒素や硝酸態窒素を窒素にまで還元(脱窒)する飼育水処理装置(特許文献1参照)が知られている。
特開2000−126794号公報
飼育水処理装置の性能を維持するためには、硝化槽等を適宜なタイミングで逆洗し、硝化槽等に捕捉された有機物等を除去する必要があるところ、逆洗を行うと、汚濁水が発生するので、逆洗に伴う汚濁水の処理費用が嵩む虞がある。
なお、上記課題は、飼育水を浄化する場合に限らず、工場廃水、下水、汚水、地下水、糞尿など窒素化合物を含有する水(以下、「被処理水」という。)を硝化・脱窒により浄化する場合に共通して当てはまる問題である。
このような観点から、本発明は、窒素化合物を含有する被処理水を低コストで浄化することが可能な水処理装置および水処理方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決する本発明は、硝化菌による硝化が行われる硝化手段と、脱窒菌による脱窒が行われる脱窒手段と、前記硝化手段または被処理水中の有機物を捕捉する物理濾過手段に逆洗水を供給する逆洗水供給手段と、を具備する水処理装置であって、前記硝化手段または前記物理濾過手段を通過した逆洗水が前記脱窒手段に供給されることを特徴とする水処理装置。
要するに本発明は、窒素化合物(タンパク質、アミノ酸、脂質、アンモニア態窒素、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素など)を含有する被処理水を、硝化菌による硝化と脱窒菌による脱窒とを利用して浄化するものであって、硝化手段または物理濾過手段を逆洗して硝化手段または物理濾過手段に捕捉された有機物を回収し、回収した有機物を前記脱窒菌の炭素源として利用するところに特徴がある。
なお、硝化菌を担持する硝化菌担体によっても有機物が補足されるが、本発明においては、硝化菌担体および脱窒菌担体とは別の濾材等によって構成された有機物補足手段を物理濾過手段と称する。タンパク質などの有機物を除去するプロテインスキマーなども物理濾過手段に含まれる。
硝化菌とは、アンモニア態窒素を硝酸態窒素に酸化する際に関与する微生物群(例えば、アンモニア態窒素を酸化して亜硝酸態窒素を生成するアンモニア酸化細菌、亜硝酸態窒素を酸化して硝酸態窒素を生成する亜硝酸酸化細菌など)の総称である。硝化菌の多くは、好気的条件下において活発に活動・増殖する化学合成独立栄養細菌に属する。
脱窒菌とは、硝酸態窒素や亜硝酸態窒素を窒素に還元する際に関与する微生物群(例えば、硝酸態窒素または亜硝酸態窒素を還元して窒素を生成する硝酸還元細菌、硫黄酸化脱窒細菌など)の総称である。脱窒菌の多くは、嫌気性条件下において活動・増殖可能な通性嫌気性従属栄養細菌に属する。なお、本発明においては、硫黄酸化脱窒細菌と共生する硫酸塩還元細菌も脱窒菌に含まれるものとする。硫酸塩還元細菌は、硫酸塩を還元して硫黄イオンやチオ硫酸イオンを生成する。硫黄イオンやチオ硫酸イオンは、硫黄酸化脱窒細菌による脱窒に利用される。
本発明によれば、硝化手段または物理濾過手段の逆洗に伴って発生する汚濁水を下水処理する手間を省略あるいは軽減することが可能になり、さらには、脱窒菌に必要な有機物や電子供与体の節約につながるので、窒素化合物を含有する被処理水を低コストで浄化することが可能になる。
また、有機物を可溶化する分解手段を設け、前記硝化手段または前記物理濾過手段を通過した逆洗水中に含まれる有機物を前記分解手段で可溶化し、可溶化した有機物を前記脱窒手段に供給してもよい。このようにすると、脱窒菌の活動・増殖が活発になる。
前記硝化手段が、飼育水槽中の被処理水を循環させる循環流路の途中に設けられており、前記脱窒手段が、前記硝化手段と並列に設けられている場合には、前記飼育水槽から取水される被処理水の水量の5〜10%を前記脱窒手段に供給するとよい。また、前記硝化手段が、飼育水槽中の被処理水を循環させる循環流路の途中に設けられており、前記脱窒手段が、前記硝化手段の後段に設けられている場合には、前記硝化手段を通過した被処理水の5〜10%を、前記脱窒手段に供給するとよい。このようにすると、飼育水槽中の窒素化合物の濃度を、飼育生物の生育に適した濃度に保つことができる。
前記脱窒手段に、並列に設けられた複数の脱窒槽を設けるとよい。このようにすると、脱窒処理量を増やすことが可能となる。
本発明によれば、窒素化合物を含有する被処理水を低コストで浄化することが可能になる。
本発明の実施形態に係る水処理装置を説明するための循環ろ過系統図である。 本発明の実施形態に係る水処理装置の変形例を説明するための循環ろ過系統図である。
本発明の実施形態に係る水処理装置Aは、窒素化合物(飼育生物の排泄物や残餌に由来する浮遊懸濁物質(SS)、アンモニア態窒素、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素など)を含有する飼育水槽T中の飼育水(被処理水)Wを、硝化菌による硝化と脱窒菌による脱窒とを利用して浄化するものであり、図1に示すように、硝化手段1と、逆洗水供給手段2と、分解手段3と、脱窒手段4と、物理濾過手段5と、水温調整手段6と、殺菌手段7と、酸素供給手段8と、循環手段(流路91〜96、ポンプ97〜99)とを具備している。なお、本実施形態では、海水を飼育水Wとする閉鎖循環式の飼育水槽Tに水処理装置Aを適用する場合を例示するが、水処理装置Aの適用範囲を限定する趣旨ではない。
硝化手段1は、アンモニア態窒素を硝酸態窒素にまで酸化(硝化)するものである。本実施形態の硝化手段1では、飼育生物の排泄物や残餌に由来する浮遊懸濁物質(SS)の物理濾過も行われる。硝化手段1は、飼育水槽Tから始まり飼育水槽Tに戻る循環流路91の途中に設けられている。硝化手段1を通過した飼育水Wは、水温調整手段6に供給される。本実施形態の硝化手段1は、硝化槽11と、硝化菌担体12と、入口弁13と、出口弁14とを備えて構成されている。
硝化槽11は、飼育水槽Tから取水された飼育水Wの一部を受け入れる密閉型の容器である。本実施形態では、硝化槽11内の水流が下向きとなるように、硝化菌担体12の上側に流入口を設けるとともに、硝化菌担体12の下側に流出口を設けている。なお、図示は省略するが、硝化槽11内の水流が上向きとなるように、硝化菌担体12の下側に流入口を設け、上側に流出口を設けてもよい。
硝化菌担体12は、硝化菌(アンモニア酸化細菌や亜硝酸酸化細菌など)を担持するものであり、硝化槽11内に充填されている。硝化菌担体12は、その内部に固定された硝化菌の硝化作用により、アンモニア態窒素を硝酸態窒素に酸化する生物濾過手段として機能する。すなわち、アンモニア態窒素を酸化するアンモニア酸化細菌の働きにより亜硝酸態窒素が生成され、亜硝酸態窒素を酸化する亜硝酸酸化細菌の働きにより硝酸態窒素が生成される。なお、硝化菌の多くは、好気的条件下において活発に活動・増殖する化学合成独立栄養細菌に属することから、硝化菌担体12の内部は、好気的雰囲気に維持することが望ましい。
本実施形態の硝化菌担体12は、均等係数の小さい濾過砂の集合体からなり、飼育水W中の浮遊懸濁物質(SS)などを物理的に捕捉する。濾過砂の材質に制限はないが、天然石やガラスなどの無機質材料とすることが好ましい。なお、濾過砂に代えて、例えば、下向流懸架型スポンジ(DHS:Down-flow Hanging Sponge)を使用してもよい。
入口弁13は、循環流路91から硝化槽11に流入する飼育水Wの水量を調整するものであり、出口弁14は、硝化槽11から循環流路91に流出する飼育水Wの水量を調整するものである。入口弁13および出口弁14は、生物濾過を行う場合(以下、「通常時」という)に開弁し、逆洗時には閉弁する。
逆洗水供給手段2は、硝化菌担体12に逆洗用の水(逆洗水)Wを供給するものであり、タンク(水源)21と、ポンプ22と、開閉弁23とを備えて構成されている。
タンク21は、逆洗水を貯溜するものである。本実施形態のタンク21には、処理水(曝気手段8を通過した飼育水W)が貯溜されている。
ポンプ22は、タンク21内の逆洗水を硝化槽11へ送り出すものである。開閉弁23は、タンク21から硝化手段1に至る流路94を開閉するものであり、逆洗時に開弁し、通常時には閉弁する。なお、流路94は、硝化菌担体12内における逆洗水の流れの向きが飼育水Wの流れと逆になるように、硝化菌担体12の下側に通じている。
逆洗水供給手段2は、硝化手段1の入口弁13および出口弁14を閉弁させた状態で作動させる。逆洗水供給手段2を作動させると、逆洗水Wによって硝化菌担体12が逆洗され、硝化手段1を通過した逆洗水W’は、硝化菌担体12に付着していた有機物とともに分解手段3に供給される。つまり、逆洗水供給手段2を作動させると、硝化菌担体12に付着した有機物を回収することができる。
分解手段3は、逆洗水W’に含まれる有機物を可溶化するものであり、硝化手段1と脱窒手段4との間に介設されている。分解手段3には、硝化菌担体12を通過した逆洗水W’が供給され、分解手段3を通過した逆洗水Wは、脱窒手段4に供給される。本実施形態の分解手段3は、分解槽31と、入口弁32と、出口弁33とを備えて構成されている。可溶化した有機物の濃度は、吸光度計等により連続的にモニタリングする。
分解槽31では、可溶化菌の働きにより有機物が可溶化される。なお、可溶化の手段に制限はなく、酸、アルカリ、酵素、熱、オゾン、紫外線、光触媒、微生物等により有機物を可溶化してもよい。
入口弁32は、硝化手段1から分解槽31に至る流路95を開閉するものであり、逆洗時に開弁し、通常時には閉弁する。
出口弁33は、分解槽31から脱窒用流路92に至る流路96を開閉するものであり、分解槽31内の有機物を脱窒手段4に供給する際に開弁し、それ以外は閉弁する。
分解槽31内の塩濃度は、1〜2%に調整することが望ましい。表1のNo.1〜3は、グラニュール汚泥に魚のすり身を添加した試料(逆洗水を模擬したもの)を、嫌気状態で可溶化した実験の結果である。No.0は、汚泥のみを添加した比較例である。実験では、人工海水(塩濃度1%、2%、3%)を使用し、グラニュール汚泥とすり身は、COD(化学的酸素要求量)換算で同量となるようにバイアルに投入した。また、バイアルの気相部に窒素ガスを封入することで、嫌気状態を模擬した。このようなバイアルを100rpmで回転させつつ25℃のウォーターバスの中に10日間浸漬し、その後、CODと窒素成分を分析した。
Figure 2011177619
表1に示すように、塩濃度1〜2%の条件下で可溶化すると、可溶性COD濃度をアンモニア態窒素濃度で除した値(表1中のCOD/N)が30.9〜37.3となる。すなわち、塩濃度1〜2%の条件下で可溶化すると、アンモニアの生成が抑制されるようになるので、窒素成分が脱窒菌に必要な有機物として貢献できるようになる。なお、塩濃度3%の条件下で有機物を可溶化すると、アンモニアの生成比率が高まるので(COD/N=7.3)、アンモニアを資化するために窒素成分が利用されてしまう虞がある。
脱窒手段4は、硝酸態窒素や亜硝酸態窒素を窒素にまで還元(脱窒)するものである。脱窒手段4は、硝化手段1と並列に設けられている。すなわち、脱窒手段4は、硝化手段1を迂回する脱窒用流路92の途中に設けられていて、脱窒手段4を通過した飼育水Wは、水温調整手段6に供給される。
本実施形態の脱窒手段4は、並列に設けられた複数の脱窒槽41,41,…と、脱窒菌担体42,42,…とを備えて構成されている。
脱窒槽41は、飼育水槽Tから取水された飼育水Wを受け入れる密閉型の容器である。脱窒槽41の酸化還元電位(ORP)は、−300(mV)〜−100(mV)の範囲に調整することが好ましい。脱窒槽41における水理学的滞留時間(HRT)は、飼育水槽T中の飼育水Wに含まれる硝酸態窒素や亜硝酸態窒素の濃度に応じて適宜設定すればよい。ちなみに、飼育水槽T中の飼育水Wにおける硝酸ナトリウムの濃度が40(NO3 −N mg/L)である場合において、水理学的滞留時間を10時間に設定したところ、脱窒槽41を通過した飼育水Wにおける硝酸ナトリウムの濃度が約2(NO3 −N mg/L)(平均除去率95%)になった。
脱窒菌担体42は、脱窒菌(硝酸還元細菌、硫黄酸化脱窒細菌、硫酸塩還元細菌など)を担持するものであり、脱窒槽41内に充填されている。本実施形態の脱窒菌担体42は、その内部に固定された脱窒菌の脱窒作用により、硝酸態窒素や亜硝酸態窒素を窒素に還元する生物濾過手段として機能する。なお、脱窒菌の多くは、嫌気性条件下において活動・増殖可能な通性嫌気性従属栄養細菌に属することから、脱窒菌担体42の内部は、嫌気性雰囲気に維持することが望ましい。
脱窒菌担体42としては、多孔質ガラス、多孔質セラミック、サンゴ砂、天然樹脂製または合成樹脂製のスポンジ、活性炭などの多孔質材料や、天然岩石やガラスなどの無孔質材料を使用することができる。なお、固定床方式とする場合には、比重が1以上の材料(より望ましくは、比重が1以上で、直径が1〜3mmの粒状材料)を脱窒菌担体42とすることが望ましく、流動床方式とする場合には、比重が1以下の材料(より望ましくは、比重が1以下で、直径および高さが3cm以下の円柱状材料)を脱窒菌担体42とすることが望ましい。比重が1以上の材料としては、例えば、天然砂(岩石由来の砂)、サンゴ砂、シリカ、ガラス、セラミック、粘土、活性炭、汎用プラスチックなどがある。また、比重が1以下の材料としては、例えば、天然樹脂製または合成樹脂製のスポンジ、発泡コンクリート、木炭、汎用プラスチック、生分解性プラスチックなどがある。また、種菌を馴養して懸濁させたグラニュールを接種・固定して、脱窒菌担体42としても差し支えない。
脱窒菌担体42には、分解手段3で可溶化された有機物が供給される。脱窒菌担体42に供給された有機物は、脱窒菌の炭素源として利用される。可溶化された有機物(炭素源)は、脱窒菌担体42内における炭素率(C/N比)が2〜5になるように添加することが望ましい。なお、分解手段3から供給される有機物の量が不足している場合などには、脱窒菌の炭素源となる酢酸ナトリウム、メタノール、グルコースなどを供給することが望ましい。
脱窒手段4に供給される飼育水Wは、硝化手段1、脱窒手段4および物理濾過手段5に供給される飼育水Wの合計水量(すなわち、飼育水槽Tから取水される飼育水の水量)の1〜20%、より好ましくは5〜10%に設定することが望ましい。ちなみに、脱窒手段4に供給される飼育水Wが、飼育水槽Tから取水される飼育水の水量の1%を下回ると、脱窒処理が追い付かなくなる可能性が高まり、20%を上回ると、脱窒手段4における水理学的滞留時間(HRT)が短くなって脱窒処理が十分に行われなくなる可能性が高まるとともに、装置が過大なものになる可能性が高まる。ただし、この数値は飼育水Wの水質をどのレベルに維持するかによっても変わる。なお、脱窒手段4に供給される飼育水Wの水量を硝化手段1に供給される飼育水Wよりも少なくするためには、例えば、脱窒用流路92のポンプ99の吐出量を循環流路91のポンプ97の吐出量よりも小さくするか、あるいは、ポンプ99を間歇的に作動させればよい。
なお、脱窒槽41,41,…の総容積は、水理学的滞留時間(HRT)や目標とすべき硝酸体窒素濃度に応じて設定すればよいが、飼育水槽T中の飼育水Wの容積が100m3で、脱窒手段4におけるHRTを10時間と仮定した場合には、脱窒手段4に供給される飼育水Wの割合に応じて、表2のように設定することが好ましい。
Figure 2011177619
飼育水W中の硝酸態窒素濃度の目標値は、飼育生物の種類等に応じて適宜設定すればよいが、25(NO3 −N mg/L)以下を目標とするならば、脱窒槽41の総容量を、飼育水槽T中の飼育水Wの容積の2%以上とし、脱窒手段4に供給される飼育水Wの割合を飼育水槽Tから取水される飼育水の5〜20%に設定することが望ましい(表2参照)。なお、脱窒手段4の省スペース化を図るためには、脱窒槽41の総容量を、飼育水槽T中の飼育水Wの容積の5%未満とすることが望ましいので、脱窒手段4の省スペース化を図りながらも飼育水W中の硝酸態窒素濃度を25(NO3 −N mg/L)以下に維持するためには、脱窒手段4に供給される飼育水Wの割合を飼育水槽Tから取水される飼育水の5〜10%に設定することが望ましい。
ここで、脱窒槽41内において脱窒に関与する細菌の一例を表3に示す。表3は、菌相解析の結果を示すものである。菌相解析にあたっては、脱窒槽41より採取したグラニュール汚泥を試料とした。DNA抽出には土壌DNA抽出キット(ISOIL for Beads Beating;株式会社ニッポンジーン製)、クローニングには、クローニングキット(TOPO TA Cloning kit;インビトロジェン株式会社製)を使用した。
Figure 2011177619
表3のケースにおいて、脱窒菌の優占種はプロテオバクテリア(Proteobacteria)門であり、その中でもベータプロテオバクテリア(Betaproteobacteria)綱に属するサウエラ(Thauera)種、とガンマプロテオバクテリア(Gammaproteobacteria)綱に属するマリノバクター(Marinobacter)種が優占種である。なお、サウエラ(Thauera)種は酢酸資化性脱窒細菌で芳香族化合物の分解菌としても知られている。マリノバクター(Marinobacter)種は海洋性(好塩性)脱窒細菌である。
物理濾過手段5は、タンパク質などの有機物を物理的に捕捉するものである。物理濾過手段5は、硝化手段1および脱窒手段4と並列に設けられている。すなわち、物理濾過手段5は、硝化手段1を迂回する物理濾過用流路93の途中に設けられていて、物理濾過手段5を通過した飼育水Wは、水温調整手段6に供給される。
本実施形態の物理濾過手段5は、プロテインスキマー51と、入口弁52と、出口弁53とを備えて構成されている。
プロテインスキマー51は、その内部に発生させた微細な泡を溶存有機物や浮遊懸濁物質に取り付かせ、この泡を浮上させることにより、飼育水Wに含まれる有機物等を除去するものである。すなわち、プロテインスキマー51は、有機物等を物理的に捕捉するものである。
入口弁52は、プロテインスキマー51に流入する飼育水Wの水量を調整するものであり、出口弁53は、プロテインスキマー51から物理濾過用流路93に流出する飼育水Wの水量を調整するものである。
水温調整手段6は、硝化手段1、脱窒手段4および物理濾過手段5を通過した飼育水W,W,Wの水温を適温に調整するものであり、硝化手段1、脱窒手段4および物理濾過手段5の下流に設けられている。本実施形態の水温調整手段6は、循環流路91の途中に設けられていて、水温調整手段6を通過した飼育水Wは、殺菌手段7に供給される。なお、水温調整手段6の構成に制限はなく、ヒータ、クーラー、熱交換器などにて構成することができる。水温調整を行わない場合には、水温調整手段6を省略してもよい。
殺菌手段7は、水温調整手段6を通過した飼育水W(硝化手段1、脱窒手段4および物理濾過手段5を通過した飼育水W,W,W)に含まれる微生物、細菌、ウイルスなどを死滅させるものであり、水温調整手段6の下流に設けられている。本実施形態の殺菌手段7は、循環流路91の途中に設けられていて、殺菌手段7を通過した飼育水Wは、酸素供給手段8に供給される。なお、殺菌方法に制限はなく、例えば、紫外線、オゾン、塩素などを使用することができる。殺菌を行わない場合には、殺菌手段7を省略してもよい。
酸素供給手段8は、殺菌手段7を通過した飼育水W(硝化手段1、脱窒手段4および物理濾過手段5を通過した飼育水W,W,W)に酸素を供給するものであり、殺菌手段7の下流に設けられている。すなわち、酸素供給手段8は、飼育水槽Tに戻すべき飼育水Wの溶存酸素量(DO)や酸化還元電位(ORP)を調整するものである。酸素供給手段8の構成に制限はなく、曝気方式としてもよいし、エアレーション方式としてもよい。なお、酸素供給手段8は、殺菌手段7を通過した飼育水Wが嫌気的である場合に必要な手段であるので、好気的な飼育水Wが安定的に得られるような場合は、省略してもよい。
循環手段は、流路91〜96と、ポンプ97〜99とを備えて構成されている。なお、本実施形態では、循環流路91の途中(本実施形態では硝化手段1の上流と酸素供給手段8の下流)にポンプ97,98を設け、脱窒用流路92の途中(本実施形態では脱窒手段4の上流)にポンプ99を設けているが、ポンプの位置や個数を限定する趣旨ではない。また、流路91〜96の分岐位置や合流位置も適宜変更することができる。
以上説明した本実施形態に係る水処理装置Aでは、硝化菌による硝化と脱窒菌による脱窒とが並行して行われるようになるので、安定的・連続的にアンモニア態窒素や硝酸態窒素等を除去することが可能になる。すなわち、水処理装置Aによれば、水換えや水補給の頻度を削減することが可能になり、ひいては、飼育水槽Tの維持管理費用(例えば、海水の取水・運搬費用など)を削減することが可能となる。
また、水処理装置Aによれば、硝化菌担体12に捕捉された有機物を回収し、回収した有機物を脱窒菌の炭素源(餌)として利用することができるので、硝化菌担体12の逆洗に伴って発生する汚濁水を下水処理する手間を省略あるいは軽減することが可能になり、さらには、脱窒菌に必要な有機物や電子供与体の節約につながるので、飼育水Wの浄化にかかるコストを削減することが可能になる。
しかも、水処理装置Aでは、硝化菌担体12を逆洗して得た有機物が分解手段3において分解され、可溶化された有機物が脱窒手段4に供給されるので、脱窒菌に取り込まれ易くなり、ひいては、脱窒菌の活動・増殖が活発になる。
また、水処理装置Aによれば、複数の脱窒槽41,41,…を並列に設けたので、単一の脱窒槽41を設けた場合に比べて、脱窒処理量を増やすことが可能となる。
また、本実施形態では、飼育水槽Tから取水される飼育水の水量の5〜10%を脱窒手段4に供給したが、このようにすると、飼育水槽T中の窒素化合物の濃度を、飼育生物の生育に適した濃度に保つことができる。
なお、本実施形態では、硝化手段1内の硝化菌担体12を逆洗する場合を例示したが、硝化菌担体12とともに、若しくは硝化菌担体12に代えて、物理濾過手段5を逆洗してもよい。例えば、図示は省略するが、物理濾過手段5に逆洗水供給手段2と分解手段3とを接続すれば、逆洗水供給手段2から送り出された逆洗水により、物理濾過手段5のプロテインスキマー51が逆洗され、プロテインスキマー51を通過した逆洗水が分解手段3に供給されるようになる。なお、プロテインスキマー51を逆洗する際には、入口弁52および出口弁53を閉弁する。
また、本実施形態では、硝化手段1と物理濾過手段5とを並列に設けた場合を例示したが、物理濾過手段5を硝化手段1の上流に設けてもよい。
また、本実施形態では、硝化手段1と脱窒手段4とを並列に設けた場合を例示したが、図2に示す水処理装置A’のように、硝化手段1の後段に脱窒手段4を設けてもよい。すなわち、硝化手段1と脱窒手段4とを直列に設けてもよい。
水処理装置A’においても、脱窒用流路92の途中に脱窒手段4を設けているが、脱窒用流路92は、硝化手段1の下流において循環流路91から分岐しているので、脱窒手段4には、硝化手段1を通過した飼育水Wの一部が流入することになる。なお、脱窒用流路92は、水温調整手段6の上流において循環流路91に合流しているので、脱窒手段4を通過した飼育水Wは、水温調整手段6に供給される。なお、水処理装置A’のその他の構成は、前記した水処理装置Aと同様である。
ちなみに、脱窒手段4に供給される飼育水Wの量は、硝化手段1を通過した飼育水Wの1〜20%、より好ましくは5〜10%に設定することが望ましい。すなわち、硝化手段1を通過した飼育水Wの1〜20%、より好ましくは5〜10%を脱窒手段4に供給し、残りを水温調整手段6に供給することが望ましい。このようにすると、飼育水槽T中の窒素化合物の濃度を、飼育生物の生育に適した濃度に保つことができる。
なお、本実施形態では、飼育水槽T中の飼育水Wの浄化に水処理装置Aを適用した場合を例示したが、本発明に係る水処理装置の適用範囲を限定する趣旨ではない。詳細な説明は省略するが、本発明に係る水処理装置は、工場廃水、下水、汚水、地下水、糞尿など窒素化合物を含有する被処理水を浄化する場合にも適用することができる。
A,A’ 水処理装置
1 硝化手段
12 硝化菌担体(物理濾過手段)
2 逆洗水供給手段
3 分解手段
4 脱窒手段
5 物理濾過手段
91 循環流路
T 飼育水槽
飼育水(被処理水)

Claims (8)

  1. 硝化菌による硝化が行われる硝化手段と、
    脱窒菌による脱窒が行われる脱窒手段と、
    前記硝化手段または被処理水中の有機物を捕捉する物理濾過手段に逆洗水を供給する逆洗水供給手段と、を具備する水処理装置であって、
    前記硝化手段または前記物理濾過手段を通過した逆洗水が前記脱窒手段に供給されることを特徴とする水処理装置。
  2. 前記硝化手段または前記物理濾過手段を通過した逆洗水中に含まれる有機物を可溶化する分解手段をさらに具備し、
    前記分解手段で可溶化された有機物が前記脱窒手段に供給されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水処理装置。
  3. 前記硝化手段が、前記硝化菌を担持する硝化菌担体を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水処理装置。
  4. 前記硝化手段は、飼育水槽中の被処理水を循環させる循環流路の途中に設けられており、
    前記脱窒手段は、前記硝化手段と並列に設けられており、
    前記飼育水槽から取水される被処理水の水量の5〜10%が前記脱窒手段に供給されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の水処理装置。
  5. 前記硝化手段は、飼育水槽中の被処理水を循環させる循環流路の途中に設けられており、
    前記脱窒手段は、前記硝化手段の後段に設けられており、
    前記硝化手段を通過した被処理水の5〜10%が前記脱窒手段に供給されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の水処理装置。
  6. 前記脱窒手段は、並列に設けられた複数の脱窒槽を有する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の水処理装置。
  7. 窒素化合物を含有する被処理水を、硝化菌による硝化と脱窒菌による脱窒とにより浄化する水処理方法であって、
    硝化菌による硝化が行われる硝化手段または被処理水中の有機物を捕捉する物理濾過手段を逆洗して前記硝化手段または前記物理濾過手段に付着した有機物を回収し、回収した有機物を前記脱窒菌の炭素源として利用する、ことを特徴とする水処理方法。
  8. 窒素化合物を含有する被処理水を、硝化菌による硝化と脱窒菌による脱窒とにより浄化する水処理方法であって、
    硝化菌による硝化が行われる硝化手段または被処理水中の有機物を捕捉する物理濾過手段を逆洗して前記硝化手段または前記物理濾過手段に付着した有機物を回収し、回収した有機物を分解して可溶化した後、前記脱窒菌の炭素源として利用する、ことを特徴とする水処理方法。
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