JP2011174395A - 磁力ユニット - Google Patents

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益幸 鳴瀬
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Abstract

【課題】磁性材からなる運動体を持続的に加速可能な磁力ユニットを提供する。
【解決手段】磁力ユニット10は、本体部11c両端に前方半球部11a、後方半球部11bを有する主磁石11と、主磁石11の後方半球部11b側に後方半球部11bの磁極Sと同じ磁極Sを対向させて配置された第一副磁石12x,12yと、主磁石11の前方半球部11a側に前方半球部11aの磁極Nと異なる磁極Sを対向させて配置された第二副磁石14と、を備え、磁性を有する運動体15を一定方向Dに加速する機能を有する。第一副磁石12x,12yにおいて主磁石11の後方半球部11bと対向する部分及び外周部12aは保持体13で覆われている。主磁石11の前方半球部11aと対向する第二副磁石14に、前方半球部11aの磁極N部分を覆う凹曲面部14aが設けられ、これと反対側の磁極Nを主磁石11の本体部11cの軸心Cから離れる方向へ変位させている。
【選択図】図1

Description

本発明は、動力が付与された運動体の運動状態を長時間に亘って維持することが可能な運動状態維持装置に使用される磁力ユニットに関する。
電気エネルギや磁気ネルギなどによって駆動力を得た運動体は、極力、抵抗を受けずに運動速度が減衰することなく、運動状態が長時間維持されることが望ましい。このような観点から、本発明者は、磁石から発生する磁力を利用した運動装置に関する研究、開発を行い、その一例を特許文献1として開示している。
特開2003−17312号公報
特許文献1で開示した技術においては、捻り磁石によって運動体に対する吸引領域と反発領域とを設けているが、これらの領域の境界領域が運動体の進行方向に対して長く形成されると、この境界領域の存在により、運動体に無視できない抵抗力が生じ、運動体が減速されてしまう。また、磁石による吸引力や反発力が運動体の進行方向と垂直な方向にも作用するため、運動体の軌道が不安定となることがある。
また、磁石を配列して構成される運動維持装置において、運動体を持続的に加速させるためには、磁石から発生する磁力線の方向と運動体の運動方向とを一致させることが必要であり、それを実現させるには、磁石から発生する磁力線に沿って運動体が進行できるように磁石を配置する必要がある。しかしながら、反発力と吸引力とを有する磁石から運動体に対して加速作用と減速作用とが働くので、何れか一方のみを支配的に作用させて運動体を加速させることは極めて困難である。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、磁性材からなる運動体を持続的に加速可能な磁力ユニットを提供することにある。
本発明に係る磁力ユニットは、円柱状の本体部の両端に半球部を有する主磁石と、前記主磁石の後方半球部側に当該後方半球部の磁極と同じ磁極を対向させて配置された第一副磁石と、前記主磁石の前方半球部側に当該前方半球部の磁極と異なる磁極を対向させて配置された第二副磁石と、を備え、磁性材からなる運動体を一定方向に加速する機能を有する磁力ユニットであって、前記第一副磁石において少なくとも前記主磁石の後方半球部と対向する部分を磁性材からなる保持体で覆い、前記主磁石の前方半球部と対向する前記第二副磁石に、前記前方半球部の少なくとも一部を覆う凹曲面部を設け、前記第二副磁石の前記凹曲面部と反対側に形成された前方半球部を前記主磁石の本体部の軸心から離れる方向へ変位させたことを特徴とする。
ここで、前記「後方半球部」、「前方半球部」における「後方」、「前方」の文言は、本発明の磁力ユニットによって加速される運動体の進行方向を「前方」とし、これと反対側を「後方」として表したものである。
このような構成とすれば、主磁石の後方半球部及び前方半球部からそれぞれ発生する磁力線のうち、磁性材からなる運動体の加速に寄与しない磁力線が、第一副磁石及び第二副磁石から発生する磁力線の作用により、運動体の軌道から遠ざかる方向に変位されるため、運動体に対する減速要因が抑制され、加速要因が高まる結果、運動体を持続的に加速することができる。
ここで、前記主磁石の後方半球部、第二副磁石の前方半球部の少なくとも一方を、磁性材からなる網状体若しくはキャップで覆うこともできる。このような構成とすれば、主磁石の後方半球部から発生する磁力線は網状体やキャップによって分散され、運動体に対する減速要因が抑制されるため、運動体に対する持続的な加速作用を高めることができる。
また、前記主磁石の後方半球部を当該主磁石の本体部の軸心から離れる方向へ変位させることもできる。このような構成とすれば、主磁石の後方半球部に向かって接近してくる運動体に対する減速要因が抑制されるため、運動体に対する持続的な加速作用を高めることができる。
本発明により、磁性材からなる運動体を持続的に加速可能な磁力ユニットを提供することができる。
本発明の実施形態である磁力ユニットを示す図である。 図1の一部切欠拡大図である。 図1の一部切欠拡大図である。 図1に示す磁力ユニットを利用した運動状態維持装置の正面図である。 図4に示す運動状態維持装置を矢線A方向から見た一部切欠図である。 本発明のその他の実施形態である磁力ユニットを示す図である。 本発明のその他の実施形態である磁力ユニットを示す図である。 本発明のその他の実施形態である磁力ユニットを示す図である。
図1に示すように、本実施形態の磁力ユニット10は、円柱状の本体部11cの両端に前方半球部11a、後方半球部11bを有する主磁石11と、主磁石11の後方半球部11b側に当該後方半球部11bの磁極Sと同じ磁極Sを対向させて配置された二つの第一副磁石12x,12yと、主磁石11の前方半球部11a側に当該前方半球部11aの磁極Nと異なる磁極Sを対向させて配置された第二副磁石14と、を備え、磁性材からなる運動体15を一定方向Dに加速する機能を有する。
なお、前述した、後方半球部11b、前方半球部11aにおける「後方」、「前方」の文言は、本実施形態の磁力ユニット10によって加速される運動体15の進行方向(一定方向D)を「前方」とし、これと反対側を「後方」として表したものである。
図2に示すように、二つの第一副磁石12x,12yにおいて主磁石11の後方半球部11bと対向する部分及び外周部12aは、磁性材からなるカップ型の保持体13で覆われ、主磁石11の後方半球部11bと第一副磁石12xとの間には隙間17が設けられ、二つの第一副磁石12x,12yの間には隙間18が設けられている。また、第一副磁石12x,12yの外周面12aと保持体13の内周面13aとの間には隙間16が設けられている。
図3に示すように、主磁石11の前方半球部11aと対向する第二副磁石14に、前方半球部11aの磁極N部分を覆う凹曲面部14aが設けられ、第二副磁石14の凹曲面部14aと反対側の磁極Nが主磁石11の本体部11cの軸心Cから離れる方向へ変位している。
このような構成とすれば、図2に示すように、主磁石11の後方半球部11bの磁極Sから発生する磁力線11bgは、第一副磁石12xの磁極Sによって前方半球部11a側へ変位される。また、図3に示すように、主磁石11の前方半球部11aの磁極Nが、第二副磁石14の凹曲面部14aの磁極Sで覆われていることにより、ここを通過する運動体15(図2参照)への吸引力が緩和されている。
従って、図1に示すように、進行方向Dに磁極Sを向けた状態で運動体15が第一副磁石12yから第二副磁石14に向かって軌道15sに沿って移動するとき、運動体15に主磁石11の反発作用が働く領域における吸引作用が低減されるとともに、運動体15に吸引作用が働く領域における反発作用が低減されるので、運動体15に対する優れた加速作用が得られる。
即ち、主磁石11の後方半球部11b及び前方半球部11aからそれぞれ発生する磁力線のうち、運動体15の加速に寄与しない磁力線が、第一副磁石12x,12y及び第二副磁石14から発生する磁力線の作用により、運動体15の軌道15sから遠ざかる方向に変位されるため、運動体15に対する減速要因が抑制されて加速要因が高まる結果、運動体15を持続的に加速することができる。なお、図1〜図3に示す、磁力ユニット10における磁極N,Sの配置状態は一例であってこれらに限定するものではない。
次に、図4,図5に基づいて、磁力ユニット10を利用した運動状態維持装置30について説明する。図4に示すように、運動状態維持装置30においては、円板状の固定部材31の周縁寄りの領域に、4組の磁力ユニット10が固定部材31の軸心31cを中心に90度間隔で配列され、軸心31c上に配置された軸体32に回動自在に取り付けられた軸支部材33から3本の支柱34が等間隔で放射状に延設され、各支柱34の先端に運動体15が固定されている。軸支部材33、支柱34及び運動体15などは、図5に示すように、固定部材31を挟んで面対称をなすように設けられている。
図5に示すように、運動体15は、円柱状の本体部15aと、本体部15aの一方の端面に形成された半球部15bとからなり、本体部15bの他方の端部を支柱34先端に設けられた皿状の取付部36に嵌め込み、半球部15bの頂点から本体部15a及び取付部36を貫通して挿入されたボルト37の先端に座金38を介してナット39を螺着することによって固定されている。ボルト37の頭部37aの下面と、半球部15bの頂点と、の間には隙間が設けられている。
図4,図5に示す運動状態維持装置30において、運動体15に矢線35方向の回転力を加えると、各運動体15は軌道15sに沿って回転しながら、各磁力ユニット10から持続的に加速されるので、運動体15の回転運動状態を長時間に亘って維持することができる。なお、磁力ユニット10及び運動体15の配置個数は限定しないので、任意に設定することができるが、磁力ユニット10の個数と運動体15の個数とが同数とならないようにすることが望ましい。
次に、図6,7,8に基づいて、本発明のその他の実施形態である磁力ユニット20,40,50について説明する。なお、磁力ユニット20,40,50において、前述した磁力ユニット10と共通する部材は図1〜図3と同符号を付して説明を省略する。
図6に示す磁力ユニット20においては、主磁石11の後方半球部11bが、磁性材からなる網状体21で覆われている。このような構成とすれば、主磁石11の後方半球部11bから発生する磁力線は網状体21によって分散され、運動体15に対する減速要因が抑制されるため、運動体15に対する持続的な加速作用をさらに高めることができる。
図7に示す磁力ユニット40においては、主磁石11の後方半球部11bの磁極S付近及び第二副磁石14の前方半球部14aの磁極N付近をそれぞれ皿状のキャップ41で覆っている。磁性材で形成されたキャップ41の中心には貫通孔41aが開設され、各キャップ41の貫通孔41aの位置がそれぞれ磁極S,Nの中心に合致するように付設されている。
このようなキャップ41を付設すれば、主磁石11の後方半球部11bあるいは第二副磁石14の前方半球部14aから発生する磁力線はキャップ41によって分散され、運動体15に対する減速要因が抑制されるため、運動体15に対する持続的な加速作用を高めることができる。なお、キャップ41は、図6に示す網状体21と併せて配置することもできる。
図8に示す磁力ユニット50においては、主磁石51の後方半球部51bが当該主磁石51の本体部51cの軸心51xから離れる方向へ変位するとともに、一つの第一副磁石12xが設けられている。このような構成とすれば、主磁石51の後方半球部51bに向かって接近してくる運動体15に対する減速要因が抑制されるため、運動体15に対する持続的な加速作用を高めることができる。なお、前方半球部51a及び第二副磁石14の構造、機能は図1に示す磁力ユニット10と同様である。
本発明の磁力ユニットは、運動体の運動状態を長時間に亘って維持することが可能な運動状態維持装置の構成部材として広く利用することができる。
10,20,40,50 磁力ユニット
11,51 主磁石
11a,51a 前方半球部
11b,51b 後方半球部
11c,15a,51c 本体部
11ag,11bg 磁力線
12x,12y 第一副磁石
12a 外周面
13 保持体
13a 内周面
14 第二副磁石
14a 凹曲面部
15 運動体
15b 半球部
15s 軌道
16,17,18 隙間
21 網状体
30 運動状態維持装置
31 固定部材
31c,51x 軸心
32 軸体
33 軸支部材
34 支柱
35 矢線
36 取付部
37 ボルト
37a 頭部
38 座金
39 ナット
C 軸心
N,S 磁極

Claims (3)

  1. 円柱状の本体部の両端に半球部を有する主磁石と、前記主磁石の後方半球部側に当該後方半球部の磁極と同じ磁極を対向させて配置された第一副磁石と、前記主磁石の前方半球部側に当該前方半球部の磁極と異なる磁極を対向させて配置された第二副磁石と、を備え、磁性材からなる運動体を一定方向に加速する機能を有する磁力ユニットであって、
    前記第一副磁石において少なくとも前記主磁石の後方半球部と対向する部分を磁性材からなる保持体で覆い、
    前記主磁石の前方半球部と対向する前記第二副磁石に、前記前方半球部の少なくとも一部を覆う凹曲面部を設け、前記第二副磁石の前記凹曲面部と反対側に形成された前方半球部を前記主磁石の本体部の軸心から離れる方向へ変位させたことを特徴とする磁力ユニット。
  2. 前記主磁石の後方半球部、前記第二副磁石の前方半球部の少なくとも一方を、磁性材からなる網状体若しくはキャップで覆ったことを特徴とする請求項1記載の磁力ユニット。
  3. 前記主磁石の後方半球部を当該主磁石の本体部の軸心から離れる方向へ変位させたことを特徴とする請求項1または2記載の磁力ユニット。
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JP2015025398A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 益幸 鳴瀬 磁力装置
JP2017218967A (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 益幸 鳴瀬 磁力装置

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