JP2011173602A - 携帯式ラベル貼付け機およびその台紙排出方向制御方法 - Google Patents

携帯式ラベル貼付け機およびその台紙排出方向制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】側板内部から外部に排出されてくる台紙の排出方向を操作レバーから遠ざける方向に変更して、操作者の指とくに人差し指に台紙が接触しないようにし、かつ台紙の排出方向を変更可能としても台紙詰まりがないようにするとともに、全体の大型化を避けつつ台紙が操作レバーの操作にとって邪魔にならないようにした携帯式ラベル貼付け機およびその台紙排出方向制御方法を提供する。
【解決手段】操作レバー5の一部を台紙排出ガイド板22の方に延伸して、いわば「鍔」に相当する台紙排出方向制御片31を形成することに着目したもので、台紙13を側板2の外方に案内可能な台紙排出ガイド板を移送部6の下流側に設けているとともに、台紙排出ガイド板に沿って側板から排出されてくる台紙を操作レバーから遠ざけるように、操作レバーに台紙排出方向制御片を形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は携帯式ラベル貼付け機およびその台紙排出方向制御方法にかかるもので、とくに帯状のラベルを装填して移送し、所望の被貼付け体に貼付け操作を行うための携帯式ラベル貼付け機およびその台紙排出方向制御方法に関するものである。
従来から、携帯式ラベル貼付け機を用いて、各種商品その他の被貼付け体にラベルを貼り付け、商品の価格やその他必要な情報を表示することが行われている。
この携帯式ラベル貼付け機1の一例を図3および図4にもとづき概説する。
図3は、従来の携帯式ラベル貼付け機1の側面図であって、携帯式ラベル貼付け機1は、左右(紙面表裏)一対の側板2と、ラベル3の保持部4と、操作レバー5と、移送部6と、印字部7と、剥離部8と、貼付け部9と、を有する。
左右一対の側板2は、操作者が握持可能なグリップ10を一体に形成するとともに、このグリップ10に対して回動軸11のまわりに操作レバー5を回動操作可能としている。
なお、操作レバー5とグリップ10との間には、任意の付勢部材、たとえばコイルスプリング12を設けて、操作レバー5をグリップ10に対して、図3に示すような常時(操作レバー解放時)離反状態に付勢可能としている。操作者は、コイルスプリング12の付勢力に抗してグリップ10および操作レバー5を握持して携帯式ラベル貼付け機1内の移送部6、印字部7および剥離部8を駆動する。
ラベル3は、帯状の台紙13に複数枚のラベル片14を仮着したもので、これをロール状に巻いて保持部4に保持するとともに、操作レバー5の操作にともなって、移送部6により印字部7方向にラベル3を帯状に繰り出し、剥離部8で台紙13からラベル片14を剥離し、貼付け部9によりラベル片14を被貼付け体(図示せず)に貼り付け可能とする。
保持部4は、左右一対の側板2の上面に左右(紙面表裏)一対の保持板15を取り付けてあり、いずれか一方の保持板15をいずれかの側板2に対して回動ないし開放可能として、左右一対の保持板15の間にロール状のラベル3を保持可能としてある。
移送部6は、ローラー軸16のまわりに回転する移送ローラー17を有し、操作レバー5をグリップ10とともに握持することにより、リンク機構(図示せず)を介してローラー軸16のまわりに移送ローラー17を所定ピッチだけ回転してラベル3を移送可能とする。
印字部7は、操作レバー5における二股状のヨーク部5Aの先端部側に取り付けた印字器18と、ローラー軸16のまわりに回動開放可能としたプラテン19と、インキローラー20と、を有し、インキローラー20により印字器18の活字にインキを塗布し、プラテン19の上面に移送されてきたラベル3(ラベル片14)に所定の情報を印字する。
剥離部8は、プラテン19の下流側に設けた剥離ピン21を有し、移送部6によるラベル3の移送にともなって剥離ピン21において台紙13のみを後方に転向させ、ラベル片14を台紙13から剥離する。
剥離部8においてラベル片14を剥離された台紙13は、移送ローラー17に再度係合したのち、移送部6の下流側に設けているとともに台紙13を側板2の外方に案内可能な台紙排出ガイド板22を経て、側板2の外部に排出される。台紙排出ガイド板22は、とくにその先端部側を弧状ガイド面22Aとして、側板2の下方側に台紙13を案内可能とし、できるだけ操作レバー5の操作の邪魔にならないようにしている。
なお、左右一対の側板2の下方部には、開閉軸23のまわりに下蓋24を回動開放可能に設け、ラベル3の携帯式ラベル貼付け機1内への装填を可能とする。
図4は、下蓋24の部分の要部拡大側面図であって、下蓋24の先端部(開閉軸23の反対側の端部)には、開閉用つまみ25を形成するとともに、台紙排出ガイド板22に対向して台紙ガイド片26および鋸刃状の先端を有する台紙切断片27を形成してある。
移送ローラー17に送られて離脱してくる台紙13は、台紙排出ガイド板22と台紙ガイド片26との間を案内され、側板2の外部に排出され、必要に応じて台紙切断片27の部分で切断される。
貼付け部9は、側板2の先端下方部に位置する貼付けローラー28を有し、剥離部8により剥離したラベル3(ラベル片14)を被貼付け体に貼り付け可能とする。この貼付けローラー28は、開閉軸23のまわりに回転可能である。
こうした構成の携帯式ラベル貼付け機1において、とくに図4に示すように、台紙排出ガイド板22の弧状ガイド面22Aは、移送ローラー17から離脱してきた台紙13を側板2の外方かつ図4中、下方に誘導するように所定のカーブを有する弧状にこれを形成しているが、台紙13自体が所定の剛性を有しているために、とくにその先端部が矢印のような排出方向にまず排出され、操作レバー5を操作している操作者の人差し指付近に位置してしまうことになる。
したがって、台紙13を台紙切断片27において切ったあとのラベル片14数枚分の長さの台紙13が人差し指にあたって操作の邪魔になるという問題がある。とくに図3のようなラベル3の保持部4における巻き状態(ロール状のラベル3においてラベル片14が表側に位置する、いわゆる表巻きの状態)では、排出された台紙13が人差し指方向にカールして人差し指に絡みやすく、さらに操作の邪魔になるという問題がある。
このような問題を解決するためには、操作レバー5に指をかけた状態で台紙13に接触しないような細長閉鎖状のサーベルの柄型として、台紙13が人差し指に接触しないようにする方法もあるが、操作レバー5自体が重くなるという問題がある。
また、台紙排出ガイド板22の弧状ガイド面22Aの弧の形状をより急角度に下方に曲げるように設計することによって台紙13を下方に急激に折り曲げるようにすると、弧状ガイド面22Aにおける接触抵抗が大きくなって台紙13が詰まる原因になるという問題がある。
また、排出してくる台紙13に人差し指が当たらないように台紙排出ガイド板22と操作レバー5との間の間隔を大きくすることも考えられるが、携帯式ラベル貼付け機1全体の大型化を避けることができないという問題がある。
要するに、台紙13の排出にあたって、台紙排出ガイド板22のみの形状ないしは配置状態のみでは、上述の問題を解消することが困難であるという問題がある。
なおまた、あらかじめ販売促進情報や広告情報などを印刷したラベル3を貼り付ける際には、印字部7を設けず、操作レバー5の操作のみで、ラベル3(ラベル片14)を剥離して貼り付けることができるが、このように構成した携帯式ラベル貼付け機の場合であっても、台紙13の排出については同様の問題がある。
特開昭57−55844号公報
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、側板内部から外部に排出されてくる台紙が操作者の指、特に人差し指に接触しないようにした携帯式ラベル貼付け機およびその台紙排出方向制御方法を提供することを課題とする。
また本発明は、排出されてくる台紙の排出方向を操作レバーから遠ざける方向とすることができる携帯式ラベル貼付け機およびその台紙排出方向制御方法を提供することを課題とする。
また本発明は、台紙の排出方向を変更可能としても台紙詰まりがないようにした携帯式ラベル貼付け機およびその台紙排出方向制御方法を提供することを課題とする。
また本発明は、全体の大型化を避けつつ台紙が操作レバーの操作にとって邪魔にならないようにした携帯式ラベル貼付け機およびその台紙排出方向制御方法を提供することを課題とする。
すなわち本発明は、操作レバーの一部を台紙排出ガイド板の方に延伸して、いわば「鍔」に相当する台紙排出方向制御片を形成することに着目したもので、第一の発明は、操作者が握持可能なグリップを形成するとともに、このグリップに対して回動操作する操作レバーを取り付けた左右一対の側板と、帯状の台紙に複数枚のラベル片を仮着したラベルをロール状に巻いた状態でこの側板に保持する保持部と、この保持部から繰り出される帯状の上記ラベルを移送する移送部と、この移送部による上記ラベルの移送にともなって上記台紙から上記ラベル片を剥離する剥離部と、を有し、この剥離部において上記台紙から剥離された上記ラベル片を被貼付け体に貼り付け可能とするとともに、この剥離部において上記ラベル片を剥離した上記台紙を上記側板の外部に排出する携帯式ラベル貼付け機であって、上記台紙を上記側板の外方に案内可能な台紙排出ガイド板を上記移送部の下流側に設けているとともに、この台紙排出ガイド板に沿って上記側板から排出されてくる上記台紙を上記操作レバーから遠ざけるように、上記操作レバーに台紙排出方向制御片を形成したことを特徴とする携帯式ラベル貼付け機である。
第二の発明は、操作者が握持可能なグリップを形成するとともに、このグリップに対して回動操作する操作レバーを取り付けた左右一対の側板と、帯状の台紙に複数枚のラベル片を仮着したラベルをロール状に巻いた状態でこの側板に保持する保持部と、この保持部から繰り出される帯状の上記ラベルを移送する移送部と、この移送部による上記ラベルの移送にともなって上記台紙から上記ラベル片を剥離する剥離部と、を有し、この剥離部において上記台紙から剥離された上記ラベル片を被貼付け体に貼り付け可能とするとともに、この剥離部において上記ラベル片を剥離した上記台紙を上記側板の外部に排出する携帯式ラベル貼付け機の台紙排出方向制御方法であって、上記台紙を上記側板の外方に案内可能な台紙排出ガイド板を上記移送部の下流側に設け、この台紙排出ガイド板の近傍に位置して、上記操作レバーに台紙排出方向制御片を形成し、上記操作レバーの握持操作につづく解放操作により、上記台紙排出ガイド板に沿って上記側板から排出されつつある上記台紙をこの台紙排出方向制御片により上記操作レバーから遠ざける方向に押し当てることを特徴とする携帯式ラベル貼付け機の台紙排出方向制御方法である。
上記台紙排出方向制御片は、上記台紙排出ガイド板に沿って排出される上記台紙を上記操作レバーから遠ざける方向に押し当て可能であることができる。
上記台紙排出方向制御片は、上記台紙排出ガイド板に形成して上記台紙を案内可能な弧状ガイド面に沿った弧状押当て面を有することができる。
上記台紙排出ガイド板は、上記台紙の左右にその一対を設けているとともに、上記台紙排出方向制御片は、上記台紙排出ガイド板の間に位置しているとともに、上記台紙排出ガイド板より上記台紙に接近可能な方向に突出していることができる。
本発明による携帯式ラベル貼付け機およびその台紙排出方向制御方法においては、台紙を側板の外方に案内可能な台紙排出ガイド板に沿って側板から排出されてくる台紙を操作レバーから遠ざけるように、操作レバーに台紙排出方向制御片を形成したので、側板の外部に排出されてくる台紙を操作者の人差し指などに当てることなく、すなわち、操作の邪魔になることなく排出することができる。
とくに第一の発明の携帯式ラベル貼付け機によれば、固定的な台紙排出ガイド板に加えて、可動的な操作レバーに台紙排出方向制御片を形成したので、台紙を移送部の下流側における台紙排出ガイド板の部分で詰まらせることなく、操作の邪魔にならないように台紙を側板の外部に排出可能である。
とくに第二の発明の携帯式ラベル貼付け機の台紙排出方向制御方法によれば、操作レバーの握持操作につづく解放操作により、台紙排出ガイド板に沿って側板から排出されつつある台紙を台紙排出方向制御片により操作レバーから遠ざける方向に押し当てるようにしたので、台紙排出ガイド板における台紙にかかる接触抵抗を上まわって機械的に台紙を押し付け、ないし押し遣ることができ、台紙の排出方向を確実に、任意かつ好ましい方向に制御することができる。
本発明の実施例による携帯式ラベル貼付け機30の要部拡大側面図である。 同、図1のII線矢視概略図である。 従来の携帯式ラベル貼付け機1の側面図である。 同、下蓋24の部分の要部拡大側面図である。
本発明は、台紙を側板の外方に案内可能な台紙排出ガイド板と、操作レバーに形成した台紙排出方向制御片と、の協働作用により、台紙を操作レバーから遠ざけるようにその排出方向を変更可能としたので、排出されてくる台紙が操作の邪魔になることがないような携帯式ラベル貼付け機およびその台紙排出方向制御方法を実現した。
つぎに本発明の実施例による携帯式ラベル貼付け機30およびその台紙排出方向制御方法を図1および図2にもとづき説明する。ただし、図3および図4と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、携帯式ラベル貼付け機30の要部拡大側面図であって、携帯式ラベル貼付け機30は、前記操作レバー5の前記台紙排出ガイド板22に対向する部分以外は、前述の携帯式ラベル印字貼付け機1(図3)と同様の構成を有するが、操作レバー5に台紙排出方向制御片31を形成する構成が異なっている。
すなわち、操作レバー5の回動軸11から下方(台紙排出ガイド板22に向かう方向)に上記台紙排出方向制御片31を突出形成している。
台紙排出方向制御片31は、移送部6の下流側に設けている台紙排出ガイド板22に沿って側板2から排出されてくる台紙13を操作レバー5から遠ざけるようにその形状、長さおよび位置を選択する。
具体的には、台紙排出方向制御片31は、台紙排出ガイド板22に形成して台紙13を案内可能な弧状ガイド面22Aに沿ったほぼ同様の弧状を呈する弧状押当て面31Aを有するとともに、この弧状押当て面31Aが弧状ガイド面22Aの先端22Bに対向するようにしている。
さらに詳しくは、操作レバー5を握持した状態(図1中、仮想線)から握持を解放した状態(図1中、実線)までの間において、弧状押当て面31Aは、弧状ガイド面22Aの先端22Bに向かっており、この先端22Bから操作レバー5の方向に向かおうとする台紙13が衝突するような形状、長さおよび位置にこれを設けている。
したがって、この台紙排出方向制御片31により、台紙排出ガイド板22に沿って排出される台紙13を操作レバー5から遠ざける方向に押し当て可能である。
図2は、図1のII線矢視概略図であって、台紙排出ガイド板22は、台紙13に接触するようにその左右にその一対を設けており、台紙排出方向制御片31は、台紙排出ガイド板22の間に位置しているとともに、台紙排出ガイド板22より台紙13に接近可能な方向に突出している。
こうした構成の携帯式ラベル貼付け機30において、操作レバー5の握持操作により印字器18がプラテン19上のラベル3(ラベル片14)に印字を行うとともに、握持操作につづく解放操作により、移送ローラー17が図1中、反時計方向に回動し、一ピッチ分のラベル片14および台紙13を移送する。
この移送にともなって排出されてくる台紙13を台紙排出ガイド板22の弧状ガイド面22Aがその先端22Bから側板2の外方に案内可能とするとともに、操作レバー5の解放操作にともなって台紙排出方向制御片31が台紙13に接近する位置に弧状の軌跡上を移動し、先端22Bから外方に排出されつつある台紙13を台紙排出方向制御片31の台紙押当て面31Aにより操作レバー5から遠ざける方向に押し当てる。この押し当てる力は、前記コイルスプリング12の付勢力によるもので、この押当て作用により台紙13の排出方向を確実に下方に制御することができる。
したがって、台紙排出ガイド板22から側板2の外方に向かって、さらに操作レバー5の根元部分に向かって排出されつつあるラベル片14は、操作レバー5の解放操作によるその原位置への戻り終わるときに台紙排出方向制御片31の弧状押当て面31Aにより図1中、下方(操作レバー5から遠ざかる方向)に押し遣られることになり、操作レバー5の解放にともなうその原位置への復帰の際に台紙排出方向制御片31が台紙13の排出方向制御というその最大機能を果たすことができる。
すなわち、静的な台紙排出ガイド板22による台紙13の案内に加えて、動的な台紙排出方向制御片31により台紙13を側板2の外方かつ操作レバー5を操作している操作者の指(人差し指)に確実に当たらないようにして、排出された台紙13が操作の邪魔になることを回避可能である。
かくして、操作レバー5の台紙排出ガイド板22の近傍への台紙排出方向制御片31の突出形成という簡単な構成で、台紙13の排出方向を容易かつ確実に制御することができる。
1 携帯式ラベル貼付け機(従来、図3)
2 左右一対の側板
3 ラベル
4 保持部
5 操作レバー
5A 操作レバー5のヨーク部
6 移送部
7 印字部
8 剥離部
9 貼付け部
10 グリップ
11 回動軸
12 コイルスプリング
13 台紙
14 ラベル片
15 保持板
16 ローラー軸
17 移送ローラー
18 印字器
19 プラテン
20 インキローラー
21 剥離ピン
22 台紙排出ガイド板
22A 台紙排出ガイド板22の弧状ガイド面(図2、図4)
22B 弧状ガイド面22Aの先端(図2)
23 開閉軸
24 下蓋
25 開閉用つまみ
26 台紙ガイド片
27 台紙切断片
28 貼付けローラー
30 携帯式ラベル貼付け機(実施例、図1)
31 操作レバー5に形成した台紙排出方向制御片
31A 台紙排出方向制御片31の弧状押当て面

Claims (5)

  1. 操作者が握持可能なグリップを形成するとともに、このグリップに対して回動操作する操作レバーを取り付けた左右一対の側板と、
    帯状の台紙に複数枚のラベル片を仮着したラベルをロール状に巻いた状態でこの側板に保持する保持部と、
    この保持部から繰り出される帯状の前記ラベルを移送する移送部と、
    この移送部による前記ラベルの移送にともなって前記台紙から前記ラベル片を剥離する剥離部と、を有し、
    この剥離部において前記台紙から剥離された前記ラベル片を被貼付け体に貼り付け可能とするとともに、この剥離部において前記ラベル片を剥離した前記台紙を前記側板の外部に排出する携帯式ラベル貼付け機であって、
    前記台紙を前記側板の外方に案内可能な台紙排出ガイド板を前記移送部の下流側に設けているとともに、
    この台紙排出ガイド板に沿って前記側板から排出されてくる前記台紙を前記操作レバーから遠ざけるように、前記操作レバーに台紙排出方向制御片を形成したことを特徴とする携帯式ラベル貼付け機。
  2. 前記台紙排出方向制御片は、
    前記台紙排出ガイド板に沿って排出される前記台紙を前記操作レバーから遠ざける方向に押し当て可能であることを特徴とする請求項1記載の携帯式ラベル貼付け機。
  3. 前記台紙排出方向制御片は、
    前記台紙排出ガイド板に形成して前記台紙を案内可能な弧状ガイド面に沿った弧状押当て面を有することを特徴とする請求項1または2記載の携帯式ラベル貼付け機。
  4. 前記台紙排出ガイド板は、前記台紙の左右にその一対を設けているとともに、
    前記台紙排出方向制御片は、前記台紙排出ガイド板の間に位置しているとともに、前記台紙排出ガイド板より前記台紙に接近可能な方向に突出していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯式ラベル貼付け機。
  5. 操作者が握持可能なグリップを形成するとともに、このグリップに対して回動操作する操作レバーを取り付けた左右一対の側板と、
    帯状の台紙に複数枚のラベル片を仮着したラベルをロール状に巻いた状態でこの側板に保持する保持部と、
    この保持部から繰り出される帯状の前記ラベルを移送する移送部と、
    この移送部による前記ラベルの移送にともなって前記台紙から前記ラベル片を剥離する剥離部と、を有し、
    この剥離部において前記台紙から剥離された前記ラベル片を被貼付け体に貼り付け可能とするとともに、この剥離部において前記ラベル片を剥離した前記台紙を前記側板の外部に排出する携帯式ラベル貼付け機の台紙排出方向制御方法であって、
    前記台紙を前記側板の外方に案内可能な台紙排出ガイド板を前記移送部の下流側に設け、
    この台紙排出ガイド板の近傍に位置して、前記操作レバーに台紙排出方向制御片を形成し、
    前記操作レバーの握持操作につづく解放操作により、前記台紙排出ガイド板に沿って前記側板から排出されつつある前記台紙をこの台紙排出方向制御片により前記操作レバーから遠ざける方向に押し当てることを特徴とする携帯式ラベル貼付け機の台紙排出方向制御方法。
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