JP2011173062A - 吐出器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吐出孔11を有する吐出ヘッド12と、容器体内に配設される吸上げパイプ13と、吐出ヘッド12と吸上げパイプ13との間に配設され、吸上げパイプ13を通して容器体内の内容物を吸上げて吐出孔11から吐出させるポンプ体14と、を備え、ポンプ体14に、吸上げパイプ13が連結される連結筒部23が備えられた吐出器1であって、連結筒部23は内筒24および外筒25を備えるとともに、吸上げパイプ13はその上端部が内筒24と外筒25との間に差し込まれて連結筒部23に連結され、外筒25には、その径方向の内側に向けて突出し、吸上げパイプ13の上端部を内筒24に押し付ける突出部26が形成されている。
【選択図】図1
Description
したがって、吸上げパイプを連結筒部に対して下方に向けて引っ張ったときに、前記係止片部分を突出部が径方向の内側に変位するように撓ませ易くする一方、吸上げパイプの上端部を外筒と内筒との間に差し込む際に、前記係止片部分を突出部が径方向の外側に変位するように撓ませ易くすることが可能になり、前述の作用効果をより一層確実に奏功させることができる。
本実施形態に係る吐出器1は、図1に示されるように、吐出孔11を有する吐出ヘッド12と、容器体内に配設される吸上げパイプ13と、吐出ヘッド12と吸上げパイプ13との間に配設され、吸上げパイプ13を通して容器体内の内容物を吸上げて吐出孔11から吐出させるポンプ体14と、を備えている。
ここで本実施形態では、ポンプ体14は、吸上げパイプ13が接続されるとともに容器体内に配設される筒状のシリンダ16を備え、また、吐出ヘッド12は有頂筒状に形成されていて、これらのシリンダ16および吐出ヘッド12は共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸を軸線Oといい、この軸線O方向に沿って、吐出ヘッド12側を上側、吸上げパイプ13側を下側といい、軸線Oに直交する方向を径方向といい、軸線Oを中心に周回する方向を周方向という。
シリンダ16は円筒状に形成されていて、その内部に、不図示のピストン部材および付勢部材が配設されており、付勢部材によって、ピストン部材およびステム15が上方付勢状態で下方移動可能に支持されている。また、シリンダ16には、吸上げパイプ13が連結される連結筒部23が備えられている。この連結筒部23は、シリンダ16の下端部に位置している。
一方、吐出ヘッド12の押下を解除すると、付勢部材の上方付勢力によって吐出ヘッド12とともにステム15が上昇し、かつ前記ピストン部材がシリンダ16の内周面に摺接しつつ上昇することで、シリンダ16内が減圧され、容器体内に収容されている内容物がシリンダ16内に吸上げパイプ13を通して流入する。
本実施形態では、一対の第2貫通孔28は、前記側方部分から上下双方向に延在していて、外筒25の上端に至っている。また、第1貫通孔27も外筒25の上端に至っている。そして、一対の第2貫通孔28において突出部26より上方に位置する部分の全体が、第1貫通孔27に接続されている。そして、外筒25において、第1貫通孔27および第2貫通孔28で画成され、かつ突出部26が位置する係止片部分29は、下端が固定端とされ、上端が自由端とされた側面視矩形状の板体となっている。
なお、内筒24には、径方向の外側に向けて突出し全周にわたって延びる係止突条部24aが上下方向に間隔をあけて複数形成されている。係止突条部24aは、内筒24において外筒25の下側部分25aと対向する位置に配設され、吸上げパイプ13の内面に密接している。
また、突出部26の径方向の内側に向けた突出量が、下方から上方に向かうに従い漸次大きくなっているので、吸上げパイプ13を連結筒部23に対して下方に向けて引っ張ったときに、突出部26の上端部を吸上げパイプ13の上端部に食い込ませ易くすることが可能になり、吸上げパイプ13の上端部を外筒25と内筒24との間から抜き出し難くすることができる一方、吸上げパイプ13の上端部を外筒25と内筒24との間に容易に差し込むことが可能になる。
したがって、吸上げパイプ13を連結筒部23に対して下方に向けて引っ張ったときに、前記係止片部分29を突出部26が径方向の内側に変位するように撓ませ易くする一方、吸上げパイプ13の上端部を外筒25と内筒24との間に差し込む際に、前記係止片部分29を突出部26が径方向の外側に変位するように撓ませ易くすることが可能になり、前述の作用効果をより一層確実に奏功させることができる。
また、外筒25において突出部26よりも下方に位置する部分と、内筒24と、の間の隙間が、吸上げパイプ13の上端部の肉厚以上となっているので、吸上げパイプ13の上端部を外筒25と内筒24との間により一層差し込み易くすることができる。
また、突出部26は前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
さらに、外筒25に第1貫通孔27および第2貫通孔28は形成しなくてもよい。
11 吐出孔
12 吐出ヘッド
13 吸上げパイプ
14 ポンプ体
23 連結筒部
24 内筒
25 外筒
26 突出部
27 第1貫通孔
28 第2貫通孔
O 軸線
Claims (4)
- 吐出孔を有する吐出ヘッドと、
容器体内に配設される吸上げパイプと、
前記吐出ヘッドと吸上げパイプとの間に配設され、該吸上げパイプを通して容器体内の内容物を吸上げて前記吐出孔から吐出させるポンプ体と、を備え、
該ポンプ体に、前記吸上げパイプが連結される連結筒部が備えられた吐出器であって、
前記連結筒部は内筒および外筒を備えるとともに、前記吸上げパイプはその上端部が前記内筒と外筒との間に差し込まれて前記連結筒部に連結され、
前記外筒には、その径方向の内側に向けて突出し、前記吸上げパイプの上端部を前記内筒に押し付ける突出部が形成されていることを特徴とする吐出器。 - 請求項1記載の吐出器であって、
前記突出部は、下方から上方に向かうに従い漸次径方向の内側に向けた突出量が大きくなっていることを特徴とする吐出器。 - 請求項1または2に記載の吐出器であって、
前記外筒において、前記突出部に上方から連なる上側部分に第1貫通孔が形成されるとともに、前記突出部に、周方向の両側から連なる一対の側方部分には前記第1貫通孔に接続する第2貫通孔が各別に形成されていることを特徴とする吐出器。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の吐出器であって、
前記外筒において前記突出部よりも下方に位置する部分と、前記内筒と、の間の隙間は、前記吸上げパイプの上端部の肉厚以上となっていることを特徴とする吐出器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2010038707A JP5588694B2 (ja) | 2010-02-24 | 2010-02-24 | 吐出器 |
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JP2010038707A JP5588694B2 (ja) | 2010-02-24 | 2010-02-24 | 吐出器 |
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JP5588694B2 JP5588694B2 (ja) | 2014-09-10 |
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Family Applications (1)
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Citations (3)
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JPH01122859U (ja) * | 1988-02-02 | 1989-08-21 | ||
JPH08258879A (ja) * | 1995-03-23 | 1996-10-08 | Mitani Valve:Kk | 放出用容器のパイプ取付構造並びにその製造方法及び金型 |
JPH10328587A (ja) * | 1997-05-29 | 1998-12-15 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 液体噴出器 |
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2010
- 2010-02-24 JP JP2010038707A patent/JP5588694B2/ja active Active
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JPH10328587A (ja) * | 1997-05-29 | 1998-12-15 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 液体噴出器 |
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Publication number | Publication date |
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