JP2011171453A - 描画パターンの形成方法及び電子デバイス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】描画パターン4が形成される領域を囲む隔壁2を印刷法によって形成し、隔壁2の内側にインクジェット法によりインク3を注入して描画パターン4を形成した後に隔壁2を除去する。隔壁2の形成に用いられるインクとしては、水またはアルカリ水に可溶の樹脂を含むレジストがあげられる。
【選択図】図1
Description
生産工程を短縮するため、印刷法による各種電子部品の製造が望まれている。
(被印刷体)
被印刷体は、ガラス基板、金属基板、樹脂基板等が挙げられる。透明基板でも不透明基板でも良く、特に限定されない。
本発明で隔壁の作製に使用する印刷インクとしては、描画パターンの形成後に除去可能であれば特に限定されないが、例えばレジスト用インク等が挙げられる。レジスト用インクは、水またはアルカリ水に可溶の樹脂を含む。これを用いることで、水またはアルカリ水に可溶の樹脂を含む隔壁を形成することができる。
凸版反転印刷法によれば、同一の版を用いて重ね刷りをし、高アスペクト比印刷物を作製することが可能である。また、細線を印刷するときの直線性に優れる。このため、隔壁の形成は、凸版反転印刷法によることが好ましい。
(1)ブランケット表面にインク塗膜を形成する工程(インク塗膜形成工程)、
(2)ブランケット表面に形成されたインク塗膜を凸版に押圧して、前記凸版の凸部に、前記ブランケット表面上のインク塗膜を付着および転写させる工程(パターン形成工程)、
(3)前記ブランケット表面に残存するインク塗膜を被印刷体上に転写する工程(転写工程)、
を順に複数回繰り返すことによりインク塗膜を被印刷体上に複数回積層するものである。
なお、本発明において、インク層の「積層」とは、先刷りのインク層の上に後刷りのインク層が刷り重ねられることを意味するが、後刷りのインク層の一部が先刷りのインク層の外側にはみ出して、更に下にあるインク層又は被印刷体の表面に接触する場合を排除するものではない。
本発明でパターンの形成に使用するインクは、インクジェット(以下、「IJ」と略記することがある。)方式で吐出可能なインクジェット用インクが用いられる。インクジェット用インクは、一般に硬化型着色樹脂組成物で、少なくとも染料及び顔料等の着色剤と、熱や光照射等エネルギー付与により硬化する樹脂を含有する。
また、光または熱硬化型樹脂のうち、水や有機溶剤等に溶解しないものでも安定に吐出可能なものであれば良く、例えば、染料及び顔料をモノマーに溶解した無溶剤タイプとすることもできる。
また、インクの分散に用いられる分散機械としては、サンドグラインダー、ボールミル、アトライターなどのビーズミルや、ロールミル、ニーダー、ディゾルバー、ハイスピードミキサー等が挙げられる。
本発明において用いるインクジェット方式はコンティニュアス型のインクジェット法、オンデマンド型のバブルジェット(登録商標)法、ピエゾジェット法などが利用できるが、特に限定されるものではない。
上述したように、隔壁2は除去可能であるので、描画パターン4を形成した後で、図1(d)に示すように、隔壁2を除去する。これにより、基板1の上に描画パターン4が形成される。
ガラス基板を被印刷体として用い、シリコーンブランケットを有する胴と、線幅18μmの凸版を用いた凸版反転印刷法により、レジスト用インキ(DIC株式会社製、RERT−01)を印刷し、マトリックス形状の隔壁を形成した。
このマトリックス形状の隔壁の内側(凹部)にインクジェット印刷機(コニカミノルタ株式会社製:IJ評価ボードEB100、武蔵エンジニアリング株式会社製:SHOTMASTER300)を用い、インクジェット用インク(DIC株式会社製、IJ用Blueインク:7423−SE02BJ)を吐出した。230℃で30分間焼成した。このときのガラス基板上の印刷物の表面形状を表面粗さ測定装置により測定したところ、図2に示すように、隔壁とその内側にインクジェット用インクが注入された印刷物が得られた。
得られたガラス基板上の印刷物の表面形状を表面粗さ測定装置により測定したところ、隔壁の部分が除去され、その内側に囲まれた部分に、図3に示すように、インクジェット用インクの印刷物が得られた。
ガラス基板を被印刷体(隔壁なし)として用い、インクジェット印刷機(コニカミノルタ株式会社製:IJ評価ボードEB100、武蔵エンジニアリング株式会社製:SHOTMASTER300)を用い、インクジェット用インク(DIC株式会社製、IJ用Blueインク:7423−SE02BJ)を吐出した。230℃で30分間焼成してインクを硬化させた。
得られたガラス基板上の印刷物の表面形状を表面粗さ測定装置により測定したところ、図4に示すように、頭上面が円弧状で裾が広がったインクジェット用インクの印刷物が得られた。
ガラス基板を被印刷体として用い、シリコーンブランケットを有する胴と、線幅18μmの凸版を用いた凸版反転印刷法により、レジスト用インキ(DIC株式会社製、RERT−01)を印刷し、マトリックス形状の隔壁を形成した。
このマトリックス形状の隔壁の内側(凹部)にインクジェット印刷機(コニカミノルタ株式会社製:IJ評価ボードEB100、武蔵エンジニアリング株式会社製:SHOTMASTER300)を用い、導電性インクジェット用インク(Sun Chemical社製、IJ用導電性インク:SunTRONIC U5603)を吐出した。230℃で30分間焼成した。このときのガラス基板上の印刷物の表面形状を表面粗さ測定装置により測定したところ、隔壁とその内側にインクジェット用インクが注入された印刷物が得られた。
得られたガラス基板上の印刷物の表面形状を表面粗さ測定装置により測定したところ、隔壁の部分が除去され、その内側に囲まれた部分に、インクジェット用インクの印刷物が得られた。
ガラス基板を被印刷体(隔壁なし)として用い、インクジェット印刷機(コニカミノルタ株式会社製:IJ評価ボードEB100、武蔵エンジニアリング株式会社製:SHOTMASTER300)を用い、導電性インクジェット用インク(Sun Chemical社製、IJ用導電性インク:SunTRONIC U5603)を吐出した。230℃で30分間焼成してインクを硬化させた。
得られたガラス基板上の印刷物の表面形状を表面粗さ測定装置により測定したところ、頭上面が円弧状で裾が広がったインクジェット用インクの印刷物が得られた。
Claims (8)
- 描画パターンが形成される領域を囲む隔壁を凸版反転印刷法によって形成し、前記隔壁の内側にインクジェット法によりインクを注入して描画パターンを形成した後に前記隔壁を除去することを特徴とする描画パターンの形成方法。
- 前記隔壁が水またはアルカリ水に可溶の樹脂を含む請求項1に記載の描画パターンの形成方法。
- 隔壁形成用印刷インクが、パターン形成用インクに使用する溶剤に不要な樹脂成分または顔料成分を含む請求項1または2に記載の描画パターンの形成方法。
- パターン形成用インクが、隔壁形成用印刷インクに使用する樹脂成分を溶解しない溶剤を含み、前記隔壁形成用印刷インクを印刷した後で前記隔壁を硬化することなしに、前記隔壁の内側にインクジェット法によりインクを注入して描画パターンを形成する請求項1〜3のいずれかに記載の描画パターンの形成方法。
- パターン形成用インクが、ナノ銀粒子を含有する請求項1〜4のいずれかに記載の描画パターンの形成方法。
- 前記パターン形成用インクが、導電性を有する高分子化合物を含有する水性インクである請求項1〜5のいずれかに記載の描画パターンの形成方法。
- 前記導電性を有する高分子化合物がドーピングされたポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)である請求項6記載の描画パターンの形成方法。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の描画パターンの形成方法により形成されたパターンを電極として用いることを特徴とする電子デバイス。
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JP2010032809A JP2011171453A (ja) | 2010-02-17 | 2010-02-17 | 描画パターンの形成方法及び電子デバイス |
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