JP2011169713A - 回転方向検出機能付き回転数センサ - Google Patents

回転方向検出機能付き回転数センサ Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、回転数を検出することができるとともに、回転方向も検出することができる回転方向検出機能付き回転数センサを提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明の回転方向検出機能付き回転数センサは、第1の比較器31から得られる出力パルス信号の立ち上がりエッジ時点での第2の比較器39から出力される出力パルスレベルと、第1の比較器31から得られる出力パルス信号の立ち下がりエッジ時点での第2の比較器39から出力される出力パルスレベルとを比較する回転方向検出用比較器42を設ける構成としたものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、特に磁気の変化により回転方向および回転数を検出する回転方向検出機能付き回転数センサに関するものである。
従来のこの種の回転数センサは、図6〜図8に示すように構成されていた。
図6は従来の回転数センサの側断面図、図7は同回転数センサにおける磁気抵抗素子の上面図、図8は同回転数センサにおける磁気抵抗素子の回路図である。
図6〜図8において、1は磁石で、この磁石1の磁極面には、図7に示すように、第1の磁気抵抗素子2および第2の磁気抵抗素子3を設けている。また、磁石1における磁極面の端部には、磁石1における磁力が発生しない位置にバイアス抵抗としての役割をする第3の磁気抵抗素子4および第4の磁気抵抗素子5を設けており、そして、第1の磁気抵抗素子2、第2の磁気抵抗素子3、第3の磁気抵抗素子4および第4の磁気抵抗素子5を電気的に接続することにより、図8に示すようなブリッジ回路を構成している。また、磁石1の上面には電源電極6、第1の出力電極7、第2の出力電極8およびGND電極9を設けており、ブリッジ回路に電源電極6から電圧を負荷した状態において、磁力の変化により変化する第1の磁気抵抗素子2および第2の磁気抵抗素子3の抵抗値の変化を第1の出力電極7および第2の出力電極8の電位差として出力する構成となっている。10は樹脂製の基体で、この基体10は一端に前記磁石1およびその磁石1の磁極面に第1の磁気抵抗素子2、第2の磁気抵抗素子3、第3の磁気抵抗素子4および第4の磁気抵抗素子5からなるブリッジ回路を固着するとともに、側面に回路部品11を設けており、この回路部品11により第1の出力電極7および第2の出力電極8から出力される正弦波形からなる出力信号をパルス波形に変換する。また、基体10の他端には接続端子12を設けており、そして、この接続端子12により前記回路部品11から出力されるパルス信号を出力するものである。13はケースで、このケース13は基体10を内側に収納するとともに、コネクタ端子14を一体に設けており、そして、このコネクタ端子14は一端を基体10における接続端子12と電気的に接続するとともに、他端を外方へ向かって突出させている。
以上のように構成された従来の回転数センサについて、次に、その動作を説明する。
図6に示すように、従来の回転数センサは、ケース13の外底面に対向する位置に、表面に凸部16および凹部17を設けた歯車15を配設し、そして、この歯車15の回転により磁石1から歯車15に向かう磁力の変化を、前記磁石1に設けた第1の磁気抵抗素子2および第2の磁気抵抗素子3の抵抗値の変化として検出する構成となっている。
このとき、図8に示すように、ブロック回路を構成しているため、第1の出力電極7および第2の出力電極8に生ずる電位差は、図9に示すような正弦波形となる。そして、この正弦波形を基体10に設けた回路部品11によりパルス波形に変換し、コネクタ端子14から相手側コンピューター等に出力し、自動車(図示せず)の主軸等の回転数を検出するものであった。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平11−51695号公報
しかしながら、上記した従来の回転数センサにおいては、回転数は検出できるものの、回転方向が検出できないため、この回転数センサを自動車の車軸回転数の検出等に使用して車速を検出する場合、自動車の車速は検出できるものの、自動車の移動方向は検出できないという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、回転数を検出することができるとともに、回転方向も検出することができる回転方向検出機能付き回転数センサを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、磁石の磁極面に設けられた第1の磁気抵抗素子と、この第1の磁気抵抗素子に一定の電流を供給する第1の定電流源と、前記第1の磁気抵抗素子から発生する第1の磁気抵抗素子電圧を監視する第1の電圧監視回路と、前記第1の磁気抵抗素子電圧を所定の電圧と比較する第1の電圧比較回路と、前記第1の磁気抵抗素子電圧が所定電圧より小さい場合には第1の定電流源の電流値を増加させるとともに第1の磁気抵抗素子電圧が所定電圧より大きい場合には第1の定電流源の電流値を保持する第1の電流制御回路と、前記第1の磁気抵抗素子から出力される磁気抵抗素子電圧を反転する第1の反転増幅器と、この第1の反転増幅器による反転出力の電圧を前記第1の電圧比較回路の所定電圧で制御するための第1の基準電圧発生回路と、第1の磁気抵抗素子の磁気抵抗素子電圧と第1の反転増幅器からの出力信号とを比較する第1の比較器と、前記磁石の磁極面に被測定物である歯車の凹凸の1/4周期分前記第1の磁気抵抗素子よりも離間して設けられた第2の磁気抵抗素子と、この第2の磁気抵抗素子に一定の電流を供給する第2の定電流源と、前記第2の磁気抵抗素子から発生する第2の磁気抵抗素子電圧を監視する第2の電圧監視回路と、前記第2の磁気抵抗素子電圧を所定の電圧と比較する第2の電圧比較回路と、前記第2の磁気抵抗素子電圧が所定電圧より小さい場合には第2の定電流源の電流値を増加させるとともに第2の磁気抵抗素子電圧が所定電圧より大きい場合には第2の定電流源の電流値を保持する第2の電流制御回路と、前記第2の磁気抵抗素子から出力される磁気抵抗素子電圧を反転する第2の反転増幅器と、この第2の反転増幅器による反転出力の電圧を前記第2の電圧比較回路の所定電圧で制御するための第2の基準電圧発生回路と、第2の磁気抵抗素子から出力される磁気抵抗素子電圧と第2の反転増幅器からの出力信号とを比較する第2の比較器とを備え、第1の比較器から得られる出力パルス信号の立ち上がりエッジ時点での第2の比較器から出力される出力パルスレベルと、第1の比較器から得られる出力パルス信号の立ち下がりエッジ時点での第2の比較器から出力される出力パルスレベルとを比較する回転方向検出用比較器を設けたもので、この構成によれば、第1の比較器から得られる出力パルス信号の立ち上がりエッジ時点での第2の比較器から出力される出力パルスレベルと、第1の比較器から得られる出力パルス信号の立ち下がりエッジ時点での第2の比較器から出力される出力パルスレベルとを比較する回転方向検出用比較器を設けたため、被測定物の回転方向を検出することができるという作用効果を有するものである。
以上のように本発明の回転方向検出機能付き回転数センサは、磁石の磁極面に設けられた第1の磁気抵抗素子と、この第1の磁気抵抗素子に一定の電流を供給する第1の定電流源と、前記第1の磁気抵抗素子から発生する第1の磁気抵抗素子電圧を監視する第1の電圧監視回路と、前記第1の磁気抵抗素子電圧を所定の電圧と比較する第1の電圧比較回路と、前記第1の磁気抵抗素子電圧が所定電圧より小さい場合には第1の定電流源の電流値を増加させるとともに第1の磁気抵抗素子電圧が所定電圧より大きい場合には第1の定電流源の電流値を保持する第1の電流制御回路と、前記第1の磁気抵抗素子から出力される磁気抵抗素子電圧を反転する第1の反転増幅器と、この第1の反転増幅器による反転出力の電圧を前記第1の電圧比較回路の所定電圧で制御するための第1の基準電圧発生回路と、第1の磁気抵抗素子の磁気抵抗素子電圧と第1の反転増幅器からの出力信号とを比較する第1の比較器と、前記磁石の磁極面に被測定物である歯車の凹凸の1/4周期分前記第1の磁気抵抗素子よりも離間して設けられた第2の磁気抵抗素子と、この第2の磁気抵抗素子に一定の電流を供給する第2の定電流源と、前記第2の磁気抵抗素子から発生する第2の磁気抵抗素子電圧を監視する第2の電圧監視回路と、前記第2の磁気抵抗素子電圧を所定の電圧と比較する第2の電圧比較回路と、前記第2の磁気抵抗素子電圧が所定電圧より小さい場合には第2の定電流源の電流値を増加させるとともに第2の磁気抵抗素子電圧が所定電圧より大きい場合には第2の定電流源の電流値を保持する第2の電流制御回路と、前記第2の磁気抵抗素子から出力される磁気抵抗素子電圧を反転する第2の反転増幅器と、この第2の反転増幅器による反転出力の電圧を前記第2の電圧比較回路の所定電圧で制御するための第2の基準電圧発生回路と、第2の磁気抵抗素子から出力される磁気抵抗素子電圧と第2の反転増幅器からの出力信号とを比較する第2の比較器とを備え、第1の比較器から得られる出力パルス信号の立ち上がりエッジ時点での第2の比較器から出力される出力パルスレベルと、第1の比較器から得られる出力パルス信号の立ち下がりエッジ時点での第2の比較器から出力される出力パルスレベルとを比較する回転方向検出用比較器を設けたもので、この構成によれば、第1の比較器から得られる出力パルス信号の立ち上がりエッジ時点での第2の比較器から出力される出力パルスレベルと、第1の比較器から得られる出力パルス信号の立ち下がりエッジ時点での第2の比較器から出力される出力パルスレベルとを比較する回転方向検出用比較器を設けたため、被測定物の回転方向を検出する回転方向検出機能付き回転数センサを提供することができるという効果を有するものである。
本発明の一実施の形態における回転数センサの分解斜視図 同回転数センサの側断面図 同回転数センサの回路ブロック図 同回転数センサに相手側の歯車を配設した状態を示す側断面図 (a)〜(h)同回転数センサの出力波形図 従来の回転数センサに相手側の歯車を配設した状態を示す側断面図 同回転数センサにおける磁気抵抗素子の上面図 同回転数センサにおける磁気抵抗素子の回路図 同回転数センサにおける磁気抵抗素子から出力される正弦波形を示す図
以下、本発明の一実施の形態における回転方向検出機能付き回転数センサについて、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態における回転方向検出機能付き回転数センサの分解斜視図、図2は同側断面図、図3は同回転方向検出機能付き回転数センサの回路ブロック図である。
図1〜図3において、21は磁石である。22は第1の磁気抵抗素子で、この第1の磁気抵抗素子22は前記磁石21における磁極面に設けられている。23は第2の磁気抵抗素子で、この第2の磁気抵抗素子23は前記磁石21における磁極面に第1の磁気抵抗素子22と被測定物である歯車の凹凸の1/4周期分の間隔を設けて配設されている。24は第1の定電流源で、この第1の定電流源24は、前記第1の磁気抵抗素子22に定電流を供給している。25は第1の電圧監視回路で、この第1の電圧監視回路25は前記第1の磁気抵抗素子22に発生する磁気抵抗素子電圧を監視している。26はコンパレータからなる第1の電圧比較回路で、この第1の電圧比較回路26は、第1の電圧監視回路25から出力される磁気抵抗素子電圧が3V以下である場合には、負の最大電圧を出力する。一方、第1の電圧監視回路25から出力される磁気抵抗素子電圧が3V以上である場合には、正の最大電圧を出力する。27は第1の電流制御回路で、この第1の電流制御回路27は、前記第1の電圧比較回路26からの出力信号が負の値である場合には、第1の定電流源24から第1の磁気抵抗素子22に入力される電流値が増加するように制御している。一方、前記第1の電圧比較回路26からの出力信号が正の値である場合には、第1の定電流源24から第1の磁気抵抗素子22に入力される電流値を保持するように制御している。28は第1の反転増幅器で、この第1の反転増幅器28は前記第1の電流制御回路27から出力される第1の磁気抵抗素子22の第1の磁気抵抗素子電圧を反転させている。30は基準電圧発生回路で、この基準電圧発生回路30は前記反転増幅器28により反転する信号の最低電圧が3Vを下回らないように、反転させる基準電圧を生成している。31はコンパレータからなる第1の比較器で、この第1の比較器31は第1の磁気抵抗素子電圧が第1の反転増幅器28からの出力信号よりも大きい場合には、ハイ信号を出力するとともに、第1の電流制御回路27から出力信号が第1の反転増幅器28からの出力信号よりも小さい場合には、ロー信号を出力している。32は第2の定電流源で、この第2の定電流源32は、前記第2の磁気抵抗素子23に定電流を供給している。33は第2の電圧監視回路で、この第2の電圧監視回路33は第2の磁気抵抗素子23に発生する磁気抵抗素子電圧を監視している。34はコンパレータからなる第2の電圧比較回路で、この第2の電圧比較回路34は、第2の電圧監視回路33から出力される磁気抵抗素子電圧の最低電圧が3V以下である場合には、負の最大電圧を出力する。一方、第2の電圧監視回路33から出力される磁気抵抗素子電圧が3V以上である場合には、正の最大電圧を出力する。35は第2の電流制御回路で、この第2の電流制御回路35は、前記第2の電圧比較回路34からの出力信号が負の値である場合には、第2の定電流源32から第2の磁気抵抗素子23に入力される電流値が増加するように制御している。一方、前記第2の電圧比較回路34からの出力信号が正の値である場合には、第2の定電流源32から第2の磁気抵抗素子23に入力される電流値を保持するように制御している。36は第2の反転増幅器で、この第2の反転増幅器36は前記第2の電流制御回路35から出力される第2の磁気抵抗素子23の第2の磁気抵抗素子電圧を反転させている。38は第2の基準電圧発生回路で、この第2の基準電圧発生回路38は前記第2の反転増幅器36により反転する信号の最低電圧が3Vを下回らないように、反転させる基準電圧を生成している。39はコンパレータからなる第2の比較器で、この第2の比較器39は第2の磁気抵抗素子電圧が第2の反転増幅器36からの出力信号よりも大きい場合には、ハイ信号を出力するとともに、第2の磁気抵抗素子電圧が第2の反転増幅器36からの出力信号よりも小さい場合には、ロー信号を出力している。40は第1のエッジ検出器で、この第1のエッジ検出器40は前記第1の比較器31から出力される出力信号のエッジを検出している。41は第2のエッジ検出器で、この第2のエッジ検出器41は第2の比較器39から出力される出力信号のエッジを検出している。42は回転方向検出用比較器で、この回転方向検出用比較器42は第1の比較器31から得られる出力パルス信号の立ち上がりエッジ時点での第2の比較器39から出力される出力パルスレベルと、第1の比較器31から得られる出力パルス信号の立ち下がりエッジ時点での第2の比較器39から出力される出力パルスレベルとを比較して、回転方向情報を出力している。そして、前述の定電流源24、32、電圧監視回路25、33、電圧比較回路26、34、電流制御回路27、35、反転増幅器28、36、基準電圧発生回路30、38、比較器31、39、第1のエッジ検出器40、第2のエッジ検出器41および回転方向検出用比較器42により処理回路46を構成している。47は樹脂製の基体で、この基体47は前記磁石21、第1の磁気抵抗素子22および第2の磁気抵抗素子23を端部に固着するとともに、側面に処理回路46を設け、さらに、磁石21を固着した端部と反対側の端部に接続端子48を設けている。49は樹脂製のケースで、このケース49は、基体47を内側に収納するとともに、外方へ突出するようにコネクタ端子50を設けており、そして、このコネクタ端子50は基体47における接続端子48と電気的に接続している。51は蓋で、この蓋51は前記ケース49の開口部を閉塞するものである。
以上のように構成された本発明の一実施の形態における回転方向検出機能付き回転数センサについて、次にその組立方法を説明する。
まず、磁石21の磁極面にSi基板(図示せず)を介して第1の磁気抵抗素子22および第2の磁気抵抗素子23を蒸着により形成する。
次に、接続端子48を金型(図示せず)に設置して、接続端子48を一体に設けた基体47を形成する。
次に、接続端子48を設けた側と反対側の基体47に磁石21を固着する。
次に、基体47における側面に、処理回路46を実装する。
次に、予めコネクタ端子50を一体に成形したケース49の内側に前記基体47を収納した後、前記ケース49におけるコネクタ端子50に基体47における接続端子48をはんだ付けする。
最後に、前記ケース49の開口部を蓋51で閉塞する。
以上のように構成され、かつ組み立てられた本発明の一実施の形態における回転方向検出機能付き回転数センサについて、次に、その動作を説明する。
ケース49の外底面に対向する側には、図4に示すように、相手側の歯車52が設けられており、この歯車52の表面には、凸部53および凹部54を交互に設けている。そしてこの歯車52の回転に伴い第1の磁気抵抗素子22および第2の磁気抵抗素子23を通過する磁力が変化し、この磁力の変化により、第1の磁気抵抗素子22および第2の磁気抵抗素子23の抵抗値が変化するため、第1の磁気抵抗素子22の磁気抵抗素子電圧および第2の磁気抵抗素子23の磁気抵抗素子電圧が変化する。例えば、図5(a)に示すように、歯車52の凸部53が第1の磁気抵抗素子22に近づくことにより、第1の磁気抵抗素子22から出力される磁気抵抗素子電圧は、図5(b)に示すように変化する。そして、磁気抵抗素子電圧の最低電圧が3Vより小さい場合には、第1の電圧比較回路26がロー信号を出力する。そうすると、第1の電流制御回路27から第1の定電流源24に電流値を増加させる信号が出力され、図5(c)に示すように、第1の定電流源24から出力される電流が増加する。やがて、磁気抵抗素子電圧の最低電圧が3Vに到達すると、第1の電圧比較回路26がハイ信号を出力するようになり、第1の電流制御回路27から第1の電流制御回路に電流値を保持される信号が出力され、磁気抵抗素子電圧の最低電圧が3Vとなる。第1の反転増幅器28は、前記第1の電流制御回路27からの出力信号を反転させて、図5(e)に示す出力信号を出力する。このとき、第1の反転増幅器28から出力される出力信号の最低電圧が3Vになるように、基準電圧発生回路が第1の反転増幅器28に基準電圧を出力する。そして、第1の比較器31が第1の電流制御回路27から出力される第1の磁気抵抗素子22の第1の磁気抵抗素子電圧と、第1の反転増幅器28からの出力信号とを比較することにより、図5(f)に示すパルスからなる出力信号を出力するものである。また、同様に、磁石21の磁極面に、歯車52における凸部53と凹部54を1周期とした場合の1/4周期ずらした位置に設けた第2の磁気抵抗素子23から出力される第2の磁気抵抗素子電圧を、第2の電圧監視回路33、第2の電圧比較回路34、第2の電流制御回路35、第2の反転増幅器36、第2の基準電圧発生回路38および第2の比較器39により信号処理することにより、図5(g)に示すパルスからなる出力信号を出力する。すなわち、図5(f)または図5(g)に示すハイ、ロー信号からなるパルス波形を計測することにより、歯車52の回転数を計測することができるものである。
ここで、歯車52が正方向に回転する場合と、負方向に回転する場合を考えてみる。
歯車52が正方向に回転している場合には、図5(f)に示す第1の比較器31からの矩形波のエッジを第1のエッジ検出器40で検出すると、図5(g)に示すように、第1の比較器31からの立ち上がりエッジ時点での第2の比較器39からの出力信号レベルはロー信号となる。一方、第1の比較器31からの立ち下がりエッジ時点での第2の比較器39からの出力信号レベルはハイ信号となる。このような場合には、回転方向検出用比較器42は正方向の回転であるとして、ハイ信号を出力する。
これと同様に、歯車52が負方向に回転している場合には、図5(f)に示す第1の比較器31からの矩形波のエッジを第1のエッジ検出器40で検出すると、図5(h)に示すように、第1の比較器31からの立ち上がりエッジ時点での第2の比較器39からの出力信号レベルはハイ信号となる。一方、第1の比較器31からの立ち下がりエッジ時点での第2の比較器39からの出力信号レベルはロー信号となる。このような場合には、回転方向検出用比較器42は負方向の回転であるとして、ロー信号を出力する。
すなわち、回転方向検出用比較器42により、第1の比較器31からの出力信号と、第2の比較器39からの出力信号とを比較することにより、歯車52の回転方向を検出することができるものである。
本発明に係る回転方向検出機能付き回転数センサは、回転数を検出することができるとともに、回転方向も検出することができるという効果を有するものであり、特に磁気の変化により回転数を検出する回転方向検出機能付き回転数センサとして有用となるものである。
21 磁石
22 第1の磁気抵抗素子
23 第2の磁気抵抗素子
24 第1の定電流源
25 第1の電圧監視回路
26 第1の電圧比較回路
27 第1の電流制御回路
28 第1の反転増幅器
30 第1の基準電圧発生回路
31 第1の比較器
32 第2の定電流源
33 第2の電圧監視回路
34 第2の電圧比較回路
35 第2の電流制御回路
36 第2の反転増幅器
38 第2の基準電圧発生回路
39 第2の比較器
40 第1のエッジ検出器
41 第2のエッジ検出器
42 回転方向検出用比較器

Claims (1)

  1. 磁石の磁極面に設けられた第1の磁気抵抗素子と、この第1の磁気抵抗素子に一定の電流を供給する第1の定電流源と、前記第1の磁気抵抗素子から発生する第1の磁気抵抗素子電圧を監視する第1の電圧監視回路と、前記第1の磁気抵抗素子電圧を所定の電圧と比較する第1の電圧比較回路と、前記第1の磁気抵抗素子電圧が所定電圧より小さい場合には第1の定電流源の電流値を増加させるとともに第1の磁気抵抗素子電圧が所定電圧より大きい場合には第1の定電流源の電流値を保持する第1の電流制御回路と、前記第1の磁気抵抗素子から出力される磁気抵抗素子電圧を反転する第1の反転増幅器と、この第1の反転増幅器による反転出力の電圧を前記第1の電圧比較回路の所定電圧で制御するための第1の基準電圧発生回路と、第1の磁気抵抗素子の磁気抵抗素子電圧と第1の反転増幅器からの出力信号とを比較する第1の比較器と、前記磁石の磁極面に被測定物である歯車の凹凸の1/4周期分前記第1の磁気抵抗素子よりも離間して設けられた第2の磁気抵抗素子と、この第2の磁気抵抗素子に一定の電流を供給する第2の定電流源と、前記第2の磁気抵抗素子から発生する第2の磁気抵抗素子電圧を監視する第2の電圧監視回路と、前記第2の磁気抵抗素子電圧を所定の電圧と比較する第2の電圧比較回路と、前記第2の磁気抵抗素子電圧が所定電圧より小さい場合には第2の定電流源の電流値を増加させるとともに第2の磁気抵抗素子電圧が所定電圧より大きい場合には第2の定電流源の電流値を保持する第2の電流制御回路と、前記第2の磁気抵抗素子から出力される磁気抵抗素子電圧を反転する第2の反転増幅器と、この第2の反転増幅器による反転出力の電圧を前記第2の電圧比較回路の所定電圧で制御するための第2の基準電圧発生回路と、第2の磁気抵抗素子から出力される磁気抵抗素子電圧と第2の反転増幅器からの出力信号とを比較する第2の比較器とを備え、第1の比較器から得られる出力パルス信号の立ち上がりエッジ時点での第2の比較器から出力される出力パルスレベルと、第1の比較器から得られる出力パルス信号の立ち下がりエッジ時点での第2の比較器から出力される出力パルスレベルとを比較する回転方向検出用比較器を設けた回転方向検出機能付き回転数センサ。
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