JP2011169042A - 座屈拘束ブレース及びこれを用いた耐力フレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】構造容易かつ高剛性な座屈拘束ブレースを提供する。
【解決手段】ブレース芯材2は、補剛材3の両端からそれぞれ外方にはみ出すはみ出し部6を有する板状のブレース本体4と、ブレース本体4の両側のはみ出し部6それぞれに固着されかつブレース本体4とでブレース芯材2の断面を略H型に形成する一対のフランジ片5とを含む。各フランジ片5は、ブレース本体4の端部近傍に位置する外端5gと、補剛材3内に挿入されて終端する内端5eとを具える。補剛材3は、断面視において、フランジ片5に沿ってのびる基片8と、基片8の両端から略90度で折れ曲がってブレース本体4の幅中心近傍までのびる一対の側片9と、各側片9の端部でそれぞれブレース本体4側に折れ曲がりかつブレース本体4に近接して終端することによりブレース芯材2の面外座屈を抑制する座屈防止片10とを含む開断面形状の一対の鋼材13をにより形成されたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築物の壁などの垂直構面、及び床などの水平構面の内側に架け渡されて、水平力に対する建築物の変形を有効に防止できる座屈拘束ブレース及びこれを用いた耐力フレームに関する。
下記特許文献1には、図10(a)に示されるような座屈拘束ブレースd1が提案されている。該座屈拘束ブレースd1は、長尺板状のブレース芯材bと、このブレース芯材bを挟む一対かつ断面略コの字形の内補剛材h1と、これらの外周を囲む角筒状の外補剛材h2とを含んで構成される。また、外補剛材h2は、ブレース芯材bの座屈を防止する向きにその平面部fが加圧して変形されている。
しかしながら、このような座屈拘束ブレースd1は、多くの補剛材hが必要であり、組み立てに手間がかかる他、加圧変形させる専用の設備が必要となり、製造コストの上昇を招きやすい。さらに、上記座屈拘束ブレースd1では、外補剛材h2によって覆われない両端部分beでは、局部座屈が生じるという欠点もある。
また、下記特許文献2には、上述のような座屈拘束ブレースd1を改良したものが示される。この座屈拘束ブレースd2には、図10(b)に示されるように、内補剛材h1の端部htに端部拘束材cが取り付けられており、上述の局部座屈を抑制する効果が得られていた。
しかしながら、この発明においても、外補剛材h2を加圧変形させる専用の設備が必要であるとともに、端部拘束材cの加工が複雑なため、製造コストがさらに上昇するという問題があった。
特開2008−75281号公報 特開2008−255654号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、軸力を負担するブレース芯材の座屈を抑制する補剛材の形状を限定し、かつ、ブレース本体の両側のはみ出し部それぞれに一対のフランジ片を設けることを基本とし、簡易な構造で製造コストを抑制しかつ繰り返し荷重に対し弾性領域での変形が維持できるとともに、端部領域の剛性を容易に向上させる座屈拘束ブレースを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、構造用部材として軸力を負担するブレース芯材と、このブレース芯材に外挿されかつ前記ブレース芯材の座屈を抑制する略筒状の補剛材とを具えた座屈拘束ブレースであって、前記ブレース芯材は、前記補剛材よりも長尺をなしかつ該補剛材の両端からそれぞれ外方にはみ出すはみ出し部を有する板状のブレース本体と、該ブレース本体の両側のはみ出し部それぞれに固着されかつ前記ブレース本体とでブレース芯材の断面を略H型に形成する一対のフランジ片とを含み、しかも前記各フランジ片は、前記ブレース本体の端部近傍に位置する外端と、前記補剛材内に挿入されて終端する内端とを具える一方、前記補剛材は、断面視において、前記フランジ片に沿ってのびる基片と、該基片の両端から略90度で折れ曲がってブレース本体の幅中心近傍までのびる一対の側片と、各側片の端部でそれぞれブレース本体側に折れ曲がりかつ該ブレース本体に近接して終端することにより前記ブレース芯材の面外座屈を抑制する座屈防止片とを含む開断面形状の一対の鋼材により形成されたことを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記座屈防止片は、前記基片側に向かって傾斜してのびる傾斜部を有する請求項1記載の座屈拘束ブレースである。
また請求項3記載の発明は、前記座屈防止片は、前記傾斜部のブレース本体側に、該ブレース本体と近接しかつ平行にのびる小長さの添設部を有する請求項2記載の座屈拘束ブレースである。
また請求項4記載の発明は、前記座屈防止片は、前記基片と平行にのびる平行部を有する請求項1記載の座屈拘束ブレースである。
また請求項5記載の発明は、前記座屈防止片は、前記平行部のブレース本体側に、該ブレース本体と近接しかつ平行に基片側にのびて終端する小長さの添設部を有する請求項4記載の座屈拘束ブレースである。
また請求項6記載の発明は、前記補剛材は、前記一対の鋼材の向き合う側片間が溶接されることにより固着される請求項1乃至5のいずれかに記載の座屈拘束ブレースである。
また請求項7記載の発明は、前記ブレース芯材は、長さ方向の略中間位置に、前記基片の内面に沿ってのびる小長さの補助フランジ片が固着される請求項1乃至6のいずれかに記載の座屈拘束ブレースである。
また請求項8記載の発明は、前記補剛材の長さ方向の一端側のみが前記ブレース芯材と溶接されてなる請求項1乃至7のいずれかに記載の座屈拘束ブレースである。
また請求項9記載の発明は、前記ブレース芯材は、長さ方向の略中間位置に、前記基片の内面に沿ってのびる小長さの補助フランジ片が固着されるとともに、該補助フランジ片と前記補剛材とが溶接により固着される請求項1乃至8のいずれかに記載の座屈拘束ブレースである。
また請求項10記載の発明は、前記一対の鋼材は、一体に固着されてなる請求項1乃至9のいずれかに記載の座屈拘束ブレースである。
また請求項11記載の発明は、請求項1乃至10のいずれかに記載された座屈拘束ブレースを斜材として用いたことを特徴とする耐力フレームである。
本発明の座屈拘束ブレースは、ブレース芯材が、補剛材よりも長尺をなしかつ該補剛材の両端からそれぞれ外方にはみ出すはみ出し部を有する板状のブレース本体と、該ブレース本体の両側のはみ出し部それぞれに固着されかつ前記ブレース本体とでブレース芯材の断面を略H型に形成する一対のフランジ片とを含む。しかも前記各フランジ片は、前記ブレース本体の端部近傍に位置する外端と、前記補剛材内に挿入されて終端する内端とを具える。このようなブレース本体は、両側のはみ出し部において、略H型鋼としての性能を発揮でき、容易な構造ではみ出し部の剛性を高め、その局部座屈を防止することができる。
また、前記補剛材は、断面視において、前記フランジ片に沿ってのびる基片と、該基片の両端から略90度で折れ曲がってブレース本体の幅中心近傍までのびる一対の側片と、各側片の端部でそれぞれブレース本体側に折れ曲がりかつ該ブレース本体に近接して終端することにより前記ブレース芯材の面外座屈を抑制する座屈防止片とを含む開断面形状の一対の鋼材を一体に固着することにより形成される。従って、補剛材も、簡易な構造でありながらも効果的にブレース芯材の面外座屈を抑制でき、その弾性領域での変形が維持できる。
従って、本発明では、簡易な構造で製造コストを抑制し、かつ、繰り返し荷重に対し弾性領域での変形が維持できるとともに、端部領域の剛性を容易に向上させる座屈拘束ブレースを提供できる。
本発明の一実施形態の座屈拘束ブレースを示す斜視図である。 (a)は、図1の側面図、(b)はそのX−X断面図である。 (a)乃至(c)は、図2(b)のA乃至C部の断面図である。 図3(b)の拡大図である。 図2(b)のD部の断面図である。 本実施形態の座屈拘束ブレースの製造方法を説明する概略斜視図である。 (a)乃至(c)は、ブレース芯材の他の実施形態の断面図である。 本発明の座屈拘束ブレースを用いた耐力フレームを説明する正面概略図である。 (a)は、幅を変化させたフランジ片、(b)は、幅が一定なフランジ片を説明する座屈拘束ブレースの取付図である。 (a)及び(b)は従来の座屈拘束ブレースを説明する斜視図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1に示されるように、本実施形態の座屈拘束ブレース1は、構造用部材として長手方向に作用する引張、圧縮両方向の軸力を負担するブレース芯材2と、このブレース芯材2に外挿されかつ前記ブレース芯材2の座屈を抑制する略筒状の補剛材3とを具え、好ましくは家屋等の建築物の垂直構面ないし水平構面のブレース材(筋交い)として利用される。
本実施形態のブレース芯材2は、前記補剛材3よりも長尺をなす板状のブレース本体4と、該ブレース本体4に固着される一対のフランジ片5、5とを含んで構成される。
前記ブレース本体4は、図2及び3に示されるように、例えば、幅W1が20〜100mm程度(本実施形態では43mm)、厚さT1が3〜15mm程度(本実施形態では4.5mm)に形成された板材からなる。また、ブレース本体4の長さL1は、ブレース芯材2を取り付ける構造体のサイズに応じて適宜設定されるが、例えば500〜2000mm程度が好ましい。本実施形態では1300mmのものが示される。
図1及び2に示されるように、前記ブレース本体4と補剛材3とは、各々の長さ方向の中間位置を略揃えて組立てられる。このため、ブレース本体4には、補剛材3の両端からそれぞれ外方に略等しい長さではみ出すはみ出し部6を具える。このはみ出し部6は、例えば架構体等にそれぞれ固着される。
はみ出し部6の長さL2も、ブレース芯材2のサイズ等に応じて適宜設定されるが、例えば30〜300mm程度が好ましい。なお、前記「中間位置を略揃えて」とは、ブレース本体4と補剛材3との各中間位置が完全に一致する場合のみならず、ブレース本体4の長さの10%の範囲で中間位置がずれている態様を少なくとも含む。
前記フランジ片5は、図2及び3に示されるように、小長さL3を有した矩形の板材からなり、例えば、幅W3が20〜100mm程度(本実施形態では40mm)、厚さT3が3〜15mm程度(本実施形態では3.2mm)に形成されている。
また、本実施形態のフランジ片5は、ブレース本体4の両側のはみ出し部6の幅方向両外側の側縁4e、4eに、その幅中心を略揃えかつ該ブレース本体4と直交する面に沿って溶接により固着される。これより、ブレース芯材2の断面は、両側のはみ出し部6において、略H型に形成される。このようなブレース芯材2は、補剛材3で覆われないはみ出し部6の曲げ剛性を簡単な構成で容易に高めることができ、該はみ出し部6での面外座屈を効果的に抑制しうる。
しかも、フランジ片5は、ブレース本体4の端部近傍に位置(本実施形態では端部と一致)する外端5gと、補剛材3内に挿入されて終端する内端5nとを具える。即ち、図2に示されるように、補剛材3の長さL5は、ブレース本体4の長さL1よりも小さいが、各フランジ片5の内端間5n、5nの長さL6よりも大きく形成される。これにより、フランジ片5は、その一部が補剛材3に外挿されるため、ブレース本体4のはみ出し部6の剛性がより一層高められ、その面外座屈が確実に抑制される。なお、補剛材3の外端3gとフランジ片5の内端5nとの長さであるフランジ片挿入長さL4は、ブレース芯材2のサイズに応じて適宜設定でき、例えば20〜100mm程度が好ましい。
以上のようなブレース芯材2には、例えば炭素鋼、ステンレス鋼、合金鋼などの鉄鋼材料が好適に用いられる。また、ブレース芯材2には、とりわけメッキ仕上げが施されるのが望ましい。このようなメッキ層は、ブレース芯材2が補剛材5に対して相対移動する際、接触部での摩擦を減じ、滑らかな相対移動を生じさせ、水平力等の吸収効果を高める点で好ましい。
図1及び4に示されるように、前記補剛材3は略筒状をなし、本実施形態では、全体としてほぼ4つの面板部7に囲まれた角筒状で構成されている。このような補剛材3には、塑性加工が容易に行える金属材料、例えば炭素鋼、ステンレス鋼、合金鋼を含む鉄鋼材料が好適に用いられる。
図4に示されるように、補剛材3は、その長手方向と直角な断面視において、フランジ片5に沿って該フランジ片5と略平行にのびる基片8と、該基片8の両端8e、8eで略90度で折れ曲がってブレース本体4の幅中心Zの近傍までのびる一対の側片9、9と、各側片9の端部9eでそれぞれブレース本体4側に折れ曲がってのびかつ該ブレース本体4に近接して終端する座屈防止片10とを含む開断面形状(前記一対の座屈防止片10、10は、ブレース本体4によって互いに離間している。)の一対の鋼材13が一体に固着されることにより形成される。より具体的には、前記補剛材3は、各鋼材13の側片9の座屈防止片10側の端部9e、9eを向き合わせて一体に固着されている。
このような座屈拘束ブレース1は、補剛材3の座屈防止片10を、ブレース本体4の両側の各面で幅中心近傍の両側に設けることができる(合計4箇所設けることができる)。しかも、座屈防止片10は、補剛材3の長さ方向に連続している。従って、このような補剛材3は、ブレース芯材2の面外座屈を効果的に抑制できる。
また、ブレース本体4のはみ出し部6に設けられたフランジ片5も、基片8で実質的に拘束されるため、前記はみ出し部6の局部座屈も効果的に防止できる。なお、ブレース本体4は、その断面形状に基づき、面内方向の座屈は生じにくいので、フランジ片5をブレース本体4の全長さに亘って連続して配置する必要はない。
また、図4の断面視において、本実施形態の基片8は、鋼材13の中で最も大きい辺長さW2を有し、側片9の辺長さW9はW2よりも小、具体的には約56%に形成された図4で横長状の断面形状をなす。従って、各鋼材13は、ブレース本体4の面外座屈に対して、その強軸回りの断面性能で抵抗できる。従って、本実施形態の座屈拘束ブレース1は、効率良くブレース芯材2の座屈を抑制し、例えば厚さの小さい鋼材を用いることが可能になるし、また、一対の鋼材13同士を溶接等により互いに一体に固着しなくても十分に面外座屈を抑制できる。従って、補剛材3の生産性を高め、製造コストを大きく削減できる。ただし、一対の鋼材13、13を溶接等によって固着することは差し支えないし、この場合でも固着長さを小さく抑えることができる。
なお、基片8と前記フランジ片5との間に形成される隙間dは、特に限定されるものではないが、小さすぎると補剛材3へのブレース芯材2の挿入が困難となり、大きすぎても面内座屈の抑制効果が低下しやすい。このような観点より、前記隙間dは、好ましくは0.2〜2.0mm程度が望ましい。
図4の実施形態において、前記座屈防止片10は、側片9の端部9eから基片8側に向かう傾斜でのびる傾斜部11と、該傾斜部11のブレース本体4側に連設されかつ該ブレース本体4に近接しかつブレース本体4と平行にのびる小長さの添設部12とを有する。
このような傾斜部11は、添設部12をブレース芯材2の幅中心Zよりも各外側に配置でき、ひいてはブレース芯材2の面外座屈が効果的に抑制され得る。本実施形態では、傾斜部11の基片8に対する角度α1は約30°であるがこれに限定されるものではない。また、添設部12は、鋼材の厚さtよりも大きい接触長さSが容易に得られ、ブレース本体4と広範囲で面接触しうる結果、その面外座屈をさらに効果的に抑制しうる点で望ましい。
前記添設部12は、ブレース本体4の幅中心Zの両側に設けられるのが望ましい。とりわけ、添設部12は、ブレース本体4の側縁4eからその幅W1の1/4倍の長さを隔てる1/4位置Zaを含むように設けられるのが望ましい。これにより、添設部12が、ブレース本体4をバランス良く支持し、その面外座屈がさらに効率よく抑制される。なお、添設部12の端部12eは、基片8側に近づく向きにのびてブレース本体4の外端よりも内側となることが望ましい。このような添設部12は、傾斜部11からの曲げ角度を小にでき、比較的容易に成形しうる点で好ましい。
また、好ましい実施形態として、ブレース芯材2は、その長さ方向の略中間位置に、前記基片8の内面に沿ってのびる小長さの補助フランジ片14が固着されることも望ましい。ブレース本体4の長さが大きくなった場合、フランジ片5が設けられていない箇所では、面内座屈が生じやすくなる傾向があるが、上述のような補助フランジ片14を設けることによってブレース本体4の面内座屈をも効果的に防止できる。
図1、2及び図5に拡大して示されるように、前記補助フランジ片14は、ブレース芯材2の長さ方向の中間位置かつ前記両外側の側縁4e、4eに固着される。補助フランジ片14は、小長さの板状を形成し、本実施形態では、略正方形状をなす。補助フランジ片14の幅W7及び長さL7は、前記フランジ片5のそれよりも小さく形成することができる。これは、ブレース芯材2の質量を軽減し、製造コストを削減するのに役立つ。なお、補助フランジ片14の厚さT7(図5に示す)は、前記フランジ片5の厚さT3と同一厚さで形成されている。
前記補助フランジ片14は、上記実施形態では、ブレース芯材2の長さ方向の略中間位置にのみ設けられているが、このような態様に限定されるものではない。即ち、ブレース芯材2の長さが大きくなるに従い、その配設個数を増加させても良いのは言うまでもない。
本実施形態の座屈拘束ブレース1は、例えば図6に示されるように、一対の鋼材13、13の向き合う側片間9、9を溶接(符号k1で溶接ビードを示す)することにより一体に固着して補剛材3を組立てる補剛材組立工程S1と、ブレース芯材2を補剛材3の内部に挿入して両者を固着するブレース組立工程S2とを含んで容易に製造することができる。
本実施形態の補剛材組立工程S1では、前記側片9、9間を溶接により固着して補剛材3が組み立てられる。上で述べたように、本実施形態の補剛材3は、力学上、必ずしも一対の鋼材13を一体化させる必要はないが、予め両部材を一体化することで、ブレース芯材2が挿入しやすくなり、生産性の向上に役立つ。なお、鋼材13、13を一体化する溶接ビードk1の長さも、補剛材3の全長さに亘る必要はなく間欠的で良い。従って、鋼材13、13を溶接にて一体化する場合でも生産性にも優れる。
ブレース組立工程S2では、ブレース芯材2が補剛材3の所定位置に挿入された後、補剛材3とフランジ片5とは溶接にて固着される。このとき、荷重負荷時にブレース芯材2が自由に伸び縮み行えるよう、例えば、補剛材3のいずれか一方の外端3gとフランジ片5とを溶接し、他方は自由状態とするのが望ましい。なお、図1には、一方の外端3gにブレース芯材2と補剛材3とを接合する溶接ビードk2が形成された例が示される。
また、ブレース芯材2が補助フランジ片14を含む場合、補剛材3と補助フランジ片14とが溶接により固着されても良い。この場合、補剛材3の溶接個所には、補助フランジ片14と溶接するための開口Oを設けておくのが望ましい。
以上説明したように、本実施形態の座屈拘束ブレース1は、何ら複雑な部材や工程を用いることなく形成できるため、熟練を要することなく単純作業で製造できる。また、補剛材3を構成する鋼材13は、例えばロール成形で効率よく連続製造することができる。従って、高い工業生産性が得られるとともに、座屈拘束ブレース1の品質がばらつくのも防止できる。しかも、本実施形態の座屈拘束ブレース1は、構成部材が少ないため、軽量化できるとともに、製造工場及び施工現場での作業性、安全性が向上する。
図7には、本発明の補剛材3の他の実施形態の断面図が示される。
図7(a)の実施形態では、座屈防止片10の添設部12が、基片8から離間する向きにのびて終端している。図7(b)の実施形態では、座屈防止片10が傾斜部11のみからなり、添設部12が設けられていない。後者の実施形態では、製造コストがより一層削減される。
また、図7(c)には、さらに他の補剛材3の実施形態が示される。この実施形態では、座屈防止片10が、基片8と平行にのびる平行部15と、この平行部15のブレース本体4側に、該ブレース本体4と近接しかつ平行に基片8側にのびて終端する小長さの添設部12を有する構造のものが示される。この実施形態によれば、座屈防止片10は、ブレース本体4の幅中心Zから広範囲に添設部12を設けることができるため、面外座屈はさらに有効に抑制される。なお、図には示されないが、座屈防止片10は、平行部15のみで形成されていても良いのはいうまでもない。このように、補剛材3の断面形状は、種々の態様に変形して実施できる。
図8には、本実施形態の座屈拘束ブレース1を構成部材として含む耐力フレーム16が示される。該耐力フレーム16は、矩形状の外周枠17と、この外周枠17の内側に張り出して設けられた取付プレート18とを含んで構成され、家屋等の建築物の架構体に取付けられることにより、水平力を負担してその耐震強度を向上する。
前記外周枠17は、例えば上水平に配される上枠17U及び、この上枠17Uの左右両端部間を繋ぐ垂直な竪枠17V、17Vとからなり、各枠材端部相互が固着され、縦長の矩形状をなす。各々の枠材は、例えば断面正方形の角筒状の鋼管が用いられる。
竪枠17Vの上端部と上枠17Uの側端部とは、双方の枠材端部に形成したスリットに上プレート23を嵌合しかつ溶接により固着されている。また、竪枠17Vの下部は取付金物26を介して基礎32上に立設されている。ただし、外周枠17等の形状は、種々変更しうるのは言うまでもなく、階上に設置される場合もある。また、一方の竪枠17Vの略中間高さ位置には、外周枠の内側に向く縦長のブレース取付金具31が溶着されている。
本実施形態では、外周枠17の内側に略く字状に一対の座屈拘束ブレース1が配置される。具体的には、他方の竪枠17Vの上部とブレース取付金具31との間、及びブレース取付金具31と他方の竪枠17Vの下部との間にそれぞれ斜材として座屈拘束ブレース1が架け渡される。各座屈拘束ブレース1は、ブレース本体4及び/又はフランジ片5が、竪枠17V及びブレース取付金具31に溶接又はボルト等によって固着される。
なお、竪枠17Vに溶接固着されるフランジ片5は、図9(a)に示されるように、その幅W3が端部5g側で大きくなるように変化させることが好ましい。これにより、竪枠17Vとブレース芯材2との溶接ビード長さを十分に確保し、接合強度を高めることができる。他方、ブレース取付金具31に固着されるフランジ片5は、図9(b)に示されるように、ブレース芯材2に補剛材3を外挿する施工上の観点から、その幅W3を一定にするのが望ましい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。
1 挫屈拘束ブレース
2 ブレース芯材
3 補剛材
4 ブレース本体
5 フランジ片
6 はみ出し部
8 基片
9 側片
10 座屈防止片
13 鋼材

Claims (11)

  1. 構造用部材として軸力を負担するブレース芯材と、このブレース芯材に外挿されかつ前記ブレース芯材の座屈を抑制する略筒状の補剛材とを具えた座屈拘束ブレースであって、
    前記ブレース芯材は、前記補剛材よりも長尺をなしかつ該補剛材の両端からそれぞれ外方にはみ出すはみ出し部を有する板状のブレース本体と、
    該ブレース本体の両側のはみ出し部それぞれに固着されかつ前記ブレース本体とでブレース芯材の断面を略H型に形成する一対のフランジ片とを含み、しかも前記各フランジ片は、前記ブレース本体の端部近傍に位置する外端と、前記補剛材内に挿入されて終端する内端とを具える一方、
    前記補剛材は、断面視において、前記フランジ片に沿ってのびる基片と、
    該基片の両端から略90度で折れ曲がってブレース本体の幅中心近傍までのびる一対の側片と、
    各側片の端部でそれぞれブレース本体側に折れ曲がりかつ該ブレース本体に近接して終端することにより前記ブレース芯材の面外座屈を抑制する座屈防止片とを含む開断面形状の一対の鋼材により形成されたことを特徴とする座屈拘束ブレース。
  2. 前記座屈防止片は、前記基片側に向かって傾斜してのびる傾斜部を有する請求項1記載の座屈拘束ブレース。
  3. 前記座屈防止片は、前記傾斜部のブレース本体側に、該ブレース本体と近接しかつ平行にのびる小長さの添設部を有する請求項2記載の座屈拘束ブレース。
  4. 前記座屈防止片は、前記基片と平行にのびる平行部を有する請求項1記載の座屈拘束ブレース。
  5. 前記座屈防止片は、前記平行部のブレース本体側に、該ブレース本体と近接しかつ平行に基片側にのびて終端する小長さの添設部を有する請求項4記載の座屈拘束ブレース。
  6. 前記補剛材は、前記一対の鋼材の向き合う側片間が溶接されることにより固着される請求項1乃至5のいずれかに記載の座屈拘束ブレース。
  7. 前記ブレース芯材は、長さ方向の略中間位置に、前記基片の内面に沿ってのびる小長さの補助フランジ片が固着される請求項1乃至6のいずれかに記載の座屈拘束ブレース。
  8. 前記補剛材の長さ方向の一端側のみが前記ブレース芯材と溶接されてなる請求項1乃至7のいずれかに記載の座屈拘束ブレース。
  9. 前記ブレース芯材は、長さ方向の略中間位置に、前記基片の内面に沿ってのびる小長さの補助フランジ片が固着されるとともに、
    該補助フランジ片と前記補剛材とが溶接により固着される請求項1乃至8のいずれかに記載の座屈拘束ブレース。
  10. 前記一対の鋼材は、一体に固着されてなる請求項1乃至9のいずれかに記載の座屈拘束ブレース。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載された座屈拘束ブレースを斜材として用いたことを特徴とする耐力フレーム。
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