JP2011168359A - 鉄塔用点検装置及び点検システム - Google Patents

鉄塔用点検装置及び点検システム Download PDF

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Abstract

【課題】環境に負荷を与えること無く、かつ、保守点検及び取り扱いが容易な点検装置及び点検システムを提供する。
【解決手段】鉄塔1の点検装置3は、鉄塔1の上部と下部との間に鉄塔1に沿って張設されるワイヤー4に沿って昇降可能に構成され、画像によって鉄塔1の上部を点検するための点検装置であって、周囲画像を撮影するためのカメラ19と、ワイヤー4を両側から挟持するように設けられた一対の駆動輪5a、5bと、一端が支持軸7に接続された板状部材をうず巻き状に設け、この支持軸を所定の向きに回転させることにより動力が蓄勢されるゼンマイ6と、ゼンマイ6に蓄勢された動力の放出による支持軸7の回転を駆動輪5a、5bに伝達するための回転伝達機構9と、無線による遠隔操作によって、支持軸7の回転を許容したり阻止したりする制御部12、電磁クラッチ17、電磁ブレーキ18とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、鉄塔を点検するための点検装置及び点検システムに関する。
従来より、鉄塔の頂部に設置されている碍子等を点検するために、墜落防止用ワイヤーを利用して昇降する点検装置が用いられている。
この点検装置は、エンジン又はモータを駆動源として墜落防止用ワイヤーに沿って昇降するものである。例えば、特許文献1には、墜落防止用ワイヤーを両側から挟持するための一対のローラーと、ローラーを駆動するためのモータと、モータに電力を供給するためのバッテリーとを備えた点検装置が開示されている。この点検装置は、バッテリーの電力でモータを駆動させてローラーを回転させることにより墜落防止用ワイヤーに沿って昇降するものである。
特開2000−136100号公報
しかしながら、エンジンを備えた点検装置では、騒音や排気ガスを発生させるため、作業環境を悪化させるという問題点があった。また、モータを備えた点検装置では、モータを駆動するためのバッテリーが地上に配置されているので、点検装置と地上のバッテリーとの間を電源ケーブルで接続する必要がある。このため、鉄塔の高さほどある長い電源ケーブルを用いなければならず、取扱い難いという問題点があった。また、電源ケーブルが鉄塔に引っ掛かって点検装置の昇降に支障を来し易いという問題点もあった。さらに、モータを備えた点検装置では、動力となるモータは高出力のものが必要なのでバッテリーを大型化しなければならず、重量が重くなるために持ち運びが困難になるという問題点があった。
そこで、本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、環境に与える負荷を軽減し、かつ、取り扱いが容易な鉄塔用点検装置及び点検システムを提供することを目的とする。
本発明は、鉄塔の上部と下部との間に前記鉄塔に沿って張設されるワイヤーに沿って昇降可能に構成され、画像によって前記鉄塔の上部を点検するための点検装置であって、周囲画像を撮影するための撮像手段と、前記ワイヤーを両側から挟持するように設けられた一対の駆動輪と、一端が支持軸に接続された板状部材をうず巻き状に設け、当該支持軸を所定の向きに回転させることにより動力が蓄勢されるゼンマイと、前記ゼンマイに蓄勢された動力の放出による前記支持軸の回転を前記駆動輪に伝達するための伝達手段と、無線による遠隔操作によって、前記支持軸の回転を許容したり阻止したりする回転制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、動力源としてゼンマイを用いることにより、排気ガスによる作業環境の悪化が無く、環境負荷を抑制することができる。
また、ゼンマイを用いるので、点検装置を安価に、かつ、軽量に製作することができる。そして、軽量なので取り扱いが容易である。
さらに、従来の昇降用のバッテリーを備えた点検装置と比べて、電源ケーブルを備えていないので、この点でも取り扱いが容易である。
また、本発明は、操作信号送信手段から無線で送信される操作信号を受信する操作信号受信手段と、前記操作信号受信手段で受信された操作信号の内容に応じて、前記回転制御手段及び前記撮像手段の動作を制御する動作制御手段と、前記撮像手段からの画像データを画像データ受信手段へ向けて無線で送信する画像データ送信手段と、を備えることとしてもよい。
本発明によれば、撮像手段で撮像された鉄塔上部の画像を、地上にてリアルタイムで確認できる。このため、使い勝手を向上させることができる。
また、本発明は、前記支持軸に着脱可能で、前記支持軸を回転させるためのハンドルを更に備えることとしてもよい。
本発明によれば、ハンドルで支持軸を回転させることにより、ゼンマイを蓄勢状態にすることができる。また、ハンドルは着脱可能なので、昇降する際の邪魔にならない。
また、本発明において、基端部分がフレームに取り付けられ、先端部分が前記鉄塔に当接する回転防止部を、前記ワイヤーを挟む位置に少なくとも一対設けることとしてもよい。
本発明によれば、点検装置がワイヤーを中心にして過度な回転をしてしまうことを防止できる。
また、本発明において、前記回転制御手段は、前記ゼンマイの蓄勢力が放出される際の前記支持軸の回転を制動するための電磁ブレーキと、前記ゼンマイから放出される蓄勢力を伝達又は遮断するための電磁クラッチと、を備えることとしてもよい。
本発明によれば、鉄塔を昇降している際に、点検装置を停止させたり、発信させたりすることができる。
また、本発明において、前記支持軸にフライホイールを設けてもよい。
本発明によれば、点検装置の急発進及び急停止を防止することができる。
また、本発明の点検システムは、鉄塔の上部と下部との間に前記鉄塔に沿って張設されるワイヤーに沿って昇降可能に構成され、周囲画像を撮影するための撮像手段と、前記ワイヤーを両側から挟持するように設けられた一対の駆動輪と、一端が支持軸に接続された板状部材をうず巻き状に設け、当該支持軸を所定の向きに回転させることにより動力が蓄勢されるゼンマイと、前記ゼンマイに蓄勢された動力の放出による前記支持軸の回転を前記駆動輪に伝達するための伝達手段と、無線による遠隔操作によって、前記支持軸の回転を許容したり阻止したりする回転制御手段と、を備え、前記撮像手段によって撮影された画像によって前記鉄塔の上部を点検するための点検装置と、前記回転制御手段及び前記撮像手段を操作する操作信号を送信するための操作信号送信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、環境に与える負荷を軽減し、かつ、取り扱いが容易な鉄塔用点検装置及び点検システムを提供できる。
本発明の実施形態に係る点検システムの全体構成図である。 (a)は点検装置の内部を説明する平面図、(b)は点検装置の側面図、(c)は点検装置の電気的構成を説明するブロック図である。 点検装置をカメラ側から見た状態を示す図である。 支持軸及びこの支持軸に取り付けられている部品を説明する図である。 点検装置の取り付け状態を示す概略図である。 取り付け状態の点検装置を底面側から見た図である。 点検装置が地上側にある状態を示す概略図である。 点検装置の鉄塔上部へ昇った状態を示す概略図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1に示すように、鉄塔1の点検システム2は、点検装置3と、リモコン30と、第1受信機40と、モニター50とを備えている。
点検装置3は、鉄塔1の側方、詳しくはLアングル1aの外側頂部に沿って敷設された墜落防止用ワイヤー4に沿って昇降するとともに、鉄塔1の上部を撮影可能なものである。リモコン30は、点検装置3の昇降等を操作するための操作信号を無線で送信するものであり、操作信号送信手段に相当する。第1受信機40は、点検装置3から無線で送信された画像データを受信する部分であり、画像データ受信手段に相当する。モニター50は、第1受信機40が受信した画像データに基づく画像を表示する部分であり、画像表示手段に相当する。
点検装置3は、墜落防止用ワイヤー4に沿って昇降するための昇降用の機構と、画像を撮影してその画像データを送信するための撮影用の機構と、を備えている。以下、これらの機構について詳細に説明する。
まず、昇降用の機構について説明する。
図2に示すように、点検装置3は、昇降用の機構として、駆動輪5(5a、5b)と、ゼンマイ6と、支持軸7と、伝達機構9(回転ギア10、駆動ギア11)と、制御部12と、電磁ブレーキ16と、電磁クラッチ17と、第2受信機20と、バッテリー21とを有している。また、図3にも示すように、点検装置3は、墜落防止用ワイヤー4を中心とする点検装置3の回転を防止するための回転防止機構23も有している。
そして、ゼンマイ6、伝達機構9、制御部12、第2受信機20と、バッテリー21等は、ボックス状のフレーム27内に収容されている。また、駆動輪5は、フレーム27の底面外側に回転可能な状態で取り付けられ、回転防止機構23は、フレーム27の側面から底面側に向かって、墜落防止用ワイヤー4を挟むように設けられている。
駆動輪5は、墜落防止用ワイヤー4を両側から挟持する部材であり、回転によって点検装置3を墜落防止用ワイヤー4に沿って上昇させたり下降させたりする。本実施形態では、直径が約20cmのプーリー形のゴム製車輪を用いている。そして、1対の駆動輪5a、5bを、ワイヤーの敷設方向に離隔させた状態で2セット設けている。各駆動輪5の回転中心には駆動軸5cがそれぞれ固着されており、これらの駆動軸5cには伝達機構9からの動力が伝達される(後述する)。
図3に示すように、対になる駆動輪5a、5b同士は、互いに墜落防止用ワイヤー4を押圧するように設置されている。そして、一方の駆動輪5aが墜落防止用ワイヤー4を下方へ押し出す向き(図2(a)中の矢印Aの向き。以下、駆動時回転方向という)に回転駆動するとき、他方の駆動輪5bも駆動時回転方向に回転する。これによって、点検装置3は上昇することができる。
なお、本実施形態では、一対の駆動輪5を墜落防止用ワイヤー4の敷設方向に沿って2セット設けたが、この数に限定されるものではなく、1セットのみ設けてもよいし、3セット以上設けてもよい。
ゼンマイ6は、駆動輪5を回転させるための動力源となる部分である。図4に示すように、このゼンマイ6は、うず巻き状に配置された板状部材からなり、一端が支持軸7に、他端がゼンマイ用収納ケース8に固定されている。この支持軸7をハンドル22で所定の向きに回転させることにより動力がゼンマイ6に蓄勢される。本実施形態では、ハンドル22を、支持軸7に対して着脱可能な形態で設けている。
ここで、ゼンマイの材質や形状は、点検装置3を上昇させるために必要なトルクや点検装置3の走行距離などによって定められる。本実施形態では、ゼンマイ6として、材質がSUS301バネ用ステンレス鋼帯で、幅、厚さ、長さがそれぞれ16mm、2.2mm、22mの板状部材を用いた。また、支持軸7の外径、ゼンマイ用収納ケース8の内径は、それぞれ40mm、200mmとした。
このようにすることで、以下に説明するように、このゼンマイ6の最低トルクTtは約20Nmとなり、支持軸7を約20回転させることができる。
まず、ゼンマイ6を駆動源とする点検装置3が上昇するために必要なゼンマイ6のトルクTnは、次式(1)により算出される。
Tn=M×g×r ・・・式(1)
ここで、Tn:トルク(Nm)、M:点検装置3の質量(kg)、g:重力加速度(N/kg)、r:駆動輪5の半径(m)である。
本実施形態では、ゼンマイ6の質量が約6.2kgとなるので、ゼンマイ6を含む点検装置3全体の質量を約8kgとした。そして、点検装置3の質量(8kg)及び駆動輪5の半径(0.1m)を式(1)に代入すると、次式(2)となる。
Tn=8×9.8×0.1 ・・・式(2)
=7.8
これより、点検装置3を上昇させるために必要なトルクTnは、7.8Nmとなる。そして、このトルクTnは、ゼンマイ6の最低トルクTt(約20Nm)の約1/3なので、約3倍の増速が可能となる。
また、点検装置3が上昇可能な距離Dは、次式(3)により算出される。
D=L×3.14×N×S ・・・式(3)
ここで、D:距離(m)、L:駆動輪5の直径(m)、N:支持軸7の回転可能数、S:ギアによる増速比である。
そこで、駆動輪5の直径L(0.2m)、支持軸7の回転可能数N(20)、ギアによる増速比(3)を式(3)に代入すると、次式(4)となる。
D=0.2×3.14×20×3 ・・・式(4)
=40
これにより、点検装置3が上昇可能な距離Dは、40mとなる。
なお、本実施形態では、上昇可能な距離Dを40mとした場合について説明したが、この値に限定されるものでなく、ゼンマイ6の長さや厚さ、駆動輪5の直径等を調整することにより、例えば、100m以上、上昇可能にすることができる。
伝達機構9は、ゼンマイ6の蓄勢力の放出による回転を駆動輪5に伝達するための部分であり、伝達手段に相当する。この伝達手段9は、各駆動輪5a、5bと同軸になるように各駆動輪5a、5bの回転軸5cにそれぞれ固着された回転ギア10a、10bと、ゼンマイ6の支持軸7と同軸になるように支持軸7に固着された駆動ギア11と、駆動ギア11の駆動力を駆動輪5aの回転ギア10aに伝達するための回転ギア10cと、から構成される。
駆動ギア11は、墜落防止用ワイヤー4に沿った方向に配置された回転ギア10b、10cに噛み合っている。かかる状態で、ゼンマイ6の蓄勢力を放出すると、支持軸7が回転する。支持軸7の回転に伴い、駆動ギア11が図2(a)中の矢印Bの向きに回転するとともに、回転ギア10b、10cが駆動時回転方向に回転する。そして、駆動ギア11によって回転される回転ギア10cと噛み合っている回転ギア10aも回転する。その結果、各回転ギア10a、10bに固着されている駆動輪5a、5bがそれぞれ駆動時回転方向に回転し、点検装置3が上昇する。
制御部12は、第2受信機20で受信されたリモコン30からの操作信号の内容に応じて電磁ブレーキ16や電磁クラッチ17を制御し、支持軸7の回転を許容したり阻止したりする制御を行う。従って、制御部12、電磁ブレーキ16及び電磁クラッチ17は、リモコン30による遠隔操作によって支持軸7の回転を制御する回転制御手段に相当する。
図4に示すように、電磁ブレーキ16や電磁クラッチ17は支持軸7に設けられている。そして、電磁ブレーキ16は、制御部12からの制御信号に応じ、支持軸7の回転阻止時には、ゼンマイ6の蓄勢力が放出される際の支持軸7の回転を止める。一方、回転許容時には、制動状態を解いてゼンマイ6の蓄勢力によって支持軸7を回転させる。また、電磁クラッチ17は、制御部12からの制御信号に応じ、ゼンマイ6から放出される蓄勢力を駆動ギア11に伝達したり、遮断したりするための動作を行う。
すなわち、電磁ブレーキ16に通電するとブレーキが作動してゼンマイ6の蓄勢力の放出が停止するとともに、支持軸7の回転が停止するため、駆動輪5の回転も停止する。一方、電磁ブレーキ16への通電を停止するとブレーキが解除されてゼンマイ6の蓄勢力が放出されるとともに、支持軸7が回転するため、駆動輪5も回転する。
また、電磁クラッチ17に通電すると駆動ギア11との連結が切断されて、支持軸7の回転が伝達されなくなり、駆動輪5の回転が停止する。一方、電磁クラッチ17への通電を停止すると支持軸7の回転が駆動ギア11に伝達され、駆動輪5が回転する。
なお、支持軸7には、電磁ブレーキ16や電磁クラッチ17の他に、ロック用の歯車14やフライホイール18が設けられている。歯車14は、ロック機構15(図2(a)を参照)が有するロックレバー15aと当接可能な部材である。例えば、ロック機構15が有する操作ボタン15cが押し込まれると、伝達ギア15bが回転してロックレバー15aが歯車14から退避する。これにより、支持軸7は自由に回転できる状態になる。一方、操作ボタン15cが戻されると、伝達ギア15bが反対方向に回転してロックレバー15aが歯車14の歯と噛み合う。ここで、歯車14の歯は、支持軸7の畜勢方向の回転は許容し、放出方向の回転は阻止する形状となっている。このため、この状態では、ハンドル22を用いてゼンマイ6を畜勢したり、蓄勢状態を保持したりすることはできるが、畜勢力を放出することはできない。
フライホイール18は、円盤状の金属製板材によって構成され、慣性力によって支持軸7の動きを緩やかにし、電磁ブレーキ16や電磁クラッチ17への通電又は通電の停止による点検装置3の急発進及び急停止を防止する。
第2受信機20は、リモコン30から無線で送信される操作信号を受信して制御部12に出力する部分であり、操作信号受信手段に相当する。この第2受信機20は、通信を行うチャンネルを複数備えており、チャンネル毎に異なる操作が割り当てられている。そして、第2受信機20を通じて、昇降用の操作信号の他、撮影用の操作信号も受信される。本実施形態では、無線信号として、屋外で約300m伝送可能な特定省電力無線(400MHz帯)を利用した。バッテリー21は、制御部12や電磁ブレーキ16等の電気機器に対して電源を供給する。なお、バッテリー21は、昇降用の機器の他、送受信機20、28やカメラ19にも電源を供給する。本実施形態では、バッテリー21として、DC24Vの小型のものを用いた。
図2(b)及び図3に示すように、回転防止機構23は、ゴム製のローラー24と、基端部がフレーム27に取り付けられ、先端部にローラー24が回転可能に取り付けられた支持板25とを備えている。この支持板25は、長手方向の途中を山状に折り曲げた長方形状の板材によって構成されている。
支持板25の先端部分には、支持板25の長手方向に沿って長穴が設けられており、ローラー24の回転軸の端部がその長穴内に係合するように設けられている。これにより、ローラー24は長穴に沿って支持板25の長手方向に移動可能となる。
支持板25とローラー24とは、ボルト・ナット26で着脱可能に接続されていて、ボルト・ナット26を締めることにより、ローラー24を長穴の所定位置に固定することができる。また、ボルト・ナット26を緩めることにより、長穴に沿って移動可能となる。これにより、ローラー24を鉄塔1の側面に当接できることとなる。そして、墜落防止用ワイヤー4を挟んで一対の回転防止機構23を設けているので、点検装置3が墜落防止用ワイヤー4を中心に回転してしまう不具合(すなわち、ワイヤー4の軸心方向と直交する方向へ回転する不具合)を防止できる。
次に、撮影用の機構について説明する。
図2に示すように、点検装置3は、撮影用の機構として、カメラ19と、制御部12と、第2受信機20と、送信機28とを備えている。
カメラ19は、周囲画像を撮影する部分であり、撮像手段に相当する。本実施形態のカメラ19は、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラによって構成され、フレーム27の先頭側側面に設けられることで鉄塔1の外観を撮影する。このカメラ19は、制御部12からの制御信号によって動作が制御される。例えば、電源のオンオフや静止画像の撮影、動画の撮影開始や終了が制御される。そして、制御部12は、第2受信機20で受信されたリモコン30からの操作信号の内容に応じてカメラ19を制御する。従って、カメラ19も遠隔操作可能に構成されている。
送信機28は、第1受信機40との間で無線にて通信を行う機能を有している。本実施形態において送信機28は、カメラ19により撮影された画像の画像データを、2.4GHz帯の無線信号を用いて送信する。このような送信機28は、画像データを送信するための画像データ送信手段に相当する。送信機28から送信された画像データは、画像データ受信手段としての第1受信機40で受信される。そして、画像表示手段としてのモニター50では、画像データに基づく画像を表示する。これらの第1受信機40やモニター50は、例えば点検時に使用する作業用車両29(図7を参照)に搭載されている。このため、作業員は、この車両29内で鉄塔上部の画像をリアルタイムに視認できる。
以下に、点検システム2を用いた点検装置3の昇降方法について説明する。
まず、点検対象の鉄塔1まで、点検装置3、第1受信機40及びモニター50等の必要機器を作業用車両29に搭載して運搬する。
点検対象の鉄塔1に到着したならば、点検装置3のハンドル22を所定の向きに回転させてゼンマイ6を蓄勢する。かかる際には、支持軸7が回転可能となるように電磁ブレーキ16を解除し、かつ、電磁クラッチ17を切っておく。また、ロック機構15により、支持軸7がゼンマイ6の蓄勢力を放出する向きに回転しないようにロックしておく。なお、本実施形態においては、点検対象の鉄塔1に到着後、ゼンマイ6を蓄勢する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、予めゼンマイ6を蓄勢しておいてもよい。
そして、設計等により決定された回数だけハンドル22を回転させてゼンマイ6の蓄勢が完了したら、ハンドル22を取り外す。
次に、図5〜図7に示すように、一対の駆動輪5で墜落防止用ワイヤー4を挟持するように点検装置3を昇降可能に取り付ける。
点検装置3を取り付けたら、電磁ブレーキ16を作動させて支持軸7が回転しないように保持するとともに、電磁クラッチ17を接続して支持軸7の回転を駆動ギア11へ伝達可能な状態にする。その後、レバー15の一方側端部15aを板材14から離間させて板材14のロックを解除し、板材14を回転可能な状態にする。なお、電磁ブレーキ16、電磁クラッチ17の操作は、作業員31が携帯しているリモコン30により行う。
次に、電磁ブレーキ16を解除してゼンマイ6の蓄勢力を放出させることにより、駆動ギア11及び回転ギア10a〜10cを回転させるとともに、駆動輪5を回転させて点検装置3を上昇させる。
そして、図8に示すように、点検装置3が所定の高さ位置に到達したら、電磁ブレーキ16を作動させてゼンマイ6の蓄勢力の放出を停止し、支持軸7の回転を停止させることにより、点検装置3の上昇を停止させるとともに、点検装置3をその高さ位置に保持する。
なお、再び、点検装置3を上昇させる際には、電磁ブレーキ16を解除すればよい。
そして、カメラ19にて鉄塔1を撮影する。カメラ19の操作は、地上の作業員31が携帯しているリモコン30によって地上からの遠隔操作で行う。撮影された鉄塔1の画像は、送信機28にて地上の第1受信機40へ送信される。画像受信手段40で受信した画像は、モニター50に表示され、作業員31が目視可能になる。
次に、点検装置3を降下させる際には、電磁ブレーキ16を作動させた状態で、電磁クラッチ17を切ると点検装置3は自重で降下し始める。かかる際には、フライホイール18が回転することにより、点検装置3の急発進を防止できる。点検装置3の降下にはゼンマイ6の蓄勢力を利用しないので、ゼンマイ6の蓄勢力が無くなった状態でも点検装置3を降下させることができる。
点検装置3の降下中に停止させたい場合には、電磁クラッチ17を接続することにより、降下を停止させることができる。また、再び、点検装置3を上昇させる場合には、電磁クラッチ17を接続した状態で、電磁ブレーキ16を解除する。点検装置3はゼンマイ6の蓄勢力が残っていれば、何度でも昇降を繰り返すことができる。
点検が終了して点検装置3を回収する際は、点検装置3を地上まで降下させて、墜落防止用ワイヤー4から取り外す。そして、ハンドル22を取り付けて所定の向きに支持軸7を回転させてゼンマイ6を蓄勢することにより、点検装置3は、再び、昇降可能な状態となる。
以上説明した本実施形態における点検システム2によれば、点検装置3のカメラ19で鉄塔1の外観を撮影することができる。また、その点検装置3の動力源としてゼンマイ6を用いることにより、騒音や排気ガスによる作業環境の悪化が無い。そして、ゼンマイ6を用いるので、点検装置3を安価に、かつ、軽量に製作することができる。この点検装置3が軽量になると取り扱いが容易になる。
さらに、従来の昇降用のバッテリー21を備えた点検装置3と比べて、電源ケーブルを備えていないので、取扱いが容易になり、保守点検の手間を大幅に省くことができる。
また、点検装置3は送信機28を備え、地上の作業車内へ画像を送信できるので、撮像手段19にて撮影された画像を点検装置3から離れた場所で受信することができる。さらに、その画像を表示するためのモニター50を備えているので、画像を確認することができる。したがって、点検装置3を鉄塔1の頂部等に上昇させた状態で、鉄塔1の外観を確認することができる。
また、点検装置3は、フライホイール18を備えているので、点検装置3の急発進及び急停止を防止することができる。
また、ハンドル22で支持軸7を回転させることにより、ゼンマイ6を蓄勢状態にすることができる。このハンドル22は着脱可能なので、昇降する際の邪魔にならない。
そして、補助装置23を備えているので、点検装置3が墜落防止用ワイヤー4の直行方向へ回転することを防止できる。
なお、本実施形態では、駆動輪5として直径が約20cmのプーリー形のゴム製車輪を用いたが、これに限定されるものではなく、直径、形状、材質等は、墜落防止用ワイヤー4の直径、点検装置3の重量等に基づいて適宜、設計により決定される。
また、本実施形態では、ゼンマイ6として、幅、厚さ、長さがそれぞれ16mm、2.2mm、22mの板状部材を用いたが、この大きさに限定されるものではなく、鉄塔1の高さ、点検装置3の重量等に基づいて、適宜、設計により決定される。
また、本実施形態では、ゼンマイ6の材質として、SUS301バネ用ステンレス鋼帯を用いたが、これに限定されるものではなく、鉄塔1の高さ、点検装置3の重量等に基づいて、適宜、設計により決定される。
1 鉄塔
1a Lアングル
2 点検システム
3 点検装置
4 墜落防止用ワイヤー
5 駆動輪
5a、5b 駆動輪
6 ゼンマイ
7 支持軸
8 ゼンマイ用収納ケース
9 回転伝達機構(回転伝達手段)
10 回転ギア
10a、10b、10c 回転ギア
11 駆動ギア
12 制御部(回転制御手段)
13 回転係止機構
14 係止板
15 ストッパ機構
16 電磁ブレーキ(回転制御手段)
17 電磁クラッチ(回転制御手段)
18 フライホイール
19 カメラ(撮像手段)
20 第2受信機(操作信号受信手段)
21 バッテリー
22 ハンドル
23 補助装置
24 ローラー
25 支持板
26 ボルト・ナット
27 フレーム
28 送信機(画像データ送信手段)
29 作業用車両
30 リモコン(操作信号送信手段)
31 作業員
40 第1受信機(画像データ受信手段)
50 モニター(画像表示手段)

Claims (7)

  1. 鉄塔の上部と下部との間に前記鉄塔に沿って張設されるワイヤーに沿って昇降可能に構成され、画像によって前記鉄塔の上部を点検するための点検装置であって、
    周囲画像を撮影するための撮像手段と、
    前記ワイヤーを両側から挟持するように設けられた一対の駆動輪と、
    一端が支持軸に接続された板状部材をうず巻き状に設け、当該支持軸を所定の向きに回転させることにより動力が蓄勢されるゼンマイと、
    前記ゼンマイに蓄勢された動力の放出による前記支持軸の回転を前記駆動輪に伝達するための伝達手段と、
    無線による遠隔操作によって、前記支持軸の回転を許容したり阻止したりする回転制御手段と、
    を備えることを特徴とする点検装置。
  2. 操作信号送信手段から無線で送信される操作信号を受信する操作信号受信手段と、
    前記操作信号受信手段で受信された操作信号の内容に応じて、前記回転制御手段及び前記撮像手段の動作を制御する動作制御手段と、
    前記撮像手段からの画像データを画像データ受信手段へ向けて無線で送信する画像データ送信手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の点検装置。
  3. 前記支持軸に着脱可能で、前記支持軸を回転させるためのハンドルを更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の点検装置。
  4. 基端部分がフレームに取り付けられ、先端部分が前記鉄塔に当接する回転防止部を、前記ワイヤーを挟む位置に少なくとも一対設けることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一項に記載の点検装置。
  5. 前記回転制御手段は、
    前記ゼンマイの蓄勢力が放出される際の前記支持軸の回転を制動するための電磁ブレーキと、
    前記ゼンマイから放出される蓄勢力を伝達又は遮断するための電磁クラッチと、
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のうち何れか一項に記載の点検装置。
  6. 前記支持軸にフライホイールを設けたことを特徴とする請求項1〜5のうち何れか一項に記載の点検装置。
  7. 鉄塔の上部と下部との間に前記鉄塔に沿って張設されるワイヤーに沿って昇降可能に構成され、周囲画像を撮影するための撮像手段と、前記ワイヤーを両側から挟持するように設けられた一対の駆動輪と、一端が支持軸に接続された板状部材をうず巻き状に設け、当該支持軸を所定の向きに回転させることにより動力が蓄勢されるゼンマイと、前記ゼンマイに蓄勢された動力の放出による前記支持軸の回転を前記駆動輪に伝達するための伝達手段と、無線による遠隔操作によって、前記支持軸の回転を許容したり阻止したりする回転制御手段と、を備え、前記撮像手段によって撮影された画像によって前記鉄塔の上部を点検するための点検装置と、
    前記回転制御手段及び前記撮像手段を操作する操作信号を送信するための操作信号送信手段と、
    を備えることを特徴とする点検システム。
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