JP2011168117A - 車両用シートバックフレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、サイドフレームの上側部での捩れ強度、及び下側部での曲げ強度の向上を図ることで、車両衝突時における変形を抑制することができる車両用シートバックフレームを提供することを目的とする。
【解決手段】サイドフレーム部11a、11bのうち、一方のサイドフレーム部11bの上部にシートベルト31のショルダーベルト部位31aを支持するガイド部材15を設け、上記一方のサイドフレーム部11bの上部側11b1には、幅方向に間隔を設けて一対の側壁部11k、11kを備え、幅方向の断面形状が略コ字状をなす壁部11jと、前面視で傾斜して、一対の側壁部11k、11kを連結する複数のリブ11mとを設けるとともに、一方のサイドフレーム部11bの下部側11b2を、中空部11sを有する閉断面形状に形成した。
【選択図】図5

Description

この発明は、左右一対のサイドフレーム部と、該サイドフレーム部の上端部を連結する上部フレーム部とで一体成形した車両用シートバックフレームに関する。
従来、車両用シートに着座した乗員を拘束するシートベルトを、シートの骨組みとなるシートバックフレームに取付けたリトラクタ装置によって巻取状態で収納するものが知られている。
しかしながら、このような構成を採用すると、リトラクタ装置を取付けた分、シートの重量化を招くという問題があった。そこで、従来では、シートバックフレームをアルミニウム合金またはマグネシウム合金等の軽合金製の鋳造品で一体成形し、上記リトラクタ装置をシートバックフレームの上部フレーム部に取付けたものが提案されている(下記特許文献1参照)。
ところで、車両衝突時等においては、シートベルトによって拘束された乗員の移動によりシートベルトが急激に引張られることになり、上記シートベルトの張力によってシートバックフレームが大きな荷重を受けることになる。ここで、上述したようにリトラクタ装置をシートバックフレームに取付けたものにおいて、該フレームを軽合金製とすると、車両衝突等が発生した時、場合によってはシートバックフレームが変形する虞がある。
そこで、下記特許文献1では、シートバックフレームの各所を断面略コ字状の溝型断面形状とし、その凹部空間内に複数のリブを形成することによって、フレームの軽量化と強度確保との両立を図っている。
特開2004−229688号公報
しかしながら、上記特許文献1のシートバックフレームでは、リトラクタ装置から引き出されるシートベルトが上部フレームの中間部に形成されたスリットによってガイドされる構造となっている。
この場合、強度確保を目的として上述したように複数のリブを形成したとしても、車両衝突等が発生すると、上記シートベルトの張力による荷重が上部フレームに集中してしまい、上部フレームを変形させる虞があった。
ところで、本発明者は、シートベルトから受ける荷重に対する強度を高めることができるシートバックフレームを開発するにあたり、先ずはシートベルトの張力によってシートバックフレームが荷重を受けた時の挙動について解析を行った。
ここで、本発明者は、鋭意研究の結果、シートバックフレームが受ける上記荷重を、該シートバックフレームのサイドフレーム部に沿ってシート下方のフロアパネル(つまり車体側)に分散させることにより、シートバックフレームの変形を抑制できることを見出した。
また、本発明者は、シートバックフレームが上記荷重によって変形しようとする際、サイドフレーム部の上部側では、主に三次元的な変形を伴う捩れ変形が発生する一方、下部側では、主に前後方向への曲げ変形が発生する傾向にあることを見出した。
そして、これらの解析結果から、上記荷重を車体側にスムーズに分散させるためには、サイドフレーム部における強度の向上を図ることが重要であり、そのためには、上述した上側部でのねじり変形に対する強度(本明細書ではこれを捩れ強度という)、下側部での曲げ変形に対する強度(本明細書ではこれを曲げ強度という)の向上を図ることが必要であることを見出した。
この発明は、サイドフレームの上側部での捩れ強度、及び下側部での曲げ強度の向上を図ることで、車両衝突時における変形を抑制することができる車両用シートバックフレームを提供することを目的とする。
この発明の車両用シートバックフレームは、左右一対のサイドフレーム部と、該サイドフレーム部の上端部を連結する上部フレーム部とで一体成形した車両用シートバックフレームにおいて、上記サイドフレーム部のうち、一方のサイドフレーム部の上部にシートベルトのショルダーベルト部位を支持するガイド部材を設け、上記一方のサイドフレーム部の上部側には、幅方向に間隔を設けて一対の側壁部を備え、幅方向の断面形状が略コ字状をなす壁部と、前面視で傾斜して、上記一対の側壁部を連結する複数のリブとを設けるとともに、上記一方のサイドフレーム部の下部側を、中空部を有する閉断面形状に形成したものである。
この構成によれば、一方のサイドフレーム部の上部側において、幅方向の断面形状が略コ字状となる壁部と、前面視で傾斜する複数のリブとを設けることにより、上部側における捩れ強度を高めることができ、下部側を、中空部を有する閉断面形状とすることにより、下部側における曲げ強度を高めることができる。
そして、このサイドフレーム部の上部に、シートベルトのガイド部材を設けることで、車両衝突時等にシートベルトから荷重を受けた時には、この荷重を、ガイド部材を介してサイドフレーム部に伝達させた後、該サイドフレーム部に沿ってより確実に下方に伝達させることができる。このため、上記荷重を車体側にスムーズに分散させることができ、シートバックフレームの変形を確実に抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、上記中空部が、幅方向の側面部に鋼板が取付けられて形成されるものである。
この構成によれば、シートバックフレームの軽量化を達成しつつ、高い強度を有する鋼板により下部側における曲げ強度を高めることもできる。
この発明の一実施態様においては、上記鋼板が、上記サイドフレーム部及び上記上部フレーム部を回動可能に支持するリクライニングプレートを構成するものである。
この構成によれば、上記鋼板をリクライニングプレートとすることで、リクライニング時における支持強度を高めることができ、より安定したリクライニングを実現することができる。
この発明の一実施態様においては、上記上部フレーム部に、一対の上下壁部を備え、該上下壁部と後面側の後壁部とにより、前後方向の断面形状が略コ字状をなす壁部を設けるとともに、前面視で傾斜して、上記一対の上下壁部を連結するリブを前面側に設けたものである。
この構成によれば、上部フレーム部の前部側に、前面視で傾斜するリブを設けることにより、引張方向の荷重に対する強度を向上させることができる一方、平坦な後面部を設けることにより、圧縮方向の荷重に対する強度を向上させ座屈変形を抑制することができる。このため、上部フレーム部における曲げ変形を効率よく抑制し、シートバックフレームの変形をより確実に抑制できる。
この発明の一実施態様においては、上記サイドフレーム部及び上部フレーム部を、軽合金製の鋳造品としたものである。
この構成によれば、シートバックフレームの軽量化を実現することができる。
この発明の一実施態様においては、上記一方のサイドフレーム部の上部側に、前面側に前壁部が形成されて、上記一対の側壁部とともに略コ字状の上記壁部を形成する一方、後面側が上記複数のリブによりトラス構造に形成されるものである。
この構成によれば、前壁部と側壁部とによって座屈強度を確保しながらも、リブで引張強度を確保することができる。そして、幅方向の断面形状を略コ字状にして、後側を開放した形状とすることにより、シートバックフレームの成形時における成形性、つまりは離型性を確保することもできる。
この発明の一実施態様においては、上記サイドフレーム部のうち、他方のサイドフレーム部の前面側に前壁部が形成され、上記サイドフレーム部の前側に配置されるパッドの配置面を、上記一対のサイドフレーム部の両前壁部により形成したものである。
この構成によれば、乗員が着座した時にシートバックにて凹凸を感じさせることなく、より安定したクッション性能を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記上部フレーム部が、ヘッドレストのステーを支持する支持部を備え、上記ステーの下端側の位置に対応させて幅方向に延び、上記一対のサイドフレーム部を連結する一体成形の補強フレーム部を設けたものである。
この構成によれば、補強フレーム部によってサイドフレーム部を連結することで、シートバックフレームの強度をより向上させることができる。
そして、補強フレーム部をステー下端部の後方に位置させることで、例えば、シートの後方に別途後部シートが設けられ、該後部シートに乗員が着座していた状態で車両衝突等が発生した時、前方に移動した乗員が棒状のステーの下端部に接近することを補強フレーム部によって防止でき、上記後部シートの乗員を確実に保護できる。
この発明によれば、一方のサイドフレーム部の上部側において、幅方向の断面形状が略コ字状となる壁部と、前面視で傾斜する複数のリブとを設ける一方、下部側を、中空部を有する閉断面形状とすることにより、上部側における捩れ強度と、下部側における曲げ強度を高めることができる。
そして、このサイドフレーム部の上部に、シートベルトのガイド部材を設けることで、車両衝突時等にシートベルトから荷重を受けた時には、この荷重を、サイドフレーム部に沿ってより確実に下方に伝達させることができるため、上記荷重を車体側にスムーズに分散させることができ、シートバックフレームの変形を確実に抑制することができる。
この発明の実施形態に係る車両用シートを示す斜視図。 車両用シートの側面図。 車両用シートの骨組み構造を車両前側から見た。 シートバックフレームを車両前側から見た斜視図。 シートバックフレームを車両後側から見た斜視図。 車両衝突時等におけるシートバックフレームの挙動をシミュレーション解析した結果を示す図。 上部フレーム部の挙動を説明するための要部拡大斜視図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用シート1を示す斜視図であり、図2は、車両用シート1の側面図である。本実施形態に係る車両用シート1(以下、シート1と略記する。)は、図1、図2に示すように、シートクッション10と、シートバック11と、ヘッドレスト12とを備え、車両において車室の床面を構成するフロアパネル(図示せず)に設けられた前後スライド機構2により前後移動可能に支持されている。なお、図中において矢印(F)、矢印(R)は、シート1を車両に搭載した時の方向を示しており、矢印(F)は車体前方、矢印(R)は同車体後方を示す。また、本明細書で言うところのシート1の前方とは、車両の前方と一致した方向であり、同様にシート1の後方とは、車両の後方と一致した方向、シート1の幅方向とは、車幅方向と一致した方向である。
前後スライド機構2は、車両前後方向に延びる左右一対のロアレール21と、該ロアレール21に前後方向に摺動可能に嵌合された左右一対のアッパレール22とを有しており、このうち、ロアレール21は、上記フロアパネルに固定されている。
そして、シート1は、そのシートクッション10の下部が前後スライド機構2によって前後移動可能に支持されている。これにより、アッパレール22がロアレール21に対して前後スライドすると、シート1全体を前後移動させることができるようになっている。
また、シート1では、これに着座した乗員を拘束するためのシートベルト31を備えたシートベルト装置3が設けられている。
シートベルト装置3は、図1、図2において二点鎖線で示すシートベルト31と、該シートベルト31を巻取り状態で収納するリトラクタ32とを備えており、このうち、リトラクタ32は、シートバック11の骨組みとなるシートバックフレーム11Aに取付けられている。
リトラクタ32は、シートベルト31を巻取る方向に回動付勢されており、乗員による所定の引出し操作によりシートベルト31を前方に引出し可能としている。
シートベルト31の使用に際しては、シートベルト31を前方に引出し、これに挿通されたタング33をシートクッション10の側方に配設されたバックル34に係合させる。この時、シートベルト31は、図1、図2にて二点鎖線で示すような状態となり、シートバック11の前面側で略対角線上に延びるショルダーベルト部位31aで乗員の肩部や胸部を拘束しながら、シートクッション10の座面後部で幅方向に延びるラップベルト部位31bで乗員の腰部を拘束する。これにより、シート1に着座した乗員をいわゆる3点式で拘束することができる。
また、シート1は、図示しない回動軸を中心とした回動によってシートバック11がシートクッション10側に傾倒する可倒式のシートバックとされている。ここで、シート1には、シートバック11をシートクッション10側に傾倒させるためのリクライニング機構13が備えられており、このリクライニング機構13は、リクライニング時のシートバック11の傾斜角を調節するためのリクライニングナックル13aを有している。
図3は、シート1の骨組み構造を車両前側から見た図であり、図4、図5は、それぞれシートバックフレーム11Aを車両前側、後側から見た斜視図である。シートバック11の骨組みとなるシートバックフレーム11Aは、図2〜図5に示すように、略矩形状をなす枠体とされ、主に左右一対のサイドフレーム部11a、11bと、幅方向に延びて該サイドフレーム部11a、11b同士を上部、下部で連結する上部フレーム部11c、下部フレーム部11dと、上部、下部フレーム部11c、11dの間で幅方向に延びて、両サイドフレーム部11a、11bを連結する補強フレーム部11eとで一体成形されている。
このシートバックフレーム11Aは、マグネシウム合金やアルミニウム合金といった軽合金製の鋳造品とされ、上述した各フレーム11a〜11eは例えばダイキャスト成形によって一体成形される。
左右のサイドフレーム部11a、11bうち、右側のサイドフレーム部11aでは、図4、図5に示すように、幅方向に間隔を設けて配置された一対の側壁部11g、11gと、該側壁部11g、11gを連結する前壁部11hとを備えた壁部11fが設けられている。この壁部11fは、側壁部11g及び前壁部11hによって車両後側が開放されており、これによって幅方向の断面形状が略コ字状をなしている。
また、サイドフレーム部11aでは、図5に示すように、前壁部11hの他に、壁部11fの凹部空間内で側壁部11g、11gを連結するリブ11iが複数設けられている。
そして、本実施形態では、リクライニング機構13を構成するリクライニングプレート13bが、図3、図4に示すように、壁部11fの幅方向外側に取付けられ、これによってシートバックフレーム11Aの右側が回動可能に支持されている。
リクライニングプレート13bは、幅方向の断面形状が略コ字状をなす鋼板であり、ボルトB1、ナットN1等の締結部材によって、複数箇所(ここでは2箇所)で壁部11fに締結されている。
一方、左側のサイドフレーム部11bでは、図4、図5に示すように、その上部側11b1において、幅方向に間隔を設けて配置された一対の側壁部11k、11kと、該側壁部11k、11kを連結する前壁部11hとを備えた壁部11jが設けられている。この壁部11jも、側壁部11k及び前壁部11hによって車両後側が開放されており、これによって幅方向の断面形状が略コ字状をなしている。
また、サイドフレーム部11bの上部側11b1には、図5に示すように、前壁部11hの他に、壁部11jの凹部空間内で側壁部11k、11kを連結するリブ11mが複数設けられている。リブ11mは、サイドフレーム部11aのリブ11iよりも多く設けられており、前面視で傾斜しつつ互いが交差することによってトラス構造を形成している。
また、サイドフレーム部11bの上部側11b1には、右側のサイドフレーム部11aよりも上方に突出したベルトガイド部11nを形成している。そして、上述したリブ11mは、このベルトガイド部11nにも及んでおり、トラス構造とされている。
ここで、ベルトガイド部11nの上面部は、幅方向外側が下方に傾斜するように形成されており、この上面部には、箱型のキャップ部材14(図1〜図3参照)に覆われた図4に示すようなガイド部材15が取付けられる。
ガイド部材15は、略C字状をなす樹脂製の板材で構成され、例えば、リベットを用いてかしめることによりベルトガイド部11nに取付けられる。但し、ガイド部材の態様としては、これに限らず、例えば、図4に示すガイド部材15′のように、上方が開放された略C字状の部材で構成し、その基部をボルト等の締結部材によってベルトガイド部11nの上面部に締結固定するものであってもよい。
ところで、サイドフレーム部11bの下部側11b2では、前後方向に間隔を設けて配置された一対の前壁部11h、後壁部11qと、該前壁部11h、後壁部11qを連結する側壁部11r(図5参照)とを備えた壁部11pが設けられている。この壁部11pは、前壁部11h、後壁部11q及び側壁部11rによって幅方向外側が開放されており、これによって幅方向の断面形状が略コ字状をなしている。
そして、本実施形態では、リクライニング機構13を構成するリクライニングプレート13cが壁部11pの幅方向外側に取付けられており、シートバックフレーム11Aの左側を回動可能に支持している。そして、リクライニングプレート13cは、図3、図4に示すように、壁部11pにより形成された凹部空間を覆っている。
リクライニングプレート13cは、平板状の鋼板であり、サイドフレーム部11aに取付けられたリクライニングプレート13bに比べ上方に長く設定されている。そして、このリクライニングプレート13cは、ボルトB2、ナットN2等の締結部材によって、複数箇所(ここでは3箇所)で壁部11pに締結されている。このように、リクライニングプレート13cが壁部11pに取付けられることで、サイドフレーム部11bの下部側11b2は、図2〜図5に示すような中空部11sを有する閉断面形状とされている。
また、サイドフレーム部11a、11bでは、その各前壁部11hが、図2〜図4に示すように略平坦に形成されており、これにより、シートバック11Aを構成するパッド11B(図2にて二点鎖線で示す)を配置するための配置面が形成されている。
また、サイドフレーム部11a、11bには、二対のダンパ固定部11t、11tが形成されており、図3にて二点鎖線で示すように、スプリング16の両端部を固定できるようにしている。これにより、乗員がシート1に着座した時には、スプリング16によってダンピング特性を向上させることができるようになっている。
ところで、シートバックフレーム11Aの上部フレーム部11cは、その前後方向の断面形状が略コ字状をなしており、左右両側では、車両後側が開放される一方、幅方向中間部では、前側が開放されている。
上部フレーム部11cでは、図4、図5に示すように、上壁部11vと下壁部11wとを備えており、左右両側では、上壁部11vと下壁部11wとが前壁部11hにより連結されている。一方、幅方向中間部では、上壁部11vと下壁部11wとが後壁部11xで連結されており、これによって、前側が開放され、前後方向の断面形状が略コ字状をなす壁部11uが設けられている。
また、この壁部11uでは、上壁部11vと下壁部11wと後壁部11xとで形成された凹部空間内において前面視で傾斜したリブ11yを設けており、上壁部11vと下壁部11wとを連結している。
また、上部フレーム部11cには、2つの挿通孔からなるステー支持部11z、11zを設けている。このステー支持部11z、11zは、図3に示すように、ヘッドレスト12の下部のステー12a、12aを挿通させてこれを支持するものであり、これにより、ヘッドレスト12をシートバック11に対して安定して保持することが可能になっている。
また、ステー支持部11z、11zによりステー12a、12aを支持した状態では、補強フレーム部11eがステー12a下端部の位置に対応してその後方に位置するようになっている。
ここで、補強フレーム部11eは、前後方向の断面形状が略コ字状をなし、車両前側が開放されている。そして、その後面部には、図3に示すように、ベルトガイド部11nが形成されたサイドフレーム部11b寄りにシートベルト装置3のリトラクタ32が取付けられている。
本実施形態では、シートベルト31が、図2にて二点鎖線で示すように、リトラクタ32からサイドフレーム部11bのベルトガイド部11nに向かって上方に引き出され、ベルトガイド部11nに取付けられたガイド部材15によりシートバック11上端部での位置が規制される。
そして、シーベルト31は、ガイド部材15の位置規制によりキャップ部材14の上端部に形成された開口部14aから外部に引き出され、前方に偏向される。
ここで、ベルトガイド部11nが外側に向かって下方に傾斜していることにより、ガイド部材15は幅方向外側に向かって下方に傾斜している。このガイド部材15の傾斜により、シートバック11の上端部で外部に引き出されたシートベルト31が斜めに引き出されることになり、この傾斜角度を適切に設定することで乗員の肩や胸の形状にシートベルト31を適切にフィットさせることを可能にしている。
次に、図6、図7を参照して車両衝突時等におけるシートバックフレーム11Aの挙動について説明する。図6は、車両衝突時等におけるシートバックフレーム11Aの挙動をシミュレーション解析した結果を示す図であり、図7は上部フレーム部11cの挙動を説明するための要部拡大斜視図である。
車両衝突等が発生すると、シートベルト31によって拘束された乗員の移動によりシートベルト31が急激に前方に引張られる。この時、このシートベルト31の張力により、シートバックフレーム11Aでは、特にサイドフレーム部11bに大きな荷重が作用する。
そこで、本発明者は、シートベルト31から受ける荷重に対する強度を高めることができるシートバックフレーム11Aを開発するにあたり、シートベルト31の張力によってシートバックフレーム11Aが荷重を受けた時の挙動について解析を行った。
解析の結果、車両衝突等が発生すると、シート1では、先ず図6にて二点鎖線で示す通常状態から、シートベルト31の張力により、ガイド部材15(図2、図4参照)が引張荷重を受け、これに伴い、図6にて実線で示すように、ベルトガイド部11nを含むサイドフレーム部11bが車両前方に向かって変位することが分かった。
また、この時、サイドフレーム部11bの上部側11b1は、図6に示すように、前方且つ幅方向内側に捩れる捩れ変形が発生する一方、サイドフレーム部11bの下部側11b2では、上部側11b1の捩れ変形に伴い、前方への曲げ変形が発生していることが分かった。
そこで、本発明者は、鋭意研究の結果、前面視で傾斜するリブ11m(図5参照)を上部側11b1に複数設けることで、上部側11b1の三次元的な捩れ変形を抑制できることを見出した。そして、下部側11b2では、壁部11pとリクライニングプレート13cとで閉断面形状とすることにより、下部側11b2の曲げ変形を抑制できることを見出した。
また、サイドフレーム部11bが車両前方に向かって変位する時には、上部フレーム部11cにおいても曲げ変形が発生することが分かった。この時、上部フレーム部11cの前側では、図6、図7に示すように、引張方向の荷重が作用する一方、後側では圧縮方向の荷重が作用することになる。
そこで、本実施形態では、前面視で傾斜するリブ11yを前部側に設けることにより、上記引張方向の荷重に対する強度の向上を図る一方で、平坦な後面部11x(図5参照)を設けることにより、上記圧縮方向の荷重に対する強度の向上を図っている。
このように、本実施形態では、一方のサイドフレーム部11bの上部側11b1において、幅方向の断面形状が略コ字状となる壁部11jと、前面視で傾斜する複数のリブ11mとを設けることにより、上部側11b1における捩れ強度を高めることができ、下部側11b2を、中空部11sを有する閉断面形状とすることにより、下部側11b2における曲げ強度を高めることができる。
そして、このサイドフレーム部11bの上部に、シートベルト31のガイド部材15を設けることで、車両衝突時等にシートベルト31から荷重を受けた時には、この荷重を、ガイド部材15を介してサイドフレーム部11bに伝達させた後、サイドフレーム部11bに沿ってより確実に下方に伝達させることができる。これにより、上記荷重を、リクライニング機構13を介して車両のフロアパネル、つまりは車体側にスムーズに分散させることができ、シートバックフレーム11Aの変形を確実に抑制することができる。
ここで、サイドフレーム部11bの下部側11b2では、鋼板からなるリクライニングプレート13cによって中空部11sを形成することとしたが、例えば、リクライニングプレート13cに替えて、前壁部11h、後壁部11q及び側壁部11rと同じ材質の側壁部を設けることによって中空部11sを形成することも考えられる。しかしながら、鋭意研究の結果、この場合、上述した曲げ変形を抑制するためには、下部側11b2を肉厚化させなければならず、これがシートバックフレーム11Aの重量化を招いてしまうことが分かった。
従って、本実施形態のように、鋼板からなるリクライニングプレート13cを用いて中空部11sを形成することで、シートバックフレーム11Aの軽量化を達成しつつ、高い強度を有する鋼板により下部側11b2における曲げ強度を高めることもできる。
また、上記鋼板をリクライニングプレート13cとすることで、リクライニング時における支持強度を高めることができ、より安定したリクライニングを実現することができる。
また、上部フレーム部11cの前部側に、前面視で傾斜するリブ11yを設けることにより、上記引張方向の荷重に対する強度を向上させることができる一方、平坦な後面部11xを設けることにより、上記圧縮方向の荷重に対する強度を向上させ座屈変形を抑制することができる。このため、上部フレーム部11cにおける曲げ変形を効率よく抑制し、シートバックフレーム11Aの変形をより確実に抑制できる。
また、シートバックフレーム11Aを構成するサイドフレーム部11a、11b、及び上部、下部フレーム部11c、11dを、軽合金製の鋳造品とすることにより、シートバックフレーム11Aの軽量化を実現することができる。
また、サイドフレーム部11bの上部側11b1をトラス構造とすることにより、前壁部11hと側壁部11kとによって座屈強度を確保しながらも、リブ11mで引張強度を確保することができる。そして、幅方向の断面形状を略コ字状にして、後側を開放した形状とすることにより、シートバックフレーム11Aの成形時における成形性、つまりは離型性を確保することもできる。
また、サイドフレーム部11a、11bの前壁部11hを略平坦に形成し、これらをパッド11B(図2参照)の配置面とすることにより、乗員が着座した時にシートバック11にて凹凸を感じさせることなく、より安定したクッション性能を確保することができる。
また、補強フレーム部11eによってサイドフレーム部11a、11bを連結することで、シートバックフレーム11Aの強度をより向上させることができる。そして、補強フレーム部11eをステー12a下端部の後方に位置させることで、例えば、シート1の後方に別途後部シートが設けられ、該後部シートに乗員が着座していた状態で車両衝突等が発生した時、前方に移動した乗員が棒状のステー12aの下端部に接近することを補強フレーム部11eによって防止でき、上記後部シートの乗員を確実に保護できる。
なお、上述した実施形態では、1人の乗員のみが着座することが可能なシート1のシートバックフレーム11Aに本発明を適用した場合を説明したが、これに限らず、例えば、複数の座席が幅方向に一体的に形成され、複数の乗員が並列に着座可能なベンチ型シートのシートバックフレームに本発明を適用してもよい。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の、一方のサイドフレーム部は、サイドフレーム部11bに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
1…車両用シート
11A…シートバックフレーム
11a、11b…サイドフレーム部
11c…上部フレーム部
11e…補強フレーム部
11f、11j、11u…壁部
11g、11k…側壁部
11h…前壁部
11i、11m、11y…リブ
11s…中空部
11v…上壁部
11w…下壁部
11z…ステー支持部
12…ヘッドレスト
12a…ステー
13b、13c…リクライニングプレート
15…ガイド部材
31…シートベルト
31a…ショルダーベルト部位

Claims (8)

  1. 左右一対のサイドフレーム部と、
    該サイドフレーム部の上端部を連結する上部フレーム部とで一体成形した車両用シートバックフレームにおいて、
    上記サイドフレーム部のうち、一方のサイドフレーム部の上部にシートベルトのショルダーベルト部位を支持するガイド部材を設け、
    上記一方のサイドフレーム部の上部側には、幅方向に間隔を設けて一対の側壁部を備え、幅方向の断面形状が略コ字状をなす壁部と、
    前面視で傾斜して、上記一対の側壁部を連結する複数のリブとを設けるとともに、
    上記一方のサイドフレーム部の下部側を、中空部を有する閉断面形状に形成した
    車両用シートバックフレーム。
  2. 上記中空部は、幅方向の側面部に鋼板が取付けられて形成される
    請求項1記載の車両用シートバックフレーム。
  3. 上記鋼板は、上記サイドフレーム部及び上記上部フレーム部を回動可能に支持するリクライニングプレートを構成するものである
    請求項2記載の車両用シートバックフレーム。
  4. 上記上部フレーム部には、一対の上下壁部を備え、該上下壁部と後面側の後壁部とにより、前後方向の断面形状が略コ字状をなす壁部を設けるとともに、
    前面視で傾斜して、上記一対の上下壁部を連結するリブを前面側に設けた
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用シートバックフレーム。
  5. 上記サイドフレーム部及び上部フレーム部は、軽合金製の鋳造品である
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用シートバックフレーム。
  6. 上記一方のサイドフレーム部の上部側には、前面側に前壁部が形成されて、上記一対の側壁部とともに略コ字状の上記壁部を形成する一方、
    後面側が上記複数のリブによりトラス構造に形成される
    請求項5記載の車両用シートバックフレーム。
  7. 上記サイドフレーム部のうち、他方のサイドフレーム部の前面側に前壁部が形成され、
    上記サイドフレーム部の前側に配置されるパッドの配置面を、上記一対のサイドフレーム部の両前壁部により形成した
    請求項6記載の車両用シートバックフレーム。
  8. 上記上部フレーム部は、ヘッドレストのステーを支持する支持部を備え、
    上記ステーの下端側の位置に対応させて幅方向に延び、上記一対のサイドフレーム部を連結する一体成形の補強フレーム部を設けた
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両用シートバックフレーム。
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