JP2011167234A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】先読み判定を有効に活用し、もって先読み演出の演出効果を向上し、遊技者の期待感を高める弾球遊技機を実現すること。
【解決手段】始動口への入球に起因して抽出された乱数値に基づいて抽選が行われ、該抽選の結果が大当りであれば第1大入賞口20を開放して特別遊技を実行し、前記結果が小当りであれば第2大入賞口21を開放する小当り遊技を行い、該開放中に特定領域への入球で前記特別遊技を実行する弾球遊技機において、前記乱数値が大当り又は小当りとなる値か否かを前記抽選の事前に先読み判定する先読み判定手段と、大当り又は小当りとなる可能性を示唆する第1先読み演出を実行する第1先読み演出実行手段と、小当り遊技から発展した特別遊技の遊技内容および特別遊技後の遊技状態を示唆する第2先読み演出を実行する第2先読み演出実行手段とを設け、小当り発生時に第2先読み演出を実行する。
【選択図】 図19

Description

本発明は弾球遊技機、特に始動口への入球に起因して抽出された乱数値に基づいて遊技者に有利な特別遊技に移行するか否かの抽選を実施する弾球遊技機に関する。
一般に弾球遊技機たるパチンコ機は、遊技球が始動口へ入球すると、当否判定用の乱数値が抽出され、該乱数値に基づいて抽選が行われ、図柄表示装置にて図柄の変動が開始されるとともに、前記抽選の結果を前記図柄表示装置に図柄を確定表示して報知し、抽選結果が当りであれば大入賞口を開放して遊技者にとって有利な大当り遊技を実行する構成の所謂「デジパチ」と称されるタイプの機種が主流である。
またこの種のパチンコ機では、始動口への入球時に抽出された前記乱数値を前記抽選の事前に参照し(先読み)、図柄表示装置の表示演出に生かしているものがある。例えば、前記抽出された乱数値の保留記憶を示す保留表示図柄にて、当り又はその可能性のある保留記憶の表示図柄を通常とは異なるデザインで予告(先読み演出)するものや、保留記憶内に当り又はその可能性がある図柄の変動開始時に先読み演出するもの、当り又はその可能性のある保留記憶の変動が開始するまで連続的に先読み演出をするものがある(例えば後記特許文献1参照)。
なお、特許文献1では、始動口への入球時に当否決定(抽選)、図柄決定を行っているが、現在では当否決定、図柄決定は図柄変動開始時でしか行うことはできないように規制されている。よって前記先読み判定の結果は、当り又はその可能性があるか否かといった予告の情報として利用する。この情報は先読みコマンドとして、遊技を制御する主制御装置から図柄表示装置を制御するサブ制御装置へ送信され、サブ制御装置は前記先読みコマンドに基づき、遊技状態や演出状況を判断した上で先読み演出を行う。
更に従来のパチンコ機には、前記デジパチと羽根物タイプのパチンコ機を融合させた混合タイプの機種(単に、混合機という)がある(例えば後記特許文献2参照)。
混合機は、前記デジパチのように図柄により大当りが決定する遊技構成と、所定の条件で開放する役物内部の特定領域に遊技球が入球することにより大当りとなる所謂「羽根物」と呼ばれる遊技構成を備える。混合機の場合、前記役物を開放する条件は、前記始動口への入球に起因する図柄の抽選により行う(小当り)。
前記デジパチの遊技構成による大当りでは(図柄当り)、所定の図柄が揃うと条件装置、役物連続作動装置が一緒に作動して大当り遊技が開始する。これに対して、羽根物の遊技構成による大当り(役物当り)は、図柄での当り(小当り)の時点では条件装置だけが作動し、その条件装置の作動を起因に役物が開放動作を行い(小当り遊技)、遊技球が特定領域に入ることにより役物連続作動装置が作動して、初回の当たりに継続して大当り遊技が開始される。
このように、混合機は、図柄による大当りの喜びと役物による大当りの喜びとを一台の機種で味わう事ができ、高い遊技性を有する。また、図柄当りを遊技のメインとするか、役物当りを遊技のメインとするかで大きく遊技性を変えることができ、多様な遊技構成を形成することができる。
特開平8−336642号公報 特開2007−229132号公報
ところで従来の先読み演出では、演出を実行するには複数のタイミング(期間)があり、例えば、先読み判定から該先読み判定の対象となった保留記憶の図柄変動が開始するまでのタイミングで先読み演出を実行することができ、このタイミングでは、前記保留記憶が表示される保留図柄のデザインを変化させる演出が考えられる。
また図柄変動の開始から終了までのタイミングで先読み演出を実行することができ、このタイミングでは、図柄変動中に大当たりの期待が高いことを示唆する演出を表示することが考えられる。
更にまた大当り中に先読み演出を実行することができ、このタイミングでは、大当り遊技の表示演出中(大当り終了演出中も含む)に、大当り遊技終了後にも新たに大当たりの期待が高いことを示唆する演出を表示することが考えられる。
しかしながら、従来の構成では、1つの先読み判定にて行われる先読み演出は前記のいずれか1つのタイミングで実行されるだけであった。また、連続して先読み演出(予告)を行う場合、連続予告(例えば保留記憶3個目が対象)が開始された後の始動口への入球(例えば保留記憶4個目)で大当りとなる乱数値が抽出されても、既に連続予告が開始されているため、新たな保留記憶に対して連続予告が行えない。これでは、始動口への入球時に毎回先読み判定を行っている割には判定結果を有効に活用できる場合が限られ、先読み判定が無駄になるといった問題があった。
特に先読み演出の機能を前記混合機に用いた場合、前記図柄当りでは今まで通りの先読み演出が可能であり、前記役物当りでは小当りについて先読み演出は可能であるが、小当りから大当り遊技へ移行するかどうかについては先読み演出できない。混合機においては、図柄当りだけでなく、役物当りも遊技者にとって重要な関心事項であり、図柄当りの先読み演出だけでは演出効果が十分なものであるとはいえなかった。
そこで本発明は前記事情に鑑み、デジパチの遊技構成と羽根物の遊技構成を供えた混合機において、先読み判定を無駄にすることなく、前記両遊技構成に対して先読み演出を実行することができ、先読み関する演出効果を向上して遊技者の遊技に対する期待感を高めることを課題としてなされたものである。
請求項1に記載の発明は、
始動口への遊技球の入球に起因して乱数値が抽出され、該乱数値を保留記憶として記憶せしめ、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な遊技状態に移行するか否かの抽選が実施され、該抽選の結果を図柄表示装置の表示演出によって報知せしめる弾球遊技機であって、
開閉可能に設けられた第1大入賞口と、開閉可能に設けられた第2大入賞口と、前記第2大入賞口へ入球した遊技球を入球可能に設けられた特定領域と、を有し、
前記抽選の結果が大当りであれば、前記第1大入賞口を所定の態様で開放せしめて賞球の獲得に有利な特別遊技を実行し、
前記抽選の結果が小当りであれば、前記第2大入賞口を所定の態様で開放する小当り遊技を行い、該開放中に遊技球が前記特定領域に入球すると前記特別遊技を実行する弾球遊技機において、
前記保留記憶の乱数値が、前記大当り又は前記小当りとなる特定の値であるか否かを、該保留記憶の前記抽選の事前に先読み判定する先読み判定手段と、
前記先読み判定の結果を、前記保留記憶に対応する先読み判定記憶として記憶する先読み判定記憶手段と、
前記先読み判定記憶に基づき、前記保留記憶に前記大当り又は前記小当りがある可能性を示唆する第1先読み演出を実行する第1先読み演出実行手段と、
前記先読み判定記憶に基づき、前記小当り遊技から前記特定領域に遊技球が入球して前記特別遊技を実行する場合の前記特別遊技の遊技内容および前記特別遊技後に通常とは異なる特定の遊技状態が付与される可能性があることを示唆する第2先読み演出を実行する第2先読み演出実行手段と、を備え、
前記第2先読み演出実行手段は、前記小当りが発生し、前記第2大入賞口が開放されたとき、又は前記第2大入賞口への入球時、前記図柄表示装置に前記第2先読み演出を実行する構成とする。
請求項1の発明によれば、大当り又は小当りの可能性を示す第1先読み演出の実行と、小当り時に特別遊技に移行した時の遊技内容や特別遊技後の遊技状態の可能性を示す第2先読み演出の実行とを可能としたので、先読みに関する図柄表示装置の表示演出を多彩にでき、演出により遊技者の遊技に対する期待感を高め、興趣の豊かな遊技を実現できる。特に第2先読み演出により小当り遊技から特別遊技への移行に関する遊技者の期待感を向上させる。更に、小当り遊技でかつ第2大入賞口への入球時に第2先読み演出を実行することが望ましく、小当りから特別遊技への発展に現実味があり、より遊技者の期待感を向上させる。
また先読み判定の結果を第1先読み演出の実行と第2先読み演出の実行の両方に用いるので、従来のように先読み判定が無駄にならず、先読み判定を充分に活用することができる。
尚、第1先読み演出実行手段は、先読み判定記憶が大当りや小当りの時に、必ずしも第1先読み演出を実行する構成ではなく、第1先読み演出実行手段の判定により第1先読み演出を実行する場合と実行しない場合とを設けることが望ましい。同様に第2先読み演出も実行する場合と実行しない場合とを設けることが望ましい。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の弾球遊技機において、
前記先読み判定手段は、先読み判定の結果が小当りの時に、前記第2先読み演出を実行することを許可するか否かの設定を行なう先読み演出許可手段を備え、
前記先読み判定の結果には、前記先読み演出許可手段による設定内容を含むように構成する。
請求項2の発明によれば、先読み判定の結果が小当りであっても、先読み演出許可手段の設定により、第2先読み演出が実行される場合と、実行されない場合とが設定され、多彩な演出が可能となる。
請求項3に記載の発明は、
請求項1,2に記載の弾球遊技機において、
前記乱数値の記憶と前記抽選の実行を含む遊技の制御を司る主制御装置と、前記図柄表示装置の表示演出を制御するサブ制御装置を備え、
前記主制御装置は、
前記先読み判定手段と、
前記先読み判定の結果を前記サブ制御装置へ送信する先読み判定送信手段と、を備え、
前記サブ制御装置は、
前記主制御装置から送信された前記先読み判定の結果を記憶する前記先読み判定記憶手段と、
前記第1先読み演出実行手段と、
前記第2先読み演出実行手段と、を備え、
前記第2先読み演出実行手段は、前記先読み判定記憶に基づいて前記第2先読み演出を実行せしめる構成とする。
請求項3の発明によれば、主制御装置により先読み判定とその結果をサブ制御装置へ送信するようにし、サブ制御装置により先読み判定の結果の記憶と第1先読み演出および第2先読み演出の制御を行なうようにして、主制御装置とサブ制御装置とで制御を分担したので、遊技全般の制御により制御負担の大きい主制御装置の負担を軽減できる。
請求項4に記載の発明は、
請求項1,2に記載の弾球遊技機において、
前記乱数値の記憶と前記抽選の実行を含む遊技の制御を司る主制御装置と、前記図柄表示装置の表示演出を制御するサブ制御装置を備え、
前記主制御装置は、
前記先読み判定手段と、
前記先読み判定の結果を前記サブ制御装置へ送信する先読み判定送信手段と、
前記先読み判定記憶手段と、
前記小当り遊技の前記第2大入賞口の開放時および前記第2大入賞口への入球時に前記図柄表示装置に表示される演出内容を指定する第2先読み演出内容指定手段と、
前記第2先読み演出内容指定手段で指定された演出内容を前記サブ制御装置へ送信する演出内容送信手段と、を備え、
前記サブ制御装置は、
前記第1先読み演出実行手段と、
前記第2先読み演出実行手段と、を備え、
前記第2先読み演出実行手段は、受信した前記先読み判定の結果および前記演出内容に基づいて前記第2先読み演出を実行せしめる構成とする。
一般に弾球遊技機では、停電などで電源が遮断された場合、主制御装置により停電直前の遊技状態が記憶され(主制御装置のメモリーがバックアップされる)、電源復帰後に元の遊技状態が復元される。請求項4の発明よれば、先読み判定の結果、小当り遊技の演出内容等を主制御装置で記憶するようにしたので、停電が発生しても先読み判定の結果等が記憶されるので、電源復帰後にも停電前と同様に第1先読演出および第2先読み演出を実行できる。
請求項5に記載の発明は、
請求項1ないし4に記載の弾球遊技機において、
前記第2先読み演出実行手段は、前記第1先読み演出実行手段による第1先読み演出が実行されなかった場合に、第2先読み演出を実行せしめる構成とする。
請求項5の発明によれば、第1先読み演出が行われなかった時でも、小当りの発生により第2先読み演出が実行されるので、第2先読み演出の実行により小当り遊技から特別遊技に発展するか否かといった遊技者の期待感を向上させる。
請求項6に記載の発明は、
請求項1ないし4に記載の弾球遊技機において、
前記始動口として第1始動口と第2始動口を設け、
前記第2始動口として、開閉可能に設けられ、前記抽選とは異なる他の抽選が実行されてその抽選結果が当りの時に開放する普通電動役物で構成し、
前記第2先読み演出実行手段は、前記第2始動口への入球時の前記保留記憶を対象に前記第2先読み演出を実行せしめる構成とする。
従来の弾球遊技機では特別遊技後の遊技状態として普通電動役物の開放延長機能が作動する遊技状態の設定があり、前記開放延長機能が作動している場合は、第2大入賞口への入球が容易である。このことから、第2始動口への入球時に第2先読み演出を実行することにより、小当りから発展する大当りへの期待感を高めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る弾球遊技機の正面図である。 前記弾球遊技機の遊技盤の正面図である。 前記弾球遊技機の電気構成図である。 前記弾球遊技機の主制御装置で実行されるメインルーチンの制御内容を示すフローチャートである。 前記主制御装置で実行される始動口入賞確認処理1の制御内容を示すフローチャートである。 前記主制御装置で実行される特図当否判定処理1の制御内容の一部を示すフローチャートである。 前記特図当否判定処理1の制御内容の一部を示すフローチャートである。 前記特図当否判定処理1の制御内容の一部を示すフローチャートである。 前記主制御装置で実行される特別遊技処理1の制御内容の一部を示すフローチャートである。 前記特別遊技処理1の制御内容の一部を示すフローチャートである。 前記特別遊技処理1の制御内容の一部を示すフローチャートである。 前記特別遊技処理1の制御内容の一部を示すフローチャートである。 前記特別遊技処理1の制御内容の一部を示すフローチャートである。 前記弾球遊技機のサブ制御装置で実行される第1先読み判定処理1の制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行される第1先読み判定処理2の制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行されるカウントダウン予告処理の制御内容の一部を示すフローチャートである。 前記カウントダウン予告処理の制御内容の一部を示すフローチャートである。 前記弾球遊技機の図柄表示装置に表示される第1先読み演出の表示態様を示すもので、図18(a)は保留予告の表示態様を、図18(b)はカウントダウン予告の表示態様を示す図である。 前記サブ制御装置で実行される第2先読み判定処理1の制御内容を示すフローチャートである。 前記図柄表示装置に表示される第2先読み演出の表示態様を示すもので、図20(a)は第2先読み演出A表示の表示態様を、図20(b)は第2先読み演出B表示の表示態様を、図20(c)は第2先読み演出C表示の表示態様を、図20(d)は第2先読み演出D表示の表示態様を示す図である。 前記図柄表示装置に表示される他の第2先読み演出A表示の表示態様を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る弾球遊技機の遊技盤の正面図である。 前記弾球遊技機の主制御装置で実行される始動口入賞確認処理2の制御内容を示すフローチャートである。 前記主制御装置で実行される特図当否判定処理2の制御内容の一部を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る弾球遊技機の主制御装置で実行される始動口入賞確認処理3の制御内容を示すフローチャートである。 前記主制御装置で実行される特別遊技処理2の制御内容の一部を示すフローチャートである。 前記特別遊技処理2の制御内容の一部を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る弾球遊技機の遊技盤の正面図である。 前記弾球遊技機の主制御装置で実行される普図始動口入賞確認処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記主制御装置で実行される始動口入賞確認処理4の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る弾球遊技機の主制御装置で実行される特別遊技処理2の制御内容の一部を示すフローチャートである。
本発明を適用した第1の実施形態の弾球遊技機たるパチンコ機を説明する。図1に示すように、パチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて構成の各部を保持する構造としてある。外枠51には、左側の上下の位置に設けたヒンジ53を介して、板ガラス61が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)52および後述の内枠が開閉可能に設けてある。
前枠52の板ガラス61の奥には前記内枠に保持された遊技盤10(図2)が設けてある。
前枠52の上部の左右両側位置および外枠51の下部の左右両側位置にはそれぞれスピーカ66が設置してあり、これらにより遊技音が出力され、遊技者の趣向性を向上させる。また前枠52には遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65のほか、遊技の異常を報知するLED類が設けてある。
前枠52の下半部には上皿55と下皿63とが一体に形成してある。下皿63の右側には発射ハンドル64が設けてあり、該発射ハンドル64を時計回りに操作することにより発射装置が作動して、上皿55から供給された遊技球が遊技盤10に向けて発射される。
下皿63は上皿55から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿63に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。下皿63の左側には演出ボタン67が設けてある。
本パチンコ機50は所謂CR機であって、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属しており、パチンコ機50には下皿63の左側に貸出ボタン57、精算ボタン58および残高表示器59が設けてある。
なお、図1の39は、前枠52および前記内枠を外枠51にロックするシリンダ錠であり、該シリンダ錠39に所定の鍵を挿入し、鍵を時計回りに操作して前記内枠を開放するようになし、反時計まわりの操作により前枠52を開放する。
図2に示すように、遊技盤10には外レール11と内レール12とによって囲まれた略円形の遊技領域13が形成されている。遊技領域13には、その中央部にセンターケース14が設置され、センターケース14は演出図柄表示装置15を備え、かつ第2大入賞口21を構成している。
第2大入賞口21は、上部の左右両側に開閉可能な左右一対の開閉部材211が設置されている。第2大入賞口21は開閉部材211の開放時にのみ遊技球が入球可能な構成である。
また第2大入賞口21の下部には特定領域212が設けられており、入球した遊技球が特定領域212に入球可能である。
更に第2大入賞口21には、入球した遊技球を特定領域212へ入球させる方向又はそうでない方向に振分ける振分け部材213が設けられている。振分け部材213は上部の入口より遊技球を取込み、内部の振分け機構により遊技球を左右方向に振分け、右方向(図の太線矢印)へ振分けることで遊技球を特定領域212へその上方から球通路を介して流下させ入球させるようにしてある。一方、左方向に振分けると遊技球は入賞球としてパチンコ機台内へ取込まれる。
振分け部材213は前記内部の振分け機構が左右交互に作動しており、遊技球は取込まれたタイミングで左右ランダムに振分けられる。
センターケース14の下方には普通図柄(以下、単に普図という)抽選用の普図始動口24が設置されている。普図始動口24は遊技球が通過可能な通過ゲートで構成してある。普図始動口24は普図の当否抽選を実行する始動口であり、遊技球が通過すると普図の当否抽選用の複数種類の乱数値が抽出され、抽出された乱数に基づいて当否判定が行なわれる。
普図始動口24の直下位置には、普図の当否抽選が当選したときに開放される普通電動役物で構成され、遊技球の入球により特別図柄(以下、単に特図という)用の第2特図始動口23が設けられている。また第2特図始動口23の左横には第1の特図始動口22が設けられている。第1特図始動口22は常時遊技球が入球可能の入球口である。
第1および第2特図始動口22,23は特図の当否抽選用の始動口であり、いずれの始動口22,23へも遊技球が入球すると複数種類の乱数値が抽出され、抽出された乱数値は特図の保留記憶として記憶される。そして、保留記憶の乱数値に基づいて特図の当否抽選が行われる。
普通電動役物で構成された第2特図始動口23は、普図の当選時に、予め設定された所定時間および所定回数で開放する。例えば、通常の遊技状態であれば約2.6秒の開放作動が2回行なわれる。
前記第2特図始動口23の下方位置には、特図の当否抽選が当選となって当り遊技に移行したときに開放される特別電動役物からなる第1大入賞口20が配設されている。
センターケース14には中央に設置された演出図柄表示装置15(全体の図示は省略)はLCDパネルで、演出図柄表示装置15には特図に対応する擬似図柄などの演出を表示する。
またセンターケース14には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
遊技盤10の遊技領域13には複数の一般入賞口28、多数の遊技釘や風車等が設けられ、遊技領域13の最下部にはアウト口29が設けられている。
遊技盤10の左上部には特別図柄表示装置16と特図保留数表示装置17が、遊技盤10の右上部には普通図柄表示装置18と普図保留数表示装置19が、それぞれ設置されている。
図3は本パチンコ機50の電気的構成を示すもので、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83および発射制御装置84においては、詳細の図示は省略するが、これらの制御装置はいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えている。
主制御装置80は、裏配線中継端子板および外部接続端子板78を介して遊技施設のホールコンピュータと電気的に接続される。主制御装置80には、裏配線中継端子板や遊技盤中継端子板を介して、前枠(ガラス枠)52や内枠が開放しているか否か検出する扉枠開放SW(スイッチ)、第1、第2特図始動口22,23への入球を検出する第1、第2特図始動口SW221,231、普図始動口24への入球を検出する普図作動SW241、第1大入賞口20への入球を検出する第1カウントSW201、第2大入賞口21への入球を検出する第2カウントSW214(本発明における検出手段に該当)、一般入賞口28への入賞球を検出する左、右一般入賞口SW281,282、特定領域212への入球を検出する特定領域SW215等の検出信号が入力される。
また主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成し、払出制御装置81や、演出中継端子板を介してサブ統合制御装置83および演出図柄制御装置82にコマンドを出力する。なお、主制御装置80に対して払出制御装置81やサブ統合制御装置83および演出図柄制御装置82はサブ制御装置を構成する。
また主制御装置80は図柄表示装置中継端子板を介して特別図柄表示装置16、特図保留数表示装置17、普通図柄表示装置18および普図保留数表示装置19の表示制御を行なう。
更に主制御装置80は、第1、第2大入賞口ソレノイド203,216を制御して第1、第2大入賞口20,21を開放作動せしめる。また振分け役物ソレノイド217を制御して第2大入賞口21の振分け部材213を作動せしめ、普電役物ソレノイド233を制御して第2特図始動口23を開閉作動せしめる。
払出制御装置81は、球タンクが空状態になったことを検出する球切れSW、遊技球が払い出されたことを検出する払出SW、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯SW等の検出信号が入力される。主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータを稼働させて遊技球を払い出させる。また、CRユニットと電気的に接続され、精算表示装置59を介して球貸および精算SW57,58による貸出要求、精算要求の操作信号を受け付け、CRユニットとデータを送受し、貸出要求信号に応じて払出モータを稼働させて貸球を払い出させ、CRユニットに挿入されているプリペイドカードの残高表示を制御する。
発射制御装置84は、発射停止SW、発射ハンドルに遊技者が接触(操作)していることを検出するタッチSW等の検出信号が入力される。払出制御装置81を介して主制御装置80から送られてくるコマンド(タッチSWの信号や遊技状況を反映している)、発射ハンドルの回動信号および発射停止SWの信号に基づいて発射モータを制御して遊技球を発射および停止させる。
サブ統合制御装置83は、音量調節SWや演出ボタン67などの検出信号が入力される。主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて、スピーカを駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプの点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置82へキャラクタなどを表示する擬似演出や普通図の擬似図柄の表示態様のコマンドを送信する。
演出図柄制御装置82は、LCDパネルユニットや付属ユニットと共に演出図柄表示装置15を構成している。演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から送られてくるコマンドに応じてLCDパネルの表示を制御する。
次にパチンコ機50の作動を説明する。
まずパチンコ機50の基本的な遊技を説明する。パチンコ機50は、第1又は第2特図始動口22,23への入球に起因して特図の当否抽選を実行する。このとき特図表示装置16と演出図柄表示装置15の図柄変動を開始し、その後、特図表示装置16に特図の確定図柄を、演出図柄表示装置15に特図に対応する擬似図柄を確定表示して前記抽選結果を報知する。
抽選結果が大当り(図柄当り)となると、条件装置と役物連続作動装置がともに作動して第1大入賞口20を所定の態様で開放する大当り遊技(特別遊技)に移行する。一方、小当りでは、条件装置のみが作動し、これを起因に第2大入賞口21を所定の態様で開放せしめ(小当り遊技)、遊技球が特定領域212に入球することにより大当り(役物当り)となって、役物連続作動装置が作動し、第1大入賞口を開放する前記特別遊技に移行する。
そして特別遊技終了後には、大当りや小当りとなった特図に基づいて、普通電動役物たる第2特図始動口23の開放時間を延長するとともに特図の平均変動時間を短くする時短遊技が付与される可能性がある。
以下、主制御装置80、サブ統合装置83(厳密には、そのCPU)が実行するプログラム処理に基づいて作動の詳細を説明する。
図4を参照して主制御装置80で実行される「メインルーチン」の概要を説明する。「メインルーチン」は本処理(S100〜S111,S115)と残余処理(S112)とで構成され、2ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S100)。この判断はRAMの特定アドレスに特定の数値が書き込まれているか否かに基づいて行われ、ここで否定判断(no)なら初期設定(S115)を実行する。前述の正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
正常割り込みなら(S100:yes)、初期乱数更新処理(S101)、特図の当否判定用の乱数値である大当り判定用乱数の更新処理(S102)、大当り図柄決定用乱数の更新処理(S103)、普図の当り決定用乱数の更新処理(S104)、普図の当り図柄決定用乱数の更新処理(S105)、リーチに関するリーチ判定用乱数の更新処理(S106)、変動パターンに関する変動パターン決定用乱数の更新処理(S107)、入賞確認処理(S108)、当否判定処理(S109)、各出力処理(S110)、不正監視処理(S111)を行って、次に割り込み信号が入力されるまでの残余時間内には初期乱数更新処理(S112)をループ処理する。
次に、本発明に関わりの深い入賞確認処理(S108)、当否判定処理(S109)および各出力処理(S110)の一部のサブルーチンについて説明する。
図5に示す「始動口入賞確認処理1」は前記入賞確認処理(S108)のサブルーチンで、この始動口入賞確認処理1では、第1、第2特図始動口22,23への遊技球の入球を確認し、入球時に抽出した各種乱数値の記憶処理と図柄変動開始時の当否判定(抽選)に先立って、先読み判定を行う処理であり、特許請求の範囲に記載した本発明における先読み判定手段、先読み演出許可手段と先読み判定送信手段とを含む処理となる。
「始動口入賞確認処理1」では、先ず第1、第2特図始動口SW221,231の検出信号に基づいて、第1、第2特図始動口22,23に遊技球が入球したか確認する(S200)。入球があれば(S200:yes)、保留記憶数が既に上限数まで達していないか確認する(S201)。本実施例における記憶可能な上限数は4個である。上限数に達していなければ(S201:yes)、S202の抽出乱数保留記憶処理において、前記入球に起因して抽出した複数の乱数値(大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等)を保留記憶として記憶する。
続く先読み判定処理(S203)では、保留記憶された大当り判定用乱数の値が、特図の変動による当否判定の報知以前に遊技者に期待を持たせる演出を行うことが可能か否かを判定する処理である。具体的には、保留記憶された大当り判定用の乱数値が予め定められた大当りと判定される値と一致しているか否か、また、不一致の場合は、小当りと判定される値と一致しているか否か、大当りと小当りのどちらの値とも一致しない時はハズレと判定する。(前記先読み判定手段に該当する)。また先読み判定処理では、後述する第1先読み演出の実行および第2先読み演出の実行を許可する否かの判断も行う(前記先読み演出許可手段に該当する)。
次にS204の先読み判定コマンド送信処理では、S203による先読み判定の結果を先読み判定コマンドとしてサブ統合装置83に送信する(前記先読み判定送信手段に該当する)。尚、先読み判定コマンドには前記第2先読み演出を実行するか否かの許可も含まれる。
続いて、特図保留数表示装置17の点灯数を1増加させると共にサブ統合装置83に現在の保留記憶数を送信する保留記憶数指示コマンド送信処理を行う(S205)。尚、このS205で送信する現在の保留記憶数指示コマンドとS204で送信する先読み判定コマンドを合わせて、1度に先読み判定結果の情報と現在の保留記憶数の情報を送信する構成にしてもよい。S205の処理後、又はS200、S201が否定判定(S200:no、S201:no)であればリターンする。
次に図6,7,8を用いて特図当否判定処理1を説明する。この処理は、当否の判定とともに、演出図柄表示装置15で実行する当否判定結果の報知内容(確定図柄)と該報知内容を導出するまでの図柄の変動パターンを決定する。
図6に示すように、先ず条件装置が未作動か確認する(S300)。この判定は大当りフラグに基づいて行われる。大当りフラグとは、特図の抽選で当選した場合(抽出した大当り判定用乱数の値が予め定められた所定の値と一致していた場合)に立つフラグである。条件装置が未作動であれば(S300:yes)、特図の変動が停止中であるか(S301)、確定図柄が未表示中であるか(S302)の確認が行われる。
特図変動停止中で、確定図柄未表示中ならば(S301:yes、S302:yes)、保留記憶があるか確認し(S303)、保留記憶があれば(S303:yes)、最も古い保留記憶の抽選を行うためにレジスタへ読み出し、保留記憶が残っている場合は記憶領域のシフト処理を行う(S304)。この処理によって保留記憶がある場合はその時点で最も古い保留記憶は、最も古い保留記憶用の記憶領域に格納されることになる。
S304の処理に続いては、前記読み出した保留記憶の大当り判定用乱数の値が予め設定された判定用テーブルに基づいて大当りとなる値か否かの判定を行う(S305)。
大当りであれば(S305:yes)、前記読み出した保留記憶の大当り図柄決定用乱数の値に基づいて大当り図柄を決定し(S306)、前記保留記憶の変動パターン決定用乱数の値および現在の遊技状態(時短状態、通常状態)によって変動パターン(変動時間)を決定する(S307)。次に、前記大当り図柄決定用乱数の値に基づいて大当り遊技(特別遊技)の内容(ラウンド数や第1大入賞口20の開放回数、開放時間、オープニング演出時間、エンディング演出時間等)および特別遊技終了後の遊技状態(時短遊技、通常遊技)の設定を行なう(S308)。
大当りでなければ(S305:no)、前記大当り判定用乱数の値が小当り判定用の当り値と一致していたか否かを判定する(S309)。小当りであれば(S309:yes)、小当り図柄を決定し(S310)、前記変動パターン決定用乱数の値および現在の遊技状態によって変動パターンを決定する(S311)。次に、S312の処理において、特別遊技(役物当り)に発展せずに小当りで終了したときの小当り遊技終了後の遊技状態の設定、特別遊技(役物当り)に発展したときの特別遊技の内容(ラウンド数や第1大入賞口20の開放回数、開放時間、オープニング演出時間、エンディング演出時間等)および特別遊技終了後の遊技状態(時短遊技、通常遊技)の設定を行なう(S312)。
大当りでも小当りでもなければ(S305、S309:no)、当否判定はハズレとなって、ハズレ図柄を決定し(S313)、前記保留記憶のリーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数の値および現在の遊技状態(時短状態、通常状態)によって変動パターン(変動時間)を決定し(S314)、更に図柄変動終了後の遊技状態の設定(時短遊技、通常遊技)の設定を行なう(S315)。
S308、S312、S315の処理に続いて、前記当否判定結果を示すデータ(大当り遊技の種類、小当りの有り無し、ハズレの種類、リーチの有り無し、変動時間など)を含んだ変動開始コマンドをサブ統合装置83に出力するとともに、特別図柄表示装置16において特図を変動表示させる処理を行う(S316)。S316の処理後、又はS300、S303が否定判定ならば(S300:no、S303:no)、「特別遊技処理」に移行する。
サブ統合装置83側は前記変動開始コマンドにより、大当り図柄(大当り遊技の種類)、ハズレ図柄、リーチの有無、変動時間を把握することができる。
変動開始コマンドを受信したサブ統合装置83は、特図の確定図柄(当り図柄、ハズレ図柄)、変動時間に応じて擬似(演出)図柄の種類、変動演出の種類を決定し、該決定結果を演出図柄制御装置82に送信し、演出図柄制御装置82はサブ統合装置83の決定に従って演出図柄表示装置15にて擬似(演出)図柄の変動表示を行う。
尚、前記擬似(演出)図柄の種類および変動演出の種類の決定は、サブ統合装置83により決定される構成に限るものではなく、同じサブ制御装置である演出図柄制御装置82にて決定する構成でもよい。
図6の「特図当否判定処理1」の処理に戻り、S301の処理で特図が変動中であった場合には(S301:no)、図7に示すように、S320の処理において特図の図柄変動時間(前記S307又はS311又はS314の変動パターンに基づく)を経過したか否かを判定する。時間が経過していれば(S320:yes)、図柄停止コマンドをサブ統合装置53に出力する図柄停止コマンド送信処理を行い、特別図柄表示装置16を制御して前記S306又はS310又はS313にて決定した確定図柄を確定表示させる(S321)。
図柄停止コマンドを受信したサブ統合装置83は演出図柄制御装置82に予め決めておいた擬似(演出)図柄を確定表示させる指示信号を出力し、演出図柄制御装置82は、その信号により演出図柄表示装置15を制御して擬似(演出)図柄を確定表示させる。これにより、特別図柄と擬似(演出)図柄の変動の開始と終了が同じタイミングになる(同期する)。
S321の処理後は、確定表示させた特図が大当りを示すものであるか否かを確認する(S322)。大当り図柄が確認できれば(S322:yes)、確定図柄表示設定処理(確定図柄で表示させておく時間の設定)を行い(S323)、条件装置の作動開始処理を行い(S324)、かつ役物連続作動装置の作動開始処理を行う(S325)。次に時短フラグが1か否か(現在が時短遊技状態であるか否か)を確認し(S326)、時短フラグが1であれば(S326:yes)、時短フラグに0をセットし(S327)、「特別遊技処理」へ移行する。S326で時短フラグが1でなければ(S326:no)、そのまま「特別遊技処理」へ移行する。
尚、本本パチンコ機50では時短フラグが立つことで開放延長機能も作動し、時短フラグが落ちると開放延長機能も終了する構成となっている。従って、S327の処理で開放延長機能も終了する。また、大当り中は特図の変動表示を実行しないため、S327の処理を実行して時短フラグを落す構成になっている。
S322で大当り図柄でなければ(S322:no)、特図が小当りを示すものであるか否かを確認する(S328)。小当り図柄が確認できれば(S328:yes)、確定図柄表示設定処理(S329)、条件装置の作動開始処理(S330)を行う。次に時短フラグを確認し(S331)、時短フラグが1であれば(S331:yes)、時短フラグに0をセットし(S332)、かつ時短カウンタのカウンタ値を記憶して(S333)、「特別遊技処理」へ移行する。時短フラグが1でなければ(S331:no)、そのまま「特別遊技処理」へ移行する。
大当り図柄でも小当り図柄でもなければ(S305、S309:no)、確定図柄表示設定処理を行い(S334)、時短フラグが1か確認する(S335)。時短フラグが1であれば(S331:yes)、記憶されている時短回数を減算し(S336)、残りの時短回数(カウンタ値)が0か否か確認する(S337)。時短回数が0ならば(S337:yes)、時短フラグに0をセットし(S338)、「特別遊技処理」へ移行する。S335で時短フラグが1でない場合(S335:no)、又はS337で時短回数が0でない場合(S337:no)にはそのまま「特別遊技処理」へ移行する。
図6のS302の処理で確定図柄が表示中であった場合には(S302:no)、図8に示すS340の処理において、設定された確定図柄表示時間(図7のS323、S329、S334で設定)が終了したか否かを確認する。確定図柄表示時間が終了していれば(S340:yes)、特別図柄表示装置16を制御して特図の確定表示を終了させ、サブ統合装置83にコマンドを送信して疑似(演出)図柄の確定表示を終了させる(S342)。
次に図9ないし図13を用いて「特別遊技処理1」を説明する。図9に示すように、この処理を開始すると、条件装置が作動しているか確認する(S400)。条件装置が作動していなければ(S400:no)、リターンする。作動中であれば(S400:yes)、役物連続作動装置が作動しているか確認する(S401)。役物連続作動装置が作動していなければ(S401:no)、小当り開始演出中であるか確認する(S402)。小当り開始演出中でなければ(S402:no)、第2大入賞口21が開放中か確認する(S403)。開放中でなければ(S403:no)、特定領域212が有効か確認する(S404)。有効でなければ(S404:no)、小当り終了演出中であるか確認する(S405)。演出中であれば(S405:yes)、小当り終了演出終了時間が経過したか確認する(S406)。終了時間が経過していれば(S406:yes)、条件装置の作動を終了し(S407)、続いて前記「特図当否判定処理1」(図6)のS312の処理で設定された小当りの設定内容を参照し(S408)、時短遊技を設定するか否かを確認する(S409)。時短設定であれば(S409:yes)、時短フラグに1をセットし(S410)、時短カウンタのカウンタ値をセットし(S411)、リターンする。
またS406の処理で小当り終了演出の終了時間が経過していない場合(S406:no)、S409の処理で時短遊技が設定されない場合(S409:no)はリターンする。
S405の処理で小当り終了演出中でなければ(S405:no)、小当り開始演出の設定処理を行ない(S415)、この処理でサブ統合装置83へ小当り開始コマンドを送信し、リターンする。コマンドを受信したサブ統合装置83側では演出図柄制御装置82の制御により演出図柄表示装置15に演出が表示される。
S402の処理で小当り開始演出中であれば(S402:yes)、小当り終了演出終了時間が経過したか確認する(S412)。終了時間が経過していれば(S412:yes)、第2大入賞口21の開放処理を行い(S413)、第2大入賞口の特定領域212を有効にする(S414)。第2大入賞口21開放処理では第2大入賞口ソレノイド216を駆動して第2大入賞口21の開閉部材211を予め設定された所定の態様で開放する。例えば開放時間が2.8秒の開放を1回行う。S414の処理後又はS412で小当り開始演出の終了時間でなければ(S412:no)、リターンする。
S403の処理で第2大入賞口21が開放中であれば(S403:yes)、第2大入賞口21への入賞数が10個に満たないか確認し(S416)、満たなければ(S416:no)、第2大入賞口21の開放時間終了時間が経過したか確認する(S417)。S416の処理で入賞数が満たされている時(S416:yes)、又はS417の処理で開放時間終了時間が経過していれば(S417:yes)、第2大入賞口21の閉鎖を閉鎖して(S418)、リターンする。
S417の処理で第2大入賞口21の開放時間終了時間が経過していなければ(S417:no)、特定領域が有効か確認し(S419)、有効でなければ(S419:no)、小当り終了演出の設定処理を行ない(S420)、この処理でサブ統合装置83へ小当り終了コマンドを送信し、リターンする。コマンドを受信したサブ統合装置83側では演出図柄制御装置82の制御により演出図柄表示装置15に演出が表示される。
S404およびS419の処理で第2大入賞口21の特定領域212が有効であれば(S404,S419:yes)、図10に示すS430の処理で特定領域12への入賞(入球)があるか確認する。入賞があれば(S430:yes)、役物連続作動装置の作動開始処理を行う(S431)。この処理により役物大当り(特別遊技)に移行する。次に第2大入賞口21が開放中か確認し(S432)、開放中であれば(S432:yes)、第2大入賞口21の閉鎖する(S433)。この処理の後又はS432で第2大入賞口21が開放中でなければ(S432:no)、特定領域212を無効とし(S434)、役物大当り開始演出の設定処理を行ない(S435)、この処理でサブ統合装置83へ役物大当り開始コマンドを送信し、リターンする。コマンドを受信したサブ統合装置83側では演出図柄制御装置82の制御により演出図柄表示装置15に演出が表示される。
図9のS401の処理で役物連続作動装置が作動中でなければ(S401:no)、図11に示すように、第1大入賞口20が開放中か確認する(S440)。開放中でなければ(S440:no)、インターバル中か確認する(S441)。インターバル中でなければ(S441:no)、大当り終了演出中か確認する(S442)。終了演出中でなければ(S442:no)、大当り開始演出中か確認する(S443)。開始演出中であれば(S443:yes)、大当り開始演出時間が経過したか確認し(S444)、開始演出時間が経過していれば(S444:yes)、第1大入賞口20の開放処理を行い(S445)、この処理では第1大入賞口ソレノイド203を駆動して第1大入賞口20を予め開放時間などが設定された所定の態様で開放する。例えば開放時間は28秒に設定してある。その後、リターンする。
S441の処理でインターバル中であれば(S441:yes)、インターバル終了時間が経過したか確認し(S446)、終了時間が経過していれば(S446:yes)、第1大入賞口21の開放処理を行う(S447)。
S443の処理で大当り開始演出中でなければ(S443:no)、大当り開始演出の設定処理を行ない(S448)、この処理でサブ統合装置83へ大当り開始コマンドを送信し、リターンする。コマンドを受信したサブ統合装置83側では演出図柄制御装置82の制御により演出図柄表示装置15に演出が表示される。
S440の処理で第1大入賞口20が開放中であれば(S440:yes)、図12に示すように、第1大入賞口20への入賞が規定数である10個を満たしたか確認し(S450)、入賞が10個に満たなければ(S450:no)、第1大入賞口20の開放時間が終了したか確認する(S451)。開放時間終了でなければ(S451:no)、リターンする。開放時間が終了であれば(S451:yes)、第1大入賞口20の閉鎖処理を行い(S452)、大当り遊技の最終ラウンドが終了したか確認する(S453)。最終ラウンドが終了していなければ(S453:no)、大当りインターバルの設定処理を行ない(S454)、この処理でサブ統合装置83へ大当りのインターバルコマンドを送信し、リターンする。
最終ラウンドが終了であれば(S453:yes)、大当り終了演出の設定処理を行ない(S455)、サブ統合装置83へ大当り終了コマンドを送信し、リターンする。コマンドを受信したサブ統合装置83側では演出図柄制御装置82の制御により演出図柄表示装置15に演出が表示される。
図11のS442の処理で大当り終了演出中であれば(S442:yes)、図13に示すように、大当り終了演出時間が経過したか確認する(S460)。経過していなければ(S460:no)、リターンする。経過していれば(S460:yes)、条件装置の停止処理(S461)、役物連続作動装置の停止処理(S462)を行う。次に前記「特図当否判定処理1」(図6)のS308又はS312の処理で設定された大当り又は小当りの設定内容を参照し(S463)、時短遊技を設定するか否かを確認する(S464)。時短設定であれば(S464:yes)、時短フラグに1をセットし(S465)、時短カウンタのカウンタ値をセットし(S466)、リターンする。
次にサブ統合装置83が実行する処理について説明する。図14に示す「第1先読み判定処理1」は記憶された保留記憶の中に大当りの可能性のあることを示唆する第1先読み演出を行なうものである。この処理では演出図柄表示装置15において、保留記憶の存在を示す保留表示図柄を用いて第1先読み演出を実行する。
先ず、前記「始動口入賞確認処理1」により主制御装置80から送信された先読み判定コマンドおよび保留記憶数指示コマンドを受信したか確認する(S500)。受信がなければ(S500:no)リターンし、受信があれば(S500:yes)、前記先読み判定コマンドの先読み判定内容を記憶する(S501、本発明の先読み判定記憶手段に該当する)。続いて保留記憶数を記憶する(S502)。
続くS503の処理では第1先読み演出開始が可能であるか確認する。この演出開始が可能となる条件は次の条件とすることが望ましい。例えば保留記憶が3個以上ある場合に可能とする。また先読み判定コマンドに主制御装置80からの前記許可が含まれる場合に可能とする。更にまた他のコマンドにより既に先読み演出が開始されていない場合に可能とする。尚、これら以外の条件としてもよい。
S503の処理で演出が可能でなければ(S503:no)リターンし、演出が可能であれば(S503:yes)、先読み判定内容が大当りであるか確認する(S504)。大当りであれば(S504:yes)、2分の1の確率で、第1先読み演出を行なわずに前記保留表示図柄の更新表示を行う場合(S506)と、保留表示図柄に先読み図柄を表示して第1先読み演出を行う場合(S507)とに振分ける。S507の第1先読み図柄表示処理は本発明の第1先読み演出実行手段に該当する。
S504の処理で大当りでなければ(S504:no)、10分の1の確率で第1先読み演出を行なうように振分け(S508)、第1先読み演出を実行する場合はS507の処理に移行する。第1先読み演出を行なわなければ、単に保留表示図柄を更新表示する(S509)。
第1先読み演出を実行した場合にはS507の処理後に、S511において記憶した先読み判定内容を消去する。
一方、第1先読み演出を実行しない場合にはS506、S509の処理後に、先読み判定内容が小当りであるか確認する(S510)。小当りであれば(S510:yes)リターンし、小当りでなければ(S510:no)、S511の処理で先読み判定内容を消去して、リターンする。
S507の処理で実行する第1先読み演出の表示態様を図18(a)に示す。演出図柄表示装置15の表示画面には特図に対応する3桁の擬似(演出)図柄151やキャラクタである熊の達吉152などが表示される。尚、図において複数の縦線で示した擬似図柄151は変動中を表す。
前記表示画面の下端部左寄りの位置には、保留記憶の存在を示す保留表示図柄153が表示される。保留表示図柄において、白丸図柄153は保留記憶があることを示し、黒丸図柄154は保留記憶なしを示し、図例では3個の保留記憶があることを示す。そして星図柄155を先読み図柄として、3個目の保留記憶に大当りの可能性があることを表している。
次に、図15,図16,図17を用いてサブ統合装置83が実行する他の第1先読み判定処理として「第1先読み判定処理2」、「カウントダウン予告処理」について説明する。これらの処理では演出図柄表示装置15に表示されるカウントダウン表示により、何回目の図柄変動で大当りとなる可能性(即ち何個目の保留記憶が大当りとなる可能性)があることを示す第1先読み演出を実行する。
本「第1先読み判定処理2」では、S520からS524までの処理内容は前記「第1先読み判定処理1」のS500からS504までの処理内容と同一で、これらの処理の説明を省く。
S524の処理で大当りであれば(S524:yes)、S525の処理において2分の1の確率で、第1先読み演出を行う判定と演出を行ない判定とに振分ける。
一方、S524で大当りでなければ(S402:no)、S526の処理において10分の1の確率で、第1先読み演出を行う判定とするように振分ける。
前記S525又はS526で第1先読み演出を行う判定の場合、S527の処理においてカウントダウンフラグに1をセットする。尚、S524、S525、S526の処理は第1先読み演出実行手段に該当する。
一方、前記S525又はS526で第1先読み演出を行わない判定の場合には、S528の処理において先読み判定内容が小当りであるか確認する。
第1先読み演出を実行する場合にはS527の処理後に、S521において記憶した先読み判定内容を消去する(S529)。
一方、第1先読み演出を実行しない場合は、S528の判定が小当りであれば(S528:yes)リターンし、小当りでなければ(S528:no)、S529の処理で先読み判定内容を消去して、リターンする。
図16に示す「カウントダウン予告処理」では、先ず主制御装置80から変動パターンコマンドを受信したか確認し(S600)、受信を確認できれば(S600:yes)、カウントダウンフラグが1であるか確認する(S601)。
前記コマンドの受信がなく(S600:no)、又は前記フラグが1でなければ(S601:no)リターンする。
カウントダウンフラグが1であれば(S601:yes)、保留位置フラグが1であるか確認する(S602)。この処理で保留位置フラグが1でなければ(S602:no)、先読み判定内容により大当りとなる可能性がある保留記憶の位置(保留位置)が4であるか確認する(S603)。保留位置が4であれば(S603:yes)、保留位置フラグを1とし(S604)、カウントに3をセットし(S605)、続くS606の処理において、演出図柄表示装置15にカウントダウン数値4を表示せしめて第1先読み演出を実行する。
図18(b)にカウントダウンでの第1先読み演出の表示態様の一例を示す。演出表示装置15の表示画面のほぼ中央にカウントダウンの数値156を表示せしめる。図において、151は擬似(演出)図柄、152はキャラクタである熊の達吉、153は保留表示図柄を示す。
図16に戻って、S603の処理で保留位置が4でなければ(S603:no)、保留位置が3か確認する(S607)。保留位置が3であれば(S607:yes)、保留位置フラグを1とし(S608)、カウントに2をセットし(S609)、続くS610の処理において、演出図柄表示装置15にカウントダウン数値3を表示せしめる。
またS607の処理で保留位置が3でなければ(S607:no)、保留位置が2か確認する(S611)。保留位置が2であれば(S611:yes)、保留位置フラグを1とし(S612)、カウントに1をセットし(S613)、続くS614の処理において、演出図柄表示装置15にカウントダウン数値2を表示せしめる。
S611の処理で保留位置が2でなければ(S611:no)、保留位置フラグとカウントダウンフラグとに0をセットし(S615、S616)、そのままリターンする。
図16の処理によりカウントダウン予告が開始されると、S604、S608、S612の処理で保留位置フラグが1となるので、新たに変動パターンコマンドを受信して図柄変動が実行されると、S602の処理で保留位置フラグが1であると確認されるので(S607:yes)、図17に示すように、カウントが3か確認する(S620)。カウントが3であれば(S620:yes)、カウントに2をセットし(S621)、続くS622の処理において、演出図柄表示装置15にカウントダウン数値3を表示せしめる。
S620の処理でカウントが3でなければ(S620:no)、カウントが2か確認し(S623)。2であれば(S623:yes)、カウントに1をセットし(S624)、続くS625の処理において、演出図柄表示装置15にカウントダウン数値2を表示せしめる。
S623の処理でカウントが2でなければ(S623:no)、カウントに0をセットし(S626)、保留位置フラグおよびカウントダウンフラグを0にし(S627、S628)、続くS629の処理において、演出図柄表示装置15にカウントダウン数値1を表示せしめる。この処理によりカウントダウンの表示は図柄変動ごとに数値が減ることとなる。
尚、第1先読み演出に関して、図14の「第1先読み判定処理1」により保留表示図柄を用いた演出と、図15の「第1先読み判定処理2」によりカウントダウン表示を用いた演出とをいずれも実行可能とする構成が望ましい。この場合には両演出を同時に実行してもカウントダウンの効果が発揮できないため、両演出を同時に実行させない。前記「処理1」、「処理2」のいずれにおいても、一方の処理により第1先読み演出が実行されていれば、S503,S523の処理で演出開始が不可能と判断される。
次に図19を用いてサブ統合装置83が実行する「第2先読み判定処理1」処理について説明する。「第2先読み判定処理1」は、小当りのときに特定領域に遊技球が入球して特別遊技(役物大当り)に発展した場合の大当りラウンド数、開放回数、開放時間といった遊技内容や特別遊技後に時短遊技が付与される可能性があるかといった情報を示唆する際に先読み演出を行なうものである。この処理では演出図柄表示装置15に第2先読み演出を表示する。「第2先読み判定処理1」は本発明の第2先読み演出実行手段に該当する。
「第2先読み判定処理1」では、先ず主制御装置80から小当り開始コマンドを受信したか確認する(S700)。開始コマンドを受信していなければ(S700:no)リターンする。開始コマンドを受信していれば(S700:yes)、「第1先読み判定処理1」又は「第1先読み判定処理2」で記憶された先読み判定内容記憶があるか確認する(S701)。記憶がなければ(S701:no)リターンする。この場合、先読み判定内容記憶は「第1先読み判定処理1」又は「第1先読み判定処理2」において、第1先読み演出が実行されると消去されるため、第2の先読み演出は第1先読み演出の実行時には実行されない。
一方、先読み判定内容記憶があれば(S701:yes)、前記「特図当否判定処理1」(図6、S312)で設定された小当り設定を参照する(S702)。続くS703の処理において前記小当り設定では大当りのラウンド数が15ラウンド付与されるか確認する。15ラウンドであれば(S703:yes)、大当り遊技後に時短遊技が付与されるか確認する(S704)。
S704の処理で時短であれば(S704:yes)、演出図柄制御装置82を介して演出図柄表示装置15にて第2先読み演出A表示を実行する(S705)。一方、時短でなければ(S704:no)、第2先読み演出B表示を実行する(S706)。
S703の処理で15ラウンド付与される設定でなければ(S703:no)、大当りのラウンド数が7ラウンド付与されるか確認する(S707)。7ラウンドでなければ(S707:no)、第2先読み演出を実行せずにリターンする。尚、役物大当りでは15ラウンド,7ラウンド,2ラウンドの設定があり、本処理では15ラウンドと7ラウンドの設定時に第2先読み演出を実行する構成である。
S707の処理で7ラウンド付与される設定であれば(S707:yes)、大当り遊技後に時短遊技が付与されるか確認し(S708)、時短であれば(S708:yes)、第2先読み演出C表示を実行する(S709)。時短でなければ(S708:no)、第2先読み演出D表示を実行する(S710)。
図20(a)〜(d)は第2先読み演出A,B,C,D表示の表示態様を示す。第2先読み演出は演出図柄表示装置15の画面中央に表示されたキャラクタ(熊の達吉)152の顔の表情により示す。顔の表情は第2先読み演出A,B,C,D表示に対応して、ラウンド数が多い上に時短遊技が付与される期待度の高い笑顔からラウンド数が少なく時短遊技の期待が持てない困り顔の4種類としてある。期待度は高い順から第2先読み演出A表示,C表示,B表示,D表示である。尚、図において、151は擬似(演出)図柄、153は保留表示図柄を示す。
また第2先読み演出の他の表示態様として、図21に示すように、キャラクタ152の顔の表情と、ラウンド数および時短遊技の情報表示157を実行してもよい。
なお、第2先読み演出では前記ラウンド数、時短遊技の付与の他に、大入賞口の開放時間、開放回数、時短遊技の付与回数といった情報を表示してもよい。
本実施形態によれば、先読み演出として、保留記憶に大当りの可能性を示す第1先読み演出の実行と、小当り時に特別遊技に移行した時の遊技内容や特別遊技後の遊技状態の可能性を示す第2先読み演出とを実行可能としたので、先読み演出が多彩となる。
特に、第1先読み演出では保留記憶の存在を示す保留表示図柄を用いた演出とカウントダウン表示での演出とを実行可能となし、第2先読み演出ではキャラクタを用いた演出と情報表示を実行可能としたので、より演出内容を多様化できる。
また多様な第1および第2先読み演出により、遊技者の遊技に対する期待感を高め、興趣の豊かな遊技を実現できる。特に本実施形態では、第1先読み演出が実行されないときに第2先読み演出を行なうようにしたので、第1先読み演出がなくても小当りとなれば第2先読み演出を実行するので、小当りから特別遊技への移行に関する遊技者の期待感を向上させることができる。
また先読み判定の結果を第1先読み演出の実行と第2先読み演出の実行の両方に用いるので、従来のように先読み判定が無駄にならず、先読み判定を充分に活用することができる。
また本実施形態では、主制御装置80により先読み判定とその判定結果をサブ制御装置側のサブ統合装置83へ送信するようになし、サブ制御装置側において先読み判定結果の記憶と第1先読み演出および第2先読み演出の制御を行なうようにしたので、主制御装置80とサブ制御装置側とで制御を分担でき、遊技全般の制御により制御負担の大きい主制御装置80の負担を軽減できる。
更に本実施形態では、第2大入賞口21に振分け部材213を設け、入球した遊技球を特定領域212側又はそうでない側へ振分けるので、小当り発生時に特別遊技に移行するか否かといったスリル感を遊技者に与え、遊技の面白みが増す。
また振分け部材213を設けることで、小当り時に第2大入賞口21への入球から特定領域への入球までの時間を稼ぐことができる。従って、第2先読み演出を実行するタイミングを、小当りの発生時、又は小当りによる第2大入賞口21の開放時、又は小当りによる第2大入賞口21への入球時(第2カウントSW214検出時)の3通りに設定することができる。これによれば遊技者の予期しないタイミングで第2先読み演出が実行され、遊技者を飽きさせない。
尚、第2先読み演出を、第2大入賞口21の開放時、又は第2大入賞口21への入球時に実行させるには、「第2先読み判定処理1」において、前記開放を確認する処理、前記入球を確認する処理を追加すればよい。
本実施形態では、小当り遊技から発展する特別遊技(役物大当り)時に第1大入賞口20により特別遊技を実行する構成であるが、これに限らず、第2大入賞口21で特別遊技を実行するようにしてもよい。この場合、特別遊技では特定領域を無効にすることが考えられるが、有効としておき、各ラウンドにて特定領域に入賞させることにより役物連続作動装置が作動して、大当り遊技が継続していく遊技構成も考えられる。
次に本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態の基本構成は、前記第1の実施形態のそれとほぼ同じで、相違点を中心に説明する。図において同一部材は同一の符号で表し、これらの説明を省く。
図22は本実施形態の遊技盤10Aを示す正面図で、遊技領域13のほぼ中央には演出図柄表示装置15を備えた大型のセンターケース14Aが設けられ、該センターケース14Aにより第2大入賞口21Aが構成されている。
第2大入賞口21Aは、センターケース14Aの右側縁に開閉可能な開閉部材211aを備え、小当り時に開閉部材211aを開放せしめる。開閉部材211bの開放時には入球した遊技球がセンターケース14A内の下部中央に至るように構成されている。センターケース14A内の下部中央には回転盤からなる振分け部材213aが設置されており、前記遊技球は振分け部材213aにより振分けられ、特定領域212a又は図略の入球口へ入球する。
センターケース14Aの下方中央位置には第1特図始動口22が設けられている。センターケース14Aの右横位置には普図始動口24が設けられ、普図始動口24の下方位置には第2特図始動口23が設けられている。そして遊技領域13の右下部には第1および第2特図始動口22,23の間に第1大入賞口20が設けられている。
次に本実施形態のパチンコ機の作動について説明する。本パチンコ機は、第1特図始動口22への入球に起因して大当りが抽選される。抽選結果は演出図柄表示装置15の擬似(演出)図柄等にて報知される。抽選結果が大当りの場合は条件装置と役物連続作動装置がともに作動して第1大入賞口20を開放(例えば28秒開放を15回)する大当り遊技(特別遊技)が実行される。所定の大当り図柄で当った場合は大当り遊技終了後に時短遊技が付与される。
時短遊技状態になった場合、右側の普図始動口24を狙うことなり、普図始動口24へ入球すると普図抽選がなされる。普図当りの場合は普通電動役物からなる第2特図始動口23が開放する。この場合、前記時短遊技の開放延長機能により第2特図始動口23の開放時間が延長されるので入球の可能性が高い。第2特図始動口23へ入球すると、特図の大当り(直撃当たり)、小当り、ハズレが抽選される。
抽選結果が大当り(直撃当たり)の場合は前記と同様の大当り遊技(特別遊技)となる。小当りの場合は条件装置のみが作動し、第2大入賞口21Aの開閉部材211aが開放する(例えば0.8秒開放を1回)。小当りで遊技球が特定領域212aに入球することにより大当り(役物当り)となって、役物連続作動装置が作動し、第1大入賞口20を開放する前記特別遊技に移行する。
次に本実施形態のパチンコ機の主制御装置80により実行される始動口への入賞確認処理を説明する。本パチンコ機では、第1特図始動口22の保留記憶と、第2特図始動口23の保留記憶とがそれぞれ個別に記憶される。また第1特図始動口22の第1保留記憶では大当り抽選のみが行われ、第2特図始動口23の第2保留記憶では大当りおよび小当りの抽選が行われる。
図23に示すように、「始動口入賞確認処理2」では、先ず第1特図始動口22に遊技球が入球したか確認する(S210)。入球があれば(S210:yes)、第1保留記憶数が既に上限数まで達していないか確認する(S211)。上限数は4個である。上限数に達していなければ(S211:yes)、S212の抽出乱数保留記憶処理において、前記入球に起因して抽出した複数の乱数値(大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等)を第1保留記憶として記憶する。
続く先読み判定処理(S213)では、保留記憶された大当り判定用の乱数値が予め定められた大当りと判定される値と一致しているか否か、また、不一致の場合はハズレと判定する。また先読み判定処理では、第1先読み演出の実行を許可するか否かの判断も行う。
次にS214の先読み判定コマンド送信処理では、S213による先読み判定の結果を先読み判定コマンドとしてサブ統合装置83へ送信する。
続いて、第1特図保留数表示装置の点灯数を1増加させると共にサブ統合装置83に現在の第1保留記憶数を送信する第1保留記憶数指示コマンド送信処理を行う(S215)。尚、このS215で送信する現在の保留記憶数のコマンドとS204で送信する先読み判定コマンドを合わせて、1度に先読み判定結果の情報と現在の保留記憶数の情報を送信する構成にしてもよい。S215の処理後、又はS210、S211が否定判定(S210:no、S211:no)であればS216へ移行する。
続くS216〜S221の処理は、前記第1特図始動口22の第1保留記憶およびその先読み判定に関するS210〜S215の処理と同じで、第2保留記憶を記憶し、これに対する先読み判定を行ない、先読み判定コマンドをサブ統合装置83へ送信する。尚、S219の先読み判定処理では、第2保留記憶の大当り判定用の乱数値が大当りか、小当りか、ハズレか判断する。
図24に示す「特図当否判定処理2」では、条件装置が未作動か確認する(S350)。この判定は大当りフラグに基づいて行われる。大当りフラグとは、特図の抽選で当選した場合(取得した大当り判定用乱数の値が予め定められた所定の値と一致していた場合)に立つフラグである。条件装置が未作動であれば(S350:yes)、特図の変動が停止中であるか(S351)、確定図柄が未表示中であるか(S352)の確認が行われる。
特図の変動が停止中で、確定図柄が未表示中ならば(S351:yes、S352:yes)、第1保留記憶があるか確認し(S353)、第1保留記憶があれば(S353:yes)、最も古い保留記憶の抽選を行うために読み出し、保留記憶が残っている場合は記憶領域のシフト処理を行う(S355)。この処理によって保留記憶がある場合はその時点で最も古い保留記憶は、最も古い保留記憶用の記憶領域に格納されることになる。
S353の処理で第1保留記憶がなければ(S353:no)、第2保留記憶があるか確認し(S354)、第2保留記憶があれば(S354:yes)、記憶領域のシフト処理を行う(S355)。
続いて、前記読み出した第1又は第2保留記憶の大当り判定用乱数の値が予め設定された判定用テーブルに基づいて大当りとなる値か否かの判定を行う(S356)。
大当りであれば(S356:yes)、前記読み出した第1又は第2保留記憶の大当り図柄決定用乱数の値に基づいて大当り図柄を決定し(S357)、前記第1又は第2保留記憶の変動パターン決定用乱数の値および現在の遊技状態(時短状態、通常状態)によって変動パターン(変動時間)を決定する(S358)。次に、前記大当り図柄決定用乱数の値に基づいて大当り遊技(特別遊技)の内容(ラウンド数や第1大入賞口20の開放回数、開放時間、オープニング演出時間、エンディング演出時間等)および特別遊技終了後の遊技状態(時短遊技、通常遊技)の設定を行なう(S359)。
S356の処理において判定の対象が第1保留記憶であり、かつ大当りでなければ(S356:no)、S360の処理で小当りの判定を行うのであるが、第1保留記憶では小当りがないので、自動的に否定判定(S360:no)となる。第2保留記憶の場合は、その大当り判定用乱数の値が小当り判定用の当り値と一致していたか否かを判定し、小当りであれば(S360:yes)、小当り図柄を決定し(S361)、前記変動パターン決定用乱数の値および現在の遊技状態によって変動パターンを決定する(S362)。次に、S363の処理において、特別遊技(役物当り)に発展せずに小当りで終了したときの小当り遊技終了後の遊技状態の設定、特別遊技(役物当り)に発展したときの特別遊技の内容(ラウンド数や第1大入賞口20の開放回数、開放時間、オープニング演出時間、エンディング演出時間等)および特別遊技終了後の遊技状態(時短遊技、通常遊技)の設定を行なう(S363)。
大当りでも小当りでもなければ(S356、S360:no)、当否判定はハズレとなって、ハズレ図柄を決定し(S364)、前記保留記憶のリーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数の値および現在の遊技状態(時短状態、通常状態)によって変動パターン(変動時間)を決定し(S365)、更に図柄変動終了後の遊技状態の設定(時短遊技、通常遊技)の設定を行なう(S366)。
S359、S363、S366の処理に続いて、前記判定結果を示すデータ(大当り遊技の種類、小当りの有り無し、ハズレの種類、リーチの有り無し、変動時間など)を含んだ変動開始コマンドをサブ統合装置83に出力するとともに、特別図柄表示装置16において特図を変動表示させる処理を行う(S367)。S316の処理後、又はS350、S354が否定判定ならば「特別遊技処理」に移行する。
サブ統合装置83側は前記変動開始コマンドにより、大当り図柄(大当り遊技の種類)、ハズレ図柄、リーチの有無、変動時間を把握することができる。
変動開始コマンドを受信したサブ統合装置83は、特図の確定図柄(当り図柄、ハズレ図柄)、変動時間に応じて擬似(演出)図柄の種類、変動演出の種類を決定し、該決定結果を演出図柄制御装置82に送信し、演出図柄制御装置82はサブ統合装置83の決定に従って演出図柄表示装置15にて擬似(演出)図柄の変動表示を行う。
尚、前記擬似(演出)図柄の種類および変動演出の種類の決定は、サブ統合装置53により決定される構成に限るものではなく、同じサブ制御装置である演出図柄制御装置82にて決定する構成でもよい。
前記S351の処理で特図が変動中であった場合には(S351:no)、前記第1の実施形態と同様に図7に示す処理を実行する。更に、S352の処理で確定図柄が表示中であった場合には(S352:no)、図8に示す処理を実行する。
更に、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、「特別遊技処理1」(図9ないし図13参照)、「第1先読み判定処理1」(図14)、「第1先読み判定処理2」(図15)、「カウントダウン予告処理」(図16,図17)を実行し、第1保留記憶および第2保留記憶に対して第1先読み演出を実行し、第2保留記憶に対して「第2先読み判定処理1」(図19)を実行して、第2先読み演出を実行する。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果が奏される上、第1および第2特図始動口22,23を備え、第1保留記憶と第2保留記憶を別々に記憶し、別々に抽選するパチンコ機においても、各保留記憶に対して好適に第1先読み演出および第2先読み演出を実行することができる。
また、第2特図始動口23への入球時に第2先読み演出を実行するので、小当りから発展する大当りへの期待感を高めることができる。すなわち、時短遊技により普通物の開放延長機能が作動している場合は、第2特図始動口23への入球が容易であること、本パチンコ機のような混合機では小当りから発展して大当りとなるケースが多いことから、第1先読み演出よりも第2先読み演出を実行する方が演出効果が発揮され遊技者の期待感を高める。
本発明の第3の実施形態を説明する。本実施形態の基本構成は、前記第1の実施形態のそれとほぼ同じで、相違点を中心に説明する。
本実施形態の遊技盤は第1の実施形態のそれと同一で(図2参照)、第1および第2の特図始動口22,23を備えているが、いずれの始動口22,23への入球を起因に抽出された各種の乱数は第1、第2に区別されることなく同じの保留記憶とする。また本実施形態では、第1の実施形態のように保留記憶に対する先読み判定の結果をサブ制御装置(サブ統合装置83)で記憶するのではなく、先読み判定の結果を主制御装置80で記憶するように構成した。
図25に示すように、本実施形態の主制御装置80が実行する「始動口入賞確認処理3」では、先ず第1、第2特図始動口22,23に遊技球が入球したか確認する(S230)。入球があれば(S230:yes)、保留記憶数が既に上限数まで達していないか確認する(S231)。記憶可能な上限数は4個である。上限数に達していなければ(S231:yes)、S232の抽出乱数保留記憶処理において、前記入球に起因して抽出した複数の乱数値(大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、当り判定用乱数、当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等)を保留記憶として記憶する。
続く先読み判定処理(S233)では、保留記憶された大当り判定用の乱数値が予め定められた大当りと判定される値と一致しているか否か、また、不一致の場合は、小当りと判定される値と一致しているか否か、大当りと小当りのどちらの値とも一致しない時はハズレと判定する。また先読み判定が小当りのとき、第2先読み演出を許可するか(小当りA判定)、第2先読み演出を禁止するか(小当りB判定)の判断も行う。
次にS234の先読み判定記憶処理では、先読み判定結果を主制御装置80の記憶領域に記憶する。続く先読み判定コマンド送信処理において先読み判定結果を先読み判定コマンドとしてサブ統合装置83に送信する(S235)。尚、先読み判定コマンドには前記第2先読み演出を実行するか否かの許可も含まれる。
続いて、特図保留数表示装置17の点灯数を1増加させると共にサブ統合装置83に現在の保留記憶数を送信する保留記憶数指示コマンド送信処理を行う(S236)。尚、この処理で送信する現在の保留記憶数のコマンドとS235で送信する先読み判定コマンドを合わせて、1度に先読み判定結果の情報と現在の保留記憶数の情報を送信する構成にしてもよい。S236の処理後、又はS230、S231が否定判定(S230:no、S231:no)であればリターンする。
本実施形態では第1の実施形態と同様に「特図当否判定処理1」(図6ないし図8参照)を行った後に図26に示す「特別遊技処理2」実行する。この処理では、条件装置が作動しているか確認する(S470)。条件装置が作動していなければ(S470:no)リターンする。作動中であれば(S470:yes)、役物連続作動装置が作動しているか確認する(S471)。役物連続作動装置が作動していなければ(S471:no)、小当り開始演出中であるか確認する(S472)。小当り開始演出中でなければ(S472:no)、第2大入賞口21が開放中か確認する(S473)。開放中でなければ(S473:no)、特定領域212が有効か確認する(S474)。有効でなければ(S474:no)、小当り終了演出中であるか確認する(S475)。演出中であれば(S475:yes)、小当り終了演出終了時間が経過したか確認する(S476)。終了時間が経過していれば(S476:yes)、条件装置の作動を終了し(S477)、続いて前記「特図当否判定処理1」(図6)のS312の処理で設定された小当りの設定内容を参照し(S478)、時短遊技を設定するか否かを確認する(S479)。時短設定であれば(S479:yes)、時短フラグに1をセットし(S480)、時短カウンタのカウンタ値をセットし(S481)、リターンする。
またS476の処理で小当り終了演出の終了時間が経過していない場合(S476:no)、S479の処理で時短遊技が設定されない場合(S479:no)はリターンする。
S475の処理で小当り終了演出中でなければ(S475:no)、小当り開始演出の設定処理を行ない(S482)、この処理でサブ統合装置83へ小当り開始コマンドを送信し、リターンする。コマンドを受信したサブ統合装置83側では演出図柄制御装置82の制御により演出図柄表示装置15に演出が表示される。
S472の処理で小当り開始演出中であれば(S472:yes)、図27に示すように、小当り開始演出終了時間が経過したか確認する(S490)。終了時間が経過していれば(S490:yes)、第2大入賞口21の開放処理を行い(S491)、第2大入賞口の特定領域212を有効にする(S492)。次に「始動口入賞確認処理3」(図25)で判定し記憶した先読み判定の結果を参照し(S493)、判定結果(判定内容)が小当りA判定か確認する(S494)。小当りA判定であれば(S494:yes)、S495の小当り設定参照処理で、前記「特図当否判定処理1」(図6ないし図8)で設定された小当たり設定の内容を参照し、第2先読みの演出の演出内容を指定する(本発明の第2先読み演出内容指定手段に該当する)。これに基づいて、サブ統合装置83へ第2先読み演出コマンドを送信する(S496、本発明の演出内容送信手段に該当する)。
サブ統合装置83では、前記「始動口入賞確認処理3」(図25)の先読み判定コマンドおよび前記第2先読み演出コマンドを受信することにより、前記「第1先読み判定処理1」(図14)、「第1先読み判定処理2」(図15)、「カウントダウン予告処理」(図16)および「第2先読み判定処理」(図19)が実行され、第1先読み演出又は第2先読み演出が実行される。
尚、本実施形態では、「第2先読み判定処理」においてS701およびS702の処理で、前記第2先読み演出コマンドを参照する処理を行う。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果が奏される上、停電時に電源がバックアップされる主制御装置80において、先読み判定の結果、小当り遊技の演出内容等を記憶するようにしたので、停電が発生しても先読み判定の結果等が記憶されるので、電源復帰後にも停電前と同様に第1先読み演出および第2先読み演出を実行できる。
第4の実施形態を説明する。本実施形態の基本構成は第3の実施形態のそれとほぼ同じで、相違に点を中心に説明する。
図28に示すように、遊技盤10Bには、遊技領域13のほぼ中央には演出図柄表示装置15を備えた大型のセンターケース14Bが設けられ、該センターケース14Aにより第2大入賞口21Bが構成されている。
第2大入賞口21Bは、センターケース14Bの上縁に開閉可能な開閉部材211bを備え、小当り時に開閉部材211bを開放せしめる。開閉部材211bの開放時には入球した遊技球がセンターケース14B内の下部中央に流下するように構成されている。センターケース14B内の下部中央には回転盤からなる振分け部材213bが設置されており、前記遊技球は振分け部材213bにより振分けられ、特定領域212b又は図略の入球口へ入球する。
センターケース14Bの下方の中央位置には普図抽選用の普図始動口24が設けられている。センターケース14Bの左横位置には特図始動口22が設けられ、普図始動口24の右横位置の遊技領域13の右下部には第1大入賞口20が設けられている。
本実施形態のパチンコ機は、普図始動口24に遊技球が入球すると普図の当否抽選が行われ、演出図柄表示装置15にて普図の疑似図柄の変動演出が行われる。普図の抽選が当りの場合は特図始動口(普通電動役物)22が開放する。例えば開放時間1.68秒で1回開く。
このときに特図始動口22に遊技球が入球すると特図当否抽選が行われる。この場合、ほぼ100%に近い確率で大当たり又は小当りとなる。抽選結果が大当り(直撃大当たり)であれば、第1大入賞口20を開放して大当り遊技が開始される。小当りであれば第2大入賞口21Bの開閉部材211bが所定の態様で開放する(例えば開放時間1.68秒で1回又は0.3秒で4回)。
そして小当りで、第2大入賞口21Bへ入球した遊技球が特定領域212bに入球すると、役物連続作動装置が作動して第1大入賞口20が開放して大当り遊技となる。大当りが終了すると時短遊技(開放延長機能)の設定が可能な構成である。
次に本実施形態において第1および第2先読み演出に関するプログラム処理について説明する。本実施形態では、普図の保留記憶に当りがある可能性を示唆する第1先読み演出を実行し、特図の抽選で小当りとなると第2先読み演出を行う構成である。
図29に示すように、主制御装置80が実行する「普図始動口入賞確認処理」では、先ず普図始動口24に遊技球が入球したか確認する(S240)。入球があれば(S240:yes)、普図の保留記憶数が既に上限数まで達していないか確認する(S241)。記憶可能な上限数は4個である。上限数に達していなければ(S241:yes)、S242の抽出乱数保留記憶処理において、前記入球に起因して抽出した普図の乱数値(当り判定用乱数、当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等)を普図の保留記憶として記憶する。
続く先読み判定処理(S243)では普図の先読み判定を行う。すなわち、保留記憶された前記当り判定用乱数の値が、普図の変動による当否判定の報知以前に遊技者に期待を持たせる演出を行うことが可能か否かを判定する処理である。具体的には、保留記憶された当り判定用の乱数値が予め定められた当りと判定される値と一致しているか否か、一致しない時はハズレと判定する。判定内容は、当り判定、リーチハズレ判定又はハズレ判定のいずれかである。また、S243の処理では特図に関する先読み判定の実行を許可するか否かの判定も行う。
次にS244の先読み判定記憶処理では、普図の先読み判定結果を主制御装置80の記憶領域に記憶する。続く先読み判定コマンド送信処理において先読み判定結果を普図の先読み判定コマンドとしてサブ統合装置83に送信する(S245)。普図の先読み判定コマンドには特図の先読み判定の許可に関する情報も含まれる。
続いて、普図保留数表示装置19の点灯数を1増加させると共にサブ統合装置83に現在の保留記憶数を送信する保留記憶数指示コマンド送信処理を行う(S246)。尚、この処理で送信する現在の保留記憶数のコマンドとS245で送信する先読み判定コマンドを合わせて、1度に先読み判定結果の情報と現在の保留記憶数の情報を送信する構成にしてもよい。S246の処理後又はS240、S241が否定判定(S240:no、S241:no)であればリターンする。
図30に示すように、主制御装置80が実行する「始動口入賞確認処理4」では、先ず特図始動口22に遊技球が入球したか確認する(S250)。入球があれば(S250:yes)、特図の保留記憶数が既に上限数まで達していないか確認する(S251)。上限数は4個である。上限数に達していなければ(S251:yes)、S252の抽出乱数保留記憶処理において、前記入球に起因して抽出した特図の乱数値(大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等)を特図の保留記憶として記憶する。
続いて、前記「普図始動口入賞確認処理」で判定した普図の先読み判定の判定内容(結果)を参照し(S253)、前記判定で特図の先読み判定の実行が許可されたか確認する(S254)。許可されていれば(S254:yes)特図の先読み判定を行う(S255)。この処理は、保留記憶された大当り判定用の乱数値が予め定められた大当りと判定される値と一致しているか否か、また、不一致の場合は、小当りと判定される値と一致しているか否か、大当りと小当りのどちらの値とも一致しない時はハズレと判定する。
次にS256の先読み判定コマンド送信処理において特図の先読み判定結果を特図の先読み判定コマンドとしてサブ統合装置83に送信する。
続いて、特図保留数表示装置17の点灯数を1増加させると共にサブ統合装置83に現在の保留記憶数を送信する保留記憶数指示コマンド送信処理を行う(S257)。尚、この処理で送信する現在の保留記憶数のコマンドとS256で送信する先読み判定コマンドを合わせて、1度に先読み判定結果の情報と現在の保留記憶数の情報を送信する構成にしてもよい。S257の処理後又はS270、S271が否定判定(S270:no、S271:no)であればリターンする。
サブ統合装置83では、前記「普図始動口入賞確認処理」(図29)の普図の先読み判定コマンドを受信することにより、前記「第1先読み判定処理1」(図14)、「第1先読み判定処理2」(図15)、「カウントダウン予告処理」(図16)が実行され、普図に関する第1先読み演出が実行される。
また前記「始動口入賞確認処理4」(図30)の特図の先読み判定コマンドを受信することにより、前記「第2先読み判定処理」(図19)が実行され、特図に関する第2先読み演出が実行される。
本実施形態によれば、第3の実施形態と同様の作用効果が奏される上、普図に関する第1先読み演出、および特図に関する第2先読み演出を好適に実行することができる。
前記第4の実施形態では、特図の第2先読み演出を実行するか否かの判定を、「始動口入賞確認処理4」(図30)のS254の処理で実行しているが、これに限らず、前記判定を「特別遊技処理2」(図26)で実行するようにしてもよい。
前記「特別遊技処理2」のS472の処理で、小当り開始演出中であれば、(S472:yes)、図31に示すように、小当り開始演出終了時間が経過したか確認する(S800)。終了時間が経過していれば(S800:yes)、第2大入賞口の開放処理を行い(S801)、第2大入賞口の特定領域を有効にする(S802)。次に「普図始動口入賞確認処理」(図29)で判定し記憶した普図の先読み判定の結果を参照し(S803)、判定結果(判定内容)が第2先読み演出を許可する判定か確認する(S804)。許可であれば(S804:yes)、「特図当否判定処理2」(図24)で設定された小当たり設定の内容を参照し(S805)、これに基づいて、サブ統合装置83へ第2先読み演出コマンドを送信する(S806)構成としてもよい。
尚、本発明は前記第1ないし第4の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実行できることは勿論である。
10,10A,10B 遊技盤
15 演出図柄表示装置(図柄表示装置)
20 第1大入賞口
21 第2大入賞口
212,212a、212b 特定領域
22 第1始動口(始動口)
23 第2始動口(始動口)
50 パチンコ機(弾球遊技機)
80 主制御装置(先読み判定手段、先読み判定記憶手段、第2先読み演出許可実行手段、先読み判定送信手段、第2先読み演出内容指定手段、演出内容送信手段)
82 演出図柄制御装置(サブ制御装置)
83 サブ統合制御装置(サブ制御装置、先読み判定記憶手段、第1先読み演出実行手段、第2先読み演出実行手段)

Claims (6)

  1. 始動口への遊技球の入球に起因して乱数値が抽出され、該乱数値を保留記憶として記憶せしめ、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な遊技状態に移行するか否かの抽選が実施され、該抽選の結果を図柄表示装置の表示演出によって報知せしめる弾球遊技機であって、
    開閉可能に設けられた第1大入賞口と、開閉可能に設けられた第2大入賞口と、前記第2大入賞口へ入球した遊技球を入球可能に設けられた特定領域と、を有し、
    前記抽選の結果が大当りであれば、前記第1大入賞口を所定の態様で開放せしめて賞球の獲得に有利な特別遊技を実行し、
    前記抽選の結果が小当りであれば、前記第2大入賞口を所定の態様で開放する小当り遊技を行い、該開放中に遊技球が前記特定領域に入球すると前記特別遊技を実行する弾球遊技機において、
    前記保留記憶の乱数値が、前記大当り又は前記小当りとなる特定の値であるか否かを、該保留記憶の前記抽選の事前に先読み判定する先読み判定手段と、
    前記先読み判定の結果を、前記保留記憶に対応する先読み判定記憶として記憶する先読み判定記憶手段と、
    前記先読み判定記憶に基づき、前記保留記憶に前記大当り又は前記小当りがある可能性を示唆する第1先読み演出を実行する第1先読み演出実行手段と、
    前記先読み判定記憶に基づき、前記小当り遊技から前記特定領域に遊技球が入球して前記特別遊技を実行する場合の前記特別遊技の遊技内容および前記特別遊技後に通常とは異なる特定の遊技状態が付与される可能性があることを示唆する第2先読み演出を実行する第2先読み演出実行手段と、を備え、
    前記第2先読み演出実行手段は、前記小当りが発生し、前記第2大入賞口が開放されたとき、又は前記第2大入賞口への入球時、前記図柄表示装置に前記第2先読み演出を実行することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1に記載の弾球遊技機において、
    前記先読み判定手段は、先読み判定の結果が小当りの時に、前記第2先読み演出を実行することを許可するか否かの設定を行なう先読み演出許可手段を備え、
    前記先読み判定の結果には、前記先読み演出許可手段による設定内容を含むように構成した弾球遊技機。
  3. 請求項1,2に記載の弾球遊技機において、
    前記乱数値の記憶と前記抽選の実行を含む遊技の制御を司る主制御装置と、前記図柄表示装置の表示演出を制御するサブ制御装置を備え、
    前記主制御装置は、
    前記先読み判定手段と、
    前記先読み判定の結果を前記サブ制御装置へ送信する先読み判定送信手段と、を備え、
    前記サブ制御装置は、
    前記主制御装置から送信された前記先読み判定の結果を記憶する前記先読み判定記憶手段と、
    前記第1先読み演出実行手段と、
    前記第2先読み演出実行手段と、を備え、
    前記第2先読み演出実行手段は、前記先読み判定記憶に基づいて前記第2先読み演出を実行せしめる弾球遊技機。
  4. 請求項1,2に記載の弾球遊技機において、
    前記乱数値の記憶と前記抽選の実行を含む遊技の制御を司る主制御装置と、前記図柄表示装置の表示演出を制御するサブ制御装置を備え、
    前記主制御装置は、
    前記先読み判定手段と、
    前記先読み判定の結果を前記サブ制御装置へ送信する先読み判定送信手段と、
    前記先読み判定記憶手段と、
    前記小当り遊技の前記第2大入賞口の開放時および前記第2大入賞口への入球時に前記図柄表示装置に表示される演出内容を指定する第2先読み演出内容指定手段と、
    前記第2先読み演出内容指定手段で指定された演出内容を前記サブ制御装置へ送信する演出内容送信手段と、を備え、
    前記サブ制御装置は、
    前記第1先読み演出実行手段と、
    前記第2先読み演出実行手段と、を備え、
    前記第2先読み演出実行手段は、受信した前記先読み判定の結果および前記演出内容に基づいて前記第2先読み演出を実行せしめる弾球遊技機。
  5. 請求項1ないし4に記載の弾球遊技機において、
    前記第2先読み演出実行手段は、前記第1先読み演出実行手段による第1先読み演出が実行されなかった場合に、第2先読み演出を実行せしめる弾球遊技機。
  6. 請求項1ないし4に記載の弾球遊技機において、
    前記始動口として第1始動口と第2始動口を設け、
    前記第2始動口として、開閉可能に設けられ、前記抽選とは異なる他の抽選が実行されてその抽選結果が当りの時に開放する普通電動役物で構成し、
    前記第2先読み演出実行手段は、前記第2始動口への入球時の前記保留記憶を対象に前記第2先読み演出を実行せしめる弾球遊技機。







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