JP2011164583A5 - - Google Patents
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本発明の一態様に係る撮像装置用レンズは、固体撮像素子を備えた撮像装置に用いられるレンズであって、少なくともCuおよび/またはPを含む酸化物の結晶子からなり、数平均凝集粒子径が5〜200nmである近赤外線吸収粒子を含有するか、または前記近赤外線吸収粒子を含有する層を備えることを特徴としている。
上記撮像装置用レンズにおいて、前記近赤外線吸収粒子を含有する層は、レンズ本体の少なくとも一方の面に形成された層であってよい。
上記撮像装置用レンズにおいて、前記近赤外線吸収粒子を含有する層における前記近赤外線吸収粒子の含有量が、20〜60質量%であってよい。
上記撮像装置用レンズにおいて、前記近赤外線吸収粒子を含有する層は、少なくともCuおよび/またはPを含む酸化物の結晶子のない近赤外線吸収材をさらに含有してもよい。
上記撮像装置用レンズにおいて、前記近赤外線吸収粒子を含有する層における前記少なくともCuおよび/またはPを含む酸化物の結晶子のない近赤外線吸収材の含有量が、0.5〜30質量%であってよい。
上記撮像装置用レンズにおいて、前記少なくともCuおよび/またはPを含む酸化物の結晶子のない近赤外線吸収材として、ITO粒子を含んでもよい。
上記撮像装置用レンズにおいて、前記近赤外線吸収粒子を含有する層は、下式(3)で表わされる透過率の変化量D’が、−0.36%/nm以下であってよい。
D’(%/nm)=[T700(%)−T630(%)]/[700(nm)−630(nm)] …(3)
(式中、T700は、近赤外線吸収粒子を含有する層の透過スペクトルにおける波長700nmの透過率であり、T630は、近赤外線吸収粒子を含有する層の透過スペクトルにおける波長630nmの透過率である。)
D’(%/nm)=[T700(%)−T630(%)]/[700(nm)−630(nm)] …(3)
(式中、T700は、近赤外線吸収粒子を含有する層の透過スペクトルにおける波長700nmの透過率であり、T630は、近赤外線吸収粒子を含有する層の透過スペクトルにおける波長630nmの透過率である。)
Claims (19)
- 固体撮像素子を備えた撮像装置に用いられるレンズであって、
少なくともCuおよび/またはPを含む酸化物の結晶子からなり、数平均凝集粒子径が5〜200nmである近赤外線吸収粒子を含有するか、または前記近赤外線吸収粒子を含有する層を備える、撮像装置用レンズ。 - 前記近赤外線吸収粒子を含有する層は、レンズ本体の少なくとも一方の面に形成された層である、請求項1に記載の撮像装置用レンズ。
- 前記近赤外線吸収粒子を含有する層における前記近赤外線吸収粒子の含有量が、20〜60質量%である請求項1または2に記載の撮像装置用レンズ。
- 前記近赤外線吸収粒子を含有する層は、少なくともCuおよび/またはPを含む酸化物の結晶子のない近赤外線吸収材をさらに含有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置用レンズ。
- 前記近赤外線吸収粒子を含有する層における前記少なくともCuおよび/またはPを含む酸化物の結晶子のない近赤外線吸収材の含有量が、0.5〜30質量%である請求項4に記載の撮像装置用レンズ。
- 前記少なくともCuおよび/またはPを含む酸化物の結晶子のない近赤外線吸収材として、ITO粒子を含む、請求項4または5に記載の撮像装置用レンズ。
- 前記近赤外線吸収粒子を含有する層は、下式で表わされる透過率の変化量D’が、−0.36%/nm以下である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の撮像装置用レンズ。
D’(%/nm)=[T700(%)−T630(%)]/[700(nm)−630(nm)]
(式中、T700は、近赤外線吸収粒子を含有する層の透過スペクトルにおける波長700nmの透過率であり、T630は、近赤外線吸収粒子を含有する層の透過スペクトルにおける波長630nmの透過率である。) - 前記近赤外線吸収粒子を含有するレンズである、請求項1に記載の撮像装置用レンズ。
- 前記近赤外線吸収粒子の含有量が、20〜60質量%である請求項8に記載の撮像装置用レンズ。
- 少なくともCuおよび/またはPを含む酸化物の結晶子のない近赤外線吸収材をさらに含有する、請求項8または9に記載の撮像装置用レンズ。
- 前記少なくともCuおよび/またはPを含む酸化物の結晶子のない近赤外線吸収材の含有量が、0.5〜30質量%である請求項10に記載の撮像装置用レンズ。
- 前記少なくともCuおよび/またはPを含む酸化物の結晶子のない近赤外線吸収材として、ITO粒子を含む、請求項10または11に記載の撮像装置用レンズ。
- 下式で表わされる透過率の変化量D’が、−0.36%/nm以下である、請求項8〜12のいずれか1項に記載の撮像装置用レンズ。
D’(%/nm)=[T 700 (%)−T 630 (%)]/[700(nm)−630(nm)]
(式中、T 700 は、撮像装置用レンズの透過スペクトルにおける波長700nmの透過率であり、T 630 は、撮像装置用レンズの透過スペクトルにおける波長630nmの透過率である。) - 前記酸化物は、下式(1)で表わされる化合物である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の撮像装置用レンズ。
A1/nCuPO4 …(1)
(式中、Aは、アルカリ金属(Li、Na、K、Rb、Cs)、アルカリ土類金属(Mg、Ca、Sr、Ba)およびNH4からなる群より選ばれる少なくとも1種であり、nは、Aがアルカリ金属またはNH4の場合は1であり、Aがアルカリ土類金属の場合は2である。) - 前記近赤外線吸収粒子は、X線回折から求めた結晶子の大きさが5〜80nmである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の撮像装置用レンズ。
- 前記近赤外線吸収粒子は、下式(2)で表わされる反射率の変化量Dが、−0.41%/nm以下である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の撮像装置用レンズ。
D(%/nm)=[R700(%)−R600(%)]/[700(nm)−600(nm)] …(2)
(式中、R700は、近赤外線吸収粒子の拡散反射スペクトルにおける波長700nmの反射率であり、R600は、近赤外線吸収粒子の拡散反射スペクトルにおける波長600nmの反射率である。) - 前記近赤外線吸収粒子は、拡散反射スペクトルにおける波長715nmの反射率が、19%以下であり、かつ波長500nmの反射率が、85%以上である、請求項1〜16のいずれか1項に記載の撮像装置用レンズ。
- 前記近赤外線吸収粒子は、顕微IRスペクトルにおいて、リン酸基に帰属される1000cm−1付近のピークの吸収強度を基準(100%)とした際に、水に帰属される1600cm−1付近のピークの吸収強度が8%以下であり、かつ水酸基に帰属される3750cm−1付近のピークの吸収強度が26%以下である、請求項1〜17のいずれか1項に記載の撮像装置用レンズ。
- 請求項1〜18のいずれか1項に記載の撮像装置用レンズと、前記レンズを介して入射した光を受光し電気信号に変換する固体撮像素子とを具備する、撮像装置。
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