JP2011162299A - 油圧エレベーター装置 - Google Patents

油圧エレベーター装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011162299A
JP2011162299A JP2010025873A JP2010025873A JP2011162299A JP 2011162299 A JP2011162299 A JP 2011162299A JP 2010025873 A JP2010025873 A JP 2010025873A JP 2010025873 A JP2010025873 A JP 2010025873A JP 2011162299 A JP2011162299 A JP 2011162299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
hydraulic
circuit
valve
jack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010025873A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Tomita
和明 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2010025873A priority Critical patent/JP2011162299A/ja
Publication of JP2011162299A publication Critical patent/JP2011162299A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Abstract

【課題】かごの運転開始時に発生する起動ショックを低減させ、快適な運行を行うことができる油圧エレベーター装置を提供する。
【解決手段】本油圧エレベーター装置は、かご1を駆動するための油圧ジャッキ2と、主回路4の第一回路4aを介して油圧ポンプ3に、主回路4の第二回路4bを介して油圧ジャッキ2に接続された制御開閉弁6と、第二回路4bの油圧ジャッキ2の近傍に設けられた油圧開閉弁9と、油圧開閉弁9を駆動制御する制御装置18とを備える。そして、制御装置18は、かご1が停止すると、油圧開閉弁9によって第二回路4bの油圧ジャッキ2から制御開閉弁6への流路を遮断するとともに、かご1が停止してから所定時間が経過すると、油圧開閉弁9を駆動して、第二回路4bを所定の一定時間開放する。
【選択図】図1

Description

この発明は、油圧エレベーター装置に関するものである。
油圧エレベーター装置の従来技術として、例えば、主回路の油圧ジャッキ寄りに停止時用開閉弁を設けたものが提案されている(特許文献1参照)。この油圧エレベーター装置では、かごが乗場に停止して戸開した際に、主回路の油圧ジャッキから戻る流路を上記停止時用開閉弁によって遮断することにより、乗客がかごに乗降する際のかごの浮沈量を低減させている。
また、油圧エレベーター装置には、上記停止時用開閉弁の代わりに、図4に示すような油圧遮断弁L10を採用しているものもある。なお、図4は油圧エレベーター装置で用いられる油圧遮断弁の構成を示す図、図5は図4に示す油圧遮断弁を備えた油圧エレベーター装置の動作を説明するための図である。
かかる構成の油圧エレベーター装置では、かごの停止時に、ソレノイドLEは消磁、及び、メインバルブLVは閉じられており、かごを駆動する油圧ジャッキから油槽への流路は遮断されている。
一方、かごの上昇運転時は、油圧ポンプが駆動されることによって圧油はポートAを通り、メインバルブLVを押し下げ、ポートBから油圧ジャッキへと流れる。この時、ソレノイドLEを通電しておく必要はない。
かごの下降運転時は、主回路の制御開閉弁に対して開指令を出力するとともに、油圧遮断弁L10のソレノイドLEを励磁する。その結果、ポートB→ソレノイドLE→ポートBの流路が形成されて、メインバルブLVが開き、油圧ジャッキから圧油が流出する。即ち、かごが下降する。また、かごの停止が決定した後は、メインバルブLVを通過する圧油の流量が減少して、メインバルブLVの開度が小さくなり、全閉すると同時にソレノイドLEが消磁される。
このように、上記構成の油圧エレベーター装置では、通常、油圧遮断弁L10が閉状態であるため、乗客がかごに乗降する際のかごの浮沈量を低減することができる。また、下降運転時のみソレノイドLEを励磁するため、特許文献1に記載のもののように、戸開閉動作を行う度にソレノイドを励磁する必要がないといった利点も有している。
特開平11−322207号公報
特許文献1に記載のものや、図4に示す油圧遮断弁L10を採用した油圧エレベーター装置では、下降運転を行う直前に停止時用開閉弁や油圧遮断弁L10を開状態にすると、大きな起動ショックが発生する場合があった。
例えば、かごが乗場に停止した際にかご内に誰もおらず、その乗場から最大定員となる乗客が乗車する場合、かごの停止時は停止時用開閉弁や油圧遮断弁L10が閉状態に保持されているため、乗客が乗車すると、油圧ジャッキ側の管路圧と制御開閉弁側の管路圧とに大きな圧力差が生じてしまう。その結果、下降運転の直前に停止時用開閉弁や油圧遮断弁L10が開状態になると、上記圧力差を解消する分だけかごが急降下し、これが起動ショックとして現れてしまう。
また、図4に示す油圧遮断弁L10を採用した油圧エレベーター装置では、かごを長時間停止させた場合、時間の経過とともに、油温低下による油の収縮や制御開閉弁からの油漏れ等の要因により、制御開閉弁側の管路圧が低下してしまう。特に、油圧ジャッキが制御開閉弁から離れた位置に設置されている場合は、制御開閉弁から油圧遮断弁L10に至る回路の配管長が長くなるため、かごを長時間停止させた時の影響が表れ易い。そして、制御開閉弁側の管路圧が低下した状態のままエレベーターの下降運転が再開された場合は、上記と同様に、下降運転の直前に上記圧力差を解消する分だけかごが急降下してしまう恐れがあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、かごの運転開始時に発生する起動ショックを低減させ、快適な運行を行うことができる油圧エレベーター装置を提供することである。
この発明に係る油圧エレベーター装置は、エレベーターのかごを駆動するための油圧ジャッキと、主回路の第一回路を介して油圧ポンプに、主回路の第二回路を介して油圧ジャッキに接続された制御開閉弁と、第二回路の油圧ジャッキの近傍に設けられたジャッキ側開閉弁と、ジャッキ側開閉弁を駆動制御する制御装置と、を備え、制御装置は、かごが停止すると、ジャッキ側開閉弁によって第二回路の油圧ジャッキから制御開閉弁への流路を遮断するとともに、かごが停止してから所定時間が経過すると、ジャッキ側開閉弁を駆動して、第二回路を所定の一定時間開放するものである。
この発明に係る油圧エレベーター装置であれば、かごの運転開始時に発生する起動ショックを低減させ、快適な運行を行うことができるようになる。
この発明の実施の形態1における油圧エレベーター装置の全体構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における油圧エレベーター装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2における油圧エレベーター装置の動作を示すフローチャートである。 油圧エレベーター装置で用いられる油圧遮断弁の構成を示す図である。 図4に示す油圧遮断弁を備えた油圧エレベーター装置の動作を説明するための図である。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における油圧エレベーター装置の全体構成を示す図である。図1において、1はエレベーター昇降路内を昇降するかご、2は昇降路内に立設された油圧ジャッキである。エレベーターのかご1は、油圧ジャッキ2に支持されており、この油圧ジャッキ2によって駆動されている。
3は圧油の主回路4を介して油圧ジャッキ2に接続された、双方向の回転が可能な油圧ポンプ、5は油圧ポンプ3を駆動するための電動機、6は主回路4に設けられた制御開閉弁、7はフィルタ、8は油槽である。油圧ポンプ装置は、上記油圧ポンプ3と電動機5とにより構成される。また、上記制御開閉弁6には、主室6aと、弁体6bを介して主室6aと隔離された背室6cとが設けられている。この制御開閉弁6は、主室6aが主回路4の第一回路4aを介して油圧ポンプ3に、上記主室6aが主回路4の第二回路4bを介して油圧ジャッキ2に接続されている。
9は主回路4の第2回路に設けられた油圧開閉弁(ジャッキ側開閉弁)である。油圧開閉弁9は、例えば、図4に詳細が示された油圧遮断弁L10と同様の構成を有している。また、油圧開閉弁9は、乗客がかご1に乗降する際のかご1の浮沈量を低減させるため、第二回路4bの油圧ジャッキ2の近傍に設けられている。なお、4cは主回路4の第二回路4bの一部を構成する第三回路であり、油圧開閉弁9と油圧ジャッキ2とを接続する。即ち、第三回路4cの管路長は、第二回路4bの他の部分(第二回路4bのうち、油圧開閉弁9と制御開閉弁6とを接続する部分、以下、「第四回路4d」ともいう)の管路長よりも大幅に短くなるように構成されている。
10はパイロット回路であり、圧油流入回路10a、第一圧油排出回路10b、第二圧油排出回路10cにより構成される。上記圧油流入回路10aは、主回路4の第四回路4dと制御開閉弁6の背室6cとを接続する。また、第一圧油排出回路10bは、制御開閉弁6の背室6cと油槽8に開口する低圧ポートとを、第二圧油排出回路10cは、後述する開度調整絞り11と第二常時閉形電磁弁12とを接続する。
開度調整絞り11は、エレベーターの下降運転の減速中に、制御開閉弁6を全開と全閉との間の所定開度で保持する機能を有しており、例えば、調整ネジ11aとスリーブ11bとを備えている。上記調整ネジ11aは、開度調整絞り11の可変絞り11cの開度を調節する。また、スリーブ11bは、調整ネジ11aとの間で可変絞り11cの開度を形成する機能を有している。
13は第一圧油排出回路10bに設けられた第一常時閉形電磁弁であり、第一圧油排出回路10bを開路及び閉路する機能を有している。14は圧油流入回路10aに設けられた可変絞り弁、15は第一圧油排出回路10bに設けられた可変絞り弁、16は第二常時閉形電磁弁12と油槽8との間に設けられた可変調整絞り、17は制御開閉弁6を主要機器とする制御開閉弁回路である。
18はエレベーターの運行を制御するための制御装置である。制御装置18は、電動機5の他、第一常時閉形電磁弁13や油圧開閉弁9の駆動制御を行う。制御装置18の具体的な機能については、後述する。
また、本油圧エレベーター装置には、かご1の停止時に、かご1の位置を検出するための検出装置が備えられている。この検出装置は、例えば、昇降路の固定体に設けられたカム19と、かご1に設けられた、再床合わせ用の位置検出スイッチ20a及び20bとから構成される。
カム19は、上下に所定の幅を有しており、各乗場の床面高さに対応して設置されている。
位置検出スイッチ20aは、カム19に接触して動作する第一検出スイッチを構成する。この位置検出スイッチ20aは、かご1が乗場に停止した際にカム19に接触して動作するとともに、かご1の床面高さが乗場の床面高さに一致するようにかご1が停止した際に、カム19の下側部分に対向するように構成されている。
また、位置検出スイッチ20bは、カム19に接触して動作する第二検出スイッチを構成する。この位置検出スイッチ20bは、かご1が乗場に停止した際にカム19に接触して動作するとともに、かご1の床面高さが乗場の床面高さに一致するようにかご1が停止した際に、カム19の上側部分に対向するように構成されている。即ち、位置検出スイッチ20bは、位置検出スイッチ20aよりも上方に配置されており、かご1が下方から乗場に停止する場合は位置検出スイッチ20aよりも先に、かご1が上方から乗場に停止する場合は位置検出スイッチ20aよりも後からカム19に接触する。
なお、位置検出スイッチ20a及び20bの動作信号は、信号線等を介して制御装置18に入力され、制御装置18において、かご1停止時の再床合わせ用として常時は利用される。
即ち、かご1が乗場に停止した際に、圧油の圧縮等によってかご1が沈み、位置検出スイッチ20aがカム19から外れると、制御装置18は、正規の停止位置(かご1の床面高さが乗場の床面高さが一致する位置)よりもかご1が所定の許容距離以上下方にずれたことを判断し、かご位置を上記停止位置に合わせるためにかご1を上昇させる床合わせ運転を行う。
なお、本実施の形態において、第一検出装置は、上記カム19と位置検出スイッチ20aとにより構成される。
一方、かご1が乗場に停止した際に、かご内負荷の軽減等によってかご1が浮き、位置検出スイッチ20bがカム19から外れると、制御装置18は、上記停止位置よりもかご1が所定の許容距離以上上方にずれたことを判断し、かご位置を上記停止位置に合わせるためにかご1を下降させる床合わせ運転を行う。
また、制御装置18は、かご1が乗場に停止した際にかご1の浮沈量を低減させる上記機能や、再床合わせ運転を行う上記機能の他、かご1の運転開始時に発生する起動ショックを低減させる機能も備えられている。以下に、図2も参照し、上記構成を有する油圧エレベーター装置(特に、制御装置18)の動作について具体的に説明する。
図2はこの発明の実施の形態1における油圧エレベーター装置の動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、周期的に呼び出されるサブルーチンである。
エレベーターの通常運転時、かご1が乗場に停止すると、制御装置18は、エレベーターが休止したか否かを判定する(S101)。
なお、かご1が乗場に停止している間は、例えば、図4のソレノイドLEは消磁、及び、メインバルブLVは閉じられている。即ち、制御装置18は、かご1が乗場に停止すると、第二回路4bの油圧ジャッキ2から制御開閉弁6への流路を遮断するように油圧開閉弁9を機能させる。また、制御装置18は、かご1が乗場に停止すると、位置検出スイッチ20a及び20bから入力される信号に基づいて、必要に応じて再床合わせ運転を実施する。
かご1が乗場に停止した後、エレベーターが休止状態になると、制御装置18は、休止時間の計測を開始する(S102)。なお、S101においてエレベーターが休止していなければ、上記休止時間はクリアされる(S103)。
休止時間の計測開始後、制御装置18は、休止時間が所定値を超えたか否かを判定する(S104)。そして、S102で計測を開始した休止時間が所定値を超えることによって、かご1の停止から所定時間が経過したことが検出されると(S104のYes)、制御装置18は、油圧開閉弁9に対して駆動指令を出力し、第二回路4bが開放するように油圧開閉弁9を駆動する(S105)。また、制御装置18は、油圧開閉弁9に対する駆動指令の出力とともに、下降時間の計測を開始する(S106)。
上述したように、上記構成の油圧エレベーター装置では、かご1の停止時間が長くなると、油温低下による油の収縮や制御開閉弁6からの油漏れ等の要因によって第四回路4dの管路圧が低下し、第三回路4cの管路圧と第四回路4dの管路圧とに大きな圧力差が生じてしまうことがある。このような圧力差が発生している時に、S105の駆動指令がなされて第二回路4bが開路すると、上記圧力差が解消される位置までかご1は下降する。
このため、制御装置18は、S104でYesの判定がなされた場合は、S105において第二回路4bが開路されてから所定の一定時間が経過するまで(即ち、S106でカウントを開始した下降時間が所定値に達するまで)、位置検出スイッチ20aがOFFしたか否かの判定を行う(S107、S108)。そして、制御装置18は、第二回路4bを開放している上記一定時間の間に位置検出スイッチ20aがOFFし、かご1が乗場の停止位置よりも上記許容距離以上下方にずれたことが検出されると、かご位置を上記停止位置に合わせるためにかご1を上昇させる床合わせ運転を実施する。
具体的に、制御装置18は、S107において位置検出スイッチ20aがOFFしたことが検出されると、油圧開閉弁9に対する駆動指令を停止し、休止時間と下降時間とをクリアする(S109)。そして、制御装置18は、かご1に対する駆動指令を出力し(S110)、かご1の床面高さが乗場の床面高さに一致するようにかご1を上昇させる。
一方、位置検出スイッチ20aがOFFすることなく、上記一定時間が経過した場合は(S108のYes)、制御装置18は、油圧開閉弁9に対する駆動指令を停止し、休止時間と下降時間とをクリアして動作を終了する(S111)。
この発明の実施の形態1によれば、かご1が運転を開始する際に発生する起動ショックを低減させることができ、快適なサービスを提供することが可能となる。
即ち、本油圧エレベーター装置では、かご1の停止が所定時間継続すると、油圧開閉弁9が駆動されて第二回路4bが開状態となる。このため、かご1の停止時に第三回路4cの管路圧と第四回路4dの管路圧とに圧力差が生じてしまった場合でも、上記所定時間毎に上記圧力差を解消することができる。なお、上記構成であれば、かご位置を検出するエンコーダ等、特別な機器を要することなく、簡単な構成によって上記効果を奏することが可能である。
実施の形態2.
本実施の形態では、かご1の停止時に再床合わせ用として使用される位置検出スイッチ20bを、油圧開閉弁9に対して駆動指令が出力されている際に、油漏れ検出用として利用する場合について説明する。
位置検出スイッチ20bは、位置検出スイッチ20aよりも上方位置に配置されている。このため、油圧開閉弁9に対して駆動指令が出力されている(第二回路4bが開路している)時に位置検出スイッチ20bがOFFするということは、かご1の下降量が、位置検出スイッチ20aがOFFする上記許容距離に、位置検出スイッチ20a及び20bの設置間隔に相当する所定距離を足した距離に達したことを意味する。このため、制御装置18は、第二回路4bの開放時に位置検出スイッチ20bがカム19から外れた場合は、油漏れの発生によってかご1が大幅に下降した旨を判断する。
なお、本実施の形態において、第二検出装置は、上記カム19と位置検出スイッチ20bとにより構成される。
次に、図3も参照して、上記構成を有する油圧エレベーター装置(特に、制御装置18)の動作について具体的に説明する。なお、図3はこの発明の実施の形態2における油圧エレベーター装置の動作を示すフローチャートである。
エレベーターの通常運転時、かご1が乗場に停止すると、制御装置18は、エレベーターが休止したか否かを判定する(S201)。
エレベーターが休止状態である場合、制御装置18は、次に、油圧開閉弁9に対する駆動指令が出力中か否かを判定する(S202)。なお、油圧開閉弁9に対して駆動指令がなされた際に、油温の低下等によって第三回路4cの管路圧と第四回路4dの管路圧とに圧力差が生じていても、その差が規定の範囲内であれば、かご1の下降量は小さく、かご1は直ぐに停止する。しかし、主回路4のどこかで油漏れが発生している場合は、かご1の停止後から上記圧力差が大きくなり、油圧開閉弁9に対する駆動指令によって第二回路4bが開路した際に、かご1が大きく下降してしまう。
このため、制御装置18は、S202でYesの判定がなされた場合は、第二回路4bが開路されてから所定の一定時間が経過するまで(即ち、上記下降時間が所定値に達するまで)、上側の位置検出スイッチ20bがOFFしたか否かの判定を行う(S203)。そして、S203において位置検出スイッチ20bがOFFしたことが検出されると、制御装置18は、かご1の大幅な下降が油漏れによって発生した旨を判断し、油圧開閉弁9に対する駆動指令を停止するとともに、以後のエレベーターの運転を停止して、再起動不能な状態にする(S204)。
この発明の実施の形態2によれば、簡単な構成によって油漏れの発生を早期に検出することができ、より安全なサービスの提供が可能となる。
その他の構成、動作等は、実施の形態1と同様である。
1 かご
2 油圧ジャッキ
3 油圧ポンプ
4 主回路
4a 第一回路
4b 第二回路
4c 第三回路
4d 第四回路
5 電動機
6 制御開閉弁
6a 主室
6b 弁体
6c 背室
7 フィルタ
8 油槽
9 油圧開閉弁
10 パイロット回路
10a 圧油流入回路
10b 第一圧油排出回路
10c 第二圧油排出回路
11 開度調整絞り
11a 調整ネジ
11b スリーブ
11c 可変絞り
12 第二常時閉形電磁弁
13 第一常時閉形電磁弁
14、15 可変絞り弁
16 可変調整絞り
17 制御開閉弁回路
18 制御装置
19 カム
20a、20b 位置検出スイッチ

Claims (5)

  1. エレベーターのかごを駆動するための油圧ジャッキと、
    主回路の第一回路を介して油圧ポンプに、前記主回路の第二回路を介して前記油圧ジャッキに接続された制御開閉弁と、
    前記第二回路の前記油圧ジャッキの近傍に設けられたジャッキ側開閉弁と、
    前記ジャッキ側開閉弁を駆動制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記かごが停止すると、前記ジャッキ側開閉弁によって前記第二回路の前記油圧ジャッキから前記制御開閉弁への流路を遮断するとともに、前記かごが停止してから所定時間が経過すると、前記ジャッキ側開閉弁を駆動して、前記第二回路を所定の一定時間開放することを特徴とする油圧エレベーター装置。
  2. 前記かごが所定の停止位置よりも所定の第一距離下方にずれたことを検出する第一検出装置と、
    を更に備え、
    前記制御装置は、前記第二回路を開放している前記一定時間の間に、前記第一検出装置による検出が行われると、前記かごの位置を前記停止位置に合わせるために上昇させる床合わせ運転を行うことを特徴とする請求項1に記載の油圧エレベーター装置。
  3. 前記かごが前記停止位置よりも所定の第二距離下方にずれたことを検出する第二検出装置と、
    を更に備え、
    前記第二距離は、前記第一距離よりも長い距離からなり、
    前記制御装置は、前記第二回路を開放している前記一定時間の間に、前記第二検出装置による検出が行われると、以後のエレベーターの運転を停止する
    ことを特徴とする請求項2に記載の油圧エレベーター装置。
  4. 前記第二検出装置は、前記かごが前記停止位置よりも所定の第三距離上方にずれたことを検出する機能も備え、
    前記制御装置は、前記かごの停止時に前記第二検出装置による検出が行われると、前記かごの位置を前記停止位置に合わせるために下降させる床合わせ運転を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の油圧エレベーター装置。
  5. 前記第一検出装置及び前記第二検出装置は、
    昇降路に設けられたカムと、
    前記かごに設けられ、前記カムに接触して動作する第一検出スイッチと、
    前記かごに設けられ、前記カムに接触して動作するとともに、前記第一検出スイッチよりも上方に配置された第二検出スイッチと、
    を備えたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の油圧エレベーター装置。
JP2010025873A 2010-02-08 2010-02-08 油圧エレベーター装置 Pending JP2011162299A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010025873A JP2011162299A (ja) 2010-02-08 2010-02-08 油圧エレベーター装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010025873A JP2011162299A (ja) 2010-02-08 2010-02-08 油圧エレベーター装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011162299A true JP2011162299A (ja) 2011-08-25

Family

ID=44593448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010025873A Pending JP2011162299A (ja) 2010-02-08 2010-02-08 油圧エレベーター装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011162299A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6183673U (ja) * 1984-11-08 1986-06-02
JP2008044736A (ja) * 2006-08-17 2008-02-28 Mitsubishi Electric Corp 油圧エレベータの制御装置
JP2010023962A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Mitsubishi Electric Corp 油圧エレベーター装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6183673U (ja) * 1984-11-08 1986-06-02
JP2008044736A (ja) * 2006-08-17 2008-02-28 Mitsubishi Electric Corp 油圧エレベータの制御装置
JP2010023962A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Mitsubishi Electric Corp 油圧エレベーター装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2011328440B2 (en) Elevator safety circuit
KR101470310B1 (ko) 수충격 방지용 밸브개폐장치
JP5326197B2 (ja) 油圧エレベータの制御装置
JP2011162299A (ja) 油圧エレベーター装置
JPH0972439A (ja) 三方弁
JP2011105420A (ja) エレベータの戸開走行検出装置
JP2010023962A (ja) 油圧エレベーター装置
KR101058745B1 (ko) 옥외 교량형 엘리베이터의 운전 시스템과 방법
JP4952572B2 (ja) 油圧エレベータ装置
JP2008189463A (ja) 油圧エレベータ装置
JP5460070B2 (ja) 油圧エレベータの制御装置
JP5598127B2 (ja) 油圧エレベーター装置
KR960013087B1 (ko) 유압엘리베이터의 안전제어장치 및 제어방법
JP5762013B2 (ja) 油圧エレベーター装置
JP5332218B2 (ja) 油圧エレベータの制御装置
JP5574735B2 (ja) 油圧エレベータの異常検出装置
JP4912611B2 (ja) 開閉弁
JP4628022B2 (ja) 油圧エレベーターの制御装置
JP2628117B2 (ja) 油圧エレベータの制御装置
JP5586257B2 (ja) 油圧エレベータの異常検出装置
KR100335985B1 (ko) 인버터 제어방식 유압 엘리베이터의 유압제어회로
KR0146621B1 (ko) 유압엘리베이터의 제어장치
KR100351285B1 (ko) 인버터 제어방식 유압 엘리베이터의 단계적 부하보상방법
JP2005212990A (ja) 車両整備用リフト装置
JPH10218515A (ja) 油圧エレベータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130917

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140204