JP2011159331A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の半導体記憶装置では、負荷トランジスタの負荷テストの精度が低下する問題がある。
【解決手段】本発明の半導体記憶装置は、格子状に配置され、データを保持する複数のSRAMセル(30、31等)と、複数のSRAMセルのうち行方向に設けられたSRAMセルを接続する複数のビット線対(BL0T、BL0B等)と、SRAMセルに対してデータの書き込みを行うライトアンプ51と、複数のビット線対の少なくとも1つに接続され、接続されたビット線からテスト制御信号TESTに応じて所定の電流を引き抜くソフトライト回路10と、を有し、ソフトライト回路10は、枝電流を出力する第1のトランジスタN31、N33と、元電流が入力される第2のトランジスタN35と、を備えるカレントミラー回路を有し、前記元電流を前記SRAMセルの負荷トランジスタと同一プロセスで形成されたレプリカトランジスタにより生成される。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の半導体記憶装置は、格子状に配置され、データを保持する複数のSRAMセル(30、31等)と、複数のSRAMセルのうち行方向に設けられたSRAMセルを接続する複数のビット線対(BL0T、BL0B等)と、SRAMセルに対してデータの書き込みを行うライトアンプ51と、複数のビット線対の少なくとも1つに接続され、接続されたビット線からテスト制御信号TESTに応じて所定の電流を引き抜くソフトライト回路10と、を有し、ソフトライト回路10は、枝電流を出力する第1のトランジスタN31、N33と、元電流が入力される第2のトランジスタN35と、を備えるカレントミラー回路を有し、前記元電流を前記SRAMセルの負荷トランジスタと同一プロセスで形成されたレプリカトランジスタにより生成される。
【選択図】図1
Description
本発明は半導体装置に関し、特にSRAM(Static Random Access Memory)をメモリセルとする半導体記憶装置に関する。
近年半導体装置では、実装面積の削減及び性能の向上を実現するために、CPU等が利用するメモリをCPU等と同じ半導体基板上形成することが行われている。また、CPU等の高機能化及びソフトウェアの高機能化にと伴い、メモリ容量が増大している。そのため、メモリが混載される半導体装置では、メモリの品質が半導体装置の品質を決めるまでに至っている。そのため、メモリの品質を確保するために、メモリに対するテストが強化されている。
メモリ混載ICでは、メモリとしてSRAMが用いられる。このSRAMは、2つのインバータの入力端子及び出力端子が互いに接続された構成を有する。また、SRAMでは、インバータにおいて電源端子側に配置されるPMOSトランジスタを負荷素子として用いる。つまり、SRAMにおけるPMOSトランジスタは、メモリセル内のセル内部ノードを高電位(例えば電源電圧)に保持するために用いられる。そのため、SRAMのメモリセルを構成するPMOSトランジスタは、NMOSトランジスタよりも駆動能力が低く、すなわち素子感度が低く設定される。このようなことから、SRAMではPMOSトランジスタの駆動能力が適切なものであるか否かをテストすることが困難である問題があった。
そこで、特許文献1にSRAMのPMOSトランジスタの駆動能力をテストする半導体記憶装置の一例が開示されている。特許文献1に記載の半導体記憶装置100のブロック図を図9に示す。半導体記憶装置100は、ビット線BL0Tとビット線BL0Bとにより構成される第1のビット線対と、ビット線BL1Tとビット線BL1Bとにより構成される第2のビット線対とを有する。そして、第1のビット線対には、ソフトライト回路101、102、プリチャージ回路103及びメモリセル120、121が接続される。第2のビット線対には、ソフトライト回路111、112、プリチャージ回路113及びメモリセル130、131が接続される。第1のビット線対は、ビット線BL0Tに設けられる列選択スイッチYS0Tと、ビット線BL0Bに設けられる列選択スイッチYS0Bと、を介して共通ビット線対に接続される。第2のビット線対は、ビット線BL1Tに設けられる列選択スイッチYS1Tと、ビット線BL1Bに設けられる列選択スイッチYS1Bと、を介して共通ビット線対に接続される。共通ビット線対には、ライトアンプ141及びセンスアンプ142が接続される。
ここで、半導体記憶装置100の動作について説明する。ここでは、テスト対象のメモリセルとしてメモリセル120が選択された例について説明する。まず、メモリセル120が正常な場合のテスト動作を示すタイミングチャートを図10に示す。図10に示すように、半導体記憶装置100では、タイミングt21〜t22において、テストデータとして0を書き込む。これにより、ビット線BL0Tはロウレベルになり、ビット線BL0Bはハイレベルとなる。そして、メモリセル120内においてビット線BL0Tに接続されるセル内部ノードCNDTはビット線BL0Tの電位に応じてロウレベルになる。また、メモリセル120内においてビット線BL0Bに接続されるセル内部ノードCNDBはビット線BL0Bの電位に応じてハイレベルになる。
そして、タイミングt23〜t24において、メモリセル120のPMOSトランジスタ(例えば、負荷トランジスタ)に対する負荷テストが行われる。負荷テストでは、テスト制御信号TESTがハイレベルになり、また、テストデータとして、書き込みデータとは異なる論理レベルのデータが指定される。このとき、メモリセル120が仕様の範囲内の性能を有している場合、メモリセル120のPMOSトランジスタはソフトライト回路102による引き抜き電流にかかわらずセル内部ノードCNDBの電圧を維持する。従って、セル内部ノードCNDT、CNDBの論理レベルは変化しない。そして、タイミングt25〜t26の読み出し期間に、書き込まれたテストデータと同じデータが読み出される。なお、タイミングt23〜t24の負荷テスト期間は、書き込み制御信号WRITEをロウレベルとしてライトアンプ141を不活性状態とする。
一方、不良を有するメモリセル120をテストする場合のテスト動作を示すタイミングチャートを図11に示す。図11に示すように、この場合、タイミングt23〜t24の負荷テスト期間中にメモリセル120のPMOSトランジスタはソフトライト回路102による引き抜き電流よりセル内部ノードCNDBの電圧を維持することができず、セル内部ノードCNDT、CNDBの論理レベルが反転する。これは、メモリセル120のPMOSトランジスタの駆動能力が仕様よりも低いため、PMOSトランジスタがセル内部ノードの電圧を維持できないためである。そのため、タイミングt25〜t26の読み出し期間に、書き込んだテストデータとは異なる論理レベルのデータが読み出される。
つまり、特許文献1に記載の半導体記憶装置100では、ソフトライト回路101、102、111、112によりメモリセルの負荷トランジスタ(例えば、PMOSトランジスタ)に意図的に負荷を与えることで、低感度なPMOSトランジスタの駆動能力テストを実施している。
近年、半導体記憶装置の製造プロセスの微細化が進んでおり、この微細化にともない、トランジスタの駆動能力のばらつきが大きくなっている。また、駆動能力のばらつきは1チップの中に形成されるトランジスタにおいても大きくなっている。
しかしながら、特許文献1に記載の半導体記憶装置100では、ソフトライト回路が負荷トランジスタに与える負荷電流は、負荷トランジスタを構成するPMOSトランジスタとは異なるばらつきを有するNMOSトランジスタにより供給される。そのため、負荷電流が、負荷トランジスタの駆動能力の製造ばらつきとは無関係にばらつく。このようなことから、特許文献1に記載の半導体記憶装置では、精度の高い負荷電流を生成することが困難であり、負荷テストの精度が低下する問題がある。
本発明にかかる半導体記憶装置の一態様は、格子状に配置され、データを保持する複数のSRAMセルと、前記複数のSRAMセルのうち行方向に設けられたSRAMセルを接続する複数のビット線対と、前記複数のビット線対のいずれか1つに接続された前記SRAMセルに対してデータの書き込みを行うライトアンプと、前記複数のビット線対の少なくとも1つに接続され、接続されたビット線からテスト制御信号に応じて所定の電流を引き抜くソフトライト回路と、を有し、前記ソフトライト回路は、枝電流を出力する第1のトランジスタと、元電流が入力される第2のトランジスタと、を備えるカレントミラー回路を有し、前記元電流は、前記SRAMセルの負荷トランジスタと同一プロセスで形成されたレプリカトランジスタにより生成される。
本発明にかかる半導体記憶装置では、負荷電流(例えば所定の電流)の大きさをSRAMセルの負荷トランジスタと同一プロセスで形成されるレプリカトランジスタにより生成される元電流の大きさに応じて設定する。これにより、本発明にかかる半導体記憶装置では、負荷トランジスタの駆動能力と同一のばらつき傾向を示す負荷電流により、他のSRAMセルの負荷トランジスタよりも駆動能力が大きくばらついた負荷トランジスタを精度よく検出することができる。
本発明にかかる半導体記憶装置によれば、負荷トランジスタに対する負荷テストの精度を向上させることができる。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。まず、実施の形態1にかかる半導体記憶装置1のブロック図を図1に示す。なお、半導体記憶装置1は、メモリ機能のみを有する構成とするが、半導体記憶装置1は、CPU等の他の回路と共に1つの半導体基板上に搭載されるものであってもよい。また、以下において説明する半導体記憶装置1は、4つのメモリセルを有するものを例に説明するが、実際の半導体装置ではメモリは、256kbyte程度又はそれ以上の容量を有するものとする。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。まず、実施の形態1にかかる半導体記憶装置1のブロック図を図1に示す。なお、半導体記憶装置1は、メモリ機能のみを有する構成とするが、半導体記憶装置1は、CPU等の他の回路と共に1つの半導体基板上に搭載されるものであってもよい。また、以下において説明する半導体記憶装置1は、4つのメモリセルを有するものを例に説明するが、実際の半導体装置ではメモリは、256kbyte程度又はそれ以上の容量を有するものとする。
図1に示すように、半導体記憶装置1は、ソフトライト回路10、プリチャージ回路20、21、メモリセル30、31、40、41、ライトアンプ51、センスアンプ52、列選択スイッチYS0T、YS0B、YS1T、YS1Bを有する。また、半導体記憶装置1では、ビット線BL0T、BL1Tにより第1のビット線対を構成し、ビット線BL1T、BL1Bにより第2のビット線対を構成する。さらに、半導体記憶装置1は、共通ビット線BLCT、BLCBにより構成される。共通ビット線対を有する。共通ビット線対は、一端にライトアンプ51の出力端子及びセンスアンプの入力端子が接続され、他端に第1、第2のビット線対が列選択スイッチを介して接続されるものである。また、ソフトライト回路は、テスト時において、テスト制御信号TESTがイネーブル状態(例えば、ハイレベル)となったことに応じて活性化される。
ソフトライト回路10は、複数のビット線対の少なくとも1つに接続され、接続されたビット線対からテスト制御信号に応じて所定の電流を引き抜く。より具体的には、ソフトライト回路10は、共通ビット線BLCT、BLCBにより構成される共通ビット線対に接続される。そして、ソフトライト回路10は、テスト時において導通状態になっている列選択スイッチを介していずれか1つのビット線対に接続される。
ソフトライト回路10は、レプリカトランジスタ、第1のトランジスタ、第2のトランジスタ、第3のトランジスタ、第4のトランジスタを有する。
レプリカトランジスタは、PMOSトランジスタP31により構成される。PMOSトランジスタP31は、メモリセルの負荷トランジスタ(後述するPMOSトランジスタCP0、CP1)と同一プロセスで形成される。また、PMOSトランジスタP31は、メモリセルの負荷トランジスタと同一のゲート長及びゲート幅を有するトランジスタであることが好ましい。PMOSトランジスタP31は、ソースが電源端子VDDに接続され、ゲートが接地端子GNDに接続され、ドレインが第2のトランジスタのドレインに接続される。そして、PMOSトランジスタP31は、後述するカレントミラー回路に入力する元電流を生成する。
第1のトランジスタは、第1の枝トランジスタ(例えば、NMOSトランジスタN31)と第2の枝トランジスタ(例えば、NMOSトランジスタN32)とを有する。また、第3のトランジスタは、第1のスイッチトランジスタ(例えば、NMOSトランジスタN33)と第2のスイッチトランジスタ(例えば、NMOSトランジスタN34)とを有する。また、第2のトランジスタは、NMOSトランジスタN35を有し、第4のトランジスタは、NMOSトランジスタN36を有する。
ここで、本実施の形態では、第1のトランジスタと第2のトランジスタによりカレントミラー回路が構成される。そして、カレントミラー回路は、第2のトランジスタに入力された元電流に基づき第1のトランジスタが枝電流を出力する。この枝電流の電流量は、第1、第2のトランジスタのトランジスタサイズ比(以下、カレントミラー比と称す)と元電流の電流量とにより決定される。
ここで、本実施の形態におけるカレントミラー回路の詳細な構成について説明する。NMOSトランジスタN35は、ドレインがPMOSトランジスタP31のドレイン及びNMOSトランジスタN35のゲートに接続され、ソースがNMOSトランジスタN36のドレインに接続される。つまり、NMOSトランジスタN35には、元電流が入力される。NMOSトランジスタN36は、ソースが接地端子GNDに接続され、ゲートにテスト制御信号TESTが入力される。そして、NMOSトランジスタN36は、テスト制御信号TESTがイネーブル状態(例えば、ハイレベル)の場合に導通する。つまり、テスト制御信号TESTがイネーブル状態となったことに応じて、NMOSトランジスタN35は活性化される。
NMOSトランジスタN31は、ドレインが共通ビット線BLCTに接続され、ゲートがNMOSトランジスタN35のゲートと共通接続され、ソースがNMOSトランジスタN33のドレインに接続される。つまり、NMOSトランジスタN31は、共通ビット線BLCTから枝電流を引き抜く。NMOSトランジスタN33は、ソースが接地端子GNDに接続され、ゲートにテスト制御信号TESTが入力される。そして、NMOSトランジスタN33は、テスト制御信号TESTがイネーブル状態(例えば、ハイレベル)の場合に導通する。つまり、テスト制御信号TESTがイネーブル状態となったことに応じて、NMOSトランジスタN31は活性化される。
NMOSトランジスタN32は、ドレインが共通ビット線BLCBに接続され、ゲートがNMOSトランジスタN35のゲートと共通接続され、ソースがNMOSトランジスタN34のドレインに接続される。つまり、NMOSトランジスタN32は、共通ビット線BLCBから枝電流を引き抜く。NMOSトランジスタN34は、ソースが接地端子GNDに接続され、ゲートにテスト制御信号TESTが入力される。そして、NMOSトランジスタN34は、テスト制御信号TESTがイネーブル状態(例えば、ハイレベル)の場合に導通する。つまり、テスト制御信号TESTがイネーブル状態となったことに応じて、NMOSトランジスタN32は活性化される。
なお、本実施の形態では、第1のトランジスタを共通ビット線対に接続する形態とし、テスト時に選択されるビット線対に対して枝電流を負荷電流として与える形態とした。しかし、第1のトランジスタをビット線対毎に設けることも可能である。このように、ビット線対毎に第1のトランジスタを設けることで、複数のビット線対に対して並列して負荷テストを実施することができる。
また、ソフトライト回路10が出力する枝電流は、元電流よりも小さな値に設定される。これは、メモリセルの負荷トランジスタと同一の電流駆動能力を有するレプリカトランジスタにより生成されているため、負荷電流を仕様上の最小駆動能力を有する負荷トランジスタが流すことができる電流よりも小さく設定する必要があるためである。つまり、本実施の形態では、第1のトランジスタは、第2のトランジスタよりもトランジスタサイズが小さく設定される。本実施の形態では、第1のトランジスタと第2のトランジスタとのトランジスタサイズ比により決定されるカレントミラー比を(負荷トランジスタの最低駆動能力/負荷トランジスタの駆動能力の中心値)よりも小さく設定する。
列選択スイッチYS0T、YS0Bは、第1のビット線対と共通ビット線対との間に接続され、列選択信号Y0に応じて導通状態となる。列選択スイッチYS1T、YS1Bは、第2のビット線対と共通ビット線対との間に接続され、列選択信号Y1に応じて導通状態となる。
プリチャージ回路20、21は、プリチャージ制御信号PRBの論理レベルに応じて接続先のビット線の電位をプリチャージ電圧にプリチャージする。より具体的には、プリチャージ回路20、21は、プリチャージ制御信号PRBがハイレベルの場合は無効化され、プリチャージ制御信号PRBがロウレベルの場合にビット線対をプリチャージ電圧(例えば、電源電圧)でプリチャージする。プリチャージ回路は、ビット線対毎に設けられる。本実施の形態では、プリチャージ回路20が第1のビット線対に設けられ、プリチャージ回路21が第2のビット線対に設けられる。なお、プリチャージ制御信号PRBは、半導体記憶装置1内に設けられるプリチャージ制御回路(不図示)が出力するものである。また、半導体記憶装置1では、プリチャージ回路20、21を読み出し動作及び書き込み動作の前の期間において活性化させる。
プリチャージ回路20は、PMOSトランジスタP01、P02を有する。PMOSトランジスタP01、P02のソースは、電源端子VDDに接続される。PMOSトランジスタP01のドレインはビット線BL0Tに接続される。PMOSトランジスタP02のドレインはビット線BL0Bに接続される。また、PMOSトランジスタP01、P02のゲートにはプリチャージ制御信号PRBが与えられる。
プリチャージ回路21は、PMOSトランジスタP11、P12を有する。PMOSトランジスタP11、P12のソースは、電源端子VDDに接続される。PMOSトランジスタP11のドレインはビット線BL1Tに接続される。PMOSトランジスタP12のドレインはビット線BL1Bに接続される。また、PMOSトランジスタP11、P12のゲートにはプリチャージ制御信号PRBが与えられる。
メモリセル30、31、40、41は、半導体記憶装置1においてデータを保持する記憶部である。メモリセル30、40にはワード選択信号WL0が接続され、メモリセル31、41にはワード選択信号WL1が接続される。メモリセル30、31、40、41は、ワード選択信号の論理レベルに応じて活性状態と非活性状態とが切り替わる。また、メモリセル31、31は、ビット線BL0T、BL0Bを介してデータの入出力が行われ、メモリセル40、41は、ビット線BL1T、BL1Bを介してデータの入出力が行われる。本実施の形態ではメモリセル30、31、40、41としてSRAM(Static Random Access Memory)を用いる。このメモリセルの詳細な構成については、後述する。なお、ワード選択信号WL1、WL0は、半導体記憶装置1内に設けられるワード制御回路(不図示)により出力される。
ライトアンプ51は、入力データDinを受信して、入力データに対応した差動信号により共通ビット線対を駆動する。つまり、ライトアンプ51は、共通ビット線対に接続され、共通ビット線対に接続されるビット線対のうち導通状態となっている列選択スイッチに対応したビット線対に接続されるSRAMセルに対してデータの書き込みを行う。なお、実施の形態1ではライトアンプ51には書き込み制御信号WRITEが入力されている。そして、ライトアンプ51は、書き込み制御信号WRITEの論理レベルに応じて活性状態と非活性状態を切り替える。ライトアンプ51は、活性状態において共通ビット線対を駆動し、非活性状態において出力端子をハイインピーダンスとする。
センスアンプ52は、入力が共通ビット線対に接続され、共通ビット線対の電位レベルに応じて出力データDoutを出力する。
ここで、メモリセル30、31、40、41として用いられるSRAMの回路の一例を図2に示す。メモリセル30、31、40、41は、同一の回路構成を有するため、図2では、メモリセル30をメモリセルの一例として示した。図2に示すように、メモリセル30は、PMOSトランジスタCP0、CP1、NMOSトランジスタCN0〜CN3を有する。PMOSトランジスタCP0、CP1は、負荷トランジスタとして機能する。NMOSトランジスタCN0、CN2は、駆動トランジスタとして機能する。NMOSトランジスタCN1、CN3は、転送トランジスタとして機能する。
PMOSトランジスタCP0のソースは電源端子VDDに接続され、ドレインはNMOSトランジスタCN0のドレインに接続される。NMOSトランジスタCN0のソースは接地端子に接続される。また、PMOSトランジスタCP0のゲートとNMOSトランジスタCN0のゲートとは共通に接続される。PMOSトランジスタCP1のソースは電源端子VDDに接続され、ドレインはNMOSトランジスタCN2のドレインに接続される。NMOSトランジスタCN2のソースは接地端子に接続される。また、PMOSトランジスタCP1のゲートとNMOSトランジスタCN2のゲートとは共通に接続される。つまり、PMOSトランジスタCP0及びNMOSトランジスタCN0は第1のインバータを構成し、PMOSトランジスタCP1及びNMOSトランジスタCN2は第2のインバータを構成する。
そして、第1のインバータの入力と第2のインバータの出力とが接続され、この接続ノードがセル内部ノードCNDTを構成する。また、第2のインバータの入力と第2のインバータの出力とが接続され、この接続ノードがセル内部ノードCNDBを構成する。セル内部ノードCNDTは、NMOSトランジスタCN1を介してビット線BL0Tに接続される。NMOSトランジスタCN1のゲートはワード選択信号WL0に接続される。セル内部ノードCNDBは、NMOSトランジスタCN3を介してビット線BL0Bに接続される。NMOSトランジスタCN3のゲートはワード選択信号WL0に接続される。
メモリセル30は、ワード選択信号WL0がハイレベル(例えば、電源電圧よりも高い昇圧電圧)となるとNMOSトランジスタCN1、CN3(転送トランジスタ)が導通状態となり、活性状態となる。そして、読み出し期間において活性状態になるとセル内部ノードCNDT、CNDBに保持している電圧をビット線対に出力する。また、書き込み期間において活性状態になると、ビット線対の電荷に応じてセル内部ノードCNDT、CNDBの電圧を遷移させる。
また、メモリセル30は、ワード選択信号WL0がロウレベル(例えば、接地電圧)となるとNMOSトランジスタCN1、CN3(転送トランジスタ)が非導通状態となり、非活性状態となる。つまり、非活性状態ではメモリセル30は、セル内部ノードCNDT、CNDBの電圧をビット線対の電位にかかわらず保持する。
続いて、実施の形態1にかかる半導体記憶装置1における負荷テストの動作について説明する。半導体記憶装置1では、上記構成により負荷テストを実施することが可能である。この負荷テストは、メモリセルの負荷トランジスタの電流駆動能力をテストするものである。そして、負荷テストは、メモリセルに対するテストデータの書き込み処理を行うテスト書き込み期間(後述するタイミングt1〜t2の期間)と、当該書き込み処理期間の後に設定されるソフトライト期間(後述するタイミングt3〜t4の期間)と、ソフトライト期間の後に設定されメモリセルからのテストデータの読み出し処理を行うテスト読み出し期間(後述するタイミングt5〜t6の期間)とを有する。負荷テストは、全てのメモリセルに対して行われるものであるが、メモリセルに対する負荷テストは実質的に同じ動作となるため、ここではメモリセル30に対する負荷テストを一例として説明する。そのため、以下では、説明しないが、列選択信号Y1は常にロウレベルであって、第2のビット線対は共通ビット線対とは切り離された状態となっている。また、ワード選択信号WL1はロウレベルであって、メモリセル31は非活性状態に維持されているものとする。
まず、メモリセル30に対する負荷テスト時の半導体記憶装置1の動作を示すタイミングチャートを図3に示す。図3は、メモリセル30が良品であった場合の負荷テストの動作を示すものである。
図3に示す例では、タイミングt1から負荷テストが行われる。タイミングt1より前の期間では、書き込み制御信号WIRTEがロウレベルであることからライトアンプ51が非活性状態となる。また、プリチャージ制御信号PRBがロウレベルであることかプリチャージ回路20が活性化され、第1のビット線対をプリチャージする。このプリチャージにより、ビット線BL0T、BL0Bはハイレベルとなる。また、列選択信号Y0がロウレベルであることから、第1のビット線対は共通ビット線対と切り離された状態となる。また、ワード選択信号WL0がロウレベルであることから、メモリセル30は非活性状態となり、セル内部ノードCNDT、CNDBはビット線BL0T、BL0Bと切り離された状態となる。つまり、セル内部ノードCNDT、CNDBは、プリチャージ動作にかかわらず電圧レベルが維持される。
そして、タイミングt1において書き込み制御信号WIRTEがハイレベルになると、ライトアンプ51が活性状態となる。また、プリチャージ制御信号PRBがハイレベルになり、プリチャージ回路20が非活性状態に移行する。また、列選択信号Y0がハイレベルになり、第1のビット線対と共通ビット線対とが接続される。また、ワード選択信号WL0がハイレベルとなることによりメモリセル30は活性状態となり、セル内部ノードCNDT、CNDBはビット線BL0T、BL0Bと接続された状態となる。つまり、タイミングt1では、ライトアンプ51がテストデータ(例えば、入力データDin)に基づき、例えばデータ0に基づき共通ビット線対を駆動することでビット線BL0Tをロウレベル、ビット線BL0Bをハイレベルとし、当該ビット線対の値に応じてセル内部ノードCNDTがロウレベルに遷移し、セル内部ノードCNDBがハイレベルに遷移する。このタイミングt1では、テスト制御信号TESTは、ロウレベルであり、ソフトライト回路10は、非活性状態とされる。
そして、タイミングt2において書き込み処理が終了する。そのため、書き込み制御信号WRITE、プリチャージ制御信号PRB、列選択信号Y0、ワード選択信号WL0はロウレベルに遷移する。これにより、ライトアンプ51が非活性状態に遷移し、第1のビット線対と共通ビット線対が切り離され、ビット線BL0T、BL0Bが共にハイレベルにプリチャージされる。一方、セル内部ノードCNDT、CNDBは、ビット線対とは切り離されるため、セル内部ノードCNDTはロウレベルに維持され、セル内部ノードCNDBはハイレベルに維持される。
続いて、タイミングt3〜t4の期間に負荷の印加が行われる。タイミングt3〜t4の期間では、書き込み制御信号WIRTEがロウレベルに維持される。これにより、ライトアンプ51は非活性状態が維持される。また、プリチャージ制御信号PRBがハイレベルになり、プリチャージ回路20が非活性状態に移行する。また、列選択信号Y0がハイレベルになり、第1のビット線対と共通ビット線対とが接続される。また、ワード選択信号WL0がハイレベルとなることによりメモリセル30は活性状態となり、セル内部ノードCNDT、CNDBはビット線BL0T、BL0Bと接続された状態となる。また、テスト制御信号TESTがハイレベルになり、ソフトライト回路10のNMOSトランジスタN35、N31、N33によるカレントミラー回路が動作(活性化)する。つまり、タイミングt3〜t4の期間では、NMOSトランジスタN33が共通ビット線対を介してメモリセル30の負荷トランジスタ(この例では、PMOSトランジスタCP1)から電流を引き抜く。このとき、図3に示す例では、メモリセル30が良品であるため、ハイレベルのセル内部ノードCNDBが接続されるビット線BL0Bはロウレベルになるが、セル内部ノードCNDBはハイレベルを維持する。なお、NMOSトランジスタN31がセル内部ノードCNDTから電流を引き抜くが、セル内部ノードCNDTはロウレベルを保持するノードであるため、NMOSトランジスタN31による引き抜き電流の影響はなく、セル内部ノードCNDTはロウレベルが維持される。
続いて、タイミングt4において負荷テストが終了する。そのため、プリチャージ制御信号PRB、列選択信号Y0、ワード選択信号WL0はロウレベルに遷移する。これにより、第1のビット線対と共通ビット線対が切り離され、ビット線BL0T、BL0Bが共にハイレベルにプリチャージされる。一方、セル内部ノードCNDT、CNDBは、ビット線対とは切り離されるため、セル内部ノードCNDTはロウレベルに維持され、セル内部ノードCNDBはハイレベルに維持される。
続いて、タイミングt5〜t6の期間に読み出し動作が行われる。読み出し動作では、書き込み制御信号WIRTEがロウレベルに維持される。これにより、ライトアンプ51は非活性状態が維持される。また、プリチャージ制御信号PRBがハイレベルになり、プリチャージ回路20が非活性状態に移行する。また、列選択信号Y0がハイレベルになり、第1のビット線対と共通ビット線対とが接続される。また、ワード選択信号WL0がハイレベルとなることによりメモリセル30は活性状態となり、セル内部ノードCNDT、CNDBはビット線BL0T、BL0Bと接続された状態となる。また、テストデータ(入力データDin)はロウレベルかつテスト制御信号TESTがロウレベルになり、ソフトライト回路10が非活性状態とされる。つまり、読み出し動作では、共通ビット線対にセル内部ノードCNDT、CNDBで保持された電位が伝搬する。そして、センスアンプ52は、共通ビット線対の電位に基づき出力データを出力する。このとき、図3に示す例では、メモリセル30が良品であるため、出力データDoutとして書き込んだデータ値と同じ値が読み出される。
一方、メモリセル30が不良品であった場合における半導体記憶装置1の負荷テスト時の動作を示すタイミングチャートを図4に示す。図4に示すように、この場合においても、タイミングt3以前の動作は図3に示したタイミングチャートと同じである。そのため、タイミングt3以前の動作については、ここでは説明を省略する。
図4に示すように、メモリセル30が不良品であった場合、最終的な出力データDoutの値が、タイミングt1〜t2において書き込んだデータとは異なる値となる。これは、タイミングt3〜t4において行われる負荷の印加によりセル内部ノードCNDT、CNDBの論理レベルが反転するためである。
そこで、タイミングt3以降の半導体記憶装置1の動作について説明する。図4に示す例にいても、書き込み制御信号WRITE、プリチャージ制御信号PRB、列選択信号Y0、ワード選択信号WL0、テスト制御信号TEST、入力データDinにより決まる半導体記憶装置1の回路の状態は図3に示したものと同じになる。しかし、メモリセル30が不良であるため、メモリセル30の負荷トランジスタ(PMOSトランジスタCP1)は、NMOSトランジスタN33による引き抜き電流を十分に供給できず、セル内部ノードCNDBの論理レベルが低下する。そして、セル内部ノードCNDTの論理レベルの低下に伴い、セル内部ノードCNDBの論理レベルが上昇する。つまり、図4に示す例では、PMOSトランジスタCP1の駆動能力が仕様を満たしていないため、NMOSトランジスタN33による引き抜き電流により、セル内部ノードCNDT、CNDBの論理レベルが反転しメモリセル30において保持ししているデータに論理の反転が生じる。
従って、図4に示す例では、タイミングt5〜t6の読み出し期間において、タイミングt1〜t2において書き込んだテストデータとは異なる出力データDoutが読み出される。そして、書き込みデータと読み出しデータとの間に反転が生じていた場合は、負荷トランジスタの駆動能力が仕様を満たしていないとして判定することができる。
上記説明より、実施の形態1にかかる半導体記憶装置1では、負荷電流の元となる電流が負荷トランジスタと同一プロセスで形成されたPMOSトランジスタP31により生成される。そのため、負荷電流の大きさは、SRAMセルの負荷トランジスタの全体的なばらつきと同様のばらつき傾向を有する。従って、本実施の形態では、SRAMセルの負荷トランジスタの駆動能力のばらつき傾向に応じて設定される元電流に応じて負荷電流がばらつくため、他の負荷トランジスタとは大きくずれた駆動能力のばらつきを有する負荷トランジスタを精度よく検出することができる。
また、ソフトライト回路10では、カレントミラー回路により元電流から枝電流を生成する。そのため、ビット線対に負荷電流を印加するNMOSトランジスタがばらついたとしても、負荷電流の大きさがNMOSトランジスタのばらつきによる影響を受けることがない。つまり、負荷テスト時に用いられる負荷電流は、SRAMセルの負荷トランジスタビット線対に接続されるトランジスタ(NMOSトランジスタN31、N33)の駆動能力のばらつきの影響を受けない。従って、半導体記憶装置1は、ばらつきの少ない負荷電流により精度の高い負荷テストを実施することができる。
また、ソフトライト回路を接続する箇所は、変更することが可能である。上記実施の形態のように、ソフトライト回路をライトアンプ51毎に設けた場合、負荷テストをライトアンプにより決まる処理系に対して並列的に行うことができる。また、この場合、1つのライトアンプにより書き込み処理が行われる複数のビット線対が1つの基準に基づき良品判断されるため、テスト結果のばらつきを抑制することができる。
ソフトライト回路10の第1のトランジスタ(例えば、NMOSトランジスタN31、N33)をビット線毎に設けた場合、負荷テストを複数のビット線対に対して並列的に行うことができる。また、この場合、ライトアンプの処理系にかかわらず、複数のビット線対が1つの基準に基づき良品判断されるため、テスト結果のばらつきを抑制することができる。
ソフトライト回路10をビット線毎に設けた場合、負荷テストを複数のビット線対に対して並列的に行うことができる。また、この場合、それぞれのビット線対が対応する基準に基づき良品判断される。
実施の形態2
実施の形態2にかかる半導体記憶装置2のブロック図を図5に示す。図5に示すように、実施の形態2にかかる半導体記憶装置2は、ソフトライト回路10の別の形態であるソフトライト回路11を有する。なお、半導体記憶装置2は、ソフトライト回路を除くその他の部分は、半導体記憶装置1と同一の構成である。そのため、半導体記憶装置2において半導体記憶装置1と同一の構成要素については、半導体記憶装置1と同一の符号を付して説明を省略する。
実施の形態2にかかる半導体記憶装置2のブロック図を図5に示す。図5に示すように、実施の形態2にかかる半導体記憶装置2は、ソフトライト回路10の別の形態であるソフトライト回路11を有する。なお、半導体記憶装置2は、ソフトライト回路を除くその他の部分は、半導体記憶装置1と同一の構成である。そのため、半導体記憶装置2において半導体記憶装置1と同一の構成要素については、半導体記憶装置1と同一の符号を付して説明を省略する。
ソフトライト回路11は、レプリカトランジスタを複数のトランジスタにより構成したものである。より具体的には、ソフトライト回路10にPMOSトランジスタP32〜P34を追加したものである。PMOSトランジスタP32〜P34は、PMOSトランジスタP31と並列に接続される。つまり、PMOSトランジスタP32〜P34は、ドレインが電源端子VDDに接続され、ゲートがPMOSトランジスタP31のゲートと共通に接続され、ドレインがPMOSトランジスタP31のドレインに接続される。また、PMOSトランジスタP32〜P34は、メモリセルの負荷トランジスタと同一プロセスで形成されるものである。
半導体記憶装置2では、PMOSトランジスタP31〜P34により元電流を生成する。つまり、半導体記憶装置2では、PMOSトランジスタP31〜P34が同一のトランジスタサイズであった場合、ソフトライト回路11で生成される元電流は、ソフトライト回路10で生成される元電流の4倍の大きさになる。そして、半導体記憶装置2では、NMOSトランジスタN35とNMOSトランジスタN31、N33のトランジスタサイズ比をソフトライト回路10の4分の1とする。つまり、ソフトライト回路11において生成される負荷電流は、電流量がソフトライト回路10と同じであるが、4つのPMOSトランジスタにより生成される元電流の平均値となる。つまり、本実施の形態では、第1のトランジスタと第2のトランジスタとのトランジスタサイズ比により決定されるカレントミラー比を(負荷トランジスタの最低駆動能力/(負荷トランジスタの駆動能力の中心値×4))よりも小さく設定する。
実施の形態1にかかる半導体記憶装置1では、負荷電流がPMOSトランジスタP31の製造ばらつきの影響を受ける。しかし、実施の形態2にかかる半導体記憶装置2では、負荷電流が複数のPMOSトランジスタにより生成された元電流の平均値の電流量となる。つまり、半導体記憶装置2では、負荷電流の電流量がPMOSトランジスタの個別のばらつきの影響を受けにくい。これにより、半導体記憶装置2では、半導体記憶装置1よりも精度の高い負荷テストを実施することができる。
実施の形態3
実施の形態1では、ライトアンプ51の活性状態と非活性状態の切り替えに書き込み制御信号WRITEを用いた。実施の形態3では、ライトアンプ51の活性状態と非活性状態の切り替えに書き込み制御信号WRITEとテスト制御信号TESTを用いる。そこで、以下の説明では、実施の形態3で用いるライトアンプに51aの符号を付す。ライトアンプ51aは、テスト制御信号TESTがイネーブル状態を示すときに書き込み制御信号WRITEの状態によらず非活性状態に制御される。
実施の形態1では、ライトアンプ51の活性状態と非活性状態の切り替えに書き込み制御信号WRITEを用いた。実施の形態3では、ライトアンプ51の活性状態と非活性状態の切り替えに書き込み制御信号WRITEとテスト制御信号TESTを用いる。そこで、以下の説明では、実施の形態3で用いるライトアンプに51aの符号を付す。ライトアンプ51aは、テスト制御信号TESTがイネーブル状態を示すときに書き込み制御信号WRITEの状態によらず非活性状態に制御される。
そこで、ライトアンプ51aの回路図を図7に示す。図7に示すように、ライトアンプ51aは、PMOSトランジスタP21、P22、NMOSトランジスタN21、N22、NAND回路60、63、NOR回路61、64、インバータ62を有する。
NAND回路60は、一方の入力端子に入力データDinが入力され、他方の入力端子に書き込み制御信号WRITEとテスト制御信号TESTの反転値TESTbとの論理積値(WRITE・TESTb)が入力される。そして、NAND回路60は、2つの入力信号の反転論理和値を出力する。つまり、NAND回路60の他方の入力端子に入力される値は、テスト制御信号TESTがイネーブル状態(例えば、1)であったときに反転値TESTbが0となるため、書き込み制御信号WRITEの値によらず0となる。そのため、この場合におけるNAND回路60の出力値は、入力データDinの値によらず1(例えば、電源電圧)となる。一方、NAND回路60の他方の入力端子に入力される値は、テスト制御信号TESTがディスイネーブル状態(例えば、0)であったときには反転値TESTbが1となるため、書き込み制御信号WRITEの値になる。そのため、この場合におけるNAND回路60の出力値は、書き込み制御信号WRITEの値が1であった場合に入力データDinの反転値となる。
NOR回路61は、一方の入力端子に入力データDinが入力され、他方の入力端子に書き込み制御信号WRITEの反転値WRITEbとテスト制御信号TESTとの論理和値(WRITEb+TEST)が入力される。そして、NOR回路61は、2つの入力信号の反転論理積値を出力する。つまり、NOR回路61の他方の入力端子に入力される値は、テスト制御信号TESTがイネーブル状態(例えば、1)であったときは、書き込み制御信号WRITEの値によらず1となる。そのため、この場合におけるNOR回路61の出力値は、入力データDinの値によらず0(例えば、接地電圧)となる。一方、NOR回路61の他方の入力端子に入力される値は、テスト制御信号TESTがディスイネーブル状態(例えば、0)であったときには、書き込み制御信号WRITEの反転値WRITEbになる。そのため、この場合におけるNOR回路61の出力値は、書き込み制御信号WRITEの値が1(すなわち、書き込み制御信号WRITEの反転値WRITEbが0)であった場合に入力データDinの反転値となる。
インバータ62は、入力データDinの反転値DinbをNAND回路63の一方の入力端子及びNOR回路64の一方の入力端子に与える。
NAND回路63は、一方の入力端子に入力データDinの反転値Dinbが入力され、他方の入力端子に書き込み制御信号WRITEとテスト制御信号TESTの反転値TESTbとの論理積値(WRITE・TESTb)が入力される。そして、NAND回路63は、2つの入力信号の反転論理和値を出力する。つまり、NAND回路63の他方の入力端子に入力される値は、テスト制御信号TESTがイネーブル状態(例えば、1)であったときに反転値TESTbが0となるため、書き込み制御信号WRITEの値によらず0となる。そのため、この場合におけるNAND回路63の出力値は、入力データDinの値によらず1(例えば、電源電圧)となる。一方、NAND回路63の他方の入力端子に入力される値は、テスト制御信号TESTがディスイネーブル状態(例えば、0)であったときには反転値TESTbが1となるため、書き込み制御信号WRITEの値になる。そのため、この場合におけるNAND回路63の出力値は、書き込み制御信号WRITEの値が1であった場合に入力データDinの値となる。
NOR回路64は、一方の入力端子に入力データDinの反転値Dinbが入力され、他方の入力端子に書き込み制御信号WRITEの反転値WRITEbとテスト制御信号TESTとの論理和値(WRITEb+TEST)が入力される。そして、NOR回路64は、2つの入力信号の反転論理積値を出力する。つまり、NOR回路64の他方の入力端子に入力される値は、テスト制御信号TESTがイネーブル状態(例えば、1)であったときは、書き込み制御信号WRITEの値によらず1となる。そのため、この場合におけるNOR回路64の出力値は、入力データDinの値によらず0(例えば、接地電圧)となる。一方、NOR回路64の他方の入力端子に入力される値は、テスト制御信号TESTがディスイネーブル状態(例えば、0)であったときには、書き込み制御信号WRITEの反転値WRITEbになる。そのため、この場合におけるNOR回路64の出力値は、書き込み制御信号WRITEの値が1(すなわち、書き込み制御信号WRITEの反転値WRITEbが0)であった場合に入力データDinの値となる。
PMOSトランジスタP21及びNMOSトランジスタN21は、共通ビット線BLCTを駆動するライトアンプ51aの出力段を構成する。PMOSトランジスタP21は、ソースが電源端子VDDに接続され、ドレインがNMOSトランジスタN21のドレイン及び共通ビット線BLCTに接続され、ゲートがNAND回路60の出力に接続される。NMOSトランジスタN21は、ソースが接地端子GNDに接続され、ドレインがPMOSトランジスタP21のドレイン及び共通ビット線BLCTに接続され、ゲートがNOR回路61の出力に接続される。
PMOSトランジスタP22及びNMOSトランジスタN22は、共通ビット線BLCBを駆動するライトアンプ51aの出力段を構成する。PMOSトランジスタP22は、ソースが電源端子VDDに接続され、ドレインがNMOSトランジスタN22のドレイン及び共通ビット線BLCTに接続され、ゲートがNAND回路63の出力に接続される。NMOSトランジスタN22は、ソースが接地端子GNDに接続され、ドレインがPMOSトランジスタP22のドレイン及び共通ビット線BLCTに接続され、ゲートがNOR回路64の出力に接続される。
上記のことから、ライトアンプ51aは、テスト制御信号TESTがディスイネーブル状態(例えば、0)であった場合、書き込み制御信号WRITEがイネーブル状態(例えば、1)であれば活性状態となり、書き込み制御信号WRITEがディスイネーブル状態(例えば、0)であれば非活性状態となる。一方、ライトアンプ51aは、テスト制御信号TESTがイネーブル状態(例えば、1)であった場合、書き込み制御信号WRITEの状態によらず非活性状態となる。
そして、ライトアンプ51aは、活性状態において、入力データDinが1のときは共通ビット線BLCTをハイレベル(例えば、1)とし、共通ビット線BLCBをロウレベル(例えば、0)とする。一方、ライトアンプ51aは、活性状態において、入力データDinが0のときは共通ビット線BLCTをロウレベル(例えば、0)とし、共通ビット線BLCBをハイレベル(例えば、1)とする。
また、ライトアンプ51aは、非活性状態においては、出力をハイインピーダンスとして、共通ビット線対への影響をなくす。
続いて、ライトアンプ51aを有する半導体記憶装置1(以下半導体記憶装置1aと称す)の動作について説明する。そこで、半導体記憶装置1aのテスト時の動作を示すタイミングチャートを図8に示す。図8に示す例は、図3に示した半導体記憶装置1の動作に対応するものである。つまり、図8は、半導体記憶装置1aがメモリセル30に対して負荷テストを実施するときのタイミングチャートである。
図8に示すように、半導体記憶装置1aにおいても、タイミングt11〜t13間での動作は、図3に示したタイミングt1〜t3の動作と同じである。しかし、半導体記憶装置1aでは、タイミングt13〜t14の負荷テスト期間中に、書き込み制御信号WRITEが入力データDinの入力に応じてハイレベルになる。この動作は、通常の書き込み処理の期間(タイミングt11〜t12)の動作と同じである。また、タイミングt13〜t14の期間は、テスト制御信号TESTがイネーブル状態(例えば、ハイレベル)になる。従って、タイミングt13〜t14の期間は、ライトアンプ51aが非活性状態となる。また、テスト制御信号TESTに応じてNMOSトランジスタN31、N33、N35が活性化された状態となる。しかし、図8に示す例では、メモリセル30が良品であるため、セル内部ノードCNDT、CNDBの電圧レベルは変化しない。
従って、タイミングt15〜t16の読み出し期間において、出力データDoutとして、タイミングt11〜t12で書き込んだ入力データDinと同じ値(例えば、0)が読み出される。
一方、メモリセル30が不良品であった場合における半導体記憶装置1aの負荷テスト時の動作を示すタイミングチャートを図9に示す。図9に示すように、この場合においても、タイミングt13以前の動作は図3に示したタイミングチャートと同じである。そのため、タイミングt13以前の動作については、ここでは説明を省略する。
図9に示すように、半導体記憶装置1aにおいて、テスト制御信号TESTがイネーブル状態(例えば、ハイレベル)である期間においてライトアンプ51aが非活性状態となる。また、テスト制御信号TESTに応じてNMOSトランジスタN31、N33、N35が活性化された状態となる。そのため、タイミングt13〜t14の負荷印加期間にセル内部ノードCNDT、CNDBの論理レベルが反転する。
従って、図9に示す例では、タイミングt15〜t16の読み出し期間において、タイミングt11〜t12において書き込んだテストデータとは異なる出力データDoutが読み出される。そして、書き込みデータと読み出しデータとの間に反転が生じていた場合は、負荷トランジスタの駆動能力が仕様を満たしていないとして判定することができる。
上記説明より、実施の形態3にかかる半導体記憶装置1aでは、ライトアンプ51aをテスト制御信号TESTの値に応じて非活性状態とすることができる。これにより、ソフトライト回路10による負荷テストの期間においても、ライトアンプ51aを非活性状態とするために、書き込み制御信号WRITEをディスイネーブル状態にする必要がない。そのため、半導体記憶装置1aでは、書き込み制御信号WRITEの制御を入力データDinの入力に応じてイネーブル状態とする通常の処理に統一することができる。
つまり、半導体記憶装置1aでは、書き込み制御信号WRITEの状態の制御方法をソフトライト回路10の追加に伴い変更する必要がない。従って、半導体記憶装置1aでは、ソフトライト回路10を追加するための設計期間を短縮することができる。
なお、書き込み制御信号WRITEの反転値WRITEbは、書き込み制御信号WRITEを出力する書き込み制御回路の出力にインバータを挿入することで得られる。また、テスト制御信号TESTの反転値TESTbは、テスト制御信号TESTを出力するテスト制御回路の出力にインバータを挿入することで得られる。そして、これらの信号の論理積値は対応する2つの信号を入力するAND回路の出力として得られ、これらの信号の論理和値は、対応する2つの信号を入力するOR回路の出力として得られる。また、ライトアンプ51aは、半導体記憶装置2に対しても用いることができる。
本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、ライトアンプ51aの構成は、図7に示したものに限らず、他の回路構成によっても同じ動作を実現することができる。
1、2 半導体記憶装置
10、11 ソフトライト回路
20、21 プリチャージ回路
30、31、40、41 メモリセル
51、51a ライトアンプ
52 センスアンプ
60、63 NAND回路
61、64 NOR回路
62 インバータ
BL0T、BL0B ビット線
BL1T、BL1B ビット線
BLCT、CLCB 共通ビット線
CNDT、CNDB セル内部ノード
PRB プリチャージ制御信号
TEST テスト制御信号
WIRTE 書き込み制御信号
WL0、WL1 ワード選択信号
Y0、Y1 列選択信号
YS0T、YS0B 列選択スイッチ
YS1T、YS1B 列選択スイッチ
CN0〜CN3 NMOSトランジスタ
CP0、CP1 PMOSトランジスタ
N01、N02 NMOSトランジスタ
N21、N22 NMOSトランジスタ
N31〜N36 NMOSトランジスタ
P01、P01 PMOSトランジスタ
P11、P12 PMOSトランジスタ
P21、P22 PMOSトランジスタ
P31〜P34 PMOSトランジスタ
10、11 ソフトライト回路
20、21 プリチャージ回路
30、31、40、41 メモリセル
51、51a ライトアンプ
52 センスアンプ
60、63 NAND回路
61、64 NOR回路
62 インバータ
BL0T、BL0B ビット線
BL1T、BL1B ビット線
BLCT、CLCB 共通ビット線
CNDT、CNDB セル内部ノード
PRB プリチャージ制御信号
TEST テスト制御信号
WIRTE 書き込み制御信号
WL0、WL1 ワード選択信号
Y0、Y1 列選択信号
YS0T、YS0B 列選択スイッチ
YS1T、YS1B 列選択スイッチ
CN0〜CN3 NMOSトランジスタ
CP0、CP1 PMOSトランジスタ
N01、N02 NMOSトランジスタ
N21、N22 NMOSトランジスタ
N31〜N36 NMOSトランジスタ
P01、P01 PMOSトランジスタ
P11、P12 PMOSトランジスタ
P21、P22 PMOSトランジスタ
P31〜P34 PMOSトランジスタ
Claims (10)
- 格子状に配置され、データを保持する複数のSRAMセルと、
前記複数のSRAMセルのうち行方向に設けられたSRAMセルを接続する複数のビット線対と、
前記複数のビット線対のいずれか1つに接続された前記SRAMセルに対してデータの書き込みを行うライトアンプと、
前記複数のビット線対の少なくとも1つに接続され、接続されたビット線からテスト制御信号に応じて所定の電流を引き抜くソフトライト回路と、を有し、
前記ソフトライト回路は、枝電流を出力する第1のトランジスタと、元電流が入力される第2のトランジスタと、を備えるカレントミラー回路を有し、前記元電流は、前記SRAMセルの負荷トランジスタと同一プロセスで形成されたレプリカトランジスタにより生成される半導体記憶装置。 - 前記ソフトライト回路は、前記第1のトランジスタと接地端子との間に接続される第3のトランジスタと、前記第2のトランジスタと接地端子との間に接続される第4のトランジスタと、を有し、
前記第3、第4のトランジスタは、前記テスト制御信号に応じて導通状態と遮断状態とが切り替えられる請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 前記カレントミラー回路は、前記枝電流と前記元電流との大きさの比を前記第1、第2のトランジスタのサイズ比に基づき設定する請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
- 前記レプリカトランジスタは、複数のトランジスタを含み、前記複数のトランジスタは、互いに並列に接続される請求項3に記載の半導体記憶装置。
- 前記第1のトランジスタは、接続されるビット線対の一方のビット線に接続される第1の枝トランジスタと、接続されるビット線対の他方のビット線に接続される第2の枝トランジスタと、を含み、
前記第3のトランジスタは、前記第1の枝トランジスタに対応して設けられる第1のスイッチトランジスタと、前記第2の枝トランジスタに対応して設けられる第2のスイッチトランジスタと、を含み、
前記第1のスイッチトランジスタは、前記ライトアンプに対して入力されるテストデータがハイレベル、かつ、前記テスト制御信号がイネーブル状態の場合に導通し、
前記第2のスイッチトランジスタは、前記テストデータがロウレベル、かつ、前記テスト制御信号がイネーブル状態の場合に導通する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。 - 前記ソフトライト回路は、前記ライトアンプに対応して設けられる請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
- 前記複数のビット線対のそれぞれに対して設けられ、プリチャージ制御信号に基づき、対応するビット線対をハイレベル電圧でプリチャージする複数のプリチャージ回路を有する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
- 前記テスト制御信号は、前記SRAMセルのテストを実行している期間のうち、テストデータの書き込み処理の後かつ前記SRAMセルからのデータの読み出し処理の前に設定されるソフトライト期間に前記イネーブル状態となる請求項5に記載の半導体記憶装置。
- 前記ライトアンプは、前記テスト制御信号が前記ソフトライト回路を活性化させる状態において、出力端子をハイインピーダンス状態とする請求項8に記載の半導体記憶装置。
- 前記SRAMセルは、電源端子側に設けられるPMOSトランジスタと接地端子側に設けられるNMOSトランジスタとが直列に接続された第1、第2のインバータを有し、
前記第1のインバータの入力端子が前記第2のインバータの出力端子に接続され、
前記第2のインバータの出力端子が前記第1のインバータの入力端子に接続され、
前記第1のインバータの出力端子がビット線対を構成する一方のビット線に接続され、
第2のインバータの出力端子が前記ビット線対を構成する他方のビット線に接続される請求項1乃至9のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
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JP2011204295A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-13 | Renesas Electronics Corp | 半導体記憶装置及びその負荷テスト方法 |
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JP2011204295A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-13 | Renesas Electronics Corp | 半導体記憶装置及びその負荷テスト方法 |
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