JP2011159118A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの目的に応じて容易に電子ファイルを分類することができ、また、電子ファイルの保存場所を変更した場合でも、電子ファイルと属性情報との関連を保持することができる情報処理装置を提供する。
【解決手段】要素の集合を記録した属性情報と関連付けられた複数の電子ファイルを仮想電子ファイルとして、階層化された仮想フォルダ507〜517に分類する。また、所定の仮想フォルダに対し、ユーザ操作により前記要素に含まれる分類条件を選択させるためのリスト518〜521を表示し、所定の仮想フォルダに分類されている属性情報から前記リストで選択された分類条件を持つ要素を検索して該要素が見つかった場合に、所定の仮想フォルダの子仮想フォルダを生成して、該子仮想フォルダに前記要素を持つ属性情報を分類する。
【選択図】図5

Description

本発明は、仮想的なファイルとフォルダを使用して階層的に電子ファイルを管理する情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
従来、仮想フォルダによりフォルダ構成を柔軟に組み替え可能にする仮想ファイルシステムが提案されている(特許文献1)。
このシステムでは、データベースに電子ファイルに関するメタ情報が格納されている。メタ情報は、例えば、「年度」、「部」、「タイプ」、「作者名」といったデータベースの階層を示すフィールドを有し、各フィールドは、「1997」、「開発部」、「技術情報」、「AAA」といった属性情報を有している。また、一つのフィールドのセットには、電子ファイルの実態と関連付けられるパス情報も格納されている。
そして、仮想フォルダにて階層構造を表現する際に、フォルダ名としてフィールドの属性名が採用されている。同一のフィールドはフォルダ上にて同じ階層レベルで並べられ、並べる際の分類は、同名のフィールドの属性名にて行われる。
また、このシステムでは、階層定義ファイルを用意し参照することによって、フォルダの階層構成順序を柔軟に組み替え易くしている。階層定義ファイルには、各フィールド名とフィールドのフォルダ階層の深さの順序を表すレベルが記載されている。仮想フォルダで階層を表現する際に、この階層定義ファイル中の各々のフィールドと関連付けられたレベルを変更することで、フォルダ階層の順序が変更可能になっている。
また、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)操作により簡単に電子ファイルに属性情報を付与し、その属性情報の内容により電子ファイルをユーザの目的に応じて動的に仕分けするシステムが提案されている(特許文献2)。
このシステムでは、アプリケーション上にて仮想ファイルおよび仮想フォルダがアイコンで表現されており、仮想フォルダの名称は分類のためのカテゴリ名が使用されている。
このシステムでは、仮想フォルダや仮想ファイルをGUIのコピー操作や削除操作を行うことで、実電子ファイルのコピー処理や削除処理が行われるわけではなく、分類するカテゴリへのコピーや分類されているカテゴリからの削除が行われる。実際には、カテゴリと関連付けられたメタ情報が付与されたり削除されたりしている。
特開2000−90105号公報 特表2006−521594号公報
しかし、上記特許文献1のシステムでは、フォルダ毎に分類する際のフォルダ階層構造を規定しておく必要があり、各フォルダの枝の構成は同一のフィールドでしか作成することができない。
例えば、図22では、フォルダの第一階層を「技術報告」、「特許」、「改善提案」と先の例のフィールドにおける「タイプ」で分類されているが、「技術報告」フォルダの下の第二階層のフォルダ2203,2204は「部」で分類されている。また、「特許」フォルダの下の第二階層のフォルダ2206,2207は、「作者名」で分類されている。
しかし、上記特許文献1のシステムでは、このように同一階層のフォルダを別の条件で分類することはできず、フォルダの第二階層が「部」であれば、他の全ての第二階層のフォルダも「部」でないと分類できないといった問題がある。
また、図22の例では、「技術報告」の枝は二階層、「特許」の枝は三階層になっているが、このように枝毎に階層数を変えることができない。
このように、上記特許文献1のシステムでは、分類条件をフォルダの階層毎に変えることができず、また、フォルダの枝毎にフォルダを自在に細分化することができず、ユーザの目的に応じてフォルダを柔軟に構成できないという問題がある。
更には、上記特許文献1のシステムでは、フィールド自体をカテゴリ分けすることができず、例えば、「場所」というフィールドを更に、「都道府県」、「市区」とカテゴリに分類したサブフィールドを設定することができない。このため、ユーザは、分類条件を設定する際、細かく分類条件を付与し難く、分類する条件の内容が理解し難いという問題がある。
更に、上記特許文献1及び2のシステムでは、ファイルの属性情報は、データベースに存在しており、記憶装置に保存されている実電子ファイルの保存場所を変更した場合には、データベース上のファイルの属性情報と実電子ファイルとの関連が切れてしまう。このため、電子ファイルに設定された属性情報の内容が確認できなくなってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、ユーザの目的に応じて容易に電子ファイルを分類することができ、また、電子ファイルの保存場所を変更した場合でも、電子ファイルと属性情報との関連を保持することができる仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、要素の集合を記録した属性情報と関連付けられた複数の電子ファイルを仮想電子ファイルとして、階層化された仮想フォルダに分類する情報処理装置であって、所定の仮想フォルダに対し、ユーザ操作により前記要素に含まれる分類条件を選択させるためのリストを表示するリスト表示手段と、前記所定の仮想フォルダに分類されている属性情報から前記リストで選択された分類条件を持つ要素を検索する検索手段と、該検索手段による検索により前記属性情報から前記要素が見つかった場合に、前記所定の仮想フォルダの子仮想フォルダを生成して、該子仮想フォルダに前記要素を持つ属性情報を分類する分類手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの目的に応じて容易に電子ファイルを分類することができ、また、電子ファイルの保存場所を変更した場合でも、電子ファイルと属性情報との関連を保持することができる。
本発明の第1の実施形態である情報処理装置のシステム構成例を説明するためのブロック図である。 情報処理装置とネットワーク機器とをネットワーク接続したシステムの一例を示すシステム構成図である。 情報処理装置における電子ファイル管理システムの一例を示すブロック図である。 電子ファイル管理システムにおける実電子ファイルと関連付けられた属性情報ファイルを説明するための説明図である。 CRTに表示される電子ファイル管理システムのビューを提供するウィンドウの説明図である。 プルダウンリストの一例を示す図である。 タグ名が収集されたリストのイメージ図である。 リストの作成処理の一例を示すフローチャート図である。 図8での処理で作成されたリストを図5に示すウィンドウのコンボボックスの一覧に設定した場合のイメージ図である。 図5において、電子ファイル管理システムが管理する階層構造メモリの内容を構造的に示した図である。 ノードの構成例を示す図である。 仮想フォルダの横に配置されたコンボボックスのリスト項目を選択した際の処理の一例を説明するためのフローチャート図である。 本発明の第2の実施形態である情報処理装置において、電子ファイル管理システムに新規に電子ファイルを関連付ける際に表示されるウィンドウの一例を示す図である。 メニュー項目の選択画面例を示す図である。 図4に示す属性情報ファイルを新規に作成した場合の一例を示す図である。 図4に示す属性情報ファイルの電子ファイルのコピーを実施した際の属性情報ファイルの要素の追加例を示す図である。 図18に示す属性情報ファイルに設定すべき要素の一覧を作成する処理の一例を示すフローチャート図である。 設定要素のリストの一例を示す図である。 図5における仮想フォルダの「B村B子」に分類されている電子ファイルの削除操作を行った際に表示されるウィンドウの一例を示す図である。 仮想フォルダのコピーを実施した際のコピー後の仮想フォルダツリーの一例を示す図である。 仮想フォルダのコピーを実施した際の属性情報ファイルの要素の追加例を説明するための図である。 従来の不具合を説明するための説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態である情報処理装置のシステム構成例を説明するためのブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の情報処理装置1000は、システムバス109に接続される各デバイス102〜108を総括的に制御するCPU101を備える。CPU101は、ROM103あるいは外部メモリ113に記憶されたOS(オペレーティングシステム)、本発明を実現する電子ファイル管理システム等のアプリケーションモジュール(OSに含まれる場合もある)等をRAM102上で実行する。
また、CPU101は、ROM103のプログラム用ROMあるいは外部メモリ113に記憶された文書処理プログラム等のアプリケーションプログラムに基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した処理を実行する。
これらの処理の場合、制御の主体は、ハードウェア上はCPU101である。一方、ソフトウェア上の制御の主体は、アプリケーションプログラムやファイル制御プログラム等である。従って、以下の説明では、処理の主体として、アプリケーションプログラム,ファイル制御プラグラム等を用いるが、ハードウェア的には、アプリケーションプログラム,ファイル制御プログラム等を実行するCPU101が実際の処理を実行することになる。
ROM103のフォント用ROMあるいは外部メモリ113には、上記プログラムを実行する際に使用するフォントデータ等を記憶される。また、ROM103のデータ用ROMあるいは外部メモリ113には、上記プログラム等を実行する際に使用する各種データ(例えば、ディレクトリ情報)が記憶される。
RAM102は、CPU101の主メモリ、ワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ(KBC)104は、キーボード110からのキー入力を制御する。マウスコントローラ(MSC)105は、ポインティングデバイスであるマウス111からの入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)106は、CRT112の表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)107は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタへの印刷指示を行うプログラム等を記憶する外部メモリ113とのアクセスを制御する。
ネットワークコントローラ(NWC)108は、所定の双方向性インタフェースを介して他の情報処理装置やネットワーク機器との通信制御処理を実行する。なお、CPU101は、例えばRAM102上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT112上での文字の表示を可能としている。また、CPU101は、CRT112上のMS111で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウィンドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
図2は、本実施形態の情報処理装置1000とネットワーク機器とをネットワーク接続したシステムの一例を示すシステム構成図である。
図2では、複数の情報処理装置1000がネットワーク2000を介してカメラ3000及びPDA(携帯情報端末)4000と互いに通信可能に接続されている。
本実施形態の情報処理装置1000は、NWC108を介してネットワーク2000に接続された機器上に存在する物理電子ファイル(例えば、カメラ3000に保存された電子画像ファイル等)を参照したり取得したりすることも可能である。
図3は、本実施形態の情報処理装置1000における電子ファイル管理システムの一例を示すブロック図である。
図3において、実行処理制御部301は、GUI上に配置されたエディットボックス等のコントロールに対してKB110やMS111で入力されたクリック操作等のイベントや入力文字等の情報を取得し、取得したイベントや情報を基に、必要な処理を実行する。
属性情報ファイル管理部302は、外部メモリ113に保存された属性情報ファイル(後述する。)の存在位置と電子ファイルの実態の存在位置であるパス情報を管理する。そして、属性情報ファイル管理部302は、属性情報ファイル群306中の1つの属性情報ファイルと電子ファイル群307中の1つの電子ファイルの実態とを関連付ける。
なお、電子ファイルの実態は、外部メモリ113上の別々の物理フォルダ上に分散されていても良い。属性情報ファイルには、電子ファイルの実態の位置が記録される。また、属性情報ファイル管理部302は、属性情報ファイルに相当する情報が電子ファイル中に保持されている場合には、電子ファイルから属性情報を取り出したり、取り出した属性情報を格納したりする処理を行う。
属性情報ファイル制御部303は、属性情報ファイル管理部302から属性情報ファイルの一覧を取得し、個々の属性情報ファイル中に記録された後述する要素を取り出したり格納したりする。また、属性情報ファイル制御部303は、属性情報ファイル中に記録された要素の検索、編集、削除、追加処理を行う。
更に、属性情報ファイル制御部303は、階層表現可能な要素の階層設定を解析し、また、要素を構成する後述するタグや要素内容の取り出しも行う。
仮想フォルダ構成管理部304は、仮想フォルダのフォルダ構造と各フォルダに分類されたファイルの管理を行う。仮想フォルダ構成管理部304は、属性情報ファイル制御部303から全属性情報ファイルが持つ要素のタグの一覧を取得し、指定されたタグによりそのタグを持つ属性情報ファイルと関連付けられたファイルの分類を行う。また、仮想フォルダ構成管理部304は、各フォルダが何のタグで分類されているかを管理する。
また、仮想フォルダ構成管理部304は、仮想ファイルや仮想フォルダのコピー操作や削除操作が行われた際、コピーや削除の対象となる属性情報ファイルの要素を特定し、変更が必要な要素と該要素のタグを属性情報ファイル制御部303に伝える。更に、仮想フォルダ構成管理部304は、仮想フォルダのコピー操作が行われた際に、コピー先仮想フォルダの分類の変更を管理する。
GUI生成部305は、アプリケーションの概観の表示や、例えば図5に示すフォルダ階層の表示イメージ、ファイルの一覧などの表示イメージを生成する処理を担い、生成した表示イメージをCRT112等の表示部に表示させる。
図4は、電子ファイル管理システムにおける実電子ファイルと関連付けられた属性情報ファイル410を説明するための説明図である。
図4において、属性情報ファイル410は、外部メモリ113上に電子ファイルとして電子ファイル管理システムが参照可能な場所に、重複しないユニークなファイル名にて保存され、電子ファイル管理システムにて管理される。また、属性情報ファイル410には、要素の集合が記録される。
1要素は、開始タグ、要素内容および終了タグにて表現される。開始タグは、タグ名と要素属性を持ち「<>」にて括られる。終了タグは、開始タグのタグ名の前に「/」が付いたタグ名で「<>」にて括られており、開始タグと終了タグは対になっている。また、開始タグと終了タグとの間にある情報が要素内容である。例えば、要素402は、「<イベント>」が開始タグ、「運動会」は、要素内容、「</イベント>」は、終了タグとなる。また、開始タグ401においては、「root」の部分がタグ名、「file=“C:¥BBB.jpg”」の部分が要素属性情報となる。
また、属性情報ファイル410は、要素の階層表現が可能であり、開始タグと終了タグとの間の要素内容に要素自身を設定することができ、その要素は子要素となる。例えば、図4において、開始タグ401は、子要素に要素402,403,408を有し、また、要素403は、子要素に要素404〜406を有する。
本実施形態では、開始タグ401をルート要素と呼び、ルート要素は、各属性情報ファイルに1つだけ存在する。ルート要素の要素属性には、実電子ファイルと属性情報ファイルとを結びつけるリンク情報として実電子ファイルへのパス情報が設定される。図4の例においては、属性情報ファイル「QQQ.xml」は、実電子ファイルのパス情報として「C:¥BBB.jpg」が設定されている。ルート要素の子要素には、実電子ファイルの属性情報が設定される。
つまり、ルート要素は、第一階層の要素となり、要素402,403,408は、第二階層の要素となり、要素404,405,406は、第三階層の要素となる。なお、以下の説明では、「タグ名」と表現している部分は、開始タグのタグ名を表す。
ある要素の要素内容を取得したい場合には、各階層のタグ名を「/」で連結することで特定する。
例えば、要素404の要素内容を取得したい場合には、属性情報ファイル制御部303に要素内容の取得要求として属性情報ファイル名である「QQQ.xml」と「root/年月日/年」を渡す。これにより、属性情報ファイル「QQQ.xml」から要素404の要素内容である「2005」を取得する。「root/年月日/年」の形式は、要素パスと呼ぶ。つまり、要素パスで表現することで、「/」の数により要素の階層数を判断することができる。
ある属性情報ファイルの要素の一覧を取得する場合には、要素パスの一覧が取得される。例えば、図4の例において、属性情報ファイル「QQQ.xml」の要素の一覧を取得したい場合には、属性情報ファイル制御部303に要素の一覧取得要求として属性情報ファイル名である「QQQ.xml」を渡す。これにより、属性情報ファイル制御部303は、「root」、「root/イベント」、「root/年月日」、「root/年月日/年」、「root/年月日/月」、「root/年月日/日」、「root/被写体」という一覧を返す。
なお、本実施形態では、要素パスから「root」の部分を外した要素パスで処理している部分が多い。これは、ルート要素は、属性情報ファイルに1つしか存在せず、処理の過程においては、「root」を付けて処理する必要がなく、属性情報ファイルを実際に処理する際に「root」を付与して処理を行えば良いからである。そのため、以下の説明では、意図的に「root」を外した形で要素パスと呼んでいる部分が存在する。
図5は、CRT112に表示される電子ファイル管理システムのビューを提供するウィンドウ501の説明図である。
図5において、メニュー503は、「ファイル」、「編集」、「表示」等のメニューでMS111にて何れかのメニュー選択することで該メニューの持つリストが図6の例で示すようにプルダウンされる。そして、MS111で図6のリスト項目の何れかを選ぶことで、該リストに関連付けられた処理を電子ファイル管理システムは実行する。
ツールバー504は、メニュー503が持つ処理のリスト項目をアイコンイメージで表したものである。あるメニューのリスト項目の一つのアイコンイメージの1つは関連付けられており、アイコンの何れかをMS111にて押下すると、図6のメニューリストのプルダウンを行うことなく、メニュー503と関連づけられた処理を電子ファイル管理システムは実行する。ツリービュー528は、階層化された仮想フォルダのイメージを表示するエリアである。
リストビュー527は、現在選択されている仮想フォルダ(図5の例では、B村B子のフォルダ)に分類されている電子ファイルの情報の一覧を表示するエリアである。リストビュー527は、1つの行に1つの電子ファイルの情報を表示し、また、電子ファイルに関する複数の情報を列で分けて表示することができる。リストビュー527は、電子ファイルのファイル情報の項目を識別するフィールド505,506を持ち、図5の例では、フィールド505の列にはファイル名、フィールド506の列には電子ファイルのファイルサイズがリストされている。なお、リストビュー527は、図5の例では、文字情報として表示されているが、アイコン等の画像で表示される場合もある。
縦スクロールバー525は、ツリービュー528やリストビュー527で縦方向に表示しきれない表示データを上下にスクロールすることで表示させることができる。また、横スクロールバー526は、ツリービュー528やリストビュー527で横方向に表示しきれない表示データを左右にスクロールすることで表示させることができる。
ステータスバー502は、電子ファイル管理システムが簡単な文字情報を表示する領域である。図5の例では、現在選択されている仮想フォルダを示す「B村B子」が表示されている。
ルートフォルダ507は、フォルダツリーの最上位階層となる仮想フォルダである。ルートフォルダ507は、ルートフォルダ以下が階層化されていない場合においても、階層化されている場合においても、仮想ファイルシステムにおいて必ず1つだけ存在する。
仮想フォルダ508〜517のうち、仮想フォルダ508,511,517は、ルートフォルダの1つ下の階層である第二階層のフォルダで、図5の例では、「イベント」タグ名で分類された結果の仮想フォルダとなっている。仮想フォルダ509,510は、仮想フォルダ508の「旅行」フォルダの1つ下の階層である第三階層のフォルダであり、仮想フォルダ508を「都道府県」タグ名で分類された結果の仮想フォルダとなっている。同様に、各仮想フォルダ毎にタグで分類していくことで、仮想フォルダの階層化を行っている。
コンボボックス518〜521は、仮想フォルダを更に階層化していくための選択肢であるタグの一覧がリストされる。コンボボックス518〜521は、右側にあるボタンをユーザ操作により押下することにより、選択されるリストが表示され、該リストからユーザ操作により選択された項目が表示される。
また、コンボボックス518〜521は、仮想フォルダの横に配置されており、該仮想フォルダと関連付けられる。コンボボックス518〜521のリスト中からある項目が選択された場合、選択された項目と関連付けられている仮想フォルダに現在分類されている電子ファイルの全ての属性情報ファイル中の要素を検索する。そして、コンボボックス518〜521で選択されている項目名と合致するタグ名に設定されている要素内容をフォルダ名として、該仮想フォルダの子仮想フォルダとして表示される。
例えば、図5では、ルートフォルダ507と関連付けられるコンボボックス518にて「イベント」を選択した場合、ルートフォルダ507に分類されていた電子ファイルにおいて、属性情報ファイルに「イベント」タグ名を持つ要素を検索する。そして、検索した要素の要素内容に「旅行」を持つ属性情報ファイルがあれば、ルートフォルダ507の子仮想フォルダとして「旅行」フォルダが生成され、その属性情報ファイルと関連付けられている電子ファイルは「旅行」フォルダに分類される。同様に「イベント」タグ名を持つ要素に「運動会」を持つ属性情報ファイルと関連づけられた電子ファイルは、「運動会」フォルダに分類される。
更に、「旅行」フォルダと関連づけられたコンボボックス519において「都道府県」を選んだ場合には、その時点で「旅行」フォルダに分類されていた電子ファイルが持つ属性情報ファイルから「都道府県」タグ名を持つ要素を検索する。そして、検索した要素の要素内容を「旅行」の子仮想フォルダとして生成し、「旅行」フォルダに分類されていた電子ファイルは、該生成された子仮想フォルダに分類される。
また、ある仮想フォルダにおいて、該仮想フォルダの上位階層の仮想フォルダと関連付けられているコンボボックスにて既に選択されている項目名(タグ名)は、既に分類項目として使用されているタグである。このため、該仮想フォルダと関連付けられるコンボボックスのリスト項目としては表示されない。
ファイル名523は、電子ファイルのファイル名で、図5では、現在選択されている仮想フォルダに分類されている電子ファイルの一覧を表示する例を示しており、ここで表示される電子ファイル名を仮想電子ファイルと呼ぶ。
図5の例では、仮想フォルダ515の「B村B子」が選択されている。この場合、電子ファイル管理システムと関連付けられた全電子ファイルの属性情報ファイルから、「イベント」タグ名を持つ要素の要素内容である「運動会」を属性情報に持つ電子ファイルが分類される(図4参照)。
また、該分類された電子ファイルの持つ属性情報から「年」タグ名を持つ要素の要素内容である「2005」を属性情報に持つ電子ファイルが分類される。更に、該分類された電子ファイルの持つ属性情報から「被写体」タグ名を持つ要素の要素内容である「B村B子」を持つ電子ファイルが分類され、これらの分類結果のファイルの一覧が表示されている。
情報524は、電子ファイル名523の電子ファイルに関する情報を表示する。図5の例では、ファイルの電子ファイルのサイズ情報を表示している。例えば、「AAA.doc」のファイルサイズは、「100KB(キロバイト)」を表している。情報524で表示される内容は、フィールド506の項目において何を表示するかによって異なる。例えば、「サイズ」ではなく、「ファイルの作成日」の場合もある。
次に、タグ名を使って仮想フォルダを分類する方法について述べる。
まず、図4及び図5を参照して、仮想フォルダ515の「B村B子」に仮想電子ファイル「BBB.jpg」が分類されるまでの処理例について説明する。
電子ファイル管理システムは、初回起動時など過去に仮想フォルダの構築を行っていない場合には、ツリービュー528に表示される仮想フォルダツリーには、ルートフォルダ507とコンボボックス518のみ表示される。コンボボックス518には、電子ファイル管理システムが管理する属性情報ファイルの全てが持つタグの一覧がリストされ、初期状態では何も選択されていない。
ユーザがコンボボックス518に、図9に示すタグ名がリストされている項目から「イベント」を選んだ場合、電子ファイル管理システムは、管理している全ての属性情報ファイルから「root/イベント」タグを持つ要素を検索する。そして、検索で要素が見つかった場合には、ルートフォルダ507の子仮想フォルダとして該要素の要素内容と同名の仮想フォルダが未だ無い場合には生成し、該子仮想フォルダに該要素を持つ属性情報ファイルを分類する。
図5の例では、仮想フォルダ508の「旅行」、仮想フォルダ511の「運動会」、仮想フォルダ517の「遊園地」が生成されている。図4の属性情報ファイル410は、要素402に「root/イベント」のタグ名の要素を持っており、要素内容は、「運動会」であるため、この時点で、仮想フォルダ511の「運動会」に分類される。
更に、仮想フォルダ511に子仮想フォルダを作成する場合、通常、まだ分類されていないフォルダは、仮想フォルダ509の「東京」のようにコンボボックスが表示されていない。そこで、例えば、図6で示すように、メニュー503の「編集」が持つ選択リストを表示し、メニューリスト604である「新規分類」を選択する。すると、仮想フォルダ511の「運動会」の横に仮想フォルダ511と関連付けられたコンボボックス520が表示される。
コンボボックス520には、仮想フォルダ511に分類された属性情報ファイルが持つ全ての要素から、既に上位階層の仮想フォルダ507と関連付けられたコンボボックス518にて選択されている「イベント」を除いたタグ名の一覧がリスト表示される。また、コンボボックス520が表示された時点では、コンボボックス520は何も選択されていない状態である。
次に、コンボボックス520のリスト表示にて「 年」を選択すると、電子ファイル管理システムは、現在、仮想フォルダ511の「運動会」に分類されている属性情報ファイルの全てから「root/年月日/年」タグを持つ要素を検索する。なお、後述するが、「年」は、「年月日」の子要素のためインデントされている。そして、検索で要素が見つかった場合には、仮想フォルダ511の子仮想フォルダとして該要素の要素内容と同名の仮想フォルダが未だ無い場合には生成し、該子仮想フォルダに該要素を持つ属性情報ファイルを分類する。
図5の例では、仮想フォルダ512の「2004」、仮想フォルダ513の「2005」が生成されている。図4の属性情報ファイル410には、要素404に「root/年月日/年」のタグ名の要素を持っており、要素内容は、「2005」であるため、この時点で、仮想フォルダ513の「2005」に分類される。
同様にして、仮想フォルダ513と関連付けられたコンボボックス521を表示する。該コンボボックス521には、仮想フォルダ513に分類された属性情報ファイルが持つ全ての要素から、上位階層の仮想フォルダ511,507での分類に使用されたタグ名、「イベント」と「 年」が外されたタグ名の一覧がリストされる。
コンボボックス521にて「被写体」を選択すると、電子ファイル管理システムは、現在、仮想フォルダ513の「2005」に分類されている属性情報ファイル全てから「root/被写体」のタグ名を持つ要素を検索する。そして、検索で要素が見つかった場合には、仮想フォルダ513の子仮想フォルダとして該要素の要素内容と同名の仮想フォルダが未だ無い場合には生成し、該子仮想フォルダに該要素を持つ属性情報ファイルを分類する。
図5の例では、仮想フォルダ514の「A田A男」、仮想フォルダ515の「B村B子」、仮想フォルダ516の「C藤C介」が生成されている。図4の属性情報ファイル410は、要素608に「root/被写体」のタグ名の要素を持っており、要素内容は、「B村B子」であるため、この時点で、仮想フォルダ515の「B村B子」に分類される。
結果として、仮想フォルダ515の「B村B子」には、図4の属性情報ファイル410の「QQQ.xml」が分類されており、また、属性情報ファイル410のルート要素の要素属性には、「file=“C:¥BBB.jpg”」が設定されている。このため、属性情報ファイル410は、実電子ファイル「C:¥BBB.jpg」と関連付けられており、仮想フォルダ515の「B村B子」を選択した場合、リストビュー527のファイル名の一覧には、「BBB.jpg」が表示される。
次に、上記の内容を実現するための具体的な処理について述べる。
まず、図5におけるコンボボックス518〜521にリストされるタグ名の一覧の収集方法について説明する。タグ名の一覧は、分類を実施する仮想フォルダ各々においてRAM102上のメモリ領域に作成される。
図7は、タグ名が収集されたリストのイメージ図である。リスト701には、各仮想フォルダ毎に分類される全属性情報ファイルが持つタグで重複しないタグ名を表す要素パスが設定される。また、リスト701には、ルート要素のタグ名と既に上位階層で分類に使用されたタグ名は含まれない。
図8は、リスト701の作成処理の一例を示すフローチャート図である。図8での処理は、情報処理装置1000のCPU101が外部メモリ113に記憶される電子ファイル管理システムをRAM102上で実行することにより実現される。
まず、電子ファイル管理システムを実行するCPU101は、分類を実施する仮想ファイルに現在分類されている全属性情報ファイルを取得する。例えば、電子ファイル管理システムが初回の起動時で、図5に示されるツリービュー528にルートフォルダ507しか仮想フォルダが存在しない場合には、該システムが管理している属性情報ファイル全てが対象となる。
ステップS801では、CPU101は、分類された属性情報ファイルを取得した場合は、ステップS802に進み、対象の仮想フォルダに分類されている属性情報ファイルが無いか、或いは分類された全属性情報ファイルを処理し終わった場合は、処理を終了する。
ステップS802では、CPU101は、取得した属性情報ファイルが持つ要素全ての一覧を要素パスにて取得し、ステップS803に進む。
ステップS803では、CPU101は、取得した要素の一覧から一つずつの要素を確認する。そして、CPU101は、要素が無いか、或いは、要素の一覧を一つずつ確認した結果、最後の要素を確認し終わった場合は、ステップS801に戻って、未だ一覧を取得していない次の属性情報ファイルを確認し、要素が有る場合は、ステップS804に進む。
ステップS804では、CPU101は、その要素がルート要素かどうかを判断する。そして、CPU101は、ルート要素の場合は、ルート要素はリスト701に含めないため、ステップS803に戻って、次の未確認の要素を確認し、ルート要素でない場合は、ステップS805に進む。
ステップS805では、CPU101は、分類対象の仮想フォルダの上位階層のフォルダの分類処理時に既に使われた要素のタグ名はリストに含める必要がないため、既に使用されたタグ名か否かを確認する。そして、CPU101は、既に使用されたタグ名である場合は、ステップS803に戻り、既に使用されたタグ名でない場合は、ステップS806に進む。なお、既に使用されたタグ名を確認する際、分類対象の仮想フォルダの上位階層の仮想フォルダが何れであるかは、後述する図10で示される親ノードのノード番号で追跡可能である。
ステップS806では、CPU101は、現在確認している要素のタグ名が既にリスト701に存在するかを確認する。そして、CPU101は、タグ名が既にリスト701に存在する場合は、リスト701にはタグ名を重複して設定しないため、ステップS803に戻り、次の未確認の要素を確認し、タグ名がリスト701に存在しない場合は、ステップS807に進む。
ステップS807では、CPU101は、リスト701に対して、追加されていない要素のタグ名を表すルート要素のタグ名を除いた要素パスを追加し、ステップS803に戻る。
図9は、図8での処理で作成されたリスト701を図5に示すコンボボックス518〜521の一覧に設定した場合のイメージ図である。前述したように、コンボボックス518〜521では、横のボタンを押下した場合、コンボボックス518〜521に設定されているリストの一覧が表示される。図9は、そのコンボボックスにおいて該コンボボックスの横のボタンを押下した場合に表示されるリストの一覧の例である。
図9においてリストされる項目名は、図7に示すリスト701に設定されているルート要素のタグ名を除いた要素パスから最下位層を現すタグ名のみ表示される。また、要素の階層を表現してユーザの理解を助けるために、階層に応じてインデントが設定されている。例えば、リスト項目名904〜906は、リスト項目903で表現される「年月日」タグ名を持つ要素の子要素であることを表現するために、「年月日」よりも右側にインデントされる。
また、コンボボックスにリストされる任意の項目は選択できないようにするための属性を付与することが可能である。子要素を持つ要素は、子要素しか持たず、具体的な要素内容を持っていないため選択できないようにする必要があり、コンボボックスの選択リストに登録する際には、選択できない属性を付与しておく。例えば、リスト項目903で表現される「年月日」タグ名を持つ要素は、「年」、「月」、「日」のタグ名を持つ子要素しか持たない。このため、コンボボックスの選択リストに登録する際には、「年月日」はコンボボックスで表示はされるが選択できないよう属性を付与しておく。
次に、図5に示すコンボボックス518〜521にリスト表示される分類条件のタグ名を選択することで、仮想フォルダを生成して、電子ファイルを分類する方法について述べる。
まず、電子ファイル管理システムにおける仮想フォルダの階層構造の管理内容について説明する。仮想フォルダの階層構造は、RAM102に設定される。
図10は、図5の例において、電子ファイル管理システムが管理する階層構造メモリの内容を構造的に示した図である。図10の構造が、図5のツリービュー528に表現されている仮想フォルダツリーの構成と一致しているのが分かる。図10において、ノード1001〜1011には、仮想フォルダの情報が設定される。
図11は、ノードの構成例を示す図である。ノードは、「仮想フォルダ名」1101、「分類タグ名」1102、「分類された属性情報ファイル」1103、「ノード番号」1104および「親ノードのノード番号」1105で構成される。
例えば、図10に示すノード1008の「仮想フォルダ名」1047(図11の1101)は「2005」、「分類タグ名」1048(図11の1102)は「被写体」、「分類された属性情報ファイル」1049(図11の1103)は「NNN.xml」である。また、図10に示すノード1008の「ノード番号」1050(図11の1104)は「30004」、「親ノードのノード番号」1051(図11の1105)は「20002」である。
図11に示す「仮想フォルダ名」1101には、仮想フォルダのフォルダ名が設定される。例えば、図10におけるノード1001は、図5における仮想フォルダ507のフォルダ名が「ルート」であることを示している。
「分類タグ名」1102には、仮想フォルダがどのようなタグ名で現在分類されているかが設定される。また、「分類タグ名」1102には、タグ名としてルート要素のタグ名を除いた要素パスが設定される。例えば、図10におけるノード1002は、図5における仮想フォルダ508と関連付けられるコンボボックス519に「都道府県」が選択されていることを表している。ノード1002には、該コンボボックスに設定されている「都道府県」が属性情報ファイル中のルート要素のタグ名を除いた要素パスである「場所/都道府県」が分類タグ名1018に設定されている。
なお、例えば、図10における分類タグ名1028や分類タグ名1033のように分類されていないノードの「分類タグ名」1102は空である。
「分類された属性情報ファイル」1103には、仮想フォルダに分類されている電子ファイルの属性情報ファイルが設定される。例えば、図10におけるノード1010は、図5における仮想フォルダ515の「B村B子」に、属性情報ファイルである「QQQ.xml」、「RRR.xml」、「SSS.xml」、および「TTT.xml」が分類されていることを示している。
「ノード番号」1104は、ノードに固有の番号を設定する。「ノード番号」1104は、電子ファイル管理システムが他ノードのノード番号と重複しない番号を付与することで一意にノードを識別することができる。
「親ノードのノード番号」1105は、親のノードに設定されている「ノード番号」を設定する。つまり、あるノードは、「親ノードのノード番号」を持つノードから分類されていることを表す。例えば、図10におけるノード1003には、親ノードのノード番号1026に「10001」が設定されており、親ノードであるノード1001のノード番号1015には、同じ「10001」が設定されている。ルートのノードは親ノードを持たないため「親ノードのノード番号」は空である。
ノードは、「分類タグ名」1102に設定されたタグ名が存在する属性情報ファイルからそのタグ名を持つ要素の要素内容を取得し、その要素内容を「仮想フォルダ名」1101にした該ノードの子ノードを生成する。生成された子ノードの「分類された属性情報ファイル」1103には、該タグ名を持つ属性情報ファイルが設定される。また、元のノードの「分類された属性情報ファイル」1103からは、子ノードに設定された「分類された属性情報ファイル」1103は削除される。
図10におけるノード1002を例に採ると、ノード1002は、元々分類された属性情報ファイル1019に、「CCC.xml」、「DDD.xml」、「HHH.xml」、「III.xml」および、「JJJ.xml」を持っていたことになる。図5におけるコンボボックス519に「都道府県」が設定されたことで、ノード1002の分類タグ名1018に「場所/都道府県」が設定される。
電子ファイル管理システムは、「CCC.xml」、「DDD.xml」、「HHH.xml」、「III.xml」、「JJJ.xml」の各属性情報ファイルから、「場所/都道府県」にルート要素のタグ名を加えた要素パスを使って合致するタグ名を検索する。図10では、要素を持つ属性情報ファイルが、「HHH.xml」、「III.xml」および「JJJ.xml」であったことを表している。また、「HHH.xml」の要素の要素内容は「東京」であったことも表している。電子ファイル管理システムは、ノード1002の子ノードとして、ノード1005を生成し、他ノードと重複しないノード番号をノード番号1035に設定し、更にノード1005の仮想フォルダ名1032に「東京」を設定する。
また、電子ファイル管理システムは、ノード1002に設定されているノード番号1020の「20001」を子ノード1005の親ノードのノード番号1035に設定する。更に、電子ファイル管理システムは、ノード1005の分類された属性情報ファイル1034に「HHH.xml」を設定し、ノード1002の分類された属性情報ファイル1019から「HHH.xml」を削除する。
同様にして、ノード1006の仮想フォルダ名1037には、「千葉」が設定される。分類された属性情報ファイル1039には、「III.xml」および「JJJ.xml」が設定された上で、ノード1002の分類された属性情報ファイル1019から該属性情報ファイルは削除される。その結果、ノード1002の分類された属性情報ファイル1019には、「場所/都道府県」のタグ名を持たない属性情報ファイルが残される。なお、ノード1003の分類された属性情報ファイル1024は、空になっているが、これは、ノード1003の子ノードに属性情報ファイルの全てが分類されたことを示している。
なお、図10で示す各ノードと、図5のツリービュー528に表示される仮想フォルダツリーの各フォルダとの関連付けは、各仮想フォルダは、インスタンスであり、個々の仮想フォルダにはデータを保有するメモリ領域を持つ。このため、該メモリ領域に各ノードのノード番号を設定しておくことで、ノードと図5のツリービュー528に表示される仮想フォルダツリーの各フォルダとが関連付けられる。もしくは、各階層のノードと仮想フォルダを並べる順序を統一しておき、順序から参照することで図5のツリービュー528に表示される仮想フォルダツリーの各フォルダとを関連付けてもよい。もちろん、図11で示されるノードの設定データを仮想フォルダの持つデータ保有メモリ領域にそのまま設定しても良い。
図12は、上記内容を実現するために仮想フォルダの横に配置されたコンボボックス518〜521のリスト項目を選択した際の処理の一例を説明するためのフローチャート図である。なお、図12での各処理は、情報処理装置1000のCPU101が外部メモリ113に記憶される電子ファイル管理システムをRAM102上で実行することにより実現される。
電子ファイル管理システムは、図5の例に示すように、仮想フォルダと関連付けられたコンボボックス518〜521のリスト項目が変更されると、その変更内容と、どのコンボボックスが変更されたかを認識する。
ステップS1201では、CPU101は、設定が変更されたコンボボックスのリスト項目と関連付けられた仮想フォルダを特定し、更には、その仮想フォルダと関連付けられるノードを特定した上で、特定したノードが子ノードを持つかを確認する。ノードが子ノードを持っているか否かは、存在しているノードを確認し、図11における親ノードのノード番号1105に該ノードのノード番号が設定されているノードがあるか否かで判断することができる。そして、CPU101は、特定したノードが子ノードを持つ場合は、ステップS1202に進み、特定したノードが子ノードを持たない場合は、ステップS1203に進む。
ステップS1202では、CPU101は、子ノードが子ノード(つまりリストが変更されるノードの孫ノード)を持っているかを、下位階層の全てのノードについて検索し、ノードから派生して生成された下位階層の子ノード全てを削除する。合わせて、CPU101は、削除されるノード各々に対し関連付けられた仮想フォルダを廃棄し、ステップS1203に進む。
ステップS1203では、CPU101は、ノードに分類されている分類処理の行われていない属性情報ファイルがあるか否かを確認する。そして、CPU101は、全ての属性情報ファイルが確認済みであれば、処理を終了し、未確認の属性情報ファイルがある場合は、ステップS1204に進む。
ステップS1204では、CPU101は、未確認の属性情報ファイルの1つを取得し、コンボボックスで設定されたタグ名を持つ要素がその属性情報ファイルにあるかを確認する。そして、CPU101は、コンボボックスで設定されたタグ名を持つ要素がその属性情報ファイルにある場合は、ステップS1205に進み、ない場合は、ステップS1203に戻り、次の未確認の属性情報ファイルを確認する。
ステップS1205では、CPU101は、タグ名を持つ要素の要素内容を取得し、取得した要素内容と同名のノードが子ノードに既に存在しているかを確認する。そして、取得した要素内容と同名のノードが子ノードに既に存在している場合は、ステップS1207に進み、存在していない場合は、ステップS1206に進む。
ステップS1206では、CPU101は、ステップS1205で取得した要素内容名の仮想フォルダを表示するための子ノードを生成すると共に、生成された子ノードと関連付けられる仮想フォルダを表示し、ステップS1207に進む。子ノードが生成された際には、子ノードには、図11における「仮想フォルダ名」1101に要素内容と同名となる仮想フォルダ名を設定し、ノード番号を生成した上で、「ノード番号」1104に設定する。また、子ノードを生成した親ノードのノード番号を「親ノードのノード番号」1105に設定する。
ステップS1207では、CPU101は、コンボボックスで設定されたタグ名を持つ要素の属性情報ファイル名を子ノードの図11の「分類された属性情報ファイル」1103に設定する。また、CPU101は、属性情報ファイル名を親ノードの「分類された属性情報ファイル」1103から削除する。ステップS1207実行後、CPU101は、同じ属性情報ファイル中に更に該当するタグ名が存在するかを確認するためステップS1204に戻る。つまり、属性情報ファイルには、同じタグ名の要素を複数設定することが可能である。
なお、分類後、分類元のノードに分類される属性情報ファイルは減ることになるため、該ノードに関連付けられる仮想フォルダのコンボボックスのリスト内容も更新する必要があり、この更新には、図8で示す処理を行えば良い。
以上説明したように、本実施形態では、各仮想フォルダに対し、タグ名による分類条件で属性情報ファイルを分類していくことで、仮想フォルダ毎に自在に分類条件を変更することができ、また、仮想フォルダの単位で階層化を実現することができる。これにより、同一階層での仮想フォルダを異なる条件で分類することができるとともに、枝ごとに分類条件を変えながら仮想フォルダの階層数を自在に変えることができ、更には、フィールド自体をカテゴリ分けすることができる。
また、電子ファイルと属性情報とを分類する必要がないため、電子ファイルと属性情報の一元管理を可能となり、電子ファイルの保存場所を変更した場合でも、電子ファイルと属性情報との関連を保持することができる。
(第2の実施形態)
次に、図13〜図21を参照して、本発明の第2の実施形態である情報処理装置について説明する。なお、上記第1の実施形態に対して重複又は相当する部分については、図及び符号を流用して説明する。
本実施形態では、電子ファイルに対し、分類条件となる要素の付与や削除を行う方法について説明する。属性情報は、属性情報ファイルに設定されるため、電子ファイルと関連付けるための属性情報ファイルを作成する必要がある。
まず、電子ファイル管理システムに新規に電子ファイルを関連付ける方法について説明する。
図13は、ある電子ファイルに関連付けられた属性情報ファイルが未だ生成されていない場合、電子ファイル管理システムに新規に電子ファイルを関連付ける際に表示されるウィンドウの一例を示す図である。
図13において、ウィンドウ1301は、図5のメニュー503のファイルメニューにおいて、図14で示されるメニュー項目1401の「新規ファイル登録」を選ぶことで表示される。
エディットボックス1302は、KB110にて文字情報が入力できる。エディットボックス1302には、関連付けたい電子ファイルが存在するパスを指定する。指定するパスは、外部メモリ113上のローカルファイルでも良いし、NWC108を介してネットワーク上のファイルを指定しても良い。
参照ボタン1303は、押下することにより、エディットボックス1302を使うことなく、マウス操作で電子ファイルを指定可能なGUIを表示することができる。
チェックボックス1304は、チェックが付けられていない場合には、ルートフォルダ507に分類され、生成される属性情報ファイルにはルート要素のみが設定される。チェックボックス1304にチェックが付けられている場合には、現在選択されている仮想フォルダに登録する電子ファイルを分類する。例えば、図5において、仮想フォルダ515の「B村B子」が選択されている場合には、この仮想フォルダ515に登録されるよう電子ファイルを分類する。
チェックボックス1304にチェックが付けられている上記例の場合、電子ファイル管理システムは、現在選択されている仮想フォルダ515を識別し、仮想フォルダ515と階層構造を解析した上で、図15に示す属性情報ファイル1501を生成する。仮想フォルダ515は、コンボボックス518にて、「イベント」タグ名で分類された仮想フォルダ511の「運動会」の下位層のフォルダであるため、図15における要素1503が設定される。
更に、仮想フォルダ515は、コンボボックス520にて、「年月日/年」で分類された仮想フォルダ513の「2005」の下位層のフォルダでもあるため、図15における要素1504および1505が設定される。また、仮想フォルダ515は、コンボボックス521にて「被写体」で分類された仮想フォルダであるため、図15における要素1507が設定される。
リストにある要素の設定は、後述する図17の処理で追加要素のリストを作成した上で行う。また、図11において、新規に分類された仮想フォルダに関連付けられるノードが持つ「分類された属性情報ファイル」1103には、新規に作成された属性情報ファイルのファイル名を設定する。また、電子ファイル管理システムが動作しているOS等がファイルを管理するシェルを持つ場合、そのシェルにリストされている実電子ファイルをMS111にて選択し、図5における仮想フォルダ上にドラッグアンドドロップすることで関連付けができる。
OKボタン1305は、押下された場合に、エディットボックス1302にて指定された電子ファイルの関連付けを実行する。電子ファイルの関連付けが実行された場合には、電子ファイル管理システムが外部メモリ113上の参照且つ管理している場所に属性情報ファイルを生成し、ウィンドウ1301を終了する。属性情報ファイルのファイル名は、他の属性情報ファイルと重複しないユニークなファイル名が設定される。
キャンセルボタン1306は、押下された場合に、電子ファイルを関連付ける処理は実施せずに、ウィンドウ1301を終了する。
次に、既に電子ファイル管理システムに関連付けられている電子ファイルを表す仮想電子ファイルのコピー操作による要素付与について説明する。コピーは、図5におけるリストビュー527にリストされるファイル名の1つを選択し、要素を付与したい目的の仮想フォルダにドラッグアンドドロップすることで実現される。
図16(a)は、図5における仮想フォルダ517に分類されていた状態の属性情報ファイル1601aを示す図である。要素1602にて、属性情報ファイル1601aは「C:¥EEE.jpg」と関連付けられているため、図5における仮想フォルダ517を選択した場合には、リストビュー527上の名前リスト523には、「EEE.jpg」が表示される。
図16(b)は、仮想フォルダ517に分類されていた仮想電子ファイル「EEE.jpg」を仮想フォルダ509にコピーした際の属性情報ファイル1601bを示す図である。なお、追加する要素は、後述する図17の処理にて追加要素のリストを作成した上で、リストにある要素を設定する。更に、図11において、新規に分類された仮想フォルダに関連付けられるノードが持つ「分類された属性情報ファイル」1103には、新規に分類された属性情報ファイルのファイル名を設定する。
コピー操作の結果、属性情報ファイル1601bは、仮想フォルダ509の「東京」および仮想フォルダ517の「遊園地」の両方に分類されることになる。
このように、実電子ファイルをコピーすることなく、属性情報ファイルに要素を付与するのみで、分類が実現できる。
なお、電子ファイルを分類したい仮想フォルダが存在しない場合には、図5のメニュー503のファイルメニューにおいて、図14で示すメニュー項目1402の「仮想フォルダの新規作成」を選ぶことで、不図示の文字入力ウィンドウが表示される。そして、該ウィンドウに入力した文字列を持つ仮想フォルダが、現在選択されている仮想フォルダの子フォルダとして生成される。子フォルダを生成した場合には、図10における構造図においても、選択されている仮想フォルダに該当するノードの子ノードとして新規の仮想フォルダに関連づけられたノードが作成される。
次に、電子ファイルのコピー操作時において属性情報ファイルに設定する要素のリストを作成する処理について説明する。
図17は、図18に示す属性情報ファイルに設定すべき要素の一覧を作成する処理の一例を示すフローチャート図である。図17での処理は、情報処理装置1000のCPU101が外部メモリ113に記憶される電子ファイル管理システムをRAM102上で実行することにより実現される。また、図18に示す設定要素の一覧は、RAM102上のメモリ領域に作成される。
ステップS1701では、CPU101は、分類先となる仮想フォルダと関連付けられた図10におけるノードを特定し、そのノードを参照ノードとし、ステップS1702に進む。
ステップS1702では、CPU101は、参照ノードが親ノードを持っているかを、参照ノードに設定されている図11の「親ノードのノード番号」1105より確認する。そして、CPU101は、参照ノードが親ノードを持っていない場合は、処理を終了し、参照ノードが親ノードを持っている場合は、ステップS1703に進む。
ステップS1703では、親ノードの分類タグ名が設定する要素のタグ名であり、参照ノードに設定される「仮想フォルダ名」1101が要素内容であることが特定できるので、CPU101は、要素を作成し、ステップS1704に進む。
ステップS1704では、CPU101は、作成した要素を図18に示す設定要素のリストに追加し、ステップS1705に進む。設定要素は、例えば図18における「イベント/運動会」1801のように要素パスと要素内容とを「/」で連結する。つまり、「/」で連結された最後の内容が要素内容になる。
ステップS1705では、現在の参照ノードより上階層のノードも設定要素となるため、CPU101は、参照ノードを親ノードに変更し、ステップS1702に戻る。そして、CPU101は、親ノードを持たないノード(つまりルートノード)を参照するまで、処理を繰り返し要素をリストに追加していく。なお、リストには階層の順序に従った順序で要素を設定していく。
また、要素追加前の元の属性情報ファイル中の要素に、図17の処理で作成されたリストの追加要素が既に存在していた場合には、その要素は属性情報ファイルに設定する必要は無いため、その要素はリストから削除する。
以上の処理で作成された図18に示す設定要素のリストを属性情報ファイルに設定することで、要素の付与が実現できる。
しかしながら、図16(b)の例において、要素1603と1605は、共にタグ名に「イベント」を持っている。電子ファイル管理システムの使用者によっては、このような状況は好ましくない可能性がある。そこで、要素を追加しようとしている属性情報ファイルの要素と図17の処理で成された図18の例のリストを比較し、同じタグ名が存在している場合には、重複しているタグ名があることを使用者にメッセージを表示する不図示のウィンドウにて通知する。これにより、使用者にそのまま要素を追加するかどうかを判断させることが可能になる。
次に、属性情報ファイルから要素を削除する方法について説明する。要素の削除は、図5におけるリストビュー527にリストされるファイル名の1つを選択し、そのファイル名に対して削除する操作を行う。この削除の操作は、例えば、KB110にあるDeleteボタンを押下することで実行される。
要素を削除する場合にも、図17の処理により、図18の例のような削除する要素のリストを作成する。削除の場合、図7のステップS1701における分類先の仮想フォルダは、削除対象のファイルが分類されている仮想フォルダと同義である。後は、リストされた要素を削除対象の電子ファイルと関連付けられた属性情報ファイルから削除する。また、削除前に分類されていた仮想フォルダから削除された要素に応じて再分類する必要があるため、図11の構造図における対象ノードの「分類された属性情報ファイル」1103を更新する。
しかしながら、リストされた要素を全て削除することは、電子ファイルが分類されていた仮想フォルダの上位のフォルダと関連付いた要素も含めて削除することになる。電子ファイル管理システムの使用者によっては、現在分類されている仮想フォルダに該当する要素のみだけを削除したいなど、リストされた要素を全て削除することは好ましくない可能性がある。
図19に示すウィンドウ1901は、図5における仮想フォルダ515の「B村B子」に分類されている電子ファイルの削除操作を行った際に表示されるウィンドウの例である。ラジオボタン1902〜1904は、何れか1つを選択でき、図17の処理にて作成された図18のリストの要素内容の部分(「/」で区切られた最後の部分)の一覧を表示している。図18のリストは、階層順序で並んでいるため、ラジオボタン1902〜1904もその階層順序に従いリストすることができる。
OKボタン1905は、削除処理を実行するボタンで、ラジオボタン1902〜1904にて選択されている階層の要素を削除する。図19の例においては、ラジオボタン1903の「2005」が選択されており、図18のリストの要素1803および1802を削除することを表している。また、要素が削除された属性情報ファイルは、リストに残った最下位層の要素である「運動会」1801に該当する仮想フォルダに再分類される。また、図10におけるノードの構造図における「B村B子」に該当するノードの「分類された属性情報ファイル」1059から該属性情報ファイルを削除し、「運動会」に該当するノードの「分類された属性情報ファイル」1024に該属性情報ファイルを設定する。キャンセルボタン1906は、削除処理をキャンセルするボタンである。
次に、仮想フォルダを仮想フォルダにコピーする方法について説明する。仮想フォルダ間のコピーは、コピー元の仮想フォルダに分類された全ての電子ファイルを纏めて、コピー先の仮想フォルダに分類させることができる。なお、コピー時の属性情報ファイルへの要素の付与については、コピー元に分類されている属性情報ファイルを1つ1つ処理すれば良く、1つの電子ファイルのコピー操作をする場合と変わらない。
図5において、「場所/都道府県」で分類されている仮想フォルダ510の「千葉」を仮想フォルダ512の「2004」にコピーする場合を例に採って説明する。
仮想フォルダをコピーする場合、電子ファイル管理システムの使用者には、二つの選択肢が存在し、使用者がコピー操作時にどちらの処理を実施するか選択できるようにする。一つの選択肢は、コピー元の仮想フォルダに現在分類されている条件が、コピー先の仮想フォルダで行っている分類条件と異なる際に、コピー元の分類条件をコピー先の分類条件に合わせる場合である。上記の例において、図5の仮想フォルダ510は、「場所/都道府県」で分類されているが、コピー先の仮想フォルダ512は分類条件が設定されていないため、子仮想フォルダを持っていない。
コピー元の仮想フォルダが分類されている条件に合わせるため、図20に示すように、コピー元の仮想フォルダである仮想フォルダ510aの名称の「千葉」にて、コピー先の仮想フォルダ512の「2004」の子仮想フォルダ510bの「千葉」を生成する。この場合、コピー先の仮想フォルダ512の「2004」は、コピー元の分類条件であるコンボボックス519aに設定された「都道府県」にて自動的に分類される。元々、仮想フォルダ512に分類されていた電子ファイルに関連付けられた属性情報ファイルに「都道府県」タグを持つ要素があれば、その要素も分類条件となる。
分類される際の処理としては、仮想フォルダ512に関連付けられた図10におけるノード1007の「分類された属性情報ファイル」1103に、一旦、仮想フォルダ510aに分類されていた属性情報ファイルの全てを設定する。そして、ノード1007に対し、図12での処理を実行する。また、仮想フォルダ512に関連付けられたコンボボックス519bを表示し、図8での処理を実行することで該コンボボックスにタグ名のリストを設定し、「都道府県」の選択肢を設定しておく。
図5における仮想フォルダ513のように、既に分類条件が設定されている仮想フォルダがコピー先の場合には、図12の処理で行われるように、コピー元の仮想フォルダが分類されているタグ名を新規選択項目とする。そして、コンボボックスの選択項目が切り替わった際と同じ処理を実施すればよい。
もう一つの選択肢は、コピー元の仮想フォルダが分類されている条件に関わらず、コピー先の仮想フォルダに設定されている分類条件に合わせる場合である。
この場合、先の例であれば、コピー元の仮想フォルダ510aの名称「千葉」は、コピー先の仮想フォルダ512においては、子仮想フォルダとして表示されなくなる。
分類される処理としては、コピー元の仮想フォルダに分類されている電子ファイルを1つずつコピー先の仮想フォルダにコピーする処理を実行すればよい。
図21(a)は、先の例の図5における仮想フォルダ510の「千葉」に分類されていた電子ファイルに関連づけられたコピー前の例である属性情報ファイル2101aを示す図である。図21(b)は、仮想フォルダ510を仮想フォルダ512の「2004」にコピーを行った後に図21(a)の属性情報ファイル2101aに要素が追加された属性情報ファイル2101bを示す図である。上述の二つの選択肢の何れであっても追加される要素は変わらない。
また、子仮想フォルダを持つ仮想フォルダをコピーする場合には、コピー元の仮想フォルダにおいて上位下位層のフォルダから順に上記処理を実行すれば、子仮想フォルダも含めたコピー処理ができる。
図21(b)において、図20のコピー先の仮想フォルダ512の「2004」は、ルートフォルダ507を「イベント」で分類した仮想フォルダ511の「運動会」の下位層のフォルダであるため、要素2108が追加される。また、仮想フォルダ511の「運動会」を「場所/年」で分類した結果作成された仮想フォルダが512であるので、要素2109〜2111が追加される。
以上説明したように、本実施形態では、ある仮想フォルダに分類される電子ファイルを階層の異なる仮想フォルダにコピーすることができ、また、ある仮想フォルダを枝を跨いだ他の仮想フォルダにコピーすることが可能になる。その他の構成及び作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
なお、本発明の各種制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
101 CPU
102 RAM
103 ROM
110 キーボード
111 マウス
112 CRT
113 外部メモリ
1000 情報処理装置

Claims (10)

  1. 要素の集合を記録した属性情報と関連付けられた複数の電子ファイルを仮想電子ファイルとして、階層化された仮想フォルダに分類する情報処理装置であって、
    所定の仮想フォルダに対し、ユーザ操作により前記要素に含まれる分類条件を選択させるためのリストを表示するリスト表示手段と、
    前記所定の仮想フォルダに分類されている属性情報から前記リストで選択された分類条件を持つ要素を検索する検索手段と、
    該検索手段による検索により前記属性情報から前記要素が見つかった場合に、前記所定の仮想フォルダの子仮想フォルダを生成して、該子仮想フォルダに前記要素を持つ属性情報を分類する分類手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記リスト表示手段は、既に上位階層の仮想フォルダと関連付けられている分類条件を除いた分類条件をリストとして表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記分類手段は、前記子仮想フォルダに分類した属性情報を前記所定の仮想フォルダから削除する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記リスト表示手段は、前記所定の仮想フォルダに分類されている属性情報の全ての要素を検索し、重複しない要素に含まれる分類条件をリスト表示する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記分類手段は、前記仮想フォルダに分類されていた前記仮想電子ファイルを他の仮想フォルダにコピーする際に、コピー先の前記他の仮想フォルダ及び該他の仮想フォルダの上位階層の仮想フォルダの分類条件に応じた要素をコピー元の属性情報に付与して、該属性情報を前記仮想フォルダ及び前記他の仮想フォルダに分類する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記仮想電子ファイルの削除操作を行う際に、該仮想電子ファイルが分類されている仮想フォルダに関連づけられた属性情報の要素のみを削除するか、該仮想フォルダの上位階層の仮想フォルダに関連付けられた属性情報の要素のどの階層までの要素を削除するかを選択するための選択手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記分類手段は、ある分類条件で分類されている仮想フォルダを他の仮想フォルダへコピーする操作を行った際に、コピー元の前記仮想フォルダの分類条件で、コピー先の前記他の仮想フォルダを分類することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 要素の集合を記録した属性情報と関連付けられた複数の電子ファイルを仮想電子ファイルとして、階層化された仮想フォルダに分類する情報処理装置の制御方法であって、
    所定の仮想フォルダに対し、ユーザ操作により前記要素に含まれる分類条件を選択させるためのリストを表示するリスト表示ステップと、
    前記所定の仮想フォルダに分類されている属性情報から前記リストで選択された分類条件を持つ要素を検索する検索ステップと、
    該検索ステップでの検索により前記属性情報から前記要素が見つかった場合に、前記所定の仮想フォルダの子仮想フォルダを生成して、該子仮想フォルダに前記要素を持つ属性情報を分類する分類ステップと、を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  9. 要素の集合を記録した属性情報と関連付けられた複数の電子ファイルを仮想電子ファイルとして、階層化された仮想フォルダに分類する情報処理装置を制御するプログラムであって、
    所定の仮想フォルダに対し、ユーザ操作により前記要素に含まれる分類条件を選択させるためのリストを表示するリスト表示ステップと、
    前記所定の仮想フォルダに分類されている属性情報から前記リストで選択された分類条件を持つ要素を検索する検索ステップと、
    該検索ステップでの検索により前記属性情報から前記要素が見つかった場合に、前記所定の仮想フォルダの子仮想フォルダを生成して、該子仮想フォルダに前記要素を持つ属性情報を分類する分類ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを格納した、
    ことを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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