JP2011156956A - 燃料供給構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】無理な姿勢にレイアウトさせることなく且つ下方を覆うカバー部材を備えることなく、ポンプ吸引配管が走行路面上及び圃場面上の障害物に接触することを防止する。
【解決手段】燃料タンクは車輌幅方向一方側の第1車輌フレームの外側面に支持され、燃料ポンプはエンジンの車輌幅方向他方側の側面に配設され、燃料タンク及び燃料ポンプ間を接続するポンプ吸引配管は、一端部が燃料タンクに流体接続された状態で第1車輌フレームに形成された開口を介して第1車輌フレームを貫通し且つ車輌幅方向に沿って視た際に一対の車輌フレームに重合された状態で第1車輌フレームから第2車輌フレームの内側面近傍まで延びる幅方向延在部と、幅方向延在部の他端部から上方へ延びて燃料ポンプの吸引側に流体接続される上下方向延在部とを有する。
【選択図】図9

Description

本発明は、トラクタ等の作業車輌に適用される燃料供給構造に関する。
燃料タンク内の燃料を燃料ポンプによってエンジンへ供給する燃料供給構造はトラクタ等の作業車輌において広く利用されている。
例えば、左右のステップの下方で且つ車体の一部を形成するクラッチハウジングの両側に左右一対の燃料タンクを備え、前記一対の燃料タンクを前記クラッチハウジングの下方を通過させた燃料取出パイプで流体接続させ、前記燃料取出パイプの車輌幅方向中央から分岐させたポンプ吸引パイプをエンジンの車輌幅方向一方側に配設された燃料ポンプの吸引側に流体接続させた燃料供給構造が提案されている(下記特許文献1参照)。
前記従来の燃料供給構造においては、前記ポンプ吸引パイプは、上流側端部が車輌幅方向中央において前記燃料取出パイプに流体接続され且つ下流側端部が前記エンジンの車輌幅方向一方側に配設された前記燃料ポンプに流体接続されている。従って、前記ポンプ吸引パイプを無理な姿勢にレイアウトさせることなく、前記ポンプ吸引パイプによって前記燃料取出パイプ及び前記燃料ポンプの間を流体接続させることが可能となっている。
その一方で、前記従来の燃料供給構造においては、前記燃料取出パイプと共に前記ポンプ吸引パイプの少なくとも一部が車体を形成する前記クラッチハウジングの下方に位置している。従って、前記燃料取出パイプ及び前記ポンプ吸引パイプが走行路面上及び圃場面上の障害物に接触して損傷することを防止する為に、両パイプの下方を覆うパイプカバーを別途に備える必要があり、部品点数の増大及び組立工数の増大によるコスト高を招くという問題があった。
特許第3286333号公報
本発明は、斯かる従来技術に鑑みなされたものであり、燃料タンク及び燃料ポンプの間を直接又は間接的に流体接続するポンプ吸引配管を無理な姿勢にレイアウトさせることなく且つ前記ポンプ吸引配管の下方を覆うカバー部材を別途に備えることなく、前記ポンプ吸引配管が走行路面上及び圃場面上の障害物に接触することを有効に防止し得る燃料供給構造の提供を一の目的とする。
本発明は、前記目的を達成する為に、互いに対して車輌幅方向に離間された状態で車輌前後方向に延びる左右一対の第1及び第2車輌フレームと、前記一対の車輌フレームの前端側同士を連結する前側クロスフレームと、前記一対の車輌フレームの後端側が直接又は間接的に連結されるミッションケースと、車輌前後方向に関し前記ミッションケースから前方へ離間した状態で前記一対の車輌フレームに支持されたエンジンと、前記エンジンに供給される燃料を収容する燃料タンクと、ポンプ吸引配管を介して前記燃料タンクから燃料を吸引し且つポンプ吐出配管を介して前記エンジンへ向けて吐出する燃料ポンプとを備えた作業車輌に適用される燃料供給構造であって、前記燃料タンクは、前記第1車輌フレームの外側面に支持部材を介して支持され、前記燃料ポンプは、前記エンジンにおける左右一対の第1及び第2側面のうち前記燃料タンクから離間された側の第2側面に配設され、前記ポンプ吸引配管は、一端部が前記燃料タンクに流体接続された状態で前記第1車輌フレームに形成された開口を介して前記第1車輌フレームを貫通し且つ車輌幅方向に沿って視た際に前記一対の車輌フレームに重合された状態で前記第1車輌フレームから前記第2車輌フレームの内側面近傍まで延びる幅方向延在部と、前記幅方向延在部の他端部から上方へ延びて前記燃料ポンプの吸引側に流体接続される上下方向延在部とを有している燃料供給構造を提供する。
前記ポンプ吐出配管には前記エンジンの第2側面に配設された燃料フィルターが介挿され、前記燃料フィルターは余剰燃料を戻し配管を介して前記燃料タンクへ戻すように構成されている場合には、前記戻し配管は、好ましくは、一端部が前記燃料フィルターに流体接続された状態で前記第2車輌フレームの内側面に沿う位置まで下方へ延在された上下方向延在部と、前記上下方向延在部の他端部から前記第1車輌フレームの方向へ車輌幅方向に沿って視た際に前記一対の車輌フレームに重合された状態で延在され、前記開口又は前記第1車輌フレームに形成された他の開口を介して前記第1車輌フレームの外側へ延びて前記燃料タンクに流体接続される幅方向延在部とを有し得る。
より好ましくは、前記戻し配管は、前記ポンプ吸引配管が挿通される前記第1車輌フレームの前記開口に挿通される。
好ましくは、前記燃料タンクには、一端部が外表面に開口して前記ポンプ吸引配管が接続される吸引口を形成し且つ他端部が前記燃料タンクの内部に開口された吸引管と、一端部が外表面に開口して前記戻し配管が接続される戻し口を形成し且つ他端部が前記燃料タンクの内部に開口された排出管とが備えられ、前記吸引管及び前記排出管は、一端部同士よりも他端部同士がより離間されるように構成される。
前記種々の構成において、前記支持部材は、前記燃料タンクの前側及び後側がそれぞれ連結される前側支持部材及び後側支持部材を含み得る。前記前側支持部材は、前記燃料タンクの前面のうち少なくも下方部分を覆うように略垂直に沿った状態で車輌幅方向に延びる前カバー部と、前記前カバー部の下端部から前記燃料タンクの下面方向へ屈曲された下カバー部とを有し得る。
本発明に係る燃料供給構造においては、燃料タンクが左右一対の第1及び第2車輌フレームのうちの第1車輌フレームの外側面に支持され且つ燃料ポンプがエンジンにおける第1及び第2側面のうち前記燃料タンクとは反対側の第2側面に設けられているので、ポンプ吸引配管を無理な姿勢にレイアウトさせることなく、前記ポンプ吸引配管によって前記燃料タンク及び前記燃料ポンプの間を流体接続させることができる。
さらに、前記ポンプ吸引配管は、一端部が前記燃料タンクに流体接続された状態で前記第1車輌フレームに形成された開口を介して前記第1車輌フレームを貫通し且つ車輌幅方向に沿って視た際に前記一対の車輌フレームに重合された状態で前記第1車輌フレームから前記第2車輌フレームの内側面近傍まで延びるように構成された幅方向延在部を有しており、車体を形成する前記一対の車輌フレームから下方へ突出することなく前記第1車輌フレームの側から前記第2車輌フレームの側へ延びている。従って、前記ポンプ吸引配管の下方を覆うカバー部材を別途に備えることなく、前記ポンプ吸引配管が走行路面上及び圃場面上の残稈等の障害物に接触することを有効に防止できる。
前記燃料ポンプから吐出される燃料をエンジンへ供給する為のポンプ吐出配管に前記エンジンの第2側面に配設された燃料フィルターが介挿され、前記燃料フィルターが余剰燃料を戻し配管を介して前記燃料タンクへ戻すように構成されている場合において、前記戻し配管が、一端部が前記燃料フィルターに流体接続された状態で前記第2車輌フレームの内側面に沿う位置まで下方へ延在された上下方向延在部と、前記上下方向延在部の他端部から前記第1車輌フレームの方向へ車輌幅方向に沿って視た際に前記一対の車輌フレームに重合された状態で延在され、前記開口又は前記第1車輌フレームに形成された他の開口を介して前記第1車輌フレームの外側へ延びて前記燃料タンクに流体接続される幅方向延在部とを有するように構成すれば、前記戻し配管を無理な姿勢にレイアウトさせることなく前記戻し配管によって前記燃料フィルター及び前記燃料タンクを流体接続させることができると共に、前記戻し配管の下方を覆うカバー部材を別途に備えることなく、前記戻し配管が走行路面上及び圃場面上の障害物(例えば圃場面上の残稈)に接触することを有効に防止できる。
前記戻し配管及び前記ポンプ吸引配管が前記第1車輌フレームに形成された単一の開口に挿通されるように構成すれば、前記ポンプ吸引配管及び前記戻し配管を予め組んだ状態で作業車輌に装着させることができ、前記配管の組み付け作業効率を向上させることができる。
前記燃料タンクに、一端部が外表面に開口して前記ポンプ吸引配管が接続される吸引口を形成し且つ他端部が前記燃料タンクの内部に開口された吸引管と、一端部が外表面に開口して前記戻し配管が接続される戻し口を形成し且つ他端部が前記燃料タンクの内部に開口された排出管とを備え、前記吸引管及び前記排出管は、一端部同士よりも他端部同士がより離間されるように構成すれば、前記ポンプ吸引配管及び前記戻し配管の前記吸引口及び前記戻し口への接続作業効率の向上を図りつつ、前記戻し配管を介して前記燃料タンクに戻される比較的に高温の燃料が前記ポンプ吸引配管を介して吸引されることを防止でき、これにより、高温燃料を前記エンジンが吸い込むことによる前記エンジンの出力ダウンを有効に防ぐことができる。
前記支持部材として、前記燃料タンクの前側及び後側がそれぞれ連結される前側支持部材及び後側支持部材を備え、前記前側支持部材が、前記燃料タンクの前面のうち少なくも下方部分を覆うように略垂直に沿った状態で車輌幅方向に延びる前カバー部と、前記前カバー部の下端部から前記燃料タンクの下面方向へ屈曲された下カバー部とを有するように構成すれば、追加部材を備えることなく、前記燃料タンクの前側が残稈等の外部障害物に接触することを有効に防止できる。
図1は、本発明に係る燃料供給構造の一実施の形態が適用された作業車輌の一例であるトラクタの側面図である。 図2は、図1に示す前記トラクタの底面図である。 図3は、図1及び図2に示す前記トラクタにおける車体部分の平面図である。 図4は、図1及び図2に示す前記トラクタの燃料タンク近傍の前方斜視図である。 図5は、図4に示す前記燃料タンク近傍の後方斜視図である。 図6は、図3におけるVI-VI線に沿った前記燃料タンクの縦断側面図である。 図7は、図1におけるVII-VII線に沿った断面図である。 図8は、前記燃料タンクを支持する第1車輌フレームとは反対側の第2車輌フレームにおけるリヤフレームを取り外した状態の前記車体部分の側面図である。 図9は、図8に示す前記車体部分の斜視図である。 図10は、上ケースを取り外した状態の前記燃料タンクの斜視図である。
以下、本発明に係る燃料供給構造の好ましい実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2に、本実施の形態に係る燃料供給構造が適用され得る作業車輌の一形態であるトラクタ1の側面図及び底面図を示す。
又、図3に、図1及び図2に示す前記トラクタ1における車体部分の平面図を示す。
図1〜図3に示すように、前記トラクタ1は、互いに対して車輌幅方向に離間された状態で車輌前後方向に延びる左右一対の第1及び第2車輌フレーム10(1),10(2)を有しており、前記一対の車輌フレーム10(1),10(2)が車体の一部を形成している。
詳しくは、前記一対の車輌フレーム10(1),10(2)は、前側が前側クロスフレーム15を介して互いに連結され且つ後側が直接又は間接的にミッションケース31に連結されており、エンジン20及び運転席(本実施の形態においてはキャビン40)を支持する車体を形成している。
前記トラクタ1は、図1〜図3に示すように、前記一対の第1及び第2車輌フレーム10(1),10(2)と、前記前側クロスフレーム15と、前記ミッションケース31を含むトランスミッション30と、車輌前後方向に関し前記ミッションケース31から前方へ離間した状態で前記一対の車輌フレーム10(1),10(2)に支持された前記エンジン20と、前記キャビン40と、主駆動輪として作用する左右一対の後輪50と、副駆動輪として作用する左右一対の前輪55と、前記エンジン20に供給される燃料を収容する燃料タンク60とを備えている。
図4及び図5に、それぞれ、前記燃料タンク60近傍の前方斜視図及び後方斜視図を示す。
又、図6に、図3におけるVI-VI線に沿った前記燃料タンク60の縦断側面図を示す。
図1〜図6に示すように、前記燃料タンク60は、車輌幅方向に沿って視た際に少なくとも一部が前記1車輌フレーム10(1)に重合された状態で前記第1車輌フレーム10(1)の外側面に支持部材70を介して支持されている。
本実施の形態においては、図4〜図6に示すように、前記燃料タンク60は、上下に分離可能に連結される上ケース61及び下ケース62を有している。
図7に、図1におけるVII-VII線に沿った断面図を示す。
詳しくは、図1及び図7に示すように、前記燃料タンク60は、前記トラクタ1における左右一対の第1及び第2ステップ41(1),41(2)のうちの前記第1車輌フレーム10(1)と同一側に位置する第1ステップ41(1)の下方に位置するように、前記第1車輌フレーム10(1)の外側面に前記支持部材70を介して支持されている。
本実施の形態においては、図4〜図6に示すように、前記支持部材70は、前記燃料タンク60の前側及び後側がそれぞれ連結される前側支持部材71及び後側支持部材72を有している。
図4及び図6に示すように、前記前側支持部材71は、前記第1車輌フレーム10(1)に連結される連結部71aと、前記燃料タンク60の前面のうち少なくも下方部分を覆うように前記連結部71aから垂直に沿った状態で車輌幅方向に延びる前カバー部71bと、前記燃料タンク60の前側が連結されるタンク支持部71cとを有している。
なお、本実施の形態においては、前記タンク支持部71cは、前記前カバー部71bの上端部から略水平方向に折り曲げられている。
図5及び図6に示すように、前記後側支持部材72は、前記第1車輌フレーム10(1)に連結される連結部72aと、前記燃料タンク60の後面の少なくとも一部を覆うように前記連結部72aから略垂直に沿った状態で車輌幅方向に延びる後カバー部72bと、前記燃料タンク60の後側が連結されるタンク支持部72cとを有している。
なお、本実施の形態においては、前記タンク支持部72cは、前記後カバー部72bの上端部から略水平方向に折り曲げられている。
このように、本実施の形態においては、前記燃料タンク60を支持する前記前側支持部材71及び前記後側支持部材72が、それぞれ、前記燃料タンク60の前面及び後面の少なくとも一部を覆う前記前カバー部71b及び前記後カバー部72bを有しており、前記前側支持部材71及び前記後側支持部材72が前記燃料タンク60を支持する作用に加えて、前記燃料タンク60の前面及び後面をそれぞれ保護する作用を奏するようになっている。
斯かる構成によれば、追加部材を備えることなく、前記燃料タンク60が外部の障害物に接触することを有効に防止することができる。
ところで、前記トラクタ1等の作業車輌においては、後進走行時間よりも前進走行時間の方が長い。従って、残稈等の障害物が前記燃料タンク60の前面に接触する可能性が前記燃料タンク60の後面に接触する可能性よりも高い。
この点を考慮して、本実施の形態においては、図4及び図6に示すように、前記前側支持部材71は、前記前カバー部71bに加えて、前記前カバー部71bの下端部から前記燃料タンク60の下面方向へ屈曲された下カバー部71dを有している。
斯かる構成によれば、残稈等の外部障害物に対して前記燃料タンク60の後面よりも接触する可能性の高い前記燃料タンク60の前面をより有効に保護することができる。
なお、本実施の形態においては、前記一対の車輌フレーム10(1),10(2)は、図1〜図3に示すように、板面が略垂直に沿った状態で互いに対向するように車輌前後方向に延び、後端部が前記ミッションケース31の外側面に連結された左右一対のリヤフレーム11と、前記一対のリヤフレーム11より車輌幅方向内方側において板面が略垂直に沿った状態で互いに対向するように車輌前後方向に延び、側面視において後端部が対応する前記リヤフレーム11の前端部とオーバーラップした状態で前記リヤフレーム11の前端部に連結され且つ前端部が前記前側クロスフレーム15によって連結された左右一対のフロントフレーム12とを含んでいる。
そして、前記燃料タンク60は、前記第1車輌フレーム10(1)における前記リヤフレーム11に前記支持部材70を介して支持されている。
図8及び図9に、前記燃料タンク60を支持する前記第1車輌フレーム10(1)とは反対側の前記第2車輌フレーム10(2)における前記リヤフレーム11を外した状態の側面図及び斜視図を示す。
なお、図8及び図9中の符号13は、前記リヤフレーム11の前端部の内側面及び前記フロントフレーム12の後端部の外側面の間に介挿されたスペーサである。
図3,図8及び図9に示すように、前記トラクタ1は、さらに、ポンプ吸引配管100を介して前記燃料タンク60から燃料を吸引し且つポンプ吐出配管130を介して前記エンジン20へ向けて吐出する燃料ポンプ120を備えている。
前記燃料ポンプ120は、図3,図8及び図9に示すように、前記エンジン20における左右一対の第1及び第2側面21(1),21(2)のうち前記燃料タンク60とは反対側の第2側面21(2)に配設されている。
即ち、図3等に示すように、前記エンジン20は、前記燃料タンク60に近接する側の第1側面21(1)と前記燃料タンク60から離間された側の第2側面21(2)とを有しており、前記燃料ポンプ120は前記第2側面21(2)の側に設けられている。
図3,図8及び図9に示すように、前記ポンプ吸引配管100は、一端部が前記燃料タンクに流体接続された状態で前記第1車輌フレーム10(1)に形成された開口14を介して前記第1車輌フレーム10(1)を貫通し且つ車輌幅方向に沿って視た際に前記一対の車輌フレーム10(1),10(2)に重合された状態で前記第1車輌フレーム10(1)から前記第2車輌フレーム10(2)の内側面近傍まで延びる幅方向延在部101と、前記幅方向延在部101の他端部から上方へ延びて前記燃料ポンプ120の吸引側に流体接続される上下方向延在部102とを有している。
斯かる構成を備えた前記燃料供給構造においては、以下の効果を得ることができる。
即ち、前記燃料タンク60が前記第1車輌フレーム10(1)の外側面に支持され且つ前記燃料ポンプ120が前記エンジン20における前記燃料タンク60とは反対側の前記第2側面21(2)に設けられているので、前記ポンプ吸引配管100を無理な姿勢にレイアウトさせることなく、前記ポンプ吸引配管100によって前記燃料タンク60及び前記燃料ポンプ120の間を流体接続させることができる。
さらに、前記ポンプ吸引配管100は、一端部が前記燃料タンク60に流体接続された状態で前記第1車輌フレーム10(1)に形成された開口14を介して前記第1車輌フレーム10(1)を貫通し且つ車輌幅方向に沿って視た際に前記一対の車輌フレーム10(1),10(2)に重合された状態で前記第1車輌フレーム10(1)から前記第2車輌フレーム10(2)の内側面近傍まで延びるように構成された前記幅方向延在部101を有しており、車体を形成する前記一対の車輌フレーム10(1),10(2)から下方へ突出することなく前記第1車輌フレーム10(1)の側から前記第2車輌フレーム10(2)の側へ延びている。従って、前記ポンプ吸引配管100の下方を覆うカバー部材を別途に備えることなく、前記ポンプ吸引配管100が走行路面上及び圃場面上の障害物に接触することを有効に防止できる。
好ましくは、前記燃料タンク60は、前記ポンプ吸引配管100が接続される吸引口60a(図3及び後述する図10参照)が車輌前後方向に関し前記エンジン20及び前記ミッションケース31の間に位置するように配置される。
斯かる構成によれば、無理な姿勢をとることなく、前記ポンプ吸引配管100の前記幅方向延在部101が前記一対の車輌フレーム10(1),10(2)の間を横断することができる。
本実施の形態においては、図7に示すように、前記トランスミッション30は、前記ミッションケース31の前面の上方領域に前記エンジン20からの回転動力を入力する入力軸32を有し、且つ、前記ミッションケース31の前面の前記入力軸32より下方に副駆動輪として作用する前記前輪55へ向けて回転動力を出力する副駆動輪出力軸33を有している。
斯かる構成においては、前記幅方向延在部101は、上下方向に関し、前記入力軸32に作動連結される伝動軸(図示せず)と前記副駆動輪出力軸33に作動連結される伝動軸90(図2参照)との間に配置される。
従って、前記幅方向延在部101は、前記一対の車輌フレーム10(1),10(2)による保護に加えて、前記副駆動輪出力軸33に作動連結される前記伝動軸90によっても保護される。
なお、本実施の形態においては、図8及び図9に示すように、前記トラクタ1は、前記エンジン20の前記第2側面21(2)の側に配置され且つ前記ポンプ吸引配管100(本実施の形態においては、前記ポンプ吸引配管100の前記上下方向延在部102)に介挿された油水分離器110を有している。
即ち、前記燃料タンク60内の燃料は、前記油水分離器110によって水分が除去された状態で前記燃料ポンプ420の吸引側へ吸い込まれるようになっている。
さらに、本実施の形態においては、前記トラクタ1は、図8及び図9に示すように、前記エンジン20の第2側面21(2)に配設され且つ前記ポンプ吐出配管130に介挿された燃料フィルター140を有しており、前記燃料ポンプ120から前記エンジン20へ向けて吐出される燃料のうちの余剰燃料を前記燃料フィルター140から戻し配管150を介して前記燃料タンク60へ戻すように構成されている。
即ち、図8及び図9に示すように、前記燃料ポンプ120の吐出側は第1ポンプ吐出配管131を介して前記燃料フィルター140に流体接続され、前記燃料フィルター140によって浄化された燃料は第2ポンプ吐出配管132を介して前記エンジン20へ供給され、前記燃料ポンプ120から前記燃料フィルター140へ供給された燃料のうちの余剰燃料は前記戻し配管150を介して前記燃料フィルター140から前記燃料タンク60へ戻される。
図3,図8及び図9に示すように、前記戻し配管150は、一端部が前記燃料フィルター140に流体接続された状態で前記第2車輌フレーム10(2)の内側面に沿う位置まで下方へ延在された上下方向延在部151と、前記上下方向延在部151の他端部から前記第1車輌フレーム10(1)の方向へ車輌幅方向に沿って視た際に前記一対の車輌フレーム10(1),10(2)に重合される状態で延在され、前記開口14又は前記第1車輌フレーム10(1)に形成された他の開口を介して前記第1車輌フレーム10(1)の外側へ延びて前記燃料タンク60に流体接続される幅方向延在部152とを有している。
斯かる構成によれば、前記戻し配管150を無理な姿勢にレイアウトさせることなく前記燃料フィルター140及び前記燃料タンク60の間を流体接続させることができ、さらに、前記戻し配管150の下方を覆うカバー部材を別途に備えることなく、前記戻し配管150が走行路面上及び圃場面上の障害物に接触することを有効に防止することができる。
図7に示すように、前記戻し配管150の前記幅方向延在部152は、前記ポンプ吸引配管100の前記幅方向延在部101と同様に、上下方向に関し、前記入力軸32に作動連結される伝動軸(図示せず)と前記副駆動輪出力軸33に作動連結される伝動軸90(図2参照)との間において、前記一対の車輌フレーム10(1),10(2)の間を車輌幅方向に横断するように配置される。
従って、前記幅方向延在部152は、前記一対の車輌フレーム10(1),10(2)による保護に加えて、前記副駆動輪出力軸33に作動連結される前記伝動軸90によっても保護される。
好ましくは、図8及び図9に示すように、前記戻し配管150は、前記ポンプ吸引配管100が挿通される前記第1車輌フレーム10(1)の前記開口14に挿通される。
斯かる構成によれば、前記ポンプ吸引配管100及び前記戻し配管150を一体的に組んだ状態で前記トラクタ1に組み付けることができ、前記ポンプ吸引配管100及び前記戻し配管150の組み付け作業効率を向上させることができる。
図10に、前記上ケース61を取り外した状態の前記燃料タンク60近傍の斜視図を示す。
本実施の形態におけるように、前記燃料フィルター140から余剰燃料を前記燃料タンク60に戻す構成においては、好ましくは、図6及び図10に示すように、前記燃料タンク60に、一端部161が外表面に開口して前記ポンプ吸引配管100が接続される吸引口60aを形成し且つ他端部162が前記燃料タンク60の内部に開口された吸引管160と、一端部171が外表面に開口して前記戻し配管150が接続される戻し口60bを形成し且つ他端部172が前記燃料タンク60の内部に開口された排出管170とを備え、一端部161,171同士よりも他端部162,172同士がより離間されるように前記吸引管160及び前記排出管170を構成することができる。
斯かる構成によれば、前記ポンプ吸引配管100及び前記戻し配管150の前記吸引口及び前記戻し口への接続作業効率の向上を図りつつ、前記戻し配管150を介して前記燃料タンク60に戻される比較的に高温の燃料が前記ポンプ吸引配管100を介して吸引されることを防止でき、これにより、高温燃料を前記エンジン20が吸い込むことによる前記エンジン20の出力ダウンを有効に防ぐことができる。
より好ましくは、図6に示すように、前記吸引管160は、前記他端部162が可及的に前記燃料タンク60の内底面に近接するように配置される。
斯かる構成によれば、可能な限り、前記燃料タンク60内の燃料を全て吸引することができる。
又、前記排出管170も、前記他端部172が可及的に前記燃料タンク60の内底面に近接するように配置される。
斯かる構成によれば、前記戻し配管150やこれに流体接続されている前記燃料フィルター140等にエアが混入することを有効に防止することができる。
さらに、本実施の形態においては、図6及び図10に示すように、前記燃料タンク60の内周面には取付ステー65が固着されている。
詳しくは、前記取付ステー65は、基端部が前記燃料タンク60の内周面に固着され且つ先端部が前記燃料タンク60の内方へ延びる一対の脚部65aと、前記一対の脚部65aの先端部同士を連結する連結部65bとを有しており、前記吸引管160及び前記排出管170が前記連結部65bに形成された開口65c,65dに挿通されている。
前記取付ステー65を設けることにより、前記吸引管160及び前記排出管170の振動を有効に防止することができる。
1 トラクタ(作業車輌)
10(1) 第1車輌フレーム
10(2) 第2車輌フレーム
14 開口
15 前側クロスフレーム
20 エンジン
21(1) 第1側面
21(2) 第2側面
31 ミッションケース
60 燃料タンク
70 支持部材
71 前側支持部材
71b 前カバー部
71d 下カバー部
72 後側支持部材
100 ポンプ吸引配管
101 幅方向延在部
102 上下方向延在部
120 燃料ポンプ
130 ポンプ吐出配管
140 燃料フィルター
150 戻し配管
151 上下方向延在部
152 幅方向延在部
160 吸引管
170 排出管

Claims (5)

  1. 互いに対して車輌幅方向に離間された状態で車輌前後方向に延びる左右一対の第1及び第2車輌フレームと、前記一対の車輌フレームの前端側同士を連結する前側クロスフレームと、前記一対の車輌フレームの後端側が直接又は間接的に連結されるミッションケースと、車輌前後方向に関し前記ミッションケースから前方へ離間した状態で前記一対の車輌フレームに支持されたエンジンと、前記エンジンに供給される燃料を収容する燃料タンクと、ポンプ吸引配管を介して前記燃料タンクから燃料を吸引し且つポンプ吐出配管を介して前記エンジンへ向けて吐出する燃料ポンプとを備えた作業車輌に適用される燃料供給構造であって、
    前記燃料タンクは、前記第1車輌フレームの外側面に支持部材を介して支持され、
    前記燃料ポンプは、前記エンジンにおける左右一対の第1及び第2側面のうち前記燃料タンクから離間された側の第2側面に配設され、
    前記ポンプ吸引配管は、一端部が前記燃料タンクに流体接続された状態で前記第1車輌フレームに形成された開口を介して前記第1車輌フレームを貫通し且つ車輌幅方向に沿って視た際に前記一対の車輌フレームに重合された状態で前記第1車輌フレームから前記第2車輌フレームの内側面近傍まで延びる幅方向延在部と、前記幅方向延在部の他端部から上方へ延びて前記燃料ポンプの吸引側に流体接続される上下方向延在部とを有していることを特徴とする燃料供給構造。
  2. 前記ポンプ吐出配管には前記エンジンの第2側面に配設された燃料フィルターが介挿され、前記燃料フィルターは余剰燃料を戻し配管を介して前記燃料タンクへ戻すように構成されており、
    前記戻し配管は、一端部が前記燃料フィルターに流体接続された状態で前記第2車輌フレームの内側面に沿う位置まで下方へ延在された上下方向延在部と、前記上下方向延在部の他端部から前記第1車輌フレームの方向へ車輌幅方向に沿って視た際に前記一対の車輌フレームに重合された状態で延在され、前記開口又は前記第1車輌フレームに形成された他の開口を介して前記第1車輌フレームの外側へ延びて前記燃料タンクに流体接続される幅方向延在部とを有していることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給構造。
  3. 前記戻し配管は、前記ポンプ吸引配管が挿通される前記第1車輌フレームの前記開口に挿通されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料供給構造。
  4. 前記燃料タンクには、一端部が外表面に開口して前記ポンプ吸引配管が接続される吸引口を形成し且つ他端部が前記燃料タンクの内部に開口された吸引管と、一端部が外表面に開口して前記戻し配管が接続される戻し口を形成し且つ他端部が前記燃料タンクの内部に開口された排出管とが備えられ、
    前記吸引管及び前記排出管は、一端部同士よりも他端部同士がより離間されるように構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の燃料供給構造。
  5. 前記支持部材は、前記燃料タンクの前側及び後側がそれぞれ連結される前側支持部材及び後側支持部材を含み、
    前記前側支持部材は、前記燃料タンクの前面のうち少なくも下方部分を覆うように略垂直に沿った状態で車輌幅方向に延びる前カバー部と、前記前カバー部の下端部から前記燃料タンクの下面方向へ屈曲された下カバー部とを有していることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の燃料供給構造。
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