JP2011156053A - 穿刺補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】単純な構造を有し、血管への針穿刺作業が容易であり、かつ穿刺の際の血管の逃げを確実に抑制することが可能である穿刺補助具を、提供する。
【解決手段】指90が挿入される指サック12と、針が穿刺される血管82を表皮側から押圧するための押圧部14とを有する。押圧部14は、指サック12の外周に配置されかつ血管82を挟持可能に離間して配置される複数の突出部18を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、血管への針穿刺を補助する穿刺補助具に関する。
医療現場においては、採血、注射、輸液、カテーテルの挿入や留置のため、血管への針の穿刺は極めて頻繁に行われており、針が穿刺される方向が血管の走行方向と一致していることが必要である。しかし、例えば、患者の血管壁が堅かったり、血管周囲の組織が良好な状態でない場合、血管走行方向に対し左右に血管が逃げてしまい、穿刺がうまくいかないことがしばしば発生する。このような場合、再三の穿刺が試みられるため、患者の痛み(肉体的苦痛)が増大し、また、穿刺位置に余分な損傷を与える問題を有する。そのため、血管への針穿刺を容易にする穿刺補助具が各種提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
実用新案登録第3112638号公報 特開2003−79724号公報
しかし、特許文献1に係る穿刺補助具は、部品点数が多くかつ複雑な形状をしており、製造コストの低減が困難であり、また、作業性に問題を有している。特許文献2に係る穿刺補助具は、単純な構造を有するが、血管を確実に押圧することが困難であり、血管の逃げを抑制することが容易ではない問題を有している。
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、単純な構造を有し、血管への針穿刺作業が容易であり、かつ穿刺の際の血管の逃げを確実に抑制することが可能である穿刺補助具を、提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の穿刺補助具は、指が挿入される指サックと、針が穿刺される血管を表皮側から押圧するための押圧部とを有し、前記押圧部は、前記指サックの外周に配置され、かつ前記血管を挟持可能に離間して配置される複数の突出部を有することを特徴とする。
本発明によれば、穿刺補助具は、指サックと突出部を有する押圧部とから構成されており、構造が単純である。また、穿刺補助具には指サックが組み込まれているため、医療従事者は、指サックに指を挿入することで穿刺補助具を容易に操作することが可能である。また、針が穿刺される血管は、穿刺補助具の突出部によって挟持されるため、血管走行方向に対し左右に血管が逃げることを確実に抑制することが可能である。つまり、単純な構造を有し、血管への針穿刺作業が容易であり、かつ穿刺の際の血管の逃げを確実に抑制することが可能である穿刺補助具を、提供することができる。
前記突出部を、対向するように位置決めされた1対の突起部材から構成する場合、穿刺補助具の構造を単純化することが可能である。
前記突起部材を、前記指サックの軸と略直角に交差する方向に延長させる場合、指サックに挿入される指の軸は、指サックの軸と一致するため、突起部材の延長方向と略直角に交差することになる。したがって、穿刺補助具によって血管を押圧する際、医療従事者は、指サックに挿入された指の位置を調整し、突起部材の延長方向を、血管の走行方向と一致させることを、容易に実施することが可能である。
前記突起部材の対向面が傾斜しており、前記突起部材の間に形成される隙間空間が、前記指サックの外周面に向かってテーパ形状を呈している場合、その間口が広いため、突起部材によって表皮を押圧する際、皮下に位置する血管を、突起部材の対向面に沿って指サックの外周面に向かって誘導することが容易であり、作業性を向上させることが可能である。
前記押圧部が、前記指サックの外周に位置し、かつ前記突出部が配置される基部を有し、前記突出部および前記基部が、人体組織より硬い物性を有する材料から形成される場合、血管を容易かつ確実に固定(保持)することが可能である。
前記指サックが、前記血管を触診可能な触診部を有する場合、穿刺補助具を装着している指によって、前記血管の位置を触知することも同時にできるため、作業性を向上させることが可能である。
前記触診部を、前記血管を触診可能とする柔軟な物性を有する材料から前記指サックの一部若しくは全体を形成することによって、構成する場合、穿刺補助具を装着している指によって、人体組織に直接接触することなく触診を実施することが可能である。
前記触診部を、前記指サックに形成される開口部によって構成する場合、前記指サックの構成を簡略することが可能である。
前記開口部を、前記指サックの外周に設け、前記指サックの軸に関して前記押圧部と略90度異なる位置に配置する場合、血管の位置の触知後、指サックを単に回転させることにより、穿刺補助具の押圧部(突出部)によって血管が挟持されるため、作業性を向上させることが可能である。
実施の形態1に係る穿刺補助具を説明するための側面図である。 図1に示される穿刺補助具の底面図である。 図1に示される穿刺補助具の正面図である。 図1に示される穿刺補助具の使用態様の一例を説明するための斜視図である。 実施の形態1に係る変形例1を説明するための底面図である。 実施の形態1に係る変形例2を説明するための断面図である。 実施の形態1に係る変形例3を説明するための断面図である。 実施の形態1に係る変形例4を説明するための断面図である。 実施の形態1に係る変形例5を説明するための断面図である。 実施の形態2に係る穿刺補助具を説明するための側面図である。 図10に示される穿刺補助具の底面図である。 図10に示される穿刺補助具の使用態様の一例を説明するための平面図である。 図10に示される穿刺補助具の使用態様の一例を説明するための正面図である。 実施の形態3に係る穿刺補助具を説明するための側面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、実施の形態1に係る穿刺補助具を説明するための側面図、図2は、図1に示される穿刺補助具の底面図、図3は、図1に示される穿刺補助具の正面図である。
実施の形態1に係る穿刺補助具10は、注射器の注射針による患者の前腕80の皮下に位置する血管82への穿刺を補助するために使用され、医療従事者の中指90が挿入される指サック12と、針が穿刺される血管82を表皮側から押圧するための押圧部14とを有する。押圧部14は、指サック12の外周に位置する基部16と、基部16に配置されかつ血管82を挟持可能に離間して配置される複数の突出部18を有する。血管82は、例えば、採血、注射、輸液等に利用される静脈である。なお、基部16は、指サック12の外周に一体化されている。
穿刺補助具10は、上記のように、指サック12と突出部18を有する押圧部14とから構成されており、構造が単純である。また、穿刺補助具10には指サック12が組み込まれているため、医療従事者は、指サック12に中指90を挿入することで穿刺補助具10を容易に操作することが可能である。
また、患者の前腕80の皮下に位置して針が穿刺される血管82は、穿刺補助具10の突出部18によって挟持されるため、血管走行方向Dに対し左右に血管が逃げることを確実に抑制することが可能である。したがって、針の穿刺が失敗し、再三の穿刺が試みられことによる問題、例えば、医療従事者の負担増や、痛み(肉体的苦痛)の増大や穿刺位置に対する余分な損傷等の患者の負担増を、避けることができる。
突出部18は、実施の形態1においては、対向するように位置決めされた1対の三角形状(山状)の突起部材から構成されており、穿刺補助具10の構造をより単純化することが可能である。
突起部材(突出部)18は、略同一平面上に位置し、指サック12の軸Xと略直角に交差する方向Yに延長している。したがって、指サック12に挿入される中指90の軸は、指サック12の軸Xと一致するため、突起部材18の延長方向Yと略直角に交差することになる。したがって、穿刺補助具10によって血管82を押圧する際、医療従事者は、指サック12に挿入された中指90の位置を調整し、突起部材18の延長方向Yを、血管の走行方向Dと一致させることを、容易に実施することが可能である。
突起部材18の対向面19は、傾斜しており、突起部材18の間に形成される隙間空間Sは、指サック12の外周面に向かってテーパ形状(谷形状)を呈している。したがって、隙間空間Sの間口が広いため、突起部材18によって患者の前腕80の表皮を押圧する際、皮下に位置する血管82を、突起部材18の対向面19に沿って指サック12の外周面に向かって誘導することが容易であり、作業性を向上させることが可能である。なお、隙間空間Sの先端の間口は、血管82の外径よりやや広くなっていることが好ましい。
突起部材18および基部16は、人体組織より硬い物性を有する材料により構成されることが好ましく、これにより、血管82を容易かつ確実に固定(保持)することが可能である。人体組織より硬い物性を有する材料は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂である。部品点数を削減し、製造コストを低減する観点から、指サック12、突起部材18および基部16を、同一の材料から構成し、一体成形することも可能である。
図4は、図1に示される穿刺補助具の使用態様の一例を説明するための斜視図である。
まず、医療従事者は、穿刺補助具10の指サック12に左手の中指90を挿入する。この際、中指90の腹部を、突出部18と位置合せする。そして、指サック12に挿入された中指90に隣接する左手の人差し指92を患者の前腕80の皮膚表面(表皮)に置き、人差し指92の腹部により、皮下に位置する血管82の有無による差異を触知する。血管の位置の触知は、例えば、血管が動脈である場合、脈拍を触診することによって実施される。
次に、医療従事者は、左手の中指90が挿入された穿刺補助具10を移動させ、触知した血管82の走行方向Dと、突起部材18の延長方向Yとが一致し、かつ、突起部材18の間に形成される隙間空間の中心が、触知した血管82の真上になるように、穿刺補助具10の突起部材18を位置決めする。この際、突起部材18は、指サック12の軸Xと略直角に交差する方向Yに延長しており(図2参照)、かつ、指サック12に挿入される中指90の軸は、指サック12の軸Xと一致するため、突起部材18の延長方向Yを、血管の走行方向Dと一致させることが容易である。
そして、左手の中指90を患者の前腕80の皮膚表面に向かって移動させることにより、突起部材18によって患者の前腕80の皮膚表面を押圧する。これにより、皮下に位置する血管82は、突出部18によって挟持されることになる。この際、突起部材18の間に形成される隙間空間は、指サック12の外周面に向かってテーパ形状を呈し、その間口が広いため、血管82は、突起部材18の対向面に沿って指サック12の外周面に向かって容易に誘導される。
その後、医療従事者は、左手に注射器を把持し、注射器の注射針70によって突起部材18の近傍の皮膚表面を穿刺する。この際、指サック12の軸Xは、指サック12に中指90を挿入している医療従事者の体幹の正面と略直角に交差している。つまり、医療従事者は、血管82の走行方向Dに対して略直角に交差する方向に位置しているため、左手の中指90が挿入された穿刺補助具10によって押圧されている血管82の走行方向Dと、右手によって挟持される注射器の注射針70による針穿刺の方向とを一致させることが容易である。
また、血管82は突出部18によって挟持されているため、血管走行方向Dに対し左右に血管が逃げることが確実に抑制される。
また、突出部18および基部は、人体組織より硬い物性を有する材料から形成されるため、血管82は、容易かつ確実に固定される。なお、穿刺補助具10には指サック12が組み込まれているため、穿刺補助具10の操作は、容易である。
図5は、実施の形態1に係る変形例1を説明するための底面図である。
穿刺補助具10は、単一の指サック12および押圧部14を有する形態に限定されず、指サック12および押圧部14の複数セットを有することも可能である。例えば、図5に示されるように、並置して連結された指サック12を有する場合、血管の広範囲を押圧部14の突起部材18によって押圧(挟持)することができる。
図6〜9は、実施の形態1に係る変形例2〜5を説明するための断面図である。
穿刺補助具10の突起部材(突出部)18は、血管を挟持可能な突出形状であれば、三角形状に限定されず、例えば、台形形状(図6)、矩形形状(図7)、円形状(図8)、楕円形状(図9)などの種々の形状を適用することが可能である。また、突起部材(突出部)18は、延長方向Yの長さを短く構成し、延長方向Yに沿って間欠的に複数配置することも可能である。また、一対の突起部材18は、延長方向Yに沿って並行であるものには限定されず、例えば、一端側は一対の突起部材18が接近し、他端側(血管82の走行方向Dに向かって)は一対の突起部材18が離間するように配置することも可能である。
以上のように、実施の形態1においては、単純な構造を有し、血管への針穿刺作業が容易であり、かつ穿刺の際の血管の逃げを確実に抑制することが可能である穿刺補助具を、提供することができる。
なお、穿刺補助具は、カテーテルを挿入する際の針の穿刺に適用することも可能である。また、穿刺補助具は、使用に際して血液の接触が容易に起こり得るので、ディスポーザブル製品とし、感染を確実に回避することも好ましい。さらに、指サック、突起部材および基部を、別体とし、例えば、接着剤による接着や熱融着によって一体化することも可能である。
次に、実施の形態2を説明する。
図10は、実施の形態2に係る穿刺補助具を説明するための側面図、図11は、図10に示される穿刺補助具の底面図である。
実施の形態2は、針が穿刺される血管を触診可能な触診部を有する点で、実施の形態1と概して異なる。詳述すると、実施の形態2に係る穿刺補助具20は、別体からなる指サック22および押圧部24を有する。指サック22は、人体組織より柔軟な物性(針が穿刺される血管を触診可能とする柔軟な物性)を有する材料により構成される触診部である。押圧部24は、人体組織より硬い物性を有する材料により構成される。人体組織より柔軟な物性を有する材料は、例えば、天然ゴム、ポリエチレン、ポリ塩化ビニルである。
指サック22は、上記のように、人体組織より柔軟な物性を有する材料から形成されるため、指を挿入した指サック22によって表皮を触って押圧することにより、皮下に位置する血管の有無による差異を触知することが可能である。つまり、穿刺補助具20を装着している指によって、皮下に位置する血管の位置を触知することも同時にできるため、作業性を向上させることが可能である。また、指サック22に挿入した指によって、人体組織に直接接触することなく触診を実施することが可能である。
なお、血管の位置の触知は、例えば、血管が動脈である場合、脈拍を触診することによって実施される。また、指サック22は、指に密着し、血管位置の触知(触診)を容易とするために薄手であることが好ましい。
押圧部24は、指サック22と別体であり、人体組織より硬い物性を有する材料から形成されるため、血管を容易かつ確実に固定することが可能である。また、部品点数を削減し、製造コストを低減する観点から、押圧部24を構成する基部26および突出部28を、同一の材料から構成し、一体成形することが好ましい。なお、基部26のサイズは、指サック22の側面を介した血管触知に干渉しないよう、設定されている。
図12および図13は、図10に示される穿刺補助具の使用態様の一例を説明するための平面図および正面図である。
まず、医療従事者は、穿刺補助具20の指サック22に左手の人差し指92を挿入し、人差し指92の腹部を、突出部18と位置合せする。そして、指サック12に挿入された人差し指92を、患者の前腕80の皮膚表面に置き、指サック22の側面を、前腕80の皮膚表面に接触させる。そして、指サック22を介し、人差し指92の側面部により、皮下に位置する血管82の有無による差異を触知する。つまり、穿刺補助具20を装着している指によって、血管触知を実施するため、作業性が向上する。
次に、医療従事者は、触知した血管82の走行方向Dと、突起部材28の延長方向Yとが一致し、かつ、突起部材28の間に形成される隙間空間の中心が、触知した血管82の真上になるように、人差し指92の位置を調整する。
そして、この状態で、人差し指92を回転し、穿刺補助具20の突出部28によって患者の前腕80の皮膚表面を押圧する。これにより、皮下に位置する血管82は、突出部28によって挟持されることになるため、突出部28の位置決めが容易である。
その後、医療従事者は、左手に注射器を把持し、注射器の注射針70によって突起部材28の近傍の皮膚表面を穿刺する。この際、血管82は、突出部28によって挟持されているため、血管走行方向Dに対し左右に血管が逃げることが確実に抑制される。また、突出部28および基部は、人体組織より硬い物性を有する材料から形成されるため、血管82は、容易かつ確実に固定される。
以上のように、実施の形態2においては、指サックが、針が穿刺される血管を触診可能な触診部を有するため、穿刺補助具を装着している指によって、皮下に位置する血管の位置を触知することも同時にできるため、作業性を向上させることが可能である。
また、触診部が、指サックによって構成されているため、穿刺補助具を装着している指によって、人体組織に直接接触することなく触診を実施することが可能である。一方、押圧部の突出部および基部は、人体組織より硬い物性を有する材料から形成されるため、血管を容易かつ確実に固定(保持)することが可能である。
なお、触診部は、指サックの全体が適用される形態に限定されず、例えば、指サックの一部のみ、針が穿刺される血管を触診可能とする柔軟な物性を有する材料から形成することにも可能である。
次に、実施の形態3を説明する。
図14は、実施の形態3に係る穿刺補助具を説明するための側面図である。
実施の形態3は、触診部の形態に関し、実施の形態2と概して異なる。詳述すると、実施の形態3に係る穿刺補助具30は、一体成形された指サック32および押圧部34からなり、指サック32は、外周に設けられた開口部39を有する。したがって、穿刺補助具を装着している指は、開口部39を介して、皮膚表面と直接接触するため、皮下に位置する血管の位置を触知することが可能である。つまり、開口部39は、針が穿刺される血管を触診可能な触診部を構成しており、指サック32の構成が単純化されている。
また、開口部39は、指サックの軸Xに関して押圧部34と略90度異なる位置に配置されることが好ましい。この場合、血管の位置の触知後、指サックを単に回転させることにより、穿刺補助具30の押圧部34によって血管が挟持されるため、作業性を向上させることが可能である。
以上のように、実施の形態3においては、触診部が指サックに形成される開口部によって構成されているため、実施の形態2に比較し、指サックの構成を簡略することが可能である。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲で種々改変することができる。例えば、実施の形態1に係る変形例1〜5を、実施の形態2および3に適用することも可能である。
10 穿刺補助具、
12 指サック、
14 押圧部、
16 基部、
18 突起部材(突出部)、
19 対向面、
20 穿刺補助具、
22 指サック(触診部)、
24 押圧部、
26 基部、
28 突起部材(突出部)、
30 穿刺補助具、
32 指サック、
34 押圧部、
39 開口部(触診部)、
70 注射針、
80 前腕、
82 血管、
90 中指、
92 人差し指、
D 血管走行方向、
S 隙間空間、
X 指サック軸、
Y 突出部延長方向。

Claims (9)

  1. 指が挿入される指サックと、
    針が穿刺される血管を表皮側から押圧するための押圧部とを有し、
    前記押圧部は、前記指サックの外周に配置され、かつ前記血管を挟持可能に離間して配置される複数の突出部を有することを特徴とする穿刺補助具。
  2. 前記突出部は、対向するように位置決めされた1対の突起部材からなることを特徴とする謂求項1に記載の穿刺補助具。
  3. 前記突起部材は、前記指サックの軸と略直角に交差する方向に延長していることを特徴とする請求項2に記載の穿刺補助具。
  4. 前記突起部材の対向面は、傾斜しており、
    前記突起部材の間に形成される隙間空間は、前記指サックの外周面に向かってテーパ形状を呈していることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の穿刺補助具。
  5. 前記押圧部は、前記指サックの外周に位置し、かつ前記突出部が配置される基部を有し、
    前記突出部および前記基部は、人体組織より硬い物性を有する材料から形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の穿刺補助具。
  6. 前記指サックは、前記血管を触診可能な触診部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の穿刺補助具。
  7. 前記触診部は、前記血管を触診可能とする柔軟な物性を有する材料から前記指サックの一部若しくは全体を形成することによって、構成されることを特徴とする請求項6に記載の穿刺補助具。
  8. 前記触診部は、前記指サックに形成される開口部によって構成されることを特徴とする請求項6に記載の穿刺補助具。
  9. 前記開口部は、前記指サックの外周に設けられ、前記指サックの軸に関して前記押圧部と略90度異なる位置に配置されることを特徴とする請求項8に記載の穿刺補助具。
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