JP2011154097A - 半導体装置及びその駆動方法、電気光学装置並びに電子機器 - Google Patents

半導体装置及びその駆動方法、電気光学装置並びに電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2011154097A
JP2011154097A JP2010014360A JP2010014360A JP2011154097A JP 2011154097 A JP2011154097 A JP 2011154097A JP 2010014360 A JP2010014360 A JP 2010014360A JP 2010014360 A JP2010014360 A JP 2010014360A JP 2011154097 A JP2011154097 A JP 2011154097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
turned
capacitive element
semiconductor device
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010014360A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Ozawa
徳郎 小澤
Takashi Sato
尚 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2010014360A priority Critical patent/JP2011154097A/ja
Priority to US13/013,273 priority patent/US20110181585A1/en
Publication of JP2011154097A publication Critical patent/JP2011154097A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/20Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
    • G09G3/34Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source
    • G09G3/36Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source using liquid crystals
    • G09G3/3611Control of matrices with row and column drivers
    • G09G3/3648Control of matrices with row and column drivers using an active matrix
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2310/00Command of the display device
    • G09G2310/02Addressing, scanning or driving the display screen or processing steps related thereto
    • G09G2310/0262The addressing of the pixel, in a display other than an active matrix LCD, involving the control of two or more scan electrodes or two or more data electrodes, e.g. pixel voltage dependent on signals of two data electrodes
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2320/00Control of display operating conditions
    • G09G2320/02Improving the quality of display appearance
    • G09G2320/0209Crosstalk reduction, i.e. to reduce direct or indirect influences of signals directed to a certain pixel of the displayed image on other pixels of said image, inclusive of influences affecting pixels in different frames or fields or sub-images which constitute a same image, e.g. left and right images of a stereoscopic display
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2320/00Control of display operating conditions
    • G09G2320/02Improving the quality of display appearance
    • G09G2320/0219Reducing feedthrough effects in active matrix panels, i.e. voltage changes on the scan electrode influencing the pixel voltage due to capacitive coupling
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2320/00Control of display operating conditions
    • G09G2320/02Improving the quality of display appearance
    • G09G2320/0233Improving the luminance or brightness uniformity across the screen

Abstract

【課題】半導体装置において、TFTを介して容量性素子にデータ電圧を確実に印加する。
【解決手段】半導体装置は、容量性素子(70)とデータ線(50)との間に接続された第1のトランジスター(31)と、第1のトランジスターと容量性素子との間に接続された第2のトランジスター(32)と、容量性素子にデータ電圧を印加する際、第1及び第2のトランジスターの両方がオン状態となるように、且つ、該両方がオン状態となるタイミングよりも後に第2のトランジスターが一旦オフ状態となった後に再びオン状態となるように、且つ、第2のトランジスターが一旦オフ状態となるタイミングと同時、又は該タイミングよりも後であって第2のトランジスターが再びオン状態となるタイミングよりも前に、第1のトランジスターがオフ状態となるように、第1及び第2のトランジスターを駆動する駆動手段(110)とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体装置及びその駆動方法、電気光学装置並びに電子機器の技術分野に関する。
この種の半導体装置の一例としてアクティブマトリクス駆動方式の液晶装置がある。このような液晶装置は、基板上の画素毎に画素電極が配置されると共に、この画素電極の選択的な駆動を行うための走査線、データ線、及び画素スイッチング素子としてのTFT(Thin Film Transistor)が作り込まれ、アクティブマトリクス駆動可能に構成される。
このような液晶装置では、画素スイッチング素子としてのTFTのゲートとドレインとの間或いはゲートとソースとの間の寄生容量に起因してフィードスルー電圧(或いは「突き抜け電圧」とも呼ばれる)が発生し、容量性素子である液晶素子に、印加すべきデータ電圧を十分に印加することができないおそれがあるという技術的問題点がある。
そこで、例えば特許文献1では、画素毎に主TFTと、主TFTよりもサイズが大きい副TFTとを設け、副TFTを介して画素電極に電圧が供給された後に、主TFTを介して画素電極に電圧が供給されるように構成することで、主TFTの寄生容量を低減する技術が提案されている。
特許第3656179号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された技術によれば、TFTの製造バラツキに伴う寄生容量のバラツキを低減することが困難であり、フィードスルー電圧のバラツキを低減できないおそれがあるという技術的問題点がある。このため、容量性素子である液晶素子にデータ電圧を十分に印加することができないおそれがある。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、TFTを介して容量性素子にデータ電圧をより確実に印加することが可能な半導体装置及びその駆動方法、このような半導体装置を備える電気光学装置並びに電子機器を提供することを課題とする。
本発明の半導体装置は上記課題を解決するために、容量性素子と、該容量性素子に印加すべきデータ電圧が印加されるデータ線と、前記容量性素子と前記データ線との間に電気的に接続された第1のトランジスターと、該第1のトランジスターと前記容量性素子との間に電気的に接続された第2のトランジスターと、前記容量性素子に前記データ電圧を印加する際、前記第1及び第2のトランジスターの両方がオン状態となるように、且つ、該両方がオン状態となるタイミングよりも後に前記第2のトランジスターが一旦オフ状態となった後に再びオン状態となるように、且つ、前記一旦オフ状態となるタイミングと同時、又は該タイミングよりも後であって前記再びオン状態となるタイミングよりも前に、前記第1のトランジスターがオフ状態となるように、前記第1及び第2のトランジスターを駆動する駆動手段とを備える。
本発明の半導体装置によれば、例えばコンデンサー、トランジスター、液晶素子、有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL(Electro-Luminescence)素子)、電気泳動素子等である容量性素子(即ち、容量性を有する素子)とデータ線との間に、互いに直列接続された第1及び第2のトランジスターが設けられている。第1のトランジスターのソースはデータ線に電気的に接続されており、第1のトランジスターのドレインは第2のトランジスターのソースに電気的に接続されており、第2のトランジスターのドレインは容量性素子(より具体的には、容量性素子を構成する一対の容量電極のうち一方の容量電極)に電気的に接続されている。第1及び第2のトランジスターは駆動手段によって駆動される。典型的には、第1のトランジスターのゲートは駆動手段の一部を構成する第1のゲート線に電気的に接続されており、第2のトランジスターのゲートは駆動手段の一部を構成する第2のゲート線に電気的に接続されている。駆動手段の一部を構成するゲート線駆動回路(或いは行駆動回路)から、第1のゲート線を介して第1のトランジスターのゲートに第1のゲート信号が供給されることで、第1のトランジスターのオン状態とオフ状態とが切り替えられ、第2のゲート線を介して第2のトランジスターのゲートに第2のゲート信号が供給されることで、第2のトランジスターのオン状態とオフ状態とが切り替えられる。本発明の半導体装置の動作時には、データ線には、容量性素子に印加すべきデータ電圧が例えば駆動手段の一部を構成するデータ線駆動回路(或いは列駆動回路)から印加され、該データ線から第1及び第2のトランジスターを介して容量性素子にデータ電圧が印加される。
本発明では特に、駆動手段は、容量性素子にデータ電圧を印加する際、第1及び第2のトランジスターの両方がオン状態となるように、且つ、該両方がオン状態となるタイミングよりも後に第2のトランジスターが一旦オフ状態となった後に再びオン状態となるように、且つ、第2のトランジスターが一旦オフ状態となるタイミングと同時、又は該タイミングよりも後であって第2のトランジスターが再びオン状態となるタイミングよりも前に、第1のトランジスターがオフ状態となるように、第1及び第2のトランジスターを駆動する。即ち、本発明では、容量性素子にデータ電圧が印加される際、先ず、第1及び第2のトランジスターの両方が駆動手段によってオン状態にされる。これにより、オン状態とされた第1及び第2のトランジスターを介してデータ線から容量性素子にデータ電圧が供給される。次に、第2のトランジスターが駆動手段によって一旦オフ状態にされる。この際、第1のトランジスターは、駆動手段によって、オン状態で維持される又は第2のトンランジスターが一旦オフ状態にされるのと同時にオフ状態にされる。ここで、第2のトランジスターが一旦オフ状態となることにより、第2のトランジスターのゲートとドレインとの間の寄生容量に起因してフィードスルー電圧が発生し、容量性素子に印加された電圧が低下してしまうおそれがある(即ち、容量性素子に印加される電圧が、当該容量性素子に印加すべきデータ電圧に対してフィードスルー電圧分だけ低くなってしまうおそれがある)。しかしながら、本発明によれば、第2のトランジスターは、駆動手段によって、一旦オフ状態にされた後に再びオン状態にされる。尚、第2のトランジスターが駆動手段によって再びオン状態にされる際には、第1のトランジスターは駆動手段によってオフ状態にされている。よって、一旦オフ状態にされた第2のトランジスターとオフ状態にされた第1のトランジスターとの間に蓄積されている電荷を、オン状態にされた第2のトランジスターを介して容量性素子に供給することができ、容量性素子に印加される電圧を高めることができる(即ち、容量性素子に印加される電圧を、データ電圧に近づける又は殆ど或いは完全に一致させることができる)。
従って、本発明の半導体装置によれば、データ線から第1及び第2のトランジスターを介して容量性素子にデータ電圧をより確実に印加することができる。
本発明の半導体装置の一態様では、前記駆動手段は、前記一旦オフ状態となるタイミングと同時よりも後であって前記再びオン状態となるタイミングよりも前に、前記第1のトランジスターがオフ状態となるように、前記第1のトランジスターを駆動する。
この態様によれば、駆動手段によって第2のトランジスターが一旦オフ状態にされると共に第1のトランジスターがオン状態で維持されている期間中、オン状態にされた第1のトランジスターを介してデータ線からデータ電圧を、一旦オフ状態にされた第2のトランジスターのソース側(即ち、第1のトランジスターと第2のトランジスターとの間)に供給することができる。よって、第2のトランジスターが駆動手段によって再びオン状態とされた際、第2のトランジスターのソース側に蓄積されている電荷を、オン状態とされた第2のトランジスターを介して容量性素子に供給することができ、容量性素子に印加される電圧をより確実に高めることができる。
本発明の半導体装置の他の態様では、前記駆動手段は、前記一旦オフ状態となるタイミングと同時に前記第1のトランジスターがオフ状態となるように、前記第1のトランジスターを駆動する。
この態様によれば、例えば、駆動手段が、第2のトランジスターが一旦オフ状態となるタイミングと同時よりも後であって第2のトランジスターが再びオン状態となるタイミングよりも前に、第1のトランジスターがオフ状態となるように、第1のトランジスターを駆動する場合と比較して、第1及び第2のトランジスターを駆動する駆動シーケンスを簡略化することができ、容量性素子にデータ電圧を印加する速度を高めることが可能となる。
本発明の半導体装置の他の態様では、前記データ電圧は、前記両方がオン状態となるタイミングから前記第1のトランジスターがオフ状態となるタイミングまで一定である。
この態様によれば、第1及び第2のトランジスターの両方がオン状態となるタイミングから第1のトランジスターがオフ状態となるタイミングまでの期間中、オン状態とされた第1のトランジスターを介して第2のトランジスターのソース側にデータ電圧を供給することができる。
本発明の半導体装置の他の態様では、前記容量性素子、前記第1及び第2のトランジスターは、基板上にn行×m列(但しm及びnは自然数)のマトリクス状にそれぞれ設けられ、前記データ線は、前記列毎に1本ずつ設けられ、前記駆動手段は、前記行毎に、前記第1のトランジスターのゲートに電気的に接続された第1のゲート線と、前記第2のトランジスターのゲートに電気的に接続された第2のゲート線とを有する。
この態様によれば、基板上にマトリクス状に配列された複数の容量性素子を順次選択するマトリクス装置を実現することが可能となる。ここで、本態様によれば、複数の第1及び第2のトランジスターの寄生容量が製造バラツキに伴ってばらついたとしても、データ線から第1及び第2のトランジスターを介して容量性素子にデータ電圧をより確実に印加することができる。
本発明の半導体装置の他の態様では、前記容量性素子は、容量、トランジスター、液晶素子、有機エレクトロルミネッセンス素子又は電気泳動素子である。
この態様によれば、アクティブマトリクス駆動方式の表示装置(即ち、液晶装置、有機EL装置又は電気泳動装置)を実現することができる。ここで、本態様によれば、第1及び第2のトランジスターの寄生容量が製造バラツキに伴ってばらついたとしても、データ線から第1及び第2のトランジスターを介して容量性素子にデータ電圧をより確実に印加することができるので、例えば所謂「焼き付き」などの表示斑を低減或いは防止することができる。
本発明に係る半導体装置の駆動方法は上記課題を解決するために、容量性素子と、該容量性素子に印加すべきデータ電圧が印加されるデータ線と、前記容量性素子と前記データ線との間に電気的に接続された第1のトランジスターと、該第1のトランジスターと前記容量性素子との間に電気的に接続された第2のトランジスターとを備える半導体装置を駆動する半導体装置の駆動方法であって、前記容量性素子に前記データ電圧を印加する際、前記第1及び第2のトランジスターの両方がオン状態となるように、前記第1及び第2のトランジスターを駆動する第1工程と、前記両方がオン状態となるタイミングよりも後に前記第2のトランジスターが一旦オフ状態となるように、前記第1及び第2のトランジスターを駆動する第2工程と、前記一旦オフ状態となった後に前記第2のトランジスターが再びオン状態となるように、前記第1及び第2のトランジスターを駆動する第3工程と、前記一旦オフ状態となるタイミングと同時、又は該タイミングよりも後であって前記再びオン状態となるタイミングよりも前に、前記第1のトランジスターがオフ状態となるように、前記第1及び第2のトランジスターを駆動する第4工程とを含む。
本発明に係る半導体装置の駆動方法によれば、上述した本発明の半導体装置と同様に、データ線から第1及び第2のトランジスターを介して容量性素子にデータ電圧をより確実に印加することができる。
尚、上述した本発明の半導体装置に係る各種態様と同様の各種態様を、本発明に係る半導体装置の駆動方法にも適宜適用可能である。
本発明の電気光学装置は上記課題を解決するために、上述した本発明の半導体装置(但し、その各種態様を含む)を備える。
本発明の電気光学装置によれば、上述した本発明の半導体装置を備えるので、高品位な表示を行うことが可能な、液晶装置、有機EL装置、電気泳動装置等の各種表示装置を実現できる。
本発明の電子機器は上記課題を解決するために、上述した本発明の電気光学装置(但し、その各種態様を含む)を備える。
本発明の電子機器によれば、上述した本発明の電気光学装置を備えるので、高品位な表示を行うことが可能な、投射型表示装置、テレビ、携帯電話、携帯用オーディオ機器、電子手帳、ワードプロセッサー、ビューファインダー型又はモニター直視型のビデオテープレコーダー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネル、腕時計、電子ペーパー、電子ノートなどの各種電子機器を実現できる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。
第1実施形態に係る半導体装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る半導体装置の単位回路の等価回路図である。 第1実施形態に係る半導体装置の動作を説明するためのタイミングチャート(その1)である。 第1実施形態に係る半導体装置の動作を説明するためのタイミングチャート(その2)である。 第1実施形態に係る半導体装置の動作を説明するための模式図(その1)である。 第1実施形態に係る半導体装置の動作を説明するための模式図(その2)である。 第1実施形態に係る半導体装置の動作を説明するための模式図(その3)である。 第1実施形態に係る半導体装置の動作を説明するための模式図(その4)である。 第1変形例に係る半導体装置の単位回路を示すブロック図である。 第2変形例に係る半導体装置の単位回路を示すブロック図である。 第3変形例に係る半導体装置の単位回路を示すブロック図である。 第2実施形態に係る半導体装置の動作を説明するためのタイミングチャート(その1)である。 第2実施形態に係る半導体装置の動作を説明するためのタイミングチャート(その2)である。 第2実施形態に係る半導体装置の動作を説明するための模式図(その1)である。 第2実施形態に係る半導体装置の動作を説明するための模式図(その2)である。 本発明の半導体装置が適用された電子ペーパーの構成を示す斜視図である。 本発明の半導体装置が適用された電子ノートの構成を示す斜視図である。
以下では、本発明の実施形態について図を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る半導体装置について、図1から図8を参照して説明する。
先ず、本実施形態に係る半導体装置の全体構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る半導体装置の構成を示すブロック図である。
図1において、本実施形態に係る半導体装置1は、n行×m列(但し、m及びnは自然数)のマトリクス状(二次元平面的)に配列された複数の単位回路PX(即ち、PX(1,1)、PX(1,2)、…、PX(n,m−1)、PX(n,m))と、n本の第1ゲート線41(即ち、第1ゲート線Y11、Y21、…、Yn1)と、n本の第2ゲート線42(即ち、第2ゲート線Y12、Y22、…、Yn2)と、m本のデータ線50(即ち、データ線X1、X2、…、Xm)と、行駆動回路110と、列駆動回路120とを備えている。尚、第1ゲート線41、第2ゲート線42、行駆動回路110及び列駆動回路120は、本発明に係る「駆動手段」の一例を構成する。
n本の第1ゲート線41及びn本の第2ゲート線42は、行方向(即ち、X方向)に延在し、m本のデータ線50は、列方向(即ち、Y方向)に延在している。n本の第1ゲート線41及びn本の第2ゲート線42と、m本のデータ線50との交差に対応して単位回路PXが配置されている。
行駆動回路110は、第1ゲート線41に第1ゲート信号G1(即ち、第1ゲート信号Gi1(但し、i=1、…、n))を供給し、第2ゲート線42に第2ゲート信号G2(即ち、第2ゲート信号Gi2(但し、i=1、…、n))を供給する。具体的には、行駆動回路110は、第1ゲート線Y11に第1ゲート信号G11を供給し、第1ゲート線Y21に第1ゲート信号G21を供給し、…、第1ゲート線Yn1に第1ゲート信号Gn1を供給すると共に、第2ゲート線Y12に第2ゲート信号G12を供給し、第2ゲート線Y22に第2ゲート信号G22を供給し、…、第2ゲート線Yn2に第2ゲート信号Gn2を供給する。
列駆動回路120は、データ線50にデータ信号DATA(即ち、データ信号DATAk(但し、k=1、…、m))を供給する。具体的には、列駆動回路120は、データ線X1にデータ信号DATA1を供給し、データ線X2にデータ信号DATA2を供給し、…、データ線Xmにデータ信号DATAmを供給する。
複数の単位回路PXの各々は、互いに直列接続された第1トランジスター31及び第2トランジスター32と、容量性素子70とを備えている。
第1トランジスター31は、例えば、アモルファス半導体を用いて、Nチャネル型のトランジスターとして形成されている。第1トランジスター31は、そのゲートが第1ゲート線41に電気的に接続されており、そのソースがデータ線50に電気的に接続されており、そのドレインが第2トランジスター32のソースに電気的に接続されている。第1トランジスター31は、そのゲートに、行駆動回路110から第1ゲート線41を介して第1ゲート信号G1が供給されることで、オン状態とオフ状態とが切り替えられる。
第2トランジスター32は、例えば、アモルファス半導体を用いて、Nチャネル型のトランジスターとして形成されている。第2トランジスター32は、そのゲートが第2ゲート線42に電気的に接続されており、そのソースが第1トランジスター31のドレインに電気的に接続されており、そのドレインが容量性素子70(より具体的には、容量性素子70を構成する一対の容量電極のうち一方の容量電極)に電気的に接続されている。第2トランジスター32は、そのゲートに、行駆動回路110から第2ゲート線42を介して第2ゲート信号G2が供給されることで、オン状態とオフ状態とが切り替えられる。
容量性素子70は、誘電体を挟持する一対の容量電極を有するコンデンサーである。容量性素子70を構成する一対の容量電極のうち一方の容量電極は、第2トランジスター32のドレインに電気的に接続されている。容量性素子70を構成する一対の容量電極のうち他方の容量電極は、例えば接地電位等の所定電位が供給される所定電位線に電気的に接続されている。容量性素子70は、オン状態とされた第1トランジスター31及びオン状態とされた第2トランジスター32を介してデータ線50からデータ信号DATAが供給されることにより、データ信号DATAに応じたデータ電圧Vdataが印加される。
次に、本実施形態に係る半導体装置の動作について、図1に加えて図2から図8を参照して説明する。尚、以下では、本実施形態に係る半導体装置において、容量性素子70にデータ電圧Vdataが印加される際の動作について説明する。
図2は、本実施形態に係る半導体装置の単位回路の等価回路図である。
図2において、単位回路PXは、図1を参照して上述したように、第1トランジスター31、第2トランジスター32及び容量性素子70を備えている。第1トランジスター31のゲートとソースとの間には寄生容量911が存在し、第1トランジスター31のゲートとドレインとの間には寄生容量912が存在し、第2トランジスター32のゲートとソースとの間には寄生容量921が存在し、第2トランジスター32のゲートとドレインとの間には寄生容量922が存在する。尚、ここでは、説明の便宜上、寄生容量911、912、921及び922の容量値が等しいものとし、その容量値をCparとする。また、以下では、容量性素子70の容量値をClaodとして説明する。
図3及び図4は、本実施形態に係る半導体装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図3には、第1ゲート信号Gi1(言い換えれば、第1ゲート線Yi1の電位)及び第2ゲート信号Gi2(言い換えれば、第2ゲート線Yi2の電位)、データ信号DATAk、並びに単位回路PX(i,k)に供給されるデータ信号DATA(i,k)の経時的な変化が示されている。
図4には、第1ゲート信号G1及び第2ゲート信号G2、図2に示す点Pにおける電圧Vp、並びに容量性素子70の一方の容量電極(即ち、第2トランジスター32に電気的に接続された容量電極)に印加される電圧Vcの経時的な変化が示されている。尚、図2において、点Pは、第1トランジスター31のドレインと第2トランジスター32のソースとの間の点である。
図3及び図4に示すように、第1ゲート信号G1(即ち、第1ゲート信号G11、G21、…、Gn1)及び第2ゲート信号G2(即ち、第2ゲート信号G12、G22、…、Gn2)の各々は、ハイレベル電位VH及びこのハイレベル電位より低いローレベル電位VLのいずれかの電位をとる。
本実施形態では特に、容量性素子70にデータ信号DATAに応じたデータ電圧Vdataを印加する際、先ず、第1トランジスター31及び第2トランジスター32の両方がオン状態となるように、第1ゲート信号G1及び第2ゲート信号G2が行駆動回路110から第1ゲート線41及び第2ゲート線42を介して第1トランジスター31及び第2トランジスター32に供給される。
即ち、図4に示すように、容量性素子70にデータ信号DATAに応じたデータ電圧Vdataを印加する際、先ず、時点t1から時点t2までの期間中には、第1ゲート信号G1及び第2ゲート信号G2の両方がハイレベル電位VHをとる。
図5は、本実施形態に係る半導体装置の動作を説明するための模式図であり、時点t1から時点t2までの期間中の単位回路PXの動作状態を示している。
図5に示すように、時点t1から時点t2までの期間中には、第1ゲート信号G1及び第2ゲート信号G2の両方がハイレベル電位VHをとることにより、第1トランジスター31及び第2トランジスター32の両方がオン(ON)状態となる。これにより、オン状態とされた第1トランジスター31及び第2トランジスター32を介してデータ線50から容量性素子70にデータ信号DATAが供給され、容量性素子70の一方の容量電極の電位Vcはデータ電圧Vdataとなる(図4参照)。尚、この際、点Pは、オン状態とされた第1トランジスター31によってデータ線50に電気的に接続されるので、点Pにおける電圧Vpもデータ電圧Vdataとなる(図4参照)。
次に、図4において、時点t2から時点t3までの期間中には、第1ゲート信号G1はハイレベル電位VHのままであると共に、第2ゲート信号G2はローレベル電位VLをとる。即ち、時点t2において、第2ゲート信号G2はハイレベル電位VHからローレベル電位VLに変化し、第1ゲート信号G1はハイレベル電位VHのままで維持される。
図6は、本実施形態に係る半導体装置の動作を説明するための模式図であり、時点t2から時点t3までの期間中の単位回路PXの動作状態を示している。
図6に示すように、時点t2から時点t3までの期間中には、第1ゲート信号G1がハイレベル電位VHをとると共に第2ゲート信号G2がローレベル電位VLをとることにより、第1トランジスター31がオン(ON)状態となると共に第2トランジスター32がオフ(OFF)状態となる。
ここで、時点t2において第2トランジスター32がオフ状態となることにより、第2トランジスター32のゲートとドレインとの間の寄生容量922に起因して、フィードスルー電圧が発生し(言い換えれば、第2トランジスター32のドレイン側からゲート側への電荷ΔQの移動が発生し)、容量性素子70の一方の容量電極の電位Vcがデータ電圧Vdataから電位V1まで低下してしまうおそれがある(図4参照)。ここで、電位V1は以下の式(1)で表すことができる。
V1=Vdata−ΔVg×Cpar/(Cpar+Cload) …(1)
但し、ΔVg=VH−VL
また、時点t2において第2トランジスター32がオフ状態となることにより、点Pにおける電圧Vpは、第2トランジスター32のゲートとソースとの間の寄生容量921に起因して発生するフィードスルー電圧(言い換えれば、第2トランジスター32のソース側からゲート側への電荷ΔQの移動)によって、データ電圧Vdataから電位V2まで一時的に低下するが、点Pはオン状態とされた第1トランジスター31によってデータ線50に電気的に接続されているので、再びデータ電圧Vdataとなる(図4参照)。ここで、電位V2は以下の式(2)で表すことができる。
V2=Vdata−ΔVg×Cpar/(2×Cpar) …(2)
次に、図4において、時点t3から時点t4までの期間中には、第1ゲート信号G1及び第2ゲート信号G2の両方がローレベル電位VLをとる。即ち、時点t3において、第1ゲート信号G1はハイレベル電位VHからローレベル電位VLに変化し、第2ゲート信号G2はローレベル電位VLのままで維持される。
図7は、本実施形態に係る半導体装置の動作を説明するための模式図であり、時点t3から時点t4までの期間中の単位回路PXの動作状態を示している。
図7に示すように、時点t3から時点t4までの期間中には、第1ゲート信号G1及び第2ゲート信号G2の両方がローレベル電位VLをとることにより、第1トランジスター31及び第2トランジスター32の両方がオフ(OFF)状態となる。これにより、オフ状態とされた第1トランジスター31及び第2トランジスター32によって、容量性素子70はデータ線50から電気的に切断され、容量性素子70の一方の容量電極の電位Vcは電圧V1のままで維持される(図4参照)。
また、時点t3において第1トランジスター31がオフ状態となることにより、点Pにおける電圧Vpは、第1トランジスター32のゲートとドレインとの間の寄生容量912に起因して発生するフィードスルー電圧(言い換えれば、第1トランジスター31のドレイン側からゲート側への電荷ΔQの移動)によって、データ電圧Vdataから電位V2まで低下する(図4参照)。尚、点Pはオフ状態とされた第1トランジスター31によってデータ線50から電気的に切断されているので、時点t3から時点t4までの期間中には、点Pにおける電圧Vpは電位V2のままで維持される(図4参照)。
次に、図4において、時点t4の後には、第1ゲート信号G1はローレベル電位VLのままであると共に、第2ゲート信号G2はハイレベル電位VHをとる。即ち、時点t4において、第2ゲート信号G2はローレベル電位VLからハイレベル電位VHに変化し、第1ゲート信号G1はローレベル電位VLのままで維持される。
図8は、本実施形態に係る半導体装置の動作を説明するための模式図であり、時点t4の後の期間中の単位回路PXの動作状態を示している。
図8に示すように、時点t4の後には、第1ゲート信号G1がローレベル電位VLをとると共に第2ゲート信号G2がハイレベル電位VHをとることにより、第1トランジスター31がオフ(OFF)状態となると共に第2トランジスター32がオン(ON)状態となる。
ここで、時点t4において第2トランジスター32がオン状態となることにより、点Pにおける電圧Vpは、第2トランジスター32のゲートとソースとの間の寄生容量921に起因して発生するフィードスルー電圧(言い換えれば、第2トランジスター32のゲート側からソース側への電荷ΔQの移動)によって、電位V2から上昇してデータ電圧Vdataとなる(図4参照)。更に、容量性素子70の一方の容量電極は、オン状態とされた第2トランジスター32によって点Pと電気的に接続されているので、容量性素子70の一方の容量電極の電位Vcは電位V1から上昇してデータ電圧Vdataとなる(図4参照)。即ち、第2トランジスター32のゲートとドレインとの間の寄生容量922に起因して発生するフィードスルー電圧によって一旦低下した容量性素子70に印加される電圧を、印加すべきデータ電圧Vdataにまで高めることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、容量性素子70にデータ電圧Vdataを印加する際、時点t1において第1トランジスター31及び第2トランジスター32の両方がオン状態となるように、且つ、第2トランジスター32が時点t2において一旦オフ状態となった後に時点t4において再びオン状態となるように、且つ、第2トランジスター32が一旦オフ状態となる時点t2よりも後であって第2トランジスター32が再びオン状態となる時点t4よりも前の時点t3において第1トランジスター31がオフ状態となるように、第1トランジスター31及び第2トランジスター32が行駆動回路110によって駆動されるので、データ線50から第1トランジスター31及び第2トランジスター32を介して容量性素子70にデータ電圧Vdataを確実に印加することができる。
<第1変形例>
図9は、第1変形例に係る半導体装置の単位回路を示すブロック図である。
図9に示すように、単位回路PXは、図1を参照して上述した第1実施形態における容量性素子70に代えて、蓄積容量71及び液晶素子72を備えていてもよい。この場合には、半導体装置によって液晶表示装置を実現することができる。ここで、本変形例によれば、第1トランジスター31及び第2トランジスター32の寄生容量が製造バラツキに伴ってばらついたとしても、データ線50から第1トランジスター31及び第2トランジスター32を介して容量性素子である蓄積容量71及び液晶素子72にデータ電圧を確実に印加することができるので、例えば所謂「焼き付き」などの表示斑を低減或いは防止することができる。
<第2変形例>
図10は、第2変形例に係る半導体装置の単位回路を示すブロック図である。
図10に示すように、単位回路PXは、図1を参照して上述した第1実施形態における容量性素子70に代えて、蓄積容量71及び電気泳動素子74を備えていてもよい。この場合には、半導体装置によって電気泳動表示装置を実現することができる。ここで、本変形例によれば、第1トランジスター31及び第2トランジスター32の寄生容量が製造バラツキに伴ってばらついたとしても、データ線50から第1トランジスター31及び第2トランジスター32を介して容量性素子である蓄積容量71及び電気泳動素子74にデータ電圧を確実に印加することができるので、表示斑を低減或いは防止することができる。
<第3変形例>
図11は、第3変形例に係る半導体装置の単位回路を示すブロック図である。
図11に示すように、単位回路PXは、図1を参照して上述した第1実施形態における容量性素子70に代えて、蓄積容量71、有機EL素子76及びトランジスター77を備えていてもよい。この場合には、半導体装置によって有機EL表示装置を実現することができる。ここで、本変形例によれば、第1トランジスター31及び第2トランジスター32の寄生容量が製造バラツキに伴ってばらついたとしても、データ線50から第1トランジスター31及び第2トランジスター32を介して容量性素子である蓄積容量71及び有機EL素子76にデータ電圧を確実に印加することができるので、表示斑を低減或いは防止することができる。尚、図11において、トランジスター77は、そのゲートが蓄積容量71に電気的に接続され、そのソースが所定電位VELに電気的に接続され、そのドレインが有機EL素子76に電気的に接続されている。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る半導体装置について、図12から図15を参照して説明する。尚、図12から図15において、図1から図8に示した第1実施形態に係る構成要素と同様の構成要素に同一の参照符合を付し、それらの説明は適宜省略する。
第2実施形態に係る半導体装置は、第2トランジスター32のオン状態及びオフ状態を切り替えるタイミング(言い換えれば、第2ゲート信号G2の波形)が、上述した第1実施形態と異なり、その他の点については、上述した第1実施形態に係る半導体装置1と概ね同様に構成されている。
図12及び図13は、第2実施形態に係る半導体装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図12は、上述した図3と同趣旨のタイミングチャートであり、第2実施形態における、第1ゲート信号Gi1及び第2ゲート信号Gi2、データ信号DATAk、並びに単位回路PX(i,k)に供給されるデータ信号DATA(i,k)の経時的な変化を示している。
図13は、上述した図4と同趣旨のタイミングチャートであり、第2実施形態における、第1ゲート信号G1及び第2ゲート信号G2、図2に示す点Pにおける電圧Vp、並びに容量性素子70の一方の容量電極に印加される電圧Vcの経時的な変化を示している。
図12及び図13において、本実施形態では特に、第1ゲート信号G1及び第2ゲート信号G2の両方がハイレベル電位VHとなる時点t1の後に、第1ゲート信号G1がハイレベル電位VHからローレベル電位VLに変化するタイミングと、第2ゲート信号G2がハイレベル電位VHからローレベル電位VLに変化するタイミングとが同じ(いずれも時点t3)である。即ち、本実施形態では特に、第1トランジスター31及び第2トランジスター32の両方がオン状態となった(時点t1)後に、第1トランジスター31及び第2トランジスター32の両方が同時(時点t3)にオフ状態となり、その後(時点t4)に第2トランジスター32が再びオン状態となる。
具体的には、本実施形態では、容量性素子70にデータ信号DATAに応じたデータ電圧Vdataを印加する際、先ず、上述した第1実施形態と同様に、第1トランジスター31及び第2トランジスター32の両方がオン状態となるように、第1ゲート信号G1及び第2ゲート信号G2が行駆動回路110から第1ゲート線41及び第2ゲート線42を介して第1トランジスター31及び第2トランジスター32に供給される。
即ち、図13に示すように、容量性素子70にデータ信号DATAに応じたデータ電圧Vdataを印加する際、先ず、時点t1から時点t3までの期間中には、第1ゲート信号G1及び第2ゲート信号G2の両方がハイレベル電位VHをとる。これにより、上述した第1実施形態と同様に、容量性素子70の一方の容量電極の電位Vcはデータ電圧Vdataとなり、点Pにおける電圧Vpもデータ電圧Vdataとなる。
次に、時点t3から時点t4までの期間中には、第1ゲート信号G1及び第2ゲート信号G2の両方がローレベル電位VLをとる。即ち、時点t3において、第1ゲート信号G1及び第2ゲート信号G2の両方が同時にハイレベル電位VHからローレベル電位VLに変化する。
図14は、第2実施形態に係る半導体装置の動作を説明するための模式図であり、時点t3から時点t4までの期間中の単位回路PXの動作状態を示している。
図14に示すように、時点t3から時点t4までの期間中には、第1ゲート信号G1及び第2ゲート信号G2の両方がローレベル電位VLをとることにより、第1トランジスター31及び第2トランジスター32の両方がオフ(OFF)状態となる。
ここで、時点t3において第1トランジスター31及び第2トランジスター32の両方がオフ状態となることにより、第2トランジスター32のゲートとドレインとの間の寄生容量922に起因して、フィードスルー電圧が発生し(言い換えれば、第2トランジスター32のドレイン側からゲート側への電荷ΔQの移動が発生し)、容量性素子70の一方の容量電極の電位Vcがデータ電圧Vdataから電位V1まで低下してしまうおそれがある(図13参照)。尚、電位V1は、上述した式(1)で表すことができる。
また、時点t3において第1トランジスター31及び第2トランジスター32の両方がオフ状態となることにより、点Pにおける電圧Vpは、第1トランジスター31のゲートとドレインとの間の寄生容量912に起因して発生するフィードスルー電圧(言い換えれば、第1トランジスター32のドレイン側からゲート側への電荷ΔQの移動)、及び第2トランジスター32のゲートとソースとの間の寄生容量921に起因して発生するフィードスルー電圧(言い換えれば、第2トランジスター32のソース側からゲート側への電荷ΔQの移動)によって、データ電圧Vdataから電位V3まで低下する。ここで、電位V3は以下の式(3)で表すことができる。
V3=Vdata−ΔVg …(3)
次に、図13において、時点t4の後には、第1ゲート信号G1はローレベル電位VLのままであると共に、第2ゲート信号G2はハイレベル電位VHをとる。即ち、時点t4において、第2ゲート信号G2はローレベル電位VLからハイレベル電位VLに変化し、第1ゲート信号G1はローレベル電位VLのままで維持される。
図15は、本実施形態に係る半導体装置の動作を説明するための模式図であり、時点t4の後の期間中の単位回路PXの動作状態を示している。
図15に示すように、時点t4の後には、第1ゲート信号G1がローレベル電位VLをとると共に第2ゲート信号G2がハイレベル電位VHをとることにより、第1トランジスター31がオフ(OFF)状態となると共に第2トランジスター32がオン(ON)状態となる。
ここで、時点t4において第2トランジスター32がオン状態となることにより、点Pにおける電圧Vpは、第2トランジスター32のゲートとソースとの間の寄生容量921に起因して発生するフィードスルー電圧(言い換えれば、第2トランジスター32のゲート側からソース側への電荷ΔQの移動)によって、電位V3から上昇して電位V4となる(図13参照)。
ここで、電位V4は以下の式(4)で表すことができる。
V4=Vdata−ΔVg×Cpar/(3×Cpar+Cload) …(4)
更に、容量性素子70の一方の容量電極は、オン状態とされた第2トランジスター32によって点Pと電気的に接続されているので、容量性素子70の一方の容量電極の電位Vcは電位V1から上昇して電位V4となる(図13参照)。
このように本実施形態によれば、第2トランジスター32のゲートとドレインとの間の寄生容量922に起因して発生するフィードスルー電圧によって電位V1まで低下した容量性素子70の一方の容量電極の電位Vcを電位V4まで上昇させることができる(即ち、容量性素子70の一方の容量電極の電位Vcを、印加すべきデータ電圧Vdataに近づけることができる)。
更に本実施形態では特に、時点t1において第1トランジスター31及び第2トランジスター32の両方がオン状態となった後に、時点t3において第1トランジスター31及び第2トランジスター32の両方が同時にオフ状態となり、その後の時点t4において第2トランジスター32が再びオン状態となるように、第1トランジスター31及び第2トランジスター32が駆動されるので、上述した第1実施形態と比較して、第1トランジスター31及び第2トランジスター32を駆動する駆動シーケンスを簡略化することができ、容量性素子70にデータ電圧Vdataを印加する速度を高めることが可能となる。
<電子機器>
次に、上述した半導体装置を適用した電子機器について、図16及び図17を参照して説明する。以下では、上述した半導体装置を上述した第2変形例のように電気泳動表示装置として構成し、電子ペーパー及び電子ノートに適用した場合を例にとる。
図16は、電子ペーパー1400の構成を示す斜視図である。
図16に示すように、電子ペーパー1400は、上述した半導体装置を表示部1401として備えている。電子ペーパー1400は可撓性を有し、従来の紙と同様の質感及び柔軟性を有する書き換え可能なシートからなる本体1402を備えて構成されている。
図17は、電子ノート1500の構成を示す斜視図である。
図17に示すように、電子ノート1500は、図16で示した電子ペーパー1400が複数枚束ねられ、カバー1501に挟まれているものである。カバー1501は、例えば外部の装置から送られる表示データを入力するための表示データ入力手段(図示せず)を備える。これにより、その表示データに応じて、電子ペーパーが束ねられた状態のまま、表示内容の変更や更新を行うことができる。
上述した電子ペーパー1400及び電子ノート1500は、上述した半導体装置を備えるので、高品質な画像表示を行うことが可能である。
尚、これらの他に、腕時計、携帯電話、携帯用オーディオ機器などの電子機器の表示部に、上述した本実施形態に係る半導体装置を適用することができる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う半導体装置、半導体装置の駆動方法、電気光学装置及び電子機器もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
31…第1トランジスター、32…第2トランジスター、41…第1ゲート線、42…第2ゲート線、50…データ線、70…容量性素子、110…行駆動回路、120…列駆動回路、911、912、921、922…寄生容量、PX…単位回路

Claims (9)

  1. 容量性素子と、
    該容量性素子に印加すべきデータ電圧が印加されるデータ線と、
    前記容量性素子と前記データ線との間に電気的に接続された第1のトランジスターと、
    該第1のトランジスターと前記容量性素子との間に電気的に接続された第2のトランジスターと、
    前記容量性素子に前記データ電圧を印加する際、前記第1及び第2のトランジスターの両方がオン状態となるように、且つ、該両方がオン状態となるタイミングよりも後に前記第2のトランジスターが一旦オフ状態となった後に再びオン状態となるように、且つ、前記一旦オフ状態となるタイミングと同時、又は該タイミングよりも後であって前記再びオン状態となるタイミングよりも前に、前記第1のトランジスターがオフ状態となるように、前記第1及び第2のトランジスターを駆動する駆動手段と
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記駆動手段は、前記一旦オフ状態となるタイミングと同時よりも後であって前記再びオン状態となるタイミングよりも前に、前記第1のトランジスターがオフ状態となるように、前記第1のトランジスターを駆動することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記駆動手段は、前記一旦オフ状態となるタイミングと同時に前記第1のトランジスターがオフ状態となるように、前記第1のトランジスターを駆動することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記データ電圧は、前記両方がオン状態となるタイミングから前記第1のトランジスターがオフ状態となるタイミングまで一定であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記容量性素子、前記第1及び第2のトランジスターは、基板上にn行×m列(但しm及びnは自然数)のマトリクス状にそれぞれ設けられ、
    前記データ線は、前記列毎に1本ずつ設けられ、
    前記駆動手段は、前記行毎に、前記第1のトランジスターのゲートに電気的に接続された第1のゲート線と、前記第2のトランジスターのゲートに電気的に接続された第2のゲート線とを有する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記容量性素子は、容量、トランジスター、液晶素子、有機エレクトロルミネッセンス素子又は電気泳動素子であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 容量性素子と、該容量性素子に印加すべきデータ電圧が印加されるデータ線と、前記容量性素子と前記データ線との間に電気的に接続された第1のトランジスターと、該第1のトランジスターと前記容量性素子との間に電気的に接続された第2のトランジスターとを備える半導体装置を駆動する半導体装置の駆動方法であって、
    前記容量性素子に前記データ電圧を印加する際、
    前記第1及び第2のトランジスターの両方がオン状態となるように、前記第1及び第2のトランジスターを駆動する第1工程と、
    前記両方がオン状態となるタイミングよりも後に前記第2のトランジスターが一旦オフ状態となるように、前記第1及び第2のトランジスターを駆動する第2工程と、
    前記一旦オフ状態となった後に前記第2のトランジスターが再びオン状態となるように、前記第1及び第2のトランジスターを駆動する第3工程と、
    前記一旦オフ状態となるタイミングと同時、又は該タイミングよりも後であって前記再びオン状態となるタイミングよりも前に、前記第1のトランジスターがオフ状態となるように、前記第1及び第2のトランジスターを駆動する第4工程と
    を含むことを特徴とする半導体装置の駆動方法。
  8. 請求項1から6のいずれか一項に記載の半導体装置を備えることを特徴とする電気光学装置。
  9. 請求項8に記載の電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
JP2010014360A 2010-01-26 2010-01-26 半導体装置及びその駆動方法、電気光学装置並びに電子機器 Withdrawn JP2011154097A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010014360A JP2011154097A (ja) 2010-01-26 2010-01-26 半導体装置及びその駆動方法、電気光学装置並びに電子機器
US13/013,273 US20110181585A1 (en) 2010-01-26 2011-01-25 Semiconductor device and driving method thereof, electro-optical device, and electronic device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010014360A JP2011154097A (ja) 2010-01-26 2010-01-26 半導体装置及びその駆動方法、電気光学装置並びに電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011154097A true JP2011154097A (ja) 2011-08-11

Family

ID=44308616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010014360A Withdrawn JP2011154097A (ja) 2010-01-26 2010-01-26 半導体装置及びその駆動方法、電気光学装置並びに電子機器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20110181585A1 (ja)
JP (1) JP2011154097A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9196225B2 (en) 2012-12-03 2015-11-24 Samsung Display Co., Ltd. Electro-optic device and driving method thereof

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5750952B2 (ja) * 2011-03-15 2015-07-22 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法、電気光学装置の制御装置および電子機器
CN108132570B (zh) * 2016-12-01 2021-04-23 元太科技工业股份有限公司 显示装置及电子纸显示装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4123711B2 (ja) * 2000-07-24 2008-07-23 セイコーエプソン株式会社 電気光学パネルの駆動方法、電気光学装置、および電子機器
JP2004145278A (ja) * 2002-08-30 2004-05-20 Seiko Epson Corp 電子回路、電子回路の駆動方法、電気光学装置、電気光学装置の駆動方法及び電子機器
JP5007491B2 (ja) * 2005-04-14 2012-08-22 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置、及び電子機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9196225B2 (en) 2012-12-03 2015-11-24 Samsung Display Co., Ltd. Electro-optic device and driving method thereof

Also Published As

Publication number Publication date
US20110181585A1 (en) 2011-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190066618A1 (en) Display device
JP5189147B2 (ja) ディスプレイ装置及びこれを有する電子機器
JP5245292B2 (ja) シフトレジスタ回路及び表示装置
US20090021507A1 (en) Driving device, display apparatus having the same and method of driving the display apparatus
EP1860639B1 (en) Display device
US8289255B2 (en) Electro-optical apparatus and display thereof
US10761653B2 (en) Touch display panel and method for driving touch display panel
JP2001282205A (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置およびその駆動方法
JP2006154545A (ja) 液晶表示装置
JP6250342B2 (ja) 表示装置
CN104036731A (zh) 像素电路和显示装置
US20120112193A1 (en) Transistor array substrate
JP6403796B2 (ja) 表示装置
JP2011154097A (ja) 半導体装置及びその駆動方法、電気光学装置並びに電子機器
TWI385454B (zh) 液晶面板
US20120098807A1 (en) Active level shift driver circuit and liquid crystal display apparatus including the same
JP5823603B2 (ja) 駆動装置および表示装置
US8907882B2 (en) Gate signal line drive circuit and display device
US20150091954A1 (en) Liquid crystal display device
JP2007328085A (ja) 液晶装置および電子機器
JP2011150261A (ja) 表示装置
US8665248B2 (en) Drive circuit
JP5094087B2 (ja) 半導体装置
JP2010117599A (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP2008015282A (ja) 液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20120327

A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20130402