JP2011153659A - 微粉粒体の漏れ防止用のシール材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のシール材1は、微粉粒体の漏れ防止用のシール材であって、クッション層10と表面シール層11とを含み、表面シール層11は、繊維がクッション層10に直接植毛されて形成されている。前記繊維は、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリアクリルニトリル系繊維、ポリテトラフルオロエチレン系繊維、ポリ尿素系繊維、羊毛繊維、シルク繊維、コットン繊維、アセテート系繊維、レーヨン系繊維、キュプラ繊維、炭素繊維からなる群から選ばれる一種以上の繊維である。
【選択図】図1
Description
厚さ1.5mmで発泡倍率3倍の発泡樹脂シート(密度200kg/m3)エチレン-プロピレン-ジエン共重合ゴムに、表面が硬化する前の150〜180℃の加硫工程にて、長さ1.2mmで繊度2.2dtexのビニロン繊維を電荷をかけて固着させ(目付120g/m2)、厚さ2.7mmの製造例1のシール材を作製した。
厚さ1.5mmのポリエステル不織布(融点が110℃であるポリエステルバインダー繊維40重量%とレギュラーポリエステル繊維60重量%からなる、密度200kg/m3)をニードルパンチ法で作製した。また、植毛する繊維との接着力をさらに増す目的で不織布作製の最終工程で不織布に融点が130℃であるポリエステルパウダー(EMS−GRILTECH製“Griltex 6E”)を不織布全体重量に対して約20重量%固着させた。得られたポリエステル不織布の表面に、150℃の環境下で、長さ1.2mmで繊度2.2dtexのビニロン繊維を目付120g/m2で静電植毛し、厚さ2.7mmmの製造例2のシール材を作製した。なお、植毛を150℃の環境下で行うことで、不織布に含まれているバインダー繊維と溶融パウダーが溶融して植毛した繊維を固定する役割を果たす。
厚さ1.5mm、平均密度が200kg/m3のポリエステル不織布(融点が110℃であるポリエステルバインダー繊維40重量%とレギュラーポリエステル繊維60重量%からなる)を二−ドルパンチ法で作製した。作製した不織布は、繊維を植毛する側から順番に、上層が100kg/m3、中層が200kg/m3、下層が300kg/m3という密度勾配を有する。製法はそれぞれ密度の違うウエブを重ね、ニードリングすることで1枚のシートにした。また植毛する繊維との接着力をさらに増す目的で不織布作製の最終工程で不織布に融点が130℃であるポリエステルパウダー(EMS−GRILTECH製“Griltex 6E”)を不織布全体重量に対して約10重量%、いちばん密度の低い上層のみに固着させた。その後は製造例2と同様の操作を行い、製造例3のシール材を作製した。
植毛する繊維としてビニロン繊維の代わりに、長さ1.2mmで繊度2.2dtexのレーヨン繊維を用いた以外は、製造例1と同様にして、製造例4のシール材を得た。
植毛する繊維としてビニロン繊維の代わりに、長さ1.2mmで繊度2.2dtexのナイロン繊維を用いた以外は、製造例1と同様にして、製造例5のシール材を得た。
ポリエステルマルチフィラメントで織られた厚さ0.4mmの織物(目付200g/m2)にポリウレタン系接着剤を塗布した後、長さ0.8mmで繊度2.2dtexのレーヨン繊維を目付120g/m2で植毛して厚さ1.2mmの基材を作製した。得られた基材と厚さ1.5mmの発泡ウレタン(イノアック製“ポロンLE−20”)とを不織布基材レスの両面テープ(SONY社製“NP203”)で接着して厚さ2.7mmの製造例6のシール材を作製した。
ポリエステルマルチフィラメントで織られた厚さ0.4mmの織物(目付200g/m2)にポリウレタン系接着剤を塗布した後、長さ0.8mmで繊度2.2dtexのビニロン繊維を目付120g/m2で植毛して厚さ1.2mmの基材を作製した。得られた基材と厚さ1.5mmのポリエステル繊維100%の不織布(密度200kg/m3)とを不織布基材レスの両面テープ(SONY社製“NP203”)で接着して厚さ2.7mmの製造例7のシール材を作製した。
ポリエステルマルチフィラメントで織られた厚さ0.4mmの織物(目付200g/m2)にポリウレタン系接着剤を塗布した後、長さ0.8mmで繊度2.2dtexのビニロン繊維を目付120g/m2で植毛して厚さ1.2mmの基材を作製した。得られた基材と厚さ1.5mmの発泡ウレタン(イノアック製“ポロンLE−20”)とを不織布基材レスの両面テープ(SONY社製“NP203”)で接着して厚さ2.7mmの製造例8のシール材を作製した。
シール材の生地を幅5mm、長さ18mmにカットし、直径8mmのトナー供給ロールの両端にロールに添うようにセットし、皺の状態を以下のような3段階で評価した。
皺無し:1
皺少々あり:2
皺有り:3
シール材の生地を幅5mm、長さ18mmにカットし、図2に示しているような、直径8mmのトナー供給ロール22の両端にトナー供給ロール22に添うようにセットした後、トナー供給ロール22をシール材の圧縮率が10%になるようにハウジングの開口部21に固定し、トナー供給ロール22の裏面から粒径5〜8μmのトナーをハウジング20に充填した。次いで、約360回転/分でトナー供給ロール22を回転させ、1000回転毎にトナー漏れの確認を行った。トナー漏れの判断は、シール材の外部に2mm角の両面接着テープを設置し、テープの全面をトナーが覆った時点をトナー漏れが起きた時点とした。ここで、シール材の圧縮率とは、下記式で示されるものである。以下においても同様である。
圧縮率(%)=(元のシール材の厚さ−トナー供給ロールをセットした後のシール材の厚さ)/元のシール材の厚さ×100
幅12mm、長さ18mmのシール材を用い、シール材の最下層に、両面テープ日東5000NS(再離型タイプ)を付け、離型紙を剥がした。次いで、表面の付着物を、掃除機で吸い取った後、シール材の重量を測定した。トナー供給ロール22の重量も測定した。次いで、トナー供給ロール22をシール材の圧縮率が10%になるようにハウジングの開口部21に固定し、トナーは充填させず、約360回転/分で5万回転させた。回転後、シール材を剥がし、余計な異物がないよう掃除機で表面の付着物を吸い取った後、再度重量を測定し、回転前後でのシール材の重量変化(回転前のシール材の重量−回転後のシール材の重量)を計算し、繊維の切れを評価した。トナー供給ロール22も同様に掃除機で表面の付着物を吸い取った後、重量をはかった。また、目視でトナー供給ロール22のキズの有無を確認した。
10 クッション層
11 表面シール層
2 トナーカートリッジ
20 ハウジング
21 ハウジングの開口部
22 トナー供給ロール
23 ハウジングの軸受部
Claims (5)
- 微粉粒体の漏れ防止用のシール材であって、クッション層と表面シール層とを含み、前記表面シール層は、繊維が前記クッション層に直接植毛されて形成されていることを特徴とするシール材。
- 前記繊維は、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリアクリルニトリル系繊維、ポリテトラフルオロエチレン系繊維、ポリ尿素系繊維、羊毛繊維、シルク繊維、コットン繊維、アセテート系繊維、レーヨン系繊維、キュプラ繊維、炭素繊維からなる群から選ばれる一種以上の繊維である請求項1に記載のシール材。
- 前記クッション層が、植毛する側の密度が低くなるように厚さ方向に密度勾配を有する請求項1又は2に記載のシール材。
- 前記クッション層は、樹脂シート又は不織布で形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のシール材。
- 前記不織布が、バインダー繊維を含む請求項4に記載のシール材。
Priority Applications (1)
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JP2010015080A JP2011153659A (ja) | 2010-01-27 | 2010-01-27 | 微粉粒体の漏れ防止用のシール材 |
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JP2010015080A JP2011153659A (ja) | 2010-01-27 | 2010-01-27 | 微粉粒体の漏れ防止用のシール材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010015080A Pending JP2011153659A (ja) | 2010-01-27 | 2010-01-27 | 微粉粒体の漏れ防止用のシール材 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014077815A (ja) * | 2012-10-06 | 2014-05-01 | Ambic Co Ltd | トナーシール材 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005025225A (ja) * | 2004-10-04 | 2005-01-27 | Naoto Denda | トナーシール構造及びシール材 |
JP2007113750A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Fujikoo:Kk | 微粉粒体の漏出防止用のシール材 |
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2010
- 2010-01-27 JP JP2010015080A patent/JP2011153659A/ja active Pending
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JP2005025225A (ja) * | 2004-10-04 | 2005-01-27 | Naoto Denda | トナーシール構造及びシール材 |
JP2007113750A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Fujikoo:Kk | 微粉粒体の漏出防止用のシール材 |
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JP2014077815A (ja) * | 2012-10-06 | 2014-05-01 | Ambic Co Ltd | トナーシール材 |
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