JP2011153613A - エアクリーナ - Google Patents

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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

【課題】フィルタエレメント周囲とハウジング内面との当接部のシールを確実に行うことが可能なエアクリーナを提供する。
【解決手段】ハウジング10、アウトレット20、及びエアクリーナカバー70と、流入孔11から流入された気体を濾過するフィルタエレメント50とを備えたエアクリーナ1において、フィルタエレメント50は濾材とシールリングとを備え、ハウジング10の内面にはシール壁が形成され、装着時に上記シールリングに対向するように設けられるリング部を有するフィルタカバー40と、カム部を介してフィルタカバー40に揺動自在に支持されるフィルタレバー30とを備え、フィルタレバー30が揺動されたとき、上記カム部がハウジング10のくさび機能用壁及びフィルタレバー40のリング部に当接し、フィルタエレメント50のシールリングがハウジング10のシール壁に押し付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のエンジン等に供給されるエア内に含まれるダスト等を除去するエアクリーナに関する。
エアクリーナは、例えば、自動車、二輪車等においてエンジン吸気を清浄化させるために用いられ、外気取り込み口からエンジン吸気口に至るエア通路内にフィルタエレメントがフィルタハウジングに配設されて構成される。フィルタエレメントは濾材(例えば、濾紙等)を有して構成され、エア通路を流れるエアは、濾材を通過するときにそのダスト等が濾材に捕捉されることにより清浄される。
ところで、万が一フィルタハウジングとフィルタエレメントとの間に隙間が形成されると、ダスト等を含むエアがエンジン等に流入される問題が発生する。このような問題の発生を防止するため、フィルタエレメントの周縁部にはシール部材が設けられ、フィルタハウジングの内面にこのシール部材を嵌合させてフィルタエレメントを受容する構成となっている。また、フィルタハウジングとフィルタエレメントとの間に弾性材料製のシール枠体が挿入され、押え枠をシール枠体に当接させることにより、上記隙間の形成を抑止するエアクリーナが周知となっている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平10−252585号公報
しかしながら、上記のようなエアクリーナでも、フィルタハウジングまたは押え枠の寸法誤差等により、押え枠からシール枠体に付与される押圧力が不足する問題が発生する虞があり、フィルタエレメント周囲とフィルタハウジング内面との当接部のシールが確実に行えなくなる虞があるという課題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、フィルタエレメント周囲とフィルタハウジング内面との当接部のシールを確実に行うことが可能なエアクリーナを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るエアクリーナは、内部にエレメント配設空間を有しエレメント配設空間と外部とを連通させる流入孔及び流出孔が形成されたフィルタハウジング(例えば、実施形態におけるハウジング10、アウトレット20、及びエアクリーナカバー70)と、エレメント配設空間を流入孔に連通する流入空間と流出孔に連通する流出空間とに二分させてエレメント配設空間に取り付けられ、流入孔から流入された気体を濾過するフィルタエレメントとを備えたエアクリーナにおいて、フィルタエレメントは、流入孔から流入された気体を通過させる濾材(例えば、実施形態におけるハニカムフィルタ51)、及び濾材とフィルタハウジングとの間に設けられ両者の間を密閉させるシール部(例えば、実施形態におけるシールリング52)から構成され、フィルタハウジングの内面に、シール部の外周端面の一方の側面に対向するように突起部(例えば、実施形態におけるシール壁17)が形成され、フィルタエレメントのシール部の外周端面の他方の側面に対向するように設けられるシール部押し付け部材(例えば、実施形態におけるリング部41)と、シール部押し付け部材に支持させるための支持部材(例えば、実施形態におけるカム部35)を有し、支持部材によりシール部押し付け部材に揺動自在に支持されるレバー部材(例えば、実施形態におけるフィルタレバー30)とを備え、レバー部材が揺動されたとき、支持部材がフィルタハウジング(例えば、実施形態におけるくさび機能用壁19)及びシール部押し付け部材に当接し、シール部押し付け部材によりシール部がフィルタハウジングの突起部に押し付けられることを特徴とする。
また、フィルタハウジングは、流入孔及び流出孔が設けられるエアクリーナハウジング(例えば、実施形態におけるハウジング10)、エアクリーナハウジングに着脱可能に設けられるエアクリーナカバーとを備えて構成され、エアクリーナカバーは、シール部押し付け部材に当接されるプッシュ部材(例えば、実施形態におけるプッシュプレート71)と、エアクリーナカバーのエアクリーナハウジングに対する移動を規制する移動規制部材(例えば、実施形態における突起部72)とを備えて構成されることが好ましい。
そして、上記エアクリーナにおいて、支持部材がレバー部材の端部に設けられるカム部材であり、当該カム部材はレバー部材が揺動されたとき、回転するとともにその外周部がフィルタハウジング及びシール部押し付け部材に当接するように構成されることが好ましい。
本発明に関するエアクリーナによれば、レバー部材に設けられる支持部材が、レバー部材が揺動されることにより、フィルタハウジング及びシール部押し付け部材に当接するように構成される。従って、シール部押し付け部材を介して、フィルタエレメントのシール部をフィルタハウジングに押し付けることが可能になるため、エア通路のシール性を向上させることができる。このように、フィルタエレメントをフィルタハウジング内に挿入するだけでフィルタエレメントの周囲とフィルタハウジング内面との当接部のシールを確実に行うことができる。
また、フィルタハウジングを構成するエアクリーナカバーが、シール部押し付け部材に当接されるプッシュ部材と、エアクリーナカバーのエアクリーナハウジングに対する移動を規制する移動規制部材とを備えることにより、フィルタエレメントのシール性を高めるとともに、強い振動が発生したときでもエアクリーナカバー及びフィルタエレメントが、エアクリーナハウジングから移動する事態が発生しないようにすることが可能となる。
そして、支持部材をカム部材にして、レバー部材を揺動させたときにカム部材が回転するようにすれば、レバー部材周辺の構成を簡易にすることができ、レバー部材、シール部押し付け部材等にかかるコストを低減させることができる。
本発明に係るエアクリーナの分解斜視図である。 上記エアクリーナを構成するハウジングの斜視図である。 (a)は、上記エアクリーナを構成するハウジング及びアウトレットを下方から見た斜視図であり、(b)は、(a)のハウジング及びアウトレットを左方に回転させたときの斜視図である。 上記エアクリーナを構成するフィルタレバーの斜視図である。 上記エアクリーナを構成するフィルタカバーの斜視図である。 上記エアクリーナを構成するフィルタエレメントの斜視図である。 上記フィルタエレメントを上記フィルタカバーに収容する状態を示す斜視図である。 上記エアクリーナにおけるエアクリーナカバーを示す斜視図である。 上記エアクリーナを組み立てる状態を示す図であり、(a)はフィルタレバーを反時計回りに揺動させエレメントアッシをハウジングに挿入させた状態、(b)はフィルタレバーを時計回りに揺動させカム部をハウジング及びフィルタカバーに当接させた状態、(c)はエアクリーナカバーを取り付ける状態、(d)はエアクリーナカバーをハウジングに接合させた状態を示す図である。
以下で、本発明に係るエアクリーナの好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。エアクリーナ1は、車両等のエンジンに取り付けられ、流入されたダスト等を除去するために用いられる装置である。エアクリーナ1は、図1に示すように、ハウジング10と、アウトレット20と、フィルタレバー30と、フィルタカバー40と、フィルタエレメント50と、エアクリーナカバー70と、エアクリーナガスケット75とを備えて構成される。
エアクリーナ1は、クリップナット81、82及びインサートナット83により、例えば車体等に取付可能となっている。エアクリーナカバー70は、クランプ84により、ハウジング10に締め付けられる。以下の説明では図1の矢印のように、エアクリーナカバー70をハウジング10に締め付ける方向を上方とし、アウトレット20をハウジング10に接合させる方向を左方とし、上方及び左方に対して垂直且つ図1の斜視図における奥行方向を後方として説明する。
エアクリーナガスケット75は、ハウジング10とエアクリーナカバー70との間に設けられる。エアクリーナガスケット75は、いわゆる固定用シール材であり、ハウジング10内のエアが外部に漏れないように、及び外部の気体がハウジング10内に流入しないようにし、ハウジング10の気密性を確保するために設けられる。なお、エアクリーナカバー70の下方には、ダスト等を排出する排出孔が設けられているが、この排出孔を塞ぐようにアンローダバルブ85が取り付けられる。このアンローダバルブ85を設けることにより、ダスト及び水等が下方から進入することを防止できるとともに、一定量ダスト及び水等が蓄積したときに、下方へ排出することが可能となっている。
ハウジング10は、図2及び図3に示すように、流入孔11と、第1取付孔12a及び第2取付孔12bと、外面リブ13と、ハウジング取付用孔部14と、突起部15と、接合面16と、シール壁17と、面圧向上突起18と、くさび機能用壁19とを備えて構成される。なお、図3(a)は、ハウジング10にアウトレット20を取り付けた状態で下方から見た図であり、図3(b)は、図3(a)に示したハウジング10及びアウトレット20を若干左方向に回転させた状態を示している。
図2に示すように、流入孔11は、ハウジング10の左上方に設けられ、この流入孔11からダスト等を含んだエアが内部に流入される。第1取付孔12aは、ハウジング10の右方に設けられ、第1取付孔12aにアウトレット20が取り付けられる。また、外面リブ13は、ハウジング10の強度を向上させるためハウジング10の外表面全体に設けられている。ハウジング取付用孔部14には、上述したクリップナット81、82が嵌合され、このクリップナット81、82をハウジング取付用孔部14に嵌合させた状態で、車体等にボルト(不図示)で締め付けることにより、ハウジング10を当該車体等に取り付けることが可能になっている。突起部15には、その中央にエアクリーナカバー70の突起部72(後に詳述)を嵌合させるための孔部15aと、突起部72の当接面72a(後に詳述)を当接させエアクリーナカバー70の移動を規制する規制面15bとが設けられている。
また、図3(a)に示すように、ハウジング10の内面には、シール壁17、面圧向上突起18、及びくさび機能用壁19が設けられる。シール壁17は、フィルタエレメント50の後述するシールリング52を押し当てるために設けられた壁面であり、面圧向上突起18は、このシール壁17の外部表面から突出して内面の右方全周に設けられている。くさび機能用壁19は、図3(b)に示すように、面圧向上突起18に対面する左側の位置に設けられる。くさび機能用壁19は、フィルタレバー30の後述するカム部35に当接するようになっており、くさび機能用壁19にカム部35を強固に接合させることができるようになっている。
アウトレット20は、流出孔21と、取り付け用ナット22と、ストッパー23と、接合面26とを備えて構成される。流入孔11から流入したエアが内部のフィルタエレメント50により浄化され、この浄化されたエアが流出孔21から外部へ流出される。また、流出孔21には、エアを流出させるためのホース(不図示)を取り付けられるようになっているが、このホースは、ストッパー23により流出孔21に固定保持可能となっている。また、アウトレット20の内面には、強度向上のためのリブ24が多数設けられている。取り付け用ナット22は、インサートナット83と一体成形されて設けられる。
アウトレット20は、図3に示すように、接合面26を介してハウジング10に接合される。具体的には、アウトレット20の接合面26がハウジング10の接合面16に振動溶着により接合される。振動溶着とは、一方のパーツを他方のパーツに押し付けながら微小振動させることにより、摩擦で発生した熱で接合面を溶かして接合させる方法をいい、この振動溶着により、アウトレット20とハウジング10とは強固に接合シールされた状態になっている。
フィルタレバー30は、図4に示すように、後に詳述するフィルタカバー40及びフィルタエレメント50をハウジング10の内部に挿入及び固定保持させるために設けられる。フィルタレバー30は、上方に開口するU字状に設けられるレバー部32と、レバー部32の上端に前後一対に設けられるカム部35とを備えて構成されている。カム部35は、左右方向の長さが上下方向の長さより長くなっており、エレメントアッシー60(フィルタレバー30、フィルタカバー40、及びフィルタエレメント50)がハウジング10の内部に収容される状態においては、カム部35の左右方向の長さは、ハウジング10のくさび機能用壁19とフィルタカバー40の後述するリング部41との距離よりも若干長くなっている(図9(a)参照)。
カム部35は、左端に当接面35a、右端に当接面35bを備えている。フィルタカバー40及びフィルタエレメント50がハウジング10の内部に固定保持される状態では、当接面35aがくさび機能用壁19に当接し、当接面35bがフィルタカバー40のリング部41の左端に当接するようになっている。また、レバー部32の外面にはリブ部33が、カム部35の外面にはリブ部35cが、それぞれ強度向上のために設けられている。カム部35の中央部には後述するフィルタカバー40のボス部43を嵌合させるための孔部35dが設けられている。
フィルタカバー40は、図5に示すように、フィルタエレメント50をその内部に収容させるために設けられ、左右方向に開口部45を有し長円環状に設けられるリング部41と、リング部41の周部の内側から左方に延びるように設けられるカバー部42と、カバー部42の上下方向の中央部の外表に前後一対に突出して設けられるボス部43とを備えて構成される。リング部41の外周表面には、強度向上のためのリブ部44が設けられる。カバー部42は、フィルタエレメント50を上下方向及び前後方向から保護するために設けられ、フィルタエレメント50を覆うのに十分な長さを有している。ボス部43は、上述したフィルタレバー30の孔部35dに嵌合されるが、孔部35dにボス部43を嵌合させることにより、フィルタレバー30をフィルタカバー40に接合させ、フィルタレバー30から付与される押圧力(後に詳述)がリング部41に伝わるように構成される。
フィルタエレメント50は、図6に示すように、右端に長円形状の扁平面を有し左右方向に延びて設けられ全体に微細なハニカム構造を有するハニカムフィルタ51と、左右方向に開口し長円環状に設けられハニカムフィルタ51の右端の扁平面を外周から覆うように保持するシールリング52とを備えて構成される。ハウジング10の流入孔11から流入したダスト等を含むエアは、ハニカムフィルタ51の左側面51aから進入し、ダスト等が捕捉され浄化された後ハニカムフィルタ51の右方に設けられる排出面51bから進出し、アウトレット20の流出孔21から外部に放出されるようになっている。
フィルタエレメント50は、図7に示すように、その左方からフィルタカバー40の開口部45に挿入されシールリング52の全周がリング部41に当接される。すなわち、フィルタレバー30の孔部35dにフィルタカバー40のボス部43を嵌合させてフィルタレバー30を接合させたフィルタカバー40のリング部41に、上記のようにシールリング52を当接させることにより、エレメントアッシー60を組み立てることができる。なお、シールリング52は、弾性が高い材質で構成されているため、強い振動が発生しても、リング部41に押し付けられたシールリング52により当該振動が吸収されるようになっている。
エアクリーナカバー70は、下方からエレメントアッシー60をハウジング10に保持させるため、及びハウジング10にシールさせるために設けられる。エアクリーナカバー70は、図8に示すように、上方に開口を有し、開口の底面(上面)から上方に延びて設けられるプッシュプレート71と、右端に前後方向に一対設けられる突起部72とを備えて構成される。プッシュプレート71は、エレメントアッシー60を保持する際にフィルタカバー40のリング部41に当接するようになっている。また、突起部72は、エアクリーナカバー70をハウジング10に取り付ける際に位置合わせをするために設けられ、上述したハウジング10の突起部15の孔部15aに突起部72を嵌合させることにより、エアクリーナカバー70をハウジング10に接合させることができる。さらに、突起部72は、その下方に当接面72aが設けられ、孔部15aに突起部72を嵌合させたときに、当接面72aが突起部15の規制面15bに当接され引っ掛った状態になることにより、エアクリーナカバー70のハウジング10に対する左右方向への移動を規制することができる。この突起部72とハウジング10の突起部15とを位置合わせし、接合させ、左右方向への移動を規制させた状態で、クランプ84(図1参照)を用いることにより、エアクリーナカバー70をハウジング10に取り付けることができる。
以上のように構成されるエアクリーナ1において、エレメントアッシー60を、アウトレット20が振動溶着により接合されたハウジング10に収容させる方法について、図9を参照しながら説明する。まず、カム部35の左右方向の長さがくさび機能用壁19とリング部41との距離より若干長くなっているため、エレメントアッシー60をハウジング10の下方からそのまま挿入させようとしても、途中でカム部35がハウジング10及びリング部41に引っ掛かり、ハウジング10及びリング部41の間の最奥部まで挿入させることができない。そこで、レバー部32の下端を反時計回りに揺動させリング部41の左端に接触させると、カム部35が、図9(a)のように、右上及び左下方向に傾くため、ハウジング10及びリング部41に引っ掛からず、ハウジング10及びリング部41の間の最奥部まで挿入させることができる。
カム部35を上記のように傾けた状態でエレメントアッシー60を最奥部まで挿入させた後、図9(b)のように、レバー部32の下端を時計回りに揺動させると、カム部35とハウジング10及びリング部41との間の抵抗力が大きくなるが、更に時計回りに揺動させると、カム部35の左端の当接面35aがくさび機能用壁19に、右端の当接面35bがリング部41の左端面に、それぞれ当接する。この際、カム部35からフィルタカバー40に押圧力が付与されるが、この押圧力によりエア通路を確実にシールさせることができる。
エレメントアッシー60をハウジング10に収容させ、上記のようにレバー部32を元の位置に戻した後は、図9(c)に示すように、下方からエアクリーナカバー70の右端の突起部72をハウジング10の右端の突起部15に位置合わせし、エアクリーナカバー70を左方から押し上げ、プッシュプレート71をリング部41の下端に押し付けながら、ハウジング10の左端にクランプ84で締め付ける。このとき、プッシュプレート71の左方上端がフィルタレバー30のレバー部32に近接して設けられ、プッシュプレート71の右方上端が左方からリング41部に押し付けられた状態で締め付けられる。
以上のようにして、図9(d)に示すように、エアクリーナ1の組み立てが完了する。ところで、組み立てが完了したエアクリーナ1においては、強い振動などが発生し、例えばレバー部32の下端を反時計回りに揺動させる力が付与されても、レバー部32の下端がプッシュプレート71に近接して設けられ、万が一レバー部32の下端が反時計回りに揺動されてもプッシュプレート71に当接するため、使用時におけるフィルタレバー30が、カム部35がくさび機能用壁19から外れるような事態を防止することができる。
また、万が一、エアクリーナカバー70がハウジング10から外れるような事態が発生したとしても、カム部35の左端の当接面がくさび機能用壁19に、右端の当接面35bがリング部41の左端面にそれぞれ当接した状態になっているため、カム部35によりフィルタレバー30がハウジング10とリング部41により引っ掛かった状態になるため、エレメントアッシー60がハウジング10から外れることなく、フィルタとしての機能を維持させることができる。さらに、プッシュプレート71が左方からリング部41に押し付けられた状態で締め付けられているため、フィルタカバー40が右方に押圧され、エア通路のシール性を高めることができる。さらに、突起部72の当接面72aがハウジング10の突起部15における規制面15bと引っ掛かった状態にすることにより、左右方向への移動を確実に規制させることができる。
以上、本実施形態におけるエアクリーナ1においては、フィルタレバー30のカム部35により、エレメントアッシー60とハウジング10との間で左右方向に抵抗力が働く。これにより、エレメントアッシー60を左右方向にハウジング10に押し付けることができるため、エア通路のシール性を確保することができる。また、レバー部32を揺動させた状態で挿入するだけで簡単にエレメントアッシー60の取り付けができるため、簡易な構成で容易にシール性を向上させることができる。
また、エアクリーナ1においては、ハウジング10の下方に取り付けられるエアクリーナカバー70の上面にプッシュプレート71が設けられ、エレメントアッシー60の取付時にプッシュプレート71とフィルタカバー40のリング部41との間で左右方向に抵抗力が働くため、エア通路のシール性を更に高めることができる。
なお、上記のエアクリーナ1においては、カム部35の回転によりエレメントアッシー60をハウジング10に押し付けてシール性を向上させる例について示したが、カム部35の形状が上記実施形態以外のものであっても、または、カム部35を用いなくても、例えば別のてこ機構を用いることにより、同様の効果を得ることができる。
また、ハウジング10とアウトレット20とが振動溶着により接合される例について説明したが、振動溶着以外の方法により接合させてもよい。また、ハウジング10とアウトレット20とが一体となっているエアクリーナに対しても本発明を応用させることができる。
そして、ハウジング10、アウトレット20、エアクリーナカバー70の形状、並びに流入孔11及び流出孔21の位置などについては、上記実施形態に限定されることなく、上記と異なる形状のエアクリーナに対しても本発明を適用可能である。また、フィルタレバー30のレバー部32、フィルタカバー40、及びフィルタエレメント50の形状も上記に限定されることはない。
さらに、本発明の適用対象は、上述したようなエアクリーナに限定されない。すなわち、本発明は、エアクリーナだけでなく、オイルフィルタ等シール性の向上が求められる機器に対しても応用可能である。
1 エアクリーナ
10 ハウジング(フィルタハウジング)
17 シール壁(突起部)
20 アウトレット(フィルタハウジング)
30 フィルタレバー(レバー部材)
35 カム部(支持部材、カム部材)
41 リング部(シール部押し付け部材)
50 フィルタエレメント
51 ハニカムフィルタ(濾材)
52 シールリング(シール部)
70 エアクリーナカバー(フィルタハウジング)
71 プッシュプレート(プッシュ部材)
72 突起部(移動規制部材)

Claims (3)

  1. 内部にエレメント配設空間を有し前記エレメント配設空間と外部とを連通させる流入孔及び流出孔が形成されたフィルタハウジングと、
    前記エレメント配設空間を前記流入孔に連通する流入空間と前記流出孔に連通する流出空間とに二分させて前記エレメント配設空間に取り付けられ、前記流入孔から流入された気体を濾過するフィルタエレメントとを備えたエアクリーナにおいて、
    前記フィルタエレメントは、前記流入孔から流入された気体を通過させる濾材、及び前記濾材と前記フィルタハウジングとの間に設けられ両者の間を密閉させるシール部から構成され、
    前記フィルタハウジングの内面に、前記シール部の外周端面の一方の側面に対向するように突起部が形成され、
    前記フィルタエレメントの前記シール部の外周端面の他方の側面に対向するように設けられるシール部押し付け部材と、
    前記シール部押し付け部材に支持させるための支持部材を有し、前記支持部材により前記シール部押し付け部材に揺動自在に支持されるレバー部材とを備え、
    前記レバー部材が揺動されたとき、前記支持部材が前記フィルタハウジング及び前記シール部押し付け部材に当接し、前記シール部押し付け部材により前記シール部が前記フィルタハウジングの前記突起部に押し付けられることを特徴とするエアクリーナ。
  2. 前記フィルタハウジングは、前記流入孔及び前記流出孔が設けられるエアクリーナハウジングと、前記エアクリーナハウジングに着脱可能に設けられるエアクリーナカバーとを備えて構成され、
    前記エアクリーナカバーは、前記シール部押し付け部材に当接されるプッシュ部材と、前記エアクリーナカバーの前記エアクリーナハウジングに対する移動を規制する移動規制部材とを備えて構成されることを特徴とする請求項1に記載のエアクリーナ。
  3. 前記支持部材は、前記レバー部材の端部に設けられるカム部材であり、
    前記カム部材は、前記レバー部材が揺動されたとき、回転するとともにその外周部が前記フィルタハウジング及び前記シール部押し付け部材に当接することを特徴とする請求項1または2に記載のエアクリーナ。
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