JP4960928B2 - 燃料濾過装置 - Google Patents

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本発明は、燃料濾過装置に関し、例えばディーゼル機関等の内燃機関に燃料を供給する燃料供給装置において、燃料濾過を行なう燃料濾過装置に適用して好適なものである。
燃料濾過装置は、例えばディーゼル機関に燃料を供給する燃料供給装置において、燃料タンクと、燃料噴射ポンプとの間に設けられ、燃料中の塵等の有機異物や金属等の無機異物を捕捉するものである。燃料濾過装置は、燃料中の異物を捕捉する濾材で形成された濾過体を備える。
また、所定の燃料環境に対応すべく、所定機能を有する構成部品を追加した燃料濾過装置がある。例えば、この構成部品として、濾過体が捕捉できない燃料中の金属イオンを捕捉する金属イオン捕捉材を、追加した燃料濾過装置が開示されている(特許文献1を参照)。特許文献1では、二つの濾過体の間に金属イオン捕捉材を挟み込み、これらをケースに収容させる構成が開示されている。
特開2006−105092号公報
特許文献1には記載されていないが、捕捉能力が低下した金属イオン捕捉材をケースから取り出し、交換または再生した金属イオン捕捉材をケース内に取り付ける必要がある。しかし、二つの濾過体の間に金属イオン捕捉材を挟み込んでいるため、取り出す必要のない濾過体と共に金属イオン捕捉材をケースから取り出し、濾過体と共に金属イオン捕捉材をケース内に取り付ける必要が生じている。即ち、燃料濾過装置から、濾過体と独立して簡易に金属イオン捕捉材を脱着できない。
この問題は、金属イオン捕捉材に限らず、濾過体が捕捉可能な物質粒子の直径より大きな直径の物質粒子を捕捉する補助濾過体等の構成部品にも共通する問題である。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、濾過体と独立して簡易に構成部品を脱着可能な燃料濾過装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の燃料濾過装置は、燃料中の異物を捕捉する濾材で形成された濾過体と、所定の機能を有する構成部品と、ハウジングと、ハウジングの底部側でハウジングに脱着可能に形成されたロアケースとを有し、濾過体と構成部品とを収容するケースとを備え、ロアケースの脱着方向に濾過体を貫通する燃料の通路空間に、構成部品が配置され、ハウジングに対するロアケースの脱着に伴って、構成部品をハウジングから脱着可能に構成し、さらに構成部品とロアケースを連結しており、係合部と、係合部が係合する開口部とを、構成部品とロアケースの連結部に設け、開口部は、周方向において径方向の幅が係合部より大きい第1幅と、係合部より小さい第2幅と、第1幅と第2幅の間の幅とを有する形状で形成されていることを特徴とする。
この構成では、ロアケースの脱着方向に濾過体を貫通する燃料の通路空間に、構成部品が配置されているため、ロアケースの脱着方向において、濾過体と干渉させないで構成部品をハウジングから脱着できる。即ち、ロアケースの脱着方向において、濾過体と独立して構成部品をハウジングから脱着できる。
また、この構成では、ハウジングに対するロアケースの脱着に伴って、構成部品をハウジングから脱着可能に構成している。したがって、ハウジングに対するロアケースの脱着に伴って、濾過体と独立して構成部品をハウジングから脱着できる。即ち、濾過体と独立して簡易に構成部品を脱着可能な燃料濾過装置を提供できる。さらに、構成部品とロアケースを連結しているから、ハウジングから構成部品をロアケースと一体的に脱着でき、燃料濾過装置から簡易に構成部品を脱着できる。また、係合部が係合する開口部が、周方向において径方向の幅が係合部より大きい第1幅と、係合部より小さい第2幅と、これらの間の幅とを有する形状で形成されている。これによれば、ハウジングに対するロアケースの配置と、ハウジングに対する構成部品の配置のずれによって、構成部品とロアケースの連結部に応力が生じるが、この応力を、第1幅と第2幅の間において開口部の径方向幅と係合部の差により緩和することが可能になる。
請求項2に記載の燃料濾過装置は、構成部品が、燃料中の金属イオンを捕捉する金属イオン捕捉材を備えることによって、金属イオンを捕捉する機能を有すること特徴とする。これにより、構成部品と共に金属イオン捕捉材を、濾過体と独立して脱着できる。
請求項3に記載の燃料濾過装置は、構成部品が、濾過体が燃料中の異物を捕捉する捕捉機能を補助する補助濾過体を備えることによって、濾過体の捕捉機能を補助する機能を有することを特徴とする。これにより、構成部品と共に補助濾過体を、濾過体と独立して脱着できる。
請求項に記載の燃料濾過装置は、ハウジングにロアケースを取り付ける際に開口部において第1幅側の部分と係合部を係合させ、ハウジングからロアケースを取り外す際に開口部において第2幅側の部分と係合部を係合させることを特徴とする。
この構成では、ハウジングにロアケースを取り付ける際に開口部において第1幅側の部分と係合部を係合させる。このため、ハウジングにロアケースを取り付ける際に連結部に生じる応力を、第1幅側において開口部の径方向幅と係合部の差により緩和することが可能になる。
また、この構成では、ハウジングからロアケースを取り外す際に開口部において第2幅側の部分と係合部を係合させる。このため、ハウジングからロアケースを取り外す際に、構成部品とロアケースの連結をより強固にでき、ハウジングから構成部品を確実に取り外すことができる。
請求項に記載の燃料濾過装置は、燃料から分離された水が貯留される貯水空間が、ケース内において濾過体より下方に設けられ、ロアケースに取り付けられ、貯水空間に貯留されている水の水位が所定レベルに達した際に警告信号を発するレベルスイッチを備えることを特徴とする。これにより、濾過体と独立して容易に、構成部品と共にレベルスイッチを脱着可能な燃料濾過装置を提供できる。
請求項に記載の燃料濾過装置は、燃料から分離された水が貯留される貯水空間が、ケース内において濾過体より下方に設けられ、ロアケースに取り付けられ、貯水空間に貯留されている水を排出させるドレンボルトを備えることを特徴とする。これにより、濾過体と独立して容易に、構成部品と共にドレンボルトを脱着可能な燃料濾過装置を提供できる。
以下、本発明の燃料濾過装置を、燃料供給装置に適用した場合を例に図面に基いて説明する。
(第1実施形態)
図1において、燃料供給装置100は、燃料タンク101と、燃料濾過装置1と、燃料噴射ポンプ102と、コモンレール103と、燃料噴射弁104と、これらを連結させる配管106と、エンジン制御ユニット(以下、ECU)105とを備える。燃料タンク101に貯蔵された燃料101Aは、燃料濾過装置1を介して、燃料噴射ポンプ102によってコモンレール103に送られ、コモンレール103において高圧状態で蓄えられる。コモンレール103に蓄えられた高圧状態の燃料は、燃料噴射弁104に供給され、図示しない内燃機関に燃料噴射弁104から噴射供給される。
燃料噴射ポンプ102とコモンレール103と燃料噴射弁104の各作動は、周知構造のマイクロコンピュータからなるECU105によって制御され、燃料効率が高まるタイミングでコモンレール103から燃料噴射弁104に供給されるように制御される。
ここで、燃料タンク101から燃料濾過装置1内に送られた燃料101Aは、燃料101A中の異物(金属イオンや物質粒子)が燃料濾過装置1内で捕捉されて、燃料噴射ポンプ102に送られる。燃料101Aは、配管106の一部をなす入口配管2から燃料濾過装置1に流入し、配管106の一部をなす出口配管3から流出する。燃料濾過装置1は、後述するレベルスイッチ11を備え、レベルスイッチ11からの警告信号によりインジケータ107を点燈するように構成される。
燃料濾過装置1は、図2に示すように、濾過体41と中心円筒42を有するエレメント4と、構成部品5と、連結部材6と、ハウジング7とロアケースである蓋9とを有するケースと、ドレンボルト10と、レベルスイッチ11とを備える。
蓋9は、ハウジング7の底部74側でハウジング7に、脱着方向Zへ脱着可能に形成される。具体的に、蓋9はねじ部91を備え、ハウジング7に固定された結合部材83に対して、蓋9を、脱着方向Zを回転軸とする回転方向へ回転させ、蓋9のねじ部91を結合部材83のねじ部に螺合させる。これにより、ハウジング7に蓋9を取り付ける。また、ハウジング7に固定された結合部材83に対して蓋9を、取り付ける方向と反対方向へ回転させて、ハウジング7から蓋9を取り外す。蓋9とハウジング7の間は、Oリング92によってシールされる。ハウジング7に蓋9を取り付けて形成されたケースが、エレメント4と構成部品5と連結部材6を収容する。
ハウジング7は、樹脂製または金属製の上部ハウジング71と、金属製の下部ハウジング72とを備え、燃料濾過装置1内に燃料101Aが流入する入口配管2と、燃料濾過装置1から燃料101Aが流出する出口配管3が、上部ハウジング71に固定される。燃料101Aが、流路F1にしたがって入口配管2から燃料濾過装置1に流入し、流路F2,F3にしたがって、構成部品5の金属イオン捕捉材51(図4)とエレメント4の濾過体41とを通過し、流路F4にしたがって出口配管3から流出するように、燃料濾過装置1は構成される。また、燃料101Aと水との比重差を利用して燃料101Aから分離された水が貯留される貯水空間であるセジメント73が、ケース(下部ハウジング72)内において濾過体41より下方に設けられる。
濾過体41は、濾過体41を通過する燃料101A中の物質粒子を捕捉する濾材で形成され、濾材は、物質粒子を捕捉することが可能な孔径を有する濾紙または不織布で形成される。濾過体41の中央側には、中心円筒42が配置され、中心円筒42の内部空間は、図3に示すように、蓋9の脱着方向Zに濾過体41を貫通する、燃料101Aの通路空間44を構成する。
主に濾過体41と中心円筒42からなるエレメント4は、ばね材等の金属で円環板状に形成され下部支持部材82によって支持され、シール部材811を介して上部支持部材81によって下部ハウジング72内に固定される。シール部材811は、下部ハウジング72側のクリーン側と、上部ハウジング71側のクリーンでない側との間をシールする。また、上部ハウジング71と上部支持部材81の間は、Oリング711によってシールされる。
図2と図3から理解されるように、構成部品5は、通路空間44に配置され、構成部品5と中心円筒42の間は、Oリング43によってシールされる。これにより、流路F2の燃料101Aは、構成部品5の金属イオン捕捉材51を通過する。構成部品5は、図4に示すように、小粒状の金属イオン捕捉材51と、金属イオン捕捉材51が充填されるメッシュ55と、金属イオン捕捉材51が充填されたメッシュ55を保持するパイプ状のパイプケース52と、プレート53とを備える。パイプケース52とプレート53は、樹脂から一体的に形成される。
金属イオン捕捉材51は、金属イオン捕捉材51を通過する燃料101A中の金属イオンを捕捉するものであり、例えば、金属イオンとキレート(錯体)を形成することによって金属イオンを捕捉するキレート樹脂(三菱化学株式会社製のCR20)から形成される。キレート樹脂を小粒状に形成することによって、金属イオン捕捉材51の表面積を大きくし、これにより、金属イオン捕捉材51の金属イオン捕捉性能を高めている。
なお、キレート樹脂を小粒状に形成する代わりに、例えば、繊維状等に形成することによって金属イオン捕捉材51の表面積を大きくすることも可能である。また、金属イオン捕捉材を、キレート樹脂の代わりに、イオン交換を利用して金属イオンを捕捉するイオン交換樹脂から形成することも可能である。
パイプケース52の両端が開口しているため、燃料101Aは、流路F2にしたがって、メッシュ55を介してして金属イオン捕捉材51を通過し、燃料101A中の金属イオンが金属イオン捕捉材51によって捕捉される。金属イオンが捕捉された燃料101Aは、メッシュ55を通過し、流路F3にしたがって、パイプケース52から流出する。
金属イオン捕捉材51は、メッシュ55とパイプケース52に収容されてユニット化されているため、金属イオン捕捉材51の交換が容易になる。なお、メッシュ55に金属イオン捕捉材51を充填する構成としないで、パイプケース52の両端の開口をメッシュ55が塞ぐ構成とすることも可能である。
このように、構成部品5は、燃料101A中の金属イオンを捕捉する金属イオン捕捉材51を備えることによって、金属イオンを捕捉する機能を有しているといえる。
構成部品5は、ハウジング7に対する蓋9の脱着に伴って、構成部品5をハウジング7から脱着可能に構成される。即ち、構成部品5は、連結部材6によって蓋9に連結され、これにより、ハウジングから構成部品をロアケースと一体的に脱着できる。また、上述したように、蓋9の脱着方向Zに濾過体41を貫通する燃料101Aの通路空間44に、構成部品5が配置されている。このため、蓋9の脱着方向Zにおいて、濾過体41と干渉させないで構成部品5をハウジングから脱着できる。つまり、蓋9の脱着方向Zにおいて、濾過体41と独立して構成部品5をハウジング7から脱着できる。
したがって、ハウジング7に対する蓋9の脱着に伴って、濾過体41と独立して構成部品5をハウジング7から脱着できる。即ち、濾過体41と独立して燃料濾過装置1から簡易に、燃料101A中の金属イオンを捕捉する機能を有する構成部品5を脱着できる。
連結部材6は、図4から図7に示すように、3本の係合部61と、リング状の第1補強プレート63と、半リング状の第2補強プレート64と、半リング状の第3補強プレート65、半リング状の第4補強プレート66とを備え、これらは、樹脂から一体的に形成される。連結部材6は、カシメ部93によって蓋9と連結され、3本の係合部61によって構成部品5と連結される。
カシメ部93は、樹脂製の蓋9と樹脂製の第4補強プレート66を熱カシメすることによって形成される。なお、連結部材6と蓋9との連結は、これに限らないで、例えば、金属製の蓋9と樹脂製の第4補強プレート66を、引っ掛けやネジ締め等によって連結させることも可能である。
尚、図6と図7では、図面を見易くするため、連結部材6以外の部分を省略している。
係合部61の先端には、爪部62が形成され、構成部品5のプレート53には、図8に示すように、係合部61が係合する開口部である窓54が形成される。即ち、構成部品5のプレート53と連結部材6が、構成部品5と蓋9の連結部を構成する。
窓54は、周方向R1、R2において、即ち、図2において脱着のためにハウジング7(結合部材83)に対して蓋9を回転させる回転方向において、径方向の幅が係合部61より大きい第1幅W1と、係合部61より小さい第2幅W2と、第1幅W1と第2幅W2の間の幅とを有する形状で形成される。
これにより、脱着のためにハウジング7に対して蓋9を回転させる際に、係合部61は、周方向R1、R2に沿って窓54内を移動できる。即ち、ハウジング7に蓋9を脱着させる際に、係合部61は、周方向R1、R2に沿って窓54内を移動できる。矢印R1は、ハウジング7に蓋9を取り付ける際に、窓54内を係合部61が移動する方向を示し、矢印R2は、ハウジング7から蓋9を取り外す際に、窓54内を係合部61が移動する方向を示す。
したがって、ハウジング7に蓋9を取り付ける際には、窓54において第1幅W1側の部分と係合部61が係合する。ここで、図2において構成部品5(パイプケース52)の中心軸と中心円筒42の中心軸は製造上の理由でずれているため、ハウジング7に蓋9を取り付ける際に、図8において、構成部品5のプレート53と連結部材6の係合部61の間に、径方向の応力が発生する。この応力を、図8と図9に示すように、窓54の第1幅W1と係合部61の差により緩和(吸収)することが可能になる。
一方、ハウジング7から蓋9を取り外す際には、図10に示すように、窓54において第2幅W2側の部分と係合部61が係合する。このため、ハウジング7から蓋9を取り外す際に、連結部材6の係合部61と構成部品5のプレート53は、窓54において第2幅W2側の部分で強固に連結し、これにより、連結部材6による構成部品5と蓋9の連結をより強固にでき、ハウジング7から構成部品5を確実に取り外すことができる。
図2と図4において、ドレンボルト10は、セジメント73に貯留されている水を排出させるバルブであり、レベルスイッチ11は、セジメント73に貯留されている水の水位が所定レベルに達した際に警告信号を発するスイッチである。レベルスイッチ11からの警告信号によりインジケータ107を点燈する。このインジケータの点燈により、セジメント73に貯留されている水の水位が所定レベルに達していることを認識することが可能になる。ドレンボルト10とレベルスイッチ11は、蓋9に取り付けられる。これにより、濾過体41と独立して容易に、ドレンボルト10とレベルスイッチ11を、構成部品5と共に脱着できる。
以上、本発明の第1実施形態による燃料濾過装置1は、燃料101A中の異物を捕捉する濾材で形成された濾過体41と、所定の機能を有する構成部品5と、ハウジング7と、ハウジング7の底部74側でハウジング7に脱着可能に形成されたロアケースである蓋9とを有し、濾過体41と構成部品5とを収容するケースとを備え、蓋9の脱着方向Zに濾過体を貫通する燃料の通路空間44に、構成部品5が配置され、ハウジング7に対する蓋9の脱着に伴って、構成部品5をハウジング7から脱着可能に構成している。
これにより、構成部品5と共に金属イオン捕捉材51等を、濾過体41と独立して簡易に脱着できる。
即ち、濾過体と独立して簡易に構成部品を脱着可能な燃料濾過装置を提供できる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、ドレンボルト10とレベルスイッチ11を、蓋9に取り付けたが、蓋9の代わりに、図11に示すように、ドレンボルト10とレベルスイッチ11を取り付けない蓋9Aにすることも可能である。このため、連結部材6の代わりに、連結部材6Aによって、蓋9Aと構成部品5Aを連結させる。連結部材6Aでは、図2に示したレベルスイッチ11の位置に係合部61を追加して、半リング状の補強プレート64−66の代わりにリング状の補強プレート64A−66Aを設けている。構成部品5Aでは、構成部品5の代わりに、追加した係合部61に対応する位置に窓54を追加している。第2実施形態においても、上述と同様の効果を得ることができる。
尚、上述の例では、構成部品5、5Aと連結部材6、6Aを、連結部材6、6Aの係合部61によって連結させたが、構成部品5、5Aと連結部材6、6Aを、一体構造とすることも可能である。具体的に、構成部品5のプレート53と連結部材6の係合部61を、樹脂から一体的に形成することも可能である。即ち、構成部品5のパイプケース52とプレート53と、連結部材の係合部61と補強プレート63−66とを、樹脂から一体的に形成することも可能である。
また、上述の例では、構成部品5、5Aは、金属イオン捕捉材51を内蔵して、燃料101A中の金属イオンを捕捉する機能を有するが、これに限らない。例えば、濾過体41が有する物質粒子を捕捉することが可能な孔径より大きな孔径を有して、濾過体41が捕捉可能な物質粒子の直径より大きな直径の物質粒子を捕捉する補助濾過体51Bを、構成部品5Bに内蔵させることも可能である。つまり、濾過体41より目が粗い補助濾過体51Bを、図12に示すように、構成部品5Bに内蔵させることも可能である。具体的に、構成部品5Bは、補助濾過体51Bと、補助濾過体51Bを包むメッシュ55と、補助濾過体51Bを包むメッシュ55を保持するパイプ状のパイプケース52と、プレート53とを備える。パイプケース52とプレート53は、樹脂から一体的に形成される。
この場合、この構成部品5Bは、燃料101A中の金属イオンを捕捉する機能の代わりに、濾過体41が捕捉可能な物質粒子の直径より大きな直径の物質粒子を捕捉する機能を有する。つまり、構成部品5Bは、濾過体41が燃料101A中の異物を捕捉する捕捉機能を補助する補助濾過体51Bを備えることによって、濾過体41の捕捉機能を補助する機能を有しているといえる。これにより、構成部品5Bと共に補助濾過体51B等を、濾過体41と独立して簡易に脱着できる。
尚、上述した例に限らないで、これらの組み合わせや、他の種々の変形例が考えられる。
図1は、本発明の第1実施形態による燃料濾過装置1を適用した燃料供給装置100を示す模式的構成図である。 図2は、本発明の第1実施形態による燃料濾過装置1を示す模式的断面図である。 図3は、図2中の燃料濾過装置1から、構成部品5が連結した蓋9を取り外した状態を示す模式的断面図である。 図4は、図2中の連結部材6によって構成部品5と蓋9が連結している状態を示す模式的部分断面図である。 図5は、図2中の連結部材6の平面図である。 図6は、図4中のVI−VI線の断面拡大図である。 図7は、図4中のVII−VII線の断面拡大図である。 図8は、図4中のVIII−VIII線の断面拡大図である。 図9は、図4中のIX部の横断面拡大図である。 図10は、ハウジング8から蓋9を取り外す際における図8に対応する断面拡大図である。 図11は、本発明の第2実施形態による燃料濾過装置1Aを示す模式的断面図である。 図12は、図4の変形例を示す模式的部分断面図である。
符号の説明
1、1A 燃料濾過装置、2 入口配管、3 出口配管、4 エレメント
41 濾過体、42 中心円筒、43 Oリング、44 通路空間
5、5A、5B 構成部品、51 金属イオン捕捉材、51B 補助濾過体
52 パイプケース、53 プレート(連結部)、54 窓、55 メッシュ
6、6A 連結部材(連結部)、61 係合部(開口部)、62 爪部
63 第1補強プレート、64,64A 第2補強プレート
65,65A 第3補強プレート、66,66A 第4補強プレート、7 ハウジング
71 上部ハウジング、711 Oリング、72 下部ハウジング
73 セジメンタ(貯水空間)、74 底部、81 上部支持部材、811 シール部材
82 下部支持部材、83 結合部材、9、9A 蓋(ロアケース)、91 ねじ部
92 Oリング、93 カシメ部、10 ドレンボルト、11 レベルスイッチ
100 燃料供給装置、101 燃料タンク、101A 燃料
102 燃料噴射ポンプ、103 コモンレール、104 燃料噴射弁
105 ECU(エンジン制御ユニット)、106 配管、107 インジケータ

Claims (6)

  1. 料中の異物を捕捉する濾材で形成された濾過体と、
    所定の機能を有する構成部品と、
    ハウジングと、前記ハウジングの底部側で前記ハウジングに脱着可能に形成されたロアケースとを有し、前記濾過体と前記構成部品とを収容するケースとを備え、
    前記ロアケースの脱着方向に前記濾過体を貫通する前記燃料の通路空間に、前記構成部品が配置され、
    前記ハウジングに対する前記ロアケースの脱着に伴って、前記構成部品を前記ハウジングから脱着可能に構成し、さらに前記構成部品と前記ロアケースを連結しており、
    係合部と、前記係合部が係合する開口部とを、前記構成部品と前記ロアケースの連結部に設け、
    前記開口部は、周方向において径方向の幅が前記係合部より大きい第1幅と、前記係合部より小さい第2幅と、前記第1幅と前記第2幅の間の幅とを有する形状で形成されていることを特徴とする燃料濾過装置。
  2. 前記構成部品は、前記燃料中の金属イオンを捕捉する金属イオン捕捉材を備えることによって、前記金属イオンを捕捉する機能を有すること特徴とする請求項1に記載の燃料濾過装置。
  3. 前記構成部品は、前記濾過体が前記燃料中の異物を捕捉する捕捉機能を補助する補助濾過体を備えることによって、前記濾過体の前記捕捉機能を補助する機能を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料濾過装置。
  4. 前記ハウジングに前記ロアケースを取り付ける際に前記開口部において前記第1幅側の部分と前記係合部を係合させ、
    前記ハウジングから前記ロアケースを取り外す際に前記開口部において前記第2幅側の部分と前記係合部を係合させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料濾過装置。
  5. 前記燃料から分離された水が貯留される貯水空間が、前記ケース内において前記濾過体より下方に設けられ、
    前記ロアケースに取り付けられ、前記貯水空間に貯留されている前記水の水位が所定レベルに達した際に警告信号を発するレベルスイッチを備えることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の燃料濾過装置。
  6. 前記燃料から分離された水が貯留される貯水空間が、前記ケース内において前記濾過体より下方に設けられ、
    前記ロアケースに取り付けられ、前記貯水空間に貯留されている水を排出させるドレンボルトを備えることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の燃料濾過装置
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