JP2011152960A - シート材搬送装置及び記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フラップを設けることなく段差合流部における静音対策を実現するシート材搬送装置及び記録装置を提供する。
【解決手段】所定高さでシート材を搬送する第1搬送経路と、上記第1搬送経路よりも低い高さでシート材を搬送する第2搬送経路とが合流する段差合流部を備えるシート材搬送装置であって、上記段差合流部における、上記第1搬送経路の上記シート材を支持する支持面50の端縁51の中央部は、上記シート材の搬送方向において凹んだ凹形状52を有するという構成を採用する。
【選択図】図2

Description

本発明は、シート材搬送装置及び記録装置に関する。
記録媒体に記録処理を実施する記録装置として、例えば下記特許文献1に記載のインクジェットプリンターが知られている。
このインクジェットプリンターは、給紙用搬送経路とループ状の反転用搬送経路とを記録ヘッドの手前で合流させ、この合流部に続く共通搬送経路の記録ヘッド部分に、共通搬送経路から用紙(シート材)を正送りで通過させることにより片面に印刷を行い、その用紙を逆送りさせて反転用搬送経路で反転させた後、再度記録ヘッドで裏面を印刷して、両面印刷を行う構成となっている。
特開2002−59599号公報
ところで、上記合流部に段差があると、高さが高い搬送経路(以下、第1搬送経路と称する)から高さが低い搬送経路(以下、第2搬送経路と称する)へと用紙が移送されるときに、用紙後端が第1搬送経路から合流部の高さ分を一斉に落下して第2搬送経路の支持面(リブ)を叩くことによる騒音(叩き音)が発生するという問題がある。
従来では、上記特許文献に記載のように、フラップと称される可動部材を合流部に設置して、第1搬送経路と第2搬送経路との間を連続的支持面で結ぶことで、叩き音を発生させることなく第1搬送経路から第2搬送経路へと用紙をなだらかに移送させて、静音対策をしている。
しかしながら、フラップは可動部品であるため、合流部にフラップを設置すると部品点数(パネル、バネ等)が増えて、製品コスト及び組立コストが掛かるという問題がある。また、フラップは可動構造を有するために、想定外の衝撃を受けた際(例えば、製品の落下等の際)に、破損し易いという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、フラップを設けることなく段差合流部における静音対策を実現するシート材搬送装置及び記録装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明は、所定高さでシート材を搬送する第1搬送経路と、上記第1搬送経路よりも低い高さでシート材を搬送する第2搬送経路とが合流する段差合流部を備えるシート材搬送装置であって、上記段差合流部における、上記第1搬送経路の上記シート材を支持する支持面の端縁の中央部は、上記シート材の搬送方向において凹んだ凹形状を有するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、シート材が段差合流部に差し掛かると、第1搬送経路の支持面中央部の端縁の形状が搬送方向に凹んだ凹形状となっているため、シート材の底面の支えが無くなる中央部からシート材全体が略U字状に徐々に変形しながら、第2搬送経路に向けての落下が開始される。そうすると、第1搬送経路の支持面の端縁を通過して完全に支えがなくなった時のシート材後端においては、U字変形により垂れ下がっているその中央部が先ず第2搬送経路に落下し、その後にその幅方向両端部が第2搬送経路に落下する。したがって、シート材後端全域が、段差合流部の高さ分を一斉に落下することがなくなり、結果、叩き音を低減させることが可能となる。
また、本発明においては、上記凹形状は、上記支持面において、上記シート材の幅方向中央部が通る位置に凹中心を置いた形状を有するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、シート材が段差合流部に差し掛かったときに、シート材幅方向中央部を中心とする理想的なU字状に変形させることができるため、例えば段差合流部におけるシート材幅方向端部の片落ち等を抑制でき、シート材の落下時の姿勢を保ちつつ、叩き音をより確実に低減させることが可能となる。
また、本発明においては、上記凹形状は、湾曲形状を有するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、シート材が第1搬送経路の端縁に向かうにしたがって、徐々にシート材の底面中央部の支えを無くすことができ、搬送に伴いシート材全体形状を理想的な略U字状に変形させることが可能となる。
また、本発明においては、上記段差合流部よりも上流側の上記第2搬送経路は、上記段差合流部よりも上流側の上記第1搬送経路と合流するシート材反転用搬送経路を構成するというシート材搬送装置を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、両面印刷を行う構成の際に、不可避的に形成される段差合流部における静音対策を、フラップを用いることなく実現することができる。
また、本発明においては、先に記載のシート材搬送装置と、上記シート材搬送装置により搬送される上記シート材に対し記録処理を行う記録部と、を有する記録装置を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、フラップを設けることなく段差合流部における静音対策ができるため、コスト安で、衝撃等による故障が少ない記録装置が得られる。
本発明の実施形態におけるプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図である。 本発明の実施形態における第1搬送経路の構成を示す平面図である。 本発明の実施形態における第1搬送経路の作用を説明するための図である。 本発明の実施形態における第1搬送経路の作用を説明するための図である。 本発明の別実施形態における第1搬送経路の構成を示す平面図である。 本発明の別実施形態における第1搬送経路の構成を示す平面図である。
以下、本発明に係るシート材搬送装置及び記録装置の実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。本実施形態では、本発明に係る記録装置として、インクジェット式プリンター(以下、プリンターと称する)を例示する。
図1は、本発明の実施形態におけるプリンター1の用紙搬送経路を示す側断面図である。
なお、以下の説明においては、図1に示すように、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明することがある。水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。
以下、図1を参照しつつプリンター1の全体構成について概説する。尚、図1はプリンター1の用紙搬送経路上に配置されるローラーを図示する為に、ほぼ全てのローラーを同一面上に描いているが、その奥行き方向(Y軸方向)の位置は必ずしも一致しているとは限らない(一致している場合もある)。
プリンター1は、給送装置(シート材搬送装置)2を備え、当該給送装置2から被記録媒体としての用紙(シート材)Pを1枚ずつ給送し、記録手段(記録部)4においてインクジェット記録を行い、装置前方側(+X側)に設けられた図示しない排紙スタッカへ向けて排出する構成を備えている。またプリンター1は装置後部に両面ユニット7を着脱自在に備えており、最初に記録の行われた用紙Pの第1面に対し反対側の第2面が記録ヘッド42と対向するよう湾曲反転させ、これにより用紙Pの両面に記録が実行可能となっている。
給送装置2は、用紙カセット11と、ピックアップローラー16と、分離手段21と、を備えている。複数枚の用紙Pを積層状態で収容可能な用紙カセット11は、給送装置2の装置本体に対し、装置前方側から装着及び取り外し可能に構成されており、図示しないモータによって回転駆動されるピックアップローラー16は、揺動軸18を中心に揺動する揺動部材17に設けられ、用紙カセット11に収容された用紙と接して回転することにより、当該最上位の用紙Pを用紙カセット11から−X方向(送出方向)に送り出す構成となっている。
用紙カセット11に収容された用紙先端と対向する位置には分離部材12が設けられており、給送されるべき最上位の用紙Pの先端が分離部材12に摺接しつつ下流側に進むことで、次位以降の用紙Pとの第1段階分離が行われる。分離部材12の下流側には、分離ローラー22と中間ローラー23とを備えて構成された、用紙Pの第2段階分離を行う分離手段21が設けられている。また、分離手段21の下流側には、中間ローラー23との間で用紙Pをニップして従動回転するアシストローラー27が設けられている。
また、給送装置2は、搬送手段5と、排出手段6と、を備えている。搬送手段5は、図示を省略するモータによって回転駆動される搬送駆動ローラー35と、該搬送駆動ローラー35に圧接して従動回転するようガイド対向部37に軸支される搬送従動ローラー36とを備えて構成され、この搬送手段5により用紙Pが記録ヘッド42と対向する位置に向けて精密送りされる。
搬送手段5より上流側のガイド対向部37には、用紙端検知センサ13が設けられる。用紙端検知センサ13は、用紙Pの先端及び後端の位置を検出するセンサであり、本実施形態では、機械的な機構によって用紙Pの端を検知するメカニカルセンサを用いている。より詳しくは、用紙端検知センサ13は、ガイド対向部37から第2搬送経路9(後述)上に突出すると共にY軸方向に延びる軸周りに回動可能なレバーを備えて、このレバーが用紙Pと接触したときの回動を検知することにより、用紙Pの端を検知する構成となっている。
尚、給送装置2により給送される用紙Pのスキューは、搬送駆動ローラー35(第1搬送ローラー)と、その上流側の中間ローラー23(第2搬送ローラー)とを利用した食い付き吐き出し方式のスキュー取り制御により除去される。
具体的には、用紙Pの先端を搬送駆動ローラー35と搬送従動ローラー36との間に食い付かせて順送方向(下流側)に所定量に送り出した後、上流側の中間ローラー23を順送方向に回転させている状態で搬送駆動ローラー35を逆転させ、用紙先端を搬送駆動ローラー35の逆送方向(上流側)に吐き出す。これにより用紙Pは中間ローラー23と搬送駆動ローラー35との間で撓んで、用紙P先端が搬送駆動ローラー35と搬送従動ローラー36とのニップ点に倣い、スキューが矯正される。
続いて記録ヘッド42はキャリッジ40の底部に設けられ、当該キャリッジ40は主走査方向(Y軸方向)に延びるキャリッジガイド軸41にガイドされながら、図示を省略するモータによって主走査方向に往復動する様に駆動される。この記録ヘッド42は、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に応じたインクを噴射可能な構成となっている。
記録ヘッド42の下流側に設けられた排出手段6は、図示を省略するモータによって回転駆動される排出駆動ローラー44と、当該排出駆動ローラー44に接して従動回転する排出従動ローラー45とを備えて構成され、記録手段4によって記録の行われた用紙Pは、排出手段6により、装置前方側に設けられた図示を省略するスタッカへと排出される。
また、給送装置2は、所定高さで用紙Pを搬送する第1搬送経路8と、第1搬送経路8よりも低い高さで用紙Pを搬送する第2搬送経路9と、第1搬送経路8と第2搬送経路9とが合流する合流部(段差合流部)10と、を備えている。第1搬送経路8において用紙Pは、分離ローラー22、中間ローラー23、アシストローラー27によって搬送される。また、第2搬送経路9において用紙Pは、搬送駆動ローラー35、搬送従動ローラー36、排出駆動ローラー44、排出従動ローラー45によって搬送される。
合流部10よりも下流側の第2搬送経路9(9A)は、記録ヘッド42に用紙Pを導く共通搬送経路を構成する。一方、合流部10よりも上流側の第2搬送経路9(9B)は、合流部10よりも上流側の第1搬送経路8と合流する用紙反転用搬送経路を構成する。
両面印刷の場合、第2搬送経路9Aを搬送されて第1面に記録の行われた用紙Pは、搬送手段5、排出手段6、のこれらによる逆送り動作によって、第1面に記録が実行された際に用紙後端となっていた側が先端となって、第2搬送経路9Bに誘い込まれ、分離ローラー22、中間ローラー23との間に誘導される。
中間ローラー23は図示を省略するモータにより図1の時計回り方向に回転駆動されており、分離ローラー22、中間ローラー23との間に誘い込まれた用紙は、中間ローラー23とアシストローラー27との間を通って再び合流部10に到達し、第2搬送経路9Aを介して記録手段4に導かれ、以降同様に記録が実行される。
尚、以上説明した用紙搬送経路中に設けられるピックアップローラー16、中間ローラー23、搬送駆動ローラー35、排出駆動ローラー44、のこれら回転駆動されるローラーは、全て共通の駆動モータにより回転駆動されるよう構成されている。
次に、図2及び図3を追加参照して、本発明に係る合流部10における特徴的な構成及び作用について説明する。
図2は、本発明の実施形態における第1搬送経路8の構成を示す平面図である。また、図2は、図1における矢印Aに対応する位置の平面図である。図3及び図4は、本発明の実施形態における第1搬送経路8の作用を説明するための図である。
合流部10は、両面印刷をする際に第2搬送経路9Bに用紙Pを誘い込む開口を形成するために、第1搬送経路8の支持面50と、第2搬送経路9の支持面60との間に段差を設けている(図1及び図3参照)。当該段差は、用紙先端の巻き特性に基づいて設定されている。巻き特性は、用紙Pの素材の巻癖と、インクを打たれて吸湿することによる巻癖とに基づいて規定される。すなわち、合流部10は、用紙先端がカールしていても、第2搬送経路9Bに用紙Pを誘い込めるような段差を形成し、該段差が大きいほど誘い込みに関しては有利となる。
このような段差を有する合流部10があると、第1搬送経路8から第2搬送経路9に用紙Pが移送される際に、用紙Pの後端が落下により第2搬送経路9の支持面60に叩きつけられて、叩き音が発生する。また、この叩き音による振動は、落下した用紙Pの姿勢を崩す原因にもなる。
この叩き音を低減させるため、本実施形態の第1搬送経路8は、以下に示す特徴的な構成を備えている。
第1搬送経路8の支持面50は、両面ユニット7の筐体上部により構成される。支持面50は、図2に示すように、X軸方向に延在し、合流部10に至るまで用紙Pの底面を支持する構成となっている。支持面50には、X軸方向に延びるリブがY軸方向に所定間隔で複数立設されている。また、支持面50は、用紙Pの幅方向(Y軸方向)全域を支持できる幅を有する。この支持面50は、+X軸方向に向かうに従って下方に傾斜する構成となっている。
また、合流部10における、第1搬送経路8の支持面50の端縁51のY軸方向中央部は、用紙Pの搬送方向において−X側に凹んだ凹部(凹形状)52を有する。支持面50の端縁51は、合流部10に臨む位置に位置し、第1搬送経路8の先端を構成する。凹部52は、支持面50において、用紙Pの幅方向中央部が通る位置(直線Lで示す)に凹中心を置いた湾曲形状となっている。
この構成によれば、第1搬送経路8の支持面50の端縁51を湾曲形状とすることで、用紙Pの後端が合流部10に差し掛かったところから、用紙Pを変形させ、用紙Pの幅方向中央部から徐々に落下を開始させることで、結果的に落下高さを低くすることが可能になり、従来のようなフラップを用いることなく静音化が可能になる。
具体的には、用紙Pの後端が合流部10に臨む端縁51に差し掛かると、第1搬送経路8の支持面50中央部に対応する端縁51の形状が搬送方向に凹んだ湾曲形状となっているため、搬送方向(+X側)に向かうに従って用紙P中央部の底面の支えが無くなる領域が漸次広がっていく。そうすると、図3に示すように、用紙Pの搬送が進むにつれて、用紙Pの後端の姿勢は、姿勢Po1から姿勢Po2へ、また、姿勢Po2から姿勢Po3へと変化することとなる。
姿勢Po3で示すように、搬送方向に向かうに従って、用紙Pの後端中央部は支えを徐々に失い、重力に従って略U字形状に徐々に変化する。そうすると、用紙Pの後端が第1搬送経路8の支持面50の端縁51を通過して完全に支えがなくなった落下時点において、用紙Pの後端中央部と第2搬送経路9の支持面60との落下距離D1は、最後まで支持面50に支持されている用紙Pの後端両側部と第2搬送経路9の支持面60との落下距離D2よりも小さくなる。すなわち、本実施形態の第1搬送経路8によれば、用紙Pの後端の特定部位(中央部)の落下高さを結果的に低くすることが可能になる。
したがって、第1搬送経路8からの落下時、用紙Pの後端においては、先ずU字変形により垂れ下がっているその中央部が先ず第2搬送経路9の支持面60に落下し、その後にその両側部が第2搬送経路9の支持面60に落下する。このように、第1搬送経路8は、用紙Pの後端域における特定部位の落下高さを低減させることで、叩き音を低減することができる。また、第1搬送経路8は、用紙Pの後端域において第2搬送経路9への着地タイミングを異ならせることにより、従来のように用紙Pの後端が第1搬送経路8から合流部10の高さ分を一斉に落下して第2搬送経路9の支持面60を同時に叩くことによる大きな叩き音の発生を低減することができる。
また、本実施形態の端縁51の湾曲形状は、支持面50において、用紙Pの幅方向中央部が通る位置に凹中心を置いた形状を有するため、用紙Pが合流部10に差し掛かったときに、用紙Pの姿勢を、幅方向中央部を中心とする理想的なU字状に変形させることができるため、例えば合流部10における用紙Pの側端部の片落ち等を抑制でき、用紙Pの落下時の姿勢を保ちつつ、叩き音をより確実に低減させることが可能となる(図4参照)。
したがって、上述した本実施形態によれば、両面ユニット7の用紙Pが通過する合流部10において、フラップ構造を用いることなく用紙Pによる叩き音の低減を実現することができる。また、本実施形態によれば、フラップ構造を用いることなく合流部10における静音対策ができるため、コスト安で、衝撃等による故障が少ないプリンター1が得られる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上述の実施形態においては、第1搬送経路8の端縁51の凹部52の形状は、湾曲形状であると説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。
例えば、図5に示すように、凹部52の形状は、略二等辺三角形状であってもよいし、図6に示すように、凹部52の形状は、曲率の異なる湾曲形状が搬送方向で複合して重なった形状であってもよい。図5及び図6に示す形状であっても、上述の実施形態と同様の作用効果により用紙Pの叩き音を低減できる。
尚、上述の実施形態においては、記録装置がインクジェットプリンターである場合を例にして説明したが、インクジェットプリンターに限られず、複写機及びファクシミリ等の装置であってもよい。
1…プリンター(記録装置)、2…給送装置(シート材搬送装置)、8…第1搬送経路、9…第2搬送経路、9…第2搬送経路、10…合流部(段差合流部)、50…支持面、51…端縁、52…凹部(凹形状)、P…用紙(シート材)

Claims (5)

  1. 所定高さでシート材を搬送する第1搬送経路と、前記第1搬送経路よりも低い高さでシート材を搬送する第2搬送経路とが合流する段差合流部を備えるシート材搬送装置であって、
    前記段差合流部における、前記第1搬送経路の前記シート材を支持する支持面の端縁の中央部は、前記シート材の搬送方向において凹んだ凹形状を有することを特徴とするシート材搬送装置。
  2. 前記凹形状は、前記支持面において、前記シート材の幅方向中央部が通る位置に凹中心を置いた形状を有することを特徴とする請求項1に記載のシート材搬送装置。
  3. 前記凹形状は、湾曲形状を有することを特徴とする請求項1または2に記載のシート材搬送装置。
  4. 前記段差合流部よりも上流側の前記第2搬送経路は、前記段差合流部よりも上流側の前記第1搬送経路と合流するシート材反転用搬送経路を構成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のシート材搬送装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のシート材搬送装置と、
    前記シート材搬送装置により搬送される前記シート材に対し記録処理を行う記録部と、を有することを特徴とする記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014034117A (ja) * 2012-08-07 2014-02-24 Seiko Epson Corp 印刷装置

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