JP2011152101A - コンバイン - Google Patents

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Noriyuki Sakamoto
憲之 坂本
Koji Kusume
浩司 楠目
Hisayuki Satoji
久幸 里路
Manabu Saito
学 斎藤
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】刈取装置の接地圧を軽減するために単一のバネを設けているので、付勢力が不足する。単一のバネで刈取装置の上下ストロークの全てを支持するため、バネ機構の作動スペースが大きくなる。
【解決手段】橇体22を有し刈取上下シリンダ19により昇降する刈取装置4を設ける。刈取上下シリンダ19とは別に刈取装置4を上昇側に付勢する補助付勢手段20を設ける。補助付勢手段20は、前側小径バネ29の前側バネホルダ27により構成した前側バネ機構25Aと、後側大径バネ30を有する伸縮自在の後側バネホルダ28により構成した後側バネ機構25Bから構成する。後側バネホルダ28の後側先端筒54が後側基部筒59に対して前後方向にのみ伸縮し、回転動しないように構成する。
【選択図】図11

Description

本発明は、コンバインに係るものである。
従来、機体フレームの下方に走行装置を設け、機体フレームの上方に脱穀装置を設け、機体フレームの前方には刈取上下シリンダにより昇降する刈取装置を設け、刈取上下シリンダとは別に刈取装置を支持して刈取装置の接地圧を軽減する補助支持手段を設けた構成は公知である(特許文献1)。
特開2004−267123号公報
前記公知例は、単に、刈取装置の接地圧を軽減するだけであるため、単一のバネを設けているが、刈取装置の重量が重くなると、付勢力が不足するという課題がある。
また、単一のバネで刈取装置の上下ストロークの全てを支持する構成のため、バネ機構の作動スペースを大きく必要とする課題がある。
本願は、刈取装置の接地圧を軽減する付勢手段の構成を工夫し、付勢手段の作動の確実性の向上を図ったものである。
請求項1記載の発明は、機体フレーム1の下方に走行装置2を設け、機体フレーム1の上方一側に脱穀装置3を設け、機体フレーム1の前方には橇体22を有し刈取上下シリンダ19により昇降する刈取装置4を設け、前記刈取上下シリンダ19とは別に刈取装置4を上昇側に付勢して前記橇体22が圃場面の凸部で突き上げられた際の刈取装置4の上方退避を補助する補助付勢手段20を設け、補助付勢手段20は、刈取装置4を機体フレーム1側に支持する刈取支持フレーム16側に先端部を取付け内部にバネ29を有する伸縮自在の前側バネホルダ27により構成した前側バネ機構25Aと、基部を機体フレーム1側に取付け内部にバネ30を有する伸縮自在の後側バネホルダ28により構成した後側バネ機構25Bから構成し、前側バネ機構25Aの基部と後側バネ機構25Bの先端部とを上下方向に屈曲回動自在に中間取付軸26により連結し、前記後側バネホルダ28に備えた後側先端筒54と後側基部筒59は前後方向にのみ伸縮し、上下方向に回動しないように機体フレーム1側に取付けると共に、前記後側先端筒54と後側基部筒59の何れか一方に後側バネホルダ28の軸心方向と平行な突条体66を設け、後側先端筒54と後側基部筒59の何れか一方に前記突条体66が係合する後側バネホルダ28の軸心方向と平行な係合溝67を有して構成した回転防止機構65を設けたことを特徴とするコンバインとしたものであり、コンバインを前進させて、分草装置で分草するとともに引起装置9で引起し、その後刈刃で穀稈の根本側を切断し、切断した穀稈を穀稈搬送装置で搬送して穀稈の刈取作業を行う。
刈取装置4のフレームは刈取支持フレーム16の先側に設け、刈取上下シリンダ19により刈取装置4を昇降させて刈り高さを調節し、調節された刈り高さを保持した状態で、前進しながら刈取作業を行う。
刈取装置4には、圃場面への接地圧力を軽減する補助付勢手段20を刈取上下シリンダ19とは別に設けているので、刈取装置4の橇体22が圃場面の凸部で突き上げられると、その反力により刈取装置4を上方退避させる。
この場合、係合溝67に係合する突条体66により後側基部筒59に対して後側先端筒54は伸縮移動のみ行わせ、回転するのを防止する。
請求項2記載の発明は、前記回転防止機構65は、前記後側先端筒54の外周に突条体66を設け、後側基部筒59の内周に左右一対の内周側突条68Bを設け、該一対の内周側突条68Bの間に前記係合溝67を形成する構成としことを特徴とするコンバインとしたものであり、突条体66を一対の内周側突条68Bの間の係合溝67に係合するように、後側先端筒54を後側基部筒59に挿入し、突条体66と係合溝67は後側基部筒59に対して後側先端筒54が軸心に対する円周方向に回転力が作用しても回転を防止し、後側先端筒54を軸心方向に伸縮させる。
請求項3記載の発明は、前記回転防止機構65は、前記後側先端筒54の外周面と前記後側基部筒59の内周面のそれぞれに一対の外周側突条68Aおよび内周側突条68Bを夫々設け、前記後側先端筒54の外周の一対の外周側突条68Aの間を係合溝67とし、前記一対の対峙する外周側突条68Aの側面に、前記後側基部筒59の内周に設けた一対の内周側突条68Bの側面を当接させて後側基部筒59の内周の一対の内周側突条68Bを前記突条体66としたことを特徴とするコンバインとしたものであり、後側先端筒54の一対の対峙する外周側突条68Aの側面の間に形成される係合溝67に、後側基部筒59の内周に設けた一対の内周側突条68Bの側面を突条体66として当接するように、後側先端筒54を後側基部筒59に挿入し、後側先端筒54の回転を防止し、後側先端筒54を軸心方向に伸縮させる。
請求項4記載の発明は、前記突条体66は、前記後側基部筒59と後側先端筒54とは別体の長尺状の角棒または丸棒部材により形成した規制部材70により構成し、該規制部材70は上側部分71と下側部分72と連結部分73により、側面視横向きU型形状に形成し、上側部分71と下側部分72の間に前記後側先端筒54または後側基部筒59に嵌合する嵌合溝74を形成したコンバインとしたものであり、規制部材70の嵌合溝74を後側基部筒59または後側先端筒54の軸心方向と略平行に嵌合させ、規制部材70を後側基部筒59または後側先端筒54に溶接固定して、突条体66を構成する。
請求項5記載の発明は、前記係合溝67は、前記後側基部筒59と後側先端筒54とは別体の長尺状の角棒または丸棒部材により形成した一対の規制部材70の間に形成し、該規制部材70は上側部分71と下側部分72と連結部分73により、側面視横向きU型形状に形成し、上側部分71と下側部分72の間に前記後側先端筒54または後側基部筒59に嵌合する嵌合溝74を形成したことを特徴とするコンバインとしたものであり、一対の規制部材70の嵌合溝74を後側基部筒59または後側先端筒54の軸心方向と略平行にそれぞれ嵌合させ、各規制部材70を後側基部筒59または後側先端筒54に溶接固定して、一対の規制部材70間に係合溝67を形成し、この係合溝67に突条体66を係合させる。
請求項6記載の発明は、前記後側先端筒54と前記後側基部筒59の何れか一方に、該後側先端筒54と後側基部筒59の軸心方向に切り欠いて割条溝形状の係合溝67を設けたことを特徴とするコンバインとしたものであり、後側先端筒54と後側基部筒59の何れか一方に割条溝形状の係合溝67を形成し、この係合溝67に突条体66を係合させる。
請求項1記載の発明では、刈取上下シリンダ19とは別に設けた補助付勢手段20により刈取装置4の接地圧力を軽減させて、刈取装置4の橇体22が圃場上面に接触すると刈取装置4を上方退避させることができ、刈取装置4の破損を防止でき、更に、係合溝67に係合する突条体66により後側基部筒59に対して後側先端筒54は伸縮移動のみ行わせて回転するのを防止でき、補助付勢手段20の作動の確実性を向上させることができ、刈取装置4の上方退避が円滑に行われる状態を維持できる。
請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、突条体66が一対の内周側突条68Bの間の係合溝67に係合して、後側基部筒59に対する後側先端筒54の回転を防止できる。
請求項3記載の発明では、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、後側先端筒54の一対の外周側突条68Aの側面の間の係合溝67に、後側基部筒59の一対の内周側突条68Bの側面を突条体66として当接させるので、後側基部筒59に対する後側先端筒54の回転を防止できる。
請求項4記載の発明では、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、後側先端筒54または後側基部筒59と別体に形成した規制部材70により突条体66とするので、製造組立を容易にして、後側基部筒59に対する後側先端筒54の回転を防止できる。
請求項5記載の発明では、上記請求項1または請求項2または請求項3または請求項4記載の発明の効果に加えて、後側先端筒54または後側基部筒59と別体に形成した規制部材70により係合溝67を構成でき、製造組立を容易にして、後側基部筒59に対する後側先端筒54の回転を防止できる。
請求項6記載の発明では、上記請求項1または請求項4記載の発明の効果に加えて、後側先端筒54または後側基部筒59を軸心方向に切り欠いて係合溝67を割条溝形状に形成しているので、係合溝67の加工を容易にして、後側基部筒59に対する後側先端筒54の回転を防止できる。
コンバインの側面図。 刈取装置を上昇させたコンバインの側面図。 回転防止機構を省略した補助付勢手段の断面図。 回転防止機構を省略した補助付勢手段の展開状態平面図。 回転防止機構を省略した補助付勢手段および刈取上下シリンダの展開状態平面図。 前側バネ機構の伸長状態の側面および平面の断面図。 同最縮小状態断面図。 回転防止機構を省略した後側バネ機構の伸長状態および最縮小状態の断面図。 (A)回転防止機構を省略した刈取装置の上昇状態の側面図。 (B)回転防止機構を省略した刈取装置の通常作業状態の側面図。 (C)回転防止機構を省略した刈取装置の最下降状態の側面図。 回転防止機構を省略した刈取装置の最下降状態の補助付勢手段付近の側面図。 回転防止機構の正面図。 同一部斜視図。 回転防止機構の他の実施例の正面図。 回転防止機構の他の実施例の側面図。 同規制部材の斜視図。 同拡大側面図。 回転防止機構の他の実施例の正面図。 回転防止機構の他の実施例の正面図。 回転防止機構の他の実施例の正面図。 同斜視図。 同底面図。 分草装置部分の正面図。 分草杆付近の一部省略平面図。 当接部付近の一部省略平面図。 橇体付近の一部省略側面図。 同一部省略平面図。 橇体の他の実施例の側面図。 同平面図。
本発明の実施例を図により説明すると、1は機体フレーム、2は該機体フレーム1の下方位置に設けた走行装置、3は機体フレーム1の上方位置に設けた脱穀装置、4は脱穀装置3の前側に設けた刈取装置、5はグレンタンク、6はグレンタンク5内の穀粒を排出する排出オーガ、7は操縦部である。
前記刈取装置4は、最先端位置に分草装置8を左右に並設し、各分草装置8の後側に分草装置8が分草した穀稈を引起す引起装置9を設け、引起装置9の後側には刈刃10を設け、刈刃10の上方の後側には刈刃10によって刈り取った穀稈を搬送する穀稈搬送装置11を設ける。
穀稈搬送装置11の構成は任意であり、分草装置8で分草して引起装置9で引起して刈刃10で株元を切断した穀稈を搬送する前側搬送装置(図示省略)や掻き込み装置13や後方に搬送する後側搬送装置(図示省略)等により構成する。12は脱穀装置3に穀稈を供給搬送する穀稈供給搬送装置であり、穀稈供給搬送装置12の始端部に後側搬送装置(図示省略)からの穀稈を引き継ぐ引継搬送装置13を設けており、引継搬送装置13は前記穀稈搬送装置11の一部を構成している。
分草装置8と引起装置9と刈刃10と刈り取った穀稈を搬送する穀稈搬送装置の一部を刈取フレーム15に設け、刈取フレーム15は刈取支持フレーム16の先側に設ける。刈取支持フレーム16の基部には上部横伝動ケース17を設け、上部横伝動ケース17を機体固定部に設けた刈取懸架支持台18に回転自在に取付け、もって、刈取支持フレーム16の基部を回動自在に取付ける。
刈取支持フレーム16と機体フレーム1の間には、刈取装置4を昇降させる刈取上下シリンダ19を取付ける。刈取上下シリンダ19は油圧ポンプ19Aにより送油されて刈取装置4を上昇させ、送油した油を戻すと刈取装置4を下降させる単動式シリンダにより構成する。
刈取上下シリンダ19とは別に、刈取装置4の接地圧力軽減する補助付勢手段20を設け、分草装置8を取付けた分草杆21の下面に設けた橇体22を圃場面に接地させて刈取作業を行って、刈取装置4が圃場面の凸部で突き上げられると、刈取装置4を上昇退避するように付勢し、上昇退避した刈取装置4が圃場面の凸部を通過すると、刈取装置4の自重で刈取装置4が下降するように構成する。
即ち、刈取装置4の分草装置8を接地させた状態で刈取作業を行う際に、分草装置8が圃場の凸部で突き上げられると、刈取装置4を上昇退避させるので、刈取装置4の刈取高さを低く一定にでき、刈取高さ調節が容易になる。
補助付勢手段20はバネ機構25を有して構成し、バネ機構25は、刈取支持フレーム16側に取付けた前側バネ機構25Aと機体フレーム1に取付ける後側バネ機構25Bとにより構成し、前側バネ機構25Aと後側バネ機構25Bとを回動自在に中間取付軸26により連結してリンク機構のように互いに連結して構成する。
前側バネ機構25Aと後側バネ機構25Bともに伸縮自在の前後側バネホルダ27、28内に前側小径バネ29と後側大径バネ30とを夫々内蔵して構成する。
前側バネホルダ27の先端は刈取支持フレーム16側に前側取付軸31により回動自在に取付け、前側バネホルダ27の基部は後側バネホルダ28の先端に前記中間取付軸26により回動自在に取付ける。
また、後側バネホルダ28の基部は機体フレーム1に設けたバネ機構支持部材33に固定状態に取付ける。
そのため、バネ機構25は、前側バネホルダ27と後側バネホルダ28を連結する中間取付軸26の部分で刈取装置4の上下により屈折して刈取支持フレーム16を支持するように構成する。
即ち、前側バネホルダ27と後側バネホルダ28を連結する中間取付軸26が刈取装置4の上下により前後方向に移動し、この前後に移動する中間取付軸26を支点として、前側バネホルダ27の先端が上下して刈取装置4の上下に追随する動きとなる。
したがって、バネ機構25は、前側バネ機構25Aと後側バネ機構25Bに分割構成し、前側バネ機構25Aと後側バネ機構25Bとは上下方向に屈曲し、後側バネホルダ28は前後方向にのみ伸縮し、上下方向に回動しないので、刈取支持フレーム16の移動軌跡付近に存在する他の構成品(油圧ポンプ19Aや走行装置2のミッションケース等)を避けて、補助付勢手段20を設けることができ、機体フレーム1の前側のスペースを有効利用することができる。
前記前側バネホルダ27の先端の前側取付軸31は左右方向の横軸により形成し、前側取付軸31の一端に横筒部材35を回転自在に嵌合させ、横筒部材35に前側バネホルダ27の前側先端筒36の先端側を固定する。
横筒部材35の内側(操縦部7側)には内側カラー40を固定し、横筒部材35の外側(反操縦部7側)の前側取付軸31には外側カラー41を着脱自在に嵌合させ、前側取付軸31にピン42を係止して外側カラー41を固定する。
前側取付軸31の他端は刈取支持フレーム16の下面側に設けた刈取側取付部材45に固定する。刈取側取付部材45は左右一対の取付板46を刈取支持フレーム16に固定して構成し、取付板46に設けた取付孔47に前記前側取付軸31を挿通して固定する。
そのため、前側取付軸31は、左右一対の取付板46の両者に夫々固定されて、二カ所により支持されるので、取付を強固にできる。
また、刈取側取付部材45には前記刈取上下シリンダ19のシリンダロッド48の先端をピン49により軸着するが、ピン49も一対の取付板46を貫通させて取り付けている。
したがって、刈取側取付部材45は、補助付勢手段20と刈取上下シリンダ19の両者の取付部材を兼用して、部品点数を減らして、合理的構成となる。
また、前記刈取上下シリンダ19は正面視において刈取支持フレーム16と略前後に重なるように後方に配置し、補助付勢手段20は刈取上下シリンダ19の外側に所定間隔をおいて配置している。
そのため、刈取上下シリンダ19と補助付勢手段20と前側取付軸31と機体フレーム1により四角形のボックス形状を呈するので、刈取上下シリンダ19および補助付勢手段20による刈取装置4の支持を強固にし、特に、捻れ強度を向上させることができる。
この場合、前記一対の取付板46のうち内側取付板46Aは、刈取支持フレーム16の略左右中心の後面に溶接固定し、外側取付板46Bは前側部分を刈取支持フレーム16の側面に固定している。
そのため、内側取付板46Aと外側取付板46Bとは所定間隔開けて設けられ、刈取支持フレーム16の荷重を前側取付軸31とピン49により確実に支持する。
前記前側先端筒36の基部には、大径の前側基部筒50の先端を嵌合させ、前側基部筒50の基部には断面「コ」の字形状の前側連結部材51の前板部52の前面を固定する。前側連結部材51の側板部53には、後側バネホルダ28の後側先端筒54の先端に固定の後側連結部材55の側板部56Aを嵌合させ、前側連結部材51と後側連結部材55の取付孔57を合致させて、前記中間取付軸26を挿入して回動自在に連結する。
後側連結部材55は一対の側板部56Aの基部を連結部56Bで連結し、連結部56Bは後側先端筒54の先端の後板部58の前面に固定する。
この場合、前側バネホルダ27が最も縮小したとき、前側先端筒36が前側連結部材51の前板部52に当接するように設定する。
したがって、前側連結部材51は前側バネホルダ27の荷重を支持してかつ前側バネホルダ27の縮小時のストッパとしての作用も期待する。
それゆえ、不意の衝撃にも対応でき、しかも、別途前側バネホルダ27のストッパ機構を設けなくても良いので、部品点数を減らせる。
59は後側バネホルダ28の後側基部筒である。
また、図7では、前側バネホルダ27が最も縮小したときの別のストッパ構成を示し、前側バネホルダ27が最も縮小したとき、前側基部筒50の先端端面が前側取付軸31を嵌合させた横筒部材35の外面に当接するように設定する。
したがって、前側基部筒50は刈取支持フレーム16の荷重を支持してかつ前側バネホルダ27の縮小時のストッパとしての作用も期待する。
なお、設計上公差により、前側先端筒36の前側連結部材51との当接と、前側基部筒50の横筒部材35との当接とが、必ずしも、同時に行われないことになるので、前側先端筒36の前側連結部材51との当接、あるいは、前側基部筒50の横筒部材35との当接の何れかが行われるようにする。
即ち、前側先端筒36が前側連結部材51の前板部52に当接するか、もしくは、前側基部筒50の先端面が前側取付軸31を嵌合させた横筒部材35の外面に当接するように設定することにより、二カ所の当接を設計上併存させ、二重のストッパの安全機構とし、何れかの当接が行われるようにする。
しかして、補助付勢手段20は、刈取装置4を最上昇位置に上昇させると、前側バネホルダ27が中間取付軸26中心に上向きに屈曲し(図9A)、刈取装置4を下降させると、前側バネホルダ27と後側バネホルダ28とが略直線状態となるが(図9B)、このとき、刈取装置4の橇体22が圃場に接地するように構成する。
即ち、補助付勢手段20は、前側小径バネ29と後側大径バネ30とが直線状態のとき、最も効率よく支持するので、前側バネホルダ27と後側バネホルダ28とが略直線状態となった状態で、刈取装置4の橇体22が圃場に接地するように構成する。
したがって、通常の刈取作業において、補助付勢手段20は最も効率よく刈取装置4を上方へ付勢し、刈取装置4の圃場面に対する追従性を良好にする。
なお、湿田等の作業等の走行装置2の後部が下がり、最初から刈取装置4が圃場面より高位置になってしまうような場合が想定され、走行装置2が前後に略水平に接地した状態に対して、この通常走行装置2の圃場接地状態より更に下方への刈取装置4の下降が可能となるように構成しており(図9C、図10)、このような通常走行装置2の圃場接地高さより下方へ刈取装置4の下降させたとき、補助付勢手段20の前側バネホルダ27は中間取付軸26中心に下向きに屈曲した状態でも作用し、刈取装置4の圃場面に対する追従性の対応範囲を広げ、操作性および作業性を向上させられる。
したがって、前側バネホルダ27の先端は刈取支持フレーム16に前側取付軸31により回動自在に取付け、刈取装置4が最上昇位置のとき前側取付軸31の高さ位置が中間取付軸26の高さ位置より高くし、刈取装置4が最下降位置のとき前側取付軸31の高さ位置が中間取付軸26の高さ位置より低くなる配置構成となる。
補助付勢手段20の前側バネホルダ27および後側バネホルダ28は、夫々、前側先端筒36および後側先端筒54と前側基部筒50および後側基部筒59とに分割形成し、前側先端筒36および後側先端筒54と前側基部筒50および後側基部筒59とは刈取装置4の最上昇位置から最下降位置の全ストローク域において、互いに重なるように重なり代Sを設ける(図6.図8)。
そのため、前側バネホルダ27と後側バネホルダ28は、夫々、前側先端筒36および後側先端筒54と前側基部筒50および後側基部筒59の伸縮の全ストローク域において、摺動時の互いに案内部材として作用し、前側先端筒36および後側先端筒54と前側基部筒50および後側基部筒59とが外れるのを防止し、前側小径バネ29と後側大径バネ30とを前側バネホルダ27および後側バネホルダ28内の夫々に収納して適格に作動させられる。
この前側バネホルダ27と後側バネホルダ28は両者共に、直線状態の筒部材により形成した前側先端筒36および後側先端筒54と前側基部筒50および後側基部筒59の一部を重ねて二重筒構成にする。
そのため、前側バネホルダ27および後側バネホルダ28は、前側先端筒36および前側基部筒50と後側先端筒54および後側基部筒59を直線状態で支持でき、少ない前側先端筒36および後側先端筒54と前側基部筒50および後側基部筒59との重なり代Sでも、前側バネホルダ27および後側バネホルダ28の夫々が中間部分で屈曲するのを防止し、前側バネホルダ27および後側バネホルダ28の伸縮を円滑にする。
また、補助付勢手段20は、前側小径バネ29よりも後側大径バネ30をバネ定数を大きく設定し、前側バネホルダ27の外径よりも後側バネホルダ28の外径を大きく構成する。
そのため、後側バネホルダ28の後側先端筒54と後側基部筒59による前後伸縮の際の強度を確保し、後側バネホルダ28の前後伸縮作動の確実性を確保でき、その結果、前側小径バネ29による刈取支持フレーム16の支持の確実性も確保できる。
また、補助付勢手段20は、前側小径バネ29よりも後側大径バネ30をバネ定数を強く設定し、前側バネホルダ27の外径よりも後側バネホルダ28の外径を大きく構成しているので、前側バネホルダ27の伸縮の方が後側バネホルダ28の伸縮より軽い力で行われ、そのため、刈取装置4の振動に連動して振動する刈取支持フレーム16の振動を、前側バネホルダ27の伸縮により吸収する作用も期待できる。
補助付勢手段20は、刈取装置4の橇体22が圃場に接地した通常刈取作業高さ位置のとき、前側バネホルダ27と後側バネホルダ28とを略直線状態とし、このとき、前側バネホルダ27の前側小径バネ29が最圧縮状態となるように設定構成する(図9B)。
そのため、前側バネホルダ27と後側バネホルダ28とを略直線状態として前側小径バネ29と後側大径バネ30が最も付勢力を発揮する状態で、しかも、前側バネホルダ27の前側小径バネ29を最圧縮状態とすることで、通常刈取作業中、補助付勢手段20は最も効率よく刈取装置4を上方へ付勢し、刈取装置4の圃場面に対する追従性を良好にする。
また、後側バネホルダ28の後側基部筒59の基部を、機体フレーム1に設けたバネ機構支持部材33に固定状態に取付ける。
そのため、後側バネホルダ28は、後側基部筒59の基部がバネ機構支持部材33に固定されているので、後側先端筒54は後側基部筒59に案内されて前後方向の伸縮となって、機体フレーム1の前側のスペース付近に存在する他の構成品を避けて後側先端筒54を伸縮させることができ、補助付勢手段20を確実に作用させることができる。
しかして、前記後側バネホルダ28は、後側基部筒59に対して後側先端筒54が軸心回り(円周方向)に回転しないように、回転防止機構65を設ける(図11、図14)。
回転防止機構65は後側先端筒54と後側基部筒59の何れか一方に後側バネホルダ28の軸心方向と平行な突条体66を設け、後側先端筒54と後側基部筒59の何れか一方に突条体66が嵌合する後側バネホルダ28の軸心方向と平行な係合溝67を設けて構成する。
突条体66と係合溝67の嵌め合いで、後側基部筒59に対して後側先端筒54は伸縮移動のみ行わせ、回転するのを防止する。
したがって、補助付勢手段20の作動の確実性を確保できる。
突条体66と係合溝67の具体的構成は任意であるが、図11、図12では後側先端筒54の外周に突条体66を設け、後側基部筒59の内周に左右一対の内周側突条68Bを設け、一対の内周側突条68Bの間に前記係合溝67を形成している。
この場合、突条体66および内周側突条68Bは後側先端筒54と後側基部筒59と一体状に形成しているが、別体に形成しても良い。
また、図13の実施例では、後側先端筒54の外周面と後側基部筒59の内周面のそれぞれに一対の外周側突条68Aおよび内周側突条68Bを夫々設け、後側先端筒54の外周の一対の外周側突条68Aの間を係合溝67とし、一対の対峙する外周側突条68Aの側面に、後側基部筒59の内周に設けた一対の内周側突条68Bの側面を当接させた状態で後側バネホルダ28を伸縮させる構成とし、この後側基部筒59の内周の一対の内周側突条68Bが前記突条体66となる。
図14〜図17の実施例では、前記後側バネホルダ28の後側基部筒59と後側先端筒54とは別体の長尺状の角棒または丸棒部材により形成した規制部材70により、前記突条体66を構成したものである。
規制部材70は、上側部分71と下側部分72と連結部分73により、側面視横向きU型形状に形成し、上側部分71と下側部分72の間に嵌合溝74を形成する。規制部材70は、後側基部筒59の所定部分に後側基部筒59の軸心方向(母線方向)に、規制部材70の嵌合溝74を嵌合させ、規制部材70を後側基部筒59に溶接固定する。
したがって、後側基部筒59の内周に突条体66を設けるのは、容易ではないが、上側部分71と下側部分72と連結部分73により嵌合溝74を形成しているので、後側基部筒59の所定部分に後側基部筒59の軸心方向(母線方向)に、規制部材70の嵌合溝74を嵌合させればよく、突条体66の取付を容易にする。
この場合、後側基部筒59はそれほど長くないので、上側部分71および下側部分72の両者を後側基部筒59の内周面および外周面のそれぞれに溶接してもよいが、少なくとも、下側部分72を後側先端筒54の外周に溶接固定すると、固定作業を容易にすることができ、好適である。
また、図17の実施例の係合溝67は、後側先端筒54の外周に切削加工等により凹溝形状に形成している。
図18、図19は、回転防止機構65の他の実施例を示し、前記規制部材70を後側先端筒54と後側基部筒59のそれぞれに固定して、各規制部材70により突条体66と係合溝67を構成している。
具体的には、図18では、後側基部筒59に一対の規制部材70を固定し、一対の規制部材70間に係合溝67を形成し、後側先端筒54に一つの規制部材70を固定して突条体66を構成する。
図19では、後側先端筒54に一対の規制部材70を固定し、一対の規制部材70間に係合溝67を形成し、後側基部筒59に一つの規制部材70を固定して突条体66を構成する。
図20、図21は回転防止機構65の他の実施例を示し、前記後側先端筒54と後側基部筒59の何れか一方の一部を軸村方向に長く切り欠いて係合溝67を切欠加工等により割条溝形状に形成し、該係合溝67に後側先端筒54と後側基部筒59の何れか他方に設けた突条体66を係合させたものである。
そのため、係合溝67の成形作業を容易にする。
しかして、図22は、前記刈取装置4の分草装置8および引起装置9の実施例を示し、分草装置8は先端が左右方向に移動自在となるように取付ける。分草装置8の左右移動構成は任意であり、例えば、図示は省略するが、刈取装置4の固定部に軸により分草装置8を回動自在に取付け、分草装置8をモータまたは手動操作手段により回動させる。
前記引起装置9は、刈取装置4のフレーム(図示省略)に設けた引起フレーム80の上部に駆動歯車81を設け、駆動歯車81に引起ラグ82を起伏自在に設けたチェン83を掛け回して構成し、引起ラグ82を起伏させる構成等は本願の要旨ではないので詳細は省略する。
前記引起フレーム80の下部に左右一対の内側従動ローラー84と外側従動ローラー85を設け、駆動歯車81と内側従動ローラー84および外側従動ローラー85に前記チェン83を掛け回す。
即ち、引起装置9は、引起フレーム80の下方で引起ラグ82を所定距離圃場面と略平行に移動する構成とする。
そのため、引起装置9は、引起ラグ82による倒伏穀稈の引起を良好に行える。
そして、先端が左右移動する右側の分草装置8の直ぐ側方の引起装置9を、引起ラグ82が所定距離圃場面と略平行に移動させる構成とし、少なくとも、右側の分草装置8と引起装置9により1条刈りと2条刈りとに切り替える構成とする。
そのため、刈幅の変更を簡素な構成で実現すると共に、畦際での刈取作業を容易にでき、刈取装置4の刈取作業可能範囲・条件を広げ、汎用性を向上させることができる。
例えば、狭い部分や畦際では分草装置8を内側に位置させて2条刈とし、広い部分や畦際に対して離れて走行できる場合では分草装置8を外側に位置させて3条刈にすると、良好に刈取作業を行える。
この場合、分草装置8は、内側に位置させると、引起装置9の引起ラグ82の移動軌跡と正面視において重なり、分草装置8を外側に位置させると、引起装置9の引起ラグ82の移動軌跡と正面視において重ならない構成とする。
前記分草装置8と引起装置9の間に搬送ガイド86を設ける。分草装置8側から設けた搬送ガイド86は引起ラグ82の移動軌跡の外側に位置させ、引起装置9側に設けた搬送ガイド86は略引起ラグ82の移動軌跡の内側に位置させる。
そのため、各搬送ガイド86は円滑に穀稈を案内する。
即ち、搬送ガイド86は、分草装置8側に基部を取付けた分草装置側搬送ガイド86Aの先端は引起ラグ82の移動軌跡の外側に位置させ、引起装置9側に基部を取付けた引起装置側搬送ガイド86Bの先端は略引起ラグ82の移動軌跡の内側に位置させる。
しかして、分草装置8を左右移動させる構成の一例を説明すると、分草装置8は分草杆87の先端に設ける(図23)。左右移動させる分草装置8Aを取り付けた分草杆87は前側分草杆87Aと後側分草杆87Bとに前後に分割し、前側分草杆87Aの基部を後側分草杆87Bに縦軸88により縦軸回動自在に取付ける。前側分草杆87Aにはアーム89の中間部を固定し、アーム89は前記縦軸88に固定し、縦軸88は後側分草杆87Bに回転のみ自在に取付ける。
アーム89の一方端にはバネ89Aを接続する。アーム89の他方端には操作用伝達部材(ワイヤー)90を係止し、操作レバー91(図22)の操作を操作用伝達部材90が伝達して分草装置8を外側回動させる。
バネ89Aと操作用伝達部材90の関係は任意であり、バネ89Aが外側回動あるいは内側回動させるように付勢し、操作用伝達部材90がバネ89Aに抗して分草装置8を回動させればよい。
前記アーム89には、分草装置8の位置を規制するストッパ92を設ける。ストッパ92は一対のボルト93により構成する。ボルト93は軸部95をアーム89に設けた取付部96に螺合させ、ボルト93の先端を前記後側分草杆87B側に設けた当接部97に当接させて、左右移動分草装置8Aの回動を規制する。
ボルト93は、その頭部98を前記取付部96の前面より前側に設けて、取付部96の外側からボルト93を前後移動させ、左右移動分草装置8Aの回動範囲を設定する構成とする。
そのため、ストッパ92は、ボルト93により安価に構成でき、しかも、ストッパ92による左右移動分草装置8Aの回動範囲を設定作業も容易に行える。
前記ボルト93のうち内側ボルト93Aが当接する内側当接部97Aは、外側当接部97Bより前側に位置させて内側ボルト93Aが内側当接部97Aに略直交して当接する構成とする。
そのため、左右移動分草装置8Aの回動範囲の設定を微調節でき、また、左右移動分草装置8Aへの荷重により内側ボルト93Aに大きな荷重が掛かっても内側ボルト93Aを支持でき、内側ボルト93Aの変形を防止する。
前記内側当接部97Aは、平面視において左右中間部分が前側となる略「へ」の字形状に形成し、内側当接部97Aの左右両側は前記後側分草杆87B側に固定した外側当接部97Bに溶接固定する。
そのため、荷重による内側当接部97Aの変形も抑制する。
99Aは固定用ナット、99Bはウェルドナットである。
図25は、各分草装置8を設けた分草杆87の下方には橇形状の橇体22を設けた実施例を示し、橇体22は略水平状態で接地する接地部100に取付部101を設け、取付部101を分草杆87に高さ調節自在に取付ける。接地部100の前側には前側に至るに従い高く傾斜する傾斜部102を設ける。
傾斜部102は平面視において前側に至るに従い細幅の略三角形状に形成する。傾斜部102の前側にはガイド板103を設ける。ガイド板103は前側を分草杆87の下面側に固定し、ガイド板103の後部は傾斜部102の前側下方に位置させる。
そのため、ガイド板103から橇体22の傾斜部102へ連続して雑草や泥等を橇体22の下方に誘導して、橇体22と分草杆87の間に溜まるのを防止する。
ガイド板103の後部は傾斜部102の前部より広幅に形成し、ガイド板103は一層雑草や泥等を橇体22の下方に連続して誘導し、橇体22と分草杆87の間に溜まるのを防止する。
即ち、橇体22の傾斜部102は、分草杆87の下面とガイド板103の上面との間に挿入させて取付ける。
そのため、雑草や泥等が橇体22と分草杆87の間に詰まるのを防止する。
また、橇体22およびガイド板103を、分草杆87に固定する場合に比し、橇体22を交換できるので、橇体22の機能を持続的に発揮させられる。
即ち、橇体22は圃場面と接触するため、消耗品であるが、橇体22を分草杆87に対して交換できるので、いつでも、有効に作用する状態の橇体22を装着でき、ガイド板103が雑草や泥等の詰まりを防止してより一層この橇体22を有効に作用させられる。
ガイド板103は平面視において前側に至るに従い細幅の略三角形状に形成する。
そのため、ガイド板103による分草性能を向上させ、分草杆87の先端部および上面に雑草や泥等が詰まるのを防止する。
また、可動分草装置8を外側に開いたときでも、ガイド板103が作物の抵抗にならず、連続作業を行える。
図27,図28は、分草装置8Aを取り付けた分草杆87を前側分草杆87Aと後側分草杆87Bとに前後に分割し、前側分草杆87Aと後側分草杆87Bのそれぞれに前後に分割した橇体22の前側接地部100Aと後側接地部100Bをそれぞれ取付け、前側接地部100Aの後端上面に後側接地部100Bの前端を重ねて設け、前側接地部100Aの前端はガイド板103の後部上面に重ねて設ける。
そのため、藁屑や泥土を、ガイド板103から橇体22の前側接地部100Aと後側接地部100Bとに連続して誘導でき、左右方向に移動する分草装置8Aの下方の橇体22を有効に作用させられると共に、前後の橇体22の前側接地部100Aと後側接地部100Bと分草杆87の間に溜まるのを防止する。
(実施例の作用)
刈取装置4は、最先端位置に分草装置8を左右に並設し、各分草装置8の後側に分草装置8が分草した穀稈を引起す引起装置9を設け、引起装置9の後側には刈刃10を設け、刈刃10の上方の後側には刈刃10によって刈り取った穀稈を搬送する穀稈搬送装置11を設けているので、刈取装置4が前進すると、分草装置8が圃場の穀稈を分草し、各分草装置8が分草した穀稈を引起装置9が引起し、引起した穀稈を刈刃10が切断し、刈刃10によって刈り取った穀稈を穀稈搬送装置11が搬送する。
刈取装置4の刈取フレーム15は刈取支持フレーム16の先側に設け、刈取上下シリンダ19により刈取装置4を上下させて刈り高さを調節し、調節された刈り高さを保持して前進し、刈取作業を行う。
刈取装置4は、刈取装置4と圃場との接地圧力を軽減する補助付勢手段20を刈取上下シリンダ19とは別に設けているので、刈取装置4の橇体22が圃場面の凸部で突き上げられると、その反力により刈取装置4を上昇退避させる。
即ち、「やじろべえ(弥次郎兵衛)」のように、刈取装置4の先端は下から軽く圃場面の凸部で突き上げられると、直ぐに上動するように、補助付勢手段20により刈取装置4の重さを支持しているので、刈取装置4の橇体22が圃場上面に接触すると、その反力により調節した刈取作業高さよりも高く上方に向けて刈取装置4を退避させ、圃場の圃場面の凸部を刈取装置4が通過すると、刈取装置4は自重で刈取作業高さまで下降して刈取作業を続行する。
補助付勢手段20は刈取装置4の不要な沈み込みを防止する。
補助付勢手段20はバネ機構25を有して構成し、バネ機構25は刈取支持フレーム16側に取付け内部に前側小径バネ29を有する前側バネ機構25Aと機体フレーム1に取付け内部に後側大径バネ30を有する後側バネ機構25Bとを前側小径バネ29と後側大径バネ30とが直列状態で作用するように構成し、前側バネ機構25Aと後側バネ機構25Bとを回動自在に中間取付軸26により連結してリンク機構のように互いに連結して構成し、バネ機構25は前側バネホルダ27と後側バネホルダ28とに分割構成で、前側バネホルダ27と後側バネホルダ28とは上下方向に屈曲し、後側バネホルダ28は前後方向にのみ伸縮し、上下方向に回動しないので、刈取支持フレーム16の移動スペース(移動軌跡)付近に存在する他の構成品を避けて、補助付勢手段20を設けることができ、機体フレーム1の前側のスペースを有効利用することができる。
即ち、前側バネホルダ27の先端は刈取支持フレーム16側に前側取付軸31により回動自在に取付け、前側バネホルダ27の基部は後側バネホルダ28の先端に前記中間取付軸26により回動自在に取付け、後側バネホルダ28の基部は機体フレーム1に設けたバネ機構支持部材33に固定状態に取付けているので、バネ機構25は、前側バネホルダ27と後側バネホルダ28を連結する中間取付軸26の部分で刈取装置4の上下により屈折して刈取支持フレーム16を支持する。
前側バネ機構25Aと後側バネ機構25Bともに伸縮自在の前後側バネホルダ27、28内に前側小径バネ29と後側大径バネ30とを夫々内蔵して構成し、前側小径バネ29より後側大径バネ30のバネ定数を大きく設定しているから、刈取装置4が最上昇位置では、前側バネホルダ27および後側バネホルダ28は最大に伸長し、下降を開始すると、前側小径バネ29が縮小を開始し、前側バネホルダ27は中間取付軸26中心に先端を下降させ、前側バネホルダ27と後側バネホルダ28とが略直線状態となり、更に、刈取装置4が下降すると、後側バネホルダ28の縮小が大きくなる。
なお、厳密に言うと、前側小径バネ29が縮小しているとき、後側バネホルダ28も縮小し、前側バネホルダ27と後側バネホルダ28とが略直線状態となる以前から後側バネホルダ28も縮小しているが、前側小径バネ29の縮小に対して後側バネホルダ28の縮小程度は僅かであり、理解を容易にするため、前側バネホルダ27と後側バネホルダ28とが略直線状態となってから後側バネホルダ28が縮小するとしている。
しかして、補助付勢手段20は、刈取装置4を最上昇置に上昇させると、前側バネホルダ27が中間取付軸26中心に上向きに屈曲し、刈取装置4を下降させると、前側バネホルダ27と後側バネホルダ28とが略直線状態となるが、このとき、刈取装置4の橇体22が圃場に接地するように構成しているから、通常の刈取装置4の橇体22を圃場に接地させて行う刈取作業において、補助付勢手段20は最も効率よく刈取装置4を上方へ付勢し、刈取装置4の圃場面に対する追従性を良好にする。
補助付勢手段20の前側バネホルダ27および後側バネホルダ28は、夫々、前側先端筒36および後側先端筒54と前側基部筒50および後側基部筒59とに分割形成し、前側バネホルダ27と後側バネホルダ28は両者共に、直線状態の筒部材により形成した前側先端筒36および後側先端筒54と前側基部筒50および後側基部筒59の一部を重ねて二重筒構成にし、更に、前側先端筒36および後側先端筒54と前側基部筒50および後側基部筒59とは刈取装置4の最上昇位置から最下降位置の全ストローク域において、互いに重なるように重なり代Sを設けているので(図6.図8)、前側バネホルダ27と後側バネホルダ28は、前側先端筒36および後側先端筒54と前側基部筒50および後側基部筒59の伸縮の全ストローク域において、摺動時の互いに案内部材として作用し、前側先端筒36および後側先端筒54と前側基部筒50および後側基部筒59とが外れるのを防止し、前側小径バネ29と後側大径バネ30とを前側バネホルダ27および後側バネホルダ28内の夫々に収納して適格に作動させられる。
また、前側バネホルダ27および後側バネホルダ28は、前側先端筒36および前側基部筒50と後側先端筒54および後側基部筒59を略直線状態で支持でき、前側先端筒36および後側先端筒54と前側基部筒50および後側基部筒59との少ない重なり代Sでも、前側バネホルダ27および後側バネホルダ28の夫々が中間部分で屈曲するのを防止し、前側バネホルダ27および後側バネホルダ28の伸縮を円滑にする。
また、補助付勢手段20は、前側小径バネ29よりも後側大径バネ30をバネ定数を強く設定し、前側バネホルダ27の外径よりも後側バネホルダ28の外径を大きく構成しているので、後側バネホルダ28の後側先端筒54と後側基部筒59による前後伸縮の際の強度を確保し、後側バネホルダ28の前後伸縮作動の確実性を確保でき、その結果、前側小径バネ29による刈取支持フレーム16の支持の確実性も確保できる。
また、補助付勢手段20は、前側小径バネ29よりも後側大径バネ30をバネ定数を強く設定し、前側バネホルダ27の外径よりも後側バネホルダ28の外径を大きく構成しているので、前側バネホルダ27の伸縮の方が後側バネホルダ28の伸縮より軽い力で行われ、そのため、刈取装置4の振動に連動して振動する刈取支持フレーム16の振動を、前側バネホルダ27の伸縮により吸収する作用も期待できる。
補助付勢手段20は、刈取装置4の橇体22が圃場に接地した通常刈取作業高さ位置のとき、前側バネホルダ27と後側バネホルダ28とを略直線状態とし、このとき、前側バネホルダ27の前側小径バネ29が最圧縮状態となるように設定構成しているので、前側バネホルダ27と後側バネホルダ28とを略直線状態として前側小径バネ29と後側大径バネ30が最も付勢力を発揮する状態で、しかも、前側バネホルダ27の前側小径バネ29を最圧縮状態とすることで、通常刈取作業中、補助付勢手段20は最も効率よく刈取装置4を上方へ付勢し、刈取装置4の圃場面に対する追従性を良好にする。
また、後側バネホルダ28の後側基部筒59の基部を、機体フレーム1に設けたバネ機構支持部材33に固定状態に取付けているので、後側先端筒54は後側基部筒59に案内されて前後方向の伸縮となって、機体フレーム1の前側のスペース付近に存在する他の構成品を避けて後側先端筒54を伸縮させることができ、補助付勢手段20を確実に作用させることができる。
しかして、補助付勢手段20は、前側小径バネ29よりも後側大径バネ30をバネ定数を大きく設定し、前側バネホルダ27の外径よりも後側バネホルダ28の外径を大きく構成しているので、刈取装置4が最上昇位置から前側バネホルダ27と後側バネホルダ28とが略直線状態となる所定高さまでの下降速度は速くなり、前側バネホルダ27と後側バネホルダ28とが略直線状態となった以降の刈取装置4の下降速度は、最上昇位置からの下降速度よりも遅くなる。
そのため、刈取装置4が最上昇位置から速く下降させられて作業の迅速化が図れる。
また、刈取装置4の先端部の橇体22が圃場に接地する高さ位置付近では下降速度が遅くなって、刈取装置4の先端部が地面に突っ込みにくくなり対地追従の刈取装置4の下げ操作を行い易くなる。
また、刈取装置4の橇体22を接地させた状態のときも、橇体22が圃場面の凸部で突き上げられると、刈取装置4を上昇退避させるので、刈取装置4の刈取高さを低く一定にでき、刈取高さ調節が容易になる。
また、刈取装置4が下降するほど、バネ機構25の前側バネホルダ27と後側バネホルダ28は縮小するから、バネ機構25の作動スペースを小さくできる。

しかして、刈取装置4は、左右方向の刈取フレーム15の左右中間部分を前後方向の刈取支持フレーム16の先側に取り付けているため、刈取フレーム15の左右側に上下方向の荷重が掛かることにより、補助付勢手段20の前側バネ機構25Aと後側バネ機構25Bの伸縮方向に対して円周方向に回転させる荷重が掛かるが、後側バネホルダ28は、後側基部筒59に対して後側先端筒54が軸心回り(円周方向)に回転しないように、回転防止機構65を設けているので、後側バネホルダ28の後側基部筒59に対して後側先端筒54は伸縮移動のみ行わせ、回転するのを防止する。
したがって、補助付勢手段20の作動の確実性を確保できる。
回転防止機構65は後側先端筒54と後側基部筒59の何れか一方に後側バネホルダ28の軸心方向と平行な突条体66を設け、後側先端筒54と後側基部筒59の何れか一方に突条体66が嵌合する後側バネホルダ28の軸心方向と平行な係合溝67を設けて構成しているので、突条体66と係合溝67の係合により後側基部筒59に対して後側先端筒54は伸縮移動のみ行わせ、回転するのを防止する。
したがって、補助付勢手段20の作動の確実性を確保できる。
回転防止機構65の図11、図12の実施例では後側先端筒54の外周に突条体66を設け、後側基部筒59の内周に左右一対の内周側突条68Bを設け、一対の内周側突条68Bの間に前記係合溝67を形成しているので、後側先端筒54の突条体66を後側基部筒59の一対の内周側突条68Bの間の係合溝67に係合するように、挿入する。
そのため、後側基部筒59に対して後側先端筒54が軸心に対する円周方向に回転力が作用しても、突条体66と内周側突条68Bにより回転を停止させ、後側先端筒54を軸心方向に伸縮させる。
また、図13の実施例では、後側先端筒54の外周面と後側基部筒59の内周面のそれぞれに一対の外周側突条68Aおよび内周側突条68Bを夫々設け、後側先端筒54の外周の一対の外周側突条68Aの間を係合溝67とし、一対の対峙する外周側突条68Aの側面に、後側基部筒59の内周に設けた一対の内周側突条68Bの側面を当接させた状態で後側バネホルダ28を伸縮させる構成としているので、後側基部筒59の内周の一対の内周側突条68Bが前記突条体66となる。
そのため、後側先端筒54の外周の外周側突条68Aと後側基部筒59の内周の内周側突条68Bとが当接して、後側基部筒59に対する後側先端筒54の回転を防止する。
図14〜図17の実施例では、後側バネホルダ28の後側基部筒59と後側先端筒54とは別体の長尺状の角棒または丸棒部材により形成した規制部材70により、突条体66を構成し、規制部材70は、上側部分71と下側部分72と連結部分73により、側面視横向きU型形状に形成し、上側部分71と下側部分72の間に嵌合溝74を形成しているので、規制部材70の嵌合溝74を後側基部筒59の所定部分に後側基部筒59の軸心方向(母線方向)に嵌合させ、規制部材70を後側基部筒59に溶接固定する。
したがって、突条体66を容易に設けられる。
また、図17の実施例の係合溝67は、後側先端筒54の外周に切削加工等により凹溝形状に形成しているので、容易に加工でき、製造組立を容易にする。
図18、図19の回転防止機構65の実施例では、規制部材70を後側先端筒54と後側基部筒59のそれぞれに固定して、各規制部材70により突条体66と係合溝67を構成しているので、製造組立を容易にする。
即ち、図18では、後側基部筒59に一対の規制部材70を固定し、一対の規制部材70間に係合溝67を形成し、後側先端筒54に一つの規制部材70を固定して突条体66を構成しているので、規制部材70間の係合溝67に突条体66を係合させればよい。
また、図19の実施例では、後側先端筒54に一対の規制部材70を固定し、一対の規制部材70間に係合溝67を形成し、後側基部筒59に一つの規制部材70を固定して突条体66を構成しているので、規制部材70間の係合溝67に突条体66を係合させればよい。
図20、図21の実施例では、後側先端筒54と後側基部筒59の何れか一方に係合溝67を切欠加工等により割条溝形状に形成しているので、係合溝67に後側先端筒54と後側基部筒59の何れか他方に設けた突条体66を係合させると、後側基部筒59に対する後側先端筒54の回転を防止する。
そのため、係合溝67の製造が容易になる。
なお、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示、あるいは説明しているが、これらは夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取装置4、5…グレンタンク、7…操縦部、8…分草装置、9…引起装置、10…刈刃、11…穀稈搬送装置、16…刈取支持フレーム、17…上部横伝動ケース、18…刈取懸架支持台、19…刈取上下シリンダ、20…補助付勢手段、21…分草杆、22…橇体、25…バネ機構、26…中間取付軸、27…前側バネホルダ、28…後側バネホルダ、29…前側小径バネ、30…後側大径バネ、31…前側取付軸、33…バネ機構支持部材、35…筒部材、36…前側先端筒、40…内側カラー、41…外側カラー、42…ピン、45…刈取側取付部材、46…取付板、47…取付孔、48…シリンダロッド、49…ピン、50…前側基部筒、51…前側連結部材、52…前板部、54…後側先端筒、59…後側基部筒、65…回転防止機構、66…突条体、67…係合溝、68A…外周側突条、68B…内周側突条、70…規制部材、71…上側部分、72…下側部分、73…連結部分、74…嵌合溝、80…引起フレーム、81…駆動歯車、82…引起ラグ、83…チェン、84…内側従動ローラー、85…外側従動ローラー、86…搬送ガイド、87…分草杆、88…縦軸、89…アーム、89A…バネ、90…操作用伝達部材、91…操作レバー、93…ボルト、95…軸部、96…取付部、97…当接部、98…頭部、100…接地部、101…取付部、102…傾斜部、103…ガイド板。

Claims (6)

  1. 機体フレーム(1)の下方に走行装置(2)を設け、機体フレーム(1)の上方一側に脱穀装置(3)を設け、機体フレーム(1)の前方には橇体(22)を有し刈取上下シリンダ(19)により昇降する刈取装置(4)を設け、前記刈取上下シリンダ(19)とは別に刈取装置(4)を上昇側に付勢して前記橇体(22)が圃場面の凸部で突き上げられた際の刈取装置(4)の上方退避を補助する補助付勢手段(20)を設け、補助付勢手段(20)は、刈取装置(4)を機体フレーム(1)側に支持する刈取支持フレーム(16)側に先端部を取付け内部にバネ(29)を有する伸縮自在の前側バネホルダ(27)により構成した前側バネ機構(25A)と、基部を機体フレーム(1)側に取付け内部にバネ(30)を有する伸縮自在の後側バネホルダ(28)により構成した後側バネ機構(25B)から構成し、前側バネ機構(25A)の基部と後側バネ機構(25B)の先端部とを上下方向に屈曲回動自在に中間取付軸(26)により連結し、前記後側バネホルダ(28)に備えた後側先端筒(54)と後側基部筒(59)は前後方向にのみ伸縮し、上下方向に回動しないように機体フレーム(1)側に取付けると共に、前記後側先端筒(54)と後側基部筒(59)の何れか一方に後側バネホルダ(28)の軸心方向と平行な突条体(66)を設け、後側先端筒(54)と後側基部筒(59)の何れか一方に前記突条体(66)が係合する後側バネホルダ(28)の軸心方向と平行な係合溝(67)を有して構成した回転防止機構(65)を設けたことを特徴とするコンバイン。
  2. 請求項1において、前記回転防止機構(65)は、前記後側先端筒(54)の外周に突条体(66)を設け、後側基部筒(59)の内周に左右一対の内周側突条(68B)を設け、該一対の内周側突条(68B)の間に前記係合溝(67)を形成する構成としことを特徴とするコンバイン。
  3. 請求項1において、前記回転防止機構(65)は、前記後側先端筒(54)の外周面と前記後側基部筒(59)の内周面のそれぞれに一対の外周側突条(68A)および内周側突条(68B)を夫々設け、前記後側先端筒(54)の外周の一対の外周側突条(68A)の間を係合溝(67)とし、前記一対の対峙する外周側突条(68A)の側面に、前記後側基部筒(59)の内周に設けた一対の内周側突条(68B)の側面を当接させて後側基部筒(59)の内周の一対の内周側突条(68B)を前記突条体(66)としたことを特徴とするコンバイン。
  4. 請求項1において、前記突条体(66)は、前記後側基部筒(59)と後側先端筒(54)とは別体の長尺状の角棒または丸棒部材により形成した規制部材(70)により構成し、該規制部材(70)は上側部分(71)と下側部分(72)と連結部分(73)により、側面視横向きU型形状に形成し、上側部分(71)と下側部分(72)の間に前記後側先端筒(54)または後側基部筒(59)に嵌合する嵌合溝(74)を形成したコンバイン。
  5. 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4において、前記係合溝(67)は、前記後側基部筒(59)と後側先端筒(54)とは別体の長尺状の角棒または丸棒部材により形成した一対の規制部材(70)の間に形成し、該規制部材(70)は上側部分(71)と下側部分(72)と連結部分(73)により、側面視横向きU型形状に形成し、上側部分(71)と下側部分(72)の間に前記後側先端筒(54)または後側基部筒(59)に嵌合する嵌合溝(74)を形成したことを特徴とするコンバイン。
  6. 請求項1または請求項4において、前記後側先端筒(54)と前記後側基部筒(59)の何れか一方に、該後側先端筒(54)と後側基部筒(59)の軸心方向に切り欠いて割条溝形状の係合溝(67)を設けたことを特徴とするコンバイン。
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