JP2011151768A - レベルシフト回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】貫通電流を防止するレベルシフト回路
【解決手段】従来のレベルシフト回路にPMOSトランジスタMP3およびMP4ならびにレベルシフト回路の出力信号をフィードバックするスイッチ制御回路を追加することで、従来回路の問題点であった貫通電流の流れる時間を減らし、消費電力を低減させ、かつ実装面積の増加を抑えながら高速動作させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、異なる電位の電源を使う回路を用いるときに、その電源間の信号インターフェイスとして、第1の電圧電源の信号レベルから第2の電圧電源の信号レベルへシフトさせるレベルシフト回路に関する。
低電圧電源をVDD、高電圧電源をAVDとする。従来回路の回路図を図1に示す。高耐圧NMOSトランジスタMN1およびMN2のソースノードを接地点GNDに接続、NMOSトランジスタMN1のドレインノードを高耐圧PMOSトランジスタMP1のドレインノードおよび高耐圧PMOSトランジスタMP2のゲートノードに接続、NMOSトランジスタMN2のドレインノードをPMOSトランジスタMP2のドレインノードおよびPMMOSトランジスタMP1のゲートノードに接続、NMOSトランジスタMN1のゲートを低電圧信号VINに接続、NMOSトランジスタMN2のゲートを低耐圧MOSで構成されたインバータINV1で低電圧信号VINを反転した出力に接続、PMOSトランジスタMP1およびMP2のソースノードを高電圧電源AVDに接続、PMOSトランジスタMP1のドレインノードを反転出力ノードXOUTに接続、PMOSトランジスタMP2のドレインノードを出力ノードOUTに接続した構成となっている。
低電圧信号VINがハイレベル(以下、H)の時、NMOSトランジスタMN1がオン、ノードXOUTがローレベル(以下、L)、インバータINV1の出力がL、NMOSトランジスタMN2がオフ、PMOSトランジスタMP2がオン、ノードOUTがH、PMOSトランジスタMP1がオフとなる。入力電圧VINがLの時、NMOSトランジスタMN1がオフし、インバータINV1の出力がH、NMOSトランジスタMN2がオン、ノードOUTがL、PMOSトランジスタMP1がオン、ノードXOUTがH、PMOSトランジスタMP2がオフとなる。
動作時のタイミングチャートを図2に示す。入力電圧VINがLからHに切り替わった時(図2、t21)、NMOSトランジスタMN1がオンとなるが(図2、t22)、このときPMOSトランジスタMP1もオンしておりPMOSトランジスタMP1、NMOSトランジスタMN1のドレイン、ソースのパスに貫通電流が流れ始める。このときノードXOUTの電位はPMOSトランジスタMP1とNMOSトランジスタMN1のオン抵抗比によって決まる。オン抵抗比により決定されたXOUTの電位によりPMOSトランジスタMP2がオンされる(図2、t23)。結果、ノードOUTがHになり、PMOSトランジスタMP1がオフとなることで貫通電流が止まりレベルシフト回路の動作が完了する(図2、t24)。
図2の期間Taにおいて、NMOSトランジスタMN1およびPMOSトランジスタMP1がオンとなり貫通電流が流れる。また、入力電圧VINがHからLに切り替わった時(図2、t25)も同様に、期間Tbの間、NMOSトランジスタMN2およびPMOSトランジスタMP2がオンとなるため貫通電流が流れる。以上のように、従来回路は動作時において貫通電流が流れる時間Ta、Tbが長く消費電流が多いという問題点がある。また、貫通電流が流れる時間Ta、Tbに相応し、ノードOUTおよびXOUTの電位の切り替わり時間が長くなるという問題点がある。
前記貫通電流を防ぐレベルシフト回路として、特許文献1が開示されている。
特開2006−325193号公報
しかし、特許文献1においては、回路を動作させるために、貫通電流の流れるレベルシフト回路がもう一つ別途必要になる点が問題となる。そのレベルシフト回路は図1に示した回路と同等の従来通り貫通電流の流れるレベルシフト回路である。つまり、特許文献1の貫通電流を防止するレベルシフト回路は、動作用のレベルシフト回路に加えて外部に貫通電流が流れるレベルシフト回路が必要となり、結果として、貫通電流を防ぐことができていない。
本開示のレベルシフト回路は、入力信号の電圧レベルに比して大きな電圧レベルである第1の電源がソースに接続される、第1の第1導電型トランジスタおよび第2の第1導電型トランジスタと、ソースに基準電位が接続され、ドレインに前記第2の第1導電型トランジスタのゲートが接続されると共にゲートに前記入力信号が供給される第1の第2導電型トランジスタ、およびソースに前記基準電位が接続され、ドレインに前記第1の第1導電型トランジスタのゲートが接続されると共にゲートに前記入力信号の反転信号が供給される第2の第2導電型トランジスタとを有するレベルシフト部と、前記第1の第1導電型トランジスタのドレインと前記第1の第2導電型トランジスタのドレインとの間に接続される第3の第1導電型トランジスタと、前記第2の第1導電型トランジスタのドレインと前記第2の第2導電型トランジスタのドレインとの間に接続される第4の第1導電型トランジスタと、前記第1の第2導電型トランジスタの導通に応じて、前記第1の第1導電型トランジスタの非導通に遅れて前記第3の第1導電型トランジスタを導通し、または前記第2の第2導電型トランジスタの導通に応じて、前記第2の第1導電型トランジスタの非導通に遅れて前記第4の第1導電型トランジスタを導通するスイッチ制御回路と、を備える。
本発明のレベルシフト回路はPMOSトランジスタMP3およびMP4ならびにスイッチ制御回路との追加によって、従来回路の問題点であった貫通電流の流れる時間を減らし、消費電力を低減させ、かつ実装面積の増加を抑えながら高速動作させることが可能になる。
従来のレベルシフト回路の回路図 従来のレベルシフト回路の動作時のタイミングチャート 第1実施形態の回路図 第1実施形態の動作時のタイミングチャート 第1実施形態のスイッチ制御回路をNORラッチ回路で実現した例 NORラッチ回路の真理値表 第1実施形態のスイッチ制御回路をインバータで実現した例 第1実施形態のスイッチ制御回路をスルーバッファで実現した例 第1実施形態のスイッチ制御回路をインバータおよびNANDラッチで実現した例 第1実施形態の第1変形例の回路図 第1実施形態の第2変形例の回路図 第1実施形態の第3変形例の回路図 第2実施形態の回路図 リーク防止部のタイミングチャート 第2実施形態の高速動作時のタイミングチャート 第2実施形態の静止時のタイミングチャート 第3実施形態の回路図 第4実施形態の回路図 3入力NORラッチの回路構成 3入力NORラッチの真理値表 第4実施形態のタイミングチャート 3入力NOR使用時の第3実施形態の回路図 第5実施形態の回路図 第5実施形態のタイミングチャート 第6実施形態の回路図
本開示のレベルシフト回路について具体化した実施形態を詳細に説明する。本開示の実施形態はレベルシフト部とスイッチ制御回路とリーク防止部の3つを備える。
第1実施形態の回路図を図3に示す。第1実施形態30はレベルシフト部31とスイッチ制御回路32とを備える。
図3についてレベルシフト部31の備える要素について説明を行う。低電圧レベルの入力信号VINを低耐圧MOSで構成されたインバータINV1の入力に接続する。NMOSトランジスタMN1のソースを接地点GNDに接続、ドレインを反転出力ノードXOUTおよびPMOSトランジスタMP3のドレインに接続、ゲートを低電圧レベルの入力信号VINに接続する。
NMOSトランジスタMN2のソースを接地点GNDに接続、ドレインを出力ノードOUTおよびPMOSトランジスタMP4のドレインに接続、ゲートをインバータINV1の出力XINに接続する。PMOSトランジスタMP1のゲートをノードOUTに接続し、ソースを高電圧電源AVDに接続する。PMOSトランジスタMP2のゲートを反転出力ノードXOUTに接続し、ソースを高電圧電源AVDに接続する。PMOSトランジスタMP3のソースはPMOSトランジスタMP1のドレインに接続、PMOSトランジスタMP4のソースはPMOSトランジスタMP2のドレインに接続する。PMOSトランジスタMP3、MP4のゲートは後述するスイッチ制御回路32の出力端子out2、out1にそれぞれ接続する。PMOSトランジスタMP3、MP4は、各々、PMOSトランジスタMP1およびNMOSトランジスタMN1を介する経路の貫通電流、およびPMOSトランジスタMP2およびNMOSトランジスタMN2を介する経路の貫通電流を防止する。
次に、スイッチ制御回路32の備える要素について説明を行う。スイッチ制御回路32は、入力端子in1およびin2ならびに出力端子out1およびout2を備える。入力端子in1は反転出力ノードXOUTと接続され、入力端子in2は出力ノードOUTと接続される。出力端子out1はPMOSトランジスタMP4のゲートに接続され、出力端子out2はPMOSトランジスタMP3のゲートに接続される。スイッチ制御回路32は、入力端子in1、in2に入力された信号にもとづき、PMOSトランジスタMP3、MP4のオンオフを制御する。
次に第1の実施形態の動作について説明を行う。第1の実施形態の動作時のタイミングチャートを図4に示す。初期状態として入力信号VINがL、反転出力ノードXOUTはH、出力ノードOUTがLで保持されている。このとき、NMOSトランジスタMN2がオン、MN1がオフ、PMOSトランジスタMP1がオン、MP2がオフである。また、スイッチ制御回路32の出力端子out1はL、out2はHとされ、PMOSトランジスタMP3がオフ、PMOSトランジスタMP4がオンである(図4、t40)。
入力信号VINがLからHになると、NMOSトランジスタMN1がオンする。また、反転入力信号XINがLとなり、NMOSトランジスタMN2がオフする(図4、t41)。また、t40からt41の間、MP3およびMN1がオフのため、リークによりXOUTの電圧は低下する。
このとき、PMOSトランジスタMP1はオンしているがPMOSトランジスタMP3がオフしているためNMOSトランジスタMN1がオンしてもPMOSトランジスタMP1からNMOSトランジスタMN1には貫通電流は流れない(図4、Tc)。
NMOSトランジスタMN1がオンしたことによる反転出力ノードXOUTのHからLへの切り換りは貫通電流が流れない分早くなる。それによってPMOSトランジスタMP2のオフからオンへの切り換りも早くなり、出力ノードOUTがLからHに早く切り換る。出力ノードOUTがHになったことにより、PMOSトランジスタMP1がオフとなる(図4、t42)。
出力ノードOUTがHになった後、スイッチ制御回路32は入力端子in1、in2への信号の入力を受けて出力端子out2をLとし、PMOSトランジスタMP3がオンされる(図4、t43)。
また、スイッチ制御回路32は入力端子in1、in2への入力を受けて出力端子out1をHとし、PMOSトランジスタMP4がオフされる(図4、t44)。以上で、入力信号VINがLからHになったときの動作が完了する。
入力信号VINがHからLになる場合は、上記の説明と逆の動きになる。上記と同様に反転出力ノードXOUTがHになった後に、スイッチ制御回路32は入力端子in1、in2への信号の入力を受けて出力端子out1をLとし、PMOSトランジスタMP4がオンする(図4、t46)。これにより、入力信号VINがHからLになる場合においても、出力ノードOUT、反転出力ノードXOUTの切り替わり時に貫通電流は流れない(図4、Td)。また、t44からt45の間、MP4およびMN2がオフのため、リークによりOUTの電圧は低下する。
以下に、スイッチ制御回路32の具体的な例について説明する。なお、何れの例においても、貫通電流を防止するため以下の時間的制約を守らなければならない。入力信号VINがLからHになる場合は、出力ノードOUTがHになりPMOSトランジスタMP1がオフになった後、PMOSトランジスタMP3がオンされる。これにより、入力信号VINのH遷移に伴いNMOSトランジスタMN1がオンする時点ではPMOSトランジスタMP1がオン状態であるが、PMOSトランジスタMP3がオフ状態にあることにより貫通電流は流れない。PMOSトランジスタMP1は、出力ノードXOUTのL遷移に応じて出力ノードOUTがH遷移することによりオフする。PMOSトランジスタMP3のオンは、出力ノードOUTがH遷移の後PMOSトランジスタMP1のオフに遅れて行われるので貫通電流は流れない状態に維持される。入力信号VINがHからLになる場合は、出力ノードXOUTがHになりPMOSトランジスタMP2がオフになった後に、PMOSトランジスタMP4がオンされる。これにより、入力信号VINのL遷移に伴いNMOSトランジスタMN2がオンする時点ではPMOSトランジスタMP2がオン状態であるが、PMOSトランジスタMP4がオフ状態にあることにより貫通電流は流れない。PMOSトランジスタMP2は、出力ノードOUTのL遷移に応じて出力ノードXOUTがH遷移することによりオフする。PMOSトランジスタMP4のオンは、出力ノードXOUTがH遷移の後PMOSトランジスタMP2のオフに遅れて行われるので貫通電流は流れない状態に維持される。
スイッチ制御回路(図3、32)をNORラッチ回路で実現した例50を図5に示す。NORラッチ回路部の入力端子Xa、Xbがスイッチ制御回路(図3)の入力端子in1、in2に対応し、出力端子Ya、Ybがスイッチ制御回路(図3)の出力端子out1、out2に対応する。ノードXOUT、ノードOUTをスイッチ制御回路である高耐圧MOSで構成されたNORラッチ回路の入力端子Xa、Xbに接続する。PMOSトランジスタMP3のゲートを、NORラッチ回路のうち入力端子Xbが接続されるNORゲートの出力端子Ybに接続する。PMOSトランジスタMP4のゲートを、NORラッチ回路のうち入力端子Xaが接続されるNORゲートの出力端子Yaに接続する。NORラッチ回路の真理値表を図6に示す。図5の作用効果は図3の例と同様である。
スイッチ制御回路(図3、32)をインバータINVAおよびINVBで実現した例70を図7に示す。
インバータINVAおよびINVBは高電圧電源AVDの電圧レベルで動作する。インバータINVAの入力部がスイッチ制御回路(図3)の入力端子in1に相当し、出力部がスイッチ制御回路(図3)の出力端子out1に相当し、インバータINVBの入力部がスイッチ制御回路(図3)の入力端子in2に相当、出力部がスイッチ制御回路(図3)の出力端子out2に相当する。図7の作用効果は図3の例と同様である。
INVAの入力部は反転出力ノードXOUTに接続され、出力部はPMOSトランジスタMP4のゲートに接続される。INVBの入力部は出力ノードOUTに接続され、出力部はPMOSトランジスタMP3のゲートに接続される。前記時間的制約を守るために以下の動作シーケンスが必要となる。入力信号VINのH遷移によりNMOSトランジスタMN1がオンして反転出力ノードXOUTがL遷移する。反転出力ノードXOUTのL遷移に応じて出力ノードOUTがH遷移する。出力ノードOUTのH遷移による、PMOSトランジスタMP1がオフする遅延時間に比して、インバータINVBの遅延時間を長く設定する。これにより、PMOSトラジスタMP1のオフ後にPMOSトランジスタMP3がオンして貫通電流の防止状態が維持される。入力信号VINのL遷移する場合も同様である。NMOSトランジスタMN2がオンして出力ノードOUTがL遷移する。出力ノードOUTのL遷移に応じて出力ノードXOUTがH遷移する。出力ノードXOUTのH遷移による、PMOSトランジスタMP2がオフする遅延時間に比して、インバータINVAの遅延時間を長く設定する。これにより、PMOSトラジスタMP2のオフ後にPMOSトランジスタMP4がオンして貫通電流の防止状態が維持される。
スイッチ制御回路(図3、32)をスルーバッファBUFAおよびBUFBで実現した例80を図8に示す。スルーバッファBUFAおよびBUFBは高電圧電源AVDの電圧レベルで動作する。スルーバッファBUFAの入力部がスイッチ制御回路(図3)の入力端子in2に相当し、出力部がスイッチ制御回路(図3)の出力端子out1に相当し、スルーバッファBUFBの入力部がスイッチ制御回路(図3)の入力端子in1に相当し、出力部がスイッチ制御回路(図3)の出力端子out2に相当する。図8の作用効果は図3の例と同様である。
スルーバッファBUFAの入力部は出力ノードOUTに接続され、出力部はPMOSトランジスタMP4のゲートが接続される。スルーバッファBUFBの入力部は反転出力ノードXOUTに接続され、出力部はPMOSトランジスタMP3のゲートに接続される。前記時間的制約を守るために、以下の動作シーケンスが必要となる。入力信号VINのH遷移によりNMOSトランジスタMN1がオンして反転出力ノードXOUTがL遷移する。反転出力ノードXOUTのL遷移に応じて出力ノードOUTがH遷移する。出力ノードOUTのH遷移による、PMOSトランジスタMP1がオフする遅延時間に比して、スルーバッファBUFBの遅延時間を長く設定する。これにより、PMOSトラジスタMP1のオフ後にPMOSトランジスタMP3がオンして貫通電流の防止状態が維持される。入力信号VINのL遷移する場合も同様である。NMOSトランジスタMN2がオンして出力ノードOUTがL遷移する。出力ノードOUTのL遷移に応じて出力ノードXOUTがH遷移する。出力ノードXOUTのH遷移による、PMOSトランジスタMP2がオフする遅延時間に比して、スルーバッファBUFAの遅延時間を長く設定する。これにより、PMOSトラジスタMP2のオフ後にPMOSトランジスタMP4がオンして貫通電流の防止状態が維持される。
スイッチ制御回路(図3、32)をインバータINVCおよびINVDならびにNANDラッチで実現した例90を図9に示す。インバータINVCおよびINVDならびにNANDラッチは高電圧電源AVDの電圧レベルで動作する。インバータINVCの入力部は出力ノードOUTに接続され、出力部はNANDラッチの入力部Xaに接続される。インバータINVDの入力部は反転出力ノードXOUTに接続され、出力部はNANDラッチの入力部Xbに接続される。NANDラッチのうち入力部Xbが接続されるNANDゲートの出力部YaはPMOSトランジスタMP3のゲートに接続され、入力部Xaが接続されるNANDゲートの出力部YbはPMOSトランジスタMP4のゲートに接続される。
インバータINVCの入力部がスイッチ制御回路(図3)の入力端子in2に相当し、インバータINVDの入力部がスイッチ制御回路(図3)の入力端子in1に相当し、NANDラッチの出力Ybがスイッチ制御回路(図3)の出力端子out1に相当し、出力Yaがスイッチ制御回路(図3)の出力端子out2に相当する。図9の作用効果は図3の例と同様である。
次に第1実施形態の変形例について説明する。第1実施形態の第1変形例を図10に示す。第1変形例は、スイッチ制御回路32において貫通電流を防止するPMOSトランジスタMP3、MP4の接続位置を変更した例である。先に説明した図3では、PMOSトランジスタMP3はPMOSトランジスタMP1とNMOSトランジスタMN1との間に接続され、PMOSトランジスタMP4はPMOSトランジスタMP2とNMOSトランジスタMN2との間に接続された。一方、図10では、PMOSトランジスタMP3はPMOSトランジスタMP1と高電圧電源AVDとの間に接続され、PMOSトランジスタMP4はPMOSトランジスタMP2と高電圧電源AVDとの間に接続される。
図10のように、PMOSトランジスタMP3、MP4の接続位置を、それぞれPMOSトランジスタMP1−高電圧電源AVD間、PMOSトランジスタMP2−高電圧電源AVD間に変更した場合にも、図3の例と同様の作用効果が得られる。
続いて、第1実施形態の第2変形例を図11に、第3変形例を図12に示す。第2、第3変形例は、レベルシフト回路の出力を取り出す位置を変更した例である。先に説明した図3、図10では、NMOSトランジスタMN2、MN1のドレインを、それぞれレベルシフト回路の出力ノードOUT、XOUTとした。しかし、これに限らず、図11、図12に示されるように、スイッチ制御回路32の出力端子out1、out2を、それぞれレベルシフト回路の出力ノードOUT、XOUTとし、出力端子out1、out2からレベルシフトされた出力を取り出すようにしてもよい。
スイッチ制御回路32の出力端子out1、out2からレベルシフト回路の出力を取り出すことで、例えば、NMOSトランジスタMN1、MN2の閾値が比較的高かったり、入力信号VINのHの電圧レベルが低かったりして、NMOSトランジスタMN1、MN2を駆動する能力が低い場合にメリットがある。NMOSトランジスタMN1、MN2を駆動する能力が低い場合、図3、図10のようにNMOSトランジスタMN1、MN2のドレインから出力を取り出すよりも、図11、図12のようにスイッチ制御回路32の出力端子out1、out2から出力を取り出した方がレベルシフト回路は高速で動作することができる。
また、後述するように、NMOSトランジスタMN2、MN1のドレインと接続される出力ノードOUT、反転出力ノードXOUTは、Hに充電された後、フローティング状態となり、電圧が低下する。そのため、例えば、レベルシフト回路の出力をインバータで受ける場合、プロセス条件、温度、電源電圧によってはインバータが備えるPMOSトランジスタがオンしかけて貫通電流が流れるおそれがある。これに対して、図11、図12のようにスイッチ制御回路32の出力端子out1、out2からレベルシフト回路の出力を取り出すようにすることで、貫通電流が流れるおそれのある素子を減らすことができる。
次にリーク防止部について説明する。第1実施形態にリーク防止部を追加した本発明の第2実施形態を図13に示す。
リーク防止部の構成について説明する。第1のリーク防止部L1は、PMOSトランジスタMP5およびMP7、NMOSトランジスタMN3を備え、第2のリーク防止部L2は、PMOSトランジスタMP6およびMP8、NMOSトランジスタMN4を備える。PMOSトランジスタMP5のソースを高電圧電源AVDに接続し、ドレインを反転出力ノードXOUTに接続する。PMOSトランジスタMP6のソースを高電圧電源AVDに接続し、ドレインを出力ノードOUTに接続する。PMOSトランジスタMP7のソースを高電圧電源AVDに接続し、ゲートをスイッチ制御回路の出力端子out2に接続し、ドレインノードLaをPMOSトランジスタMP5のゲートに接続する。PMOSトランジスタMP8のソースを高電圧電源AVDに接続し、ゲートをスイッチ制御回路の出力端子out1に接続し、ドレインノードLbをPMOSトランジスタMP6のゲートに接続する。NMOSトランジスタMN3のソースとゲートを接地点GNDに接続し、ドレインをノードLaに接続する。MN4のソースとゲートを接地点GNDに接続し、ドレインをノードLbに接続する。
第2実施形態におけるレベルシフト回路の出力は図3の第1実施形態と同様であるが、前記第2、第3変形例で説明したように、これに限られるものではない。
次にリーク防止部の動作について説明する。本発明回路の第1実施形態では入力信号VINがLまたはHに固定される時、NMOSトランジスタMN1とPMOSトランジスタMP3がオフまたはNMOSトランジスタMN2とPMOSトランジスタMP4がオフとなる。出力ノードOUTまたは反転出力ノードXOUTは、Hに充電された後、接地点GNDおよび高電圧電源AVDの何れにも接続されないフローティング状態とされる。したがって、入力信号VINが長時間LまたはHに固定されると、出力ノードOUTまたは反転出力ノードXOUTがリークによってHを維持できなくなってしまう。
例えば入力信号VINとしてHが入力された結果として、出力ノードOUTがHであったはずが、出力ノードOUTの電圧がリークで下がっていくと、出力ノードOUTの電圧がPMOSトランジスタMP1のゲート電圧の閾値を下回り、PMOSトランジスタMP1がオンする。このときPMOSトランジスタMP3およびNMOSトランジスタMN1がともにオンしているため高電圧電源AVDからPMOSトランジスタMP1、MP3、NMOSトランジスタMN1を通じて接地点GNDへ貫通電流が流れてしまう。
これを防ぐために第1実施形態に第1のリーク防止部L1、第2のリーク防止部L2を追加し、第2実施形態とした。第1のリーク防止部L1、第2のリーク防止部L2の動作について説明する。なお以下の説明におけるスイッチ制御回路は、具体例として図5に記したNORラッチを用いた回路で説明する。図14に静止時のタイミングチャートを示す。まず、入力信号VINがLからHに変化し、レベルシフト回路の動作が終了した直後を考える(図14、t110)。このときNMOSトランジスタMN2、PMOSトランジスタMP1はオフとなっており、出力ノードOUTはH、NORラッチの出力端子YaはH、YbはLである。
入力信号VINがLのときは、NORラッチの出力端子YaがLでPMOSトランジスタMP8がオンし、PMOSトランジスタMP6のゲートLbがHとなっている状態である。入力信号VINがLからHになるとNORラッチの出力端子YaがHになり、PMOSトランジスタMP8がオフになるため、PMOSトランジスタMP6のゲートLbはHを維持しており、PMOSトランジスタMP6はオフのままである。またPMOSトランジスタMP7はオン、PMOSトランジスタMP5のゲートLaがHとなりPMOSトランジスタMP5はオフとなる。(図14、t111)
このまま入力信号VINが変わることなく長時間経つと、リークによって出力ノードOUTのHのレベルが下がっていき、同時にPMOSトランジスタMP6のゲートLbのHレベルも下がっていく。
このとき、PMOSトランジスタMP1がオンになる前に、PMOSトランジスタMP6がオンとなるように設計する。すなわち、出力ノードOUTの寄生容量とノードLbの寄生容量との大小関係、およびPMOSトランジスタMP4/NMOSトランジスタMN2のリークとPMOSトランジスタMP8/NMOSトランジスタMN4のリークとの大小関係に応じて、出力ノードOUTの電位の低下に比してノードLbの電位の低下が早くなるように設計する。ここで、PMOSトランジスタMP4/NMOSトランジスタMN2のリークおよびPMOSトランジスタMP8/NMOSトランジスタMN4のリークとは、NMOSトランジスタによるリークのうちPMOSトランジスタによるリークを越える電流を指す。電圧低下幅は、寄生容量に反比例しリーク電流量に比例するので両者の関係に応じて種々の設定が可能である。例えば、両ノードの寄生容量が同等であれば、PMOSトランジスタMP4/NMOSトランジスタMN2のリークに比べて、NMOSトランジスタMN4のリークが大きくなるようにNMOSトランジスタMN4およびPMOSトランジスタMP8を設計する。また、出力ノードOUTの寄生容量に比してノードLbの寄生容量が小さければ、PMOSトランジスタMP4/NMOSトランジスタMN2のリークとPMOSトランジスタMP8/NMOSトランジスタMN4のリークとは同等で良い場合も考えられる。この設計により、PMOSトランジスタMP6がオンとなることによって、OUTがHに固定されPMOSトランジスタMP1はオンすることなくPMOSトランジスタMP1、NMOSトランジスタMN1に貫通電流が流れることを阻止できる。ただし、PMOSトランジスタMP6がオンした状況から入力信号VINがHからLに変化した場合、従来回路と同じようにPMOSトランジスタMP6、NMOSトランジスタMN2の間に貫通電流が流れるが、PMOSトランジスタMP6のゲート電圧を完全に0VにしないようにNMOSトランジスタMN4およびPMOSトランジスタMP8のオフ抵抗を設計することで、貫通電流を従来回路より減らすことができる。
入力信号VINがHからLに変化した直後からの動作は上記の説明の[0044]、[0045]中の、MP1をMP2に、MP6をMP5に、MP8をMP7に、MN2をMN1に、MN4をMN3に、読み換えた場合と同様である。
図15に高速動作時のタイミングチャートを示す。高速動作とは、PMOSトランジスタMP5のゲートLaおよびPMOSトランジスタMP6のゲートLbの電圧がリークによりPMOSトランジスタMP5、MP6がオンするレベルまで下がる時間よりも、入力信号VINのLからHへの変化する間隔が短い場合を意味する。この場合、NORラッチの出力端子Ya、Ybが交互にHとなり、PMOSトランジスタMP7、MP8が交互にオンするため、MP5のゲートLa、MP6のゲートLbはHを維持できる。このため、MP5、MP6は常にオフとなりMP5、MP6には貫通電流は流れない。
図16に入力信号VINが静止した場合のタイミングチャートを示す。入力信号VINがLからHに遷移しHが維持される(図16、t130)。その後、出力ノードOUTの電圧はリークにより降下するが、Lbの電圧降下でMP6がオンするため、出力ノードOUTの電圧はハイレベルを維持する(図16、t131)。
次にパワーダウン信号を有する回路に用いる場合の本発明回路のリーク防止回路を有さない第3実施形態を図17に示す。
第3の実施形態は、第1の実施形態の回路(図3)のMP3のソースとドレインにMP9のソースとドレインを接続し、MP4のソースとドレインにMP10のソースとドレインを接続し、MP9とMP10のゲートにパワーダウン信号PDを入力する。
次に、パワーダウン信号PDを有する回路に用いる場合の本発明回路のリーク防止回路を有する第4実施形態を図18に示す。第4の実施形態は、第2の実施形態の回路(図13)のMP3のソースとドレインにMP9のソースとドレインを接続し、MP4のソースとドレインにMP10のソースとドレインを接続し、MP9とMP10のゲートにパワーダウン信号PDを入力する。
また、NORラッチ回路のNORを2入力同士ではなく3入力同士とし、増やした入力にパワーダウン信号PD信号を入力してもよい。このときの回路構成を図19に真理値表を図20に示す。
次にパワーダウン信号PDにより制御される第3実施形態の動作について説明する。貫通電流を防止するため、パワーダウン信号PDにLが入力されている間、入力信号VINが変化しない制約を設ける。
パワーダウン信号PDとしてゲートにLが入力されるとPMOSトランジスタMP9およびMP10は共にオンする。このため、PMOSトランジスタMP3、MP4のオンオフに関係なく、NMOSトランジスタMN1のドレインとPMOSトランジスタMP1のドレインがPMOSトランジスタMP9を介してショートし、NMOSトランジスタMN2のドレインとPMOSトランジスタMP2のドレインがPMOSトランジスタMP10を介してショートする。
これにより、NMOSトランジスタMN1のドレインノードと接続される反転出力ノードXOUT、NMOSトランジスタMN2のドレインノードと接続される出力ノードOUTはフローティングではなくなるため電圧が固定される。これにより、出力ノードOUT、反転出力ノードXOUTが各々Hであった場合に生じる前記リークによる電圧降下を防ぐことができる。
パワーダウンが解除される、すなわち、パワーダウン信号PDとしてHが入力されると、PMOSトランジスタMP9、MP10はともにオフとなる。PMOSトランジスタMP9、MP10がオフになると、PMOSトランジスタMP9、MP10は回路動作には影響しなくなり、第3実施回路は第1実施形態の回路と等しい動作を行う。
また、リーク防止部を有する回路に対して、パワーダウン信号PDによる制御を用いる場合を第4実施形態とする。第4実施形態の動作については、パワーダウン時信号PDにLが入力されると、上記の第3実施形態の動作説明と同様にPMOSトランジスタMP9、MP10がオンになり、反転出力ノードXOUTと出力ノードOUTの電圧が固定される。これにより、リークによる出力ノードOUT、反転出力ノードXOUTのHの電圧の降下を防ぐことができる。
パワーダウンが解除される、すなわち、パワーダウン信号PDにHが入力されると、PMOSトランジスタMP9、MP10は共にオフし、回路動作に影響しなくなるため、第4実施回路は第2実施回路と同様の動作となる。
パワーダウン信号PDをLからHへ変化させた時のタイミングチャートを図21に示す。パワーダウン信号PDがLからHに変化した直後(図21、t181)から出力ノードOUTの電圧がリークし始める。
また、図19のようにラッチ回路のNORを3入力にし、第1、第2実施回路に使用した場合でも上記説明と同様の効果が実現可能である。この場合、パワーダウン時にパワーダウン信号PDとしてHが入力されなければならない。
第3実施形態について3入力NORによりパワーダウン信号による制御を実現した回路図を図22に示す。以下に動作説明をする。
パワーダウン信号PDがHとなるとラッチ回路の出力Ya、Ybは共にLとなる。これによってPMOSトランジスタMP3、MP4はLが入力されるためオンになる。このため、NMOSトランジスタMN1とPMOSトランジスタMP1のドレインがPMOSトランジスタMP3を介してショートとなり、NMOSトランジスタMN2とPMOSトランジスタMP2のドレインがPMOSトランジスタMP4を介してショートとなる。
したがって、NMOSトランジスタMN1のドレインノードXOUT、NMOSトランジスタMN2のドレインノードOUTはフローティングではなくなるため必ず電圧値が固定される。この電圧値の固定により、上記で示したリークにより出力ノードOUT、反転出力ノードXOUTのHの電圧が降下していくことを防ぐことができる。
パワーダウンが解除されパワーダウン信号PDとしてLが入力されると、NORラッチ回路の出力はパワーダウン信号PDには依存しなくなるため、2入力NOR回路と同等になり、第1、第2実施回路と同様のファンクションになる。
本発明回路は、単体でも使用可能であるが図23に示す第5の実施形態の様に複合的に使用することも可能である。図23におけるレベルシフト回路はすべて本願発明の第3の実施形態である。第5の実施形態は、クロック信号CK用レベルシフト回路CKLSと複数のデータ信号用レベルシフト回路DLS0ないしDLSnを備える。
接続について説明する。クロック信号CK用レベルシフト回路CKLSは、入力端子VINにクロック信号CKが接続され、入力端子PDにパワーダウン信号PDが接続され、出力端子OUTはノードACKと接続される。出力端子XOUTはオープンでも良いし、レベルシフト回路が正常に動作するのであれば何に接続しても良い。
データ用レベルシフト回路DLS0ないしDLSnの入力端子VINにはデータ信号DI0ないしDInがそれぞれ接続される。データ用レベルシフト回路DLS0ないしDLSnの全ての入力端子PDにはCK用レベルシフト回路CKLSの出力ノードACKが接続される。データ用レベルシフト回路DLS0ないしDLSnの出力端子OUTはそれぞれノードDO0ないしDOnと接続される。
入力条件を以下に示す。クロック信号CKは、低電圧VDDで動作する信号であり、上記で示した第1実施形態でリークが起こらない速度で一定の周期でH、Lが切り替わる。n+1個のデータ信号DI0ないしDInは、低電圧VDDで動作する信号であり、クロック信号CKがLからHへ変化するのに同期し、クロック信号CKのLからHへの変化よりも遅延をもち、不定期にH、Lが切り替わる。パワーダウン信号PDは、高電圧AVDで動作する信号であり、パワーダウン時にLとなり、このときクロック信号CKはL固定、データ信号DI0ないしDInは前回の出力で固定される。また、パワーダウン解除時、パワーダウン信号PDはHとなる。
実施例の入力条件の具体的な回路例はD/Aコンバーター(DAC)である。
入力されるデータ信号は何個でも良い。ただし、以下の動作説明では簡略化のためデータ信号DI0およびDInについてのみ説明する。
次に、動作説明をする。タイミングチャートを図24に示す。まず、パワーダウン状態から始まるためクロック信号CK用レベルシフト回路CKLSに入力されるパワーダウン信号PDはLである(図24、t210)。クロック信号CK用レベルシフト回路CKLSの出力ACKはデータ用レベルシフト回路DLS0ないしDLSnのパワーダウン信号PD端子に入力されるLであるため、クロック信号CKはL固定、出力ACKはLである。データ用レベルシフト回路DLSnの出力DOnはDInのHの電圧レベルを、低電圧電源VDDから高電圧電源AVDへとレベルアップさせた信号が確実に出力される。説明の間DInはHのまま動作しないとする。
次にパワーダウン状態を解除し、パワーダウン信号PDをLからHへと切り替える(図24、t211)。それと同期してクロック信号CKもH、Lを繰り返すようになる。このときのデータ信号DInが入力されているデータ用レベルシフト回路DLSnに注目すると、クロック信号CKがHとなりクロック用レベルシフト回路CKLSの出力ACKがHとなると、データ用レベルシフト回路DLSnの出力DOnはデータ用レベルシフト回路DLSn中のPMOSトランジスタMP4、MP10およびNMOSトランジスタMN2がオフとなるため(図17)フローティングになりHを維持した状態になる。
そして、クロック信号CKがL、クロック用レベルシフト回路CKLSの出力ACKがLとなり、DLSn中のPMOSトランジスタMP10がオンとなると、DLSnの出力DOnはリークによりHを維持しきれなくなる前に、Hが確定する。
このように、データ用レベルシフト回路DLSnのパワーダウン端子PDに周期的にH、Lの変化をするクロック用レベルシフト回路CKLSの出力ACKを入力してやることで、周期的に出力DOnを確定させリーク防止を実現することができる。
一方、DI0が入力されるデータ用レベルシフト回路DLS0に注目すると、まず、クロック用レベルシフト回路CKLSの出力ACKがHとなりデータ用レベルシフト回路DLS0中のPMOSトランジスタMP9、MP10はオフされる(図24、t213)。
その後DI0が変化するため、入力信号DI0、出力信号DO0が変化するときは、スイッチ制御回路によるPMOSトランジスタMP3、MP4の制御がパワーダウン信号による制御より優先され、貫通電流防止機能が働く(図24、t214)。
パワーダウン信号PDを有したD/Aコンバータにおいて、レベルシフト回路内部においてリークが起こらないほどクロック信号CKが高速で動作した場合、図23のように接続し使用することで、信号のH、Lの切り替わりに周期性がないデータ信号用レベルコンバータに対して、入力電圧が長時間保持される場合はリーク防止効果と入力値が変化する場合は貫通電流低減との両方が効果的に得られる。
実施形態に開示のスイッチ制御回路の効果を説明する。特許文献1では貫通電流を防止するレベルシフト回路単体では使用できず、外部に貫通電流の流れるレベルシフト回路を必要とするため、すべてのレベルシフト回路の貫通電流を防ぐことはできない。これに対して実施形態に開示のスイッチ制御回路は貫通電流防止を実現するレベルシフト回路単体で使用することができるため、完全にレベルシフト回路の貫通電流を防ぐことができる。
特許文献1では、PMOSトランジスタ309、312を制御する信号用のレベルシフト回路が必要となることで、従来回路に対して面積の拡大が必要になる。特に、高速でレベルシフト動作をさせる場合、先行発明回路は信号用のレベルシフト部分のトランジスタの面積も拡大させる必要がある。
これに対して実施形態に開示のスイッチ制御回路は、貫通経路を遮断するスイッチ用のPMOSトランジスタMP3、MP4とNORラッチ回路等のスイッチ制御回路といったシンプルな回路構成で貫通を防止する効果を実現可能である。その動作速度は、従来回路(図1)のレベルシフト部への入力信号を反転させているインバータINV1と同程度の速度が最速である。インバータINV1は小面積なトランジスタで構成されており、回路構成上、レベルシフト部はインバータINV1と同程度の動作速度を有する論理ゲートで構成されるからである。レベルシフト回路の動作速度は、スイッチ制御回路を構成するNORラッチ回路、インバータ、スルーバッファ、NANDラッチなどの論理ゲートで決定され、インバータINV1と同程度の動作速度で動作することが出来る。また、スイッチ制御回路は論理ゲートで構成されるので、回路を構成するトランジスタの面積は拡大する必要はない。よって、高速でレベルシフト動作をさせる場合であっても、スイッチ制御回路のトランジスタの面積を拡大させる必要がない。
本発明のレベルシフト回路はリーク防止部の追加によって、長時間出力信号が固定された場合における電圧リークを防止することができる。
本発明のレベルシフト回路はパワーダウン信号による制御によって、出力信号のレベルを確定させることができる。
なお、本発明は前記第1ないし第5実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、リーク防止部の構成は、第2実施形態(図13)のリーク防止部L1、L2の構成に限られるものではない。第6実施形態として、リーク防止部の別の構成を図25に示す。第6実施形態は、第1実施形態(図3)と比較すると、リーク防止部としてPMOSトランジスタMP11、MP12を備える。PMOSトランジスタMP11、MP12は、それぞれPMOSトランジスタMP3、MP4と並列に接続される。また、PMOSトランジスタMP11、MP12のゲートには高電圧電源AVDが印加され、PMOSトランジスタMP11、MP12はオフ状態とされる。ここで、PMOSトランジスタMP11、MP12は、閾値の絶対値が小さい(LowVth)等により、オフリークの大きいトランジスタとされる。PMOSトランジスタMP11、MP12のオフ抵抗をNMOSトランジスタMN1、MN2のオフ抵抗よりも小さく設定することで、NMOSトランジスタMN1とPMOSトランジスタMP3がオフまたはNMOSトランジスタMN2とPMOSトランジスタMP4がオフとなってHフローティングになったときの均衡電圧のレベルを高く保つ。これにより、オフにしておかなければならないPMOSトランジスタMP1またはMP2がオンするのを防止することができる。
また、第1実施形態の第2、第3変形例(図11、図12)として、スイッチ制御回路32の出力端子out1、out2からレベルシフト回路の出力を取り出す例を説明したが、これに限られるものではない。出力端子out1、out2と論理的に等価なスイッチ制御回路32の内部ノードからレベルシフト回路の出力を取り出すようにしてもよい。例えば、図9に示した、スイッチ制御回路(図3、32)をインバータINVCおよびINVDならびにNANDラッチで実現した例90の場合、インバータINVC、INVDの出力部からレベルシフト回路の出力を取り出すようにしてもよい。また、スイッチ制御回路(図3、32)をインバータINVAおよびINVBで実現した例70を示す図7では、インバータINVAおよびINVBはそれぞれ一段で示されているが、インバータINVAおよびINVBは多段(例えば3段)に接続されてもよい。その場合、多段に接続されたインバータの適当な接続部(例えば1段目と2段目との間)からレベルシフト回路の出力を取り出すようにしてもよい。また、スイッチ制御回路(図3、32)をスルーバッファBUFAおよびBUFBで実現した例80を示す図8において、スルーバッファBUFAおよびBUFBを2段のインバータで構成する場合、1段目のインバータと2段目のインバータとの間からレベルシフト回路の出力を取り出すようにしてもよい。
その他、各実施形態が適宜組み合わされて用いられてもよいことは言うまでもない。例えば、第1実施形態の第1変形例(図10)に、第2実施形態(図13)のリーク防止部L1、L2を組み合わせることができる。その場合、リーク防止部L1が備えるPMOSトランジスタMP5のドレインは、PMOSトランジスタMP3のドレインまたはNMOSトランジスタMN1のドレインに接続することができる。また、リーク防止部L2が備えるPMOSトランジスタMP6のドレインは、PMOSトランジスタMP4のドレインまたはNMOSトランジスタMN2のドレインに接続することができる。
なお、PMOSトランジスタは第1導電型トランジスタの一例、NMOSトランジスタは第2導電型トランジスタの一例である。
以上の第1ないし第6を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
入力信号の電圧レベルに比して大きな電圧レベルである第1の電源がソースに接続される、第1の第1導電型トランジスタおよび第2の第1導電型トランジスタと、ソースに基準電位が接続され、ドレインに前記第2の第1導電型トランジスタのゲートが接続されると共にゲートに前記入力信号が供給される第1の第2導電型トランジスタ、およびソースに前記基準電位が接続され、ドレインに前記第1の第1導電型トランジスタのゲートが接続されると共にゲートに前記入力信号の反転信号が供給される第2の第2導電型トランジスタとを有するレベルシフト部と、
前記第1の第1導電型トランジスタのドレインと前記第1の第2導電型トランジスタのドレインとの間に接続される第3の第1導電型トランジスタと、
前記第2の第1導電型トランジスタのドレインと前記第2の第2導電型トランジスタのドレインとの間に接続される第4の第1導電型トランジスタと、
前記第1の第2導電型トランジスタの導通に応じて、前記第1の第1導電型トランジスタの非導通に遅れて前記第3の第1導電型トランジスタを導通し、または前記第2の第2導電型トランジスタの導通に応じて、前記第2の第1導電型トランジスタの非導通に遅れて前記第4の第1導電型トランジスタを導通するスイッチ制御回路と、
を備えることを特徴とするレベルシフト回路。
(付記2)
ソースに基準電位が接続され、ゲートに入力信号が供給される第1の第2導電型トランジスタ、およびソースに前記基準電位が接続され、ゲートに前記入力信号の反転信号が供給される第2の第2導電型トランジスタと、ドレインに前記第1の第2導電型トランジスタのドレインが接続されると共にゲートに前記第2の第2導電型トランジスタのドレインが接続される第1の第1導電型トランジスタ、およびドレインに前記第2の第2導電型トランジスタのドレインが接続されると共にゲートに前記第1の第2導電型トランジスタのドレインが接続される第2の第1導電型トランジスタとを有するレベルシフト部と、
前記入力信号の電圧レベルに比して大きな電圧レベルである第1の電源と前記第1の第1導電型トランジスタのソースとの間に接続される第3の第1導電型トランジスタと、
前記第1の電源と前記第2の第1導電型トランジスタのソースとの間に接続される第4の第1導電型トランジスタと、
前記第1の第2導電型トランジスタの導通に応じて、前記第1の第1導電型トランジスタの非導通に遅れて前記第3の第1導電型トランジスタを導通し、または前記第2の第2導電型トランジスタの導通に応じて、前記第2の第1導電型トランジスタの非導通に遅れて前記第4の第1導電型トランジスタを導通するスイッチ制御回路と、
を備えることを特徴とするレベルシフト回路。
(付記3)
付記1または2に記載のレベルシフト回路であって、
前記第1の第2導電型トランジスタのドレインからレベルシフトされた反転信号が出力され、前記第2の第2導電型トランジスタのドレインからレベルシフトされた信号が出力される
ことを特徴とするレベルシフト回路。
(付記4)
付記1または2に記載のレベルシフト回路であって、
前記スイッチ制御回路の出力端子または前記出力端子と論理的に等価な前記スイッチ制御回路の内部ノードからレベルシフトされた反転信号またはレベルシフトされた信号が出力される
ことを特徴とするレベルシフト回路。
(付記5)
付記1ないし4のいずれかに記載のレベルシフト回路であって、
前記スイッチ制御回路は、前記第1または第2の第2導電型トランジスタの導通に応じて、前記第1または第2の第1導電型トランジスタの非導通に遅れて前記第3または第4の第1導電型トランジスタを導通状態に制御する
ことを特徴とするレベルシフト回路。
(付記6)
付記1ないし4のいずれかに記載のレベルシフト回路であって、
前記スイッチ制御回路は、前記第1または第2の第2導電型トランジスタの導通に伴う前記第2の第2導電型トランジスタのドレインにおける信号遷移に対して遅延時間を付与する遅延回路を備える
ことを特徴とするレベルシフト回路。
(付記7)
付記1ないし4のいずれかに記載のレベルシフト回路であって、
前記スイッチ制御回路は、前記第1または第2の第2導電型トランジスタの導通に伴う前記第1の第2導電型トランジスタのドレインにおける信号遷移に対して遅延時間を付与する遅延回路を備える
ことを特徴とするレベルシフト回路。
(付記8)
付記1ないし7のいずれかに記載のレベルシフト回路であって、
前記第1の電源と前記第1の第2導電型トランジスタのドレインとの間に接続される第5の第1導電型トランジスタと、
前記第1の電源と前記第2の第2導電型トランジスタのドレインとの間に接続される第6の第1導電型トランジスタと、
前記第3の第1導電型トランジスタに同期して前記第5の第1導電型トランジスタのゲートを前記第1の電源に充電する第1充電部と、
前記第4の第1導電型トランジスタに同期して前記第6の第1導電型トランジスタのゲートを前記第1の電源に充電する第2充電部と、
前記第5の第1導電型トランジスタのゲートに充電された電荷のリーク経路を形成する第1リーク部と、
前記第6の第1導電型トランジスタのゲートに充電された電荷のリーク経路を形成する第2リーク部とを備え、
前記第5および第6の第1導電型トランジスタのゲートでのリークによる電圧降下量は、前記第1および第2の第1導電型トランジスタのゲートでのリークによる電圧降下量に比して大きい
ことを特徴とするレベルシフト回路。
(付記9)
付記1ないし7のいずれかに記載のレベルシフト回路であって、
前記第1の電源と前記第3の第1導電型トランジスタのドレインとの間に接続される第5の第1導電型トランジスタと、
前記第1の電源と前記第4の第1導電型トランジスタのドレインとの間に接続される第6の第1導電型トランジスタと、
前記第3の第1導電型トランジスタに同期して前記第5の第1導電型トランジスタのゲートを前記第1の電源に充電する第1充電部と、
前記第4の第1導電型トランジスタに同期して前記第6の第1導電型トランジスタのゲートを前記第1の電源に充電する第2充電部と、
前記第5の第1導電型トランジスタのゲートに充電された電荷のリーク経路を形成する第1リーク部と、
前記第6の第1導電型トランジスタのゲートに充電された電荷のリーク経路を形成する第2リーク部とを備え、
前記第5および第6の第1導電型トランジスタのゲートでのリークによる電圧降下量は、前記第1および第2の第1導電型トランジスタのゲートでのリークによる電圧降下量に比して大きい
ことを特徴とするレベルシフト回路。
(付記10)
付記1ないし7のいずれかに記載のレベルシフト回路であって、
ゲートに前記第1の電源が接続されると共に前記第3の第1導電型トランジスタと並列に接続される第7の第1導電型トランジスタと、
ゲートに前記第1の電源が接続されると共に前記第4の第1導電型トランジスタと並列に接続される第8の第1導電型トランジスタとを備え、
前記第7および第8の第1導電型トランジスタのオフ抵抗は、前記第1および第2の第2導電型トランジスタのオフ抵抗に比して小さい
ことを特徴とするレベルシフト回路。
(付記11)
付記1ないし10のいずれかに記載のレベルシフト回路であって、
外部から供給される制御信号に応じて、前記第3の第1導電型トランジスタによる前記第1の第1導電型トランジスタおよび前記第1の第2導電型トランジスタを介する貫通電流の経路の遮断制御、および前記第4の第1導電型トランジスタによる前記第2の第1導電型トランジスタおよび前記第2の第2導電型トランジスタを介する貫通電流の経路の遮断制御を無効化する
ことを特徴とするレベルシフト回路。
(付記12)
付記11に記載のレベルシフト回路であって、
前記制御信号に応じて、前記第3および第4の第1導電型トランジスタのソース−ドレイン間を短絡する回路を備える
ことを特徴とするレベルシフト回路。
(付記13)
付記11に記載のレベルシフト回路であって、
前記スイッチ制御回路は、前記制御信号に応じて、前記第3および第4の第1導電型トランジスタを導通状態に制御する
ことを特徴とするレベルシフト回路。
GND 接地点
AVD 高電圧電源
VDD 低電圧電源
OUT 出力ノード
XOUT 反転出力ノード
30 第1実施形態
31 レベルシフト部
32 スイッチ制御回路
50 スイッチ制御回路32をNORラッチで実現した例
70 スイッチ制御回路32をインバータで実現した例
80 スイッチ制御回路32をスルーバッファで実現した例
90 スイッチ制御回路32をインバータおよびNANDラッチで実現した例
MP1ないしMP12 PMOSトランジスタ
MN1ないしMN4 NMOSトランジスタ
INV1、INVA、INVB、INVC、INVD インバータ
BUFA、BUFB スルーバッファ
PD パワーダウン信号
VIN 低電圧信号
L1、L2 リーク防止部
CK クロック信号
CKLS クロック信号CK用レベルシフト回路
ACK クロック信号CK用レベルシフトCKLSの出力
DI0ないしDIn データ信号
DLS0ないしDLSn データ信号DI0ないしDIn用レベルシフト回路
DO0ないしDOn データ信号用レベルシフト回路DLS0ないしDLSnの出力

Claims (8)

  1. 入力信号の電圧レベルに比して大きな電圧レベルである第1の電源がソースに接続される、第1の第1導電型トランジスタおよび第2の第1導電型トランジスタと、ソースに基準電位が接続され、ドレインに前記第2の第1導電型トランジスタのゲートが接続されると共にゲートに前記入力信号が供給される第1の第2導電型トランジスタ、およびソースに前記基準電位が接続され、ドレインに前記第1の第1導電型トランジスタのゲートが接続されると共にゲートに前記入力信号の反転信号が供給される第2の第2導電型トランジスタとを有するレベルシフト部と、
    前記第1の第1導電型トランジスタのドレインと前記第1の第2導電型トランジスタのドレインとの間に接続される第3の第1導電型トランジスタと、
    前記第2の第1導電型トランジスタのドレインと前記第2の第2導電型トランジスタのドレインとの間に接続される第4の第1導電型トランジスタと、
    前記第1の第2導電型トランジスタの導通に応じて、前記第1の第1導電型トランジスタの非導通に遅れて前記第3の第1導電型トランジスタを導通し、または前記第2の第2導電型トランジスタの導通に応じて、前記第2の第1導電型トランジスタの非導通に遅れて前記第4の第1導電型トランジスタを導通するスイッチ制御回路と、
    を備えることを特徴とするレベルシフト回路。
  2. ソースに基準電位が接続され、ゲートに入力信号が供給される第1の第2導電型トランジスタ、およびソースに前記基準電位が接続され、ゲートに前記入力信号の反転信号が供給される第2の第2導電型トランジスタと、ドレインに前記第1の第2導電型トランジスタのドレインが接続されると共にゲートに前記第2の第2導電型トランジスタのドレインが接続される第1の第1導電型トランジスタ、およびドレインに前記第2の第2導電型トランジスタのドレインが接続されると共にゲートに前記第1の第2導電型トランジスタのドレインが接続される第2の第1導電型トランジスタとを有するレベルシフト部と、
    前記入力信号の電圧レベルに比して大きな電圧レベルである第1の電源と前記第1の第1導電型トランジスタのソースとの間に接続される第3の第1導電型トランジスタと、
    前記第1の電源と前記第2の第1導電型トランジスタのソースとの間に接続される第4の第1導電型トランジスタと、
    前記第1の第2導電型トランジスタの導通に応じて、前記第1の第1導電型トランジスタの非導通に遅れて前記第3の第1導電型トランジスタを導通し、または前記第2の第2導電型トランジスタの導通に応じて、前記第2の第1導電型トランジスタの非導通に遅れて前記第4の第1導電型トランジスタを導通するスイッチ制御回路と、
    を備えることを特徴とするレベルシフト回路。
  3. 請求項1または2に記載のレベルシフト回路であって、
    前記第1の第2導電型トランジスタのドレインからレベルシフトされた反転信号が出力され、前記第2の第2導電型トランジスタのドレインからレベルシフトされた信号が出力される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  4. 請求項1または2に記載のレベルシフト回路であって、
    前記スイッチ制御回路の出力端子または前記出力端子と論理的に等価な前記スイッチ制御回路の内部ノードからレベルシフトされた反転信号またはレベルシフトされた信号が出力される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のレベルシフト回路であって、
    前記スイッチ制御回路は、前記第1または第2の第2導電型トランジスタの導通に応じて、前記第1または第2の第1導電型トランジスタの非導通に遅れて前記第3または第4の第1導電型トランジスタを導通状態に制御する
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載のレベルシフト回路であって、
    前記スイッチ制御回路は、前記第1または第2の第2導電型トランジスタの導通に伴う前記第2の第2導電型トランジスタのドレインにおける信号遷移に対して遅延時間を付与する遅延回路を備える
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  7. 請求項1ないし4のいずれかに記載のレベルシフト回路であって、
    前記スイッチ制御回路は、前記第1または第2の第2導電型トランジスタの導通に伴う前記第1の第2導電型トランジスタのドレインにおける信号遷移に対して遅延時間を付与する遅延回路を備える
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載のレベルシフト回路であって、
    前記第1の電源と前記第1の第2導電型トランジスタのドレインとの間に接続される第5の第1導電型トランジスタと、
    前記第1の電源と前記第2の第2導電型トランジスタのドレインとの間に接続される第6の第1導電型トランジスタと、
    前記第3の第1導電型トランジスタに同期して前記第5の第1導電型トランジスタのゲートを前記第1の電源に充電する第1充電部と、
    前記第4の第1導電型トランジスタに同期して前記第6の第1導電型トランジスタのゲートを前記第1の電源に充電する第2充電部と、
    前記第5の第1導電型トランジスタのゲートに充電された電荷のリーク経路を形成する第1リーク部と、
    前記第6の第1導電型トランジスタのゲートに充電された電荷のリーク経路を形成する第2リーク部とを備え、
    前記第5および第6の第1導電型トランジスタのゲートでのリークによる電圧降下量は、前記第1および第2の第1導電型トランジスタのゲートでのリークによる電圧降下量に比して大きい
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
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