JP2007166441A - センスアンプ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】動作速度が速く消費電力が少ないセンスアンプ回路を提供する。
【解決手段】センスアンプ部11は、逆相関係にある2つの入力信号DB,DTの差動電圧を同期信号CKに応答して増幅する。ラッチ部12は、同期信号が無効な間は出力(内部ノード)を電源電位Vddに保持し同期信号が有効になるとセンスアンプ部の出力信号を更に増幅する。セット・リセット型ラッチ部13は、ラッチ部の出力信号を電源電位または接地電位Vssまでのフル振幅状態で保持して出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、センスアンプ回路、特にクロック信号に同期した半導体記憶回路や高速なLSI間転送を実現する入出力回路に好適なセンスアンプ回路に関する。
この種のセンスアンプ回路は、従来、入力信号の電位と基準電位とを比較し増幅するセンスアンプ部と、センスアンプ部に分離可能に接続されセンスアンプ部の出力信号を電源電位または接地電位までのフル振幅状態で保持して出力するラッチ部とで構成し、ラッチモード時には出力レベルをフル振幅して保持することにより、ノイズ耐性を向上させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
図8はこのセンスアンプ回路を示す回路図である。図8において、センスアンプ部11は、電源電位Vddと接地電位Vssとの間に挿入された2つのPMOSトランジスタTP11,TP12と、3つのNMOSトランジスタTP11〜TP13とで構成されている。また、ラッチ部12は、電源電位Vddと接地電位Vssとの間に挿入された5つのPMOSトランジスタTP13〜TP17と、2つのNMOSトランジスタTN14,TN15とで構成されている。以下、参照記号から自明であるのでPMOSおよびNMOSの表記は省略する。
センスアンプ部11において、トランジスタTP11,TP12は、ソースが電源電位Vdd、ドレインがトランジスタTN12,TN13のドレインに接続され、トランジスタTN11はソースが接地電位Vss、ドレインがトランジスタTN12,TN13のソースに接続されている。トランジスタTP11,TP12の各ゲートにはクロック信号CKが入力され、トランジスタTN11のゲートにはクロック信号CKの反転信号/CKが入力され、トランジスタTN12,TN13のゲートには基準電位Vref、データ入力信号INが入力される。トランジスタTP11とトランジスタTN12のドレインおよびトランジスタTP12とトランジスタTN13のドレインはラッチ部12に導かれている。
ラッチ部12において、トランジスタTP12は、ソースが電源電位Vdd、ドレインがトランジスタTP15,TP16のソースに接続されている。また、トランジスタTP15のドレインはTP16のゲートとトランジスタTP13のソース、トランジスタTP16のドレインはTP15のゲートとトランジスタTP14のソースに接続されている。これらの接続点にはセンスアンプ部11の出力が入力する。
トランジスタTP13,TP14は、ドレインがトランジスタTN14,TN15のドレインに接続され、トランジスタTN14,TN15のソースは接地電位Vssに接続されている。トランジスタTP17のゲートには、クロック信号CKの反転信号/CKが入力され、トランジスタTP13,TP14,TN14,TN15の各ゲートは、共通にトランジスタTN14のドレインに接続されている。そして、トランジスタTN15の一方から出力信号OUTを取り出している。
センスアンプ部11のトランジスタTP11とTP12はクロック信号CK、トランジスタTN11は反転信号/CKにより制御され、クロック信号CKがロウ電位の時はセンスアンプモードに設定される。また、ラッチ部12のトランジスタTP17は反転信号/CKにより制御され、反転信号/CKがロウ電位の時はデータ保持モードに設定される。
センスアンプモードにおいては、クロック信号CKで制御されるトランジスタTP11,TP12およびTN11がON状態となり、センスアンプ部11が動作する。すなわち、入力信号INを受け入れ、入力信号INの電位と基準電位Vrefを比較し、電位差に比例して増幅した出力を得る。センスアンプモード時には、トランジスタTP17がOFF状態なのでラッチ部12は動作しない。
データ保持モードにおいては、トランジスタTP17がON状態となり、ラッチ部12が動作する。すなわち、センスアンプ部11から増幅された信号を受け入れ、この信号の電位を電源電位Vddまたは接地電位Vssまでのフル振幅状態で保持し出力する。データ保持モード時は、トランジスタTP11,TP12およびTN11がOFF状態なのでセンスアンプ部11は動作しない。
特開2002-93177号公報(第4頁−第5頁、図3)
しかしながら、上述した従来のセンスアンプ回路では、センスアンプ部11において基準電位Vrefと入力信号INとの比較を行い、論理“0”と“1”の判断をしているため、入力信号INの電圧が微小変化しても、それが基準電位Vrefを横切ならければデータのロウ電位またはハイ電位として認識されず、この状態でクロック信号CKが入力されると、正常に動作できないという第1の問題点がある。
また、同様な理由から、入力信号INの電位にセンスアンプ回路の外からのノイズが加わると、入力信号INが本来の論理“0”から“1”、または本来の論理”1”から”0”に変化し、この状態でクロック信号CKが入力されると正常な動作ができなくなるという第2の問題点がある。
また、基準電位Vrefは固定電位、入力信号INの電位は変化する構成であるから、センスアンプ部11において入力信号INの電圧に応答してトランジスタTN13がON/OFFした後にトランジスタTN12がOFF/ONし、その後にラッチ部12に増幅された信号が伝搬するため、回路内部の動作が遅いという第3の問題点がある。
更に、センスアンプモード時にはセンスアンプ部11が動作して電源電流が流れ、データ保持モード時にはラッチ部12が動作して電源電流が流れ、従って常時電源電流が流れていることになるため、消費電力が大きいという第4の問題点がある。
そこで、本発明の目的は、入力信号感度が良くノイズ耐性に優れたセンスアンプ回路を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、動作速度が速く消費電力が少ないセンスアンプ回路を提供することにある。
本発明のセンスアンプ回路は、逆相関係にある2つの入力信号(図1のDB,DT)の差動電圧を同期信号(図1のCK)に応答して増幅するセンスアンプ部(図1の11)と、同期信号が無効な間は出力(内部ノード)を電源電位(図1のVdd)に保持し同期信号が有効になるとセンスアンプ部の出力信号を更に増幅するラッチ部(図1の12)と、ラッチ部の出力信号を電源電位または接地電位(図1のVss)までのフル振幅状態で保持して出力するセット・リセット型ラッチ部とから構成されることを特徴とする。
具体的には、センスアンプ部は、ゲートが入力信号、ドレインが出力信号に接続された第1,第2のNMOSトランジスタ(図1,図4,図6,図7のTN11,TN12)と、ドレインが第1,第2のNMOSトランジスタの各ソース、ソースが接地電位、ゲートがクロック信号に接続された第3のNMOSトランジスタ(図1,図4,図6,図7のTN13)とで構成される。
また、ラッチ部は、ソースが電源電位、ドレインが第1,第2のNMOSトランジスタのドレイン、ゲートがクロック信号に接続された第1,第2のPMOSトランジスタ(図1,図4,図6,図7のTP11,TP14)と、ソースが電源電位、ドレインが第1,第2のNMOSトランジスタのドレイン、ゲートが第2,第1のNMOSトランジスタのドレインに接続された第3,第4のPMOSトランジスタ(図1,図4,図6,図7のTP12,TP13)と、ドレインが第1,第2のNMOSトランジスタのドレイン、ゲートが第2,第1のNMOSトランジスタのドレインに接続された第4,第5のNMOSトランジスタ(図1,図4,図6,図7のTN15,TN16)と、ドレインが第4,第5のNMOSトランジスタの各ソース、ソースが接地電位、ゲートがクロック信号に接続された第6のNMOSトランジスタ(図1,図4,図6,図7のTN14)とで構成される。
本発明の他のセンスアンプ回路におけるラッチ部は、内部ノードが電源電位にプリチャージされた状態(ハイ電位)からロウ電位に遷移する際にハイ電位とロウ電位を識別する閾値電位を高めるためのトランジスタを設けたことを特徴とする。
具体的には、ラッチ部は、第3のPMOSトランジスタ(図4,図7のTP121)に並列接続された第5のPMOSトランジスタ(図4,図7のTP122)と、第4のPMOSトランジスタ(図4,図7のTP131)に並列接続された第6のPMOSトランジスタ(図4,図7のTP132)とを有する。
本発明の更に他のセンスアンプ回路におけるラッチ部は、センスアンプ部の出力信号をより遅れて更に増幅するためのトランジスタを設けたことを特徴とする。
具体的には、ラッチ部は、第4,第5のNMOSトランジスタのソースと第6のNMOSトランジスタ(図6,図7のTN142)のドレインの間に挿入された第7のNMOSトランジスタ(図6,図7のTN141)と、クロック信号を遅延させて第7のNMOSトランジスタのゲートに供給するバッファ(図6,図7のBF11)とを有する。
本発明の第1の効果は、センスアンプ部において、入力電圧と基準電位との差電圧ではなく、逆相関係にある2つの入力信号の差動電圧を増幅し、更なる増幅はラッチ部に委ねているため、入力信号の微小な電圧差でも正常に動作でき、また入力信号の電位が互いに横切る電位を任意にすることができるということである。
また、第2の効果は、上記の理由から、入力信号にノイズが加わっても、そのノイズは同相となるため相殺され、ノイズ耐性が優れているということである。
また、第3の効果は、上記の理由から、センスアンプ部の入力信号が同時に相反する論理“0”または“1”に変化するので、一方のトランジスタがON、他方のトランジスタがOFFし、センスアンプ部内の比較動作が速く、出力遅延を短くすることができるということである。
また、第4の効果は、ラッチ部において、クロック信号がハイ電位の場合にのみ電源電流が接地電位に流れるので、消費電力を低減できるということである。
本発明のセンスアンプ回路は、逆相関係にある2つの入力信号の差動電圧をクロック信号に応答して増幅するセンスアンプ部と、クロック信号が無効な間は出力(内部ノード)を電源電位に保持し同期信号が有効になるとセンスアンプ部の出力信号を更に増幅するラッチ部と、ラッチ部の出力信号を電源電位または接地電位までのフル振幅状態で保持して出力するセット・リセット型ラッチ部とから構成されることを特徴とする。以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
[構成の説明]
図1は、本発明のセンスアンプ回路の実施例1を示す回路図である。このセンスアンプ回路は、センスアンプ部11,ラッチ部12およびセット・リセット型ラッチ部13から成り、各部におけるトランジスタはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)で構成されている。
センスアンプ部11は3つのトランジスタTN11〜TN13だけで構成されている。トランジスタTN11のソースは接地電位に接続され、ドレインは共通にトランジスタTN12とTN13のソースに共通接続されている。トランジスタTN11のゲートにはクロック信号CKが入力されている。トランジスタTN12,TN13のドレインは、ノードA,Bに接続されてラッチ部12に導かれている。トランジスタTN11〜TN13のゲートにはそれぞれ、クロック信号CK,入力信号DT,入力信号DBが入力される。入力信号DTと入力信号DBは逆相関係にあり、一方が論理“0”なら他方は必ず論理“1”となる。
ラッチ部12は、7個のトランジスタTP11〜TP14,TN14〜TN16から構成されている。トランジスタTP11〜TP14のソースは電源電位Vddに接続され、トランジスタTP11とTP12のドレインはノードBに接続され、トランジスタTP13とTP14のドレインはノードAに接続されている。トランジスタTP11とTP14のゲートはクロック信号CKに接続され、トランジスタTP12のゲートはノードA、トランジスタTP14のゲートはノードBに接続されている。
トランジスタTN14のソースは接地電位Vssに接続され、ドレインはトランジスタTN15とTN16のソースに接続されている。トランジスタTN15,TN16のドレインは、ノードB,ノードAに接続され、各ゲートはノードA,ノードBに接続されている。トランジスタTN14のゲートにはクロック信号CKが入力されている。
セット・リセット型ラッチ部13は、トランジスタを使用した2入力のNAND回路ND11とND12から構成されている。NAND回路ND11は入力をノードAとNAND回路ND12の出力に接続され、出力を出力信号OUTに接続されている。NAND回路ND12は入力をノードBと出力信号OUTに接続されている。
[動作の説明]
次に、図1のセンスアンプ回路の動作について説明する。このセンスアンプ回路は、同期信号であるクロック信号CKがハイ電位の時はセンスアンプモードに設定され、ロウ電位の時はデータ保持モードに設定される。
先ず、データ保持モードにおける動作を説明する。この場合はクロック信号CKがロウ電位であるため、トランジスタTN11がOFF状態となってセンスアンプ部11が動作せず入力信号DT,DBの入力信号を受け入れない。ラッチ部12では、トランジスタTP11とTP14がON状態なのでノードAとノードBが電源電位Vddまで電圧がプリチャージされてハイ電位となり、またトランジスタTN14はOFF状態なので電源電位Vddから接地電位Vssに向かう電源電流は流れない。
ノードAとノードBが共にハイ電位なので、セット・リセット型ラッチ部13のNAND回路ND11とND12の出力にフル振幅の状態でデータを保持する。そのため、セット・リセット型ラッチ部13の電源電流も流れない。よって、このセンスアンプ回路はデータ保持モードでは消費電力が無く、データをフル振幅で保持し、入力信号DT,DBで信号を受け入れない動作状態にある。
次に、センスアンプモードにおける動作を説明する。この場合はクロック信号CKがハイ電位になるので、トランジスタTN11がON状態になり、センスアンプ部11に電源電流が流れてセンスアンプ11が動作する。センスアンプ部11では、入力信号DT,DBを受け入れ、入力信号DTと入力信号DBの電位を比較し、その電位差に比例し増幅した出力信号をノードAとノードBに伝搬する。
ラッチ部12では、トランジスタTP11とTP14がOFF状態となり、トランジスタTN14がON状態になることで電源電流が流れ、トランジスタTP12とTP13においてゲートに接続されているノードAとノードBの電位の低い方のトランジスタがON状態となり他方がOFF状態となる。トランジスタTN15とTN16においてゲートに接続されているノードAとノードBの電位の低い方のトランジスタがOFF状態となり他方がON状態となる。この結果、センスアンプ部11で増幅されたノードAとノードBの電圧差がラッチ部12において更に増幅され保持される。
セット・リセット型ラッチ部13では、NAND回路ND11とND12のうちノードAとノードBの電位の高い方のNAND回路がロウ電位を出力し、他方のNAND回路がハイ電位を出力する。この両者の出力はフル振幅の状態にあり、出力信号OUTに出力する。更に、ノードAとノードBが共にハイ電位にプリチャージされてもデータ出力を保持する。セット・リセット型ラッチ部13の出力変化時には電源電流が過度的に流れる。
実際にこのセンスアンプ回路を組み合わせ、Spiceシミュレーションにて算出した電圧波形を図2に示す。また、図2に対応して、データ保持モード,センスアンプモード,データ保持モード,センスアンプモード,データ保持モードの順序で遷移した場合のクロック信号CKの電位と、入力信号DT,DBの電位VDT,VDBと、ノードA,Bの電位VA,VBと、出力信号OUTと、各トランジスタのON/OFF状態とを図3に纏めて示す。
このセンスアンプ回路は、基本的構成は図1に示したセンスアンプ回路と同様であるが、ラッチ部12においてデータを保持する際のハイ電位とロウ電位を分ける閾値電位を高くし、ノードAとノードBがプリチャージ状態のハイ電位からどちら一方がロウ電位に下がるまでの遅延時間を短くすることで、出力信号OUTをより高速に得ることができるように工夫をしている。その構成を図4に示す。
図4を参照すると、図1におけるトランジスタTP12に代わって並列接続したTO121とTP122とし、TP13に代わって並列接続したTP131とTP132としている。このような回路構成にすることで、トランジスタTP12,TP13のゲート幅を広くしたのと同様な効果を得ることができる。
実際、先に示した図2のSpiceシミュレーションにて算出した出力信号OUT電圧波形と、この実施例のSpiceシミュレーションにて算出した出力信号OUT電圧波形を示す図5を参照すると、後者の遅延時間が短いことが分かる。なお、同様な効果はトランジスタTP12とTP13のゲート幅を広げた構成やゲート長を短くした構成を採用することによっても得ることができる。
このセンスアンプ回路は、基本的構成は図1に示したセンスアンプ回路と同様であるが、ラッチ部12においてセンス部11より同期させる時間を遅らせることで、より微小電圧差の入力信号DT,DBが入力された場合であって、ノードAとノードBに一方がハイ電位、他方がロウ電位に電圧差が生じ、ラッチ部12内部の動作が安定するとともに遅延時間が短くなるように工夫がされている。その構成を図6に示す。
図6を参照すると、図1に示したセンスアンプ回路に対し、トランジスタTN14に代って、トランジスタTN141とTN142の2個を直列接続され、また同期信号を遅らせるバッファ回路BF11を設けている。
トランジスタTN141のドレインはトランジスタTN15とTN16のソースに接続され、ソースはトランジスタTN142のドレインに接続されている。トランジスタTN142のソースは接地電位Vssに接続されている。トランジスタTN141のゲートは同期信号CKにバッファ回路BF11を介して接続され、トランジスタTN142のゲートはクロック信号CKに接続されている。なお、トランジスタTN141とTN142の直列接続を逆の構成にしても同様の効果を得ることができる。
このような回路構成にすることで、クロック信号CKがハイ電位となっても、バッファ回路BF11の遅延時間が経過するまではラッチ部12は機能しない。そして、この間に、微小電圧差の入力信号DT,DBがトランジスタTP12とTP13で増幅され、より大きなノードAとノードBの電位差を得ることができるのである。一方、ロック信号CKがロウ電位となるときはトランジスタTN142がトランジスタTN141より先にOFF状態となるので、バッファ回路BF11による弊害を回避することができる。
このセンスアンプ回路は、図4に示した実施例と、図6に示した実施例を組み合わせた回路構成にすることで、より微小電圧差の入力信号を入力することができ、出力を高速化するものである。その構成を図7に示す。構成の説明と動作の説明は、先の記載から明らかであるで省略する。
本発明のセンスアンプ回路の実施例1を示す回路図 図1に示したセンスアンプ回路の電圧波形 本発明のセンスアンプ回路の実施例1のタイムチャートを表示する図 本発明のセンスアンプ回路の実施例1を示す回路図 本発明のセンスアンプ回路の実施例2の電圧波形図 本発明のセンスアンプ回路の実施例3を示す回路図 本発明のセンスアンプ回路の実施例4を示す回路図 従来技術におけるセンスアンプ回路を示す回路図
符号の説明
11 センスアンプ部
12 ラッチ部
13 セット・リセット型ラッチ部
TP11〜TP17 PMOSトランジスタ
TP121,TP122 PMOSトランジスタ
TP131,TP132 PMOSトランジスタ
TN11〜TN15 NMOSトランジスタ
TN141,TN142 NMOSトランジスタ
BF11 バッファ回路
ND11〜ND12 NAND回路
Vdd 電源電位
Vss 接地電位

Claims (7)

  1. 逆相関係にある2つの入力信号の差動電圧を同期信号に応答して増幅するセンスアンプ部と、
    前記同期信号が無効な間は出力(内部ノード)を電源電位に保持し前記同期信号が有効になると前記センスアンプ部の出力信号を更に増幅するラッチ部と、
    前記ラッチ部の出力信号を前記電源電位または接地電位までのフル振幅状態で保持して出力するセット・リセット型ラッチ部とから構成されることを特徴とするセンスアンプ回路。
  2. 前記センスアンプ部は、
    ゲートが前記入力信号、ドレインが前記出力信号に接続された第1,第2のNMOSトランジスタと、
    ドレインが前記第1,第2のNMOSトランジスタの各ソース、ソースが接地電位、ゲートがクロック信号に接続された第3のNMOSトランジスタとで構成されることを特徴とする請求項1記載のセンスアンプ回路。
  3. 前記ラッチ部は、
    ソースが前記電源電位、ドレインが前記第1,第2のNMOSトランジスタのドレイン、ゲートが前記クロック信号に接続された第1,第2のPMOSトランジスタと、
    ソースが前記電源電位、ドレインが前記第1,第2のNMOSトランジスタのドレイン、ゲートが前記第2,第1のNMOSトランジスタのドレインに接続された第3,第4のPMOSトランジスタと、
    ドレインが前記第1,第2のNMOSトランジスタのドレイン、ゲートが前記第2,第1のNMOSトランジスタのドレインに接続された第4,第5のNMOSトランジスタと、
    ドレインが前記第4,第5のNMOSトランジスタの各ソース、ソースが接地電位、ゲートが前記クロック信号に接続された第6のNMOSトランジスタとで構成されることを特徴とする請求項1記載のセンスアンプ回路。
  4. 前記ラッチ部は、前記内部ノードが前記電源電位にプリチャージされた状態(ハイ電位)からロウ電位に遷移する際に前記ハイ電位とロウ電位を識別する閾値電位を高めるためのトランジスタを設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のセンスアンプ回路。
  5. 前記ラッチ部は、前記第3のPMOSトランジスタに並列接続された第5のPMOSトランジスタと、第4のPMOSトランジスタに並列接続された第6のPMOSトランジスタとを有することを特徴とする請求項4に記載のセンスアンプ回路。
  6. 前記ラッチ部は、前記センスアンプ部の出力信号をより遅れて更に増幅するためのトランジスタを設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のセンスアンプ回路。
  7. 前記ラッチ部は、前記第4,第5のNMOSトランジスタのソースと前記第6のNMOSトランジスタの間に挿入された第7のNMOSトランジスタと、前記クロック信号を遅延させて前記第7のNMOSトランジスタのゲートに供給するバッファとを有することを特徴とする請求項6記載のセンスアンプ回路。
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