JP2011151643A - パルス発生回路 - Google Patents

パルス発生回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2011151643A
JP2011151643A JP2010011882A JP2010011882A JP2011151643A JP 2011151643 A JP2011151643 A JP 2011151643A JP 2010011882 A JP2010011882 A JP 2010011882A JP 2010011882 A JP2010011882 A JP 2010011882A JP 2011151643 A JP2011151643 A JP 2011151643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
circuit
path
generation circuit
pulse generation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010011882A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Terasawa
達矢 寺澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP2010011882A priority Critical patent/JP2011151643A/ja
Publication of JP2011151643A publication Critical patent/JP2011151643A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Generation Of Surge Voltage And Current (AREA)

Abstract

【課題】極めて短いパルス幅のパルス電圧を発生するパルス発生回路を提供する。
【解決手段】パルス発生回路は、誘導エネルギーを蓄積するトランスと、トランスへの直流の供給経路と、供給経路を開閉するスイッチと、トランスの第1端と第2端とを自律的に短絡に近い状態にする補助回路と、トランスからのパルス電圧の出力経路と、直流を供給する直流電源と、直流電源からの直流の供給を安定させるキャパシタと、を備える。補助回路は、トランスに誘導起電力が発生してから短い時間が経過した後に第1端と第2端とを自律的に短絡に近い状態にする。補助回路は、短絡経路を流れる電流を直流電源へ回生する回生回路を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、パルス発生回路に関する。
特許文献1,2は、インダクタ・トランス等への直流の供給経路を開閉しパルス電圧を発生する誘導エネルギー蓄積型のパルス発生回路(パルス電源回路)に関する。
特許文献1のパルス発生回路は、ターンオフが高速な静電誘導サイリスタ等を用いたスイッチにより供給経路を開閉し、パルス幅が短いパルス電圧を発生する。
特許文献2のパルス発生回路は、パルス電圧が発生しているときにトランスの巻線の両端をスイッチにより短絡し、パルス幅の短いパルス電圧を発生する。
特許第3811681号公報 特開2009−5498号公報
特許文献1のパルス発生回路では、スイッチ・インダクタ・トランス等の浮遊容量のため、極めて短いパルス幅、例えば、数100nsec以下のパルス幅のパルス電圧を発生することは困難である。
また、特許文献2のパルス発生回路では、パルス幅が短いパルス電圧を発生させようとすると、トランスの巻線の両端を短絡するスイッチによる開閉のタイミングを高精度で制御する必要がある。このため、特許文献2のパルス発生回路でも、極めて短いパルス幅のパルス電圧を発生させることは困難である。
さらに、特許文献2のパルス発生回路では、トランスの巻線の両端を短絡する回路を流れる電流I3のエネルギーが出力されないため、効率を向上することが困難である。
加えて、特許文献2のパルス発生回路では、パルス電圧の出力が終わった後であっても、電流I3が0に近くなるまで減衰しなければ、次のパルス電圧を発生することができず、パルス電圧の繰り返し周波数を上げることが困難である。
本発明は、この問題を解決するためになされたもので、極めて短いパルス幅のパルス電圧を発生するパルス発生回路を提供することを目的とする。さらに望ましくは、効率が向上しパルス電圧の繰り返し周波数を上げることができるパルス発生回路を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、パルス発生回路であって、誘導エネルギーを蓄積する誘導エネルギー蓄積体と、直流の供給源から前記誘導エネルギー蓄積体への直流の供給経路と、前記供給経路を開閉するスイッチと、前記供給経路が開かれたときに誘導起電力が発生する前記誘導エネルギー蓄積体の第1端と第2端とを接続する補助回路と、を備え、前記補助回路は、誘導起電力の短絡経路と、前記短絡経路に挿入される可飽和リアクトルと、前記短絡経路を流れる電流を前記供給源へ回生する回生回路と、を備える。
請求項2の発明は、請求項1のパルス発生回路において、前記回生回路は、前記短絡経路に挿入される1次側巻線から2次側巻線へ電流を伝達するトランスと、前記2次側巻線から前記供給源への回生経路と、電流が回生されるときに順バイアスされるように前記回生経路に挿入されるダイオードと、を備える。
請求項3の発明は、請求項1のパルス発生回路において、前記誘導エネルギー蓄積体からのパルス電圧の出力経路、をさらに備え、前記誘導エネルギー蓄積体は、磁気結合された第1の巻線と第2の巻線とを備えるトランスであり、前記供給経路により前記第1の巻線へ直流が供給され、前記出力経路により前記第2の巻線からパルス電圧が出力され、前記補助回路は、前記第1の巻線の両端を接続する。
請求項4の発明は、請求項1のパルス発生回路において、前記誘導エネルギー蓄積体からのパルス電圧の出力経路、をさらに備え、前記誘導エネルギー蓄積体は、磁気結合された第1の巻線と第2の巻線とを備えるトランスであり、前記供給経路により前記第1の巻線へ直流が供給され、前記出力経路により前記第2の巻線からパルス電圧が出力され、前記補助回路は、前記第2の巻線の両端を接続する。
請求項5の発明は、請求項1のパルス発生回路において、前記誘導エネルギー蓄積体からのパルス電圧の出力経路、をさらに備え、前記誘導エネルギー蓄積体は、磁気結合された第1の巻線と第2の巻線と第3の巻線とを備えるトランスであり、前記供給経路により前記第1の巻線へ直流が供給され、前記出力経路により前記第2の巻線からパルス電圧が出力され、前記補助回路は、前記第3の巻線の両端を接続する。
本発明によれば、誘導エネルギー蓄積体に誘導起電力が発生してから短い時間が経過した後に誘導エネルギー蓄積体の第1端と第2端とが自律的に短絡される。このため、短いパルス幅のパルス電圧を発生させることが容易になる。また、短絡経路に流れる電流が直流の供給源へ回生されるので、パルス発生回路の効率が向上する。さらに、短絡経路を流れる電流が急速に減衰するので、パルス電圧の繰り返し周波数を上げることができる。
第1実施形態のパルス発生回路の回路図である。 可飽和リアクトルの磁性体コアのB−Hカーブの例を示す図である。 第1実施形態のパルス発生回路の動作を説明する図である。 第1実施形態のパルス発生回路の動作を説明する図である。 第1実施形態のパルス発生回路の動作を説明する図である。 第1実施形態のパルス発生回路の動作を説明する図である。 第1実施形態のパルス発生回路の動作を説明する図である。 第1実施形態のパルス発生回路の動作を説明する図である。 第2実施形態のパルス発生回路の回路図である。 第3実施形態のパルス発生回路の回路図である。 本願発明に関連するパルス発生回路の回路図である。 本願発明に関連するパルス発生回路の動作を説明する図である。 本願発明に関連するパルス発生回路の動作を説明する図である。 本願発明に関連するパルス発生回路の回路図である。 本願発明に関連するパルス発生回路の回路図である。
以下では、本願発明と関連する非公知の関連技術及びその問題点を説明した後に、本願発明の第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態を説明する。
<本願発明と関連する非公知の関連技術及びその問題点>
(パルス発生回路8004の概略)
図11は、パルス発生回路8004の回路図である。パルス発生回路8004は、誘導性素子に誘導エネルギーを蓄積しパルス電圧を出力する誘導エネルギー蓄積型のパルス発生回路である。
図11に示すように、パルス発生回路8004は、誘導エネルギーを蓄積するトランス8008と、トランス8008の第1の巻線8204への直流の供給経路8012と、供給経路8012を開閉するスイッチ8016と、第1の巻線8204の第1端8212と第2端8216とを自律的に短絡に近い状態にする補助回路8020と、トランス8008の第2の巻線8208からのパルス電圧の出力経路8024と、直流を供給する直流電源8028と、直流電源8028からの直流の供給を安定させるキャパシタ8032と、を備える。
パルス発生回路8004においては、スイッチ8016が供給経路8012を閉じると、第1の巻線8204に電流が流れ、トランス8008に誘導エネルギーが蓄積される。トランス8008に誘導エネルギーが蓄積された後に、スイッチ8016が供給経路8012を開くと、第1の巻線8204には自己誘導により誘導起電力が発生し、第2の巻線8208には相互誘導により誘導起電力が発生する。トランス8008の第2の巻線8208に発生した誘導起電力は、パルス電圧として出力経路8024を経由して負荷8036へ出力される。
補助回路8020は、誘導起電力の短絡経路8104と、印加される電圧の時間積分が特定値を超過するとインダクタンスが急激に低下する可飽和リアクトル8108と、短絡経路8104の電流の流れやすさに異方性を付与するダイオード8180と抵抗8184との並列接続体8112と、を備える。
補助回路8020は、第1の巻線8204に誘導起電力が発生してから短い時間が経過した後に第1の巻線8204の第1端8212と第2端8216とを自律的に短絡に近い状態にする。これにより、第2の巻線8208からのパルス電圧の出力が停止され、パルス幅が短いパルス電圧が発生する。
(パルス発生回路8004の動作)
図12及び図13は、パルス発生回路8004の動作を説明する図である。図12及び図13は、それぞれ、スイッチ8016の状態及び補助回路8020を流れる電流I3の時間変化を示す。タイミングt0において、図12に示すように、スイッチ8016がON状態になり供給経路8012が閉じられると、トランス8008への誘導エネルギーの蓄積が始まるとともに、図13に示すように、電流I3が負方向へ増加し始める。電流I3は、直流電源8028の出力電圧と抵抗8184の抵抗値とで決まる定常値まで負方向に増加する。
タイミングt1において、図12に示すように、スイッチ8016がOFF状態になり供給経路8012が開かれると、第2の巻線8208から負荷8036へのパルス電圧の出力が始まる。しかし、この時点では、可飽和リアクトル8108の磁性体コア8116は飽和しておらず、可飽和リアクトル8108のインダクタンスも低下していないので、第1の巻線8204の第1端8212と第2端8216とは短絡に近い状態にはなっておらず、図13に示すように、電流I3は0に近い。
タイミングt2において、磁性体コア8116が飽和し、可飽和リアクトル8108のインダクタンスが低下すると、図13に示すように、電流I3が正方向に増加し、第1の巻線8204の第1端8212と第2端8216とが短絡に近い状態になる。第1の巻線8204の第1端8212と第2端8216とが短絡に近い状態になると、第2の巻線8208から負荷8036へのパルス電圧の出力が終わる。
(パルス発生回路8004の問題点)
パルス発生回路8004は、特開2009−5498号公報のパルス発生回路と同じく、パルス電圧の出力が終わった後であっても、電流I3が0に近くなるまで減衰しなければ、次のパルス電圧を発生することができない。電流I3が十分に減衰しないうちに次のパルス電圧を発生すると、トランス8008に誘導エネルギーが残存している状態のままトランス8008への新たな誘導エネルギーの蓄積が始まり、発生するパルス電圧のエネルギーが次第に大きくなるからである。このため、パルス発生回路8004においては、繰り返し周波数を上げることが困難である。また、パルス発生回路8004においては、特開2009−5498号公報のパルス発生回路と同じく、補助回路8020を流れる電流I3のエネルギーが出力されないため、効率を向上することが困難である。
(パルス発生回路8004の繰り返し周波数の上限)
パルス発生回路8004において電流I3が0に近くなるまで減衰するのに必要な時間tは、第1の巻線8204の励磁インダクタンスLex、可飽和リアクトル8108が飽和したときに補助回路8020に流れる電流I3の電流値I3s及びダイオード8180の順方向電圧Vfを用いて、式(1)であらわされる。
Figure 2011151643
励磁インダクタンスLexが3μH、電流値I3sが50A、順方向電圧Vfが0.6Vである場合は、時間tは250μsecとなり、繰り返し周波数の上限は約5kppsとなる。
(抵抗8120,8188の挿入による繰り返し周波数の向上)
電流I3の減衰を促進し、繰り返し周波数を上げるため、図14及び図15に示すように、電流I3が流れる経路に抵抗8120,8188を挿入することも考えられる。
抵抗8120,8188が挿入された場合、電流I3が電流値I3sの1%まで減衰するまでに必要な時間tは、励磁インダクタンスLex及び抵抗8120,8188の抵抗値Rを用いて、式(2)であらわされる。式(2)におけるLn(0.01)は、0.01(1%)の自然対数を意味する。
Figure 2011151643
励磁インダクタンスLexが3μH、抵抗値Rが1Ωである場合は、時間tは13.8μsecとなり、繰り返し周波数の上限は約50kppsとなる。
しかし、抵抗8120,8188が挿入されても、補助回路8020を流れる電流I3のエネルギーが出力されないことに変わりはなく、効率を向上することが困難であることに変わりはない。また、補助回路8020を流れる電流I3により抵抗8120,8188が著しく発熱するという問題が生じる。
トランス8008に蓄積されるエネルギーE1は、励磁インダクタンスLex及びトランス8008への誘導エネルギーの蓄積に使われる電流の電流値Icを用いて、式(3)であらわされる。抵抗8120,8188で消費されるエネルギーE2は、励磁インダクタンスLex及び電流値I3sを用いて、式(4)であらわされる。
Figure 2011151643
Figure 2011151643
電流値Icが100A、電流値I3sが50Aである場合は、トランス8008に蓄積される誘導エネルギーは15mJ、抵抗8120,8188で消費されるエネルギーは3.75mJとなる。このときのパルス発生回路8004の効率は75%である。また、繰り返し周波数を20kppsとすると抵抗8120,8188で消費される電力は3.75mJ×5kpps=19Wとなるので、大型の抵抗8120,8188が必要になる。
<第1実施形態>
(パルス発生回路1004の概略)
図1は、パルス発生回路8004を改良した第1実施形態のパルス発生回路1004の回路図である。パルス発生回路1004には、短絡経路1104を流れる電流を回生する回生回路1118が設けられる。回生回路1118は、補助回路1020を流れる電流I3の減衰を促進し、パルス発生回路1004の繰り返し周波数の上限を上げることに寄与するとともに、パルス発生回路1004の効率を向上する。
図1に示すように、パルス発生回路1004は、誘導エネルギーを蓄積するトランス1008と、トランス1008の第1の巻線1204への直流の供給経路1012と、供給経路1012を開閉するスイッチ1016と、第1の巻線1204の第1端1212と第2端1216とを自律的に短絡に近い状態にする補助回路1020と、トランス1008の第2の巻線1208からのパルス電圧の出力経路1024と、直流を供給する直流電源1028と、直流電源1028からの直流の供給を安定させるキャパシタ1032と、を備える。
パルス発生回路1004においては、スイッチ1016が供給経路1012を閉じると、第1の巻線1204に電流が流れトランス1008に誘導エネルギーが蓄積される。トランス1008に誘導エネルギーが蓄積された後に、スイッチ1016が供給経路1012を開くと、第1の巻線1204には自己誘導により誘導起電力が発生し、第2の巻線1208には相互誘導により誘導起電力が発生する。トランス1008の第2の巻線1208に発生した誘導起電力は、パルス電圧として出力経路1024を経由して負荷1036へ出力される。
補助回路1020は、第1の巻線1204に誘導起電力が発生してから短い時間が経過した後に第1の巻線1204の第1端1212と第2端1216とを自律的に短絡に近い状態にする。これにより、第2の巻線1208からのパルス電圧の出力が停止され、パルス幅が短いパルス電圧が発生する。短絡に近い状態にすることが自律的であることは、複雑な制御を不要にし、短いパルス幅のパルス電圧を発生させることを容易にする。「自律的」とは、短絡のタイミングを決める信号の入力を受けることなく、誘導起電力の発生に応答して短絡に近い状態にすることを意味する。
(補助回路1020)
補助回路1020は、第1の巻線1204の第1端1212と第2端1216とを接続する。
補助回路1020は、誘導起電力の短絡経路1104と、印加される電圧値の時間積分が特定値を超過するとインダクタンスが急激に低下する可飽和リアクトル1108と、短絡経路1104の電流の流れやすさに異方性を付与するダイオード1180と抵抗1184との並列接続体1112と、を備える。加えて、補助回路1020は、短絡経路1104を流れる電流を直流の供給源となる直流電源1028とキャパシタ1032との並列接続体1034へ回生する回生回路1118を備える。
可飽和リアクトル1108は、短絡経路1104に挿入される。並列接続体1112は、スイッチ1016が供給経路1012を開いたときに第1の巻線1204に発生する誘導起電力によりダイオード1180が順バイアスされるように短絡経路1104に挿入される。すなわち、ダイオード1180のカソードが可飽和リアクトル1108及びトランス1404の1次側巻線1504を介して第1の巻線1204の第1端1212に接続され、ダイオード1180のアノードが第1の巻線1204の第2端1216に接続される。なお、可飽和リアクトル1108の挿入位置と並列接続体1112の挿入位置と1次側巻線1504の挿入位置とを入れ替えてもよい。
図2は、可飽和リアクトル1108の磁性体コア1116のB−Hカーブの例を示す図である。
スイッチ1016が供給経路1012を閉じると、第1の巻線1204の第1端1212の電圧が第2端1216の電圧よりも高くなる。これにより、補助回路1020においては、ダイオード1180が逆バイアスされ、第1の巻線1204の第1端1212から第2端1216へ向かう電流が流れる。第1の巻線1204の第1端1212から第2端1216へ向かう電流は、1次側巻線1504、可飽和リアクトル1108及び抵抗1184を主に経由する。
抵抗1184の抵抗値は、このときに可飽和リアクトル1108に流れる電流により磁性体コア1116が図2に示す飽和状態S1となるように決められる。これにより、スイッチ1016により供給経路1012が閉じられるごとに可飽和リアクトル1108が一定の状態に初期化される。この動作を以下では「初期化動作」という。初期化動作は、パルス発生回路1004がパルス電圧を繰り返し発生する場合にパルス電圧を均一化することに寄与する。ただし、抵抗1184の抵抗値が小さくなりすぎると、抵抗1184で消費される電力が大きくなり、電力容量が大きい抵抗を使用したり大掛かりな放熱対策を行ったりする必要が発生するため、抵抗1184の抵抗値は、上記の初期化動作を妨げない範囲で、できるだけ大きく決められる。
一方、スイッチ1016が供給経路1012を開くと、第1の巻線1204の第2端1216の電圧が第1端1212の電圧よりも高くなる。これにより、補助回路1020においては、ダイオード1180が順バイアスされ、可飽和リアクトル1108には、上記の初期化動作のときとは逆方向の電圧が印加される。
このとき、可飽和リアクトル1108に印加される電圧により、磁性体コア1116は、磁化反転を起こし、図2に示す飽和状態S2となる。これにより、可飽和リアクトル1108のインダクタンスが急激に低下し、第1の巻線1204の第1端1212と第2端1216とが短絡に近い状態になる。この動作を以下では「短絡動作」という。
並列接続体1112に代えて、並列接続体1112と同様の電流の流れ易さの異方性を有する素子又は素子群を使用してもよい。
(トランス1008)
トランス1008は、誘導エネルギーを蓄積する誘導エネルギー蓄積体である。誘導エネルギーとは、誘導性素子に電流を流すことによって蓄積される磁気エネルギーを意味する。トランス1008の第1の巻線1204と第2の巻線1208とは磁気結合される。第1の巻線1204に電流を流すことによってトランス1008に蓄積された誘導エネルギーは、第2の巻線1208から電気エネルギーとして取り出される。
第1の巻線1204の第1端1212は、直流電源1028の正極及びキャパシタ1032の一端に接続され、第1の巻線1204の第2端1216は、スイッチ1016を介して直流電源1028の負極及びキャパシタ1032の他端に接続される。
トランス1008に代えて単一の巻線を備えるインダクタを誘導エネルギー蓄積体として使用し、インダクタから直接的にパルス電圧を出力してもよい。
(スイッチ1016)
図1に示すように、スイッチ1016は、供給経路1012を開閉するMOSFET(酸化金属半導体電界効果トランジスタ)1304と、MOSFET1304を駆動する駆動回路1308と、MOSFET1304に続いて供給経路1012を開閉するSIサイリスタ(静電誘導サイリスタ)1312と、SIサイリスタ1312へのバイアス付与経路1314と、SIサイリスタ1312のゲートへ電流が流入することを抑制しSIサイリスタ1312のゲートから電流が流出することを許容するダイオード1318と、を備える。
SIサイリスタ1312及びMOSFET1304は、ターンオンしたときに供給経路1012を閉じターンオフしたときに供給経路1012を開くように供給経路1012に直列に挿入される。すなわち、SIサイリスタ1312のアノードは、第1の巻線1204の第2端1216に接続され、SIサイリスタ1312のカソードは、MOSFET1304のドレインに接続され、MOSFET1304のソースは、直流電源1028の負極及びキャパシタ1032の他端に接続される。SIサイリスタ1312のゲートは、バイアス付与経路1314により第1の巻線1204の第1端1212に接続される。バイアス付与経路1314により、第1の巻線1204に発生した誘導起電力でSIサイリスタ1312がバイアスされる。ダイオード1318は、バイアス付与経路1314に挿入される。ダイオード1180のカソードは、第1の巻線1204の第1端1212に接続され、ダイオード1180のアノードは、SIサイリスタ1312のゲートに接続される。ダイオード1180により、SIサイリスタ1312が電圧駆動により正バイアスされ電流駆動により負バイアスされる。
MOSFET1304がターンオンすると、高インピーダンスのダイオード1318を介してSIサイリスタ1312のゲートが正バイアスされ、SIサイリスタ1312もターンオンする。これにより、供給経路1012が閉じられ、第1の巻線1204への直流の供給が始まる。
MOSFET1304がターンオフすると、トランス1008に蓄積されたエネルギーにより、SIサイリスタ1312のカソードに流れていた電流がゲートへ転流し、SIサイリスタ1312の内部に充電されていたキャリアが排出され、SIサイリスタ1312も高速にターンオフする。これにより、供給経路1012が開かれ、第1の巻線1204への直流の供給が終わる。
図1に示すスイッチ1016には、単純であるにもかかわらず、供給経路1012を高速に開くことができるという利点がある。このことは、立ち上がりの早いパルス電圧を発生することに寄与する。しかし、他の形式のスイッチ1016で供給経路1012が開閉されてもよい。
例えば、SIサイリスタ1312がバイポーラトランジスタ・GTO(ゲートターンオフ)サイリスタ・MOSFET・IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)・SIT(静電誘導トランジスタ)等の他の種類のスイッチング素子に変更されてもよい。SIサイリスタ1312が他の種類のスイッチング素子に変更される場合は、必要に応じて、スイッチング素子の挿入位置が変更され、バイアス付与経路が変更される。
MOSFET1304がバイポーラトランジスタ・GTOサイリスタ・IGBT・SIT・SIサイリスタ等の他の種類のスイッチング素子に変更されてもよい。MOSFET1304が他の種類のスイッチング素子に変更される場合は、必要に応じて、駆動回路1308が変更され、転流回路が設けられる。
2種類のスイッチング素子を備えるスイッチ1016に代えて1種類のスイッチング素子のみを備えるスイッチを使用してもよい。
(回生回路1118)
図1に示すように、回生回路1118は、1次側巻線1504から2次側巻線1508へ電流を伝達するカレントトランス等のトランス1404と、2次側巻線1508から並列接続体1034への回生経路1408と、回生経路1408の電流の流れやすさに異方性を付与するダイオード1412と、を備える。1次側巻線1504は、短絡経路1104に挿入される。回生経路1408は、2次側巻線1508の第1端1512を直流電源1028の正極及びキャパシタ1023の一端へ接続し、2次側巻線1508の第2端1516を直流電源1028の負極及びキャパシタ1023の他端へ接続する。ダイオード1412は、2次側巻線1504から直流電源1028へ電流が回生されるときに順バイアスされるように回生経路1408に挿入される。したがって、2次側巻線1508の第1端1512と直流電源1028の正極及びキャパシタ1023の一端との間にダイオード1412が挿入される場合は、ダイオード1412のアノードが2次側巻線1508の第1端1512に接続され、ダイオード1412のカソードが直流電源1028の正極及びキャパシタ1023の一端に接続される。もちろん、2次側巻線1508の第2端1516と直流電源1028の負極及びキャパシタ1023の他端との間にダイオード1412が挿入される場合は、ダイオード1412のアノードが直流電源1028の負極及びキャパシタ1023の他端へ接続され、ダイオード1412のカソードが2次側巻線1508の第2端1516へ接続される。
短絡動作が行われるときには、1次側巻線1504に流れる電流に応じた電流が2次側巻線1508に流れ、ダイオード1412が順バイアスされ、2次側巻線1508から並列接続体1034へ電流が回生される。これにより、パルス発生回路1004の効率が向上する。また、電流I3の減衰が促進され、繰り返し周波数の上限が上がる。
一方、初期化動作が行われるときには、ダイオード1412が逆バイアスされ、電流は回生されない。
パルス発生回路1004において電流I3が0に近くなるまで減衰するのに必要な時間tは、励磁インダクタンスLex、電流値I3s及び1次側巻線1504に印加される電圧Vctを用いて、式(5)であらわされる。
Figure 2011151643
励磁インダクタンスLexが3μH、電流値I3sが50A、電圧Vctが150Vである場合は、時間tは3μsecとなり、繰り返し周波数の上限は約100kppsとなる。
直流電源1028と並列にキャパシタ1032が接続される場合は、回生された電流によりキャパシタ1032が充電されるので、直流電源1028が回生された電流を回収する機能を有していない場合でも回生回路1118による回生は有効である。直流電源1028が回生された電流を回収する機能を有する場合は、キャパシタ1032が設けられなくても回生回路1118による回生は有効である。ただし、直流電源1028が蓄電池である場合は、回生された電流を回収する機能を有するものの、キャパシタ1032が設けられることが望ましい。蓄電池の充電には電気化学反応を伴うため、パルスに対する応答性が良好でなく、回生された電流が十分に活用されないからである。
(パルス発生回路1004の動作)
図3〜図8は、パルス発生回路1004の動作を説明する図である。図3〜図8は、それぞれ、MOSFET1304の駆動信号、第1の巻線1204の第1端1212と第2端1216との間の電圧V1、第1の巻線1204を流れる電流I1、第2の巻線1208の第1端1220と第2端1224との間の電圧V2、第2の巻線1208を流れる電流I2及び補助回路1020を流れる電流I3の時間変化を示す。
タイミングt0において、図3に示すように駆動回路1308からMOSFET1304へのON信号の入力が始まると、MOSFET1304及びSIサイリスタ1312がターンオンし、供給経路1012が閉じられる。供給経路1012が閉じられると、図5に示すように、電流I1が正方向に増加し始め、トランス1008への誘導エネルギーの蓄積が始まる。このとき、図4に示すように、電圧V1が正方向へ上昇するので、図8に示すように、電流I3が負方向へ増加し始める。電流I3は、直流電源1028の出力電圧と抵抗1184の抵抗値で決まる定常値まで負方向に増加する。この負方向への電流I3の増加により、可飽和リアクトル1108の状態が初期化される。
タイミングt1において、図3に示すように駆動回路1308からMOSFET1304へのON信号の入力が終わると、MOSFET1304及びSIサイリスタ1312がターンオフし、供給経路1012が開かれる。供給経路1012が開かれると、図4に示すように自己誘導により電圧V1が負方向に反転して電圧V1が負方向に急激に上昇し始め、図6に示すように相互誘導により電圧V2が負方向に急激に上昇し始める。これにともない、第2の巻線1208から負荷1036へのパルス電圧の出力が始まり、図7に示すように電流I2が負方向に急激に増加する。しかし、この時点では、磁性体コア1116は飽和しておらず、可飽和リアクトル1108のインダクタンスも低下していないので、第1の巻線1204の第1端1212と第2端1216とは短絡に近い状態にはなっておらず、図8に示すように、電流I3は0に近い。
タイミングt2において、磁性体コア1116が飽和し、可飽和リアクトル1108のインダクタンスが低下すると、図8に示すように電流I3が正方向に増加し、第1の巻線1204の第1端1212と第2端1216とが短絡に近い状態になる。第1の巻線1204の第1端1212と第2端1216とが短絡に近い状態になると、図4に示すように電圧V1が0に近くなり、図6に示すように電圧V2が0に近くなる。これにともない、第2の巻線1208から負荷1036へのパルス電圧の出力が終わり、図7に示すように電流I2が0に近くなる。
このとき、1次側巻線1504の両端には直流電源1028の出力電圧にほぼ等しい電圧が印加され、2次側巻線1508から直流電源1028へ電流が回生される。これにより、電流I3が急速に減衰し、補助回路1020を流れる電流I3のエネルギーが再利用される。
(パルス幅)
可飽和リアクトル1108の両端の電圧v、すなわち、可飽和リアクトル1108に印加される電圧vは、可飽和リアクトル1108の巻き数N及び実効断面積Ae並びに磁性体コア1116の中の磁束密度Bを用いて、式(6)であらわされる。
Figure 2011151643
式(6)の両辺を時間tについて積分して変形すると、式(7)が得られる。
Figure 2011151643
式(7)は、磁性体コア1116が図2に示す飽和状態S2になるまでの時間は、可飽和リアクトル1108に印加される電圧vの時間積分値が、磁性体コア1116の材質並びに可飽和リアクトル1108の巻き数N及び実効断面積Aeによって決まる特定値になるまでの時間によって決まることを示す。したがって、パルス電圧のパルス幅は、磁性体コア1116の材質並びに可飽和リアクトル1108の巻き数N及び実効断面積Aeによって決まる。なお、ダイオード1180の順方向電圧は、第1の巻線1204に発生する誘導起電力よりも著しく低いので、可飽和リアクトル1108に印加される電圧vは、電圧V1と同視され、可飽和リアクトル1108に印加される電圧vの時間積分値は、図4のハッチングを付した領域の面積と同視される。
ここで、電圧V1がピーク値に達したときに磁性体コア1116が図2の飽和状態S1になるように磁性体コア1116の材質並びに可飽和リアクトル1108の巻き数N及び実効断面積Aeを決めておけば、パルス電圧のピーク値を維持しながら、流れる電流を減らすことができる。
(用途)
第1実施形態のパルス発生回路1004は、どのような用途に使用されてもよいが、例えば、パルスプラズマ放電を発生させる装置のパルス電源として使用される。パルスプラズマ放電を発生させる装置には、例えば、プラズマCVD(化学気相蒸着)装置、ガス処理装置、表面処理装置等がある。
<第2実施形態>
図9は、第2実施形態のパルス発生回路2004の回路図である。パルス発生回路2004は、補助回路1020が、第1の巻線1204の第1端1212と第2端1216とを接続するのではなく、第2の巻線1208の第1端1220と第2端1224とを接続し、第2の巻線1208の第1端1220と第2端1224とを自律的に短絡に近い状態にすること以外は、パルス発生回路1004と同じく構成される。並列接続体1112は、スイッチ1016が供給経路1012を開いたときに第2の巻線1208に発生する誘導起電力によりダイオード1180が順バイアスされるように短絡経路1104に挿入される。
パルス発生回路2004においては、スイッチ1016が供給経路1012を閉じると、第1の巻線1204に電流が流れトランス1008に誘導エネルギーが蓄積される。トランス1008に誘導エネルギーが蓄積された後に、スイッチ1016が供給経路1012を開くと、第1の巻線1204には自己誘導により誘導起電力が発生し、第2の巻線1208には相互誘導により誘導起電力が発生する。トランス1008の第2の巻線1208に発生した誘導起電力は、パルス電圧として出力経路1024を経由して負荷1036へ出力される。
補助回路1020は、第2の巻線1208に誘導起電力が発生してから短い時間が経過した後に第2の巻線1208の第1端1220と第2端1224とを自律的に短絡に近い状態にする。これにより、第2の巻線1208からのパルス電圧の出力が停止され、パルス幅が短いパルス電圧が発生する。
短絡動作が行われるときには、1次側巻線1504に流れる電流に応じた電流が2次側巻線1508に流れ、ダイオード1412が順バイアスされ、2次側巻線1508から並列接続体1034へ電流が回生される。これにより、パルス発生回路2004の効率が向上する。また、電流I3の減衰が促進され、繰り返し周波数の上限が上がる。
パルス発生回路2004においても、スイッチ1016が供給経路1012を閉じたときに第2の巻線1208に発生する誘導起電力により、可飽和リアクトル1108の状態が初期化される。
<第3実施形態>
図10は、第3実施形態のパルス発生回路3004の回路図である。パルス発生回路3004は、トランス1008が第1の巻線3204及び第2の巻線3208に加えて第3の巻線3228を備えるトランス3008に置き換えられ、補助回路1020が、第1の巻線3204の第1端3212と第2端3216とを接続するのではなく、第3の巻線3228の第1端3232と第2端3236とを接続し、第3の巻線3228の第1端3232と第2端3236とを自律的に短絡に近い状態にすること以外は、パルス発生回路1004と同じく構成される。並列接続体1112は、スイッチ1016により供給経路1012が開かれたときに第3の巻線3228に発生する誘導起電力によりダイオード1180が順バイアスされるように短絡経路1104に挿入される。
トランス3008の第1の巻線3204と第2の巻線3208と第3の巻線3228とは磁気結合される。
パルス発生回路3004においては、スイッチ1016が供給経路1012を閉じると、第1の巻線3204に電流が流れトランス3008に誘導エネルギーが蓄積される。トランス3008に誘導エネルギーが蓄積された後に、スイッチ1016が供給経路1012を開くと、第1の巻線3204には自己誘導により誘導起電力が発生し、第2の巻線3208及び第3の巻線3228には相互誘導により誘導起電力が発生する第2の巻線3208に発生した誘導起電力は、パルス電圧として出力経路1024を経由して負荷1036へ出力される。
補助回路1020は、第3の巻線3228に誘導起電力が発生してから短い時間が経過した後に第3の巻線3228の第1端3232と第2端3236とを自律的に短絡に近い状態にする。これにより、第2の巻線3208からのパルス電圧の出力が停止され、パルス幅が短いパルス電圧が発生する。
短絡動作が行われるときには、1次側巻線1504に流れる電流に応じた電流が2次側巻線1508に流れ、ダイオード1412が順バイアスされ、2次側巻線1508から並列接続体1034へ電流が回生される。これにより、パルス発生回路3004の効率が向上する。また、電流I3の減衰が促進され、繰り返し周波数の上限が上がる。
パルス発生回路3004においても、スイッチ1016により供給経路1012が閉じられたときに第3の巻線3228に発生する誘導起電力により、可飽和リアクトル1108の状態が初期化される。
<その他>
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において例示であり、この発明は上記の説明に限定されない。例示されない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定されうる。
1004,2004,3004 パルス発生回路
1008,3008 トランス
1012 供給経路
1016 スイッチ
1020 補助回路
1024 出力経路
1116 回生回路
1404 トランス
1408 回生経路
1412 ダイオード

Claims (5)

  1. パルス発生回路であって、
    誘導エネルギーを蓄積する誘導エネルギー蓄積体と、
    直流の供給源から前記誘導エネルギー蓄積体への直流の供給経路と、
    前記供給経路を開閉するスイッチと、
    前記供給経路が開かれたときに誘導起電力が発生する前記誘導エネルギー蓄積体の第1端と第2端とを接続する補助回路と、
    を備え、
    前記補助回路は、
    誘導起電力の短絡経路と、
    前記短絡経路に挿入される可飽和リアクトルと、
    前記短絡経路を流れる電流を前記供給源へ回生する回生回路と、
    を備えるパルス発生回路。
  2. 請求項1のパルス発生回路において、
    前記回生回路は、
    前記短絡経路に挿入される1次側巻線から2次側巻線へ電流を伝達するトランスと、
    前記2次側巻線から前記供給源への回生経路と、
    電流が回生されるときに順バイアスされるように前記回生経路に挿入されるダイオードと、
    を備えるパルス発生回路。
  3. 請求項1のパルス発生回路において、
    前記誘導エネルギー蓄積体からのパルス電圧の出力経路、
    をさらに備え、
    前記誘導エネルギー蓄積体は、磁気結合された第1の巻線と第2の巻線とを備えるトランスであり、
    前記供給経路により前記第1の巻線へ直流が供給され、
    前記出力経路により前記第2の巻線からパルス電圧が出力され、
    前記補助回路は、
    前記第1の巻線の両端を接続する、
    パルス発生回路。
  4. 請求項1のパルス発生回路において、
    前記誘導エネルギー蓄積体からのパルス電圧の出力経路、
    をさらに備え、
    前記誘導エネルギー蓄積体は、磁気結合された第1の巻線と第2の巻線とを備えるトランスであり、
    前記供給経路により前記第1の巻線へ直流が供給され、
    前記出力経路により前記第2の巻線からパルス電圧が出力され、
    前記補助回路は、
    前記第2の巻線の両端を接続する、
    パルス発生回路。
  5. 請求項1のパルス発生回路において、
    前記誘導エネルギー蓄積体からのパルス電圧の出力経路、
    をさらに備え、
    前記誘導エネルギー蓄積体は、磁気結合された第1の巻線と第2の巻線と第3の巻線とを備えるトランスであり、
    前記供給経路により前記第1の巻線へ直流が供給され、
    前記出力経路により前記第2の巻線からパルス電圧が出力され、
    前記補助回路は、
    前記第3の巻線の両端を接続する、
    パルス発生回路。
JP2010011882A 2010-01-22 2010-01-22 パルス発生回路 Pending JP2011151643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010011882A JP2011151643A (ja) 2010-01-22 2010-01-22 パルス発生回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010011882A JP2011151643A (ja) 2010-01-22 2010-01-22 パルス発生回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011151643A true JP2011151643A (ja) 2011-08-04

Family

ID=44538235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010011882A Pending JP2011151643A (ja) 2010-01-22 2010-01-22 パルス発生回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011151643A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022516965A (ja) * 2019-01-08 2022-03-03 イーグル ハーバー テクノロジーズ,インク. ナノ秒パルサー回路での効率的なエネルギー回収

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022516965A (ja) * 2019-01-08 2022-03-03 イーグル ハーバー テクノロジーズ,インク. ナノ秒パルサー回路での効率的なエネルギー回収
JP7320608B2 (ja) 2019-01-08 2023-08-03 イーグル ハーバー テクノロジーズ,インク. ナノ秒パルサー回路での効率的なエネルギー回収

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9019724B2 (en) High power converter architecture
JP6390959B2 (ja) 駆動装置、電力変換装置
TWI472131B (zh) 準諧振返馳式功率轉換器之主動箝位電路
JP6369808B2 (ja) 駆動装置、電力変換装置
JP2009273230A (ja) スイッチング電源装置
WO2016007835A1 (en) Soft switching on all switching elements converter through current shaping "bucharest converter"
JP5362466B2 (ja) 電力変換回路の制御装置
US8344762B2 (en) Gate driving circuit
EP2461482A2 (en) Pulse generation circuit
JP2011151643A (ja) パルス発生回路
US11128225B2 (en) DC-to-DC converter and method for operating a DC-to-DC converter
JP4465717B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2007181375A (ja) 高電圧パルス発生回路およびパルス幅変更方法
JP2011114429A (ja) パルス発生回路
JP6937432B2 (ja) 共振型電力変換装置の制御方法および共振型電力変換装置
JP4516308B2 (ja) パルス発生装置
JP4783628B2 (ja) 放電装置
JP5369987B2 (ja) ゲート駆動回路
US7733067B2 (en) Burst frequency resonant inverter
JP2012016176A (ja) パルス発生回路
JP2009261117A (ja) スイッチング電源装置
GB2370655A (en) DC switching regulator circuit
JP4740559B2 (ja) パルス電源
WO2005041389A1 (ja) パルス発生回路
JP6945429B2 (ja) 絶縁型スイッチング電源