JP2011151601A - パケット中継装置及びパケットを中継する方法 - Google Patents

パケット中継装置及びパケットを中継する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011151601A
JP2011151601A JP2010011037A JP2010011037A JP2011151601A JP 2011151601 A JP2011151601 A JP 2011151601A JP 2010011037 A JP2010011037 A JP 2010011037A JP 2010011037 A JP2010011037 A JP 2010011037A JP 2011151601 A JP2011151601 A JP 2011151601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
queue
packet
discard
stage
relay device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010011037A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5340186B2 (ja
Inventor
Takahiro Yamada
恭弘 山田
Hideki Hinosugi
英樹 日野杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alaxala Networks Corp
Original Assignee
Alaxala Networks Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alaxala Networks Corp filed Critical Alaxala Networks Corp
Priority to JP2010011037A priority Critical patent/JP5340186B2/ja
Priority to US13/008,611 priority patent/US8761012B2/en
Publication of JP2011151601A publication Critical patent/JP2011151601A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5340186B2 publication Critical patent/JP5340186B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/17Interaction among intermediate nodes, e.g. hop by hop
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/29Flow control; Congestion control using a combination of thresholds
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/30Flow control; Congestion control in combination with information about buffer occupancy at either end or at transit nodes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/32Flow control; Congestion control by discarding or delaying data units, e.g. packets or frames
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/90Buffering arrangements
    • H04L49/9036Common buffer combined with individual queues

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】多段構成のキューを利用したパケット中継装置において、従来とは異なるパケットの廃棄制御を実現することのできる技術を提供する。
【解決手段】多段に構成されたキューを利用してパケットを中継するパケット中継装置は、受信したパケットをキューに格納せずに廃棄するか否かを判定する判定部を備える。判定部は、パケットが属する前段以前のキューの状態を示す前段キュー情報と、パケットが属する後段のキューの状態を示す後段キュー情報とに基づいて、当後段のキューにおいてパケットを廃棄するか否かを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パケットを中継するパケット中継装置及びパケットを中継する方法に関するものである。
通信の中継を行う装置に対して許容能力を大きく超える通信や要求があると、通信が滞ることがある。これは一般に通信の輻輳と呼ばれ、その発生はインターネット通信においても例外ではない。
インターネットの通信においては、通常、パケットと呼ばれる単位で送受信が行われ、データのやり取りが行なわれる。このパケットの中継を行うパケット中継装置としては、例えば、スイッチやルータといったものが知られている。パケット中継装置は、多くの場合、パケットを一時格納するためのキューを備えている。キューは、パケット中継装置の通信において、複数のフロー間での送信パケットの到着順序の重なりによって生じるバースト的なトラフィックによってパケットの廃棄が発生してしまうことを抑制する役割や、QoS(Quality of Service)のためにパケットの優先制御や通信の帯域制御を実施する役割などを担っている。
パケット中継装置に対してその許容範囲を超えるトラフィックが流れようとした場合、輻輳が発生する可能性がある。インターネットを構成するネットワークは、基本的にベストエフォート型ネットワーク通信である。インターネットで使用される代表的なプロトコルであるTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)では、品質が保証されていないネットワーク上を伝播させても通信の完全性を保つために、パケットの送受信を行う端末間でパケットを再送する仕組みが実装されている。このことから、インターネット上で使用されるパケット中継装置は、パケットを廃棄する制御が許容されており、ローコストで高速な通信を実現することが可能となっている。一方で、この廃棄制御の重要性は極めて高くなっている。
パケットの廃棄制御の代表例としては、例えば、Tail DropやRED(Random Early Detection)が挙げられる。Tail Dropは、キューごとにパケットを格納可能な最大閾値を持つ方式で、キュー長が最大閾値を超えた場合に、あふれたパケットを廃棄する方式である。この制御方式は、実装が容易である一方、一斉廃棄によってパケットの再送がスロースタートになり、TCP/IPによる通信の下では、得られるべきスループットが得られないといった問題がある。
もう1つの代表例であるREDは、キューごとに最小閾値、最大閾値及び最大パケット廃棄率をパラメータとして持つ方式であり、キュー長が最小閾値を超えると、キュー長に応じたパケット廃棄確率を用いてパケットを廃棄する。そして、キュー長が最大閾値に達するまではキュー長に応じた確率で徐々にパケットが廃棄されるが、キュー長が最大閾値を超えるとキューからパケットがあふれるため、あふれた全てのパケットが廃棄される。REDは実装がTail Dropより複雑な一方、キュー長に応じた割合でパケットが徐々に廃棄されるため、TCP/IPによる通信の下において、一斉に再送処理が発生する現象を抑制することができ、本来の回線性能が発揮されやすくなる。
上述した2つの廃棄制御技術には、WTD(Weighted Tail Drop)と呼ばれる改良技術と、WRED(Weighted Random Early Detection)と呼ばれる改良技術が提案されている。この2つの改良技術は、どちらもパケットが属するアプリケーション種別ごとに異なるポリシーによって制御する方式であり、それぞれのアプリケーションごとに異なる廃棄閾値を持つことにより、廃棄優先制御を実現することができる。WTDの場合では、キュー長の最大閾値をパケットのアプリケーション種別ごとに変更することができる。WREDの場合では、最小閾値、最大閾値及び最大パケット廃棄率を、パケットが属するアプリケーション種別ごとに変更することができる。いずれの制御方式もパケットのアプリケーション種別ごとに廃棄優先度制御を可能としているため高機能であるが、アプリケーション種別ごとの情報管理が必要となる。
ところで、パケット中継装置の中には、キューが多段的な構造になっているものがある。そして、多段キューの構成を採用するパケット中継装置では、統計多重効果の考え方に基づいて各キューの最大長が設計されることがある。この場合における統計多重効果とは、全てのキューが同時に設定した最大値までキュー長を使うことはないと考え、全てのキューの最大値の合計よりも少ないキュー長で全てのキューをまかなうというものである。統計多重効果を適用しない場合には全てのキューの最大値の総和分のメモリが必要になるのに対し、この考えに基づいて設計した場合、メモリ量が少なく済むため省資源になり、コスト削減や消費電力の低減が可能となる。
なお、統計多重効果の考えに基づいて設計されたパケット中継装置の多段キューでは、前段の全てのキューの最大長の総和よりも全体のバッファメモリ量を監視するキューの最大長の方が短くなる。このような内部構成のとき、キューが輻輳する場合には、全体のバッファメモリ量を監視するキューが先に逼迫するケースがある。例えば、全体のメモリに余剰があればパケットがキューに格納(キューイング)されるような単純な仕組みの場合、特定のキューのパケットにより後段のキューが逼迫するに至ることがある。このようになると、他のキューがバッファメモリを使用できず、そのキューの通信が阻害されるといった問題が発生する。これが特定キューによるバッファの占有である。
このような問題を解決するための技術としては、例えば、以下の特許文献1に開示された技術が挙げられる。この技術では、全体のバッファメモリ量を監視するキュー長が一定の割合を超えたとき、状態を遷移させ、全てのキュー長の最大閾値を一定割合に短くする制御を行う。これにより、各キューの閾値が一定割合に短くなる。この時、短くなった閾値よりもキュー長の長いキューに接続している送信元には、輻輳の知らせが送信される。そして、輻輳の知らせを受け取った送信元が通信速度を落とすことにより、当該キューのパケットがバッファメモリから減っていく。この結果、バッファの占有が解消され、他のユーザが通信可能となる。
しかし特許文献1に開示された技術は、今日のようなインターネット通信を前提にした技術ではなく、インターネットにおけるパケット通信に適用した場合には次のような動作になる。各キューの閾値が一定割合に短くなった際、短くなった閾値よりも多くのパケットを格納しているキューは、閾値を超えた状態で届くパケット全ての一斉廃棄を行う。この結果、通信帯域のバッファメモリを占有されることによって通信をすることができなかった他のユーザが通信できるようになる。
しかしその一方で、キュー長が閾値を超えていたキューに接続していたユーザは、全てスロースタートからの一斉再送になる。このため、ネットワーク全体でのスループットが大きく落ちるといった弊害がある。また、特許文献1に開示された技術では、全体のバッファメモリ量を監視するキューの輻輳を検知してからの処理となっているため、その影響が全てのキューに同時に及び、一斉に廃棄が発生してしまう可能性が高かった。そして、優先度の高いユーザや低いユーザに対して柔軟な廃棄制御が実現できないという問題があった。
なおこのような問題は、統計多重効果の考えに基づいて設計されたパケット中継装置に限らず、一般に、多段構成のキューを利用したパケット中継装置全般に共通する問題であった。
特開平10−173661号公報
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、多段構成のキューを利用したパケット中継装置において、従来とは異なるパケットの廃棄制御を実現することのできる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために、以下の形態または適用例を取ることが可能である。
[適用例1]
多段に構成されたキューを利用してパケットを中継するパケット中継装置であって、
受信したパケットを前記キューに格納せずに廃棄するか否かを判定する判定部を備え、
前記判定部は、前記パケットが属する前段以前のキューの状態を示す前段キュー情報と、前記パケットが属する後段のキューの状態を示す後段キュー情報とに基づいて、当該後段のキューにおいて前記パケットを廃棄するか否かを判定する、パケット中継装置。
適用例1のパケット中継装置によれば、前段キュー情報と後段キュー情報とに基づいてパケットを廃棄するか否かを判定するので、前段以前のキューの状態を反映した廃棄制御を実現することができる。
[適用例2]
適用例1に記載のパケット中継装置であって、
前記判定部は、前記前段キュー情報に基づいてパケットの廃棄確率と前記後段キュー情報との関係を設定し、当該後段キュー情報に対応して求められる廃棄確率に基づいてパケットを廃棄するか否かを判定する、パケット中継装置。
適用例2のパケット中継装置によれば、前段キュー情報に基づいてパケットの廃棄確率と後段キュー情報との関係を設定するので、前段以前のキューの状態を反映した廃棄制御を実現することができる。
[適用例3]
適用例2に記載のパケット中継装置であって、
前記廃棄確率を求めるために用いられる計算式に含まれる定数は、ユーザからの指示によって設定される、パケット中継装置。
適用例3のパケット中継装置によれば、ユーザによる指示を反映した廃棄制御を実現することができる。
[適用例4]
適用例2または適用例3に記載のパケット中継装置であって、
前記廃棄確率を求めるために用いられる計算式は、ユーザからの指示によって設定される、パケット中継装置。
適用例4のパケット中継装置によれば、ユーザによる指示を反映した廃棄制御を実現することができる。
[適用例5]
適用例1に記載のパケット中継装置であって、
前記判定部は、前記前段キュー情報に基づいて前記受信したパケットをクラス分けし、前記クラス毎に設定された閾値と前記後段キュー情報とに基づいて、当該パケットを廃棄するか否かを判定する、パケット中継装置。
適用例5のパケット中継装置によれば、前段キュー情報に基づいて受信したパケットをクラス分けするので、前段以前のキューの状態を反映した廃棄制御を実現することができる。
[適用例6]
適用例1ないし適用例5のいずれか一項に記載のパケット中継装置であって、
前記前段キュー情報は、前段以前のキューのキュー長を含む、パケット中継装置。
適用例6のパケット中継装置によれば、前段以前のキューのキュー長に応じた廃棄制御を実現することができる。
[適用例7]
適用例1ないし適用例6のいずれか一項に記載のパケット中継装置であって、
前記前段キュー情報は、前段以前のキューの通信量を含む、パケット中継装置。
適用例7のパケット中継装置によれば、前段以前のキューの通信量に応じた廃棄制御を実現することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、パケットを中継する方法およびパケット中継システム、それらの方法または装置の機能を実現するための集積回路、コンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
本発明の一実施例としてのパケット中継装置100の構成をキューイングを実行する部位を中心として示す説明図である。 多段キュー構造についての概念を示す説明図である。 パケット中継装置100のキューイング制御処理を示すフローチャートである。 (N)段制御用メモリT2に格納されている制御情報を示す説明図である。 (N+1)段制御用メモリT3に格納されている制御情報を示す説明図である。 (N+1)段目のキューにおける廃棄判定の流れを示すフローチャートである。 平均キュー長QAVEと廃棄確率DPとの関係式をグラフ形式として示すと共に、(N+1)段目のキューにおける廃棄判定で用いられる条件式を示す説明図である。 比較例のREDによるパケットの廃棄判定をグラフ形式として示す説明図である。 第2実施例における多段キュー構造についての概念を示す説明図である。 第2実施例における(N+1)段制御用メモリT3に格納された制御情報を示す説明図である。 第4実施例における(N)段目制御用メモリT2に格納された制御情報を示す説明図である。 キューごとに個別のバッファメモリを備えた態様を示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.第4実施例:
E.変形例:
A.第1実施例:
A1.装置構成:
図1は、本発明の一実施例としてのパケット中継装置100の構成を、キューイングを実行する部位を中心として示す説明図である。パケット中継装置100は、パケット通信用のキューを内部に2段有している。本実施例では、パケット中継装置100における前段を(N)段、後段を(N+1)段として説明する。
パケット中継装置100は、各キューの制御情報に基づいてパケットのキューイング制御を行なうキューイング制御部101と、制御情報やパケットを格納するメモリ群102と、インターフェース部104とを備えている。キューイング制御部101は、図示しないCPUや、ROM、RAM等を備えており、RAMに展開されたプログラムをCPUが読み込んで実行することにより、キューイング制御を行なう。メモリ群102は、パケットのデータそのものを格納するためのバッファメモリT1と、(N)段目のキューイング制御を行うための制御情報を格納する(N)段制御用メモリT2と、(N+1)段目のキューイング制御を行うための制御情報を格納する(N+1)段制御用メモリT3とを含んでいる。インターフェース部104には、ディスプレイ等の表示装置や、キーボード、マウス等の入力装置が接続可能であり、パケット中継装置100を管理するユーザ(以下、「管理ユーザ」ともいう)は、インターフェース部104を介してキューイング制御部101及びメモリ群102の各種設定を行なうことができる。
本実施例におけるパケット中継装置100は、共有バッファ方式の多段キュー構造を採用している。共有バッファ方式とは、統計多重効果に基づき、全てのキューの最大値の総和よりも少ないバッファメモリを、全てのキューで共有する方式である。すなわち、共有バッファ方式では、全てのキューの最大値の総和分のバッファメモリを用意しなくてもよいため、バッファメモリの容量を小さくすることができる。このため、共有バッファ方式によれば、省資源によるコストの削減や消費電力の低減を実現することが可能となる。本実施例では、バッファメモリT1が共有バッファとなる。
図2は、多段キュー構造についての概念を示す説明図である。この図2に示した例では、(N)段目には複数のキューが存在しており、(N)段目のキューのそれぞれは、送信元1つ1つに対応した個別のキューとして利用される。具体的には、例えば、ユーザ1からの通信は(N)段目のキュー#1に入る、といった態様となっている。そして、統計多重効果を利用した共有バッファ方式の場合では、複数の(N)段目のキューのそれぞれに格納されるパケット数の合計を(N+1)段目のキューが管理している。すなわち、共有バッファ方式では、(N+1)段目のキューのキュー長QLEN(N+1)は、(N)段目の複数のキューのキュー長QLEN(N)の合計値となっている。なお、この図2には、(N)段目のキューの最大閾値MAX_TH(N)と、(N+1)段目のキューの最大閾値MAX_TH(N+1)と、(N+1)段目のキューの最小閾値MIN_TH(N)とが示されている。これらについては、後述する。
図3は、パケット中継装置100のキューイング制御処理を示すフローチャートである。ステップS100では、パケット中継装置100(図1)は、パケットを受信する。ステップS200では、キューイング制御部101(図1)は、当該パケットが、(N)段目の複数のキューのうちどのキューに属するかを判定する。ステップS300では、キューイング制御部101は、当該パケットに対するキューイング制御を行うために、メモリ群102の内部にある(N)段制御用メモリT2に格納されたデータを読み出し、読み出したデータに基づいて(N)段目のキューにおける廃棄判定を行う。(N)段目のキューにおける廃棄判定の詳細については後述する。
キューイング制御部101は、(N)段目のキューにおける廃棄判定において、廃棄と判定した場合(ステップS400:Yes)には、当該パケットを廃棄する(ステップS800)。一方、(N)段目のキューにおける廃棄判定において、廃棄と判定しなかった場合(ステップS400:No)には、キューイング制御部101は、(N+1)段目のキューにおける廃棄判定を行なう(ステップS500)。具体的には、キューイング制御部101は、(N)段制御用メモリT2に格納されたデータ及び(N+1)段制御用メモリT3に格納されたデータに基づいて、(N+1)段目のキューにおける廃棄判定を行う。(N+1)段目のキューにおける廃棄判定の詳細については後述する。
キューイング制御部101は、(N+1)段目のキューにおける廃棄判定において、廃棄と判定した場合(ステップS600:Yes)には、当該パケットを廃棄する(ステップS800)。一方、(N+1)段目のキューにおける廃棄判定において、廃棄と判定しなかった場合(ステップS600:No)には、キューイング制御部101は、当該パケットをバッファメモリT1に格納(キューイング)する(ステップS700)。
A2.(N)段目のキューにおける廃棄判定:
図4は、(N)段制御用メモリT2に格納されている制御情報を示す説明図である。(N)段制御用メモリT2は、(N)段目のキューにおけるパケットの廃棄判定を行うための制御情報として、(N)段目の複数のキュー毎に設定されたキュー長の閾値である最大閾値MAX_TH(N)と、当該キューに格納されているパケット数であるキュー長QLEN(N)とが格納されている。
キューイング制御部101(図1)は、受信したパケットが属するキュー番号に対応したキュー長QLEN(N)が最大閾値MAX_TH(N)未満の場合には、廃棄判定において、当該パケットを廃棄と判定しない。一方、受信したパケットが属するキュー番号に対応したキュー長QLEN(N)が最大閾値MAX_TH(N)と同じ値の場合には、キューイング制御部101は、廃棄判定において、当該パケットを廃棄と判定する。廃棄判定の結果、(N)段目のキューにおいて廃棄されないことが確定すると、キューイング制御部101は、後述する(N+1)段目のキューにおける廃棄判定を実行する。
具体的には、図4に示した例であれば、キュー番号#4では、キュー長QLEN(N)が最大閾値MAX_TH(N)と一致しているため、キューイング制御部101は、当該キューに受信したパケットを廃棄と判定する。一方、他の(N)段目のキューでは、キュー長QLEN(N)が最大閾値MAX_TH(N)と一致するまでには余裕があるため、キューイング制御部101は、他のキューに受信したパケットを(N)段目の廃棄判定では廃棄と判定しない。
なお、(N)段制御用メモリT2の更新動作は次のようになる。キューイング制御部101に受信されたパケットが(N)段目のキューにおいて廃棄と判定されず、(N+1)段目のキューにおいても廃棄と判定されなかった場合(後述)には、当該パケットはバッファメモリT1に格納され、(N)段制御用メモリT2の当該キューのキュー長QLEN(N)が1増加する。そして、後にバッファメモリT1からパケットが送信された場合には、(N)段制御用メモリT2の当該キューのキュー長QLEN(N)が1減少する。
A3.(N+1)段目のキューにおける廃棄判定:
キューイング制御部101は、受信したパケットが属する(N)段目のキューのキュー長QLEN(N)及び(N+1)段制御用メモリT3の制御情報を用いて、(N+1)段目のキューにおける当該パケットの廃棄判定を行う。具体的には、キューイング制御部101は、パケットの属する(N)段目のキューのキュー長QLEN(N)が長いほど、(N+1)段目のキューにおける廃棄判定で、当該パケットが廃棄と判定される確率を大きく設定する。以下、詳細について説明する。
図5は、(N+1)段制御用メモリT3に格納されている制御情報を示す説明図である。(N+1)段制御用メモリT3は、廃棄判定を実行するために用いられる制御情報として、格納可能なキュー長の閾値である最大閾値MAX_TH(N+1)と、廃棄を開始するキュー長の閾値である最小閾値MIN_TH(N+1)と、キュー長が最大閾値MAX_TH(N+1)に達したときのパケットの廃棄確率である最大廃棄確率MAX_DPと、(N)段目の複数のキューに格納されているパケットの合計を示すキュー長QLEN(N+1)と、時系列的に変化するキュー長QLEN(N+1)の平均をとった平均キュー長QAVEとを格納している。この図5に示した例においては、最大閾値MAX_TH(N+1)が1000、最小閾値MIN_TH(N+1)が500、最大廃棄確率MAX_DPが50%、キュー長QLEN(N+1)が700、平均キュー長QAVEが700となる。
(N+1)段制御用メモリT3の更新動作は次のようになる。(N)段目のキューにおける廃棄判定で廃棄と判定されず、かつ、(N+1)段目のキューにおける廃棄判定で廃棄と判定されなかったパケットは、キューイング制御部101からメモリ群102に送られ、バッファメモリT1に書き加えられる。この時、(N+1)段制御用メモリT2のキュー長QLEN(N+1)が1増加し、平均キュー長QAVEも更新される。パケット送信の際には、パケットはバッファメモリT1から順に読み出され、キューイング制御部101を通って送信される。この時、(N+1)段制御用メモリT2のキュー長QLEN(N+1)が1減少し、平均キュー長QAVEも更新される。
図6は、(N+1)段目のキューにおける廃棄判定の流れを示すフローチャートである。ステップS510では、キューイング制御部101は、キュー長QLEN(N+1)が更新されると、平均キュー長QAVEを更新する。更新後の新たな平均キュー長QAVEnewは、更新後のキュー長QLEN(N+1)と更新前の平均キュー長QAVEoldとを用いた以下の式(1)によって求められる。
QAVEnew = {QLEN(N+1) * 1/2^S} + {QAVEold * (1-1/2^S)} …式(1)
ここで、Sは重み係数である。上記式から理解できるように、重み係数Sが大きいほど、更新後の平均キュー長QAVEnewに対するキュー長QLEN(N+1)の影響が小さくなる。すなわち、重み係数Sを大きくすれば、キュー長QLEN(N+1)が短期間のうちに大きく変動したとしても、平均キュー長QAVEの変動を小さくすることができる。
ステップS520では、キューイング制御部101は、(N)段制御用メモリT2から、廃棄判定の対象となっているパケットが属する(N)段目のキューの制御情報(キュー長QLEN(N)及び最大閾値MAX_TH(N))を取得する。
ステップS530では、キューイング制御部101は、取得した(N)段目のキューのキュー長QLEN(N)及び最大閾値MAX_TH(N)を用いて、平均キュー長QAVEと廃棄確率DPとの関係式を求める。すなわち、平均キュー長QAVEと廃棄確率DPとの関係式は、(N)段目のキュー毎に異なったものとなる。詳細については後述する。ステップS540では、キューイング制御部101は、平均キュー長QAVEに対応した廃棄確率DPに基づいて、(N+1)段目のキューにおける廃棄判定を行なう。
キューイング制御部101は、平均キュー長QAVEに対応した廃棄確率DPに基づいて廃棄判定を行い、廃棄と判定した場合にはパケットを廃棄し(図3のステップS800)、廃棄と判定しなかった場合にはパケットをバッファメモリT1に格納(キューイング)する(図3のステップS700)。
図7(A)は、平均キュー長QAVEと廃棄確率DPとの関係式をグラフ形式として示す説明図である。キューイング制御部101は、上述したように、平均キュー長QAVEに対応した廃棄確率DPを求め、求めた廃棄確率DPに基づいて(N+1)段目におけるパケットの廃棄判定を行なう。平均キュー長QAVEと廃棄確率DPとの関係は、次のとおりである。
QAVE≧MAX_TH(N+1)のとき
DP=100%
QAVE≦MIN_TH(N+1)-βのとき
DP=0%
MIN_TH(N+1)-β<QAVE<MAX_TH(N+1)のとき
DP=(MAX_DP+α)(QAVE-MIN_TH(N+1)+β)/(MAX_TH(N+1)-MIN_TH(N+1)+β)
ここで、αは廃棄確率重み、βは廃棄閾値重みである。
図7(A)に示すように、廃棄確率重みαが正の値であり、かつ、その絶対値が大きくなるほど、平均キュー長QAVEが最大閾値MAX_TH(N+1)と一致した場合における廃棄確率DPが、最大廃棄確率MAX_DPより大きくなる。一方、廃棄確率重みαが負の値であり、かつ、その絶対値が大きくなるほど、平均キュー長QAVEが最大閾値MAX_TH(N+1)と一致した場合における廃棄確率DPが、最大廃棄確率MAX_DPより小さくなる。
また、廃棄閾値重みβが正の値であり、かつ、その絶対値が大きくなるほど、パケットの廃棄が開始される閾値が、最小閾値MIN_TH(N+1)よりも小さくなる。一方、廃棄閾値重みβが負の値であり、かつ、その絶対値が大きくなるほど、パケットの廃棄が開始される閾値が、最小閾値MIN_TH(N+1)よりも大きくなる。すなわち、廃棄確率重みα及び廃棄閾値重みβに応じて、パケットが廃棄と判定される廃棄確率DPと平均キュー長QAVEとの関係が変動する。
廃棄確率重みα及び廃棄閾値重みβは、廃棄判定の対象となっているパケットが属する(N)段目のキューのキュー長QLEN(N)及び最大閾値MAX_TH(N)をパラメータとした以下の式(2)、式(3)によって求められる。
α = αMAX * {QLEN(N)/MAX_TH(N) * 2-1} …式(2)
β = βMAX * {QLEN(N)/MAX_TH(N) * 2-1} …式(3)
ここで、αMAX及びβMAXは、所定の定数である。
廃棄確率DPと平均キュー長QAVEとの関係は、廃棄判定の対象となっているパケットの属する(N)段目のキューの状態に応じて変更される。具体的には、パケットが属する(N)段目のキューの最大閾値MAX_TH(N)に占めるキュー長QLEN(N)の割合が大きいほど、廃棄確率重みα及び廃棄閾値重みβが大きくなり、(N+1)段目のキューにおける当該パケットの廃棄確率DPが大きくなる。
なお、αMAX及びβMAXの値は、インターフェース部104に入力装置を接続し、入力装置からの指示によって設定可能とすることができる。こうすれば、廃棄確率重みα及び廃棄閾値重みβの変動する範囲を、管理ユーザが自由に設定・変更することが可能となる。例えば、管理ユーザは、パケット中継装置100に接続されたユーザ数や通信量等に合わせて、廃棄確率重みα及び廃棄閾値重みβの変動する範囲を適宜調整することができる。また、αMAX及びβMAXの値は、予め調整された複数の値の中から、管理ユーザが選択可能としてもよい。
廃棄確率DPの算出方法の具体例について説明する。例えば、(N+1)段制御用メモリT3に格納された制御情報が図5に示された状態の場合、すなわち、最大閾値MAX_TH(N+1)が1000、最小閾値MIN_TH(N+1)が500、最大廃棄確率MAX_DPが50%、平均キュー長QAVEが700であり、定数αMAXが40%、定数βMAXが400である場合について説明する。
パケットが属する(N)段目のキューのキュー長QLEN(N)が最大閾値MAX_TH(N)の3/4の場合には、廃棄確率重みαは20%、廃棄閾値重みβは200となる。(N+1)段目のキューの平均キュー長QAVEは700であることから、当該パケットの(N+1)段目における廃棄確率DPは40%となる。そして、当該パケットは、40%の確率で廃棄と判定されて廃棄されることになる。一方、廃棄と判定されなかった場合には、当該パケットはキューイング制御部101からメモリ群102に送られ、バッファメモリT1に格納される。なお、廃棄確率DPに基づく廃棄判定には、乱数が用いられる。
同様に、パケットが属する(N)段目のキューのキュー長QLEN(N)が最大閾値MAX_TH(N)の1/4の場合には、廃棄確率重みαは-20%、廃棄閾値重みβは-200となる。(N+1)段目のキューの平均キュー長QAVEが700であることから、当該パケットの(N+1)段目における廃棄確率DPは0%となる。この場合には、当該パケットは廃棄と判定されず、キューイング制御部101からメモリ群102に送られ、バッファメモリT1に格納される。
図7(B)は、(N+1)段目のキューにおける廃棄判定で用いられる条件式を示す説明図である。キューイング制御部101は、更新した平均キュー長QAVEと最大閾値MAX_TH(N+1)とを比較し、平均キュー長QAVEが最大閾値MAX_TH(N+1)以上であった場合にはパケットを廃棄する。キューイング制御部101は、平均キュー長QAVEが最大閾値MAX_TH(N+1)未満であった場合には、平均キュー長QAVEと補正最小閾値MIN_TH2(N+1)(=MIN_TH(N+1)-β)とを比較し、平均キュー長QAVEが補正最小閾値MIN_TH2(N+1)以下である場合には、パケットをバッファメモリT1に格納(キューイング)する。平均キュー長QAVEが最大閾値MAX_TH(N+1)未満であり、かつ補正最小閾値MIN_TH'(N+1)より大きい場合には、キューイング制御部101は、平均キュー長QAVEに応じて算出された廃棄確率DPに基づいて、廃棄判定を行なう。
以上より、本実施例によれば、バッファメモリT1を占有するような(N)段目のキューのパケットの廃棄確率DPを大きくし、当該パケットを選択的に廃棄することが可能となる。この点を比較例との対比を通して説明する。
図8は、比較例のREDによるパケットの廃棄判定をグラフ形式として示す説明図である。比較例のREDにおける平均キュー長QAVEと廃棄確率DPとの関係は、次のとおりである。
QAVE>MAX_TH(N+1)のとき
DP=100%
QAVE<MIN_TH(N+1)のとき
DP=0%
MIN_TH(N+1)≦QAVE≦MAX_TH(N+1)のとき
DP=(MAX_P)(QAVE-MIN_TH(N+1))/(MAX_TH(N+1)-MIN_TH(N+1))
上述した実施例との違いは、廃棄確率重みα及び廃棄閾値重みβが含まれていない点である。
(N+1)段制御用メモリT3に格納された制御情報が図5に示された状態の場合について説明する。図5に示した例であれば、平均キュー長QAVEが700であるため、廃棄確率DPは20%となる。したがって、当該パケットは、20%の確率で廃棄と判定され、80%の確率で廃棄と判定されない。
このように、REDでは、(N+1)段目のキューの平均キュー長QAVEに応じた廃棄確率DPに基づいてパケットを廃棄することで、キューあふれに起因するパケットの一斉廃棄を抑制することができる。このため、(N+1)段目のキューにREDを適用した場合、(N+1)段目のキューがキューあふれを起こすことによるパケットの一斉廃棄の発生確率を下げることが可能である。しかし、この比較例におけるREDでは、廃棄判定の対象となっているパケットが前段のどのキューのパケットであるかを問わないため、特定のキューによるバッファメモリT1の占有を抑制することは困難である。
これに対して、上記実施例によれば、上述したように、バッファメモリT1を占有するような(N)段目のキューのパケットの廃棄確率DPを大きくし、当該パケットを選択的に廃棄することが可能である。
すなわち、上記実施例によれば、複数の(N)段目のキューのうち、バッファメモリT1に格納されているパケット数が多いキューのパケットの廃棄確率DPが大きくなる一方で、バッファメモリT1に格納されているパケット数が少ないキューのパケットの廃棄確率DPが小さくなるので、バッファメモリT1を占有しているあるいはそれに近いキューのバッファメモリT1の使用率を下げることができる。
また、(N)段目のキュー長QLEN(N)が長いほど廃棄確率DPが大きくなっていくために、(N)段目のキュー全てにREDを実装した場合と同等の効果が得られる一方で、全てのキューにREDを実装するよりもはるかに小さな実装面積で済むため、低コスト・低消費電力を実現することができる。以上より、本実施例によれば、特定のキューによるバッファメモリの占有を抑制し、他のキューがバッファメモリを使用することができずに通信が阻害されることを抑制することができる。
B.第2実施例:
図9は、第2実施例における多段キュー構造についての概念を示す説明図である。上述した第1実施例との違いは、(N+1)段目のキューにおける廃棄判定において廃棄クラスを用いるという点だけであり、(N)段目のキューにおける廃棄判定の処理及び構成は第1実施例と同じである。廃棄クラスとは、パケットを廃棄優先度毎に区分けするものであり、廃棄クラス毎にパケットの廃棄されやすさが異なる。
本実施例では、キューイング制御部101は、パケットが属する(N)段目のキューの状態に基づいて、当該パケットを4つの廃棄クラスのいずれかに区分けする。そして、キューイング制御部101は、廃棄優先度の高い廃棄クラスに区分けされたパケットを、廃棄優先度の低い廃棄クラスに区分けされたパケットに比べて廃棄されにくくする制御を行なう。具体的には、キューイング制御部101は、パケットが属する(N)段目のキューのキュー長QLEN(N)に基づいて、当該パケットの廃棄クラスを決定する。なお、本明細書において、「廃棄優先度が高い」とは、当該パケットが廃棄されにくいことを意味し、一方、「廃棄優先度が低い」とは、当該パケットが廃棄されやすいことを意味する。
例えば、図9の場合では、(N)段目のキュー#1000はキュー長QLEN(N)が短いため、キューイング制御部101は、(N)段目のキュー#1000に属するパケットを廃棄優先度の高い廃棄クラス#4に割り当てる。一方、(N)段目のキュー#1はキュー長QLEN(N)が長いため、キューイング制御部101は、(N)段目のキュー#1に属するパケットを、廃棄優先度の低い廃棄クラス#2に割り当てる。すなわち、(N)段目のキューのキュー長QLEN(N)の長いキューのパケットが廃棄優先度の低い廃棄クラスに割り当てられ、(N+1)段目のキューにおける廃棄判定において廃棄と判定される可能性が高くなる。これにより、キュー長QLEN(N)の長い特定のキューによるバッファメモリT1の占有を抑制することができる。
本実施例では、パケットに割り当てられた廃棄クラスごとに異なる廃棄閾値が設定されており、図9には、廃棄クラス毎に設定された4つの廃棄閾値TH#1〜TH#4が示されている。4つの廃棄閾値TH#1〜TH#4は、廃棄優先度が高い廃棄クラスほど、小さな値に設定されている。
図10は、第2実施例における(N+1)段制御用メモリT3に格納された制御情報を示す説明図である。第2実施例における(N+1)段制御用メモリT3は、廃棄判定を実行するために用いられる制御情報として、格納可能なキュー長の閾値である最大閾値MAX_TH(N+1)と、(N)段目の複数のキューに格納されているパケットの合計を示すキュー長QLEN(N+1)と、各廃棄クラスに設定された4つの廃棄閾値TH#1〜TH#4とを格納している。
キューイング制御部101は、(N+1)段目のキューにおける廃棄判定において、キュー長QLEN(N+1)と、廃棄判定の対象となっているパケットの廃棄クラスに設定された廃棄閾値とを比較する。そして、キューイング制御部101は、キュー長QLEN(N+1)が当該廃棄閾値以上の場合にはパケットを廃棄と判定し、廃棄閾値未満の場合にはパケットを廃棄と判定しない。
このように、第2実施例では、パケットが属する(N)段目のキューのキュー長QLEN(N)によって廃棄クラスを決定し、当該廃棄クラス毎に設定された廃棄閾値に基づいて廃棄判定を行なうので、キュー長QLEN(N)の長い特定のキューによるバッファメモリT1の占有を抑制することができる。この結果、他のキューに通信の阻害が発生するのを抑制することができる。
なお、上記廃棄閾値TH#1〜TH#4の値や、廃棄クラスの割り当て方法、廃棄クラスの数は、管理ユーザによって変更可能とすることが好ましい。こうすれば、パケット中継装置100に接続されたユーザ数や通信量等に合わせて、きめ細かい廃棄制御を実現することが可能となる。
C.第3実施例:
図11は、第4実施例における(N)段制御用メモリT2に格納された制御情報を示す説明図である。上記第1ないし第3実施例では、キューイング制御部101は、(N)段目のキューのキュー長QLEN(N)を用いて廃棄確率DPを算出したり、廃棄クラスを決定しているが、この代わりに、キューイング制御部101は、(N)段目のキューの通信量TRAF(N)を計測し、(N+1)段目のキューにおける廃棄判定の制御情報として用いることもできる。具体的には、例えば、キューイング制御部101は、通信量TRAFが多いキューに属するパケットが(N+1)段目のキューにおける廃棄判定において廃棄と判定されやすくなるように、廃棄確率DPを算出したり、廃棄クラスを決定することができる。このようにしても、(N)段目のキューの状態を反映して、(N+1)段目における廃棄判定を実現することができる。なお、キューイング制御部101は、(N)段目のキューの通信量TRAFとキュー長QLEN(N)とを含んだ制御情報に基づいて、廃棄確率DPを算出したり、廃棄クラスを決定してもよい。
D.第4実施例:
図12は、キューごとに個別のバッファメモリを備えた態様を示す説明図である。本実施例では、物理的にバッファが分かれた構成(個別バッファ方式)となっており、(N)段目のキューにおけるメモリ群102A,102Bは、それぞれ、バッファメモリT1と、(N)段制御用メモリT2とを備えている。(N+1)段目のキューにおけるメモリ群102Cは、バッファメモリT1と(N+1)段制御用メモリT3とを備えている。本実施例では、(N+1)段目のキューにおける廃棄制御の際には、(N)段目のキューイング制御部101A,101Bが(N)段制御用メモリT2に格納された(N)段目のキューの制御情報をキューイング制御部101Cに送信することで、上記の共有バッファ方式と同様の処理が可能となる。
以下、物理的にバッファが分かれている場合の動作について説明する。パケット中継装置がパケットを受け取ると、当該パケットがどのキューに属するかが決定される。当該パケットが属する(N)段目のキューでは、キューイング制御部101がそれぞれのメモリ群102の(N)段制御用メモリT2から、キュー長の最大閾値MAX_TH(N)と現在のバッファメモリT1に格納されたパケット数であるキュー長QLEN(N)を読み出し、当該パケットの廃棄判定を行う。廃棄と判定された場合には当該パケットは廃棄され、廃棄と判定されなかった場合には当該パケットはメモリ群102内のバッファメモリT1に書き込まれ、(N)段制御用メモリT2のキュー長QLEN(N)が1増加する。
その後、調停装置103によって(N)段目のキューに格納されているパケットが送出される順番になった時、(N)段目のバッファメモリT1からパケットのデータが読み出され、パケットのデータと同時に(N)段目のキューの制御情報であるキュー長QLEN(N)が(N+1)段目のキューに送られる。これと同時に(N)段制御用メモリT2のキュー長QLEN(N)が1減少する。パケットを受け取った(N+1)段目のキューでは、キューイング制御部101Cが、(N+1)段目のメモリ群102Cの(N+1)段制御用メモリT3から読み出した制御情報と、(N)段目のキューから受信した(N)段目のキューのキュー長QLEN(N)とを利用して、(N+1)段目における廃棄判定を行う。このように、物理的にバッファが分かれた構成としても、(N)段目のキューの状態を反映して、(N+1)段目における廃棄判定を実現することができる。
なお、上記第2ないし第4実施例において示した(N+1)段目における廃棄判定の手法は、当然、本実施例において示したバッファが物理的に分かれた構成に対しても適用することができる。
E.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
変形例1:
上記実施例では、2段のキューを有する構成について説明したが、本発明は、3段以上のキューを有する構成に対しても同様に適用することができる。具体的には、各段におけるキューのパケットの廃棄判定において、キューイング制御部101は、前段以前のキューの制御情報とその段のキューの制御情報とに基づいて、廃棄判定が行われることになる。
変形例2:
上記第1実施例では、パケット中継装置100が受信したパケットが(N)段目の複数のキューのうちどのキューに属するのかの判定は、キューイング制御部101が行なっているが、この代わりに、パケット中継装置100とは別の他の装置がこの判定を行なうこととしてもよい。
変形例3:
上記第1実施例において示された廃棄確率DPを求めるための式や、廃棄確率重みα、廃棄閾値重みβを求めるための式は、一例であり、パラメータとして(N)段目のキューにおける制御情報を含んでいれば、他の式であってもよい。また、廃棄確率DPを求めるための式や、廃棄確率重みα、廃棄閾値重みβを求めるための式、これらの式に含まれる定数、廃棄クラス毎に設定される廃棄閾値TH(第2実施例)は、インターフェース部104を介した管理ユーザからの指示によって変更可能としてもよく、また、予め調整された複数の選択肢の中から選択可能としてもよい。こうすれば、ユーザ数や通信量の変化に応じて、パケットの廃棄判定の方式を適宜調整することが可能となる。
変形例4:
上記第2実施例では、廃棄クラスを4段階として説明したが、廃棄クラスは4段階以上または3段階以下とすることも可能である。
変形例5:
上記第2実施例では、キューイング制御部101は、パケットが属する(N)段目のキューのキュー長QLEN(N)が長いほど、廃棄優先度の低い廃棄クラスに割り当てていたが、これとは逆に、パケットが属する(N)段目のキューのキュー長QLEN(N)が長いほど、廃棄優先度の高い廃棄クラスに割り当てることとしてもよい。こうすれば、例えば(N)段目のキューでパケットがたまりキューあふれを起こしそうだが、(N+1)段目のキューのバッファには余裕があるような場合に、キューあふれを起こしそうな(N)段目のキューのパケットの廃棄優先度を高く(廃棄されにくく)することで、(N)段目のキューのキューあふれを抑制することが可能となる。
変形例6:
上記実施例では、インターフェース部104に対してディスプレイ等の表示装置や、キーボード等の入力装置を接続可能としたが、この代わりに、パケット中継装置100の本体に表示部や入力部を設けてもよい。また、インターフェース部104に代えて、ネットワーク経由でのリクエストを受け付ける簡易サーバの機能を設け、ネットワークに接続された他のコンピュータから上記廃棄確率DPを求めるための式やαMAX及びβMAX等の定数を設定するものとしてもよい。
変形例7:
上記実施例においてソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
100…パケット中継装置
101…キューイング制御部
101A…キューイング制御部
101B…キューイング制御部
101C…キューイング制御部
102…メモリ群
102A…メモリ群
102B…メモリ群
102C…メモリ群
103…調停装置
104…インターフェース部
T1…バッファメモリ
T2…段制御用メモリ
T3…段制御用メモリ

Claims (8)

  1. 多段に構成されたキューを利用してパケットを中継するパケット中継装置であって、
    受信したパケットを前記キューに格納せずに廃棄するか否かを判定する判定部を備え、
    前記判定部は、前記パケットが属する前段以前のキューの状態を示す前段キュー情報と、前記パケットが属する後段のキューの状態を示す後段キュー情報とに基づいて、当該後段のキューにおいて前記パケットを廃棄するか否かを判定する、パケット中継装置。
  2. 請求項1に記載のパケット中継装置であって、
    前記判定部は、前記前段キュー情報に基づいてパケットの廃棄確率と前記後段キュー情報との関係を設定し、当該後段キュー情報に対応して求められる廃棄確率に基づいてパケットを廃棄するか否かを判定する、パケット中継装置。
  3. 請求項2に記載のパケット中継装置であって、
    前記廃棄確率を求めるために用いられる計算式に含まれる定数は、ユーザからの指示によって設定される、パケット中継装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載のパケット中継装置であって、
    前記廃棄確率を求めるために用いられる計算式は、ユーザからの指示によって設定される、パケット中継装置。
  5. 請求項1に記載のパケット中継装置であって、
    前記判定部は、前記前段キュー情報に基づいて前記受信したパケットをクラス分けし、前記クラス毎に設定された閾値と前記後段キュー情報とに基づいて、当該パケットを廃棄するか否かを判定する、パケット中継装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のパケット中継装置であって、
    前記前段キュー情報は、前段以前のキューのキュー長を含む、パケット中継装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のパケット中継装置であって、
    前記前段キュー情報は、前段以前のキューの通信量を含む、パケット中継装置。
  8. 多段に構成されたキューを利用してパケットを中継する方法であって、
    受信したパケットを前記キューに格納せずに廃棄するか否かを判定する廃棄判定工程を備え、
    前記廃棄判定工程は、前記パケットが属する前段以前のキューの状態を示す前段キュー情報と、前記パケットが属する後段のキューの状態を示す後段キュー情報とに基づいて、当該後段のキューにおいて前記パケットを廃棄するか否かを判定する工程を含む、方法。
JP2010011037A 2010-01-21 2010-01-21 パケット中継装置及びパケットを中継する方法 Expired - Fee Related JP5340186B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010011037A JP5340186B2 (ja) 2010-01-21 2010-01-21 パケット中継装置及びパケットを中継する方法
US13/008,611 US8761012B2 (en) 2010-01-21 2011-01-18 Packet relay apparatus and method of relaying packet

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010011037A JP5340186B2 (ja) 2010-01-21 2010-01-21 パケット中継装置及びパケットを中継する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011151601A true JP2011151601A (ja) 2011-08-04
JP5340186B2 JP5340186B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=44277551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010011037A Expired - Fee Related JP5340186B2 (ja) 2010-01-21 2010-01-21 パケット中継装置及びパケットを中継する方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8761012B2 (ja)
JP (1) JP5340186B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013085032A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Ntt Docomo Inc 基地局及び通信制御方法
JP2013176167A (ja) * 2013-06-12 2013-09-05 Ntt Docomo Inc 基地局及び通信制御方法
JP2013187616A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Fujitsu Ltd パケット中継装置及びデータパケットの廃棄数の測定方法
WO2020059148A1 (ja) * 2018-09-21 2020-03-26 株式会社Nttドコモ ユーザ端末及び無線通信方法
WO2023152801A1 (ja) * 2022-02-08 2023-08-17 日本電信電話株式会社 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システム

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8717893B2 (en) * 2010-11-29 2014-05-06 Verizon Patent And Licensing Inc. Network stabilizer
US9032012B2 (en) * 2011-06-27 2015-05-12 International Business Machines Corporation Configurable pacing for messaging systems
GB201111106D0 (en) * 2011-06-30 2011-08-10 Xelerated Ab Method, network device, computer program and computer program product for communication queue state
US8797852B2 (en) * 2012-06-11 2014-08-05 Alcatel Lucent Dynamical bandwidth adjustment of a link in a data network
US20140105218A1 (en) * 2012-10-12 2014-04-17 Prashant H. Anand Queue monitoring to filter the trend for enhanced buffer management and dynamic queue threshold in 4g ip network/equipment for better traffic performance
US9444683B2 (en) * 2013-07-19 2016-09-13 Verizon Patent And Licensing Inc. Traffic measurement system for wireless service providers
US9407585B1 (en) 2015-08-07 2016-08-02 Machine Zone, Inc. Scalable, real-time messaging system
US9602455B2 (en) 2015-08-07 2017-03-21 Machine Zone, Inc. Scalable, real-time messaging system
US9385976B1 (en) 2015-10-09 2016-07-05 Machine Zone, Inc. Systems and methods for storing message data
US9319365B1 (en) 2015-10-09 2016-04-19 Machine Zone, Inc. Systems and methods for storing and transferring message data
US9397973B1 (en) 2015-10-16 2016-07-19 Machine Zone, Inc. Systems and methods for transferring message data
KR102525295B1 (ko) * 2016-01-06 2023-04-25 삼성전자주식회사 데이터 관리 방법 및 장치
US20170295113A1 (en) * 2016-04-06 2017-10-12 Alcatel-Lucent Usa Inc. Longest queue identification
US9602450B1 (en) 2016-05-16 2017-03-21 Machine Zone, Inc. Maintaining persistence of a messaging system
US10404647B2 (en) 2016-06-07 2019-09-03 Satori Worldwide, Llc Message compression in scalable messaging system
US9608928B1 (en) 2016-07-06 2017-03-28 Machine Zone, Inc. Multiple-speed message channel of messaging system
US9967203B2 (en) 2016-08-08 2018-05-08 Satori Worldwide, Llc Access control for message channels in a messaging system
US10374986B2 (en) 2016-08-23 2019-08-06 Satori Worldwide, Llc Scalable, real-time messaging system
US10305981B2 (en) 2016-08-31 2019-05-28 Satori Worldwide, Llc Data replication in scalable messaging system
US9667681B1 (en) 2016-09-23 2017-05-30 Machine Zone, Inc. Systems and methods for providing messages to multiple subscribers
US10447623B2 (en) 2017-02-24 2019-10-15 Satori Worldwide, Llc Data storage systems and methods using a real-time messaging system
US10187278B2 (en) 2017-02-24 2019-01-22 Satori Worldwide, Llc Channel management in scalable messaging system
US10270726B2 (en) 2017-02-24 2019-04-23 Satori Worldwide, Llc Selective distribution of messages in a scalable, real-time messaging system
US11477125B2 (en) * 2017-05-15 2022-10-18 Intel Corporation Overload protection engine
CN110999225B (zh) * 2017-08-03 2021-10-22 日立安斯泰莫株式会社 控制装置
US11159455B1 (en) * 2018-12-28 2021-10-26 Innovium, Inc. Reducing power consumption in an electronic device

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07154421A (ja) * 1993-07-13 1995-06-16 Alcatel Nv バッファへのアクセス制御方法およびデータパケットの一時的記憶装置およびこのような装置を有する交換器
JPH0993262A (ja) * 1995-09-27 1997-04-04 Nec Corp バッファ管理方法及びバッファ管理システム
JPH09219706A (ja) * 1996-02-09 1997-08-19 Nec Corp Atmスイッチ装置及びその制御方法
JPH09261245A (ja) * 1996-03-27 1997-10-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Atmスイッチ
JPH11187031A (ja) * 1997-12-19 1999-07-09 Fujitsu Ltd Atm交換機
JPH11187042A (ja) * 1997-12-18 1999-07-09 Nec Corp 廃棄優先制御方法及び方式
JP2001197111A (ja) * 2000-01-11 2001-07-19 Nec Corp マルチレイヤクラス識別通信装置と通信装置
JP2003023452A (ja) * 2001-07-06 2003-01-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パケット廃棄装置
JP2003504900A (ja) * 1999-03-22 2003-02-04 プルーリス・インコーポレイテツド 入側速度の監視に基づくキュー管理によってデータネットワーク内のシステム性能を改善する方法
JP2004529528A (ja) * 2000-10-26 2004-09-24 ウェーブ7 オプティクス インコーポレイテッド 光ネットワークの下りパケットを処理する方法およびシステム
JP2005295524A (ja) * 2004-03-09 2005-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd パケット出力制御装置、パケットシェーパ、パケット中継装置
JP2006054711A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Sumitomo Electric Networks Inc ネットワークスイッチ
JP2009206896A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Fujitsu Ltd パケット転送装置におけるレート監視方式
JP2011049658A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Fujitsu Ltd パケット中継装置および輻輳制御方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3525656B2 (ja) 1996-12-06 2004-05-10 株式会社日立製作所 パケット交換機、および輻輳通知方式
US6940813B2 (en) * 2003-02-05 2005-09-06 Nokia Corporation System and method for facilitating end-to-end quality of service in message transmissions employing message queues
US8630256B2 (en) * 2006-12-05 2014-01-14 Qualcomm Incorporated Method and system for reducing backhaul utilization during base station handoff in wireless networks
US8213308B2 (en) * 2008-09-11 2012-07-03 Juniper Networks, Inc. Methods and apparatus for defining a flow control signal related to a transmit queue
US8154996B2 (en) * 2008-09-11 2012-04-10 Juniper Networks, Inc. Methods and apparatus for flow control associated with multi-staged queues
US8340088B2 (en) * 2008-09-11 2012-12-25 Juniper Networks, Inc. Methods and apparatus related to a low cost data center architecture

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07154421A (ja) * 1993-07-13 1995-06-16 Alcatel Nv バッファへのアクセス制御方法およびデータパケットの一時的記憶装置およびこのような装置を有する交換器
JPH0993262A (ja) * 1995-09-27 1997-04-04 Nec Corp バッファ管理方法及びバッファ管理システム
JPH09219706A (ja) * 1996-02-09 1997-08-19 Nec Corp Atmスイッチ装置及びその制御方法
JPH09261245A (ja) * 1996-03-27 1997-10-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Atmスイッチ
JPH11187042A (ja) * 1997-12-18 1999-07-09 Nec Corp 廃棄優先制御方法及び方式
JPH11187031A (ja) * 1997-12-19 1999-07-09 Fujitsu Ltd Atm交換機
JP2003504900A (ja) * 1999-03-22 2003-02-04 プルーリス・インコーポレイテツド 入側速度の監視に基づくキュー管理によってデータネットワーク内のシステム性能を改善する方法
JP2001197111A (ja) * 2000-01-11 2001-07-19 Nec Corp マルチレイヤクラス識別通信装置と通信装置
JP2004529528A (ja) * 2000-10-26 2004-09-24 ウェーブ7 オプティクス インコーポレイテッド 光ネットワークの下りパケットを処理する方法およびシステム
JP2003023452A (ja) * 2001-07-06 2003-01-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パケット廃棄装置
JP2005295524A (ja) * 2004-03-09 2005-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd パケット出力制御装置、パケットシェーパ、パケット中継装置
JP2006054711A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Sumitomo Electric Networks Inc ネットワークスイッチ
JP2009206896A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Fujitsu Ltd パケット転送装置におけるレート監視方式
JP2011049658A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Fujitsu Ltd パケット中継装置および輻輳制御方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013085032A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Ntt Docomo Inc 基地局及び通信制御方法
JP2013187616A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Fujitsu Ltd パケット中継装置及びデータパケットの廃棄数の測定方法
US9154390B2 (en) 2012-03-06 2015-10-06 Fujitsu Limited Packet relay apparatus and measurement method for measuring discard number of data packets
JP2013176167A (ja) * 2013-06-12 2013-09-05 Ntt Docomo Inc 基地局及び通信制御方法
WO2020059148A1 (ja) * 2018-09-21 2020-03-26 株式会社Nttドコモ ユーザ端末及び無線通信方法
WO2023152801A1 (ja) * 2022-02-08 2023-08-17 日本電信電話株式会社 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20110176554A1 (en) 2011-07-21
JP5340186B2 (ja) 2013-11-13
US8761012B2 (en) 2014-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5340186B2 (ja) パケット中継装置及びパケットを中継する方法
CN110493145B (zh) 一种缓存方法及装置
US8218437B2 (en) Shared shaping of network traffic
JP5498889B2 (ja) パケット中継装置および輻輳制御方法
EP2095580B1 (en) Method and apparatus for policing bandwidth usage of a home network
JP4454338B2 (ja) パケット整形装置及びパケット整形方法
EP1553740A1 (en) Method and system for providing committed information rate (CIR) based fair access policy
JPH0690255A (ja) データネットワーク輻輳制御方法
JP2009239634A (ja) 到着パケット廃棄決定を行うパケットバッファ管理装置及びその廃棄決定方法
WO2012079382A1 (zh) 一种调整出端口缓存的方法及交换机
CN112104562A (zh) 拥塞控制方法及装置、通信网络、计算机存储介质
JP2004266389A (ja) パケット転送制御方法及びパケット転送制御回路
WO2020090474A1 (ja) パケット転送装置、方法、及びプログラム
EP3032785B1 (en) Transport method in a communication network
JP4729413B2 (ja) パケット通信装置
KR20020079904A (ko) 차등 서비스 네트워크에서 프레임 스케쥴링 및 버퍼관리를 위한 통합 알고리즘
US20040042397A1 (en) Method for active queue management with asymmetric congestion control
JP4973452B2 (ja) WiMAXスケジューラーの待ち時間カウントを使用した無効データ除去
CN109391558B (zh) 一种队列的控制方法及控制装置
JP4838739B2 (ja) ルータのバッファ管理方法並びにその管理方法を用いたルータ
JP4238150B2 (ja) 通信網におけるレート制御方法およびレート制御システム
Vukadinović et al. RED with dynamic thresholds for improved fairness
Efraimidis et al. Window-games between TCP flows
JP4046228B2 (ja) フロー制御方法及びフレーム処理装置
WO2024004153A1 (ja) パケット制御システム、パケット制御方法及びパケット制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120229

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130709

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5340186

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees