JPH09261245A - Atmスイッチ - Google Patents

Atmスイッチ

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JPH09261245A
JPH09261245A JP7265596A JP7265596A JPH09261245A JP H09261245 A JPH09261245 A JP H09261245A JP 7265596 A JP7265596 A JP 7265596A JP 7265596 A JP7265596 A JP 7265596A JP H09261245 A JPH09261245 A JP H09261245A
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正祥 安川
Kohei Shiomoto
公平 塩本
Naoaki Yamanaka
直明 山中
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATMスイッチ内で輻輳制御を行いたいが、
高速なコアスイッチでは輻輳制御が困難である。 【解決手段】 高速なコアスイッチでは単純にバッファ
のキュー長の監視に基づく輻輳検出のみを行い、コアス
イッチの前後に設けられた低速な入力回線対応部および
出力回線対応部で輻輳制御やセル廃棄を行う。 【効果】 大規模化したコアスイッチに完全優先制御や
EPD制御を適用することができる。また、スループッ
トを向上させることができるとともに、帯域保証型のト
ラヒックとベストエフォート型のトラヒックが混在する
ATM通信網において帯域保証型トラヒックの帯域を保
証することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM(Asynchronou
s Transfer Mode:非同期転送モード) 通信に利用する。
本発明はATMスイッチのスループットを改善する技術
に関する。本発明は帯域保証型のトラヒックとベストエ
フォート型のトラヒックが混在するATM通信網におい
て帯域保証型トラヒックの帯域を保証する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高速出力バッファ型のATMスイッチに
入力されるトラヒックがCBR(Constant Bit Rate) お
よびVBR(Variable Bit Rate) トラヒックのみで、事
前にユーザから申告されるトラヒック記述子を用いてス
イッチ内で必要な帯域を割当て可能な環境下では、コネ
クションのトラヒック記述子を基に受付判定制御(CA
C:Call Admission Control)を行うなどしてATMスイ
ッチの出力ポートでトラヒック量を規制することにより
帯域保証をしているので、ATMスイッチの容量が出力
回線速度の合計以上あればATMスイッチ内部でのセル
損を防ぐことができる。
【0003】しかしながら、近年、品質よりも経済性を
重視したサービスクラスとして、ABR(Available Bit
Rate)またはUBR(Unspecified Bit Rate)などのベス
トエフォートクラスと呼ばれるサービスクラスが脚光を
浴びてきている。これらのベストエフォートクラスのト
ラヒックはCBRやVBRなどのようにCACによりト
ラヒック量を規制したりしないので、CBRやVBRの
品質を劣化させる原因となり得る。
【0004】ABRクラスは、トラヒックの状況に応じ
て割当帯域が柔軟に変化するサービスクラスであり、ユ
ーザはCBRクラスやVBRクラスの使用帯域が小さい
ときには大きい帯域の割当を受けることができるが、逆
に、CBRクラスやVBRクラスの使用帯域が大きいと
きには、小さい帯域の割当しか受けることができないと
いう制約がある。しかし、その代償として通信費は安く
設定されている。この変化する帯域情報はあらかじめ送
信端末に通知されるので、送信端末が通知された帯域を
遵守する限りでは転送途中におけるセルの廃棄は原則と
してない。
【0005】UBRクラスは、所定の時間内のトラヒッ
ク状況にしたがって一定のセル損失率は保証されるが、
ピークセル速度については必ずしも保証されない。しか
し、その代償として通信費は安く設定されている。UB
Rクラスでは、転送途中のセル廃棄は一定の割合で発生
する可能性を持っている。
【0006】そこで通常、ATMスイッチではCBRク
ラスやVBRクラスを守るために、CBRクラスまたは
VBRクラス用とベストエフォートクラス用とにバッフ
ァを分けて、CBRクラスまたはVBRクラス用のバッ
ファにセルがあれば優先的にセルを転送し、ベストエフ
ォートクラス用のバッファのセルはCBRクラスまたは
VBRクラス用のバッファにセルが存在しないときだけ
転送される制御が行われる。
【0007】また、UBRクラスを使ったデータ通信の
場合には、ネットワーク内においてセルが1つでも廃棄
されると受信端末ではそのセルを含むパケットを無効セ
ルと判定するので、パケットを構成するセル全体の廃棄
または再送を引き起こし網の実効スループットが著しく
低下する問題があるので、輻輳時にはバッファに到着す
る新しいパケットを構成する全てのセルをバッファ入り
口で強制的に廃棄するEPD(Early Packet Discard)法
が文献[A.Romanow:"Packet Discard Strategies for Co
ntrolling ATM Congestion",ATM Forum/94-0107,1994]
などで提案されている。
【0008】例えばAAL(ATM Adaptation Layer)5を
用いて輻輳時にEPD制御を行うときは、AALパケッ
トの終り(end-of-packet) を示すATM-user-to-user(AU
U) パラメータを用いて、セルヘッダ中のVC識別子に
より各VCI毎にend-of-packet(EOP)セルと次のEOP
セルの間を同一パケットとみてそのパケットが現在転送
中ならそのままセルをバッファに書込み、転送中でなけ
ればセルをパケットの先頭セルと判定しEOPセルが到
着するまでセルを廃棄する操作を行う。この廃棄手順は
輻輳状態が解消されるまで繰り返し行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ATMスイッチが2.
4〜10Gb/s程度の小規模のものであれば、一段の
バッファでスイッチを構成できるので完全優先制御やE
PD制御はハードウェア規模にそれほど大きなインパク
トを与えないが、10Gb/s以上の大規模ATMスイ
ッチになると多段スイッチ網となる。図14は従来の高
速出力バッファ型多段スイッチの構成図であるが、各単
位スイッチSW1 〜SWm の出力側で完全優先制御やE
PD制御が必要となりハードウェア規模に与えるインパ
クトは大きくなる。
【0010】図15は多段スイッチにおける帯域保証型
トラヒックのセル廃棄を示す図であるが、図15にある
ように最終段の単位スイッチSW1 〜SW4 だけで完全
優先制御やEPD制御を行っただけでは、コアスイッチ
Cのベストエフォートクラスのトラヒック量を制御して
いるわけではないので、コアスイッチCで帯域保証クラ
スが悪影響を受けたり、ベストエフォートクラスのパケ
ットの途中のセルの損失などによる実効スループットの
低下は避けられない。このためコアスイッチCでも完全
優先制御が必要となる。
【0011】しかしながら、コアスイッチCは大きな束
の単位でスイッチングを行うので高速動作が要求され、
このようなところで完全優先制御やEPD制御を行うこ
とは困難になってくる。
【0012】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、大規模化したコアスイッチに完全優先制御や
EPD制御を適用することができるATMスイッチを提
供することを目的とする。本発明は、スループットを向
上させることができるATMスイッチを提供することを
目的とする。本発明は、帯域保証型のトラヒックとベス
トエフォート型のトラヒックが混在するATM通信網に
おいて帯域保証型トラヒックの帯域を保証することがで
きるATMスイッチを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】コアスイッチのバッファ
のキュー長を観測し、キュー長があらかじめ設定された
閾値を超えると、コアスイッチと単位スイッチ間のリン
ク輻輳が発生したと判断し、バッファから読出す先頭セ
ルにリンク輻輳情報を乗せて後段に通知する。
【0014】また、単位スイッチの各々のベストエフォ
ートクラス用のバッファのキュー長を観測し、キュー長
があらかじめ設定された閾値を超えると当該出力ポート
が輻輳に陥ったと判断し、単位スイッチの帯域保証クラ
ス用のバッファまたはベストエフォートクラス用のバッ
ファのいずれかを問わずバッファから読出す先頭セルに
出力回線輻輳情報を乗せて出力回線対応部に輻輳を通知
する。
【0015】出力回線対応部は輻輳を通知されるとRM
セルを生成し、生成したセルを逆方向回線に乗せて全て
の入力回線対応部に輻輳を通知する。輻輳の通知を受け
た各々の入力回線対応部はテーブルを参照して輻輳に陥
っているリンクまたは出力回線宛のパケットの先頭から
末尾までを検出し、そのセルを廃棄する。
【0016】すなわち、本発明はATMスイッチであっ
て、入力回線を収容する入力回線対応部と、待ち合わせ
バッファを備えこの入力回線対応部の出力セルを所望の
方路に振り分けるスイッチ部と、このスイッチ部の出力
方路毎に設けられ出力回線が収容される出力回線対応部
とを備えたATMスイッチである。本発明の特徴とする
ところは、前記スイッチ部に前記バッファのキュー長を
監視する手段を備え、前記出力回線対応部に、この監視
する手段の出力情報に基づく輻輳情報が搭載されたRM
セルを生成する手段と、このRMセルを前記入力回線対
応部に宛て送信する手段とを備えたところにある。
【0017】これにより、高速のスイッチ部で発生する
輻輳をその出入口にあたる低速の入力回線対応部および
出力回線対応部により制御することができる。
【0018】また、このATMスイッチが双方向に設け
られ、前記出力回線対応部から前記入力回線対応部に宛
てたRMセルは対向側のATMスイッチを経由して伝達
されることが望ましい。
【0019】前記スイッチ部は、前記入力回線対応部の
出力を取込む一つのコアスイッチと、このコアスイッチ
の出力に複数個接続された単位スイッチとを含み、前記
キュー長を監視する手段は、前記単位スイッチのバッフ
ァに蓄積されたセル数を監視する単位スイッチ・モニタ
と、この単位スイッチ・モニタの監視結果にしたがって
出力セルに輻輳ビットを付与する回路とを備えた構成と
することがよい。
【0020】また、前記キュー長を監視する手段は、前
記コアスイッチのバッファに蓄積されたセル数を監視す
るコアスイッチ・モニタと、このコアスイッチ・モニタ
の監視結果にしたがってその出力セルに輻輳ビットを付
与する回路とをさらに備えた構成とすることもできる。
【0021】あるいは、前記スイッチ部は、前記入力回
線対応部の出力を取込む一つのコアスイッチと、このコ
アスイッチの出力に複数個接続された単位スイッチとを
含み、前記キュー長を監視する手段は、前記単位スイッ
チのバッファに蓄積されたセル数を監視する単位スイッ
チ・モニタと、この単位スイッチ・モニタの監視結果を
前記RMセルを生成する手段に伝達する回路とを備えた
構成とすることもできる。
【0022】また、前記キュー長を監視する手段は、前
記コアスイッチのバッファに蓄積されたセル数を監視す
るコアスイッチ・モニタと、このコアスイッチ・モニタ
の監視結果を前記RMセルを生成する手段に伝達する回
路とをさらに備えた構成とすることもできる。
【0023】これにより、監視結果を直接RMセルを生
成する手段に伝達することができるため、出力セルに輻
輳ビットを付与する回路を省略した構成とすることがで
きる。
【0024】また、前記単位スイッチまたはコアスイッ
チのキュー長を監視する手段は、RMセルを用いずにそ
の監視結果を直接入力回線対応部に伝達する回路を備え
る構成とすることもできる。
【0025】
【発明の実施の形態】
【0026】
【実施例】
(第一実施例)本発明第一実施例の構成を図1を参照し
て説明する。図1は本発明第一実施例のATMスイッチ
のブロック構成図である。
【0027】本発明はATMスイッチであって、その特
徴とするところは、入力回線を収容する入力回線対応部
INi (i=1、2、…、mN)と、待ち合わせバッフ
ァ3および5、6を備えこの入力回線対応部INi の出
力セルを所望の方路に振り分けるスイッチ部10と、こ
のスイッチ部10の出力方路毎に設けられ出力回線が収
容される出力回線対応部OUTi とを備えたATMスイ
ッチである。
【0028】ここで、本発明の特徴とするところは、ス
イッチ部10にバッファ3および5のキュー長を監視す
る手段としてのコアスイッチ・モニタM1および単位ス
イッチ・モニタM2を備え、出力回線対応部OUT
i に、このコアスイッチ・モニタM1および単位スイッ
チ・モニタM2の出力情報に基づく輻輳情報が搭載され
たRMセルを生成する手段と、このRMセルを入力回線
対応部INi に宛て送信する手段とを逆方向RMセル生
成回路8に備えたところにある。
【0029】このATMスイッチが双方向に設けられ、
出力回線対応部OUTi から入力回線対応部INi に宛
てたRMセルは対向側のATMスイッチを経由して伝達
されるが、ここでは説明をわかりやすくするために片方
向のみ図示した。
【0030】スイッチ部10は、入力回線対応部INi
の出力を取込む一つのコアスイッチCと、このコアスイ
ッチCの出力にm個接続された単位スイッチSWj (j
=1、2、…、m)とを含み、前述したコアスイッチ・
モニタM1はコアスイッチに備えられたバッファ3のキ
ュー長を監視し、単位スイッチ・モニタM2は単位スイ
ッチSWj に備えられたバッファ5のキュー長を監視
し、その監視結果にしたがって出力セルに輻輳ビットを
付与する回路としての輻輳ビット付与回路4および14
を備えている。
【0031】バッファ5はベストエフォートクラスのセ
ルが蓄積されるバッファであり、バッファ6は帯域保証
クラスのセルが蓄積されるバッファである。輻輳監視は
ベストエフォートクラスのセルが蓄積されるバッファ5
のみで行われる。その監視結果は、バッファ5または6
のいずれのバッファから出力されたセルであっても輻輳
ビット付与回路14により輻輳ビットが付与されること
により出力回線対応部OUTi の輻輳ビット判定回路7
に通知される。
【0032】本発明第一実施例のATMスイッチのスイ
ッチング動作を図2を参照して説明する。図2はヘッダ
変換テーブルを説明するための図である。ユーザから送
出されたセルがATMスイッチの入力回線対応部INi
に到着すると、ヘッダ変換回路2がセルのヘッダに書込
まれたVPI/VCI値に基づいて図2に示したヘッダ
変換テーブルを検索し、VPI/VCI値を変換してセ
ルヘッダに変換後のVPI/VCI値とルーティングタ
グビットなどのルーティング情報を書込む。同時に、ヘ
ッダ変換回路2は図2のヘッダ変換テーブルにあるよう
に、このテーブル検索時にセルのサービスカテゴリが帯
域保証型か、ベストエフォート型かを判定し、それぞれ
のセルのセルヘッダ部分のサービスカテゴリフィールド
にサービスカテゴリ識別子を書込む。その後、セルはセ
ルヘッダに書込まれたルーティングビットを基にしてコ
アスイッチCと単位スイッチSWj でスイッチングされ
目的出力ポートに送出され、その出力段でセレクタ9に
よりセルヘッダのサービスカテゴリ識別子に基づき帯域
保証クラス用のバッファ6とベストエフォートクラス用
のバッファ5に別々に格納されて、バッファ6に格納さ
れたセルが優先的に伝送路に転送される。
【0033】次に、本発明第一実施例のATMスイッチ
の輻輳制御について説明する。本発明第一実施例のAT
Mスイッチはベストエフォート型のトラヒックが過剰に
流入した場合に輻輳ポイントになり得るコアスイッチC
のバッファ3と単位スイッチSWj のバッファ5および
6での輻輳回避機能を備えている。図3は輻輳ポイント
を示す図である。
【0034】次に、本発明第一実施例のコアスイッチC
のバッファ3の輻輳回避制御について説明する。コアス
イッチCのバッファ3での輻輳制御フローを図4に示
す。スイッチ内セルヘッダ情報の構成を図5に示す。R
Mセルの構成を図6に示す。図7に輻輳管理テーブルを
示す。図8にパケット管理テーブルを示す。コアスイッ
チCに流入するベストエフォート型のトラヒックが増え
てそのトラヒックがある特定の単位スイッチSWj に収
容される出回線を目指すとコアスイッチCと単位スイッ
チSWj 間のリンクが輻輳に陥る。
【0035】バッファ3に備えられたモニタM1はキュ
ー長を絶えず観測していて(S1)、観測したキュー長
があらかじめ設定された閾値αを超えたら(S2)、当
該バッファ3でセル廃棄の可能性有りと判断し、図5に
あるようにバッファ3の先頭にあるセルのセルヘッダの
リンク輻輳通知フィールドに当該リンクの輻輳情報をセ
ットし(S3)、後段の単位スイッチSWj にセルを送
出する。単位スイッチSWj でスイッチングされたセル
はさらに出力回線対応部OUTj に送出されて輻輳ビッ
ト判定回路7がリンク輻輳通知フィールドに書込まれた
情報によりリンク輻輳を検出すると(S4)、逆方向R
Mセル生成回路8が図6に示すようにRMセルのリンク
情報フィールドに輻輳リンク番号を書込み、逆方向の回
線にRMセルを載せて全ての入力側回線対応部INi
リンク輻輳情報を送出する(S5)。リンク輻輳情報を
通知された入力回線対応部INi のヘッダ変換回路2は
図7の輻輳管理テーブルにリンク輻輳情報をセットする
(S6)。
【0036】このようにして全ての入力回線対応部IN
i が共通の輻輳情報を持つ輻輳管理テーブルを持つこと
になる。その後、入力回線対応部INi に新しいセルが
到着するとヘッダ変換回路2はヘッダ変換前に当該セル
のサービスカテゴリを判定し、当該セルのサービスカテ
ゴリがベストエフォート型で、ルーティング情報より輻
輳に陥っているリンクを目指す場合にはEOP判定回路
1を動作させる。このときEOP判定回路1は同時に図
8のセルのパケット管理テーブルを検索し、このセルが
転送中のパケットを構成するセルなのか未転送のパケッ
トを構成するセルなのかをVC毎に判断し、未転送のパ
ケットを構成するセルならパケット先頭セルと判断し、
パケットを最後尾であるAAL5のEOPセルが到着す
るまでセルを廃棄する。この廃棄手順は輻輳が解消され
るまで繰り返し行われる。このようにして各入力回線対
応部INi が輻輳リンクを目指すベストエフォート型セ
ルに対してEPD制御するのでリンクの輻輳が回避され
る(S7)。
【0037】リンク輻輳が回避されるとそのリンクにつ
ながるコアスイッチCのバッファ3のキュー長が減るの
でそのキュー長を監視するモニタM1がバッファ3のキ
ュー長が閾値β以下になるのを検出すると輻輳制御解除
と判断し(S8)、バッファ3の先頭にあるセルのセル
ヘッダのリンク情報フィールドにリンク輻輳解除番号を
セットし後段の単位スイッチSWj に送出する(S
9)。輻輳ビット判定回路7がこの輻輳解除信号を検出
すると(S10)、逆方向RMセル生成回路8がRMセ
ルにリンク輻輳解除番号を乗せて各入力回線対応部IN
i に送出する(S11)。RMセルを受信した各入力回
線対応部INi が輻輳管理テーブルのリンク輻輳フィー
ルドを解除することにより(S12)、以後、入力回線
対応部INiに到着した当該リンク宛のセルに対してE
PD制御が解除される。
【0038】次に、本発明第一実施例のATMスイッチ
の単位スイッチSWj の帯域保証クラス用のバッファ6
とベストエフォートクラス用のバッファ5における輻輳
制御について説明する。図9は単位スイッチSWj のバ
ッファ5および6における輻輳制御のフローを示す図で
ある。ある特定の出力回線を目指すベストエフォート型
セルが増加するとその出力回線が輻輳しその前段に置か
れたバッファ5のキュー長が伸びる(S21)。キュー
長があらかじめ設定された閾値α以上に伸びるとそれを
監視するモニタM2は当該出力回線が輻輳に陥ったと判
断し(S22)、バッファ5または6の先頭にあるセル
のセルヘッダ領域の出力回線輻輳フィールドに輻輳をセ
ットして出力回線対応部OUTj に送出する(S2
3)。
【0039】出力回線対応部OUTj の輻輳ビット判定
回路7でそのセルを受信することによりバッファ5の輻
輳が検出されると(S24)、逆方向RMセル生成回路
8によりRMセルを生成しRMセルの出力ポート情報フ
ィールドに輻輳に陥っている出力回線番号情報を書込
み、逆方向の回線に載せて全ての入力側回線対応部IN
i に当該出力回線輻輳を送出する(S25)。
【0040】各入力側回線対応部INi でこのRMセル
を受信するとヘッダ変換回路2で輻輳管理テーブルのV
PI/VCI値に対応した回線情報フィールドに輻輳ビ
ットをセットする(S26)。その後、入力側回線対応
部INi に新しいセルが到着するとヘッダ変換回路2が
セルヘッダ変換時にVPI/VCI変換と同時にルーテ
ィング情報を見るときにこのセルがベストエフォート型
のセルで輻輳に陥っている出力ポートを目指す場合には
EOP判定回路1を作動させる。このときEOP判定回
路1はセルのパケット情報テーブルを検索し、このセル
が転送中のパケットを構成するセルなのか未転送のパケ
ットを構成するセルなのかをVC毎に判断し、未転送の
パケットを構成するセルならパケットの先頭セルと判断
し、このパケットを構成するAAL5のEOPセルが到
着するまでセルを廃棄する。この廃棄手順は輻輳が解消
されるまで繰り返し行われる。こうして各入力回線対応
部INj が輻輳出力回線を目指すベストエフォート型セ
ルに対してEPD制御するので輻輳が回避される(S2
7)。
【0041】輻輳が回避されるとそのバッファ5のキュ
ー長が減るのでそのキュー長を監視する単位スイッチ・
モニタM2がバッファ5のキュー長が閾値β以下になる
のを検出すると輻輳制御解除ポイントと判断し(S2
8)、バッファ5または6の先頭にあるセルのセルヘッ
ダの出力ポート情報フィールドをセットし出力回線対応
部OUTj に送出する(S29)。輻輳ビット判定回路
7では、輻輳解除信号を検出すると(S30)、逆方向
RMセル生成回路8がRMセルに出力回線輻輳解除番号
を乗せて各入力回線対応部INi に向けて送出する(S
31)。RMセルを受信した各入力回線対応部INi
輻輳管理テーブルの出力回線輻輳フィールドをリセット
する。これにより以後、入力回線対応部INi に到着し
たセルに対してEPD制御が解除されることになる(S
32)。
【0042】ただし、コアスイッチCのバッファ3とそ
れにリンクされる出力段の単位スイッチSWj のバッフ
ァ5の両方で輻輳が起きている場合には入力回線対応部
INi にリンク輻輳情報と出力回線輻輳情報の二つが通
知され、ヘッダ変換回路2が持つ輻輳管理テーブルには
リンク輻輳ビットと出力回線輻輳ビットがセットされる
が、この場合、EOP判定回路1の制御手順は輻輳ビッ
トが立っている出力回線宛のベストエフォート型セルに
対してEPD制御を行ってから輻輳リンク宛のセルに対
してEPD制御されるようになっている。
【0043】(第二実施例)本発明第二実施例のATM
スイッチを図10および図11を参照して説明する。図
10は本発明第二実施例のATMスイッチの全体構成図
である。図11は本発明第二実施例の輻輳管理テーブル
を示す図である。本発明第二実施例のATMスイッチの
スイッチング動作は、本発明第一実施例と同様なので説
明は省略する。本発明第二実施例では、図10に示すよ
うに、コアスイッチCと出力段の単位スイッチSWj
のリンクでは、ほとんどセル損失が起きないことを前提
にしてコアスイッチCのバッファ3のモニタM1と輻輳
ビット付与回路4をコアスイッチCから省き、図11に
示すように、入力回線対応部INi の輻輳管理テーブル
にリンク輻輳フィールドを設けないATMスイッチを構
成し、輻輳制御手順は本発明第一実施例においてリンク
輻輳制御手順を除いた一連の操作と同様になる。
【0044】(第三実施例)本発明第三実施例のATM
スイッチを図12を参照して説明する。図12は本発明
第三実施例のATMスイッチの全体構成図である。本発
明第三実施例のATMスイッチのスイッチング動作は、
本発明第一実施例と同様なので説明は省略する。本発明
第三実施例のATMスイッチでは、本発明第一実施例と
同一の手順にしたがうがコアスイッチCのバッファ3と
単位スイッチSWj のベストエフォートクラス用のバッ
ファ5の輻輳情報をセルに依らず、コアスイッチCのバ
ッファ3のコアスイッチ・モニタM1と単位スイッチS
j のバッファ5の単位スイッチ・モニタM2を出力回
線対応部OUTi の逆方向RMセル生成回路8に信号線
で連結し、信号線によって輻輳情報を通知する。
【0045】これにより、本発明第一実施例と比較して
配線数は増えるが輻輳ビット付与回路4および14を省
くことができるため、装置構成の簡単化を図ることがで
きる。
【0046】(第四実施例)本発明第四実施例のATM
スイッチを図13を参照して説明する。図13は本発明
第四実施例のATMスイッチの全体構成図である。本発
明第四実施例は、本発明第二実施例のようにコアスイッ
チ・モニタM1を省き、単位スイッチ・モニタM2のみ
でキュー長監視を行い、さらに、本発明第三実施例のよ
うに輻輳ビット付与回路14を省き、単位スイッチ・モ
ニタM2を出力回線対応部OUTi の逆方向RMセル生
成回路8に信号線で連結し、信号線によって輻輳情報を
通知する。
【0047】これにより、本発明第二実施例および本発
明第三実施例の利点をそれぞれ採用した構成とすること
ができる。
【0048】また、モニタM1およびまたはM2の監視
結果をRMセルを用いることなく直接入力回路対応部I
i に通知する構成とすることもできる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
大規模化したコアスイッチに完全優先制御やEPD制御
を適用することができる。また、スループットを向上さ
せることができるとともに、帯域保証型のトラヒックと
ベストエフォート型のトラヒックが混在するATM通信
網において帯域保証型トラヒックの帯域を保証すること
ができる。
【0050】すなわち、セル損失がおこる輻輳時にベス
トエフォート型トラヒックに対してEPD制御を行うの
でパケット落ちによる無効なセル再送による網内の無効
トラヒックを軽減できる利点がある。またコアスイッチ
で必要なのはバッファのキュー長観測によりリンク輻輳
情報を付与する手段のみなのでスイッチ規模によらず単
純な構成でスイッチを構成できる。また入力回線対応部
でのEPD制御はヘッダ変換部に簡単な回路を付与する
だけで構成できる利点があり、スイッチ内に流入するベ
ストエフォート型のトラヒックを入力側で制限するので
帯域保証型のトラヒックの通信品質を保証できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例のATMスイッチのブロック
構成図。
【図2】ヘッダ変換テーブルを説明するための図。
【図3】輻輳ポイントを示す図。
【図4】コアスイッチのバッファでの輻輳制御フローを
示す図。
【図5】スイッチ内セルヘッダ情報の構成を示す図。
【図6】RMセルの構成を示す図。
【図7】輻輳管理テーブルを示す図。
【図8】パケット管理テーブルを示す図。
【図9】単位スイッチの帯域保証クラス用バッファおよ
びベストエフォートクラス用バッファにおける輻輳制御
のフローを示す図。
【図10】本発明第二実施例のATMスイッチの全体構
成図。
【図11】本発明第二実施例の輻輳管理テーブルを示す
図。
【図12】本発明第三実施例のATMスイッチの全体構
成図。
【図13】本発明第四実施例のATMスイッチの全体構
成図。
【図14】従来の高速出力バッファ型多段スイッチの構
成図。
【図15】多段スイッチにおける帯域保証型トラヒック
のセル廃棄を示す図。
【符号の説明】
1 EOP判定回路 2 ヘッダ変換回路 3、5、6 バッファ 4、14 輻輳ビット付与回路 7 輻輳ビット判定回路 8 逆方向RMセル生成回路 10 スイッチ部 C コアスイッチ INi 入力回線対応部 M1 コアスイッチ・モニタ M2 単位スイッチ・モニタ OUTi 出力回線対応部 SWj 単位スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力回線を収容する入力回線対応部と、
    待ち合わせバッファを備えこの入力回線対応部の出力セ
    ルを所望の方路に振り分けるスイッチ部と、このスイッ
    チ部の出力方路毎に設けられ出力回線が収容される出力
    回線対応部とを備えたATMスイッチにおいて、 前記スイッチ部に前記バッファのキュー長を監視する手
    段を備え、 前記出力回線対応部に、この監視する手段の出力情報に
    基づく輻輳情報が搭載されたRMセルを生成する手段
    と、このRMセルを前記入力回線対応部に宛て送信する
    手段とを備えたことを特徴とするATMスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のATMスイッチが双方向
    に設けられ、前記出力回線対応部から前記入力回線対応
    部に宛てたRMセルは対向側のATMスイッチを経由し
    て伝達されるATM通信網。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ部は、前記入力回線対応部
    の出力を取込む一つのコアスイッチと、このコアスイッ
    チの出力に複数個接続された単位スイッチとを含み、 前記キュー長を監視する手段は、前記単位スイッチのバ
    ッファに蓄積されたセル数を監視する単位スイッチ・モ
    ニタと、この単位スイッチ・モニタの監視結果にしたが
    って出力セルに輻輳ビットを付与する回路とを備えた請
    求項1記載のATMスイッチ。
  4. 【請求項4】 前記キュー長を監視する手段は、前記コ
    アスイッチのバッファに蓄積されたセル数を監視するコ
    アスイッチ・モニタと、このコアスイッチ・モニタの監
    視結果にしたがってその出力セルに輻輳ビットを付与す
    る回路とをさらに備えた請求項3記載のATMスイッ
    チ。
  5. 【請求項5】 前記スイッチ部は、前記入力回線対応部
    の出力を取込む一つのコアスイッチと、このコアスイッ
    チの出力に複数個接続された単位スイッチとを含み、 前記キュー長を監視する手段は、前記単位スイッチのバ
    ッファに蓄積されたセル数を監視する単位スイッチ・モ
    ニタと、この単位スイッチ・モニタの監視結果を前記R
    Mセルを生成する手段に伝達する回路とを備えた請求項
    1記載のATMスイッチ。
  6. 【請求項6】 前記キュー長を監視する手段は、前記コ
    アスイッチのバッファに蓄積されたセル数を監視するコ
    アスイッチ・モニタと、このコアスイッチ・モニタの監
    視結果を前記RMセルを生成する手段に伝達する回路と
    をさらに備えた請求項5記載のATMスイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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